2024年6月15日から配信の韓国ドラマ『Missナイト& Missデイ』。
公務員試験に8年も挑戦したが落ちてしまい、その上、就職詐欺で大金をだまし取られたイ・ミジン。ある日不思議な猫に会い、翌日目覚めると50代になってしまっていた。しかし、日が暮れると20代に戻る。昼は50代、夜は20代を行き来する女性の奮闘物語(?!)
1話を視聴しましたが、展開が予想できなくて面白そう、主人公を応援したくなるドラマの予感です。脇役の俳優さんたちがのファンでもあります。
全16話、あらすじを紹介しながら、展開を追っていきたいと思います。
*ネタバレあり
「Missナイト& Missデイ」基本情報
夜は20代、昼は50代に変身してしまう女性が検察庁のインターンを務めることに。世代がまったく異なる2つの姿を行き来しながら、厳しい上司の元で働きはじめるが、、、。ーーNetflixよりーー
配信:Netflix
放送局:JTBC
配信日:2024年6月15日から、全16話
ジャンル:コメディ、サスペンス・犯罪ドラマ?
脚本:パク・ジハ
監督:イ・ヒョンミン
「Missナイト& Missデイ」相関図
「Missナイト& Missデイ」登場人物()はキャスト
〔主要人物〕
イ・ミジン(チョン・ウジン):公務員試験に8年も落ちた20代就活女性
イム・スン(イ・ジョンウン):陽がのぼると50代に変身するイ・ミジン。しかし仕事を得るために、50代の名前はイム・スンに。
〔出演作〕:「私たちのブルース」「今日もあなたに太陽を」「ヒップタッチの女王」「海街チャチャチャ」「椿の花咲く頃」「未成年裁判」「ロースクール」映画「パラサイト」他多数
ケ・ジウン(チェ・ジニョク):ソウルからソハン地方検察庁に異動してきたエリート検事。麻薬捜査をしている。
コ・ウォン(ペク・ソフ):アイドル。”睡眠薬の代理受領”で有罪判決を受け(ケ・ウジン検事担当)入隊、しかし1年前に椎間板ヘルニアを患い、徴兵検査で公益勤務に従事することになり、ソハン地検に来た。
〔イ・ミジンの家族、友達関係〕
イ・ハクチャン(〔出演作〕:):ミジンの父
〔出演作〕:「魅惑の人」「D.P. ー脱走兵捜査官ー」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」他多数
イム・チョン(チョン・ヨンジュ):ミジンの母
〔出演作〕:「私の解放日誌」「マイ・ディア・ミスター 〜私のおじさん」「社内お見合い」他多数
ト・ガヨン(キム・アヨン):ミジンの親友、美容系画配信
ト・ビョンガン(アン・サンウ):ガヨンの父、不動産屋業者、ミジンの母の精肉店の大家
〔ソハン地方検察庁〕
チュ・ビョンドク(ユン・ビョンヒ):捜査官。ケ・ジウン検事の部下
〔出演作〕:「ヴィンチェンツォ」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「私たちのブルース」他
タク・チョンヒ(ムン・イェウォン):検事、ウジンをライバル視している
チャ・ジェソン(キム・グァンシク):次長検事
ウ・ヨン(キム・ミラン):シニアインターン担当
〔シニア・アベンジャーズ〕
ナ・オクヒ(ペ・ヘソン):?
〔出演作〕:「生まれ変わってもよろしく」「イルタ・スキャンダル」「海街チャチャチャ」他多数
ペク・チュルギュ(チョン・ジェソン):ファドン病院の元院長
〔出演作〕:「愛と、利と」「へーパー・ハウス・コリア」「マイ・ディア・ミスター 〜私のおじさん〜」「夫婦の世界」「刑務所のルールブック」他多数
ソ・マルテ:元刑事
クム・グァンソク:元会社経営
コ・ナフン(男性):元軍人
第1話 あらすじ
イ・ミジンは今年も公務員試験を受けた。過去7回落ちて、8回目、崖っぷちである。
会場で、ある男から「不可能の可能にする存在」と名刺を渡された。
翌日の面接、同姓同名の”イ・ミジン” がもう一人いた。面接で”イ・ミジン2”と呼ばれ、面接官に「30代になると不利ね」と20代なのに差別的発言を受けた。
帰り、試験の結果がメールに送られ”不合格”だった。
絶望して泣きながら家に戻ったが、母は「環境課に電話して合格だと聞いた」と喜んでいた。受かったのは、 ”イ・ミジン1”の方である。ミジンは母に事情を説明しようとしたが、受かったと喜んでいる母に、本当のことを言えなかった。
翌日ミジンは、試験場で名刺を渡された男に会いにカフェに来た。映画のエキストラの女官の衣装で。そこにケ・ジウンも入ってきた。
ミジンは男から、「公務員になれる。”組合費”を振り込んで」と言われ、500万ウォンも振り込んでしまった。その会話を聞いていたジウンは、男が怪しいと察し、詐欺だと見抜いた。逃げる男をジウンが追い、ミジンも女官の姿のまま男を追いかけた。詐欺師は捕まえられた。
ミジンは男を追いかけているうちに靴をなくした。ジウンが自分の靴を彼女に貸して、車で警察まで送った。その時、ミジンの履歴書が入った封筒と車の中にあった封筒が入れ替わってしまった。ミジンは降りる時に、お礼にりんごを1つ渡した。
ミジンは警察で、「直ぐ返金されるからと通帳もあずけた」と言った。ミジンは特殊詐欺に巻き込まれ加害者になり得る可能性もあると聞き、大きなショックを受けた。
ジウンは家に戻り、書類が入れ替わり、ミジンの履歴書を持って帰ったことを知った。夜、彼女の履歴書と自己紹介文を読んだ。
別の封筒には、ソハン市テホ里で、20年前女性の失踪事件が多発していたことに関する資料が入っていた。
ミジンはバスで家に戻った。帰り道の丘で、猫にあった。猫はミジンの後をついてきていた。彼女は猫にバイトでもらったミルクを手ですくって飲ませた。
惨めな思いで家に入ると、母が国産牛を用意していた。部屋には、”初出勤の時に履いて”と新しい靴が置いてあった。ミジンは「靴なんて頼んでいない」と両親に怒ってしまった。
そして8年間も勉強し続けた公務員試験の本をすべてドラム缶で燃やした。雷が鳴り大雨が降ってきた。
雨が上がり、ミジンは特別なお酒(母が作っている?)を飲んで酔っ払った。
さっきの猫が塀の上で鳴いていたが、逃げようとしたの追いかけた。猫は井戸の淵から中に落ちた、助けようとしてミジンも落ちた、深ーい井戸に、、、”このまま消えて、いっそ違う人になりたい”と思いながら。
朝が来た。目覚めたミジンは、体が重く節々が痛んだ。
起き上がりいつもの通り、両親が座っているソファの真ん中に座った。母が食べ物を取りにいき、父がミジンに背中を掻いてくれと言った。
戻ってきた母が、ミジンを見て大声を上げた!父が振り返りソファから飛び上がった!知らない中年の女性がいる。両親が「ミジン」と呼ぶと、その女が「おー」と答える。
ミジンは体調が悪いと薬を探し始め、父は「怪しい人が家にいる」と警察に電話。母は「このおばさんは誰?」と包丁を持ってきた。
ミジンは家から逃げた。そして向かいの家のガラス戸に写った自分を見てパニックに、そこには中年のおばさんが映っていた。パトカーが来て、ミジンと両親は警察に行った。
ミジンは「1996年生まれ」と主張し、母の生年月日やお尻の右側にイボがあることや身分証明も見せたが、誰も信じない。
警官と両親が話している間にミジンは警察を出て逃げた。カフェに入りテーブルの下に隠れた。
そして夜になった。
警官が入ってきて、テーブルの下に隠れているミジンを見つけたが、人違いだと帰った。ミジンが鏡を見ると20代に戻っていた。
家に戻ると、両親は「朝っぱらから変な女が侵入した」と、警備を強化していた。
ミジンは部屋に戻り、なぜ急に老けて、まだ戻ったのか考えたが、、、もちろん分からない。
翌朝になった。朝日を受けるとまた中年に変身してしまった。ミジンは叫び声をあげた。両親を部屋に入れない為に鍵をかけた。
”猫だ!”、ミジンは不思議なことが起きたのはあの猫にあってからだと思いつき、井戸に落ちた猫を預けた病院に来たが、「酸素室から煙のように消えた」と言われた。
その頃、猫はどこかで、”尋ね人 イム・スン”というチラシを見ていた。
昼間は50代、夜は20代を何日か過ごし、、、ミジンは「なぜ私がおばさんになるのよ」と叫んだ。
雷が鳴り嵐になり、風に吹かれて”たれ幕”が体に絡まった。
”情熱さえあればどなたでも大歓迎。年齢 学歴 性別不問、今すぐ挑戦を”と書いてあった。ミジンは決心した。
”ソハン市 シニア就労支援事業”の面接会場には、多くの中高年者が来ていた。
イム・スン(ミジンの50代の名前)は、最年少の応募者。外見は50代だが、中身は20代。滑舌よし、体は柔軟、視力は左右とも2.0、そして英語も中国語も堪能で、面接官たちを感動させた。
ケ・ウジンは、優秀な検事として有名。しかし彼は花形のソウルから、自ら希望して”ソハン地検”に異動した。
イム・スン(ミジン)は、午後1時きっかりにパソコンを開いた。”ソハン市合格発表”の画面が出てきた。
クリックすると、”最終合格者”の中に、”イム・スン”の名前があった。
「受かった、合格した!」と彼女は飛び跳ねて、喜びの涙を流した。
感 想
1話では、20代のミジンが50代に変わったのに、両親がまったく気づかず、、、その後のドタバタが最高に面白かったです。わざとらしさも含めて。
母役のチョン・ヨンジュさん、父親役のチョン・ソギョンさん、そして50代のミジン役のイ・ジョンウンさん、3人とも大好きで、芸達者な俳優さんばかり。演じてる皆さんも楽しんでいたのでは?と想像して見てました。
ミジンは優秀なのに、8年も公務員試験に不合格なのが不思議、、しかし8年は長いですね。
試験に落ち、特殊詐欺に巻き込まれ、踏んだり蹴ったりで、、、翌朝目覚めたら、30歳も歳をとっていた、、、ショックどころではありませんね。(でも現実でも、気づいたら30歳ぐらい歳とってるかも🤣)。
猫が、カワイかったです。重要なキャラのようです。
ミジンが、50代の自分の名前をなぜ”イム・スン”にしたのか?
猫が、”尋ね人 イム・スン”というチラシを見てましたし、ケ・ウジン検事が調べている”20年前に多発した女性失踪事件”の被害者の一人なのでしょうか?
ドラマにサスペンス要素もありそうで、展開が楽しみです😊
第2話 あらすじ
イム・スンは、ミジンの叔母で、ミジンが幼い頃、行方不明になった。ミジンはあの猫に導かれ、屋根裏部屋で、”尋ね人 イム・スン”のチラシを見つけた。母が行方不明の妹を捜すために作ったものだった。母はイム・スンが生きてると信じて、住民登録表を抹消しなかった。
初出勤の日、ミジンは両親にバレないように夜が明ける前の6時に玄関を出た、と同時におばさんのイム・スンに変身、セーフ!。自転車で、職場の”ソハン地検”に着いた。
インターンとして、イム・スンの他に4名のシニア・インターンが採用されていた。
- ソ・マルテ(男性):元刑事
- クム・グァンソク(男性):元会社経営
- ナ・オクヒ(女性)
- コ・ナフン(男性):元軍人
イム・スンの最初の仕事は、本館のビルを全部掃除すること。「特に、今日着任する検事の307号室は念入りに」という指示だった。
イム・スンは、AirPodsで音楽を聴き、ダンスをしながら張り切って掃除をしていた。そこに、ケ・ジウン検事が着任してきて、彼女(中身ミジン)は驚いた。メガネをかけた彼は、前より冷たく見えた。もちろん彼はイム・スンがミジンだとは分からない。掃除中に、お祝いのサボテンの鉢を落とし壊してしまった。
ケ・ジウンは、住居を探すために市場の不動産屋に来た。店の前にはミジンの父もいた。
不動産屋は、ジウンに「即入居可能な部屋がある」と怪しい部屋を勧めたが、ジウンは契約し、すぐ入居した。
ト・ガヨンはミジンの友達で、美容系の動画を配信している。ミジンは昼間はイム・スンになるので、夜しか彼女に会えない。ミジンは、”猫を捜しています”という猫のイラストを描いたチラシをガヨンに見せ、動画で拡散をお願いした。
そして「幽霊の家に明かりがついてた」と話した。ケ・ジウンが入居した部屋のことだ。ガヨンの父が不動産屋さんのようだ。
ジウンは、夜中、その”幽霊の家”でうなされた。昔、事件がおきた部屋のようだ。
翌朝早く、彼は田舎道をジョギングした。 ”テホ里まで1.5キロ”と書かれた看板があった。
アイドルのコ・ウォンは、睡眠薬代理受領で裁判にかけられ、ケ・ジウン検事はソウル中央地検の最後の仕事で、”厳しい処分を”と裁判長に訴えた。
そのウォンが、兵役義務を果たすため、ソハン地検で公益業務に従事することになった。彼の到着の朝、多くのファンたちが入り口に陣取っていた。
イム・スンは、ファンに混じった怪しい男に気がついた。
ウォンがファンに挨拶した時、怪しい男がウォンに近づいたが、イム・スンがほうきで男の喉を突いた。男が持っていた塩酸が彼女に降りかかりそうになった、、、が、ジウンが傘を開いてイム・スンをかばった。2人は無事だったが、傘は溶けて穴が開いた。
ジウンはミジンの履歴書を見て、彼女の母の”ミンチ精肉店”に来た。イム・スン(ミジン)は、母から「イ・ジウンが来てる」と電話を受け急いで帰った。母は、ジウンが公務員だと知り上機嫌だ。
イム・スンが戻った時は、ちょうどミジンに変身する時間だった、セーフ。
ミジンはジウンと二人になり、就職詐欺にあったことを母に話さないでとお願いした。
ジウンはミジンに、彼女の履歴書が入った封筒を出し、「書類がすり替わった、自分の書類を返して欲しい」と言った。
ミジンは家に帰って封筒を捜したが、あの日、公務員試験の本と一緒に燃やしてしまったことを思い出した。しかしあの日、急に雨が降り出し参考書は古本屋に売ったのだった。
ミジンとジウンは一緒に古本屋に行った。ミジンはすごい量の本棚を何時間も捜し、やっと見つけ出した。が、その時ジウンの姿は消えていた。
”女性が殺害された”との連絡を受け、ジウンは現場に行った。生々しい血の跡を見て、まだ犯人が近くにいるかもしれないと思った。果たして犯人はまだ居たが、ジウンに気づき、車で逃げた。
ジウンは走って追った。その時、ミジンから”遅くなったので帰ります”というメールが来た。
ジウンは、犯人が逃げた方向がミジンの家の近くのテホ里だと分かり、山道を抜け近道をして、テホ里に向かった。
ミジンは1人で、誰もいない田舎道を歩いていた。そして道の真ん中で封筒の中身を見た。 ”ソハン市連続失踪事件”とのタイトルと行方不明になった女性の顔写真・プロフィール、事件に関する写真のコピーなどが入っていた。
ジウンは道の向こうで、ミジンの携帯の光を見た。その時、ミジンに向かって犯人の車が突進してきた、、、「イ・ミジンさん!」とウジンの声にミジンが振り返った、、書類が空に舞った。
感 想
2話で登場人物がすごく増えました。
イム・スンの正体も分かりました。ミジンの叔母さんで猫好き、現在行方不明。母は妹が生きてると信じて、住民登録表を抹消しなかったので、ミジンは、”イム・スン”の名前を使って応募できたのですね。
イム・スン(ミジン)さん、張り切って働いてます。
彼女以外に、4人のシニア・インターンも紹介されました。女性のナ・オクヒさんが気になります。
アイドルのコ・ウォンもソハン市に来ました。色々と複雑にからみあっていきそうです。
ミジンの友だちのガヨンのお父さん、ジウンに”幽霊の家”を紹介するなんて、、、この部屋も失踪事件と関係しているのでしょうね。
ミジンの母が、市場で精肉店をやってることも分かりました!お母さん妄想してます、”ミジンの結婚”や”孫ができる”とか、いい味です。
後半、女性を執拗に追いかけている男の場面は不気味でした。過去の回想なのかと思いましたが、今起きてることだったんですね。
ジウンの書類が入った封筒は古本屋さんにあったようですが、古本屋さんとのミジンの自宅の位置関係がまったくわかりません、、、。
ミジンが、夜中?(明け方?)、誰もいない田舎道を一人で歩いて帰るのは怖すぎるし、 道の真ん中で書類見るのどうなの?って思うけど、、、。
『ピップタッチの女王』というドラマも、夜の田舎道で女の人が、ポンチョカッパの犯人に襲わていました。夜、誰もいない暗い道に女の人が一人危険すぎ😱、 でもこれって、韓国ドラマの”あるある”なのか?
