
2026年4月18日から配信の韓国ドラマ『誰だって無価値な自分と闘っている』。
まずこのタイトル、惹かれます!。脚本が、「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん〜」「私の解放日誌」のパク・へヨンさんと聞き、なるほどと。見ないわけにはいきませんね。
主演のク・ギョファンさん、コ・ユンジョンさん始め、脇を固めるのも俳優さんたちも個性的で実力派の方々ばかり。今年一番の注目作かも❤️
あらすじを紹介しながら、感想を書いていきます。
*ネタバレあり
『誰だって無価値な自分と闘っている』登場人物()はキャスト
〔主要人物〕
ファン・ドンマン(ク・ギョファン):8人会のメンバー、20年間ずっと映画監督デビュー準備中
ピョン・ウナ(コ・ユンジョン):映画会社チェ・フィルム所属の企画PD
パク・ギョンせ(オ・ジョン):8人会のメンバー、コ・バク・フィルム所属の監督
コ・ヘジン(カン・マングム):8人会のメンバー、映画会社の代表、ギョンせの妻
ファン・ジンマン(キム・ウォネ):ドンマンの兄、溶接工
オ・ジョンヒ(ペ・ジョンオク):国民的俳優、チャン・ミランの母
チャン・ミラン(ハン・ソナ):オ・ジョンヒの娘、ギョンせの監督映画のヒロイン
チェ・ドンヒョン(チェ・ウォニョン):映画会社チェ・フィルムの代表
〔8人会のメンバー〕
パク・ヨンス(チョン・ベス):8人会の最年長メンバー、グループの中心的存在
イ・ジュナン(シム・ヒソプ):チェ・フィルム所属の映画監督
チェ・ヒョジン(パク・イェニ):チェ・フィルム所属の企画PD
イ・ギリ(ペ・ミョンジン):チェ・フィルム所属の映画監督
ウ・スンテ(チョ・ミングク):チェ・フィルム所属の映画監督
〔その他の登場人物〕
カ・スジャ(ヨン・ウンギョン):ウナの祖母
第1話 あらすじ
パク・ギョンセは、5作目の映画を撮り終え、公開を待つばかり。
彼は、映画監督として確かな成功を収めている。しかし彼は、ファン・ドンマンのことを考えると平静でいられない。20年も監督として芽が出ず、くすぶったままのドンマンが気になって仕方がないのだ。彼のすべてにムカつき眠れず、憎んでいる。
当のドンマンは、アパートの管理費を滞納し管理人から逃げていた。
彼は”文芸創作塾”で講師の仕事をしているが、受講生が減る一方で、塾の経営は厳しいようだ。
彼は受講生に「貧しさは鋭い洞察力を育てる、生存本能だ。作家にとって貧しさは神様の祝福」と話した。
しかしひとりの受講生から「先生は貧乏なのに、なぜ成功しないの?」と言われてしまった。彼の手首につけた”感情ウォッチ”が赤く光、”悔しい”と反応した!
8人会がアジトで、パク・ギョンセ監督の『腕のない次姉』の公開を祝って祝賀会を開いた。
ドンマンはまだ来ていない。彼以外の7人は、映画監督、PDなど業界で活躍しているので、和気あいあいとした空気だ。
そこにドンマンが遅れてやってきた。彼はひたすら飲んで食べた。みんな冷めた目で彼を見ていた。
ドンマンはまた”感情ウォッチ”を話題にした。「ジュナン(仲間の1人)の弟の会社でモニターを募集してた。付けるだけで月40万ウォンだと聞き会社に行ったが、 ”手違いがあった、探していたのは40代の無職男性だと言われた。自分は、”映画監督”と書いてたから。それから心臓がドキドキ、心拍数アラームが止まらず、ウォッチは”極度の羞恥”と反応した」と。そして「感情ウォッチは恐ろしい、自分でもわからない感情を見抜く」と話した。
ギョンセが、ドンマンがまた同じ話をしてると非難すると、ドンマンは面白いだろと居直った。ギョンセは怒って帰った。
ドンマンは一人でいつまでもしゃべっている。みんなうんざりしていて、席を立ったが、ジュナンだけは彼の相手をしていた。
チェ・フィルムのピョン・ウナPDは、自分が選んだシナリオの件で、社長のチェ・ドンヒョンから激怒された。「こんなものを俺に読ませるな」と。
ファン・ジンマンが、弟のドンマンのアパートに来た。家賃はジンマンが払っているようだ。
彼は仕事もせず部屋で映画ばかり見てるドンマンに、「来週から現場で溶接の仕事をしろ」と言ったが、ドンマンは「最終審査まで行ったシナリオがある」と諦めきれないのだった。
ピョン・ウナは仕事帰りに、踏切の前でドンマンと一緒になった。二人は挨拶した。彼女も感情ウォッチをつけている。
ドンマンは講義の後だったから元気だった。「しゃべると気合いが入る。邪魔されずしゃべり続けるとエネルギーが満タンになる。話す相手がいない時は自分の名前を叫ぶ。声が届いたら俺のもの、あの木も岩も俺のもの。声が届けば俺と無関係ではなくなる」と彼は言った。
ウナは「聞きました、名前を叫ぶ声」と言った。「俺のもの」と彼は指を彼女のコートに当てた。
「シナリオを見たいです」と彼女は言った。ドンマンの感情ウォッチが”緑色”に光った。
ドンマンのシナリオは「天気をお作りします」。
「世界が滅びたか否かの基準は?天気があるかないか。空に雲が浮かび、風が吹き木の葉が揺れるかぎり、天気のあるかぎり世界は滅びません。天気が消えた時代、そんな時代に天気を作る機械を使い、再び天気のある世界を作るべく戦う男の物語」。
彼はそのシナリオで、”映画制作支援事業”に応募したが、いい結果を得られなかった。
パク・ギョンセの最新作の試写会にドンマンも出席した。
その後の打ち上げにも参加し、ドンマンは周りに聞こえるように酷評した。主人公を演じたチャン・ミランのことも。それを聞いていた8人会のメンバーはうんざりして彼から離れた。
ドンマンが一人取り残されたところにチャン・ミランが来て、「監督作は?」と聞いた。彼は黙るしかなかった。
彼は一人で飲みまくり、酔っ払ってバスで帰った。
家への帰りみち、「輝くことができない時は、壊れることで自分を示す」と喚きながら走り、つまづいて転んだ。
翌日、ドンマンは、チェ・フィルムに呼び出されて会社に行った。PDのピョン・ウナにシナリオを渡したからだった。
チェ社長は、「”斧“も来い」とウナも社長室に読んだ。彼女はシナリオをぶった切るので“斧”とあだ名がついている。
机に上には「天気お作りします」のシナリオが置かれていた。
チェ社長は「まずピョンPDが読み、俺が読むべきものだけデスクに置く」と言い、ウナに「俺が読むべきかどうか?」と聞いた。
「”天気が消えた未来で再び天気を作るべくAIに対抗して戦う男”と書いてあったが、ろくに戦わない。主人公にパワーがない。どんな状況でも生き延びる主人公を見て熱くなりたいのに、この主人公はまったく。自分にないものは書けない」と彼女は切った。
席に戻ったウナは鼻血が出た。
チェ社長はドンマンに、「なぜ20年も芽が出ない?誰も言わないから俺が言おう。もうやめよう」と言った。
アジトでは、8人会のメンバーが、チェ社長がドンマンに「やめよう」と言った話題でもちきりだった。「ドンマンは自分たちの作品を貶してばかり、息もつかずにしゃめるから黙ってほしい」と悪口を言っていた。
「黙れませんよ、恐怖に震えているのに」、突然ウナが言った。みんなは呆気にとられた。
ドンマンは家で映画を見ながら、チェ社長との会話を思い出していた。
チェ社長は、「他人をねたんでばかりじゃなく、もっと生産的に生きろ」と言った。ドンマンは「なぜ俺の人生に指図する」と言って、彼に向かっていった、、。
第1話 感 想
ファン・ドンマン、20年間、映画監督を目指しているが芽が出ない、そんな男が主人。
8人の仲間のうち、自分だけがダメで、他の7人はなんとかなっている。
そりゃ、ドンマン捻くれるよねって、まず思いました。
試写会が終わった後、ドンマンが、散々こき下ろしていた主演女優からに「監督作は?」と聞かれて黙り込み、、、バスに乗って帰る、その表情がすごすぎでした。複雑な感情表現がすごいと思いました。
そして面白いのは、パク・ギョンセ、監督映画作が5本もあるのに、常にドンマンを意識している。このコンプレックスはどこから来ているのでしょうか?
