2024年11月22日から配信の韓国ドラマ『その電話が鳴るとき』。ユ・ヨンソクさん主演の新ドラマ、政略結婚3年目の仮面夫婦に、ある脅迫電話が掛かることから物語が始まります。『愛と、利と』で、優しすぎる優柔不断な主人公を演じたユ・ヨンソクさん(それで大ファンになったのですが)、このドラマでは正反対の冷血で計算高い政治家を演じているようです。人々の思惑と緊張感が漂うドラマ、どんなストリーが展開されるのか、あらすじを紹介しながら一緒に楽しんでいきたいと思います。
*ネタバレあり
『その電話が鳴るとき』相関図
『その電話が鳴るとき』登場人物とキャスト
〔主要人物〕
ペク・サオン(ユ・ヨンソク):次期 大統領候補の一人息子で、若くして大統領室報道官を務め。家柄、容姿、能力の全てを兼ね備えている。
ホン・ヒジュ(チェ・スビン):ペク・サオンの妻、政略結婚で夫とは仮面夫婦。緘黙症を患い、手話通訳士として仕事をしている。
〔その他の登場人物〕
チ・サンウ(ホ・ナムジュン):精神医学科専門医、ヒジュの大学の先輩
ナ・ユリ(チャン・ギュリ):テレビ局のアナウンサー、TV局の先輩だったペク・サオンを尊敬し、彼のファンでもある。
チャン・ヒョクジン:HBCの記者。
*登場人物は、随時 追加していきます
第1話 あらすじ
TVニュースの天気予報、「大雨に備えて豪雨や土砂災害への備えが必要」を、ホン・ヒジュは手話通訳していた。
しかし速報が入り映像が変わった。大統領室の報道官ペク・サオンが会見に現れた。すでに多数の記者たちが待機していた。
ペクは、「アルガン武装勢力が軍の撤退と身代金要求している、応じなければ人質を殺害すると。しかし政府は犯人側に身代金の支払いはしない、非人道的な犯罪に決して屈しない」と厳しい表情で述べ、「皆で一丸となり国民の生還を祈ってください」とメディアへの協力を求めた。
ヒジュはその報道が終わらないうちに放送局を出た。TV画面のペクに向かって中指を立てて。
ヒジュと母は、ペク・サオンの母に呼び出されていた。義母は、「大統領選が1ヶ月後に迫っている、仕事はやめて夫のサポートに専念するように。あなたの名前や顔が知られては困る」とヒジュに命じた。
母はヒジュに、「なんてグズなの、まだ夫の心もつかめないなんて。チョンウン日報の次女で、将来は大統領一家の嫁よ」とヒステリックに怒鳴った。
ヒジュはその後、車で手話通訳センターに向かったが、外の雨が激しくなってきた。
車のラジオの電波が乱れ、ナビ故障し、ブレーキが効かなくなり、ヒジュは車を制御できなくなった。突然 車が止まった。急いで車から出ようとしたがドアが開かない。彼女は自分の車が誰かにハッキングされたことを知った。
その時、雨ガッパを被った男が車に近付いてきて、車のドアを開け後部座席に乗り込んだ。
ペク・サオンの携帯に、外国の番号406-000-1290から電話が掛かってきた。
「ペク・サオン、殺そうとしてるんだよ、お前の妻を」と変声された声が言った。サオンの携帯のバッテリがなくなり電話が切れた。彼はチャージしながら、ヒジュの母に電話、彼女はヒジュは夕食中だと言った。
また同じ番号からサオンに電話があった。「切るな、俺は今 お前の妻の首にナイフを当ててる、ほんとに殺すぞ」と男は脅し身代金を要求したが、サオンは、「身代金は払わない」と電話を切った。
ヒジュの車に乗り込んだ男は、サオンが自分の電話をイタズラだと思っていることに腹を立て、ヒジュの首を締めた後、何度もサオンに電話したが無視され続けた。
男は怒りでナイフをヘッドレストに何度も刺した。そしてヒジュに、「この携帯はペク・サオンにしか かけられない。声を自動的に変えてくれて、VPNを使うから10分間追跡もできない。なのに肝心のペクが電話に出ない」と怒った。
