
2025年5月12日から配信の韓国ドラマ『隠し味にはロマンス』。韓国トップの食品会社「ハンサン」の傲慢な理事ハン・ボム。彼は三つ星を取るために、有名店のレシピを盗むこともいとわない。彼はある日、全州で小さなレストランを営むこだわりのシェフ、ヨンジュと出会う。
気楽に楽しく視聴できそうなドラマの予感。カン・ハヌルさん主演も嬉しいですね。あらすじを紹介しながら、感想を書いていきます。
*ネタバレあり
『隠し味にはロマンス』登場人物()はキャスト
〔主要人物〕
ハン・ボム(カン・ハヌル):韓国トップ食品会社「ハンサン」の理事。一つ星ダイニング「モットー」を経営。母親の会長から、「先に三つ星を取った方が会社の主になる」と言われ、実兄と闘うことに。
モ・ヨンジュ(コ・ミンシ):全州で「ジョンジェ」というレストランを営むオーナーシェフ。最高級の食材しか扱わない。
チン・ミョンスク(キム・シンロク):全州のクッパ店で15年働いてきた。市場でヨンジュにスカウトされ、「ジョンジェ」で働くことになる。
シン・チュンスン(ユ・ユビン):ミョンスクが働いていたクッパ店のオーナーの息子
〔その他の人物〕
ハン・ソヌ:「ハンサン」の常務で、二つ星ダイニング「ラ・ハン」を経営。ボムの兄。後継者争いに勝つためには手段を選ばない。
ハン・ヨウル:「ハンサン」の会長、ハン・ソヌとハン・ボムの母親
チャン・ヨンへ:ハン・ボムの店「モットー」のチーフ・シェフ
ソンニム青果店の社長(ユン・ヒョンヒ):ヨンジュのいきつけの青果店の社長
ソサラン精肉店社長(イ・ジュンオク):全州の精肉店の社長
第1話 この味に覚えあり
韓国トップの食品会社「ハンサン」の理事ハン・ボムは、部下たちに無理な要求をし、金と権力を利用して、有名店のレシピを盗んだり、弱みを握り、店を破格で買収したりしていた。
彼の最優先課題は、一つ星ダイニング「モットー」を三つ星にすることだ。「モットー」のチーフ・シェフ、チャン・ヨンへは優秀だが、新メニューの開発より、TVやメディアへの出演で忙しい。
ある日、ボムと兄のソヌは、「ハンサン・グループ」の会長である母親に呼び出された。彼女は、「先に三つ星を獲得した者が、ハンサンの主になる」と二人に宣言した。
ボムはチャン・シェフに、盗んだレシピの改良を指示していた。ボムが「シェフの料理をオリジナルとして、明日の新メニューに加える」と発表したが、その時 部下が「そっくりな料理がある」と写真を見せた。その料理を出しているのは、全州の名もないレストランだった。
ボムは早速、全州に車を飛ばした。「ジョンジェ」というレストランは、看板もない、分かりずらい路地にあった。
ボムは声をかけたが、店にも誰もいない。奥の畑でサンバイザーを被った女性が作業していた。ボムを無視し、無断で畑に入った彼を倒し、彼の名刺を破り捨てた。
彼女がオーナー・シェフのモ・ヨンジュだった。
ボムは写真を見せ、同じ料理を作ってくれと頼んだ。彼女は、”マウォンの農場のランプ”を指定した。ボムは精肉店のランプを全て購入した。ヨンジュはそこからマウォン農場のランプを見つけて生で食べた。そして裏山にキノコ狩りに行った。ボムもスーツでついていった。
ボムは疲れて店で居眠りして目覚めた。カウンターの上にキャベツのキムチがあり、それを食べた。祖母のキムチと同じ、懐かしい味がした。
ヨンジュは料理を作った。見た目は似ていたが、材料も作り方もまったく違っていた。ボムは食べて驚いた、あまりの美味しさに。
彼は突然、「俺がこの店を買ってやる」と上から目線で言ったが、ヨンジュは「食堂を経営する理由は?あんたに真心ってあるの?」と拒否した。
しかし、ヨンジュは実際にお金に困っていた。大家から、滞納した家賃を1ヶ月以内に払えなければ出て行くように、と宣告された。
”有名な海鮮料理店の店主が自殺を図った。遺書によると、「H社から、店を売るように脅された」”というニュースがTVで放映された。ボムが店主を脅した店だった。
ハンサンではすぐに取締役会が開かれ、全員一致で、”ハン・ボム理事の解任”が可決された。
ボムは果物カゴを持って店主が搬送された病院に行ったが、病室に入った時、店主が誰かと電話しているのを聞いた。彼はハン常務(兄のソヌ)から金をもらい、兄の指示で自殺のフリをしただけだった。
ボムは母に電話して、「兄にはめられた」と訴えたが、母は「はめられる方が悪い。”モットー”はしばらくソヌに任せる。あなたのできることを探しない」と言って電話を切った。
手足をもぎ取られたボムに残されたのは、、、彼は、ヨンジュに会いに行ったが、、。
第1話 感 想
気楽に見ることができるドラマのようです。
カン・ハヌルさん、傲慢な理事ですが、あまり傲慢に見えないところがカワイイです。
第2話 ジョンジェという名のこだわり
ヨンジュは数年前の雪の日に、この店舗を借りた。大家は借りてがついた事を喜び、ヨンジュにサンバイザーをあげた。
ハン・ボムはヨンジュが負債を抱えている事を知り買収しようとした。ヨンジュは、彼がレストランで働く事を条件に、投資ならに受け入れると言い、契約書も書き換え、契約が成立した。
ボムはヨンジュのレシピを盗むために、アメリカの有名な料理学校の卒業生と日本の三つ星レストランで働いていたシェフを雇うつもりだったが、ヨンジュは興味なし。
彼女は市場で出会ったミョンスクをスカウトした。彼女は全州の有名なクッパ店で15年働いた経験があったから。
ボムはミョンスクが気に入らなかったが、決定権はヨンジュが持っていた。
ヨンジュはボムに「約束のテーブルは?」と聞いた。彼は「明日までに、立派なテーブルを用意してやる」と威張った。
しかし理事を解任されたボムは、法人カードも車も取り上げられ無一文になった。
彼は”失業者モーテル”に泊まった、高級ジャケットとモーテルの社長のサッカーのユニフォームを交換して。
翌朝ボムは約束通り、本物の石のテーブルを2つ手配した。彼はブランド品の高級時計2つで支払った。
ボムは知り合いにメールして”ジョンジェ”を宣伝したが、だれも興味を持たなかった。
また彼は、知り合いのインフルエンサーにSNSで宣伝してもらうために、ヨンジュに”釜飯”を作るように言ったが、彼女は食べない食事は作らない主義だった。
客が来ない間、ミョンスクはかってにキムチ・チヂミを作り出し、新しいテーブルにこぼした。
ボムは頭に来て、雨の中 店を出て行った。
市場でソンニム青果店の社長とソサラン精肉店社長に”マッコリ”を誘われた。ボムは彼らに、店のことをグチたったが、3人ともヨンジョの料理の腕は認めていた。青果店の社長は、ヨンジョが欲しがっていた”粉唐辛子”をボムに預けた。
ボムが店に戻ると、石のテーブルは綺麗に拭かれ、SNS映えしそうなお皿が出してあった。
ヨンジョは彼に着替えの服を買っていた。ミョンスクは彼のためにチヂミ・ランチを作っていた。
2人は、ボムが持って帰った”粉唐辛子”を味見してすごく喜んだ。
そこに、青果店と精肉店の社長がたくさんのお客さんを連れてきてくれた。店は繁盛し3人はよく働いた。
店が終わった後、3人で飲みに行く事に。ボムはヨンジョが買ってくれた服に着替えた、着心地のいい服だった。