『感情ウォッチ』という小道具がまたすごいです。
「黙れませんよ、恐怖に震えているのに」、ウナのこのセリフが一番印象に残りました。そうか、ドンマンが、自分だけ成功していないのに、成功している仲間たちと付き合っていつも批判ばかりしているのは恐怖からなのか、、、。人間の感情の中で、恐怖は大きな感情ですね。
第2話 あらすじ
翌朝、ドンマンは首と左腕にギブスをつけ、丘の上から「ファン・ドンマン」と何回も大声で叫んだ。ピョン・ウナがその声を聞いていた。
ウナは今日も祖母が作った2つのお弁当を持って会社に行った。祖母は「ジェヨンは煮豆が好き?」と聞いた。
ウナは、ドンマンが踏んで滑った「お元気お作りします」のシナリオを自分のデスクに持ってきた。
ドンマン以外の8人会のメンバーは、またアジトに集まっていた。
パク・ギョンセは、「ドンマンは腐ったみかん、周りをダメにする。彼と縁を切る、俺は8人会から抜ける」と息巻いた。
そこにギブスをつけたドンマンが来て、「飯に行こう」と言った。
コ・ヘジン(ギョンセの妻で、アジトの経営者)が、ドンマンにステーキをご馳走した。
ドンマンはそれを食べながら、「気分マッサージに映画を見たが、感情ウォッチは”退屈退屈退屈退屈”」とこき下ろし、大声で一方的に喋り続けた。
ヘンジは「そうよ、人生は気分マッサージ。それをあなたが台無しにする。あなたと縁を切る。ここは好きな人と気楽に楽しむ場所、だからもう来ないで」と言って彼を外に出し、店の入り口に、”ファン・ドンマン出入り禁止”の貼り紙をした。
ドンマンの感情ウォッチが、赤く反応した。
会議中、ピョン・ウナはチェ社長からみんなの前でひどく怒鳴られた。コピー機の前で彼女はまた鼻血を出した。
トイレで同僚が自分の悪口を言ってるのを聞き、また鼻血が出た。
彼女は韓国大学病院で診察を受けている。「ストレスで体に症状が出てる」と医師は言った。
鼻血が出る時の感情ウォッチは、赤く光るがいつも”不明”と出るだけ。医師からどんな感情かと聞かれ、じっと考え「自爆したい感じ」と答えた。
「9歳の時も同じように取り残された気がして鼻血が出た。今は別の感覚もある、彼らの弱さを目の当たりにした感覚」と彼女は言った。
ファン・ジンマンは溶接の仕事から家に帰る途中で、アジトの貼り紙に気づいた。
彼は店に入った。ジュナンがドンマンの兄だと気づいた。
ジンマンは「小学生のいじめと変わらない」と8人会のメンバーに怒った。ケンカになりそうになり、ジュナンが彼を外に連れ出した。
ヘジンは、「ファン・ドンマン兄弟出入り禁止」の貼り紙に変えた。
家にもどったジンマンはドンマンのギブスを見て、ケガをしてるのかと聞いた。ドンマンはギブスを外した。ケガはしていない。ジンマンは弟がやることが理解できない。
「何が望みだ、デビューか?成功か?」と彼は弟に聞いた。
「違う。不安じゃないこと」とドンマンは答えて、涙ぐんだ。
「女とつきあえ。お前は独りで老いる勇気もない」と兄は言って、部屋を出て行った。
アパートの前にジュナンが来ていた。
ドンマンはまたギブスをして、ジュナンと焼肉を食べに行った。
そしてチェ社長に会いに行き、シナリオをけなされ、もうやめろと言われたことを話した。
「無職より心臓がドキドキ、感情ウォッチもなりっぱなし、赤で”空腹”と出た。痛くて、ギブスをしてる」と言った。
二人はピョン・ウナのことを話しながら帰った。
ジュナンは「全盛期のウナにシナリオをけなされ、その的確さに”もっとけなせ”と心で叫んでた。彼女にけなされたい監督が殺到していた。彼女に会うとパッと明るくなってみんな目を輝かせる、でも彼女は変わった」と話した。
ドンマンは、なぜ変わったのか?と聞いた。
ジュナンは、監督がウナの意見ばかり求めるから、社長や他のPDが面白くなかったのかもと言った。
ウナの会社の8人会の一人チェ・ヒョジンPDが、ドンマン兄弟がアジト出入り禁止になったことウワサしていた。
ウナは「なぜそれまで煙たがるのか」と聞くと、彼女は「無能だから、料理下手のシェフとか」と言った。
ウナは「”人間味のない人間”が一番無能では」と反論すると、監督のギリが来て、「無能だと人間的で、有能だと非人間的?」と言って笑って咽せた。
ドンマンは踏切の前でまたウナと会った。
彼は「パワーはどこにあるのかな?」と聞いた。
「愛する人がいれば。主人公が天気を見たがってる愛する姪のためか、愛する兄のために動くなら胸が高鳴ると思う。シナリオを読んで、監督には愛するものがないんだなと」とウナは答えた。
ドンマンの感情ウォッチは赤く光った。
ギョンセは今夜もドンマンのことを考え怖い目をして、彼の悪口を言った。
妻のヘジンは夫に、「あなたも同類よ、あなたが彼の立場だったらもっと騒ぎ立ててた、それを見たくなかったら私が必死でデビューさせた。似てるから頭に来るのよ。次元が違うなら証明してみせて」と厳しいことを言った。
ドンマンは、また朝早く丘の上から「ファン・ドンマン」と叫んだ。ウナが聞いていた。
彼女は、”彼らの弱さを目の当たりにした感覚、これなら戦えるかもという感覚”、そんなことを考えて出社した。
ドンマンはギブスを外して、ロシア兵が使っていた重いコートを着て、チェ・フィルムに来て、社長を呼び出した。8人会の監督たちが集まってきた。
「成功者だけをそばに置いて、出来損ないの俺はバイキン扱いして消したいらしい。輝ける者だけで世界を作っても全然輝かない。俺は陰口がクソうまい、でも本人の前では絶対言わない、最低限の礼儀。しかし学んだ、業界人は無礼で強くなった気になる。なら俺もそうする。チェ・ドンヒョンに送る今日の言葉、”業界の大物ぶるのはよせ”。俺はもっと、とてつもなく無価値になる。もっと役立たずになって、俺は無価値の果てで、輝く真実をすくいあげる。俺のかかやくストリーだ」
ドンマンは言いたいことを言って、帰って行った。ウナは彼の言葉に微笑んだ、愉快だった。
ドンマンは意気揚揚と会社を出て踏切の前に来た。ウナが彼を追ってきた。
ウナが「おかずです。祖母の手作り、どうぞ」と風呂敷包みのお弁当を差し出した。
そのウナの感情ウォッチが緑色に光っていた。
「クロス」とドンマンが、自分のウォッチをつけた腕を彼女の腕にクロスさせた。彼のウォッチも緑色に光っていた。
彼はお弁当包みを受け取った。それを両手で頭上にあげて、ダンスを踊った。(映画のシーンのように美しかったです)。
第2話 感 想
すごく面白くて、ドキドキします。
人間の感情、不安だとか、恐れだとか、嫉妬とかをえぐりだす、その脚本と俳優さんの演技がすごいです。
2話もいいセリフがいっぱいありました。
一番印象に残ったのは、兄のジンマンが、ドンマンがアジトの出入り禁止になったことを知り、ドンマンに「何が望みか?」と聞いた時、
ドンマンの「不安じゃないこと」という答え、、、これにはドキッとしました。
もう1つは、ピョン・ウナが精神科医とのカウンセリングの時に、
「子供の時から取り残されたような感じがしていたが、大人になって、彼ら(社長や同僚)の弱さを目の当たりした感覚」と言ったところです。
ほんとに子供も大人も、不安だし弱いし怖いのですね。大人は自覚していないかもしれないけれど、、。
パク・ギョンセが、ドンマンのことで頭がいっぱいで、彼の言語や行動の全てがシャクに触るのは、ドンマンの中に自分自身を見るからでしょう。そして自分が失敗して今の地位を失うかもしれないと恐れている。
妻のヘジンは全てを見通している、それも彼には耐えられないように思います。
ドンマンが、チェ社長に言いたいことを全て言う場面がすごく良かったです。
業界では、実際に大物でもないのに、大物ぶっている輩がいっぱいいるのでしょうね(笑)。
「俺は無価値の果てで、輝く真実をすくいあげる。俺のかかやくストリーだ」、ドンマン、かっこいいです!
最後に、ドンマンがウナからお弁当をもらった時、2人の感情ウォッチが緑に光ったのがすごく素敵だった。
ドンマンがお弁当を両手で頭上に差し出して踊る場面は、映画のシーンのようでした(2回目ですが)。
ク・ギョファンさんの演技、ほんとに光ってます。
脇役では、ジュナンの存在がいいです。いつもニコニコしてて、大声で主張しないけど、8人会の中でただ一人ドンマンに寄り添っています。
また、ウナのおばあさん、いつもお弁当を2つ作っていますが、 ”ジェヨン”とは誰なのでしょうか?