第3話 あらすじ
ミジンは、後ろから来た車に驚き、書類から手を離した。その1枚が、車のフロントグラスに張り付き、車が止まった。ジウンが、「イ・ミジンさーん」と大声をあげて近づいてきた。ミジンは謝ろうと運転席に近づいたが、車はすごい勢いで行ってしまった。
ジウンは、ミジンに車のプレートナンバーを聞いたが、彼女は見ていなかった。しかし彼女は「独特の匂いがした」と言った。ジウンはミジンを車で家に送り届けた。
アジトに戻った殺人犯は、遺体を車から出し倉庫に入れた。そして ”イ・ミジン、イム・ミジン”と壁に血で書いた。
翌朝、イム・スンは地検で、「落とし物が届けられた」とAirPodsの片方を受け取った。新品のように見えた。
ジウンは、ミジンから取り戻した”ソハン市連続失踪事件”の書類の件でクォン刑事に連絡した。刑事は「カン・ギョンヒさんの書類は元々破られていた」と言った。
イム・スンは、塩酸をかけようとした男からコ・ウォンを救った功績で、”勇敢インターン賞”の表彰を受けた。
インターンのコ・ナフンさんが1週間以上も無断欠勤したことで、代わりのインターンが採用された。名前は、ペク・チョンギュ、ファドン病院の元院長だった。
イム・スンは、ジウンの部屋を掃除している時、新品のAirPodsの箱を見つけた。開けると片方なかった。 ”落とし物”として受け取ったのは新品で、彼が用意してくれたと分かり嬉しくなった。
その頃、ト・ガヨンの家に、コ・ウォンのマネージャーから、たくさんのお礼の品と赤いスポーツカーが届いていた。イム・スン(ミジン)は、コのマネージャーに、「ガヨンの母」と名乗っていたようだ。
ガヨンから連絡があり、ミジン(外見イム・スン)は急いで彼女の家に行ったが、「自分はミジン」といくら訴えても信じてもらえない。そうこうしているうちに、日が沈み、ガヨンの目の前で、イム・スンはミジンに変身、ガヨンはやっと信じてくれた。
ガヨンは、なぜミジンが夜だけ会いに来て、就職の住所に自分の住所を使ったのかが分かった。
ミジンは、「就職詐欺にあったことを絶対両親には知られたくない。イラストに描いた”猫”を捜して」と再度ガヨンにお願いした。
コ・ウォンは、トップアイドルだったが、睡眠薬の代理受領で有罪判決を受け入隊。 しかし、昨年椎間板ヘルニアを患い、徴兵検査で公益勤務に従事することになりソハン地検に来た。地検には、連日ファンが押し寄せていた。
イム・スンはウォンをこっそり外に呼び出した。ウォンはアコ(アイス・コーヒー)を買ってきてくれた。イム・スンは、「お礼が高価すぎて重荷、お返ししたい」と車のキーを出し、他の贈り物は車に乗せてあると言った。二人は”デイリー ・アコ(ウォンがイム・スンに毎日アコをごちそうする)”で合意した。
ジウンは拘置所で、コ・ウォンに塩酸をかけようとしたチ容疑者の事情徴収をしたが、彼は麻薬中毒で話が通じない。チは以前にコを執拗にSNSで攻撃し、有罪判決を受けていた。ジウンが事件の映像を見せると「このおばさん(イム・スン)が全て悪い」と怒り、チはジウンとチェ捜査官に暴力をふるおうとし、取り調べは中止になった。
コ・ウォンは、チ容疑者と同じように黒い帽子と黒いマスクをした男性が事務所にきたので、パニックを起こした。サプリを持って外に出て飲もうとしたのを、イム・スンが見ていた。イム・スンは「慰めません。サプリも取りすぎはダメ」といい、飴玉を1つ彼にあげた。彼はそれを口に入れ、サプリを捨てた。
イム・スンは地検に戻ってきたジウンを見かけ、AirPodsのお礼をいい、飴玉を1つ彼にあげた。
ジウンは定時間際に、実務官に仕事を頼んだが、彼女は「明日します」と断った。彼は彼女の仕事に対する態度が気に入らず、「無軌道、無責任、無分別」と言った。実務官は直ぐに辞表を提出した。
次長はジウンを呼び出し、引き止めるように言ったが、ジウンは「代わりの実務官を」と。人手不足で困った次長は、インターンの写真を見てあることを思いついた。
ジウンは現場で調べているクォン刑事から、「犯人は生きてる人間を切断したのかも。20年前の失踪事件も同じよう手口だった」と聞かされた。ジウンは、幼い頃母が殺された事件のことを思い出した。
クォン刑事は「シルバーのSUV(先日ミジンが轢かれそうになった車)は、村に入ったはず」と言い、いくつかの候補の写真をジウンにメールした。
その時、ジウンはビニールハウスから出てきた男が、シルバーのSUVに乗ったを見て追いかけたが、逃げられた。車のナンバーは”6438”だった。
ジウンはミジンに電話したが、まだ着信拒否。彼は彼女の家の前で待っていた。ミジンが帰ってくると、両親が2人に家に入るように言い、彼らはミジンの部屋で話した。
ジウンは送られてきたSUVの写真を見せたが、ミジンは「暗くてよくわからなかった」と言った。彼女は「独特の匂いだった」とまた匂いのことを言った。
翌日、イム・スンは次長に呼ばれた。
その後、イム・スンはジウンを見かけて、「私 頑張ります。ありがたいです。部屋のことは私にお任せを」と言って、またポケットから飴をだして彼の手一杯に乗せた。
翌日、イム・スンは新しいピンクのカーディガンと白いスカートで出勤して、307号室に入った。昨日次長に呼ばれたのはこの件だった。ジウンは、イム・スンが辞めた実務官の代わりだと知り驚き、次長に保留を頼んだが、受け入れてもらえない。
イム・スンは「事務官補助のイム・スンです。最善を尽くし検事を助けます」と自己紹介した。
感 想
3話、また進展ありです。
1. 犯人はミジンの顔を見たでしょうか?もっと怖いのは、ジウンが「イ・ミジンさーん」と大声で彼女の名前を呼んだので、犯人に名前を知られてしまったこと。ミジンが危険になるのではと心配です。
2. インターンのコ・ナフンさん、1週間以上も無断欠勤って何があったのでしょう?
3. そして、新しいインターンのペク・チュルギュさん、何かありそうです。彼のイム・スンを見る目が怪しい、、。
4. コ・ウォン、イム・スンへのお礼がすごいです。 韓国ではお礼に”車”とか、裕福な人なら、あるあるなのでしょうか?ウォン君、そんなに悪い子に思えませんし、イム・スンに気を許しているように見えますが。
5. イム・スンがポケットに飴を入れてて、ウォンやジウンにあげてるのが可愛いです。
6. ミジンのお母さん、ジウンとミジンの関係について妄想マックスですね。ジウンが”検事”と知って、テンション爆上がりなお母さんを、”理解不能”と諦めているお父さんの表情が最高におもしろかったです。
7. イム・スン、ジウンの実務官補助に任命されました。「おばさん、、」とジウンが次長に抗議してたけど、この人事は次長の勘が冴えてたと思います。次回からのイム・スンの活躍が楽しみです😊。
第4話 あらすじ
ジウンとチュ捜査官は、イム・スンを辞めさすのは難しいので、彼女が自ら「辞職する」と言い出すように策略した。莫大な量の判例をデジタル化する仕事、会計記録をエクセルに入れ表を作る仕事を指示したが、彼女は全て時間内に終わらせた。それもジウンたちの予想をはるかに上回る完成度で、今までのどの実務官より素晴らしい実力を示した。
2人は「若い感性は努力でカバーできない」と、退社時間になり帰ろうとする彼女に、「近くのカフェで軽い夕食を買って来て」と言い、すごく細かく注文をつけた。イム・スンは、日が落ちるとミジンに変身してしまうので、急いで注文を聞き出かけた。
事務所で2人が「絶対無理」と笑っていると、イム・スンが注文の品におまけまでもらって戻り、直ぐに帰った。
イム・スンが自転車で帰っているのを、黄色いスポーツカーに乗ったコ・ウォンが見つけ、彼女の後を追った。彼は「おばさん」と呼んだが、イム・スンは気がつかない。
信号が赤になり、ウォンの車が待っている間に、自転車のイム・スンは右に曲がった。信号が青になり、ウォンがイム・スンに追いついた時、自転車の主は若い女性に変わっていた、、、ウォンは訳が分からず、???に。彼はその若い女性(ミジン)をスマホで撮影した。
ミジンは家の自分の部屋に入ると、ベッドに倒れ込んだ。母が足をマッサージしてくれた。ミジンはクタクタだったが、働けることが幸せだった。「初任給でプレゼントする」と言うと、母は「私はいらない。父さんに防寒靴を買ってあげて」と言った。
翌日イム・スンが出勤すると、ジウンから「五峰山に行くように。被疑者がその山にいるので、出頭届を直接手渡し出頭させて。昼までにもどってくるように」と指令を受けた。
ウジンたちは、”日帰り不可能な五峰山の往復コース”と知りながら、無理難題を彼女に押し付けたのだが、、、。
イム・スンは、岩の絶壁の下に来た。彼女(ミジン)はロック・クライミング、レベル10の腕前の持ち主。クライミングの装備で、一気に五峰山まで登りきる計画だった。
事務所の時計が昼の12時を知らせると同時に、イム・スンが戻ってきた。
昼食を食べていたジウンとチュ捜査官はむせた。食事は?と聞かれた彼女は、「あの方と食べました。来週出頭してくれるそうです」と、スマホを出し、山の上で“あの方”と肉をほおばっている写真をジウンに見せた🤣🤣。
ジウンは、クォン刑事から、「チ・ドングォン(コ・ウォンに塩酸を賭けようとした男)の血液から、”フェンタニル”が出た」と聞いた。”麻薬貼付剤”の変形らしい。
ジウンは子供の時「カン・ギョンヒからフェンタニルが出た」と刑事たちが話していたのを聞いたことを思い出した。
カン・ギョンヒ事件を扱っていた刑事は退職している。ジウンは、その元刑事の名前と連絡先を調べてほしいとクォン刑事に頼んだ。
ジウンはミジンに ”時間はありますか?”とメールしたが、返信はない。
その後、地検の廊下からミジンに電話した。彼の直ぐ近くで、イム・スンは電話を受け取り、隠れて話した。例のカフェ(詐欺師にあった)で今夜会うことになった。
ジウンはチュ捜査官に、チ・ドングォンの血液から、フェンタニルがでたことを話し、証拠が残るのにネットで塩酸を購入したのを不審に思った。チェに、ソハン市のフェンタニ情報を集めてと言った。チェは「ソハン市で、最新型が出回ってから1年程度」と言い、チ・ドングォンが移ってきた時期と同じだった。
ジウンはイム・スンに「裁判所にSUVの令状請求してお帰りを」と言った。彼女は、ワァーッ!と大声をあげた、、ジウンとの待ち合わせ時間に間に合わないから。
ミジンは、”少し遅れる”とメールしてカフェに着いたが、40分遅れた。
ジウンは、「(ミジンが)殺人犯を目撃したかもしれない。持ち歩いて」と、いくつか護身用の道具をテーブルに出した。そして彼女の携帯を触った。コーヒーを持って戻ってきた彼女に「短縮番号1番が私。危険な時はいつでも連絡を、何時でもかまわない。私だけを信じて」と言った。
ジウンはミジンを家まで送り「電話には必ず出るように、昼でも気をつけて」と念を押した。
実は、彼はミジンのスマホにもう一つ仕掛けをしていた。”GSP発信機(本人は気づかない)”を付けたのだ。
ミジンはジウンが、自分のことを心配してくれて親切だったので、ウキウキ気分だった。
翌日、チュ捜査官は、賭博師から得たフェンタニルの出どころの情報をジウンとシェアーした。イム・スンは2人を会話を聞き、侵入捜査に協力すると申し出た。
行き先は”クラブ・ホバン”、ミジンは何年も通っているから詳しい(もちろん2人には内緒だが)。
イム・スンは「戦闘体勢を整えてから現地に行く」と言い、ガヨンの家に戻り、イケてるメイクをしてもらった後、クラブに直行した。チュ捜査官もクラブに侵入するために、サングラスと革ジャンで決めてきたが。
イム・スンとチュは、無線イヤホンでジウンと会話ができた。彼は「10分ごとに連絡を。途絶えたらと突入する」と2人に確認した。
イム・スンは夜になったので、ミジンに変身でき、無事クラブの中に入った。
彼女がステージで踊っていると、スタッフが彼女をVIPルームへ連れて行った。「麻薬取引が行われる部屋」と打ち合わせでジウンから聞いた部屋だ。ミジンは「VIPルームに入ります」とジウンに無線で話し、隠しカメラで室内の様子を写した。そこに、フェンタニルもあった。
ミジンは部屋にいた男に体を触られ、避けようとして、隠しカメラがバレた。ジウンは、10分経っても連絡がないのでクラブの中に入った。護衛たちを倒してVIPルームのある階に行くと、1つ部屋から、物が割れる大きな音がした。ジウンが部屋のドアを開けると、ミジンがいた、、。
感 想
ジウンとチェ捜査官が、イム・スンを辞めさせようと無理難題を押し付けるが、イム・スンが文句も言わずにクリアーしていくのが、あっぱれで楽しかったです。1分に1000文字以上タイピングでき、エクセルのエキスパートで、五峰山で、あの方(容疑者)と大きな肉の塊のランチを食べた写真を証拠にとってくる、最高ですね!
ジウンのパワハラに決して屈しないイム・スンがカッコよかった。
ミジンが働けることが嬉しいと母に話している場面が、良かったです。働いて、誰かのために自分の能力を使えるって幸せなことですね。
イム・スンからミジンへ変身したのを、コ・ウォンに見られましたが、、、、彼にすれば、何が何だか分からないですよね。イム・スンに聞くのかな?
ジウンが、ミジンのスマホに、”GSP発信機”もつけました。イム・スン(ミジン)は、昼間は基本 地検のジウンの部屋にいるので、それですぐにバレると思いますが。
ピンクのリュック(イム・スンと同じ)、そして何よりも、クラブにいたのはイム・スンじゃなくてミジンだったから、ジウンは5話で、イム・スンは実はミジンと知ることになるのでしょうか?
ジウンのお母さんが、カン・ギョンヒさん(書類の下が破れていた人)なのでしょうか?