その時、店の前に派手な車が止まった。ミョンスクが働いてたクッパ店の息子のチュンスンだった。彼はミョンスクが、甘い言葉と好条件で引き抜かれたと誤解して怒っていた。社長の父親から、ミョンスクを連れ戻してこいと言われて来たのだが、失敗した。
3人で飲みに行き、ミョンスクは、スカウトされたのが嬉しくて見栄を張ってしまったと泣いた。ヨンジョは「今からシェフになればいい」と彼女を励ました。
ボムは、チャン・シェフが、兄の店の”ラ•ルセル”に引き抜かれたとネット記事を読んだ。
彼は、酔っ払い、チャン・ヨンへの留守電に向かって、「俺を捨てて兄貴の元に行くなんて。ここでレシピを根こそぎ奪ったら2人とも潰してやる」と叫んだ。
ヨンジュは、ボムに「さっき何て言った?」と凄んだ。
第2話 感 想
さくさくとストリーが進んでいます。
ヨンジュがスカウトしたミョンスクさんが可愛いです。キム・シンロクさん、個性的で存在感がある俳優さんで、怖い役のイメージでしたが、こんな役もされるんですね。
ボムは”ヨンジュのレシピを盗んで兄を見返してやる”という魂胆でヨンジュに近づきましたが、一緒に働き、すでに情が移ってきてるようです。”ボムは真の悪人ではない”、ヨンジュはそれが分かっていると思いますが、ボム、酔っ払ってまずい事を言ってしまいました、、、。
第3話 片方だけずぶぬれで
翌日、チュンスンの嫌がらせでヨンジュの店は大迷惑を被った。
大家は店が潰れると噂を聞き新しい借りてを連れて店にやってくる、消防署や役所から調査が入り、散々な目にあった。
腹を立てたボムとミョンスクがチュンスンに仕返し、チョンスンがまた仕返しと、幼稚な報復合戦が行われた。
夜、ボムはヨンジュから「味噌の蔵元と連絡が取れなくなった。明日、蔵元に会いに行く」と電話を受けた。彼女はこれもチュンスンの仕業だと思っていた。
翌朝、ボムはバスターミナルでヨンジュを待って、2人で蔵元を訪ねた。山奥のバス停を降り、かなり坂を上がったところだった。ボムは、味噌甕がたくさん並んだ光景に感動した。
蔵元はチュンスンを知らなかった。音信不通の理由は、蔵元が作業中に腰を痛めて、しょうゆと味噌の分離もできないからだった。
ヨンジュは、自分がやるしかない、と甕を開け作業を始めた。ボムも手伝うしかない。ボムはヨンジュが味噌や醤油を扱う時の慈しみに満ちた表情に惹かれた。
2人は味噌と醤油をもらって夜の山道を下った。雨が降ってきた。ボムはヨンジュの手を取ってバス停まで走った。
バス停の屋根が破れてて、ボムの右肩に雨がかかっていた。ヨンジュは彼の手を引き寄せて「気になったの、雨に濡れちゃう」と言った。
その時、ボムに電話、店が火事だと。
2人が店に着いた時には火は消えていたが、ミョンスクが、「警察は放火だと」と言って、チュンスンの仕業だと思い、ヨンジュに申し訳ないと泣いた。
ヨンジュは、チュンスンの店に行き彼に詰め寄った。
チャンスンは不安になった。酔っ払って石で店のガラスを割ったことは覚えているが、火をつけた記憶はなかった。彼は「警察に突き出さないで、補償するし今後はおとなしくする」と必死でボムたちに頼んだ。しかし彼は100万ウォンしか持っていなかった。
ヨンジュは、「もういい。3日以内に厨房を元通りにして、最後のチャンスよ」と言った。
”ラ・ルセル”では、チャン・ヨンへ シェフが、会長に、”宮中焼肉”を出した。
会長は一口食べた後、それをナプキンに吐き出した。
「こんなごみを代表メニューに?ボムはまだ全州?彼は寝首をかくタイプじゃない、あなたの首を正面から取りに来る」とソヌに言った。
ソムはすぐに部下に電話し、ボムの動向を探らせた。
ヨンジュたちは、早朝から店の片付けをしていた。「修理なら任せろ」と大口を叩いたチュンスンは遅れてきた上に、何の修理もできなかった。
ミョンスクが、焼け残った箱を開けると、ヨンジュの”CIA”の修了書(英語で書かれた)やシェフたちの写真が入っていた。
チュンスンは自分のふがいなさに落ち込んでいた。ミョンスクに「飲んだくれて揉め事ばかり起こすから、店を継がせてもらえない」と言われて、「俺だって自分がもどかしい」と大声で泣き出した。ヨンジュとボムは驚き、ボムが彼にタイルの貼り付け方を教えてあげた。
ヨンジュとミョンスクは間食を作り始めた。
水ジャージャーという麺料理、ボムは初めてなので躊躇したが、一口食べて驚いた!ヨンジュの腕は確かだ。
そこに青果店の社長が来て、「元に戻すのに500万ウォンはかかるな」と言った。後ろポケットに、”500万ウォン”と書かれたチラシが。
”賞金500万、2日間のキッチンカー対抗戦”のチラシだった。ヨンジュはやろうと言った。
しかし受付は6時までで、今5時45分。
チュンスンが「行ける」といい、青果店の社長のバイクを借り、後ろにボムが乗って走り出した。
ぎりぎり受付会場に到着し、申込書を出すことができた。
ボムが、”失業者モーテル”に戻ると、チャン・ヨンへが待っていた。
そこにヨンジュが来た。ヨンへが、今狙ってる食堂の人だと気づいたので、ボムは焦った。ヨンジュに「どちら様?」と聞かれ、彼はとっさに「元カノ」と言った後、ヨンへに向かって、「君に付きまとわれるのはうんざりだ、消えろ」と大声で言った。
ヨンヘが呆れて、「彼がどういう人か知ってるんですか?」とヨンジュに聞いたが、彼女は「それは今後知っていくから」と答えた。
第3話 感 想
なかなかいいドラマ、ほっこりします。
ヨンジュ、1話では、威張った女の子だと思いましたが、だんだんと可愛いし魅力的になってきました。ボムに対する態度も柔らかくなってきましたね。最初から彼の良さに気づいて、店で働くように言ったのでしょうね。
ボムもヨンジュを見る目が温かです。レシピを盗むつもりらしいが、忘れてますね。店のために一生懸命だし、チュンスンに仕事を教えてあげたりと親切。彼のバイクの後ろに乗って、申し込みにいく時のあたふたブリに笑えました。威張った理事だったのに、いい人が隠せません。会長も、長男のソヌより、ボムをかってますね。
最後、ヨンへの質問に対するヨンジュの返し、最高でした。
第4話 恋も火花のように
ボムはチャン・ヨンヘに、ヨンジュのことを「シェフだ。君よりずっとう腕がいい」と言った。
ヨンジェも失業者ホテルに泊まっていた。店の火事で部屋がなくなったから。
フェスタのためにボムとヨンジュは市場に買い出しに行った。
ヨンジュは、出店メニューに迷っていたが、ボムが冗談で言った「キンパプ」にピン!ときて、それに決めた。にんじんと卵だけを入れた基本のキンパにするつもり。
全州青春フードフェスタ会場、チュンスンが用意したキッチンカーは古かったが、みんなで掃除した。
ボムも張り切っていたが、後援が「ハンサン」に変わったことを知った。ソヌが絡み、賞金は1000万に上がり、”ラ・ルセル”も参加すると聞き、気を悪くした。
”韓国料理アンバサダー、チャン・ヨンへ”と書かれた派手なキッチンカー、プライドが傷ついたヨンへがヨンジェへの対抗心のためだけに参加したのだ。メニューは、”鴨のコンフィ 付け合わせ5種”。