再度、電話すると彼の部下が出たが、すぐにサオンが代わり、「よく聞け負け犬、さっさとやれ、死体になったら連絡してこい」と言って切った。ヒジュはサオンの冷酷な声を聞いていた。男は癇癪を起こした。
ヒジュは大雨の中を猛スピードで運転し、車がスリップして回転した。
その頃ペクはアルガン政府に呼ばれ、交渉が成立した。ペク報道官の「感謝する。被害者が無事に帰れるよう全力を尽くす」とのコメントが流れた。
サオンはチャン記者に、「この番号406-000-1290を調べてくれ。いやな予感がする」と怒って言った。
家に戻ったヒジュはシャワーを浴びた。おでこと首に傷がついていた。その後、ご飯を炊いた。
サオンが家に戻った。ヒジュを見て、「生きてたか、今日つまらない電話が来た。誰かが私の妻を殺すと言った」と言った。
彼にパク・ドジェ行政官から、電話は追跡不能と連絡があった。チャン記者からは、仮想電話番号だから、彼からの電話を待って、10分以上会話を引き延ばすしか方法はないとの連絡だった。
ヒジュはひとりで悠々とご飯を食べた。
サオンはヒジュに、「明日イギリス大使館に行く。大使夫人のために手話通訳士が必要、夫婦同伴ではないから勘違いするな」と言った。
3年前 結婚式当日、サオンはウエディングドレス姿のヒジュにドレスを脱げと言い、「結婚式は非公開で行う。君に妻の役目を求めはしない」と言いながら、結婚誓約書を出した。
1. 妻から離婚を要求できない。2. 選挙期間に離婚できない。3. 妻として名前や顔を公表しない。違反した場合、違約金は20億ウォン。
ヒジュはその誓約書に署名しサオンに返した。サオンはヒジュに結婚指輪をはめながら「君は私側の人質にすぎない」と冷酷に言った。
翌日の英国大使館、ヒジュはサオンと腕を組み歩いた。誰もがヒジュが誰なのか興味を持った。
二人で英国大使夫婦に挨拶した。サオンの大使夫人への挨拶をヒジュが手話通訳すると、夫人は「報道官の奥様は手話ができるのですね」と感心したが、ヒジュは妻ではないと否定した。
サオンは大使に、「実は私の妻も障害を抱えている。妻は私の弱点。私は立場上、あちこちから攻撃される。そうした攻撃に妻をさらしたくない」と言った。それを手話で訳しながら、ヒジュは複雑は気持ちになった。
ヒジュは気分が悪くなりトイレに行った。
その時、サオンに406-000-1290から電話が来たが、何も話さない。サオンが「妻は無事だった、妻を殺す計画を聞いてやろう」と話を振った。10分以上、話を引き延ばす必要がある。
「パーティーだから楽しそうでよかった。愛妻家のフリが上手だな、近くにいて驚いたか?」と男が話し始めた。サオンは、「何者だ?なぜここに?」とあたりを見まわした。
「答えてやろう、お前の妻をどうやって殺すかだ」と電話の声が言うと、サオンは「こんなところでやめろ。誰が私の妻だと?見たことは?」と焦った。
「俺はお前の妻を知ってる。結婚しようとしてた婚約者は、チョンウン日報の長女ホン・イナ、結婚式の前日逃げたまま行方不明、チョンウン日報とお前の家族は共存関係にあるから、妹と結婚して人質にとったのか?世間は幻滅するだろうな、完全無欠なペク・サオン報道官が妹に乗り換えたと知ったら」と電話の主は言った。
「要求は何か?」とサオンは動揺をおさえて言った。
「ヒジュを捨てて元婚約者を連れてこい。お前の人生にヒジュは必要ないだろ、、」
電話の声の主はホン・ヒジュだった。彼女が男の携帯をもち、トイレから夫に電話していたのだ。
昨夜、豪雨の中スピンした車は何かにぶつかり止まった。ヒジュがドアを開けた時、男の携帯が地面にすべり落ちた。
「父親の選挙を台なしにしたくなければ、元に戻せ。でないと結婚の秘密をバラす。期限は明日だ、嫌なら20億ウォン払え」とヒジュは言い電話を切ろうとした。10分以内に切らなくてはならないから。