まだまだ謎がいっぱいです。
第5話 あらすじ
ミジンは、クラブで男に絡まれそうになったが、なんとか逃げ出し、麻薬が取引されている現場を見つけた。ドアの隙間から写真を撮ったが、クラブの男に見つかり追いかけられた。
ジウンはイム・スンを捜していた。女性の悲鳴が聞こえ、そこに急ぐと、ミジンと男が戦っていた。男は検事と聞きその場から逃げた。
ジウンが「おばさんを見なかった?」と聞いた。ミジンは急いで、”急に心臓が痛くなり帰ります”とイム・スンからメールを送った。
ジウンはミジンを送って帰ったが、途中で田んぼのぬかるみに入り、タイヤが動かなくなった。脱出しようとして、泥まみれになってしまった。
ミジンの両親が耕運機で2人をを迎えにきた。
ジウンはミジンの家でシャワーを浴び、服を借りたが、間違ってミジンの母の服を着た。
ミジンの母は、ジウンにたくさんの惣菜を持って帰らせた。ジウンは、それを大切に冷蔵庫に入れた。
ジウンは、チ・ドングォンがコ・ウォンに塩酸をかけようとした日のドラレコをチェックした。彼は、チの動きが変なのに気づき、標的はコではなかった、チの後ろに黒幕がいるのでは?疑問を持った。
ジウンとチュ捜査官は、拘置所にチの面会に行き、「標的はコではないだろう」と迫ったが、チは否定した。
ジウンたちが帰った後、チはスマホから黒幕に「バレたようだ。俺が吐く前になんとかしろ」と電話した。ある刑務官のスマホである、その男がスパイのようだ。
イム・スンがベンチに座っていると、コ・ウォンが、 ”デイリー・アコ”を持って彼女の横に座った。
イム・スンは「コさんは特別で恵まれていて、人生楽勝だと思ってた。でもそんな風に思われるのはつらいですよね。必死に耐えている姿は分かってもらえない。だから人は勝手なことを言う」と言った。ウォンは徹夜で曲を書き、ダンスの練習をし、ぎっしり詰まったスケジュールに追われていた日々を思い出した。彼は「イムさんの話が好きです」と言った。
社長から電話があった。ウォンは「ここが気に入った。水も空気も、人もいい。一つ頼みがある」と言った。
夜中、拘置所のチが突然吐き、ひどく苦しみ、医務室に運ばれた。担当医が注射をして治ったように見えたが、、。
ジウンもまた夢にうなされ、夜中に目覚めた。そして子供の頃、幼い自分を置いて、夜の仕事に出かける母(自分を「お姉さん」と呼びなと言った)を思い出し泣いた。
彼の部屋のカーテンで隠された壁には、20年前の女性失踪事件の地図と女性の写真が貼られていた。 ”テホ里”のテホホテル(過去)、母がそこから遺体で運び出されたのだ。
翌朝、ジウンは拘置所から「チが死亡した」と知らせを受け、チュ捜査官と共に拘置所に来た。
彼らは、チの部屋を確認後(吐いた後があった)、チの通話記録をチェックした。よく掛けていた”5412”に掛けたが、使われていない番号だった。
医務室で、昨夜のチの医務記録を見た。担当医は「薬物依存症によるある心臓発作」と片付けた。
彼らが帰った後、1人の刑務官が、「今帰りました」と誰かに電話した。その男が、昨夜、医師がチに注射する直前に薬を入れ替えたのだ。
地検に戻ったジウンは、チェ捜査官に、「チの死が、コ・ウォンの耳に入らないように注意を。加害者の急死を知ったら衝撃が大きい。報道規制を」と話した。
その頃ウォンはアイスコーヒーを持って、検事の部屋の前に来ていた。イム・スンが電話で、「被疑者が死亡した件で外出を」と電話している声が聞こえた。
ウォンがノックして部屋に入ってきた。「誰が亡くなったと?」と聞かれ、イム・スンは、”どうせわかること”と思い、「コさんを襲おうとした犯人です」と言ってしまった。
ウォンはショックでコーヒーを落とした。
ジウン検事が戻ってきた。ウォンは廊下で彼に「犯人が死んだとか、自殺?僕のせいですか?」と涙を浮かべて聞いた。
部屋に入っていきたジウンは、イム・スンに「誰が被害者に被疑者死亡の件を?ここから漏れた?」と迫った。「安心させようと思って」と言い訳する彼女を、ジウンは「自分で勝手に判断を?被害者の心情に配慮すべき、もし自殺なら被害者は耐えられると思いますか?」と激しく非難し、部屋を出ていった。
イム・スンは涙を流した。帰り丘の上に自転車を止めて激しく落ち込んだ。一人で浮かれていた自分が惨めだった。実は初日にジウンから命じられた仕事は、必要のないことだったと他の実務官から言われた。でも知らないフリをしていた。せっかく手に入れた仕事を無くしたくなかったから。イム・スン(とミジン)は、泣いて泣いて泣いた、、。
ミジンは夜、庭でまた焼酎を山ほど飲んで酔っ払った。
そしてガヨン部屋と間違えてジウンの部屋を開けようとした。何度試しても暗唱番号でドアが開かない、彼女はジウンから護衛用にもらった道具でデジタルドアを壊した。
ジウンがドアを開けた時、彼女は家の前で倒れていたが、起き上がり部屋に突進して寝てしまった。ジウンがドアを閉めると電子錠が壊れて開かなくなった。
翌朝ミジンは目覚めて、ここがジウンの部屋だと知り驚いた。そして部屋を出ようとしたが、ドアが開かない、、、。
パニックになった彼女は、ベランダに出た。まさに陽が昇ろうとしていた、、。
感 想
5話は、イム・スンとコ・ウォンがベンチでアイスコーヒーを飲みながら、話す場面にほっこりでした。
しかしイム・スン、仕事でミスをして、ジウンから激しく叱責されました。コさんを安心させよう思ったのですが、職場で知り得た情報は、誰にも言ってはいけない、自分勝手に判断してもいけない。本当に重要なことですが、、、人は誰でもミスをしますからね。
丘の上で落ち込んで泣く場面は、共感でした。イ・ジョンウンさん、上手ですね。
落ち込んでお酒を飲みたい気分は分かる、しかし泥酔して、ジウンの家の鍵を壊し部屋に入ってしまう流れは、やり過ぎでは?この場面必要ある?って思いました。
病院の元院長のジウンやイム・スンへの視線が不気味だし、ジウンが追ってる事件も気になる。その辺りのストリーに興味があります。
第6話 あらすじ
泥酔してジウンの部屋で目覚めたミジン、電子ドアは、自分が昨夜壊してしまい開かない。
陽が昇る前に脱出しなければ、イム・スンに変身してしまう、、焦ったミジンは、ベランダからよじ上った(その時、足をもったジウンを蹴ったが)。そして、4階のガヨンのベランダにたどり着いた時は、イム・スンに変わっていたが、ギリギリセーフ。
チャイムが鳴り、ジウンが外に立っていた。スン(ミジン)は帽子で顔を隠して出た。彼はミジンの忘れ物を持って来てくれたのだ。ドアを閉め、再度確認のため開けたら、まだジウンが立っていた。「なぜあなたが?」と言われ困ったスンだが、ガヨンがとっさに「私の叔母さん」と機転を効かせてくれてセーフ。
スンが仕事に行くと、タク・チョンヒ検事が、ジウンに会いに来ていた。チョンヒは、スンの持ってる”サボテン”に気づいて、怒って出て行った。
スンはジウンの席にサボテンを持って来て、「検事さんの物です。花も咲きました、“タクワン”です。湿度さえ管理すれば元気に育ちます」と言った。(このサボテンは、インターン初日に、スンが掃除をしていた時に落としたサボテンだったが、スンが植え替えたのだ)。
ガヨンからスンに、”猫を保護していると連絡があった。ここに連絡して”とメールが。退社時間だったので、すぐに待ち合わせ先に行くことにしたが、外は雨だった。
ジウンが傘を差し掛けて、この前、怒ったことを謝ろうとした。スンは、「人は誰でも失言します、ずっと自分を責め続けないで」と言った。ジウンは感動して、「心が通じ合って驚いている。一緒にがんばりましょう」と手を出し、スンは彼と握手した。
ジウンはスンを車で送ってくれたが、日が沈む時間になり、スンは雨の中、急いで車を降りた。ジウンが傘を持って車から出たが、、。
スンはミジンに変身。待ち合わせ場所に来たが、殺風景な所だった。若者が数人、猫をケースに入れて現れたが、その猫はミジンが探している猫ではなかった。
猫はケガをしていた。ミジンは、彼らが傷つけたと怒った。また数人若者が来て、ミジンに危害を加えようとした。
そこにジウンが来て、ミジンを守った。ジウンは、彼らの手首に貼ってあるものを見て、「改めて話をしよう」と言った。
ミジンはジウンと一緒に、猫を病院に連れて行った。帰り道、ミジンは「昔叔母から聞きました。猫は恩返しをするんです。大好きない叔母だった、今も会いたいです」と話した。
地検に、先日の若者たちが来た。検査で麻薬反応の陽性と出ていた。彼らは反抗的な態度を取り、スンのことを「おばさん」とバカにした。高校を退学させられていた。
ウジンが麻薬の出どころを聞いた。一人が「一度しか言わない」と言って早口で説明した。チュ捜査官が録音したが、ジウンもチュも全く理解できなかった。
イム・スン通訳の登場!
「参考人はレベルアップ目的でゲームのアイテムを購入、そこで出会ったパートナーに好感を持ち、オフラインで会うことに。しかし彼女は金銭を目的に接近、参考人はその行為に抗議した。パートナーは親しい配達員(彼女の彼)を呼んだ。配達員は、参考人と彼女の間を疑ったが誤解だと分かり、謝罪としてクラブで出回っている麻薬添付剤を渡した。パートナーと配達員を出頭させて捜査すればよさそう」と。
不動産屋のガヨンの父は、ミジンの父から、幽霊部屋を契約したのは検事だと聞き、訴えられるのでは怖くなった。彼はウジンに「実はあの部屋には事情がある、あの部屋で人が死にました。幽霊が出るんです」と話したが、ジウンは「平気です」と問題にしなかった。
休みの日、ガヨンはミジンを誘って、プールに来たが、昼間はイム・スン。夜になったので、着替えに行った。
ジウンは、ミジンの母からもらった惣菜を食べて、スンからもらったサボテンに水をやっていた。そしてミジンに「会いませんか?」とメールした。
ミジンが着替えから戻るとガヨンの姿がなかった。しかしジウンが来た。彼は「ここに来て」と連絡があったと。ミジンがスマホを見ると、彼女のスマホからガヨンが返信していたのだ。
2人は橋の上を歩いていた。ジウンは彼女にお惣菜の容器を返し「お母さんにお礼を」と言った。そして「あの日の記憶、全くないの?」と聞きた。ミジンは全くなかった。
ジウンが突然歌い出し、彼女は酔っ払ってジウンに電話して歌ったことを思い出した。そして「おばさんが嫌ならクビにすればいい」とかクダをまいてそのまま眠ってしまったのだ。ジウンは寝ていて返事がないミジンに「私と同じで帰る場所がなさそうだ」と話しかけていた。
橋の上で、2人は何も言わず見つめ合った。
翌日、イム・スンはジウンたちから、「イムさんの能力が必要。ゲームをして、アイテムを売った女を見つけ、会う約束をしてください」とお願いされた。
夜、ミジンはゲームセンターでゲームをして、アイテムを売った女を見つけ、木曜の午後6時に会う約束を取り付けた。
ジウンが女を”ルーカスチキン”という店で待つことに。チュ捜査員は裏口待機。イム・スンは、来る必要はないと言われたが、店の前から中を覗いていた。
女が入って来た。彼女はジウンが一目で気に入った。彼女はビールを2つ注文して彼の横に座った。ジウンがトイレに行っている間に、女は彼のグラスに薬を入れた。それを見たスンは焦った。
陽が沈み、イム・スンはミジンに変身、店に入った。
ミジンはウジンに”ビールを飲まないで”と合図したが、彼には理解できない。ビールを口に持って来た彼に、チキンを一本投げた。
感 想
イム・スン、外見はおばさんですが、中身は20代のミジンで、いろいろな経験豊富。就職浪人中にたくさんの腕を磨いたようで、とても役立っています。
今回は、若者の腕に貼られていた麻薬添付剤から麻薬の売人に辿り着こうとしていましたが、ここでも、ミジンのゲームの腕が役立ちました。
ジウンがイム・スンの心が通じあってよかったです。
ジウンは、多分、母を亡くしてから身内がいないのでしょう。彼はすごく努力して検事になったのでしょうが、仕事一筋で、心を許せるような人がいなかったのではないかと思う。
そんな彼にとって、少々おせっかいだがすごく親切なミジンのお母さんのお惣菜は美味しかったでしょう。イム・スンから譲られたサボテン”タクワン”のお世話も楽しいようです。
ミジンはジウンに、叔母さんが猫好きだったことなど個人的な話もしていました。ジウンは泥酔したミジンからの電話で、彼女の孤独な心に共感した様な気がしました。
次回は色々と進展がありそうですね。
第7話 あらすじ
ミジンは、チキン店で、女がジウンのビールに薬を入れたのを見て、彼に危険を知らせようとしたが無理。ジウンに「ダーリン」と呼びかけ、彼がビールを飲むのを阻止した。ミジンと女の間でジウンの取り合いが始まった時、配達人の男がきた。彼はクラブでジウンが検事と知り逃げ出した男だった。
ジウンが男を捕まえ、ミジンとチュ捜査官が女を捕まえ、2人は警察の車で連行された。
ミジンが「検事なのに鈍感、私が助けたのに分かっていない」と大きな声で独り言を言いながら帰っている後ろをジウンが歩いていた。ミジンが蹴った空き缶が男の頭に当たり、咄嗟にジウンが男に謝った。
彼はミジンに「事情があるのでしょう、打ち明けてくれるまで待ちます」と言った。ミジンが「検事さんも私が待ってたらそのうち話してくれますか?」と聞くと、「ミジンさんにならいつの日か言えそう」と言ってくれた。ミジンはすごく嬉しかった。
ジウンは”配達人の男”を取り調べた。
「週に1~2回ヤクを配達するだけ。ダークウェブで予約した人がクラブに来たら酒と一緒に渡す。女性も同席させる」と自白した。
チュ捜査官はクラブにスパイを仕組んでいた。クラブでは、山に埋めるためにヤクを運び出していた。
ある女性が地検でイム・スンを見かけ、「イム・スン?私よ、ソハン銀行の同僚だったソ・スンドク」と話しかけた。スンは「人違いかと」と誤魔化し、女性は「昔の同僚と勘違いした」と謝ったが、、。
次長と担当のウ・ヨンがシニア・インターンたちに、「ペク(元病院長のインターン)さんの主催で会食をすることになった」と言った。イム・スンは「会食をするなら開始は午後4時から、自由参加で、フレンチ・レストランで」と要望し受け入れられた。その代わり翌日の出勤は7時になった。
コ・ウォンは、”イム・スンは20代?”と疑っていた。彼は社長に”イム・スン”について調べるように依頼していた。社長から、「”イム・スン”と言う人の記録がない。生活の痕跡が見つからない。24年前に捜索届けが出された後、行方知れず」と連絡があった。
イム・スンがちょうど自転車で帰るところだった。ウォンは彼女を尾行した。スンはネットカフェの前に自転車を止めて中に入った。
日が沈み、イ・ミジンがビデオゲームをしていた。ウォンは帽子とマスクで顔を隠し、見慣れたピンクのリュックの横の席に座った。ミジンの足に、イム・スンと同じハート型の傷があった。ミジンは間違ってウォンが注文したラーメンを食べた。彼女が気づきラーメンを買いに行った。ウォンは彼女の自転車のキーホルダーから、キーだけ抜き取りそこに置き、”猫のキーホルダー”を持って出て行った。
ミジンは夜になってネットカフェから自転車で帰っていた。白い車につけられてる気がして怖くなり、ジウンに電話した。そうすると車は通りすぎた。ミジンは「車に尾行されると勘違いした。大丈夫です」と電話を切った。白い車がまた彼女を追っていた。
翌朝、ミジンの家の近くに昨夜の白い車が止まっていた。
イム・スンは、今日は飲み会なので自転車に乗らずに出勤した。地検の前に、”父が姿を消しました、捜してください”と書かれた黄色いボードを持った女性が立っていた。