フードフェスタが開幕した。
しかしヨンジュたちの”キンパプ”には誰もお客さんが来ない、ありきたりだから。
そこに、ボムがカジメと牛肉・ハムを持ってきた。「投票で優勝チームが決まる、賞金が1000万ウォンになった。勝つにはメニューを変えないと」と言った。ヨンジュは、産地を聞き、「今回だけは」と彼の意見に従った。
”ハムと牛肉で巻いたキンパに特別ソース、付け合わせ3種”のメニューになった。
インフルエンサーが実況し、ヨンジュの店の前の前にたくさんの人たちが並んだ。
投票は、ヨンジュの店とラ・ルセルの一騎打ちだったが、ヨンジュの店は早々に完売にし、ルセルに差をつけた。
「ハンサン」のソヌは、チャン・ヨンへに立腹していた。自ら参加したいと言ったのに、ボムたちの店に遅れをとったから。彼は、明日のために、特別ゲストを用意していた。
ヨンジュは店の厨房で、見慣れないライターを見つけた。ボムに問い詰めたが、彼は知らないと言った。
フードフェスタ2日目。
ハンサンが用意したゲストは、トロット歌手のパク・グンだった。
“ラ・ルセル”の食事と彼のサインのセット売り、観客たちは彼の歌を聞いた後、サインの列に並び、ルセルの”ハムのバオバン”を買った。このメニューはヨンジュのキンパの真似だった。
ヨンジュの店には人が寄りつかない。
チュンスンが、自分で作った”ノンアルコール母酒(モジュ)”を大量に持ってきていた。3人が味見すると、結構いけた。これをサービスで配ることにした。
昨日のインフルエンサーが、「普通のキンパプはあるか?」と聞いてきた。昨日のは、上手かったが飽きがきたらしい。ヨンジュは喜んで作った。
ボムはピンと来て、今日のメニューを”普通の人参キンパプと母酒のセット”にした。
インフルエンサーが配信して、ヨンジュの店には人々が集まり出した。「昔食べたキンパの味」と評判は上々。
”ボムとヨンジュは新婚で、赤ちゃんができたが、お金がないのでフェスタに参加”と言うストリーが、チュンスンたちによって広められていたが、、。
フェスタが終了し、2日間の投票の結果が発表された。
ヨンジュたちは優勝を確信していたが、名前を呼ばれたのは、チャン・シェフのキッチンカー、2位がヨンジュたちだった。
3人は納得できなかったが、ヨンジュは結果を受け入れ、「おかげで修理代が稼げた、ありがとう」と笑顔で言った。
ボムはソヌが票を操作したと思い、彼に抗議し、「放火もお前だな」と言ったが、ソヌは否定した。
ボムはヨンへから「イモ娘(ヨンジュ)が好きになった?」と聞かれて動揺した。彼女は、ヨンジュのキンパプを食べて、、、「おいしい」と口からもれた。
ヨンジュは子供たちとめんこ勝負して全て取り上げた。子供たちが「もう一回」と戻ってきたので、彼女はボムの手を引っ張って逃げた。
店の前に来た。ヨンジュは取り上げためんこを出して、「私はめんこ王よ」とむじゃきに笑った。ボムは「腹がたつ、、、俺は、好きみたいだ、君を」と言って、ヨンジュにキスをした。
花火が空に上がった。
第4話 感 想
フードフェスタで4人が協力して頑張る姿が良かったです。 ”ノンアルコール母酒”、能無しチュンスンにも、1つ才能がありました。彼もヨンジョたちの仲間に入れたようです。
ヨンジュさんの大きな卵焼きの入ったキンパ、食べてみたいです!
ボムのヨンジュへの告白とキスまでのスピードが早かったです、でもいい感じでした。
そして予告で、なんと、ユ・ヨンソクさんが5話に出演のようです!ヨンジョのCIA時代の写真にも写ってました。ヨンジュの昔の恋人なのでしょうね、楽しみすぎです❤️。
第5話 熱くも冷たくもない
ボムとヨンジュのキスを、ミョンスクとチュンスンが見ていた。
翌日、3つの新しいテーブルも配置され、店の修理はほぼ終了した。
しかしヨンジュは、ミョンスクとチュンスンにキスをからかわれ、「昨日のことは過ちよ」と言い、ボムも同意したが、内心傷ついていた。
韓国人の男性とフランス人の女性のカップルが店に来た。ボムが流暢なフランス語で対応した。2人が帰った後、ボムが、「うちのキッチンカーで食べて美味しかったから、予約の相談に来た」と話し始めたら、ヨンジュが、「両家の顔合わせをしたいんでしょ、でも花嫁の母親は韓国料理が苦手だし、両家とも国際結婚が気に入らない。受けるのは気が進まない」と言った。彼女もフランス語が分かるのだ。
ボムは「1週間の売り上げが1日で稼げる、カネだけじゃない、うちなら両家の口に合う料理が出せる」と説得すると、ミョンスクたちもボムに同意、ヨンジュは受け入れた。
夜、ヨンジュは厨房で一人で、彼らに合う料理をレシピから探し始めた。”男性には父親しかいない。父親は韓国料理しか食べない、女性の母は韓国料理が苦手”。だが、ボムの顔ばかり浮かんで、外に出た。
酔っ払ったボムがそこにいた。彼は「”過ち”を取り消せ。付き合うかどうかはデートしてから決めろ。あさっての顔合わせの客を送り出したら、その夜デートしよう」とヨンジュに言った。
翌日ボムは、”ジョンジェ”と刺繍の入った黒いシャツを着て出勤した。ヨンジュとミョンスクに同じシャツを渡した、、、そしてチュンスンにも。4人でそのユニホームを着て記念撮影した。
その頃、ディアマンの三つ星フレンチ・レストラン、”ル・ミュリー”のチョン・ミンが、飛行機で、札幌から仁川空港に向かっていた。
ヨンジュが市場で買い物を終えて店に戻った時、男から「ヨンジュ」と声をかけられた。車から出てきたのはチョン・ミン、「元気にしてた?」と彼は聞いた。
ヨンジュは驚き、何も言わずに店に入ったが、すぐに彼も店に入ってきた。「出て行って」とヨンジュは言って、店の裏に逃げて涙を流した。
外に出たチョンがタバコを吸おうとしたところにボムが帰ってきて、「ここは禁煙。店の社長が変わっていて、”打首になりますよ”」と笑って店に入った。
店が終わり、ボムが看板を片付けたに外に出た時、車の中にあの男がいた。
その男、チョン・ミンが再び店に入ってきて、「ヨンジュ、話がしたい」と言った。
ボムたち3人は店の外で、2人の会話に耳をそば立てていた。ミョンスクが、前に見つけた写真と終了書をボムに見せた。ボムはヨンジュがCIA出身で、ル・ミュリーで働いていたことを知った。
チョンはヨンジュに、「謝るべきだった、何もかも僕が悪かった」と言ったが、ヨンジュは「自分の意思で辞めたの。帰って」と取り合わなかった。
2人は”ル・ミュリー”のシェフで恋人同士だった。大事なお客が来た時に出した”ふぐ料理”が失敗だった。オーナーが、「誰がふぐをさばいた?」と怒った。チョンが「私が、、」と言おうとした時、ヨンジュが「私がやりました」と申し出た。オーナーは「お前がしたことで店の名誉は地に落ちた」と言い、ヨンジュは、「責任をとって店を辞めます」と言って、チョンの身代わりに店を辞めたのだった。
翌日は、両家の顔合わせのため、”ジョンジェ”は貸切に。
ボムとチュンスンは花を持って、丁寧に出迎えた。しかし席についた5人には緊張感が漂っていた。
まず美しい前菜が3種が出されたが、韓国人の父親は「韓国料理じゃない」と口をつけようともしなかった。
