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村上春樹「品川猿」感想【猿は丁寧な言葉で、愛情をもって核心をついた話をした】『東京奇譚集』より

わたしは名前をとる猿なのです。心惹かれる名前があるとそれを手に入れずにはいられません。悪いことだとは承知しています。しかしプラスの面がないわけではありません。同時に名前に付随しているネガティブな要素をも、いくぶん持ち去ることになるのです。
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村上春樹「日々移動する腎臓のかたちをした石」感想【心がざわっとする】『東京奇譚集』より

彼女は、河原を歩いているときに、石を一つ見つける。赤みがかった黒で、つるつるしていて見覚えのある形、腎臓のかたちをしている。彼女はそれを持ち帰る。その腎臓のかたちをした石は意志を持っている。彼女を揺さぶり続ける。
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夏目漱石『坊ちゃん』感想【日本の学園ドラマの原点がここにある】

『坊ちゃん』は明治の「痛快学園青春ドラマ」。新任教師として四国愛媛の学校に赴任した坊ちゃんを待ち受ける「赤シャツ」はじめ個性的な教師たちや生徒たちと間で起きる出来事。スピード感ある漱石の江戸っ子弁が堪能できます!
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田辺聖子『週末の鬱金香(チューリップ)』【心が温かくなる短編集】

『週末の鬱金香(チューリップ)』は6編の短編集。年齢、職業、生活それぞれ違う6人の女性の恋のお話。いくつになっても恋する気持ちがあること、心が寄り添う瞬間があることが、快活でスピード感ある、またやさしくまったりした大阪弁で語られます。
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夏目漱石 『道草』の感想【片付かないもの】

夏目漱石の自伝的作品。1915年(大正4年)朝日新聞に連載された最後から2番目の作。読めば読むほど味わいがありました。
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【セルフ コンパンション:自分に思いやりを】クリスティー ン・ネフ博士著を読む:要約 パート2

苦しんでいる人に『セルフコンパッション』という考え方を紹介したいと思います。少しでも苦しみをやわらげるヒントになればと思います。
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【セルフ コンパンション:自分に思いやりを】クリスティーン ・ネフ博士著を読む:要約 パート1

『セルフコンパッション』は、自分への思いやりです。終わりのない自分へのポジティブとネガティブの評価の嵐から避難する考え方です。
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空の青さをみつめていると

谷川俊太郎さんの詩。普通の言葉なのに、詩人が操ると、日常にいながら、ほんの少し違う場所に連れて行ってくれる気がします。