その日の午後、ミジン宛にソハン警察署から書面が自宅に届いた。受け取った父は、それを母に内緒にした。
4時からの会食には、地検のスタッフたちがほとんど全員出席、コ・ウォンも出席していた。
インターンのナ・オクヒは、元病院長のペク・チュルギュが妻を亡くし独身と知り、俄然興味を示した。
カラオケ大会になり、次長が「100点出した人には、”どんな願いでも聞くクーポン”を発行する」と言った。イム・スンが ”Mr.Chu”を完璧な振り付けで歌い大受けし、”願い事クーポン”をゲットした。しかしその後、少ししか飲んでいないのに、体がフラフラした。
その頃ジウンは、連続失踪事件の当時の担当刑事の情報を得て、彼に会いに来た、会食には出席せずに。
元刑事は老人ホームにいた。ジウンは彼を覚えていた。子供の頃、「嫌がっていたのに、お母さんに無理やり証言させようとした。お母さんを捜してください」としつこく食い下がった刑事だった。それ以来ジウンは刑事が信じられなくなったのだ。
イム・スンからメールで、”シルバーのSUV6438のリスト”が届いていた。
チョ捜査官から「ペクさんはファドン病院の院長、有名な地元の名士です」と電話があった。
その頃、ペクは、”6438”の車で帰ろうとしていた。
会食が終わった。まだ日は明るいが、外に出たイム・スンはフラフラだった。ジウンからイム・スンにメールがきたが、彼女は頭が働かず、イ・ミジンから電話をしてしまった。しかしその時、ウォンが彼女の手をもち「帰らないと」と言ったので、ジウンと通話しなかった。
ウォンはイム・スンの手を引いて、みんなから離れた。2人だけになり「時間がない。日が沈む、僕も知ってる」と彼女の耳元で言った。スンはびっくりしてウォンを突き放した。
その時、前からウジンがイム・スンに電話をしながら歩いてきた。倒れそうになったスンをウォンが抱きかかえた。
ジウンが前を見ると、ウォンがイ・ミジンを抱きかかえていた。
感 想
”シルバーのSUV6438”の車に乗っているのは、やはり、元病院長のペク・チュルギュでした。ペクが解雇された(実は行方不明の)コ・ナフンさんに手をかけたのでしょうか?自分がシルバーインターンになるために。そうだとしたら、彼の標的は、”ナム・スン”?怖いですね。
ミジンの失踪した叔母さん”イム・スン”の銀行時代の同僚が現れたり、ウォンが社長にイム・スンを調べさせたりしていて、だんだんと本当の叔母のイム・スンもクローズアップされてきました。
ミジンにソハン警察署から届いた書面を、父が母に内緒にしてくれました。第1話の詐欺にあった件でしょう。いいお父さんですね。
コ・ウォンが、イム・スンとイ・ミジンの秘密を知ったようです。彼が2人(ではなくて、1人ですが)を救ってくれています。彼はイム・スンが、犯人から彼を守ってくれた時から、彼女の人柄に安心感を覚えていたようなので、彼にとっては年は関係なさそうです。イム・スンとウォンの間のケミがいい感じで、個人的には、ウォンの株が爆上がり中です(笑)。
第8話 あらすじ
倒れたミジンは病院で点滴を受けた。ウォンとジウンが付き添った。
実は、ミジン(イム・スン)が倒れたのは、、、
カラオケ中、ウォンはパニック障害を起こし、薬(精神安定剤)を2錠水に入れて飲もうとした。しかし丁度歌い終わったイム・スンが席に戻った時、その水を飲んでしまったのだ。それでスンは体調が悪くなった。倒れた時に夜になり、イム・スンからミジンに変身したので、ジウンには気づかれなかった。
ミジンが目覚めて、ウォンと病院の外で話した。ミジンは「日が沈む」と彼が言った意味を聞いた。
ウォンは、「秘密は守る。あなたをずっと見ていて知った」と言った。ウォンはイム・スンがネットカフェに入りミジンに変身した帰り道、白い車でを彼女を尾行し、彼女の家の近くに一晩駐車した。翌朝、家から出てきたミジンがイム・スンに変身する瞬間を彼は見たのだ!
彼はネットカフェから持って帰った”猫のキーホルダー”を彼女に返し、「秘密は守ります、信じてください」と言った。
翌日、イム・スンは地検の前で、”父を捜してください”という黄色い看板を持った女性がまた立っているのを見て気になった。
ジウンは、”シルバーのSUVリストの”6438” がファドン病院”との書面を見て、元病院長がインターンになった日を聞いた。10月23日、硫酸事件の1週間後だった。「無断欠勤でクビになったコ・ナフンさんの代わり」とスンが言った。
コ・ウォンがアコ(アイスコーヒー)を持って、イム・スンを「姉さん」と満面の笑顔で呼んだ。スンは彼から逃げたが捕まり、階段の踊り場で壁ドンされた。彼は、「助けてあげられる。まずは願い事クーポンを売って」と言った。スンは「300万ウォン」と言われ、”詐欺被害がほぼ完済できる”と合意した。
ウォンはクーポンを持って次長に、「次長の秘書補佐にしてください」と頼んだ。
チュ捜査官はジウンの指令で、ファドン病院のペク元院長を探った。近くの店や地元の人たちに彼のことを聞いたが、評判はすこぶる良かった。
しかしペクは電話口で「部下のミスをどうしろと?うまく処理を」と誰かに命じていた。
実はチ・ドングォン(塩酸事件の犯人で獄中で死亡)が、刑務所から「バレたようだ。俺が吐く前になんとかしろ」と電話をしていた相手は、ペク元院長だった。
翌朝、イム・スンは、黄色い看板を持った女性が倒れそうになっているのを見て事情を聞いた。「夕食を食べようと約束していた父が帰らず、その日から連絡が取れなくなった。父の名前は”コ・ナフン”です」と彼女は泣きながら話した。
スンはインターンの仲間たちに「ナフンさんが、欠勤してからずっと行方不明。携帯の電源も切れている」と話した。元刑事のソ・マルテは、「生きてる形跡がないわけだな。いまだに解決していない事件が1つある、”ソハン市連続失踪事件”」と言った。
帰り道、イム・スンは、先日ペク元院長に、コ・ナフンのことを聞かれたことを思い出した。
元刑事のソ・マルテは、老人ホームに先輩を訪ねた。その人は、先日ジウンが母のことで面会した元刑事だった。
マルテが「知り合いが1人行方不明になった」と話すと、先輩は、まるで現役時代のようにマルテに指示を出し、自分が捜査すると突然立ち上がった。昔、目撃者の女性(ジウンの母)が勇気を出して「目撃したことを証言する」と電話をくれた時に、すぐに待ち合わせの場所に行けずに、その女性は殺された。彼はその罪悪感を今も引きずっている。しかし認知症になり、その女性が亡くなったことはわかっていなかった。
ウォンはイム・スンに、「”君”との約束を果たすため、次長の秘書補佐になった」と言った。スンは、”君”とよばれ驚き、「どんな約束をしたのか?」と聞いたが、ウォンは答えなかった。彼は次長室の窓から、階下に見える検事の部屋にいるスンを見守っていた。
イム・スンは、ソハン署のクォン刑事が持ってきたジウン宛の書類を預かったが、その中身を開けた。“2000年代失踪者リスト”で、なんと”イム・スン(叔母)”の名前があった。
ジウンが戻ってきたので、彼女は、「クォン刑事から」とリストを渡した。ジウンは自宅で見ると帰った。
”ヤバい、バレちゃう、おばさんの名前を使ってるのに”とスン(ミジン)は焦った。
チュ捜査官は、賭博師からペク・チュルギュの裏の顔の情報を得た。
「ペクは妻を殺したと昔 噂になってた。妻はモーテルで死んでた、つまり浮気。妻に全財産を奪われ院長は一文無しになった。浮気相手は消えた。証拠はなく、目撃者もおらずアリバイもあり、事件はうやむやになった。殺人事件後モーテルは、”トガビル”という名前のアパートになった」と。
チュ捜査官は”トガビル”の前に来た。ちょうどジウンの車が止まった。そこの303号室がジウンが借りてる部屋、チュは彼の部屋に上がったが、ペク院長の妻がこのビルで殺害されたことを彼に話さず、すぐに追い出された。
その頃、ミジンはコンビニでたくさんのお酒と食べ物を買い、ジウンの部屋のチャイムを鳴らした。ジウンはチェックしていた書類を置いてドアを開けた。
ミジンは「美味しいものを食べながらお酒を飲んで、誤解を解きたい」とまた勝手に彼の部屋に上がった。
彼女はジウンにお酒で酔わせて、書類を取り上げようとしたが、彼はお酒に強くて全然酔わない。
ミジンの家では、母が、お惣菜の容器が入った紙袋に気づいた。底にジウンからのお礼として、高そうなハンドクリームと香水が入っていて、両親は喜んだ。
「もうこんな時間」とジウンが片付けようとした。ミジンが手伝うつもりがお皿を割り指を少し切った。彼が薬を探している間に、彼女は書類を何とかしようと悪戦苦闘したが。薬を見つけたジウンが手当をしてくれた。ミジンは「これは過失じゃないです」と言って、彼にキスをした。
感 想
8話では、ウォンがミジンに、彼女の秘密を知ってることを告白するが「秘密は守ります」と約束しました。
地検でイム・スンを「お姉さん」と呼んで壁ドンしたり、次長の秘書補佐になって、イム・スンを守ろうとしています。コ・ウォンがイム・スンに好意?2人の間の空気感が微笑ましいです😊
コ・ナフンさんの失踪がわかり、元刑事のソ・マルテが老人ホームに会いに行った先輩が、ジウンの母の事件を担当した元刑事でした。ここも繋がってきました。
ペクがチ・ドングォンの黒幕だったこともはっきりしました。
1つ疑問だったのは、チュ捜査官、”トガビル”に来て、ジウン検事の部屋にまで上がったのに、なぜ、前身のモーテルでペクの妻が殺害されたことをジウンに話さなかったのでしょうか?大事な情報なのに。
ミジンが、“2000年代失踪者リスト”に、”ナム・スン”の名前があったことで焦り、ジウンの家に上がりこみ、彼を酔わせようとしましたが、一体、その書類をどうするつもりだったのでしょう?まさか持ち出し破棄なんてことをしたら、地検はすぐクビになりますよね、、、でも地検で働いているのはイム・スンだから大丈夫なのか?いずれにせよ、ミジンさんの行動に全然共感できず、残念でした。
第9話 あらすじ
ミジンはジウンにキスをしたが、なんと、ジウンが左手で彼女の唇を抑えて拒否、、、ミジンは傷ついてガヨンの部屋に行った。
ジウンは失敗した、、という気分になった。
しかし気を取り直して、チュ捜査官から受け取った、ペクの妻の解剖検定書を見た。
フェンタニルが検出され、医師である夫が疑われたが、証拠がなくアリバイもあり、有力者だったこともあり、ペクは釈放されていた。
ジウンは、壁に貼っている失踪事件の地図を再度調べてみた。
カン・ギョンヒは手首、この前の被害者は足首、2件ともフェンタニル検出、しかしなぜ20年後に現れたのか?と考え、”計画になかったから、偶発的な犯行だから片足首を隠せなかった”と推測した。
ジウンは現場近くの”テホ貯水池”が気になり、クォン刑事に「足首が発見された時、貯水池の捜索も?」と聞いた。「捜索したが、何も出なかった」と彼は言った。
翌日、イム・スン(ミジン)は、ジウン検事の前ですこぶる機嫌が悪かった。
ランチタイム、イム・スンとコ・ウォンが職員食堂にきた。ウォンはイム・スンの隣に座り、タメ口で話しかけた。イム・スンは周りを気にしているが、ウォンは全く平気な様子。
ウォンは、おかずをイム・スンのご飯にのせてあげたり、肩の髪の毛を取ってあげたり、ペットボトルの蓋を開けてあげたり、と彼女のお世話をしまくっている、恋人のように。
チュ捜査官は、彼らの席から離れていたが、2人の様子がよく見え、激しくむせた😂
ウォンが上機嫌で次長検事室の戻ると、ドアの下の隙間から封筒が入れられた。ドアを開けたが人影はなかった。封筒には ”身元を偽っているインターンがいます”という紙が入っていた。ウォンはそれをシュレッダーにかけた。
ジウンはひとりで、”テホ貯水池”に来て、クォン刑事に失踪者の再捜査のお願いをした。
翌日、貯水池に遺体が浮き上がってきた。警察関係者が現場にきた。ジウンも遠くから見ていた。そこに女性が走ってきて「お父さん、お父さん」と泣き叫んだ。遺体には片方の足がなかった。
ジウンは幼い頃の自分を思い出して、泣いた。
地検では定時になり、チュ捜査官がイム・スンを”激辛豚足と焼酎”に誘ったが、イム・スンは断り、そそくさと部屋を出た。
捜査官が彼女の後を追うと、玄関で、コ・ウォンが彼女を待っていて、「姉さん、送るよ。心配だから」と親しそうに話して、自分の車に乗せた。捜査官はその様子にまたまた衝撃を受けた。
ウォンは夕食をおごると言った。夜になり、スンはミジンに変身していた。
翌日、貯水池で発見された遺体が、科捜研で解剖された。ジウンはクォン刑事と一緒に結果を聞きにきた。
解剖結果:気道に水が入ったのが原因の窒息死。生きたまま足首を切断され池に落ちたようだ。フェンタニルが少量検出された。
その頃、ペク元院長が科捜研のチェ院長に「お尋ねしいことがある。伺います」と電話していた。
イム・スンは、職員たちの会話から、足首のない遺体は ”コ・ナフン”さんだと知り、衝撃を受けた。
シニア・インターンたちが集まり、「あとでお金を集めて香典をだすのはどうだ?」と話し合っていた。
ナム・スンはペクの様子を観察していて、彼が帰る時、話しかけようと後をつけたが、彼は車で出て行った。そのナンバー”6438”を見て、彼女は息が苦しくなった。
急いで検事室に戻り、「6438の持ち主はペク院長!」と叫んだ。チュ捜査官は「ペクは今 捜査対象。しかしコ・ナフンさんを殺した犯人かどうかはまだ分からない。ケ検事は確信しているが」と言った。ナム・スン(ミジン)は、「逮捕しないと。もしまた新たな犠牲者がでたら?」と気が気ではない、自分が目撃者だから。そして「私たちが証拠を見つけましょう」と言った。
しかし、ファンド病院の捜査令状は却下された。
ケ検事、チュ捜査官、ナム・スンの3人は、自分たちでファンド病院を調べることにした。院長が証拠を隠滅する前に探し出さなくてはならない。
ナム・スンが急患を装って、病院に入った。
打ち合わせ通り、捜査官は薬品庫の捜索、検事は地下倉庫に向かった。イム・スンは病室からで廊下を歩いていたが、看護師に捕まり”採血”された。
ペクは、イム・スンが病院に来たことを知らされ、「彼女を病院に引き止めるように」指示して、急いで病院に戻った。
イム・スンは最上階の院長室にうまく入れた。院長の机から、DNA鑑定のために髭剃りと歯ブラシを取りポケットに入れ、引き出しを書類を調べていたが、、、
院長が戻ってきた。イム・スンは給湯室に隠れた。その時、看護師がイム・スンの血液検査の結果を持ってきた。院長は不審に思った。前の資料を確認すると血液型は”O型”、しかし今受け取った結果は”A型”だった、、、「イム・スン、誰だ?」と彼は言った。
感 想
コ・ウォンとイム・スンの職員食堂での場面が最高に面白かったです。
イ・ジョンウンさんが上手いのは当然だとしても、ウォン役の若いペク・ソフさんも自然体の演技でいい感じ、この2人、なんかカワイイです。
2人を見て、チュ捜査官、焦りまくってました、、分かるわ😂
コ・ウォンは、匿名のタレコミを見て、イム・スンを心配して車で送ってあげました。タレコミは誰の仕業でしょ?シニア・インターンのナ・オクヒさん?これまで、ほとんど存在感がないけど、何かありそうな気がするので。
ペク院長が犯人のようですが、まだ事件全体像や動機が謎のままです。
コ・ナフンさん、お気の毒でした。連続失踪事件は女性ばかり狙った犯行でしたが、コさんが標的になったのは、パクがシニア・インターンになって、ナム・スンを狙うためだったのでしょうか?