次は、父親の好きな”豆腐とカキで作った開城餃子、牛胸肉スープかけ”。これは韓国料理、恐る恐る口に運んだ父親は、「悪くない」と言ってスープまで飲んだ。
そのタイミングで、チョンスンが手がけた”ジョンジェ特製マッコリ”が全員の盃に注がれた。彼らはそのおいしさに目を見張った。父親が息子に「乾杯をフランス語で何て言う?」と聞き、女性の両親に「乾杯」と盃を出し食卓は和やかな雰囲気に変わった。
次の料理は、”フランス式海鮮鍋と融合されたサムゲタン”。父親もフランス人両親も、「おいしいです」「おいしいです」と大満足した。
父親が「大事な娘さんと結婚させてくださり心から感謝しています」と二人に言い、「息子さんを立派に育てましたね」と女性の母が言った。両家はすっかり打ち解けた。
帰り際、息子が「みんなが楽しめる食事は初めてだった、ありがとうございます」とヨンジェたちにお礼を言い、「私の人生で最高の食事でした」とフランス人の父親が最上級の言葉で褒めた。韓国人の父親も上機嫌で帰って行った。
ボムは片付けが終わった後、ヨンジュとデートするつもりだったが、そこにチョンが入ってきた。ヨンジュが呼んでいたのだ。
彼女はボムに「9時には行くから」と言って、全員を帰宅させた。
ヨンジュはチェンにパスタを出した。「おいしい」と彼は言った。
「覚えてないでしょうが、いつも賄いで作ってた料理よ。変わってしまった、だからもう会うのはやめましょう」とヨンジョは言ったが、チョンは、「全部覚えている。僕を恨んでる?先生も君を懐かしがってる。また昔に戻れる」と言った。
ボムが待ちくたびれた頃、ヨンジュがやってきた。
彼はビルの屋上に彼女を連れてきた。青果店の社長にお願いして、”野外シアター”をセットしていたのだ。
映画を上映したが、ヨンジュは途中で寝てしまった。ボムは、彼女の肩にマフラーをそっとかけた時、彼女の左手のひらに火傷の跡があるのを見た。「どんな人生だったのか?」と彼はその手に自分の手を重ねた。
その後2人はベンチでコーヒーを飲んだ。
ヨンジュが自分の身の上話を始めた。「私には親がいない。山の麓の寺の前に捨てられた。料理が得意だからそれで生計を立てた。CIAを出た後、日本で働いた。あんたも知ってるル・ミュリーでね。そこで彼と出会った、大好きだった」と。
ボムは動揺したが、「それで彼の用件は?」と聞いた。
「ル・ミュリーに戻れと」と彼女は答えたが、行く気はないと言った。ボムは安心したが。
翌日ヨンジュは、「用事ができたので、しばらく札幌に行く。その間、ジョンジェをまかせます」という置き手紙を残していなくなっていた。
第5話 感 想
ボムが、”ジョンジェ”と刺繍の入った黒いシャツを全員に揃えて、一流”レストラン”っぽくなりました。威張るだけの理事だった頃もレストラン経営はしてたので、抑えるべき点は抑えていますね。
韓国人とフランス人のカップルに出された料理がほんとにおいしそうでした。ヨンジュの料理をやっと見られてよかったです。チュンスン製の”マッコリ”、彼も役に立っています!特技が生かされています!男性のお父さん、苦虫顔→満面の笑顔に変わりました。美味しい料理を一緒に食べるとみんなハッピーになり、相手を尊重する気持ちも生まれるのですね。
そして、ユ・ヨンソクさんの登場、ヨンジュの元恋人でした。どう出現してもカッコいいですが、ヨンジュに「会いたかったが、すぐには会えなかった、、」とか、言い訳してました。ボムの恋敵なので、ちょっと悪役のような気がします。
第6話 ジョンジェのトリセツ
ヨンジュは、夜中にチョン・ミンから「先生の具合が悪い。これが最後の機会かも」と電話を受けた。彼女は先生に会うために急きょ札幌に向かったのだった。
ボム、ミョンスク、チュンスンの3人は、ヨンジョの「ジョンジェはしばらく任せます」という置き手紙の甕のイラストを見た。甕を探すと、そこには詳細な”ジョンジェのトリセツ”が書かれ巻物があった、、。
3人で店を切り盛りした。ミョンスクはヨンジョのレシピを見て作ったが、ヨンジョの味は出せなかった。
チャン・ヨンへシェフは、「変なうわさを聞いた」とハン・ソヌに談判に言ったが、ソヌは「本当だ、新しいヘッドシェフを見つけた。その方の下で学べ、嫌なら辞めろ」と言った。ヨンへは納得できず、ボムの部下だったイ・ユジンに、「”モットー”に戻る」と電話した。
翌日、イ・ユジンがボムの先輩と名乗って、ジョンジェに現れた。ヨンへの差金で、ヨンジェのレシピを盗むことが目的だ。ボムはユジンの目的がすぐに分かった。ミョンスクはユジンに「美人」と言われすっかり有頂天になり、ヨンジェが作った秘伝のタレや食材をユジンに味見させた。
ボムは、ユジンにレシピを盗まれないかとハラハラし、チュンスンは、ユジンがミョンスクに馴れ馴れしいのが気にさわった。
2人は同盟を結び、ユジンをチャンスンのガレージに呼び、そこでチャンスン作の強い酒を浴びるほど飲ませた。ボムは、酔っぱらい意識が朦朧としたユジンを倉庫のベッドで寝かせた。
やっとヨンジェから電話が来たが、彼女はあの男(チョン)と一緒だ。ボムはガレージのシャッターを下ろして外から鍵をかけた。そして、チャンスンに「札幌に行く、恋をしてるから」と言って、金を借りようとしたが、、。
札幌についたヨンジュとチョンは、早速 先生の病院に行った。しかし先生は認知症で、ヨンジュを見ても誰か分からず、癇癪を起こして病院の料理をぶちまけた。ヨンジュは驚いて病室から出た。
チョンは、「先生は病院食はもちろん、僕の料理にも口をつけない。お前の料理なら食べるかも」と言った。そして彼女を”ル・ミュリー”に連れて行った。店は変わっていなかった。
ヨンジュは、レストランで働いていた活気ある日々を思い出した。そしてあの運命の日のことを。ディアマンの検査員が、チョンがさばいた”ふぐ”を吐き出したのだ。ヨンジョは「ふぐは私がさばいた」と先生に言って、彼の代わりに責任を取って店を辞めたのだった。
今はチョンがここのヘッドシェフ、彼は「僕がこの店を経営する。戻ってきて一緒にやらないか?僕らはやり直せる。あんなしょぼい店がなんだ」とヨンジュに言った。
その時「ストップ!」とボムが現れ、「”しょぼい店だと?”」とチョンに抗議した。ヨンジョは「店は?」と驚いた。ボムとチョンが険悪な空気になったので、ヨンジョがボンを誘って歩き出した。ボムは、彼女に「会いたくて来たんだ」とストレートに言った。
チャン・ヨンへは、“ラ・ルセル”に、誰が自分の代わりにくるのか偵察に来た。そしてパソコンの中の ”ハンサン ル・ミュリー 吸収合併提案書”というファイルを見つけた。
翌日、ヨンジョとチョンは再度 病院に行ったが先生は眠っていた。先生は今日も何も食べていなかった。
2人は先生に料理を作るために、まず市場に買い物に行くことにしたが、ボムが車の前に現れ、車に乗りこんだ。
市場に着いたが、2人とも先生の好物を知らなかった。魚市場の主人が「先生に頼まれたウニをトラック1台分用意している」と言ったが、2人とも先生のウニのレシピに心当たりはなかった。
3人で焼き鳥を食べに行った。ヨンジュが席を外し、チョンとボムは気まずい。ボムは、”ヨンジョのことなら何でも知っている”というチョンが気に障る。