第3話 あらすじ
ドンマンとウナは、”感情ウォッチ”の調査会場からの帰り、2人でお茶をした。
ドンマンが、自分は”40歳無職男”で選ばれたと話すと、ウナは”精神的に問題がある30代女”で選ばれたと言った。
ドンマンは、「”無職”という言葉に心拍が速くなりアラームが鳴り、”バレた”と思った。そんな言葉はあるか?」とウナに聞くと、彼女は、「”私にバツ印をつけた人”の名前は聞くと動悸がしそう」と答えた。
ドンマンは、「みんな僕にバツ印をつける。これを付けて”僕は破壊的な人間だと分かった。先日カフェで、車と車が衝突した爆音を聞いた時、ウォッチが反応、”ときめき”と出た」と話すとウナは笑った。
そして彼は、「TVでテロ事件を最後まで見たが、一人も犠牲者が出ずに解決して”失望”と出た。”ファン・ドンマンは破壊的な人間だ”と認めることができた。いい人ぶらずに生きていこう。パク・ギョンセの映画がコケてしあわせ」と言った。
「監督は千の扉が開いている人です。自分の扉を1つも開けたことのない人のシナリオは退屈で息が詰まる。監督は千の扉が開け放たれてるみたい」と言った。ドンマンは驚き、「なら、なぜチェ社長の前であんなことを?」と聞いた。
「主人公が監督らしくなったから。主人公より監督の方がカッコいい。はるかに動物的ではるかに温かい」とウナは言った。
ドンマンのウォッチが緑色に光った。彼は彼女の前でそれを隠した。
帰り道、ウナが「(ウォッチを)着ければ感情を変えられるかと思った」と言うと、ドンマンは「感情は意志では変えられない。道端で500ウォンでも拾わないと、小さな成功」と言った。い、2人は速度メーターのある
パク・ギョンセの『腕のない次姉』は完全にコケた、酷評に次ぐ酷評。
ギョンセは、智異山に登った。山で悪評を声に出して読んだ。
”むかついた、二度とみない” ”ふりだけで終わる映画” ”薦めてきた友だちに殺意を抱いた”etc.。
8人会グループチャットに同じような酷評が送られきていた。ファン・ドンマンだった。
ギョンセはそれを読み、怒り狂い下山した。彼がパク・ヨンスたちと飲んでいる場所にドンマンが現れ、いつものペースで話し続けた。
ギョンセはドンマンの話が終わると、「必死で作ったのに罵詈雑言を浴びせられる。屈辱に耐えながら、先輩方に同情の尊敬の念を抱いた、”みんなこれに耐えたのか”と。ドンマン、お前はリングに上がったこともないボクサーだ。分かるか?お前は何者でもない」と彼に言った。ドンマンは沈黙した。
ドンマンは屈辱で家に戻った。そして家の様子がおかしいことに気づいた。
テーブルの上に空の焼酎の瓶が2本横になっているが、兄の姿が見えない。
ドンマンは静かに風呂場のドアを開けた。兄のジンマンが綱を輪にして天井から吊るし、バケツを逆さまにした上に立っていた。ドンマンは兄の手をそっと握り、彼に優しく話しかけた。兄は深く息をはいた。ドンマンは兄を台所まで連れてきた。そして兄が高校生の時に書いた詩を読み上げた。
僕は0.2ミリの粒だった
精子0.001ミリ
卵子0.2ミリ
紙に0.2ミリの点を書く
それが僕だった
僕は0.2ミリの粒だった
そこにどうしてこの憎悪が
そこにどうしてこの虚無が
胸がつかえる
0.2ミリほどのアリが通り過ぎる
爪で押し潰す
僕の憎悪と虚無も
ブツンと弾ける
コパクフィルムの事務所に、マ・ジェヨンが来た。
彼のシナリオ「ノック・ノック・ノック」が入選し、この事務所で映画化されることになったのだ。
社長のコ・ヘジンは、トップ3に入るシナリオだと褒めた後、「別の人の匂いがする。女性のセリフを書いたのは女性よね、共同執筆者にしない理由は?後で問題にならないようにはっきりしておいて」と釘を刺した。
ウナが家に戻ると、マ・ジェヨンが待っていた。彼はテーブルの上の、ドンマンの脚本を見た。
ウナは彼から、「入選した」とメールを受け取ったが、返信をしていなかった。彼が、ウナがシナリオに関与したことを無視し、誰にも知られたくないと思っていることを知っていたから。
ウナは「譲らない。私の名前を出すか、私が書いた部分を削除するか」と彼に迫った。
「いっそ死んでくれ。自分で書けないから他人のシナリオに口出して、書いた気分になってるだけだ。次はドンマンか。恥ずかしい、あんなヤツと」とジェヨンは彼女を罵った。ウナの鼻血が止まらなくなった。
その後、ジェヨンはアジトでヘジンと会った。ヘジンは彼に「賞賛を独占したいなら他の芸術にして。大勢で作る映画じゃなくて」と彼に言った。
ドンマンは、イチョウとカエデの落ち葉が地面に落ちる前につかまえて、それをお弁当箱に入れて、ウナに返した。「つかんだ幸せをトスします」とメモを入れて。
ドンマンは以前、ヘジンに「出禁はいつまで?」と聞いたら、「恋人ができるまで」と彼女は言った。彼はそれを思い出しながら歩いて、落ち葉をつかんだ。
ウナは鼻血を流し続けていた。気づいた祖母が緊急に連れてきた。
ウナはいつもの精神科医に、「鼻血が出る時は身がちぎれそうに痛い。死ぬほど痛いけど、ある瞬間、最も簡単に痛みが消える。その時、ウォッチには”安心”と出る。私にバツをつけた人たちの前で恐怖で固まる、9歳の時のように」と話した。
「最初にバツをつけた人は?」と聞かれ、「お・か・あ・さ、ん、」と彼女は一文字ずつ区切って言った。
バスで戻ったドンマンは、前を歩くウナに気づいた。
ウナは”マイ・マザー”と言う映画の宣伝ビルボードの前で立っていた。
ドンマンが彼女に声をかけようとした時、突然、車がUターンして彼女がいる場所で正面衝突した。
ドンマンは驚き走っていくと、ウナがうずくまっていた。
ドンマンのウォッチは、”驚き’’動揺””心配”と出た。彼はウナに「本当に驚いた。俺は破滅的な人間じゃない、俺は怪物じゃない」と両腕をあげて叫んだ。
ウナは、帰る彼の後ろ姿に、「家はどこですか?500ウォン撒いてあげます」と500ウォン玉がいっぱい入ったビニール袋を持った右手を上げた。
第3話 感 想
3話の初め、ドンマンとウナが感情ウォッチの調査にきて、お茶を飲む場面で、たくさんのいいセリフやキーワードがありましたね。
ここでのドンマンは、車同士の衝突音を聞いた時、ウォッチが、”ときめき”と表示されたことを、”俺は破壊的な人間だ”と喜びます。しかし最後の場面で、彼がウナがいる場所で車の衝突を目撃した時は、”心配”とでて、’俺は破壊的無人間じゃない”と喜んで拳を突き上げる。この対比がとても良かったし、不快なと思いました。
また、「監督は千の扉を持っている。主人公より監督の方がカッコいい、はるかに動物的ではるかに温かい」とウナのことばがまた素敵でした。ドンマンはどれほど嬉しかったことでしょうか。
「道端で500ウォン玉を拾うと感情が変わる」と言ったドンマン、ウナが500ウォン玉をいっぱい袋に入れて「投げてあげますよ」と言う場面に続いていました。
パク・ギョンセの映画がコケて、ドンマンはここぞとばかり、酷評コメントを投稿し、8人会のチャットにも同じように投稿していた。しかしギョンセに「お前はリングに上がったことのないボクサーだ。何者でもない」と言われて、沈黙するしかなかった。ここはギョンセの言う通りだと思いました。映画を撮らなきゃ、罵詈雑言もこない。夢がかなった監督デビューできたとしても、罵詈雑言を浴びせらる映画監督、、きつい仕事ですね。
兄のジンマンがお風呂場でしようとしていたことにドンマンが気づき、兄をなだめて部屋に戻し、彼が高校生の時に書いた詩を読む場面、すごい緊張感でした。この詩がまたすごかったです。2人の俳優さんに見入ってしまいました。お兄さんも心に重い何かを持っている、生きていくのはつらいですね。
ウナのお祖母さんが言ってた”ジェヨン”が誰なのかが分かりましたね。ウナの元恋人、でもウナの協力を得て書いたシナリオが入選するとウナの存在を疎ましく思うつまらない男でした。
彼もウナにバツをつけたひとりですが、彼女の不安の根源は、「最初にバツをつけた人」の存在のようです。
第4話 あらすじ
ドンマンは、ウナに「家はどこですか?500ウォンを巻いてあげます」と言われたのを思い出してご機嫌だった。愛されていると感じて熟睡できた。
一方ジュナンは、ウナから連絡がなくて一睡もできなかったが、電話がきて「シナリオ、良かったです」と言われて安堵した。
またドンマンとウナはウォッチの調査に行った。
帰りウナは彼に「不明もある。まだ名前のない感情が20種類はあるとか。鼻血が出る時に”不明”と出る、自爆したい感じ」と話した。
二人でカフェに入った。ウナは「人を感情の塊として見てた」と言った。それから二人はカフェにいる客たちを感情で名づけた、”警戒、虚勢、焦り”などと。ドンマンが、「僕はどんな塊に見える?」と聞くと、ウナは「不安」と言った。
「バレたか。でも不安は人間の基本では?僕の最愛の単語は”安穏”、一度も感じたことないが想像はできる。不安が怖いからしゃべりつづける。沈黙から真実が飛び出しそうで」と言うと、「どんな真実?」と彼女が聞いた。
「”お前には存在価値がない”と言われそうで」と彼は言って、大口でパンを食べた。
オ・ジョンヒ主演の”マイ・マザー”は、大評判で、チェ社長は動員1000万も夢じゃないと大喜び。彼はオをアジトの食事会に誘ったが、彼女は断った。
ドンマンは、家中からネクタイや長い紐やロープを隠して、家を出た。
パク・ギョンセから、8人会のグループチャットに、ドンマンへ仕返しメールが送られてきた。それは、1~7までの長い長いメールだった。
アジトに石が投げられて窓が壊れた。ドンマンの仕業だとギョンセは追ったが、石を投げたのはウナだった。
ギョンセの妻のヘジンが、夫がグループチャットに投稿したドンマンへのメールを途中まで読み、「読むに耐えない。ドンマンを出禁にしたのは、彼にキレるあなたが恥ずかしいから。今度やったらあなたを出禁にする」と怒った。
チェ社長は、マイ・マザーの成功ですこぶる機嫌が良かったが、1通の書き込みを見て怒り狂った。
”血のつながらないチャン・ミランと仲良し親子をアピールされると不快だ。23年前、小学生だったあの子を覚えてる。名字はピョン。オ・ジョンヒの娘なのに両親に捨てられて放置された子。娘は母親に似ずおとなしかった。あの子はどうしてるかな”。
チェ社長は、オ・ジョンヒの事務所のパク代表に連絡し、娘を捜し出し懇願して円満に解決するようにと指示した。
ウナは「両親がケンカをし、父が去り母も去ったが、同じように学校に行った。先生にも言わなかった。捨てられたとバレるから」と精神科医に話した。