イム・スン、危機です😱
第10話 あらすじ
ナム・スンは、危機一髪で院長に見つからずに、院長室から出ることができた。彼女は院長の髭剃り用カミソリを持ち出した。
薬品庫を捜索していたチュ捜査官は、大量の”フェンタニル”を見つけその写真を撮った。
地下倉庫を調べていたジウンは、怪しい薬を見つけて持ちだした。
翌日、イム・スンはペク院長が休暇をとったと聞き落ち着かなくなった。すぐにジウンとチュ捜査官に報告した。
ペク院長は、引き出しからカミソリがなくなっているのに気づいていた。昨日、イム・スンが院長室に入るのが防犯カメラに写っていた。彼は「そろそろケリをつける時がきたんだろうか」と独り言を言った。
次の日、コ・ウォンがイム・スンにいつも通りアコを持って来てくれた。
スンは、「迷子の猫を捜したくて、友達が夜中まで動画を編集してた」と話すと、彼は「手伝うよ」とSNSで猫の似顔絵を拡散してくれた。すごい反響!
すぐにウォンからスンに、「”見つけた”と連絡が来た、週末見に行こう」とメッセージと猫の写真が送られてきた。
週末、2人はウォンの車で出かけた。
イム・スンが一人で待ち合わせ場所に着くと、待っていた若い女性は猫を連れていなかった。猫の写真は合成、ウォンに会う為にウソの情報を送ったのだ。
スンが「会うために3時間もかけて来た」と言うと、彼女は財布からお金を押し付けて行こうとした、スンは彼女を呼び止めた。
スンは車に戻ったが、ウォンには何も言わなかった。
夜になった。
ガヨンは、マンションの外でジウンを見かけ、「ミジンの話がしたい」と彼を呼び止め、自分の部屋に入れた。
その時、ミジンからガヨンに電話が。ミジンが話してる横で、男性の声が聞こえた。ミジンが「今夜は帰れないかもしれない」と言ったのがジウンにも聞こえ、彼はむせた。
ジウンは自分の部屋に戻ったが、ミジンの事が気になり落ち着かない。彼はミジンに電話したが、彼女は猫の情報提供者に会っていた。
彼女のスマホはウォンの車の中、ウォンがミジンのスマホに返事をし、ジウンは驚き、「なぜあなたが?」と聞いた。ウォンは「話す必要が?僕たちはすごく忙しい」と一方的に電話を切った。ジウンは、ミジンがウォンといると分かり、心がざわつきワインを飲んだ。
ウォンはミジンをガヨンのマンションの前に送り、「ありがとう」と言った。ミジンは、「お礼をいうのはこちら。ありがとう」と言って車を降りた。
ウォンは、昼間、車を降りて見ていたのだ。イム・スンが、お金を押し付けようとした女性を呼び止めて、「ウォンの応援ありがとう。今後もよろしくお願いします」と言ってくれたのを。
ジウンたちは、クラブの麻薬が五峰山に埋められたとの情報を得たが、山は広すぎる。ジウンは拘束中の配達員を地検に呼び、「頂上のあずまやの”5兄弟の木”の一番奥にある木の根元に埋められた」との情報を得た。
しかし、車では五峰山の頂上まで行けない。
ジウンたちは、ナム・スンが3時間で往復したことを思い出し、彼女に近道を教えてもらうことにしたが、彼女はロック・クライミングの装備でやってきた。
イム・スンとジウンが岩壁を登ると頂上に山男が待っていて、一緒に証拠物を探してくれた。
3人は、頂上のあずまやの5人兄弟の木に着き、地面を掘った。
ナム・スンが薬を見つけジウンに渡し、彼女は日が沈まないうちに急いで岩を降りた。
チュ捜査官は、コ・ウォンのインタビューの動画を見て怒っていた。ウォンが、「理想の女性、10歳上でも構わない」と言ってたが、イム・スンは20歳以上 年上だから。
ジウンも動画を見て、彼が”大切な人の猫を捜している”とSNSにアップしているのを訝しんだ。
チュは仕事の後、コ・ウォンを飲みに連れ出し、「なぜイムさんなんだ、絶対傷つけるな」とからみ、酔っ払って潰れてしまった。店の外ではウォンのファンが騒いでいた。ジウンはファンがアップした写真に、ウォンとチュ捜査官が写っているのを見て迎えにきて、チュとウォンを車に乗せた。
ウォンはジウンに「ミジンさんとの関係は?割り込みたくない」と言ったが、、。
翌日、イム・スンはジウンに科捜研の鑑定書を渡し、「ファンド病院の薬と五峰山の麻薬は同じでした」と報告、 ”2件ともフェンタニル検出”と鑑定書に記載されていた。
ウォンは地検次長への郵便の中に、宛名がない封筒を見つけた。中には、前と同じ”身元を偽ってるインターンがいます”と書かれた紙が入っていた。彼はすぐに封筒ごとシュレッダーにかけた。
ミジンが家に戻ると、ジウンが待っていた。
「ミジンさん、遅いですね、今まで何を?コ・ウォンとの仕事も個人的な用事も秘密?」とケチをつけてきた。
「コ・ウォンと会うことが何か問題に。なぜこんな取り調べを?ご用件は?」とミジンは聞いた。
ジウンは「友達(ガヨン)に会いました。誤解していないので大丈夫です」と言ったが、ミジンは、「誤解したくないだけでは?分かりました」と怒って家に入った。
ジウンはもやもやした気持ちで帰路についたが、、、車をUターンさせた。
雨が降ってきた。ミジンの家の玄関のチャイムが鳴った。彼女は傘を持って外に出た。
雨の中、コ・ウォンが立っていた。ミジンが傘をさしかけると、
「心配なんだ、地検をやめたら?僕の仕事を手伝え、給料は払う。こんな気持ちは初めてだ。心配で、何も手につかない。すごく好きなんだ、君のことが」と彼は告白した。
2人の様子をジウンが見ていた。
感 想
ブログの読者の方から、”主役の検事よりも…アイドル役のウォンの方が、今のところ…魅力的に感じてしまっています。”とコメントをいただきました。私もまったく同感です。
イム・スン(ミジン)とコ・ウォンの方が、ミジンとジウンより、自然な感じがします。
ウォンは、秘密を知る前から、イム・スンを信頼していて人間的に惹かれていたと思います。10話では、猫を見つけたとウソの情報を送ってきた女性に、スン(ミジン)は、「ウォンの応援ありがとう」って言ってくれた、それをウォンが見ていて、思い出すシーンがとても良かったです。彼女のことをますます好きになったのも、だからこそ、匿名のタレコミが2回もあり、彼女のことが心配で仕方がないのも理解できました。
ジウンとミジンの間はギクシャクしてます。お互いに好きなのに素直になれないという演出ですが、、、。
ミステリーはどうなるのでしょうか?
第11話 あらすじ
ミジンと気まずく別れたジウンは、Uターンしてミジンの家に戻った。雨が降っていた。彼は怪しい車を見つけ、ナンバーをチュ捜査員に送り、車両の照会を指示した。
家の前では、コ・ウォンがミジンに傘をさしかけ、「すごく好きなんだ、君のことが」と告白していた。
翌日、ジウンは風邪をひき仕事を休んだ。イム・スン(ミジン)はすごく心配だった。
昨夜あの後、ウォンは、ミジンから「あなたの気持ちが何なのかわかる、私も同じだから。でも私は自分の気持ちだけで手いっぱい」とフラれてしまった。
ペク院長から依頼を受けた男がイム・スンを尾行し、写真を撮っていた。
イム・スンはジウンのために薬局で薬を買った。
ミジンが家に戻ると、母が牛の膝肉スープを煮ているいい匂いがした。
夜中ミジンは、牛の膝肉スープと母のお惣菜を持ってジウンのマンションに来た。丁度、ジウンにお粥を持って来たチュ捜査官に会った。
彼はドアのチャイムを鳴らして、お粥を置いて帰った。
ジウンがドアを開けた。ミジンは自分が持って来たおかずとチュのお粥を持って中に入り、彼のために食事の準備をした。
ジウンはミジンの後ろ姿を見て、母が食事を作ってくれた日々を思い出した。
ミジンは「食事を用意したので食べてください」と言って帰ろうとしたが、ジウンが彼女の手を持って「行かないで」と。ミジンはタオルを濡らして、彼を汗を拭いて看病した。
ジウンはミジンに「母が”帰る”と約束した、だが母は消えたんです。死んだとか逃げたという噂だったけど、約束がウソでないと信じたかった、それでソハン市に来たんです」と話した。
ミジンはガヨンの部屋に行き彼女と一緒に眠り、ジウンは、ミジンが用意してくれた食事を涙ぐみながら食べた。
翌日、コ・ウォンは、イム・スンにアコ(アイス・コーヒー)を持って来たが、イム・スンは隠れた。そして、机の上に置かれたアコを飲まなかった。
チェ捜査員が、ジウンに「コ・ウォンの好きな人をご存知で?両思いのようだから応援する」と言った。彼は”ウォンとイム・スンが両思い”の意味だったが、ジウンは、”ウォンとミジンが両思い”と解釈、すごく機嫌が悪くなった。
ペク院長は、イム・スンを尾行させていた男と会い、写真を確認した。男は、「イム・スンの家はトガビルだが、頻繁に民家に出入りしている。妙なことにイム・スンを見失うと決まって若い女が現れる。家はイム・スンの姉の家で、若い女は姪。家の裏で姪に会ってるようだが、一緒にいるのを見たことはない」と報告し、ミジンの情報を渡した。
ウジンがミジンの家の前にくると、家の中から悲鳴が聞こえた。夫婦喧嘩中!。ジウンが急いで家に入ると、けんかはおさまった。
ミジンが家にもどるとジウンがいた。ガヨンと彼女の父もいて、ご馳走が並べられていた。
ミジンが「今日は何かの記念日?」と聞くと、母が「イシモチを忘れてた」と台所に行った。
ガヨンが「あんたの叔母さんの誕生日」と言った。ミジンが台所に行くと母は泣いていた。「忘れててごめん」と言うと、「スンは帰ってくる、きっと」と母は言った。
ウジンは母からたくさんのお惣菜をお土産にもらった。
ミジンが門の外まで送った。ミジンは、「今日は叔母の誕生日なんです。毎年、本人不在の誕生会を開きます、命日がないから。母も、検事さんがお母さんを思う同じ気持ちで、叔母を思っているのかも。 ”帰ってくる”と希望をもっています」と話した。
ジウンは、ミジンの父から内緒で呼びだされて、”詐欺事件、捜査結果通知書”が届いていたことを話した。父が「自分が無能だから、母親が公務員になれと勧めた、娘がふびんだ」と言っていたことも。
ミジンが部屋に入ると、父は彼女の靴を磨いていた。父が毎日磨いてくれていたのだ。
部屋に父が入って来て、「母さんには秘密だぞ、お前はえらい」とお小遣いをくれた。ミジンは泣いた。
翌日、ファドン病院の捜査令状が出た。イム・スンはチュ捜査官と検察官たちと一緒に病院に行き、書類の押収を手伝ったが、先日の看護師から、検査結果を渡すと呼び止められた。
地検では、インターンたちが、「ファドン病院が捜索中、ペク院長が事件に関係?」と噂していた。
次長室にまた”身元を偽っているインターンがいる”と匿名のタレコミが届き、ウォンは防犯カメラをチェックさせてもらった。しかし死角で手紙を入れた人物を特定できなかった。
ジウンはクォン刑事から、「ペクに気づかれ、院内にいない可能性が」との連絡を受けた。
その後、ウォンから「ミジンさんは無事ですか?電話にでない」と聞き、彼はすぐに彼女に電話したが、自動音声が流れるだけ。携帯で位置追跡を調べると、”ファドン病院”になっていた。彼は病院に急いだ。
その頃、ペク院長がメガネを外しマスクをしてベッドを動かしていた。ベッドの横たわっているのは、病院着とキャップを被ったイム・スンだった。
ジウンはベッドとすれ違ったが、気づかなかった。
その頃、チュ捜査官もイム・スンと連絡が取れなくなり、彼女を捜していた。
ジウンは、ミジンの家の前に止まっていた車を見張っていた刑事から「車が追跡不能に。不正ナンバーの車両だし、最悪の事態に備えてイ・ミジンさんを保護したほうがいいかと」と電話を受けた。
ジウンは、「犯人は自分が捕まえる、私だけを信じて」とミジンに約束したことを思い出し焦った。
その頃、イム・スンはペク院長に地下倉庫に連れて行かれ、手足を縛られて気絶していた。目覚めると、ペクが彼女を見ていた。
感 想
11話は、ジウンとミジンの距離がいい感じで近づいて来たと思いました。
ジウンは雨に濡れながら、ウォンとミジンが話しているのを聞き、風邪をひいて仕事を休んでしまいました。
ミジンが心配して、母のスープとおかずを届けて、食事の準備をしてあげ、ジウンが母のことは初めて話す場面、自然でよかったです。
また、ミジンの家では、本人不在で叔母さんの誕生日を毎年お祝いしていて、その席にジウンがいたのもよかったです。普段は明るくて強いミジンのお母さんですが、片時も行方不明の妹のことを忘れていない心情がよく伝わりました。
またミジンのお父さんの、娘の思う気持ちにも泣けましたね。いいご両親ですよね。
いよいよ、ファンド病院に捜査が入りましたが、イム・スンは院長に拉致されてしまいました。
どうなるのでしょうか?