「ヨンジュがなぜ全州に店を出し、”ジョンジェ”と言う名前にしたか知ってるか?僕と約束したんだ、いつか2人でソウルじゃない町で、’ジョンジュ”という店を、、」とチョンが話している時に焼き鳥が出てきた。ボムは大声で「ありがとうございます」と言って話を遮った。
ヨンジュが戻って来た。
ボムの携帯にチャン・ヨンへから電話、彼は外で電話を受けた。
ヨンへは、「モットーに復帰した。私のメールを早く見て、常務が私の代わりの人をスカウトした」と電話口で叫んだ。ボムがメールを開けると”ヘッドシェフ、チョン・ミン”という記事の横に、大きなチョン・ミンの写真が掲載されていた。
ボムは、ハンサンを手に入れるため、ハン・ソヌがチョン・ミン(ル・ミュリー)と組んだことを知った。
第6話 感 想
面白くなって来ました。
ユ・ヨンソクさんのチョン・ミン、ヨンジュの昔の恋人として、1話か2話だけ軽くカメオ出演かなと思ってましたが、がっつりストリーに絡んでくるすごく重要な役じゃないですか?
チョンとボムが、ヨンジュを巡って、バチバチに火花を散らすのが面白かったです。
ボムにとってチョンは、ヨンジュを巡る三角関係の敵だけではなく、 ”ハンサン”の後継者を狙っている兄のハン・ソヌ側につく敵、つまり二重の敵ってことになります。すごく手強い敵ですよね。
チョン、5年もヨンジュに謝らず、急に現れて「僕たちは元に戻れる」と言ったり、「あんなちょぼい店」と言ったりします。他の人が演じてたら、「わぁー、感じ悪い!」と思うと思うのですが、ユ・ヨンソクさんなので、「ちょっと感じ悪いなぁ」と印象も柔らかめ。ヨンソクさんのちょっと悪役、最終回まで楽しめそうです。
6話の舞台が、日本の雪の札幌でした。韓国ドラマで日本がロケーションに使われているのを見たのは初めてで、これも嬉しい見所でした。
さて7話ですが、、、ボムの最初の動機、”ヨンジョのレシピを盗むために彼女に近づいた”ことが、バレてしまうのではないでしょうか?レシピを盗んだとしても、ヨンジョのように料理することは誰にもできないだろうと思いますが。
第7話 アンニョン、私が愛したレストラン
ボムは、チャン・ヨンへとの電話を終えて店に戻った。チョンは、ハン・ソヌからのメールで先に帰った。
ヨンジュとボムは夜の札幌の街を歩いた。ヨンジュが”うにみそラーメン”のメニューのあるラーメン屋を見つけて中に入った。「うにラーメンは珍しいですね」と店主に声をかけると、店主は、「ル・ミュリーのオーナーのタツオ先生の希望で始めた」と言った。タツオ先生はこのラーメン屋の常連だったのだ。
実は、”うにラーメン”は、ヨンジュがまだ新米の頃に作った”賄い”だった。賄いにはお金をかけられないので、彼女は少しでも美味しい賄いを食べてもらいたいと、破棄寸前のウニをラーメンに入れたら、みんなが喜んでくれたのだ。店主が、「どうしてもタツオ先生が食べた味にできなかった」と言ったので、ヨンジュは、「日本の味噌に韓国の味噌を混ぜるんです」と隠し味を教えてあげた。
ヨンジュは、何も食べないタツオ先生のために”うにラーメン”を作ることにした。
ヨンジュと別れた後、ボムはチョンと会い、「”ラ・ルセル”のシェフになり、レシピも従業員も奪って、ル・ミュリーを廃業させるつもりだろ」と言った。チョンは否定しなかった。
翌朝、ヨンジュはボムと市場で待ち合わせしていたが、彼は現れなかった。
ヨンジュがル・ミュリーでラーメンの準備をしていると、ボムが”韓国の味噌”を持って現れた。
ヨンジュはレストランのゴミ箱にたくさんの薬が捨ててあるのを見つけた。チョンが来て、焦って自分の薬だと言った。その後、2人で先生のためにラーメンを作った。
ヨンジュはそのラーメンを病院のタツオ先生に出した。先生は、は恐る恐る食べ始め、そしてその味を思い出した。そしてヨンジュを見て、彼女のこともを思い出した。「あの時のフグの一件、お前を守ってやれなくてすまなかった」と先生は謝った。ヨンジュは涙を流した。
チョンは記憶が戻った先生と2人だけで話した後、廊下で待っていた他のシェフたちに「ヘッドシェフである私が、ル・ミュルーを継ぎ、オーナーシェフとして、先生のためにミュリーを発展させる。レストランを存続させるためには、外からの融資が必要だ」と言った。しかしヨンジュは、朝の薬を出し、「先生が飲むべき薬をなぜ捨てたのか説明して」と迫った。彼女は、チョンが店を売り飛ばそうとしていることを見抜いていた。
チョンは「吸収合併は決まったことだ」と言ったが、その時ボムが、「吸収合併は否決された」と言って、証明書を彼に見せた。彼は会長の母に電話し理事に復帰、朝一の飛行機で韓国に行き、株主の権限で合併案を否決してきたのだった。
チョンとボムの殴り合いが始まってしまった。
病室の先生がみんなを中に呼んだ。ヨンジュは、先生から「お前の料理をみつけられたのか?」聞かれ、「まだです、でもすぐ見つけられる気がします」と言った。
先生はチョンを抱きしめ、「ミュリーはどこかに売り飛ばしていい店ではない。一緒に探してみよう」と言い、彼を許し、店に引き留めた。
チョンとヨンジュは最後に2人だけ話した。ヨンジョは、「時が流れ、あなたも私も昔とは違う所にいる。だけど、あのころの私とあなたのことをこれからも忘れない」と言い、お互いに「元気で」と言って別れた。
ボムはヨンジュと一緒に韓国に戻った。
店に戻るとミョンスンだけが出迎えた。ボムは彼女から”ユジン”の名前を聞き、彼をガレージに監禁したことを思い出した。急いで駆けつけたが、監禁されていたのはチュンスンだった。
彼からチャン・ヨンへが来て、ユジンと一緒にいなくなったと聞き、ボムはまた急いで店に戻った。彼が引き出しに入れたレシピ本が無くなっていた。
前の夜、ヨンへとユジンが店に侵入して、ヨンジュのレシピ盗んだのだった。モットーに、週末ディアマンの調査員の予約が入ったので、どうしてもレシピが必要だったから。
ボムは、青果店のトラックを借りてすぐにソウルに向かった。ヨンへに何度も電話したが出なかった。
その頃、”モットー”には、ディアマンの調査員たちが来ていて、ヨンへはヨンジュのレシピ本の料理を出していた。
第7話 感 想
ミュリーとハンサンとの吸収合併の真の意味は、ミュリーをハンサンに売却すると言うことだったのですね。チョン・ミンはラ・ルセルのシェフになって生き残るつもりだったようですが、ボムに阻止され、チョンの企みは失敗しました。
タツオ先生がヨンジュの”うにラーメン”を食べて、記憶が蘇り、チョンを許して、これからも一緒に、と言ってくれました。チョン、悪人のままで終わらずによかったです。
ヨンジュを巡って、ボムとチョンの三角関係がこれからも続くのかと思ってましたが、チョンの出番は7話で終わりましたね。ユ・ヨンソクさん、カメオ出演ありがとうございました。
ボム、会長の母のおかげですぐに理事に復帰できて、合併を阻止したようですが、そうなら、取締役会の意味あるの?とちょっと思いました。会長の権力がすごそうです。
しかし、ヨンジュの大事なレシピ本をヨンへたちに盗まれてしまいました、さてどうなるでしょう?