ドンマンは、ギョンセからのメールで、鉛のような憂さに苛まれていた。家の近くの丘の上で春の天気を想像したが、パク・ギョンセからまたメールが届いて、彼の思考の周りは吹雪になった。
チェ社長は、ジュナンが書き直したシナリオを拒否した。「ウナさんはいいと言った」と言うと、社長は機嫌が悪くなり、ウナを読んで、ジュナンの前で罵倒した。
夜、ドンマンはウナから電話を受けた。
「面白い話をして」と彼女はハンカチを鼻血で真っ赤にしながら言った。ドンマンは話し始めた。
「さっき変な体験をした。出前を頼んで横になっていたら、急に兄さんが俺の背に乗って踏みつけ始めた。しかし向こうで酒瓶を手に取る音が、俺に乗っかっていない、金縛りだ。指一本動かせない、死ぬと思った。その時出前が来た。助かった、兄が俺を蹴ってくれと願ったが蹴らない。俺は金縛りと闘うのをやめた。”いいさ、金縛りの勝ちだ”と思って動かずにいたら、俺に無視された金縛りは慌てた。俺が抵抗しないから、スルルッと抜けていった。その時、悟った気がする。”闘うべき相手とそうじゃない相手がいる”。あなたもむやみに闘わないで。無視すれば過ぎ去る。最近つらかったけど、話たら楽になった」と。
ウナは「つらいことって?」と聞いた。
「最終審査まで残って面接に行った。”映画を作りたい理由は?”と最後に聞かれ、恥ずかしい、答えながら涙声になっちまった。”一度も行ったことがない、地球の反対側にも僕を届けたい”。落ちたことより面接で泣いたことが恥ずかしい。その上、”オール・フォー・ワン、ワン・フォー・オール”と。なぜあんなことを言ったのか」と話しながらまた泣いた。
ウナは泣きながら聞き、最後は笑った。「鼻血が止まりました」と彼女は言った。
翌日、ウナは、チェ社長からみんなの前で言われのない叱責を受けた。ウォッチが赤く反応した。
彼女は社長室に入り、「私を雑に扱う人がいると避けるか負かすか悩むが、今回は負かそうかと。代表の権力を恐れたことはない。ウザいだけ。私はおとなしい人間だが弱虫ではない」と言って部屋を出た。チェ社長は呆気に取られた。
そして同僚たちには、「干されているのを見るのはおもしろいでしょ」と言った。
出てきた社長に何も言わせず、「早退します」と言ってウナは会社を出た。
ドンマンはアパートの階段で、500ウォン玉を見つけて拾った。
アジトの前で、パク・ギョンセと直接対峙した。
「声に出して読むのに疲れ金縛りにもあった。一語一句がグサグサと突き刺さった。あんなシナリオを書け。真実味にあふれていた」とドンマンが言うと、ギョンセは動揺した。
「俺が頭に来たのは、”芽が出ないヤツは不幸に決まってる’という決めつけ。俺はお前たちが思うほど不幸じゃない。デビューしても同じだろ、何も変わらない。”口数を減らせ”は無理な相談。俺の口を塞ぐのは息の根を止めるも同じ、、、」としゃべり続けている時、ドンマンの兄が酒瓶を持って近づいてきた。兄はドンマンを何度も殴った。警察が来た。
ドンマンは取り調べを受けた。「職業は?」と聞かれ心臓がドクドクとなった。
「映画監督です。私は担当PDです」と、ウナが隣に座って答えた。
第4話 感 想
4話も色々 面白い場面がありました。
カフェで、他の客たちの様子から、彼らを感情で名づける場面。ドンマンはウナから”不安”と名づけられました。彼は不安を隠すためにしゃべりまくっている。自分が”存在価値がない”と恐れている、なかなか鋭いです。でも彼はウナには本心を話せて、弱みも見せられる、そこには”安心”がありますよね。
金縛りの話も面白かった。「闘う相手とそうでない相手の見極め」「無視すれば通りすぎる」と言うのも良かった。
そして最終面接で、「映画を作りたい理由」を聞かれた時の、ドンマンが泣きながら答えたと言う話もよかったですね。彼はそれが恥ずかしいと言ったが、彼の答えに心を動かされました。
ギョンセさんのドンマンへの憎しみメール、そのエネルギー、すごいです。ドンマンが気になるのは、ドンマンの中に自分を見るからでしょうね。
ウナを捨てた母親は、女優のオ・ギョンセでしたね。
彼女が、チェ社長に啖呵を切る場面もスカッとしたし笑えました。
ウナは第3話で、ドンマンに、”千の扉がある”と言い、彼の話も面白がって聞いています。彼の才能を認めているようです。
しかし、このドラマは最後にドンマンが映画を撮る事ができた、というような単純な成功物語ではないはず。そもそも、映画が撮れたら成功で、撮れなければ成功ではないということでもない。
ドンマンとウナの関係、ドンマンとギョンセの関係、ドンマンと兄との関係、そんな関係がどうなっていくのかがテーマなのかなと思いつつ、引き続き楽しみたいと思います。
第5話 あらすじ
ピョン・ウナは、弁償金(石を投げて窓ガラスを壊した)を持ってアジトに来た。そこでドンマンがケンカをして警察に連れて行かれたと聞いた。
彼女が警察に着いた時、ドンマンが警官から「職業は?」と聞かれていた。ウナは彼の横に座り、「映画監督です」と答えた。
それを聞き、ドンマンの兄や8人会の仲間たちが驚いたが、一番驚いたのはドンマン、彼は気を失って倒れた。
ジュナン、ギリ、スンテがドンマンを連れて緊急病院に来たが、血圧も呼吸も正常だし、受け答えもできるので、どこの病院にも受け入れてもらえなかった。
ドンマンを家に送ることにしたが、途中で彼が吐き気を訴えたので、車を止めた。そこでドンマンは、朝、階段で拾った500ウォン玉を落としてしまった。彼は下水の蓋を開けてその500ウォン玉を取り戻した。
ドンマンはアジトに戻り、パク・ギョンセを呼び出し、「俺は8人会を抜ける」と宣言した。ギョンセが「なぜ俺を嫌う?理由を言え」と聞くと、ドンマンは「先に俺を嫌っただろ、なぜ?」と言って帰って行った。彼は橋の上から、8人会チャットにメールして、退出した。
ドンマンは踏切でまたウナと会った。嬉しかったのに、感情ウォッチは赤く光った。
2人でカフェに行った。
ウナは「一人では大変です。私が見てあげます、そばで」と言った。ドンマンのウォッチが反応したが、彼は隠した。いい気分なのに赤く光ったかもと恐れたのだ。赤だとウナに失礼かなと思って。
「恋人同士で愛してると言いながら、”愛”と出ないかも」とドンマンが言うと、ウナは「愛は感情じゃない、観念だから、感情ウォッチにはでない」と話した。
帰り道、ドンマンは「メッセージ送っていいですか?」とウナに聞いた。「どうぞ」と彼女は笑顔で言った。
ドンマンは、ウナの修正案の「天気をお作りします」のシナリオに、ガツンとやられてしまった。ジュナンに「見事だよ、悔しい。山ほどある指摘がぜんぶ的確だ」と電話した。
ドンマンは、ジュナンに誘われて肉を食べに来た。ジュナンは「チャン・ミランが自分のシナリオに興味を持ってくれた。彼女が、ドンマンも一緒に会いたいと言った」と話した。ミランは、ドンマンとギョンセのケンカをアジトで見た。ドンマンが、「こんなシナリオを書け」とギョンセに言った言葉に痺れ、彼に興味を持ったのだった。
そこにジェヨンが来た。ドンマンの機嫌が悪くなった。会いたくない相手だったから。ドンマンは大学生の時、ジェヨンのメンターだったが、彼のシナリオは悲惨だった。彼が自分を差し置いて賞を取り、30億ウォンも払い映画を作る会社があることが気に食わない。ヘジンの会社だと知り、ますます気分が悪が重くなった。
ジェヨンのPDはまだ決まっていなかった。ジュナンが、チェ・フィルムのピョン・ウナを勧めると、彼はウナを「イマイチです。欠陥品しか選ばないというウワサが」と切り捨てた。
そこにチャン・ミランが来て、ジュナンとドンマンに合流した。ミランは、「ギョンセ監督の話があまりに面白ろかったので主演を引き受けたが、だまされた。腕を切るシーン、自分の腕を切るつもりで何テイクも撮り、いまだに左手がうまく使えない」とギョンセをこき下ろした。
「”あんなシナリオを書け”を聞いて、左腕がピク、ピク、ピク、ピクと生き返った」と彼女は話し、彼女とドンマンは意気投合した。
ウナは信号待ちで、偶然ジンマン(ドンマンの兄)と会った。「いい詩とは何か?」と彼女が聞くと、彼は「詩は覚えれば分かる。一読ではダメだ」と言った。
オ・ジョンヒは、マネージ会社のパク代表から娘の消息を聞いた。
「名前を”シオン”から”ウナ”に変えている。職場はチェフィルム。社長も誰も娘だと知らない様子。契約社員から正社員になったとか。高校卒業後、転々として、チェフィルムへ。ピョン・ジェス氏は2008年に亡くなり、今は、ジェス氏の再婚相手の母親、継祖母と暮らしている。中学生の時に父が亡くなりずっと同居、継母は日本で働いている」と。
ジョンヒは、「自分が(ウナに)電話する」と言った。
ウナは、チェ社長から、ドンマンのシナリオを見ていること(業務外にも関わらず)でひどく叱責を受けた。
その後、ジェミンから「企画PDにしてやる」とメッセージが届き、無視した。すると「家に押しかけて暴れてやる」と脅しのメールが来た。
ドンマンは、「天気をお作りします」のシナリオの裏に、”マ・ジェヨン クズ野郎”と書かれたウナの筆跡を見つけた。彼はネットでジェヨンのシナリオについての記事を読み、『千の扉』と言う単語を見つけた。彼はジェヨンのシナリオを全部読んだ。
『人間は感情の塊』との言葉も入っていた。彼は、ウナが脚本に関与していることを確信し、ジェヨンを呼び出した。
ドンマンは、「シナリオを読めば書いた人が見える。なぜお前のシナリオからピョン・ウナが見える?彼女のクレジットは?」と聞くと、「元カノだから。助言をもらっただけ」と彼は答えた。
ドンマンは、「光を放つピョン・ウナ、古くさいマ・ジェヨン、どこを誰か書いたが俺は見分けられる。コ・ヘジンも100%分かってる。お前は天才のものを盗んだ」と彼を追い込んだ。
しかしジェヨンは、ドンマンに、「学生の時、先輩のことを”自分のように無能な俺を軽蔑していじめてる”と思ってました。未だに俺が無能に見えますか?」と反撃され、言葉を失った。
夜、ウナはドンマンに”メッセージは?”とメールを送った。
ドンマンの感情ウォッチが緑に光った。彼は、”ありがとうございます。おかげで今日 初めて緑になりました”と返信。ウナのウォッチも緑になった。”私も今初めて緑に”と返信した。
パク・ギョンセは眠れない夜を過ごしていた。彼は、パク・ヨンスに電話、「寝ててくれ。僕1人で話す、恥ずかしいから」と言って、打ち明け話を始めた。
「これは誰も知らない。ヘジンも知らない。デビュー作の『愛欲の栓抜き』はドンマンの話だ。一緒に暮らしていた大学生の時に、泥酔して帰ってきて、好きな子にプレゼントした栓抜きがチョロ先輩の冷蔵庫にくっついてて冷蔵庫をぶっ壊してきたと。あいつの話が面白くて、映像が目に浮かび、ヤクザの下っ端に設定を変えて3日で書き上げた。ドンマンは覚えてなかった。その後も思い出したらどうしようとヒヤヒヤした、その頃から俺は彼に冷たくなった。俺はデビュー作が一番だと言われてる。俺はドンマンにデビューしてほしくなかった」と。