第12話 あらすじ
イム・スンはペク院長に拉致され、地下倉庫で手足を縛られて気絶していた。
目が覚めると、ペク院長が「この24年間、ずっとお前を捜していた」と言い、何があったのかを話した。
24年前、ペク院長の妻が姿を消した。彼は1週間後に警察に届け出た、すぐに届けても家出扱いされるだけなので。ペクは男を使って妻の痕跡を調べた。クレカも携帯も使用履歴がなかった。いろんなモーテルに行き、誰かと継続的に会っていた。
ペクは銀行に行き、担当のイム・スンに妻の通帳を見せ、「誰かが引き出しに来たら私に連絡を。イム主任にしか頼めません」とお願いした。
その後、ペクの妻、カン・ギョンヒは、デホモーテルで遺体で見つかった。ペク院長は、妻殺しの疑いで逮捕された。妻が姿を消してから1週間後に届けたことも嫌疑の理由になった。
ペクはアリバイが証明され釈放されたが、嫌疑は晴れていなかった。
警察を出たペクは、イム・スンから3回不在着信があったことに気づき折り返したが、イムは電話に出ず、銀行に電話したら、彼女は辞職していた。
ペクは男にイム・スンの居場所を調べさせたが、消息不明。ペクは、お金や時間がいくら掛かろうともイム・スンを捜してくださいと依頼した。
そして24年後、イム・スンが見つかったと連絡を受けた。
院長はクラブの幹部に、イム・スンの写真をみせ怪我をさせ、病院に連れてくるように頼んだが失敗。彼はコネを使い、イム・スンが働いている地検のシニア・インターンになったと言う訳だった。
ペクは、「なぜ妻が死んだのか、理由を説明できるのはイム・スンだけ」と言った。イム・スン(ミジン)は、「私はイム・スンの成りすましで本人じゃない」と言ったが、ペクは信じない。彼は薬を注射しようとした。
イム・スン(ミジン)は、「本人でないとこの場で証明する。少し待ってください」と哀願した。
ジウンは必死でミジンを捜していた。彼女の防犯グッズが落ちているのを見つけ地下倉庫へと急いだ。
日が沈んだ、しかし、イム・スンはミジンに変身しない。
注射を打たれそうになったが、危機一髪でジウンが助けに来た。ペクがジウンに気を取られている間に、イム・スンはミジンに変身した。
ペクは逮捕され、地検でチュ捜査員から”イ・ミジン拉致”について取り調べを受けた。「誰を?」と彼は聞いた、彼が拉致したのはイム・スンで、イ・ミジンではないから。
ミジンは救急車で病院に運ばれた。彼女はジウンに「家には連絡しないで」とお願いした。
ジウンはチュ捜査員に、ミジンがコ・ナフン殺害事件の目撃者だと話した。
チュはジウンに、「ペクは ”拉致したのはイ・ミジンではない”と言ってる」と報告した。彼らはペクが、”拉致は認めるが、被害者は別人”と言っていることを疑問に思った。
ミジンはジウンに、「ペクは犯人じゃないと思う」と言ったが、ジウンは「こちらで判断する」と。
翌日、ウォンがイム・スンの机にアコを置いて出て行った。チュ捜査員が、「彼がよく来るけど別れたのかな?」と言うと、ジウンが「誰と?」と聞いた。「イムさんです」とチュが言ったので、ジウンは、先日の両思いの話が”ウォンとイム・スン”のことだったと分かり、大笑いした。
その夜、ジウンはミジンに安眠効果のあるお茶を届けた。
夜中、ミジンはペク院長に拉致された時の夢にうなされて目覚め、ジウンからもらったお茶を淹れて飲んだ。
彼女は、”このまま犯人を逃したら?次は自分が狙われるのでは”と不安でならなかった。
翌日、イム・スンはジウンたちに「ペクは犯人はないのでは?犯人を捕まえるタイミングを逃してしまうかも。私がペクに会って説得してみます」と言った。
イム・スンは取り調べ室でペクと向かいあった。外でジウンとチュ捜査員が見ていたが、彼女はマイクをオフにした。
イム・スンは、「拉致したのはイム・スンだったのに、イ・ミジンを拉致した容疑がかかっている、真相を話したら信じますか?」と言って、スマホを出し、イム・スンがイ・ミジンに変身する動画をパクに見せ、「私はスンの姪のミジンなんです」と言った。
「最初は自分でも信じられなかった。私がこんな呪いにかかったのも、叔母の名前を使ったのも偶然だと思ってたが、これは私に与えられた宿題なんだと。奥様を殺した人は私の叔母も殺したのかも。私以外の怪しい人を教えてください。コ・ナフンの殺害現場に私はいました。犯人は私の顔を見たはず、次のターゲットは私かも、どうか助けてください。コ・ナフンさんと奥様を殺した犯人が同一人物なら、私が必ず捕まえます」とイム・スンは訴えた。
拘置所に戻ったペクは、”家の裏で姪にあってるようだ、2人はいつも別行動”との報告や、イム・スンの血液型が昔の書類と違っていたことを思い出していた。
ガヨンは、マンションの前でチュ捜査員に会い、彼の話からミジンが拉致に遭ったとわかり、すぐにミジンの家に行った。ミジンが一人で恐怖に耐えていたのかと思うと、可哀想でつらくて、激しく泣いた。
落ち着いてから、ミジンは「日没後すぐに変身しなかった、日没から変身までの時間が少しず延びている」と言い、完全にイム・スンになるかもと恐れていた。
「犯人を捕まえたら、神が呪いを解いてくれるかも」とガヨンが言った。
チュ捜査員はまたジウンの家に来た。そして偶然から、実はチュは結婚していない、結婚詐欺に遭いお金をだまし取られたことを知った。チュは酔っ払い、またジウンの家に泊まった。
酔ったチュは、「お金を失ったことより悲しいのは、愛する人を失ったこと。もしまた愛する人ができたら、尽くそうと。愛する人が去っていった痛み、何もできなかったと言う無力感、1人になる怖さ、ケ検事には分からない」と言った。ジウンには、彼の言葉が心に刺さった。
翌日、イム・スンは日没時間を調べた、18:25。
そして18:10に警察の前に来た。フードを被り、ミジンに変身してから警察に入った。
ジウンはクォン刑事から、「ミジンさんがが・ナフンの事件に関して証言に来ているが、証言の前にペクに会いたいそうだ」と聞き、すぐに警察に来た。
彼はミジンの手を取って外に連れ出したが、ミジンは抵抗した。
「早く捕まえないと、私が目撃者だと言えば捜査に役立つかも、急がないと」と言った。
「私を信じるのでは?捕まえると言ったはずだ」とジウンは怒った。
「まだ捕まえてません。ごめんなさい、信じて最後まで待とうとしたけど、、あまりに怖くて」とミジンは涙を溜めて言った。
ジウンは彼女を抱きしめ、「私が捕まえる。大切な人をもう失いたくない。遅くてすみません、犯人の逮捕も自分の気持ちに気づくのも」と言い、彼女にキスをした。
感 想
ペク院長が怪しそうな雰囲気をずっと見せていたのに、結局、犯人はペクではなく、彼も妻を殺害された被害者だったようですね。
イム・スンがペク院長を取り調べていました、それもマイクをオフにして。検事でもないし、有り得ませんが。
そして彼女は、ペク院長から大切な情報を得ますが、彼女の叔母さんのイム・スンに関することなので、ジウンたちと情報共有できない、マズイですよね。
ミジンとジウン、やっと2人の気持ちが通じたようでよかったです。
ただ、犯人が誰で、近くにいるのではないかと不気味です。
犯人が全く登場していない人物だということはないと思うのですが。
そうなると、シニアインターンの女性ナ・オクヒさんが、関係している気がするのですが、犯人でないとしても。まさか犯人が、シニア・インターの元刑事なんてことないですよね?
第13話 あらすじ
ついに思いが通い合ったジウンとミジン、彼は家の前に彼女を送って来た。ミジンは「2人が恋人になったことはまだ両親には内緒で」とジウンにお願いし、ジウンは「約束を守る、ミジンさんを守り抜く」と言って彼女を抱きしめた。外にいた父が2人の会話を聞いていたが、母には内緒にした。
翌日、地検に出社したジウンとイム・スンは、チャットで話してウキウキムード。
イム・スンはコ・ウォンを避けようとしたが捕まった。彼女は「好きな人がいる」とはっきり言ったが、ウォンは「知ってる。諦める気はない、僕の気持ちを無視しないで」と笑って言った。
夜、ミジンは携帯を地検に忘れたことを思い出し、ジウンが自分に電話しないか心配になり、すぐに取りに行った。
携帯を取り戻してうまくジウンをかわしたが、廊下で見つかり、「会いたくなって来た」と言うとジウンは喜んだ。2人は地検の部屋に戻り、チュ捜査官が買ってきたケーキを3人で一緒に食べた。 ”ミジンとして地検に来たかった”という彼女の望みが叶った。
ペク容疑者がまた地検に呼ばれた。2000年代から、莫大な量のフェンタニルの横流しの疑いが出て来たため。彼が「イム・スンと話したい」と言ったので、再び、彼女がペクと取り調べ室で話した、マイクはオフで。
「あなたの話を私が信じるとして、犯人をどう捕まえると?」とペクが聞いた。スンは「においです。それでダメなら、私が目撃者だと明し、罠をしかける」と言った。
ペクはその後、24年前の事件発生後に取引した”麻薬(フェンタニル)取引リスト”を地検に渡した。
ジウンたちは、ペクがなぜイム・スンを信じて、資料を渡したのかを訝しんだ。スンは「昔 院長先生を尊敬していたことを思い出しました」と二人に言った。子供の頃、ケガをしたミジンを、ペクは優しく治療してくれたのだった。
シニア・インターンのソ・マルテ元刑事は、後輩から失踪者の息子の名前は”ケ・ジウン”だと聞いた。彼はケ検事に、「ペクがパーキンソン病」と話した。刑事のカンで、ペクがペンを左手で受け取った時に気づいたのだ。
ジウンはすぐに、チュ捜査官にペクの治療記録を入手させた。果たしてペクはパーキンソン病で、コ・ナフンの死亡時には入院中だったことが判明した。ペクは犯人ではなかった。
捜査は振り出しに戻り、タク・チョンヒ検事がジウンの捜査に協力すると申し出た。
その夜、ジウンがミジンに会いに家に来た。「毎日 顔を見ないと熟睡できない」と言うジウンの甘いことばに、ミジンは嬉しがった。
しかし彼が「週末、ランチでも」と言った途端、「いいえ!」と大きな声で否定、「昼間に会うにはまだ早い。7時過ぎに会うのがちょうどいい」と言った。ジウンは、意味が分からず、納得いかないまま自宅に戻った。
翌日、ジウンはイム・スンに、「ミジンを知ってる?彼女の職業は?昼に会うのを嫌がるのは理由があるのかと思って」と聞いた。イム・スンは「プライバシーは恋人でも尊重すべきかと。ガヨンと週末の話をしてた」とごまかした。
週末、ミジン(イム・スン)は、ガヨンの部屋に入り浸って、昼間からお酒を飲んでいた。
「昼間会うのを避け続けたら変に思われる」とミジンが相談すると、「正直に言えば?」とガヨン。
「身元を偽って就職したことや成り済ましの件本当のことも?」と聞くミジンに、ガヨンは「ダメだね、警察に逮捕される」と言った。
階下のジウンの部屋には、またチュ捜査官が来ていた。ジウンが、ミジンが昼間会いたがらないと話していると、上の部屋から物音が聞こえた。ミジンが来てるかも?と思ったジウンは、チュに、彼が作った料理を持たせて偵察に行ってもらった。
ガヨンが扉を開けると、チュがいて驚いた。最近、彼女はチュが気になっているのだ。彼のお手製のパスタを見て彼を家に入れ一緒に食事をした。二人は食べ物の趣味が同じで、話が合う。ミジンは別の部屋にいたが、トイレを我慢できずに、、。
ジウンの部屋に戻って来たチョは、ガヨンのことで頭がいっぱいで、上に行った理由を忘れていた。が、「イムさんがいました」と言った。ジウンはミジンが酔って泊まった次の朝、ベランダをよじ登ってガヨンの部屋に行ったこと、その後、彼がガヨンの部屋のチャイムを鳴らすとイム・スンが出て来たことを思い出していた。
ガヨンもチュが気に入っているが、ミジンから「あの人は既婚者」と言われてショックを受けた。
ジウンは、ミジンの家の前を見張ってもらっていた刑事から、ドラレコの映像を送ってもらった。そこに自転車で出てくるイム・スンが写っていた。
拘置所に拘留されているペク院長は、イム・スンが言った「においがした。初めて嗅ぐにおいでした」から、あることを思いついた。
翌日、タク・チョンヒ検事 がジウンに、「ペクのリストを調べた。1人改名した人がいた。20年前の”コン・ウンシム” が ”コン・ギチョル”に改名、男性の名前に見えるが、女。改名までして20年ぶりにあらわれた”コン・ウンシム”は怪しい」と言った。
ジウンがチョに、コン・ウンシムことギチョルについて調べさせた。コン・ウンシム、24年前からなら本名の可能性が高い。チョは、この手の人間を捜し出す方法があると言った。
イム・スンは、コ・ウォンが清掃員の女性を後を追っているのを見た。ウォンは、清掃員が次長室のドアの下に手紙を入れたのを見届けて、部屋に入って封筒を開けると、”身元を偽って、、、”と同じ内容のタレコミが入っていた。
イム・スンは、ウォンが持ってる手紙を奪って見て、驚愕した。ウォンは「最近 次長宛にくる投書。昼休みに置かれるから数日見張っていた」と言った。スンが清掃員の女性にその手紙を見せると、「昔の同僚から頼まれて、仕方なくやった」と言った。スンは清掃員から、指示した人の名前と住所を聞きだした。
コ・ウォンが車を出してくれて、イム・スンは清掃員から聞いた住所にやって来た。
タレコミを書いた女性は、生活のために働きたくてシニア・インターンに応募した人だった。彼女は「選ばれたあの人は、私が知ってるあの人とは顔が違うんだよ」と言って、シニア・インターンの写真が載っているソハン新聞をイム・スンに見せた。
彼女が指差したのは、ナ・オクヒの写真、しかし「ナ・オクヒじゃない」と言った。
感 想
ジウンとミジンは、お互いの思いが通じてデレデレでした。しかしジウンは、ミジンが昼間に会うことを強く拒み、職業についても話さないことに疑問を持っています、当然のことですが。 ”そろそろ気付けば?”って思うけど、ミジンが昼間はイム・スンになるなって、まあ、信じられないですね。
コ・ウォンは、ミジン(イム・スン)がジウンを好きだと分かっているが、それはそれとして受け止め、今までと変わらずイム・スンの力になっていますね。ウォン、いい人!好感度、アップ中です!