第8話 焦げたレシピ
ボムが ”モットー” に到着した時には、ディアマンの調査員たちがコース料理を食べ終えて帰るところだった。
ボムはヨンへに、「こんなやり方は間違ってる」と抗議したが、ヨンへは「あなたが編み出した得意技よ、早く片をつけて。三つ星のメニューが他の店にもあったら変でしょ」と言い、ヨンジュのレシピ本をテーブルに投げた。
夜遅くジョンジェに戻ったボムは、厨房の引き出しに”レシピ本”を戻した。
ヨンジュが店にいた。彼女は小さなポットをだした。体調が悪くて有給をとったボムのために、緑豆のおかゆを作ってくれたのだ。
ボムはヨンジュに本当のことを話そうとしたが、、、言えなかった。
翌日、ミョンスクとチュンスンは2人とも無断欠勤した、前日2人は大げんかしていたのだ。ボムも、モットーがヨンジュのレシピ本の料理を盗んだことを思い、心ここに在らず。
ヨンジュは「みんな働きすぎでバーンアウトしたのよ、明日から休暇を取る」と言った。
午後は全員働いた。明日から休暇ということでみんなワクワクしていた。
1人の男性が店に入ってきた。ボムが笑顔で出迎えたが、男性は注文の定食に全くを箸をつけずに、代金とライターを置いて出て行った。
ボムはライターに見覚えがあった。店が放火された後、厨房で見つかったライターと同じだった。ボムはその男が”楽園チプ”のオーナーだったことをやっと思い出した。レシピを盗んだ後、廃業に追いやった店の1つだった。
ボムは男に会いに言った。彼は、「93日間もハンサンの前に立って抗議したが、鼻にもかけなかった、だから放火した。だがお前は俺の顔さえ覚えてなかった、連中は知ってるのか?お前が近づいたのは店を食いものにするためだと。それとも、他の店は虫ケラ同然に扱っても、あの店は別なのか?」と男はボムに詰め寄った。
その後、ボムはハンサン会長の母に会った。
会長は、ボムが放火した男と会ったことを知っていて、ハンサンで対処すると言った。そしてボムにモットーへの復帰と、すぐにヨンジュの店を潰すように命じた。
ボムは、今日こそヨンジュに本当のことを話そう、と思っていたが、できなかった。
慰安旅行で4人はお寺に行った。ヨンジュがここの住職に拾われて育ったお寺だ。
夜になり、ボムは部屋の外からヨンジュを呼んだ。ボムは話そうとしたが、また言えなかった。澄んだ空に満月が輝いていた。
ヨンジュはボムに「私を拾って育ててくれた住職が私の母、ここの暮らしは生みの母を恋しがる暇もないほど幸せだった。母がおいしいものを作って心を満たしてくれた。母さんに料理を教わったおかげで料理が大好きになった。CIAに合格して、この寺を離れる時は号泣した。私にとって本当に大切な人たちよ」と身の上ばなしをした。
そして、「あなたの話も聞きたい、キャペツのキムチはお母さんの味?」と聞くと、ボムは「祖母の味だ、ことばにするのは難しいな」と言って、多くを語らなかった。
翌朝、お茶をいただきながら、4人はおばさんから話しを聞いた。
「この世の誰もが過ちを犯す、愚かさは別のことばで”無明”といいます、道理も分からず闇の中にいるという意味。それぞれの道理を見つけてください」と。
モットーは、ディアマンの三つ星に選ばれた。
ハン・ソヌはすぐにそのニュースを知ったが、その前にボムから「モットーにもハンサンにも興味がない」というメールが来ていたので、自分を欺くつもりだと憤り、全州に車を飛ばした。
ボムとヨンジュも店に戻ってきた。
ボムはヨンジュに、「俺はここに来て変わった、カネよりも人が大切だと知った、みんな君のおかげだ」と言った。ヨンジュがボムにキスをした。続けてボムは「だから、君に話が、、」と言いかけた時に、突然ハン・ソヌが入ってきて、「廃業の準備はできたか?」と言った。ヨンジュが驚いたので、「ボムがこの店に来た魂胆をシェフは知らないようだな」とソヌは続けた。ボムは急いで彼のことばを遮った。
ヨンジュが「あなたから聞きたい」言った。ボムは「初めは、店を買収したらレシピだけもらって、店を潰そうと思っていた」と言った後、言葉に詰まった。
ソヌが「もうレシピを盗んで商売を始めている、まつたけの松風焼きはあなたのレシピでは?おかげでボムは三つ星を取った」と言った。
ヨンジュが「本当なの?」と聞いた、ボムは「ああ」と言うしかなかった。
ヨンジュは泣いた。ボムは「何度も言おうとした、、」と言い訳したが、彼女は「出て行って」と彼を拒否した。
ボムは呆然と店を出て行き、ヨンジュは涙を流し続けた。
第8話 感 想
8話のボムには、全く共感できなかったです。
彼がこれまでにしてきた悪行のツケが自分に返ってきたようですが、一番のつらいのはヨンジュです。
ボムはヨンジュに出会って変わったし、彼にとって、”ジョンジェ”はほんとに俺たちの店なのでしょう。しかし彼は、これまでレシピを盗んだ後 廃業に追い込んだたくさんの店のことを何一つ思い出したこともなく、罪悪感を感じたこともなかった。”楽園チプ”のオーナーにすれば、彼が自分の顔さえ覚えていなかったのは悔しかったでしょう。
その上、ボムに放火した男の処理を母のハンサン会長に委ねました。結局、彼はハンサンという権力に守られている側の人間なのだなぁとガッカリしました。
4人でヨンジュが育ったお寺に慰安旅行に行きました。ヨンジュはここでボムに自分のおいたち話しました。ヨンジュにとっても一番大切な場所を紹介して、自分がどう育ったかを話すということは、彼女にとってボムが特別な存在だからです。それも含めて、ヨンジュは本当に裏切られた気持ちでしょうね。
もしボムが、ほんとにヨンジュを思い、”ジョンジェ”が彼女に取ってどれほど大切な場所なのか分かっているなら、レシピ本が盗まれたことが分かった時点で、すぐにヨンジョに言わなくてはならなかった、どれほど言いずらかったとしても。
ハンサンの会長、すごく怖そうです。ヨンジュと”ジョンジュ”が生き延びる道はあるのでしょうか?ボムがこの局面にどう対処するのか見ものです。会長から自立してほしいです。
もし”ジョンジュ”を救えるなら、今まで、レシピを盗み廃業に追いこんだたくさんの店にも謝罪ぐらいしてほしい。納得できるハッピーエンドを期待しています。
第9話 不完全な調理法
ヨンジュは、ボムの裏切りを知り、ショックで、翌日の料理でこれまでに一度もしたことのないミスをした。
彼女は、ミョンスクとチュンスンに、ボムの裏切りを打ち明け、店はしばらく休むと言って自分が育ったお寺に身を寄せた。
ボムは、”三つ星”を取ったと浮かれている”モットー”に行き、「モットーも理事も辞める」とチャンシェフたちに告げて、荷物をまとめて出て行った。