「ドンマンはお前には言わないが『愛欲の栓抜き』が大好きだ。絶賛していた。他人の話を使わない奴はいない。ドンマンには書けないさ。美しい告白だった」
と起きていたヨンスがギョンセを慰めた。
翌日ヨンスは8人会のメンバーたちに、「この中でドンマンの話を書かなかったヤツはいるか?ドンマンはネタを山ほどくれた。なのに追い出すのか?じゃあ俺が独占していいか?」と聞いた。
パク・ギョンセが、店の隅で静かに聞いてるウナに「なぜ黙ってる?」と聞いた。
ウナは「反対です、監督が8人会にもどること。私にだけ会ってほしい。独り占めして全部監督の口に戻してあげます。自分がどれだけ輝いている人か分かるように」と言った。
ヘジンが微笑んで、すぐにドンマンに電話した。
「恋人ができたら言ってよ。出禁は解除する」と言うと、
「俺が一方的に好きなんだ。ウナさんにバレたら、、、」
「みんなの前で、あなたの味方してた。解除する」と言って電話を切り、ドンマン兄弟出禁の貼り紙を外した。
ドンマンが、おじさんから嫌味たらたらで頼まれていたいとこの結婚式に、チャン・ミランが出席して歌を披露してくれた。会場は大盛り上がりだった。
第5話 感 想
ドンマンに光が見えてきた5話でしたね。
ドンマンは、8人会の嫌われ者だと思ってましたが、みんな、彼の言動にヒントを得て、彼のエピソードを拝借して、映画を撮っていたんですね。それが分かったのが、面白かったです。
パク・ギョンセがドンマンを嫌う理由は、後ろめたさだったわけです。ドンマンの話を自分が盗んで、最初に映画を撮ったという罪悪感、いつかバレるのではないかといいう恐怖。ドンマンが気づいていないはずはないと思います。しかし、ギョンセが書き上げたシナリオと撮った映画が素晴らしかったから、ドンマンはギョンセのデビュー作を認めていたのだと思います。
ウナの元カレのジェヨンはつまらない人ですね。でも彼にも、ウナのセリフが光ってることぐらいは分かっているだろうと思うのです。ドンマンにもヘジンにも見破らてるし。映画業界、才能がない人間にとっては本当に厳しい世界だろうと思います。
ウナがジンマンに、いい詩とは?と聞いた時、「詩は覚えれば分かる。一読ではダメだ」と彼は答えました。この回答、納得できました。
ドンマン、恋人ができて、アジトの出禁を解除されて、おめでとう!です。
ウナはPDとして才能がある人で、新人監督を発掘したいという使命感を感じている。今さら、オ・ジョンヒの娘として世間の注目を集め、好奇の目にさらされることを決して望んでいないと思いますが、、、彼女は色々と過酷な運命ですね。
第6話 あらすじ
ドンマンは、ウナに恋をしてから、シナリオにとどめなく言葉があふれる。自分の中に高性能エンジンがあることに気づいた。
ウナからメールで、祖母のキムチ煮込みを届けてくれることになった。「兄がいないので、ドンマンの家で2人でたべましょう」と連絡したのに、兄がいた。3人で気まずく食事をした。
兄がウナに、「人生の目的は?どんな人になりたい」と聞いた。ウナは「力のある母親になります。どんな状況でもブレずに静けさの中に立つ。祖母のように」と答えた。ジンマンは自分の詩集『こんな日 あんな日』に ”強い母親になれますように”とメッセージを添えて、ウナに渡した。
コパクフィルムでは、オーナーのコ・ヘジン(妻)と監督のパク・ギョンセ(夫)が会社で大ケンカをしていた。
ギョンセに来た新しい仕事は、初の連ドラ、全8話の脚本。金を出してくれる制作会社は脚本家の手を借りろと勧めていて、ヘジンも賛成。しかしギョンセはプライドにかけて1人で書きたい、それで揉めていた。ヘジンは夫に「あなたは古くさい。脚本が途中から崩壊する。今回赤字を出したら次はない。よく考えて。ボツ作品も救うPDがドンマンと組んだ。彼のデビューをただ眺めるか、新作で巻き返すか」と決断を迫った。
ドンマンはウナを送って帰った。「人生の目的は自分でも意外。突然聞かれて口をついてでました」とウナは話した。
2人に感情ウォッチ会社から”金曜にアップデート予定”と連絡があった。そこでドンマンが4000番で、ウナが38番だとお互いの番号を知った。
その時 ウナに電話が、オ・ジョンヒからだった。「シオンね?お母さんよ」と言われ、ウナは何も答えずに電話を切った。
「ウナかシオンなら?」としばらくしてウナが聞いた。「ウナがいい。シオンは凝りすぎ。兄は人の名前にあまり凝るなと娘に”ヨンシル”と名付けた」とドンマンが話した。14歳になってるはずだが、兄はその娘と長く音信不通だった。
ドンマンは脚本講師の仕事の後、輝いている太陽を見て気分が良かった。
ジンマンも仕事帰り、青空と木に止まっている鳥を見て、”こんな日は生きるにいい日”と思った。
しかし、家に帰り洗面所の窓から空を眺めた後、天井を見上げていた。
ドンマンは家のドアを開けて、異変に気づいた。すぐに洗面所入ると兄が首を吊っていた。必死で兄の足を掴み、兄の体を抱いてロープごと兄と床に転げ落ちた。そして必死で首に食い込んだ紐を切った。兄は息を吹き返した。
翌朝、兄は仕事に出かけた。
ドンマンはバスに乗って田舎に行った。借りている倉庫には色々なものが置かれていた。兄の韓国大学大学院の卒業証書もあった。兄とヨンシルが赤ちゃんの時の写真、ヨンシルの出生届もあった。
ドンマンは、児童権利保育院に行き、ヨンシルの養父母の情報を聞いたが教えてもらえなかった。兄は離婚した後、住所不定だった。その間に前妻がヨンシルを養子に出したのだった。
アジトには、ジュナンとウナが待っていた。そこにチェ社長がやってきて、ジュナンが個人的にチャン・ミランにシナリオを渡した事に激怒した。彼はそのことを知らず、オ・ジョンヒから罵倒されたのだ。
そこに当のチャン・ミランも来た。彼女がドンマンの従姉妹の結婚式で踊って歌った動画が500万回再生されていた。
ミランは、「監督(ジュナン)は紳士的で好きだが、脚本はひどい」とこき下ろした。
しかしウナが口を開いた。「問題はそこじゃない。今まで演じた役柄の致命的な欠点は、賢いこと、あなたと違って。似合いもしない切れ者役にイライラした。獣のような魅力を持つ人が頭を使い始めるから。この役(「恐ろしい女」)は頭を使わず、計算もできない、純粋にハートだけで動く女、だから恐ろしい。あなたにとって初のはまり役では?」と。
ミランは怒って店を出たが、ウナに電話して「明日から私の電話に出て。媚び始めたら即クビよ」と言った。つまりこの役を引き受けたのだ。
同席していたミランのマネージ会社のパク代表は、帰り際、ウナに「今日、ジョンヒさんの電話に出てください」と言った。
ドンマンは帰り、アジトに寄った。
ひとりで呑んでいるギョンセに、「奈落の底もみんなと一緒なら怖くない。感傷に浸ってる時、自分が幸せな時、すごく悲しい時も、先輩が憎くない」と話した。
帰り、ウナの家の入り口の前をきれいにして、そこに500ウォン玉を置いた。
ウナはオ・ジュンヒの電話に出た。
「母がいるから何も心配ない。なんでもできる、勉強でも留学でも」とジョンヒは言った。ウナは鼻血が出てきた。
「保身のために、捨てた娘を拾う気に?いい母親ぶらないで。名前も変え息を潜めて生きてきた。だから捨てられた子が私だとバラさないで。私も言わないから」とウナは言って電話を切った。
その後、ジョンヒは韓国映画祭に出席し、最優秀女優賞を受賞した。
ウナは精神科医から、「記憶を消して、苦痛から解放されるなら、そうするか?」と聞かれ、「いいえ。この苦痛が消えたら、彼女の罪も消えるので」と答えた。
ドンマンはウォッチ会社のアップデートに来た。
スタッフから、2度”不明’”が表示されたと聞き驚いた、覚えていなかったから。
その時の音声を聞くと、兄が首を吊ろうとしてロープを握っていた日と、実際に首を吊った日の2回だった。音声を聞いてドンマンは涙を流した。
どんな感情かと聞かれたが答えられなかった。
38番の方も同じように”不明”が出るとスタッフは言った。ウナだ。
「この方は幼い頃に放置されたトラウマからこの症状がでる。本人曰く、”自爆したい感じ”と」。
ドンマンは再度、どんな感情ですか?と聞かれ、声を振り絞って、「助けて。助けを求めている」と言って涙を流した。
ウナも「同じパターンの人がいる、4000番の方。この人の言葉を借りると”助けて”。切実に助けを求める感情」と聞き、彼女も涙を流した。
検査が終わった後、2人は何も話さなかった。ウナが泣きながら先を歩き、ドンマンが後ろから歩いた。
振り返ったウナがドンマンに向かって走り彼に抱きついた。2人は抱き合って泣いた。
2人でカフェに行った。
「助けますよ」とドンマンが言うと、「もう十分助けられています」とウナが答えた。2人はウォッチをクロス、2つのウォッチが緑色に光った。
朝、ドンマンは兄と食事をしながら、「俺たちでヨンシルを捜そう」と言った。2人とも涙ぐんだ。
ドンマンは丘の上に上がった。
”ウナの好きな天気を作る、彼女は風が好き。兄が姪と再会して抱き合う”、それがドンマンの幸せな想像。
第6話 感 想
ウナがドンマンとジンマンと3人で、祖母のキムチ煮込みを食べた時、ジンマンが「どんな人になりたいか?」とウナに聞く。彼女が「力のある母親」と答えて、ジンマンが自分の詩集にサインして渡してあげる場面がすごく良かった、、、
なのに、またジンマンが自殺しようとしたのが、ほんとにつらかったです。
ドンマンもつらいですね。
本人も気づかないうちに、感情ウォッチの”不明”と出てて、それはどちらも、兄の件だった。
その感情を、ドンマンが ”助けて”ということと言った。
ウナがその話を聞き、ドンマンの感情を理解して泣く。
二人は、それぞれの心の奥底の感情を理解できるのでしょうね。
そういう人が一人いると、救われるでしょうね。
お兄さんの苦痛はかなり深いようですが、娘さんと再会、というドンマンの幸せな想像が現実になることを祈ります。
ウナが、ジュナンのシナリオ’”恐ろしい女”こそ、チャン・ミランのあたり役だと話す場面が面白かったです。
ミランに考える頭はないけど、”獣のように魅力を持つ人、ハートだけで動く女”と言ったのは、女優としてすごい褒め言葉だと思いました。ミランはウナの指摘が的確だと分かったから、バカではありませんね。
ウナの母親の受賞の挨拶は全く心に響かなかった。現在の彼女にとって、ウナの存在はどういう感じなのでしょうか?