ペク院長がイム・スンを信じて、24年前の”麻薬(フェンタニル)取引リスト”を検察に渡し、”コン・ウンシム” が ”コン・ギチョル”に改名していることが明らかになったのは、捜査の大きな進歩でした。
と同時に、”身分を偽って、シニア・インターンになっている人がいる”というタレコミは、イム・スンのことではなく、”ナ・オクヒ”のことだとも分かりました。
やはり、ナ・オクヒさんが怪しかった。事件はだいぶ真相に近づいて来たようです。
元刑事のソ・マルテさんは、いい人でした、、前回の感想で疑って、誠に申し訳ありません🙇🏻♀️
第14話 あらすじ
イム・スンは、インターンの”ナ・オクヒ”は本人ではなく、成り済ましだと知り、チョ捜査官に”身上調査照会”をお願いした。捜査官は出張中で、戻ったらすると言った。
コ・ウォンが「食事に行こう」と言ったが、スンは「約束がある」と断った。ウォンは、「困った時は連絡して、僕を利用して」と言った。
ミジンとジウンは午後7時過ぎにレストランでステーキを食べた。
ジウンはミジンに、「好きなことをしながらワクワクしてほしい」と言った。
ジウンはミジンを家の前まで送り、日曜日の予定を聞いたが、ミジンは昼間は忙しいと言った。
ミジンは寝る前に、ジウンが言ったこと、”自分がやりたいことはなんだろう”と考えたが、同時に”どうなってもいいように備えないと”と思って、公務員試験の本をまた開いた。
そして、机にうつ伏せになって寝てしまった。
翌日、ジウンは花を持って、ミジンの家に来た。両親はすごく喜んだが、ミジン(すでにイム・スンに変身)はベッドで眠りこけていた。
ジウンは両親にガヨンの叔母(イム・スン)の事を聞いたが、彼らは、ガヨンに叔母はいないと言った。
「イム・スンさんが訪ねて来たことは?」とジウンが聞いたので、両親はすごく驚き、「スンが見つかったの?」と問い詰めた。
両親が「ミジン、検事さんが来てる」と大きな声でいった。ミジン(イム・スン)はやっと目を覚まし、焦った。部屋に鍵をかけて外に出たが、両親が鍵を開けて入って来て、「あの女よ」と見つかり、また追跡劇。母が通報し、ミジン(イム・スン)はパトカーに捕まり、また全員で警察に。両親に責められ、ミジンが「だから最初から言ってるでしょ、私はイ、、、」と言おうとした時にジウンが入って来た。
ジウンはイム・スンと公園まで来て、どういうことかと聞いたが、スンは「私も本当は話したいんです、その、、」と、やはり言えずに詰まってしまった。ジウンは「あなたは誰ですか?ミジンさんとの関係は?」と聞いたが、スンは首を横に振るだけ。
家に戻った母は、「あの顔に見覚えがある、スンに似てる。スンは生きてるわ」と言った。
その夜、ミジンから連絡を受けたガヨンは急いでミジンの家に来た。
ミジンは布団をかぶって寝ていたが、起き出して「楽しかった、働けたことがすごく嬉しくて。信じてくれる人たちをだまして傷つけた。これ以上隠れるのは無理よ」と泣いた。
ガヨンは「正直に言ったら、拘置所だよね」と言って泣いた。
ジウンが家に戻ると、マンションの前でミジンの母が待っていた。
「じっとしてられなくて。さっきの女性と知り合いのようだけど、彼女の名前は?」と聞いた。「うちの事務員で、イム・スンです」とジウンが答えると、「イム・スンなのね?どうしよう気づかなかった、妹なのに。あの子は今どこにいるの?」と母は泣きながら聞いた。ジウンは答えられない。
ミジンは父から、母が、スンのことを聞きにジウンに会いに行ったと聞いた。
その夜、ミジン(イム・スン)は泣きながら”辞表”を書いた。
翌朝、家を出ると、ペク院長の使いの男に呼び止められ、車に乗った。封筒を渡されにおいをかぐと、あの時のにおいだった。中には”ケシの花”が入っていた。
チュ捜査官が、”ナ・オヒク”の身上調査照会をしたが、シニアー・インターンの”ナ・オヒク”とは別人だった。彼は、”コン・ウンシム”の身上調査照会書をだした。その写真とナ・オヒクの顔が同じ、つまり、ナ・オヒクが、コン・ウンシムだった。
イム・スンが出社した。ケ検事がスンを外に連れ出した。
スンは辞表を出した。ジウンはスンに理由を尋ねたが、彼女は「すみません」と謝るだけ。彼は「ミジンさんとの関係は?彼女のお母さんはイムさんを妹だと思って捜してるんですよ。こんな風にだまして、私も捜査官も信じてました」と。スンは「今は言えません、すみません」と涙を流して去った。
スンが荷物をまとめて廊下に出た時、チュ捜査官から、「”コン・ウンシム”を捜していたが、地検で働いているナ・オヒクだった」と身上調査照会票を見せられた。
その日、ナは欠勤していた。スンは、ロッカールームの”ナ・オヒク”のロッカーの鍵を消化器で壊した。中には、ビニール袋に入れらえた”ケシの花”があった。
チュはジウンに、コン・ウンシムの身元照会書を渡し、「看護大で学びながら注射のバイトをしていた。人づての仕事で依頼した人物が誰かは分からない。警察署の前でカフェを運営していたが、閉店して雲隠れした。しかし衝撃の事実が、彼女はナ・オクヒと言う名で地検にいたが、ペクの逮捕後 欠勤している」と報告した。
その頃、ミジンの父はガヨンの父から”マダム・クァク”の住所を聞き、彼女の”伝統茶カフェ・ファリム堂”に来たが、留守だった。
”マダム・クァク”がカフェに来たが、コン・ウンシムだった。
〔24年前〕
ウンシムは、ペクの妻のカン・ギョンヒに注射を打ち、宝石や通帳を盗んだ。しかし気づいたギョンヒに足を掴まれたので、彼女を斧を使って殺害した。
その後、ペクの妻の通帳を持ってイム・スンが働いている銀行に来て、お金を下ろそうとした。イム・スンは、ペク院長から、「妻の通帳から引き出す人物が来たら知らせてほしい」と頼まれたいたので、すぐに院長に電話したが、彼は電話に出なかった。そしてその夜、イム・スンもウンシムに殺害された。
ジウンの母がたまたまその殺害現場を目撃してしまい、彼の母もウンシムに殺害された。
ミジンの父は階段で待っていて、マダム・クァク(ウンシム)が来たので店に入れてもらった。
実は20年前、彼はマダム・クァクに義妹のイム・スン捜しを依頼したことがあった。父は「また捜してほしい、妻が胸を痛めてる」と頼み、20年前の覚書と代価として700万ウォン支払いの領収書を見せた。
20年前、”ロイヤル茶房”の女性も行方不明になり(この女性が、ジウンの母ですね)、ミジンの父とガヨンの父が話しを聞きに来た。コン・ウンシムはその茶房の従業員だった。
ミジンの父たちは、マダム・クァクに会うつもりだったが、マダムは茶房を閉めると出て行った後で、コン・ウンシムだけ残っていた。父たちは、コンシムをマダム・クァクと思い込んで、イム・スン失踪の情報を得ようとした(のではないかと推察します)。
ウンシムは、「ここに来たことを誰かに話したか?」と父に聞いた。父は「誰も知らない」と答えた。
その時、父の携帯に電話がかかった。待ち受け画面は、妻とミジンの写真。「可愛い娘さんね」と言われ、父は、「娘のミジンです」と言ってしまった。
「イ・ハクチャン(父の名前)、イ・ミジン、、」、ウンシムは、あの日、目撃者のイ・ミジンは、イ・ハクチャンの娘だと知った。
ウンシムは部屋の鍵を閉めた。
ジウンは警察署の防犯カメラでカフェを調べていた。そこにミジンから電話、「犯人を見つけました」と言ったが、その声はイム・スンだった。「コ・ナフンを殺したのは、ナ・オクヒです」とスン(ミジン)は言った。
防犯カメラに、コン・ウンシムの姿があり、ジウンは、ユンの指名手配を指示した。
そして電話口のスン(ミジン)に、「危険なので地検から出ないように」と指示した。
しかしその時、父から、”ミジン、急用だから来てくれ”とメッセージが入った。スン(ミジン)は父に電話したが通じない。そして、父が縛られている写真が送られて来た。
「父親に会いたければ、誰にも言わずに私と会った場所に来なさい。警察に電話したら父親は死ぬ」と犯人から電話がきた。
スンは誰にも言わずに、タクシーでテホ里の交差点に急いだ。ガヨンに電話したが出ない。日が沈み、スンはミジンに変わった。
テホ里の交差点についた時、犯人から場所を変えたと電話がり、ミジンは携帯に示された場所に走った。
そこはビニールハウスの中だった。父に電話すると呼び出し音が聞こえ父の携帯が見つかったが、後ろから犯人に殴られ、ミジンは気絶した。
感 想
14話は、なかなか怖かったですが、、。
まず、面白かった場面から。ミジンが朝寝坊して、イム・スンに変身したところを両親に見つかり、追いかけられ、警察に捕まるところ。やっぱりお母さん(チョン・ヨンジュさん)の迫力と、イム・スン(イ・ジョンウンさん)のやけっぱちの早口とか、掛け合いが最高でした!
ここに来て、すごくスピーディーに、犯人が ”ナ・オクヒ”、本名、コン・ウンシムと判明しましたが、怖い人ですね。動機は何だったのでしょう?
単なる金銭目当てペク院長の妻を殺害してしまったが、それの巻き添いで、イム・スンさんやジウンのお母さんも殺されたということなら、ほんとに酷い話です。
コン・ウンシムは、カフェのオーナーの時は、”クァク・グムファ”に成り済まし、シニア・インターンでは、”ナ・オクヒ”に成り済ましていたということですね。
コ・ナフンさんが殺害された理由は、次回明らかになるでしょうか?
”マダム・クァク”って、数話前に、不動産屋さんがお父さんに意味深に言ってた時は、お父さんの浮気?を匂わせてましたが、全然違ってましたね。
ナム・スン、ジウンにすごく問い詰められるけど、本当のことは言えない、そのつらさが伝わりました。
それにしても、ジウン、ミジンに「必ず犯人を捕まえます。あなたを守ります。信じてください」って何度言ったことか、でも、約束を守ってないですよね。
結局、犯人を見つけたのはイム・スンだし、犯人を目撃したことで恐れていたミジンは、その通り、今 危険な目に遭ってます。彼女が犯人の車に遭遇した時に、ジウンが、「イ・ミジンさん」って大声で呼んで、犯人に目撃者の名前を教えたようなものだけど、ジウンにその自覚はない。
ジウン、少し注意して観察すれば、ミジンとイム・スンの関係はわかったと思うけど(まあ、ドラマだから)。
その点、コ・ウォンは柔軟、早い段階からイム・スンとミジンが同一人物だとわかると、秘密は守って、いつもイム・スンを気にかけている、ほんとにいい子だわ。
第15話 あらすじ
ミジンは、ナ・オクヒの指定する温室の中に来たが、彼女に後ろから殴られて気を失った。
施術が終わったガヨンは、ミジンから12回も着信が来ていたことに気づいた。 ”連絡が取れない時は警察に通報を”とメッセージがあり、電話したが繋がらない。彼女はチュ捜査官に電話して、ミジンが危険な目に遭ってると泣きながら伝えた。
ジウンは、チュからミジンの危機を聞き、位置追跡で彼女が犯人を目撃した現場にいることを知った。クォン刑事に捜索隊を要請した。
ジウンは温室に到着したがミジンの姿はなかった。携帯が落ちていた。名義を調べるとミジンの父のものだった。クォン刑事が、コン・ウンシム(オクヒ)の自宅がこの近くだと言った。
ミジンは目覚めると別の場所に連れてこられていた。
オクヒは注射器に薬品を入れてミジンに注射しようとしたが、危機一髪、ミジンは持って来ていたカッターで手首を縛っていた綱を切り、オクヒが落とした注射器を持って走って逃げた。オクヒは斧をもってミジンの後を追った。
ジウンはオクヒの家の倉庫に人がいた形跡を見つけて、ミジンが逃げたであろう方向に向かった。
ミジンは隠れてオクヒを襲おうとしたが倒れてしまった。しかし、オクヒはミジンが、20数年前に殺害した”ナム・スン”に見えて怯えた。ミジンはその間にオクヒに注射器を刺し、逃げた。
ミジンを捜すジウンの前に、あの子猫が現れ、彼の道案内をした。
ミジンはフラフラになりながら歩いていた。ジウンがミジンの姿を見つけてその後を追った。目の前でミジンが倒れた。日が昇り、ジウンが彼女に近寄ると、倒れていたのはイム・スンだった。
オクヒの家の庭から、2体の白骨遺体が発掘された。
1つは左の人差し指に大きな指輪をはめていた。ジウンはそれが、自分が子供の時に母にプレゼントした指輪だとわかり、泣き崩れた。
ナム・スンは救急車で病院に運ばれた。
ナム・スン(ミジン)の病院には、ガヨンが駆けつけた。ナム・スンは目覚め、父の無事を確認した。父は上の階に入院していた。会いに行きたいが、ナム・スンの姿で会うことはできない。
ミジンは昨夜、オクヒが自分を叔母のナム・スンと間違えて、”殺したはずなのになぜ?”と恐れたことを思い出した。亡くなった叔母に命を助けられたと分かり、ミジンは嗚咽した。
母は入院している父を見舞って、「私にはあなたとミジンしかいないから、危険なことはしないで」と言っていた。ミジン(イム・スン)は病室の外から、父と母の様子を見て泣いた。犯人が逮捕されても、元の姿にもどれない、ミジンは悲しかった。
夜になって、やっとミジンは父に会いに来て、父を抱きしめた。
母に警察から電話があった。「はい、イム・スンは私の妹ですが」と母は言っていた。見つかったもう一つの白骨遺体は、母の妹だった。
ジウンの母が事件の被害者だとわかり、彼は担当から外された。
タク検事の計らいで、ジウンは、犯人のコン・ウンシムと面会したが、コンに罪悪感などかけらもなかった。彼女はジウンの母が、ジウンにすごく会いたがっていた、約束を守りたい、助けて、と何度も哀願したことを笑いながら話した。
ジウンは犯人の態度にたまらず取り調べ室を出て、外のベンチに座った。元刑事のソ・マルテが、ジウンの母を助けられたかもしれないとずっと後悔し続けてきたと話した。二人はお互いを慰めあった。
イム・スンは、拘置所のペク・チュルギュに面会して、犯人が捕まったこと、コさんとナさんの殺害の罪と私への殺人未遂で無期懲役は確実だと話した。
院長は、イム・スンに感謝して、「やっと息子たちに会えそうです」と肩を震わせて泣いた。
イム・スンとコ・ウォンは別々に、ナ・オクヒが身分を偽っていたことを知った経過について事情聴取を受けた。
ミジン(イム・スン)は仕事を辞め、あれからジウンを避けていた。彼からは何度も、”連絡をください、待ってます”とメッセージが入ったが、返事ができなかった。
イム・スンがいないオフィス、ジウンもチュ捜査官も寂しそうである。
ガヨンはチュ捜査官が駐車に困っているのを見て話しかけた。そして、彼が既婚者でないことがわかり、二人は1周ドライブして、ガヨンの家でラーメンを食べることにした。
ミジンが家に戻ると、家の前にジウンが立っていた。彼は「私を避けていますね」と言ったので、ミジンは「話をしましょう、今まで言えなかったことや仕事のこと」と言うと、彼は「あなたがイム・スンだということ?あの日見たんです。この目で見ても信じられなくて。でも考えてみると合点がいった。私に言ってくれれば」と言った。
「言えません、秘密にしてたから検事さんと働けた。仕事も好きでしたし、検事さんと会えるのもうれしくて、正直に言えなかった」とミジン。
「それでも言って欲しかった。そしたら危険な目にも遭わなかった。必ず守ると約束したのに、なすすべもなく、自分が情けなかった」とジウン。
ミジンは「責任を取ります。別れましょう。行きますね」と言って家に入って行った。
ミジンは部屋で泣き濡れ、ジウンはミジンの家の外にずっと立っていた。
翌日、地検のチャ次長に、ソウル地検のパク次長から、”ケ検事はソウル中央地検に異動させる”とメッセージが入った。
日が昇り、ミジンはやはりイム・スンに変わった。
家では、妹のイム・スンが白骨遺体で見つかってから、母が何も食べずにいた。母は、妹の死を受け入れることができない。
イム・スン姿のミジンは、そんな母を見て、部屋から出た。母がミジンを見て、「あんたはスンでしょ?妹のスンでしょ?」と彼女を抱きしめた。ミジンは本当のことを言おうとしたが、母は聞かずに、ミジンをスンだと思い抱きしめた。
夜になり、彼女は抱きしめられたままミジンに変身し、「父さん」と言った。その声で振り向きミジンを見た父は、目を丸くした。「ミジン?」と言う声で、母がスンから離れた。ミジンに変わっていて、母は腰を抜かした。
感 想
ミジンは、絶体絶命の危機を、自分の力、そして叔母さんのイム・スンの助けで逃れることができました。
犯人のコン・ウンシム(オクヒ)も捕まりましたが、院長の妻殺しの動機には触れられませんでした。イム・スンとジウンのお母さんは、巻き添えで殺されてしまったようです。インターンのコ・ナフンさんが殺されたのは、娘さんと仲が良かった妬み?とにかく、犯人は狂ってましたね。
ジウン、ミジンが自力で逃げて、日が昇った時にナム・スンに変身したので、やっとミジンとナム・スンが同一人物だと分かったの?