「私は何百人もの記者を蹴散らしてきた。スキャンダルはフェイクにできるし、脅迫など仕留められる。私は”大切は人”を簡単に捨てられない」とサオン。
「大切な人?その人が昨日どんな目に遭った?殺されそうになったんだぞ、 ”助けて”も言えなかった、口が聞けないからな。 ”死体になったら連絡しろ”と電話を切ったよな。ほんとに死ぬところだった、雨でタイヤが滑ったんだ」とヒジュ。
その時、バンッと大きな音が、サオンが拳で壁を打ったのだ。「必ずお前を捕まえる」と彼はどなった。10分のタイマーが鳴り、ヒジュは急いで電話を切った。
感 想
第1話、なかなかの緊張感でした。
ペク・サオン、ニコリとも笑わず、表情も変えず、氷のような人です。
1話でペク・サオンの経歴がかなり明らかになりました。「大統領室の報道官でエリート。本当はチョンウン日報の長女ホン・イナと結婚する予定だったが、結婚式の前日にホン・イナに逃げられてしまった。しかし父親が大統領になるためには、チョンウン日報と血縁関係を結ぶ必要がある、その為にイナの妹のホン・ヒジュと結婚した」ということらしいです。
またホン・ヒジュが口がきけないのは、緘黙症という病気のせいのようです。この病気は、絶対口がきけない訳ではなく、ある状況では話すこともできるようです。
英国大使のパーティーで、サオンにかかってきた電話、二人の結婚の秘密を知っている人物は誰なのだろう?とハラハラ緊張する場面でした。
まさかヒジュだ思わず驚きましたが、とても面白い展開でした。男の口調を真似て、脅迫も上手でした(笑)。
ヒジュが大雨の日 男に脅され、それ以上に夫の冷酷な言葉にショックを受けながらも、家に戻ってシャワーをした後、山盛りのご飯を平然と食べている場面がとても印象的でした。彼女の強さが現れている気がしました。
ところで男はどうなったのでしょう?彼は何者?重要な人物なのか、それともただのドラマの導入としての役割だけなのか?今後明らかになるでしょう。
氷男(あだ名をつけちゃいました)のペク・サオンがどう変わっていくのか、ヒジュとの関係がどうなっていくのか、今後の展開が楽しみです。
第2話 あらすじ
ヒジュがトイレから出てくると、サオンがいた。彼は、昨夜、車の事故があったのかとヒジュを問い詰めた。彼女は頷いた。彼はヒジュのおでこと首に傷があるに気づいた。刃物で脅迫され殺すと言われたのかと聞くと彼女はまた頷いた。顔を隠していたので顔は見ていない、と彼女は携帯にテキストして答えた。サオンは、当分警護をつけると彼女に言った。
家に戻ったヒジュは、自分がサオンに電話した録音を聞きながら、夫が怯えているのを面白がっていた。
サオンが帰って来て、彼女から車の鍵を受け取り、すぐに地下に止めてある車をチェックした。外側にはスリップの傷、運転席のヘッドレストにはいくつものナイフで刺した跡があった。彼はドラレコを調べようとしたが、録画されていなかった。
ヒジュが急いでそこに来たが、録画されていなかったことを知りホッとした。
サオンは、明日から仕事を休めと言ったが、ヒジュは「裁判所で手話通訳の仕事がある、仕事を続けたい」と答えた。サオンは警護をつけるとまた言った。
彼は、パク・ドジェ行政官に電話し、昨夜のドラレコの復旧を頼んだ。
翌日、サオンは母と食事をした。母は、ヒジュが仕事をしていることが不満で、破談にすればよかったと言った。サオンは「会長の隠蔽工作のおかげで、父さんはここまで来られた。新婦を変えてでもチョンウン日報の会長と婚姻になりたかったはず」と冷静に言い、この結婚について知っている人を母に確認した。父、母、ホン会長、ヒジュの母、ヒジュ、そして、ホン・イナ(失踪した婚約者)だけだ。
母は、携帯が鳴ると攻撃的な表情になるサオンを見て、「焦りは意思疎通の妨げと教えたばず」と厳しい口調で言った。息子は母に助言を求めた。