第7話 あらすじ
「助けて」、ドンマンも一度も言ったことがないことばだった。しかし、兄の自殺未遂の現場で感情ウォッチが発した”不明”は、彼の「助けて」だった。同じくウナのウォッチも”不明”と出た。彼女は、ドンマンがそれを「助けて」と表現したと聞き、涙を流した。ドンマンの「助けて」は、彼女のための言葉でもあったのだ。
ドンマンには、成功もデビューもどうでもいいと思えた。ただ1つの願いがあるとすれば、”年老いて死ぬこと”と彼は思った。
ウナは、マ・ジェヨンから、「シナリオにクレジットを載せる。但し、ペンネームで」とメールを受け取った。ウナはドンマンに断りを入れて、ペンネームは”ヨンシル”と、ジェヨンに返信した。
ドンマンとウナはデート。彼はウナに「修正稿を今週中に送る」と話した。二人はウォッチになぜ不明”が出たと聞きあった。ドンマンは「兄」と言い、ウナは「母」と言った。
「母が最初に自分にバツ印をつけた人。大人になって、母はものすごく弱かったんだと思うようになった。だから、自分の子供や男を恥じない”力ある女になる”と決めた」とウナは言った。
ドンマンは、「よかった。俺はだいぶ恥ずかしい男なので」というと、ウナは「少し。少し恥ずかしくて、たくさん愛らしいです、監督は」と言った。
パク・ギョンセは、妻のコ・ヘジンから強要され、いやいやながら、共同執筆候補のパク・ジョンミン(女性)と面会した。パクはギョンセの「僕と組んでもいいことはない。全部自分で書いたことにするから。批判の賞賛も俺一人のもの、一口でもあげたくない」と言うことばに吹き出し、彼の延々と続く毒舌に笑い転げた。「面白すぎます。今まで会った監督の中で最高」と両手でサムズアップした。ギョンセはパクが気に入った。彼は「面白い人」と言われるのにめっぽう弱いのだ。ヘジンに「パクさんでいい」と言った。
ドンマンは、修正稿をウナに送った。ウナは仕事が終わってから読んだ。
アジトには、オ・ジョンヒが来ていた。ドンマンは呼ばれてもいないのに、個室にいる彼女に「昔現場でご一緒したことことがある。奇跡のような名演を目の当たりにして息もできなかった」とあいさつした。しかしその現場を1ヶ月で去った理由を話すと場が白け、彼は部屋を出た。
ウナはドンマンが待っているアジトに来た。そこで、ちょうど帰るオ・ジョンヒと会ったが、二人は無言ですれ違った。
ドンマンは、ウナが何も言わないのでドキドキして何も言い出せなかった。たくさんお酒を飲んで、やっと「どうでしたか?」と聞くと、「よく書けてた。泣きました。抱きしめたくて走ってきた」と言われて、天にも昇る気持ちに。
そこで、打ち合わせ終えたチャン・ミラン、ジュノン、ギョンセ、パクたちがきた。ドンマンとウナも一緒に大宴会になった。
コ・ヘジンは、チェ社長に、マ・ジェオンの”ノック・ノック・ノック”のシナリオを渡し、
「入選したマ・ジェヨン監督のシナリオで、主演はノ・ガンシクで。国の支援で作るので大手とは組めないが少しだけお力添えを」とお願いした。
チェは「いいものじゃなく、金になるものを作れ」とヘジンに忠告した。
ヘジンは笑顔で聞いていたが、彼が帰った後、チェ社長の態度にうんざりしていた。
ドンマンたちの宴会がたけなわに。
チャン・ミランは、ウナに「あなたが気になる。きれいなのに、なぜ服が適当なの?」と絡んできた。ウナは「問題を限定されるため、本当の問題を隠すため」と答えた。
「あなたには不思議な力がある。人を着陸させるの」とミランが言った。
飲んだくれた連中は、アジトから2次会。
ウナはドンマンに、お酒を飲んでいる仲間たちを見ながら「面白い話を。今 私たちは回想してるんです。人生最後の時、99歳の自分がベッドに横たわり、死に際に懐かしい時代を回想してる」と話した。
そして彼らは3次会、最後は海に来た。ドンマンはギョンセに「今日は先輩といても心が安らぐ。俺を嫌ってないから」とウォッチが緑に光っているの見せた。
海ではしゃぐ30代と40代。
チャン・ミランが「私はファン・ドンマンが好き」と告白。しかしドンマンのウォッチが”困惑”と赤く光った。ミランは怒った。「僕はピョン・ウナ様が好きです」とドンマンが告白したから、帰りの車の中が険悪になった。
ウナはチェ社長から、イ・ジュナンの「恐ろしい女」の担当を外れるように一方的に通達された。ウナは、オ・ジョンヒの差金だと思った。ミランと一緒に仕事をするのが気に入らないのだと。
ウナはジョンヒから呼び出された。
ウナはジョンヒに「私は人が感情の塊に見える。お母さんは軽蔑の塊。不出来な夫と娘を捨てて、出来のいい夫と娘と取り替えたんだから、軽蔑の目は捨てたら?」と言った。
ジョンヒは、「恥ずかしいし、私が非難を受ける、娘が継祖母と貧しい暮らしをしているのを知られると」と言い、用意した家具付きの家の書類とクレジットカードも渡した。
ウナは「私は必ず成功する。でも成功した私に決して近づかないで。死ぬまで絶対」と言って、ジョンセも申し出を無視して部屋から出て行った。
帰り道、彼女の鼻血が地面に落ちた。 ”助けて” とドンマンにメールした。ドンマンはバイト先の大きなバンで、雪の中、彼女の元に向かった。
第7話 感 想
7話も面白かったです。
「助けて」というのは、このドラマの大きなキーワードですね。
マ・ジェヨンのシナリオに、ウナはペンネームだけど、共同執筆者として名前が載りました。それが”ヨンシル”というのがまたいいです。
ウナとドンマンのデート中に、彼女が「自分の子供や男を恥じない”力ある女’になると決めた」と言い、ドンマンのことを「少し恥ずかしくて、たくさん愛らしいです、監督は」と言うセリフがすごく良かったです。これこそ強い女。ドンマンは、ウナに言われた言葉が、本当に嬉しかったでしょうね。
また飲み会で、「今、私たちは回想している。99歳の自分が死に際に懐かしんで回想している」というウナのセリフに、唸りました。
”あーー、この景色、空気、会話をきっと将来、懐かしく思い出すわ”と私も時々思うことがあります。
ウナはドンマンなら、自分の言うことを理解してくれると思ってるから、話せるのでしょうね。
ドンマンの、”ただ1つの願いは、年老いて死ぬこと”という独白、何度か出てきたけど、これもすごいセリフだなと思いました。
オ・ジョンヒは明らかに、ウナを恐れていると思います。ウナの覚悟、発することばに、彼女はウナに自分の弱さを見破られていると感じて、居心地が悪いのだろうと想像します。
チェ・フィルムの社長がなかなかの薄っぺらい人間なのにも笑えます。
パク・ギョンセは、パク・ジョンミンさんに、「今まで会った監督の中で最高」と笑ってサムアップされ、すっかり彼女が気に入ってしまったようです😆。男の人って単純で、それが可愛げでもあります。
第8話 あらすじ
ドンマンの車は吹雪の中で、横転してしまった。彼はウナの家にたどり着けず、横転した車から電話した。
ウナが、「なぜ天気の映画を?」と聞いた。ドンマンは、「言葉では説明ができない」と答えた。ウナはその答えが気に入った、誰もが何でもことばで説明できると思いすぎているから。
「俺は自分に夢中なタイプだから、この世をファン・ドンマンで埋め尽くしたい。でも雪がしんしん降ると俺が薄まる、それも悪くない」と話した。ウナは彼の話を興味深く聞いた。
ドンマンにマ・ジェヨンから、「ペンネームで共同執筆者にしたから、これ以上騒ぐな」とメールが来た。ドンマンは腹がたち、ジェヨンに電話して罵倒したが、彼から、「這い上がてくれば敬意を持って接する」と言われて無言になるしかなかった。
チェ社長はヘジンから、「(俳優の)ノ・ガンシクにシナリオを読んでもらったか?」との催促のメールを受け取り、ウナにシナリオの出来について聞いた。