ハンサンの会長は、ボムがモットーを辞めたと報告を受け、ハン・ソヌに「しばらくモットーを任せる、ラ・ルセルは整理を、あなたは負けたから」と非情に告げた。
ヨンジュは、お寺で落ち着きを取り戻していた。お祈りをしたり、宿泊客に料理を作ったりして。
ある日、寺に泊まっている女の子が、「野菜はイヤだ、ケーキが食べたい」とダダをこねた。住職がヨンジュに、ケーキを作ってあげるように言った。住職は、ヨンジュが子供の頃、じゃがいものチヂミにケチャップを塗ってビザを作り、小僧さんたちとビザパーティーを開いたことを覚えていた。ヨンジュの独創性を知っていたのだ。
ヨンジュは豆腐をベースにケーキを作り、それにイチゴのクリームでデコレーションをして、可愛くて美味しいケーキを作った。女の子はとてもよろこんで、自分のお気に入りのぬいぐるみをヨンジュにくれた。
住職は、ヨンジュが何か悩んでいるのを知っていた。「信じていた人がいたけど裏切られた。でも本気だったのは私だけだったのかと思ったら、その人が憎い」と打ち明けた。
住職はヨンジュに「今日のケーキを食べて、あなたの料理は少し変わったと分かった。作り手ではなく食べる人のことを考えるようになった。そこに探してる答えがある」と優しく話した。
ディアマンがTVで、韓国の三つ星レストランについて発表した。
「2025年ディアマンが選定する韓国の三つ星レストランは、ソウルにあるレストラン、”モットー”です」と。
そしてその後、皆さんにお知らせがあると言い、「三つ星レストランをもう1店、特別に追加することに決めた。そのレストランは”ジョンジェ”です」と発表した。
ディアマンの代表は、なんと、”ジョンジェ”で両家の顔合わせをしたフランス女性と韓国男性のカップル、その新婦の父親だった!!
ハンサンの会長は「これは面白い」と大声で笑い、すぐにTV局のキムPDに連絡を取った。
ボムはいつものようにバーで飲んだくれていたが、会長に呼び出された。
「ジョンジェが三つ星を取った件について話がある」と聞き、ボムは会長に会いに行った。
会長はキムPDと番組について打ち合わせをしていた。
TV番組は、”モットー VS ジョンジェ”、三つ星を取った2つのレストランの料理対決だった。
ボムは「ソヌと闘うのも、後継者の座にも興味はない」と言ったが、会長は「ハンサンの者が勝手に辞めるのは許せない。番組に協力しないなら、ジョンジェだけでなくそのシェフも業界にいられないようにしてやる」とボムを脅した。
チョンスンは、ジョンジェが休業しているので、チュンスンのクッパ店で働いていた。
2人はジョンジェの様子を見に来たが、店の前に人だかりが。彼らは、”ジョンジェが三つ星を取った”と知り、店の前で待っていたのだ。
その頃、お寺にいるヨンジュも、泊まりの客から、”ジョンジェが三つ星を取った”と聞いて驚いたが、”三つ星同士で対決する”と聞いてもっと驚いた。
会長にあった後、ボムはクッパ店に来た。ミョンスクは彼に塩を投げて「帰れ」と怒ったが、チョンスンは話を聞こうと言った。
ボムは「ジョンジェを守るために助けてほしい、俺がいたハンサンはとことん卑劣。料理対決をして勝たなきゃジョンジェは守れない、すまない」と言ってうなだれた。
ミョンスクはボムに怒りをぶつけた。
その夜、ボムはお寺を訪れた。
翌朝、住職は、ヨンジュが好きだった子供の菓子を作って、ヨンジュの部屋に来た。
「たくさん作ったから持っておかえり。会わずに帰ったのね」と言った。住職は、昨夜ボムがヨンジュに会いに来たことを知っていた。彼と少しだけ言葉を交わした。
「悪党には見えなかった。母さんの言葉を信じて」と包んだお菓子を彼女に渡した。
ボムが”ジョンジェ”で飲みながら朝を迎えた。
ミョンスクとチョンスンが料理の材料を持って現れた。ヨンジュはいなかった。
そして、青果店の社長と精肉店の社長も野菜と肉を持ってきてくれた。
「モットー」と「ジョンジェ」にカメラが設置され、料理対決が始まった。
ジョンジェでも、ヨンジュはいなかったが、「一緒に力を合わせて死ぬ気でやろう」と5人が掛け声をかけた。
第9話 感 想
こうきたか!両家の顔合わせが”ジョンジェ”で行われたことが、ディアマンの三つ星に関連してくるとは、面白いです。あのフランス人のお父さん、ディアマンのチェアーマンでしょうか?美食家の頂点だったのですね。
”モットー”と”ジョンジェ”の対決。両方ともヨンジュのレシピですが、作る人が違うと違う料理になりますよね。
ヨンジェにはお寺と住職たち家族がいてほんとよかったです。住職は生みの母ではありませんが、ヨンジェの母で、心のよりどころですね。
一方、ハンサンの会長はボムの実母ですが、全く彼の心の拠り所ではなく、むしろ敵ですね、可哀想なボム😔。祖母が実母のような存在だったのでしょうか?祖母のキャベツ・キムチの秘密、最終話で明らかになってほしいです。
第10話 (最終回)隠し味にはロマンス
料理対決の特別審査員として、ハンサンの会長が招待したのは、ディアマンガイドの編集長、マチュー氏だった。ボムたちは、マチュー氏が顔合わせの花嫁の父親だったことに気づいた。
審査方法は、”グルメインフルエンサー30名が2つの店の料理を食べて審査、そして、ハンサンの会長とマチュー氏も2つの店の料理を審査する”だった。
そして、対決の食材が”チキン”と発表された。
ボムたちはヨンジュのレシピ本から、”コック・オ・ヴァン”を選んだ。韓国料理に例えるならチムタグ(鶏肉の甘辛蒸し)だが、蒸すのではなくチキンをワインで煮込む料理に決めた。
しかし、ボムたちが鶏肉を買いに出かけた時には、鶏肉はどこにも出回っていなかった。会長の指示で流通が止められたのだ。
ヨンジュは、全州に戻ったが店に入ることができず歩いていた。そこでハン・ソヌに声をかけられた。「母は料理やレストランを息子より大事にした」と彼は言った。
料理対決当日になり、それぞれの店にカメラが設置された。
モットーは最高の鶏肉を使ったが、ジョンジェは冷凍の鶏肉での料理となった。
ジョンジェでは、チュンスンが手製の”さつまいも”のマッコリを振る舞った。インフルエンサーの中に父親がいた。マッコリを飲んで「うまいな。うちの店でも出そう」と言ってくれた。チュンスンは父に認められ涙を流した。
モットーの料理が、ハンサン会長とマチュー氏に出された。マチュー氏は「おいしいね」とチャンチェフに言った。
特別審査員の2人は車でジョンジェに移動した。
会長は、キムPDを車に同乗させ、「勝敗に興味はない。近々新ブランドを立ち上げる。この番組は、それまでハンサンに注目を集めるため」と念を押した。
チャン・ヨンへシェフは、「盗作はカッコわるい。今日はベストを尽くし、自分の料理を作った」と言って、モットーを退職した。