ヒジュは裁判所で手話通訳の仕事を終え、トイレにいた時、怪しい靴音が聞こえた。
ヒジュの警備員からサオンに、ヒジュを見失ったとのテキストが来た。その後「見つかりました、男性と一緒です」との連絡があり、”ヒジュと男性が話している写真”が送られてきた。
ヒジュがトイレの外で見たのは、大学の先輩のチ・サンウで、2人は外のベンチで親しげに話していた。
「3年前に連絡が途絶えて 君を捜してたんだ。元気か?」とサンウは手話で話した。彼は「今週から君が通訳してるテレビ局に行く。 ”クライム・レポート”という犯罪番組に出演する」と言い、”精神科専門医 チ・サンウ”と書かれた名刺を彼女に渡し、ヒジュの電話番号を聞いた。
ヒジュが帰宅すると母がすぐに来た。
「皮膚科に通へ」とまた命令し、セクシーな下着のセットを出した。
「これは作業服。イナの代わりに結婚すると決まった時に、あんたは、父親をいい病院に入れろって条件を出した。それは妻の務めを果たすのが条件、父親が弱点ね」と母は言った。
ヒジュは触れられると心が不安定になるから必死に防御しているのだが、覚悟を決め、母が持って来た下着を身につけた。そして男の携帯を取り出し、下着姿の写真を撮った。ここから脱獄するために。
サオンは母の助言を思い出していた。「信頼関係のない交渉に勝ち目はない」と。
そして電話を待った。22時ぴったりに電話が鳴った。
「決めた?元に戻すか、20億か?」と変声された声が言った。セクシーなナイトウエアをつけたヒジュが家から電話していた。
サオンは、「私の妻はチョンウン日報の会長の長女だと知られてる、ホン・ヒジュが妻だとどこから漏れた?お前がヒジュの車を暴走させ、彼女に刃物で傷を負わせたことを知ってる。妥協は一切しない」と言った。
ヒジュは「面白いものを持ってる」と挑発し、自分の太ももの写真(ほくろがある)を送った。しかしサオンは、「安っぽいエロ映像を私の妻だと妄想する変態野郎、妻のことは私がよく知っている」と怒った。ヒジュは「ほんとか?なら太ももが妻のものか確かめてみろ」と怒って電話を切ったが、直後、自分の言ったことに戸惑った。
サオンは怒って家に戻って来て、ヒジュの部屋に入ってきた。
ヒジュはセクシーな下着からいつものナイトウエアに着替えて頭から布団をかぶっていた。サンウが布団を取ろうとするのを必死で抑えたが、取られしまった。サオンの顔がヒジュの顔の上にあった。
彼は起き上がり、何もなかったように「近々、大統領室専属の手話通訳士の募集がある。やる気があるなら実力で私の隣に来い」と言って部屋から出ていった。
彼は、ダイニングに入り何もないテーブルを見た。そして3年前のことを思い出していた。
サンウが夜遅く戻ると、ヒジュが食事の用意をしてうたた寝して待っていた。食べた後 何をする? と彼が聞くと、彼女は彼の手を取りダンスをした。彼がヒジュを見つめた。ヒジュはキスだと思い目を閉じたが、彼は彼女の耳元で「この関係に感情を入れるな、空っぽになれ。今後 私を邪魔するならただじゃ置かない」と冷たく言ったのだ。
翌朝、ヒジュが起きるとサオンがリビングでニュースを見ていた。ヒジュはすごく驚いた。
「出勤は午後からだ、朝食は?私は必ず食べる」と言い、材料を出し自分で料理を始めた。
「警備員を変える、昨日ははぐれた」と言ったので、ヒジュは「ちがうの、大学の先輩」とテキストした。「親しかった?その先輩は信頼できる人?」と彼は聞いた。ヒジュは、「いい人」と。
彼はスクランブルエッグと、ウインナーと野菜のソテーを作り「残すな」と言ってキッチンを出た。
サオンは、電話の音声分析の一次結果を聞いてみたが、特定は難しかった。
パク行政官が、防犯カメラを分析したところ妙な点があったというので、2人で再確認した。犯人は後部ドアを開けて車に入った、鍵は中から開けられた。車は盗まれていなかった。