ウナは、「いいです。残念なのは国の支援作品なので、大手の我が社が扱えないこと。今年2番目にいいシナリオ」と。
チェはすぐにシナリオを読み、ウナの言葉に納得。とっておきのウイスキーの写真をノ・ガンシクに送り、彼とアジトで飲むことにした。
ヘジンはチェ社長から連絡を受けて喜んだ。が、ドンマンに知られたくない。ジュノンにメールしたつもりが、グループにチャットに送ってしまい、ドンマンも知ってしまった。彼はジェヨンに激しく嫉妬した。
ウナは同僚の女性に、祖母の住所を彼女の家に移してもらえるかと頼み、承諾してもらった。
ノ・ガンシクがアジトに来た。チェ社長もウイスキーを持って現れたが、飲む前に、彼に”ノック・ノック・ノック”のシナリオを渡した。
チェはマ・ジェヨンをアジトに呼んだ。
ドンマンは8人会の連中の5人に呼ばれて違う店で食事をしていたが、結局、彼は出入りを禁じられているアジトに来た。
ノ・ガンシクはシナリオに満足した。彼はマ・ジェヨンを部屋に呼び、彼と握手した。ドンマンは部屋の外から聞いていた。
ヘジンがドンマンを外に呼び出し「争うな」と釘を刺した。
ドンマンは「修正稿の出来がいいので、ヘジンさんに渡すつもりだった」と言ったが、彼女はジェヨンとドンマンが犬猿の仲なので、同時には受け入れられないと断った。
ドンマンは、10年前にもヘジンが自分でなくパク・ギョンセの選んだことに恨み事を言い、「夫が酷評されて恥ずかしくない?」と聞いた。
彼女は「私は夫を尊敬してる。彼はまた書いて撮る、嘲笑されても続ける、何度叩かれてもまたリングに上がる。そういうエネルギーは観客に伝わるの」と堂々と言った。ギョンセが妻のことばを聞いていた。
ウナはクレジットカードを返すために、またオ・ジョンヒに会い、「祖母の住所を移したので、記者が探しに来てもバレない」と言った。
ジョンヒは、自分が非難されないために、ある程度の家に住んで。恋人もいい男を選べとウナに命令したが、ウナは、「ドンマンさんはいい男。安心できる。過去の傷にまだ縛られているが、彼を見てると、そのうち立ち直れると思う。私を救ったのは祖母。見捨てられた私のそばにいてくれた。祖母のために使っていいなら、お金はもらう」とウナは言った。
ジョンヒが、好きに使えばいいと言ったので、ウナはカードを持って帰った。
残されたジョンヒは、「過去の傷は勲章なの?」と文句を言い、自分も子供頃に貧乏だった、父はDVで、夫は初恋の人を選んだ、と思わず大声を出した。パク代表は静かに聞いていた。
ドンマンはウナに、ヘジンから拒まれて、シナリオを渡せなかったことを話した。
そして、「ヨンシルめ、あんなろくでなしに利用されるなんて、だから鼻血がでる」と言ってしまった、、、。
ウナはだまった。みるみる鼻血が出てきた。彼女は黙って席を立って店を出た。ドンマンは彼女の後を追い、必死で謝った。
踏切で彼女は振り返り、「利用されても、尽くすのが恋人でしょ」と怒って言って、帰ってしまった。
ドンマンは家でうなだれていた、、、。ウナから「面白い話をして」と電話が。彼は「ありがとう」と言って息をついた。
ジンマンは白菜収穫の仕事をしている時、後輩から、ジンマンの詩のファンだという人たちにあって欲しいと言われた。
彼は数人のファンと食事を一緒にしたが、彼らのことばにうんざりした。
「日記も詩も、いつか誰かが読むだろうと想定して書く。人に見られたい、そんないやらしい希望だ。知り合いの詩人が、子供を失い、酒に溺れた。ある日いい詩がひらめき走り書きした。今も評論家が傑作と称える詩の誕生、だがその後 詩をやめた。子供を失ったのに、詩なんかに胸を躍らせた自分がおぞましくて」と彼は話した。
ひとりの女性が「美しい話」と言ったので、ジンマンは怒って店を出た。
ヘジンはチェ社長に呼ばれた。
彼は彼女に「支援金を協会に返金し、俺たちでやって大儲けしよう。コパク単独より3倍の収益を保証する。収益配分は9対1、俺からもらう1割はコパク単独の稼ぎよりはるかに多いはず」と言った。
ヘジンは驚いたが、「この件は単独でやります」と笑顔で答えた。
すると彼は「監督は俺と組む。もう勝敗はついてる。大儲けしよう」と笑ったのだ。
ヘジンも笑いながら、「私は記者として社会に出たが、部長が “クソ野郎”だったから、”すごく楽しい物を作る”と言って記者を辞めた。しかしこの業界にも、部長と同じクソ野郎がいた。全部ゆずります。代表のようなゲスとは絶縁します。映画を作る目的はカネじゃない、楽しみためだよ」と彼女は啖呵を切って帰った。
アジトに戻り、彼女は、ギョンセとヨンスに昔話をした。
記者を辞めて泣きじゃくっていた時、ギョンセから、”愛欲の栓抜き”が送られてきた。夢中で呼んで笑い転げて泣いた。ギョンセに電話して「愛してる」と言った、と。
「傷ついて泣いてた女を爆笑させてくれたそんな男はどこに行ったの?」と彼女が聞くと、「その男は死んだ」とギョンセは言い、店をでた。外でドンマンとすれ違ったが、彼は無言だった。
翌日、チェ社長はウナに、今年の1番のシナリオは何かと聞いた。
「天気をお作りします」だとウナは答えた。チェは彼女をあざ笑った。
ドンマンは昨夜、ネットにチェ・フィルムの悪口を書きこんだ。アジトの前でチェに会い、彼からネチネチ嫌味を言われた。
その時、ジンマンのバンが止まった。車のトランクいっぱいに白菜を積んでいた。彼はチェにトランクを開けさせ、2個 強引に入れた。アジトのヘジンとギョンセも白菜を見せに運んだ。それからドンマン兄弟はウナの家に行き、山ほど白菜を運んだ。
その夜、アジトでは、いつもの通りドンマンが、他の映画の悪口を言いまくっていた。
ヘジンは、協会に支援金の断りを言いに言った時、「担当者から次点の脚本でも撮れまよ」と提案された。次点はドンマン『天気をお作りします』だった。
しかしヘジンはシナリオを読み、採算が取れそうにないとその場で断った。
しかし彼女はドンマンの終わらない悪口を聞き、考えが変わった。彼女は、「リンク上で殴られて。私が根性を叩きのめす」と言い、協会に電話。
「次点の脚本でいきます。ファン・ドンマンの『天気をお作りします』で、大赤字覚悟で」と。
ドンマンと8人会のメンバーの目が点になった、、、。
第8話 感 想
また面白かったです。登場人物の関係やキャラクターが明らかになってきて、おもしろさが加速してきました。
ドンマンとウナは、”共通言語を持っている”、そこで二人は心地いいのだろうと思います。「説明できない」というドンマンの言葉に納得するウナ。今って、何でもことばで説明したりされたりして、すぐに納得させたり、したりしようとする風潮だと思います。
オ・ジョンヒはますますウナを恐れていると思います。彼女の弱さの現れです。
ガンシクが白菜をバンにいっぱい積んで来る場面、なくてもいいような場面だけど、シーンがとても好きでした。 『映画』のような、お腹が膨れない物に夢中になっている連中に、”白菜”という大地で取れた確かな物を配った、、、まぁ、この文章こそが、こじつけで、無理やり説明しようとしている気もしますが。なんかこの白菜シーンにユーモアを感じました。
8話の一番のヒロインはヘジンさんでしたね。
彼女が、夫の悪口をいうドンマンに、「私は夫を尊敬している」と言うところはほんとカッコよかったです。
ゲスのチェ社長への啖呵にもスカッとしました。それにしても、収益配分9:1って!9がコパクで、1がチェ・フィルムかと一瞬思ったのですが、反対だった。人のものを横取りして、自分が9割取るって。ヘジンさん、チェ社長のようなクズと縁を切ってよかったです。
そして、そして、、、コパクが、ドンマンの「天気お作りします」を撮ると決めました!!!