それに釣られて、ユジンも退職願を書いていたが、そこにヨンジュが現れた。
ユジンは、あんな母親に育てられたボムを気の毒な人だと言った。
ハン・ヨウル(ボムの母)は、仕事優先で、子供の世話をしなかった。母親の代わりにボムにご飯を作ってくれたのは祖母だった。ボムは祖母の家庭料理、特にキャペツのキムチが好きだった。その祖母が亡くなった時、ハン・ヨウルは海外に出張中で、葬儀はソヌとボムで行ったのだった。
ユジンは「理事(ボム)は間違った生き方をしてきたが、ジョンジェの人たちと会って反省して変わった」とヨンジェに話した。
ジョンジェに、ハン・ソヌが来たすぐあとに、会長とマチュー氏が到着した。
料理が出された。「韓国のチムダグをアレンジして伝統的なフレンチにした」とボムが説明した。
マチュー氏は「モットーはフレンチスタイルの韓国料理、ジョンジェは韓国スタイルのフレンチ、興味深い」と言った。彼はジョンジェの料理を楽しんだ。
評価団の結果が会長に渡され、TVの前で、会長が封筒をオープンした。
中に入っていた結果は、”93対89 ジョンジェの勝ち”だった。しかし会長は、「この対決の結果は引き分けです」と発表し、マチュー氏は納得できず、怒ってその場を去った。
会長は「引き分けでは終われない、再対決を」と言った。ボムは「ふざけてるのか?」と会長に詰め寄った。
そこにヨンジュが現れ、「再対決を。私の料理を食べてまずかったら負け、ここを潰すなりレシピを利用するなりお好きにどうぞ。明日の朝食をご用意します。本気の勝負です」と会長に言った。
ヨンジュは、謝ろうとするボムに、「寺に来たって?私は相手が誰であっても、心を込めた料理でもてなしたい」と言った。
その時、ボムはハン・ソヌから「一杯飲もう」とメールを受け取った。ソヌはモルトバーで待っていた。
「魂胆は何だ?急に後継者争いから降りると言い、あんな店を守るために対決まで受けて」とソヌが言うと、
「平気か?こんな生き方を続けて。母さんはおばあさんの葬式にも出なかった。分かってる、あの時 契約を取ってなければ倒産してた、母さんは俺たちのために必死で働いてきた。でも本当に息子のためか?」とボムは言った。
翌朝ヨンジュがジョンジュに行くと、カウンターにサンバイダーが置いてあった。ボムのプレゼントだった。
カメラが設置され、ジョンジェのスタッフたちは待機した。会長とソヌが入って来た。
ヨンジュは、ボムとソヌに座るように言い、店には、会長、ソヌ、ボムがバラバラに座った。
彼女はチュンスンに何か耳打ちした。チョンスンはボムとソヌに「お客様」と言い、会長と相席させた。
ヨンジェ料理が整い、フードーカバーをつけたトレイが3人の前に置かれた。
「この料理は審査用ではない、勝負は私の負け。今日、ご用意したのは誰もが子供の時に食べた家庭料理です」とヨンジェが言いフードを外した。
「料理は食べる人のために作るべきです。お三方のために作ったのでどうか食べてください」と言った。
まずボムが箸をつけて、笑顔になり「食べてみろ、うまいぞ」とソヌに言った。ソヌが箸をつけ、「食べて見て、会長」と母を促した。
母は一口食べた。それは彼女が料理番組で、「子供たちのためによく作った」と話していた”エビご飯のチヂミ”だった。彼女は、キャベツのキムチも食べた、”チヂミによく合う”と彼女が番組で言っていたキムチだった。
会長は箸を置き、「おいしかった。特にキャペツのキムチが良かった」と言った。そして、「カット」と言い、PDを呼んだ。
会長が帰る時、ボムは「約束通り店は畳む」と言ったが、会長は「移転して続けるつもりでしょ?」と言うと、ヨンジュは「そうですね、私たちがいる場所が”ジョンジュ”ですから」と言った。
会長は、「ここで続けなさい。宣伝になったしいい映像がとれたから」と言って車に乗り込んだ。
ソヌはボムに「また飲もう」と言って、車に乗り会長の横に座った。「次は私も墓参りに誘って」と会長が言った。
ボムとヨンジェはすっかり仲直りして、お互いの愛を確かめた。
チャン・ヨンへは、キッチンカーで”バオバンガー”の販売を始めた。しかしまだお客はついていない。同じく退職したユジンが、営業やマーケティングで彼女を手伝うと言った。
会長は、ソヌと一緒に母(ボムたちの祖母)の納骨堂に来て涙を流した、、、が、それはTV番組用の演技だった。
あの男(ボムがレシピを盗み倒産させ、ジョンジェに放火した)が、前の店の場所に”ミニ韓肉弁当”をオープンした。ボムが現場に立ち会っていた。ソヌが費用を出したのだった。
ボムが”ジョンジェ”に入ると、ヨンジョは彼がプレゼンとしたサンバイダーをかぶって、裏の畑で作業していた。ボムが声をかけ、2人はキスをした。
ーー完ーー
全話視聴した感想
『ロマンスには隠し味』、全10話完結しました。納得のできるハッピーエンドで良かったです。
ボムが”ジョンジェ”に出会ったことで、彼だけでなく、彼の周りの人たちも変わりましたね。
母のハン・ヨウルさん、ヨンジョの朝ごはんを食べて、心を動かされたけれど、態度には出さなかったのはさすがでした。またお母さんの納骨王で涙を流していたのがTV番組用の演技だったのにも笑えました。急にいい人になる方がウソっぽくて浅いので、それでこそ会長です。でも彼女が、ヨンジュの料理を食べて、変わったことは確かです。
兄のソヌは、確実に変わりましたね。ヨンジェにボムが育って来た境遇を話してくれましたし、ボムを”飲もう”と誘っていました。ソヌが高飛車な会長(母)にも丁寧に接しているのは偉いなと思いました。あの男性(放火した)の店を戻してあげたのも良かった。ソヌも生き方を変えようと思ったのでしょうね。
チャンシェフもユジンも”モットー”をやめて、自分の道を進み始めました。
ヨンジュが会長に、「私たちがいる場所が”ジョンジュ”です」と言ったセリフがすごく良かったです。ヨンジュ、ボム、ミョンスク、チュンスンがいるところが、ジョンジュですね。
ミョンスク姉さん、ヨンジュがいない間、料理対決のシェフ役をしっかり果たしました。彼女の夢 ”シェフになる”も叶ったようです。チュンスンも、自作のマッコリをお父さんに認めてもらえました。
みんな成長しました!。
最後のクレジットで、俳優さんや監督、脚本家からの食やドラマについての短いコメントが流れましたが、それぞれいいコメントでした。
気楽に見ることができ、最後はほんのりと心が暖かくなるいいドラマでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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