ヒジュは、父の見舞いに来たが、父は病室をステージだと思い歌っていた。父親は認知症を患っている。ヒジュは父親の前では普通に会話ができた。
父はヒジュを元妻だと勘違いして、「行くな」と言った。ヒジュが「私だけ引き取ればよかった」と言うと、父は「ヒジュはアナウンサーを目指しているから立派に育てろ」とまた元妻と間違えて言った。
ヒジュは「でも父さん、私はホン・ヒジュになってから心休まらない日々を過ごしてる」と号泣した。
その夜10時に電話が鳴ると、サオンは「立場が逆転した。5分後に電話を」と言って電話を切った。ヒジュは車から電話していた。彼女は意味がわからないが、10:05きっかりにまた電話した。しかしサオンは出ず、直後 爆発音がしてヒジュは両耳を押さえた。2分後に電話したが通信不可になっていた。
ヒジュは家に戻った。サオンは帰っていなかった。ソファでうたた寝をして朝を迎えた。
TVニュースが、昨夜10:07、ヨイドで爆発事件が発生し負傷者が出た、と伝えていた。
配達バッグを手に階段を上がる黒ずくめの男、5階で火の手が上がり煙が広がった中を逃げる男の映像が映し出された。 ”犯人は被害者に脅迫電話を毎日かけていた”との後、録音音声が流れ、それはヒジュが昨日 サオンにかけた電話だった。
”脅迫電話を繰り返した犯人は、昨夜オフィスに放火し、、”とニュースは続いている。
その時、サオンが煤で薄汚れたヨレヨレのワイシャツ、首にケガをして戻ってきた。
彼はヒジュをキッチンのテーブルに座らせ、「私の知らない君がいるのか。確認しないと」と言ってスカートをめくろうとした。ヒジュはその彼の手を押さえた。
3年前の結婚式前日、サオンはホン・イナから ”明日の挙式はキャンセルを。さもなければあなたの家の秘密をバラす”というテキスを受け取った。
サオンは、”ホン・ヒジュがヨンファ建設の次男に嫁ぐのは本当か?”とイナに聞いた。
”本当よ。政財界の令嬢が結婚したくない男1位、そんなクズに娘をやるのはあの母親しかいない” と返事がきた。
”明日の挙式は予定通り行う。ただし新婦は君の妹”とサオンは返信した。
感 想
2話はかなり面白かったです。また登場人物の関係が明らかになりました。
ペク・サオンの父は、次期 大統領選に最も近い人物だが、チョンウン日報の会長の隠蔽工作のおかげで今の地位を築いている。その関係を強固にするためにサオンは会長の娘と結婚した。
またサオンの母親も、韓国初の交渉のプロであり、犯罪心理学者という、ひとかどの人のようです。それと人間性は別のようですが。
一方、ヒジュの母は、韓国ドラマによく登場する、いわゆる毒親で、娘を自分の地位を確保するための道具としか思っていない。実母のようですが。彼女は父を捨てチョンウン日報の会長と再婚したようです。
だから、ヒジュと長女のホン・イナは異母姉妹ですね。
2話でも、氷男サオン登場、3年前のヒジュが夕飯を作って夫を待っていた回想シーン。こんなことを言われ続けたら、ヒジュが夫に恐怖を覚え、心を壊しても当然だと思います。
しかし、脅迫電話を受け取り、ヒジュが犯人に危険な目に遭わされたと知ってから、サオンは初めてヒジュに関心を持って来たような気がします。朝食を作ってあげたり、彼女の先輩のことを聞いたり、変化が見られます。
ヒジュは、父の前では素のままでいられるようです。普通に話すことができるし、感情を露わにして号泣もしていました。
いくつかの疑問:
1. ヒジュがサオンに電話をかけた時、サオンのオフィフが放火されましたが、これは、1話でヒジュを脅した男の犯行なのか?
2. サオンがヒジュと結婚したのは、”政財界の令嬢が結婚しなくない男1位” から、ヒジュを救う意味もあったのか?
3. 何よりも一番の謎は、なぜホン・イナが失踪し、彼女は今どうしているのか?