ドンマン、念願のデビュー。リングの上で叩きのめされるのか?それもいいと思います。簡単に成功しなくてもね。あがいて、みっともない姿をさらけだすのも、決して悪くないと思います。
第9話 あらすじ
”映画を撮る”と決まったドンマンは、コパク・フィルム社長のヘジンと一緒に、支援事業事務所に行き、契約書を交わした。
しかしドンマンは”恐怖”を感じていた。200人もの人々を束ねて、最後まで完走し、映画を完成させることができるのか?という恐怖、、、当事者になって初めて味わう恐怖だった。
ヘジンはドンマンに過去に問題がないかの確認と、ネットへの投稿を全て削除するように指示した。
彼女はドンマンの修正原をほめたが、1つだけ注文をつけた。 ”主人公が善人になる変化を際立たせるために、序盤の”悪”のディテールが1つほしい”と。
アジトに戻ると、8人会の仲間たちがお祝いしてくれ、豪華な食事が用意されていた。しかし仲間たちは口々に、「最後の晩餐だ、これから何を食べての美味しくないし、眠れなくなるぞ」と脅した。
翌日、ドンマンはネットへの書き込みをすべて削除した。しかし猫の緊急手術のため闇金に借金したカネの返済がまだ残ってることを思い出した。電話すると「残金1100万ウォン」と言われた。170万借りて利子を500万も払ったのにも関わらず、その上 1日毎に30万利子がつく。
兄のジンマンが闇金のことを非難した。ドンマンが「映画を撮る」と言うと「目的は?」と兄はしつこく聞いてきた。「恥ずかしくない人間になるのが目標、究極の目的なんか知らん」とドンマンは怒った。
ウナが大きなケーキにろうそくを1本立て、ドンマンを祝ってくれた。
ドンマンは、「映画を作れれば満足だと思っていたが、全然うれしくない。2つの声がする。”デビューだ、やった”と、”大変だ、早く逃げろ”」と不安な気持ちを正直に打ち明けた。
ウナはドンマンの横に座り、「心配しないで。逃げたくなったら私が逃してあげる、耐えてなんになる。子供の頃 早く大人になりたかった理由はただ1つ、好きな所に行ける、地獄で耐えなくていいから。そんな”恐怖”、監督には味わせません」と言って、彼の頭から自分のカーディアンのかけて抱きしめた。「逃げようと言うなら、一緒に逃げます」と。二人のウォッチが緑色に光っていた。
翌日、ドンマンは ”恐怖とは想像の産物、それほど怯えなくてもいいのかも”と思った。
昨夜のウナのことば、「怖くなった時は隣人の話ってことに。”だから何?”、大したことない」を思い出したのだ。その時、「幼い頃のウナさんが隣の子だと考えたら、少し楽になります?」ドンマンが聞くと、彼女は「そんな子が隣にいたら、引き取って育てないと」と答えた。
ウナは、祖母を連れて病院に来ていた。そんな子を育ててくれたのが祖母だった。
診察の結果、祖母は2週間入院することになった。
オ・ジョンヒは、チェフィルムに入ったシナリオがいいと聞き、「読みたい」とパク代表に言った。「主演がノ・ガンシクに決定した」と代表が言ったが、彼女はもってこいと命令した。
チェ・フィルムの代表は、マ・ジェヨンを食事に招待した。PDは、8人会の一人のチェ・ヒョジンになったようだ。
代表はジェヨンに「ヨンシルに一度会わせろ、業界最上額で契約する」と言ったので、ジェヨンは戸惑った。
チェ代表は会計の時、偶然コパク・フィルムのヘジンと鉢合わせた。
彼は、「ボツ作品も救うチョン・ウナが酷評したファン・ドンマンのシナリオを拾うとは?」とヘジンにイヤ味を言った。彼女は「そのピョン・ウナがシナリオ修正を手伝った。良くなった、応募時とは次元が違う」とサラッと答えた。チェ代表は虚を突かれた。
会社に戻り、チェは早速ウナに、「脚本家になりたいのか?口を出すのは簡単だ、自分で書いてみろ」と当たった。
その後すぐに、ジェヨンからウナに、「契約のため、替え玉を用意しておけ」とメールが入った。
チャン・ミランは、1年前に撮影したドラマ「この冬は誰とでも恋したい」の放映を前に、監督と相手役の男優チャン・ヒョヌとの記者会見に出席した。
「本気で愛し合ってるのかと監督が疑うほどだったとか?」と聞かれたヒョヌは「いい演技ができた」と答えた。ミランはその回答に傷ついた、彼女は彼を本気で好きだったから。
ミランは憂さ晴らしにウナを呼び出して飲んだ。
ミランは「俳優は自尊心が低い。およびがかかるのをただ待ってるだけ」と言うと、ウナは「PDも一緒。ひとりでは何もできない」と。2人は「脚本家がいい」と意見が一致した。
「スターになったら違うと思ってた。お金はあるが、他は一緒、イマイチ。私は演技ができない。”愛してる”と言った瞬間、本当に愛してしまうのに、あいつは”演技だった”と。作品が1つ終わると汚物を被った感じ」とミランが本音を言った。
ウナはミランに共感し、「あなたが好きになってきた」と言った。
オ・ジョンヒはシナリオ ”ノック・ノック・ノック”を読んだ。
”タケノコからうまれ、恨むことがなければ、、、”
”恐怖を食べ恐怖が血肉となったーー恐怖の塊”
”人じゃなく感情の塊が歩いてるように見えます。だから、人間は、、感情の塊、、、”
”思考と身体、どちらが自分だろうか?”
彼女はチェ代表に、”シナリオはいい、ヨンシルは誰?”とメールした。”わからない”と返信。
もちろん彼女には、ヨンシルがウナだと分かっていた。
ドンマンは、ヘジンからいわれた”悪のディテール”、”怖さ”について思案していた。
キャスティングの第一希望は”ノ・ガンシク”、彼を怖い写真をパソコオンに貼っていた。
ヘジンが、ノの事務所に問い合わせ中だ。
パク・ギョンセのタイプの音は止まったまま。共同執筆者のパク・ジョンミンが、あの手この手でギョンセをお立てて、彼をその気にさせようと奮闘、、、彼の指が動き出した。
ノ・ガンシクは、オ・ジョンヒが”ノック・ノック・ノック”を読んだことを知り激怒。
彼は、また彼女に横取りされると怒っていた。彼女の最新映画、”マイ・マザー”は、当初は、”マイファーザー”でノ・ガンシクが主演の予定だったのだ。
そんな時、彼は撮影で、また後輩の俳優に暴力を奮ってしまった。
ドンマンに闇金業者から電話が来た。
闇金は、「今日中に返せ。でないと貴様の知り合い全員にたかるぞ、クソ野郎!」とドンマンを罵った。
ドンマンのウォッチが”うんざり”と表示、彼は冷静に「オタクの電話が怖いと思ってたけど、うんざりだった。おどし文句が古い、常套句ばかりで、全然怖くない。どうすれば本気で脅せるか本気で考えろ」と叫んだ。
ドンマンはPCを持ってすぐ家を出た。闇金は部下を連れてドンマンの家に来たが、ドンマンはいない。兄のジンマンが戻ってきて、1発で闇金を殴って倒した。
ドンマンは喫茶店でパソコンを開いていた。ノ・ガンシクの怒りに満ちた写真を睨みつけ、”悪のディテール”、”恐怖”を考えていた。
また闇金からメール、”お前の知り合い全員にメールした”と。8人会、チェ社長、ウナもそのメールを受け取った。
ウナはドンマンに電話。「猫が車にはねられ、緊急手術することになったから闇金から借りた、すみません」とドンマンが言うと、「これだから監督が好きです。猫を救うために闇金を使う男」とウナは言ったのだ。
ドンマンが、なぜ優しくしてくれるのか?と聞くと、「それに値する人だから」とウナ。
ドンマンは闇金の事務所に行き、「みんなにバレて、俺は怖いものなしだ。だが俺は今怖いものがいる。怖がらせてみろ、なら1000万も惜しくない」と迫ったが、男は「お前の方が怖い」と降参した。
ドンマンは闇金に勝った。ヘジンに電話し、「解決した。悪人に”悪”と”強さ”どっちを補えばいい?」と聞いた。
「強さ」とヘジン、「分かった」とドンマン。 ”俺の中には悪はない、でも強さはある”、と彼は心の中で言った。
第9話 感 想
9話もすごく面白かったです。
特に、ウナがドンマンに言うセリフがほんとに”カッコいい”と思います。脚本家パク・へヨンさんが描くヒロインには共通項があるなと思います。自分が好きになった男の人を100%受け入れ、護るのです。
ドンマンは、映画を撮ることになり、夢が叶ったと思ったが、”最後まで完走して完成できるのか?”と言う強烈は恐怖が襲ってきた。”逃げるかも”と弱音を吐くと、「逃がしてあげます、一緒に逃げます」とウナは彼に言う。猫の手術のため、闇金から借金をしたと聞けば、「これだから監督が好きです」と言う。本当、ウナさんカッコいいです。ドンマンにとってウナの存在がどれほどの力になっているか、100%自分の味方であり、カッコ悪いと思う自分を認めてくれる人。
「私の解放日誌」のミジョンもクさんのこと、「成功して去るなら行かせてあげる、どん底をはっても恥じない。世界中の人に責められても、同じ人間としてただその人を応援する」、「どんな名前でも、犯罪者でも 宇宙人でも構わないと言ったわ」とか言ってました。本当にクールでした。
「ディア・マイ・ミスター」のイ・ジアンも、大会社の中年男のパク・ドンフンの痛みに気づき、彼を守った物語だったと思いました。
3人の女性に共通しているのは、何の見返りも求めていないことです。100%受け入れる、それを”愛”というのかどうかは分かりませんが、本当にカッコいい女性たちだと思います。
このドラマに話しを戻すと。
チェ社長、ウナがドンマンのシナリオを修正を手伝ったと聞いて、ヤバいと思ったようです。ウナの才能が分かっているので、恐怖を感じたのでしょう。
彼が、ノ・ガンシクを裏切り、オ・ジョンヒに乗り換えようとしてるのは、マ・ジェヨンをノパクフィルムから引き抜いたのと同じ文脈です。カネ儲け優先ということ。彼の小さい人間性、ドラマで見てると滑稽ですが、実社会ではこういう人間が大きな顔をしていたりするのでしょう。
チャン・ミランも本音を話してました。スターになっても同じだと、俳優はおよびがかかるのを待っているだけの存在だと。確かに、どんな俳優さんでも呼ばれなければ仕事はない、外から見えるほど華やかではないようです。
ドンマンが闇金相手に、「常套句の脅し文句をやめろ、本気に怖がらせろ」と脅すのが面白かった。 ”恐怖”って想像の産物、勝手に脳が怖がっているだけなのかもしれません。
このドラマはセリフが面白いですね。
何話だったか忘れましたが、ウナが「ドンマンと付き合ってみる」と会社で宣言したので、同僚の女性の一人が、ドンマンを見直したと言ったのも面白いかったです。ドンマンはほとんど女性が相手にしない男だけど、誰かが彼に興味を持ち堂々と宣言したら、知らない良さがあるのだと見直すと。
ドンマンとウナの出会い、お互いにとって幸せな出会いであるのが、うれしいです。
ーー第10話に続きますーー



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