14話で、「犯人がわかりました」とミジンの携帯番号からイム・スンの声で電話があった時に分かったのかと思ってましたが、、、。
ジウンは、死闘を尽くして生き延びて倒れたミジン(イム・スン)が病院に運ばれたのに、そこについていかないし、お見舞いにも行きませんでした。それが不思議でした。母親の白骨遺体が見つかって、それどころではなかったのかもしれませんが。
そして実際には、ナム・スンのおかげで犯人が見つかり事件が解決した。ジウンはほとんど何もしなかったと思いました。
ミジンの母は、妹の死が受け入れられないようです。とうとう、ミジンは両親に秘密を見せました。
第16話(最終回)あらすじ
ミジンは、イム・スンの姿で両親の前で現れた。そのまま日が沈み、イム・スンは泣きながらミジン変身、両親はミジンの秘密を知り泣き崩れた。
ペク・チュルギュの裁判が行われた。
被告は罪を認め捜査に協力し、これまで社会貢献をしてきたこと、拉致被害者(イム・スンに変身したミジン)が嘆願書を出していることを考慮して、懲役3年が言い渡された。
ミジンは昼間はまだイム・スンに変身していた。
自分と両親のために元の姿に戻りたいが、万が一戻れなかった為に、バケットリストを作った。10番目は、”本当にやりたい仕事を始める” だった。
母はそれを読んでショックを受け、ガヨンにイム・スン姿のミジンを連れ出してもらった。
ガヨンはイム・スンといろいろなことをして1日楽しんだ。ガヨンがチキンを食べに連れてきてくれた店は、地検で働いていた時に来た店だった。イム・スンは「あの仕事を大好きだった、失って気づいた。おかげで自分のやりたいことが何かわかった」と言った。
毎晩ミジンは、図書館で勉強した。
今日もジウンがミジンの家の前で待っていた。ミジンの両親は痩せたジウンを心配した。
父が母から預かったお惣菜を持って外にでて、ジウンに渡した。
ジウンは、「ソウルに行く、お世話になりました」と挨拶した。その時、父にミジンから”もうすぐ着く”とメッセージがあり、父は何かと理由をつけてジウンを引き止めようとしたが、、、彼女が戻る前に、ジウンは車で帰った。
その後ミジンが家に着いた。彼女は家の前でジウンを見かけたが、彼を避けたのだ。
ガヨンとイム・スンが桜並木の下を笑いながら歩いていた時、イム・スンはあの猫を見かけた。が、彼女は猫の後を追わなかった。
その夜、ミジンは夢を見た。
イム・スンが、ベッドの端に座っていた。「もう行くわ」と右手を差し出した。ミジンはその手を握った。「あなたなしでどう生きていけば」とミジンは言った。「今まで通りでいい。あなた自身がやり遂げたのよ。自分に自信をもって。あなたは私でしょ。好きなことをして生きて」とイム・スン。「あなたは私への贈り物よ。もう一度勇気を出せるかな?」とミジン。「あなたなら大丈夫。もう行くね」とイム・スンは去った。
ミジンは目覚めた。日が昇ったが、もう変身しなかった、元に戻ったのだ。
コン・ウンシムの裁判で、ミジンは証人として呼ばれた。「叔母たちの殺害については時効が成立した。でも家族の生死も知らぬまま 数十待った遺族の悲しみは消えない。判事さん、被害者の親族として殺されかけた被害者として、被告人に厳罰を求めます」と訴えた。
そして、判決の日が来た。ミジンと両親も傍聴席にいた。
”被告人のナ・オクヒとコ・ナフンの殺害、イ・ナクチャンの拉致監禁、イ・ミジンの殺人未遂の罪は決して許されない。被告人は反省の色が見られず再販の危険性が高い。被告人を社会から永久に隔離するため、死刑を言い渡す”と極刑の判決が下った。
ミジンの家に、ガヨンと彼女の父が来て5人で食事をしていた。ガヨンの父が「ミジン、また受験勉強を?」と聞くとその場が凍った。しかしミジンは「してるわ、自分のために。やりたいことがあるからよ、再挑戦する」と言った。みんなで乾杯した。
ジウンは外でミジンの家から聞こえてくる笑い声を聞いていた。
ミジンが外にお酒を取りに行くと、ミジン(イム・スン)がジウンにプレゼンとしたサボテンの”タクワン”が置かれていた。
コン・ウォンは、除隊(公益勤務を終え)し、活動の前にアルバムをリリースした。
インタビューで「1番トラックが、恋愛経験を基に書いたような切ない歌詞だと騒がれているが」と質問を受けたが、「ノーコメント、心に秘めておきたい大事な思い出だからです」と話して、アコを飲んだ。
ミジンはコ・ウォン感謝を述べ、まだ彼(ジウン)を諦めていないことをきちんと話していた。
チョ捜査官はガヨンの家で、借金返済を終えたお祝いをした。そして、自分の頭にリボンをつけて、彼女に指輪をプレゼントした。
ガヨンは彼に、「ミジンは、1次2次と試験を通り、3次支援の準備中」と話した。
6ヶ月後:
ジウンはソウル地検で、仕事に没頭していた。
同僚とランチ中、そこに今年トップの合格者の女性と新人の女性が来て同じ席についた。新人はミジンだった。ジウンは驚いた。
ジウンはミジンが働いてい部屋にきた。サボテンのタクワンが置いてあった。二人は外のベンチに座ってた。ジウンは、「ずっと待ってました」と言って彼女にキスをした。
二人は桜並木を手を繋いで歩いた。ジウンに「ケ検事」とナム・スンの声が聞こえた。
彼は後ろを振り返ったが、もちろん彼女は見えない。ナム・スンはミジンと同じピンクのカーディンガンを着て、二人に微笑んでいた。
ーー完ーー
感 想
ハッピーエンドでした!!よかったですね。
ミジンの親友のガヨンが、本当にいい子でした。ミジンがナム・スンの外見になってからも、ずっと変わらず、彼女に寄り添って応援してくました。ガヨンがいなかったら、ミジンはやっていけなかったですよね。
ガヨンとチョ捜査官がカップルになったのもよかったです。
コ・ナフンさんが殺害されたのは、殺人現場を目撃してしまったからだったのですね、お気の毒でした。
コ・ウォンのその後も描かれていてよかったです。インタビューを終えて彼が飲んだ ”アコ(アイス・コーヒー)” も、イム・スンとの大切な思い出ですね。
あの猫を見かけた夜に、ミジンの夢にイム・スンが現れて、別れの挨拶をした場面は、ジーンとしました。ミジンはナム・スンに勇気をもらって頑張ってきたのでした。
そして、ミジンは母の期待に応えるためではなく、自分のために、やりたい仕事のために、また受験勉強を始めました。そして受かり、望みの仕事を手にいれることができたのも素晴らしかったです。
ミジンは堂々とソウル地検のジウンの前に現れることができ、二人は堂々と付き合い始めました。
最後の場面が、ナム・スンの桜色の笑顔っていうのが、とても素敵でした。このドラマ、なんと言っても、ナム・スン役のイ・ジョンウンさんの力が大きかったです。
温かい終わり方で、私も視聴してて笑顔になりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
こんばんは~
私もこのドラマを見始めました。
まだ1話しか見ていませんが、今のところ、面白そうです。
女性の主役のイ・ミジン役のチョン・ウジンssiは、(まともには)初めて見ました。
チョン・ウジンssiは、応答せよシリーズとか…「ロボットじゃない」などに出演なさっている様子ですが、出演していたことを全く記憶していません。まだ何とも言えないです。
イム・スン役のイ・ジョンウンssiは、「知ってるワイフ」や「私の幽霊様」等々で、たくさん見てきました。
私達は、イ・ジョンウンssiのことを「チャソ君」「チャソ君」(←「知ってるワイフから」)と呼んでいます(笑)
ケ・ジウン役のチェ・ジニョクssiは、「ゾンビ探偵」で主役をなさっていたのを何年か前に見ました。でも、あんまり印象は覚えていません。
「ゾンビ探偵」は、相手役の主演の女優が良かったです。
このドラマの1話は面白かったので、このドラマの今後に期待しています。
なかなかなか様
新ドラマへのコメント、ありがとうございます。
登場人物が多彩なので、面白い展開になればいいなと思っています。(あまり怖くないようーに)。
私は、ミジン役のチョン・ウジンさんとケ・ジウン役のチェ・ジニョクさんは初めてです。
イム・スン役のイ・ジョンウンさん、映画「パラサイト」の家政婦役で初めて知り、衝撃を受けました。ジョンウンさんが出演されていると安心感ありです。
他の脇を固める俳優さんたちも好きなので、期待しています。
こんばんは~
6話まで試聴しました。
6話が…とても面白かったです!
検事役の主演の男優…だんだんかっこよく見えてきましたね(笑)
当サイトの1番上の方の…イジョンウンさんの紹介(過去の出演作)なのですが、イジョンウンさんが(ドラマにおいて)本格的にブレークしたのは、ドラマ「知ってるワイフ」なのかと私は思います。
もし、ご覧になっていなかったとしたら、「知ってるワイフ」…絶対に見てください!
私は…「知ってるワイフ」…5回くらいは見ましたけど、何回見ても毎回面白いドラマです。
主演のチソンさんが、ともかくめっちゃかっこいい作品です。
(タイムスリップ系のドラマなのですが)チソンさんの義理のお母さん役が、イジョンウンさんです。
チソンさんは、何回もタイムスリップしますが、主演のハン・ジミンさんもタイムスリップします。
「知ってるワイフ」よりも更に少し古いドラマなのですが、「ゴーバック夫婦」も2~3回試聴しました。「知ってるワイフ」と「ゴーバック夫婦」は、ストーリー的に…かなり似通ったドラマでして、「ゴーバック夫婦」もタイムスリップ系のドラマなのですが、めっちゃ面白いので、もし可能であれば、是非是非ご覧になってくださいね!
「ゴーバック夫婦」は、(ナムギル先輩役の)チャンギヨンさんが、本格的にブレークしたドラマ作品です。
さて、『Missナイト& Missデイ』…の7話以降も楽しみにしています!
なかなかなか様
コメントありがとうございます。
いつも貴重な情報をありがとうございます。
「知ってるワイフ」は聞いたことがあり、Netflix で配信されていたと思ったのですが、残念ながら見つかりません。配信が終わってしまったのか?再度配信されることを願っています。
「ゴーバック夫婦」は初めて聞きました。これもNetflixでは配信されていないようです。
2つのドラマ、どこかで見ることができればいいなと思います。
ごんばんは
3話まで視聴しました。
このドラマ、、、かなり面白いです!
イ・ジョンウンssiは、ドラマ「知ってるワイフ」や「ああ、私の幽霊様」の頃から大好きで、本当に面白い女優さんです。
でも、映画「パラサイト」はまだ見てません。私韓国ドラマは200作品は見てますが、韓国映画は過去に殆ど見てないのです。
チェ・ジニョクssiは、ドラマ「ゾンビ探偵」で、ゾンビかつ探偵役で、完全に主演でした! でも、「ゾンビ探偵」は、そんなに無理して見なくて大丈夫です。敢えてお勧めはしません(笑)
さて、このドラマ、、、4話以降もとっても楽しみにしています!
なかなかなか様
コメントありがとうございます。
韓国ドラマを200作品以上ご覧になってるから、知識が豊富なのですね。
私は2020年12月にNetflixに加入してから、韓国ドラマにハマりましたが、それまでは全く見たことがありませんでした。だからまだ新米です(笑)。これまでいくつぐらい見たのか?また数えてみます。
引き続き、このドラマを楽しみましょう。
9話の
シニア・インターたちが集まり、「あとでお金を集めて香典をだすのはどうだ?」と話し合っていた。
という記載のインターは、インターンかもです。
ご指摘ありがとうございました。訂正しました。
これからもよろしくお願いします。
こんばんは~
6話のあらすじ、、、読ませていただきました。
若い女性の検事、、、タクチョンヒさんという役名なのでしょうか?
あのサボテンは、タクチョンヒさんからジウン(主役の男性検事)に贈られたサボテンなのでしょうか? サボテンの名前は、タクチョンヒだから、、、タクワンなのでしょうか?(笑) 違うかなぁ?
7話を見て、ともかくイジョンウンさんが面白いです。
インターンの元院長は、連続殺人犯の一味の1人みたいですね?
元院長、、、イム・スン(イ・ジョンウン)に探りを入れてますね! 怖い
「知ってるワイフ」は、アマプラ や U-Nextでは視聴出来そうです!
「ゴーバック夫婦」は、残念ながら、今は、、、どこも配信してないかもです。
チャンギヨンさんは、「九尾の狐とキケンな同居」もとっても良かったです。
なかなかなか様
コメントありがとうございます。
2話見返しました。あのサボテンは、ジウンが着任してきた時にお祝いとして机に置いてありました。イム・スンが驚き倒れそうになって、落として壊した植木鉢。ジウンはゴミ箱に捨てましたが、イム・スンが後でゴミ箱から出して、植え替えたのでしょう。女性の検事の役名は相関図を参考にしました。
“タクワン”って名前、いいですね。私は花が黄色なので、タクワンかな?って思いました。それぞれ好きに解釈して楽しみましょう。
インターンの元院長、連続殺人ハンの一味の一人ですか? あり得そうですね。最初からイム・スンを見る目とか怪しいです、怖いですね。
こんばんは
お疲れ様です。
思い出したのですが、10年からい前(2013年)にMBSで放映された「私たち結婚しました(通称ウギョル)」のテミン&ソンナウンカップル編を試聴しました。
その中で、本作主演のチョン・ウジンさん(イ・ミジン役)さん(当時は二十歳そこそこ)が、何度かゲスト出演なさっていました。
ウギョル放映当時…ソンナウンさんも
チョン・ウジンさんも人気ガールズグループのApinkのメンバーでしたが、アイドルとしては…ソンナウンさんが人気が高かった様ですが、(当時二十歳そこそこの)チョン・ウジンさんも2012年に主演したドラマ「応答せよ1997」で数々の新人賞を受賞して、その後も女優としての評価が高く、常にドラマや映画で主演女優を務めている様子です。
さて、当ドラマなのですが、10話まで試聴し終えましたが、主役の検事よりも…アイドル役のウォンの方が、今のところ…魅力的に感じてしまっています。
もう1人の女性の主演のイジョンウンさんは、相変わらず面白いし、逞しく頑張っていますね!
ちなみに、(現在30歳前後の)チョン・ウジンさんは、恐らく現在もApinkの現役メンバーだと思います。
なかなかなか様
コメントありがとうございます。
チョン・ウジンさんについての情報をありがとうございます。私はこのドラマで始めて知りましたが、10年以上も前から活躍されているアイドル件女優さんなのですね。
韓国は、アイドルも俳優さんの層が厚いですね。
このドラマ、韓国で視聴率が好調のようですね!
ホントにジウン(ケ検事)は鈍すぎますね!ドラマだから仕方がないないとはいえ、ジウンあまりにも鈍すぎます。
事件の全てが決着しても、、、ミジンは、コウォンと付き合えば良いと(今のところ)思います。コウォンの方が全てにわたってスマートでカッコ良いと思います。ミジンをとっても大事にしそうだし、、、。
ジウン(ケ検事)の最後の巻き返しに期待します!
なかなかなか様
いつもありがとうございます。
このドラマ、視聴率が好調なのですね、いいことですね。
なかなかなか様のコメントを読みながら、“おっしゃる通り!”と激しくうなずいていました(笑)。
ホントにジウンは鈍すぎです。コウォンのほうが全てにおいてスマートで、ミジンを大事に思っていることを行動で表していますよね。コ・ウォン推しがたくさんいると思います。
私も、ジウンの最後の巻き返しに期待します。来週が楽しみですね。