新たに登場した、精神科医チ・サンウの関わりも気になるところです。
第3話 あらすじ
サオンはヒジュを抱きかかえベッドルームに行った。彼女をベッドの上に座らせ、スカートの裾をあげようとしたが、ヒジュは彼を突き飛ばし、ノートに「何を確認したいの?私もあなたも被害者なのに」と書いた。彼は手を止め、「確認したいことを知らないんだな。不愉快だったら謝る」と言って部屋を出た。ヒジュは危機を切り抜けた。
ヒジュが、割ったグラスの破片を片付けていると、サオンが「手話通訳士は手が商売道具だ」と言って手伝った。ヒジュは彼に言われた通り自分の携帯を渡した。
その後、ヒジュは隠している犯人の携帯から、自分の下着姿の写真を削除した。
サオンはヒジュの携帯を調べ、チ・サンウがヒジュに送ってきた写真を見た。それは2人が大学生の時に、“ヌリ夢園”を訪問した時の写真だった。
一方、サンウはHBCテレビ局でスタッフとミーティンをしていた。
ネット配信でまだ扱っていない事件を聞かれ、1つあると言った。「自分は”ヌリ夢園”という児童擁護施設出身で、今から20年ほど前、その施設があった村に大金持ちの別荘があった。そこでソウルから来た坊ちゃんに会った。俺たちは毎日楽しく遊んだ、その日、恐ろしいものを見るまでは」と話したが、ランチのアラームが鳴り、サンウは、約束があると結末を言わずに席を立った。
サオンは、ヒジュの携帯から、サンウとヒジュが土曜12時に”マチネ”と言うレストランでランチの約束をしているの知った。”マチネ”をネット検索してると、ナ・ユリからテキストが来た。
サンウとヒジュはランチと白ワインを楽しんでいた。そこにナ・ユリが来た。ユリはサオンにランチに誘われたのだ。彼女は二人をみて驚いた。そこにサオンが来た。今度はヒジュが驚いた。サオンはヒジュに「通訳士のヒジュさん」と話しかけた。
4人で同じテーブルで食事をすることになった。
サオンは、サンウとヒジュが手話で親しげに会話するのが気に入らない。彼はサンウの職業や結婚について質問した。ヒジュがわざとワインをこぼして席を立った。
サオンは、パク行政官から、連続放火犯を捕まえたが、犯人は、昨日の放火については否認していると電話を受けた。
ヒジュはサオンに「なぜ来たの?先輩との間を疑ってる?先輩はいい人よ」と抗議した。サオンは、「君は先輩のことをよく知っているようだが、私のことはよく知ってるのか?知り合って20年経つ。私が知ってる君が全てだと思ってたが、疑問が湧いた」と彼女に言った。
サオンはサウンに名刺をもらってからオフィスに戻り、ヒジュは手話通訳センター長に呼ばれて、センターに行った。
サオンはペク報道官に、サウンの名刺をみせて、彼について調べるようにと依頼したが、ペクはすでに彼を知っていた。「”地上の楽園”というチャンネルで未解決事件の動画配信をしている。登録者20万人で女性に人気」と言い、サオンに彼のチャンネルを見せた。女性に人気の理由は、医師とは思えない肉体美らしくて、サウンは気に入らない。報道官に細かく調べろときつく言った🤣。
ーー
ヒジュは手話通訳センター長のハン・ジニから、”大統領室 手話通訳士”募集要項を見せら、合格するようにと励まされた。
その後、ヒジュは車を取りに行ったが、車に乗り込んだ途端、車のエンジンがかからず、またハッキングされてしまった。オーディオから ”コール・ミー・ナウ” が流れてきて、車は車庫内を勝手に動いた後 元の位置に戻りエンジンが掛かった。彼女は自宅に戻り、犯人の電話を確認した。それは隠した場所にあった。
その時(9:58PM)、サオンが家に戻ってきた。彼女はサオンに電話するために外出しようとしたが、サオンが代わりにコンビニに行った。彼女は家からサオンに電話した。
彼は、「ヒジュと離婚するメリットはなにか?」と聞いた。ヒジュはそれを説明できない。犯人にメリットはあるのか?離婚したがっているのはヒジュ本人だから。サオンは「お前とヒジュはどういう関係だ。彼女を手放す気はこれっぽっちもない」と電話を切った。
サオンはヒジュのためにビールとアイスを買ってきて、「絶対に離婚しない。スキャンダルや噂で名前を汚されるのは御免だ」と言った。
「公募を見ただろ、私の横に立ちたければ全力で取り組め」とまた言った。ヒジュは「なぜ隣に立たせようと?私の顔も名前も知られますよ」とテキストで聞いた。サオンは「君を拉致したヤツはいろいろと詳しい。確かに私たちは他人以下、図星だ、それがイヤなんだ、ヤツに”お前の言うことは間違ってる”そう言いたい」と言って、ヒジュの寝室に入り彼女のベッドに横になった。
「横に入れ」と彼は言った。ヒジュはその気はなかったが、「君に手はださない、それとも君が私を襲う?」と言われ怒りベッドの横に入った。
サオンはヒジュの顔を見て、「今夜はぐっすり眠れ。拉致された日のことも、あの時の言葉も全部忘れろ」と言った。”死体になったら連絡しろって言葉?”とヒジュは心の中で聞いた。
ヒジュが眠ったのを確認して、サオンはベッドを出た。
しかしヒジュは夢にうなされていた。
子供の頃、寝ている横で母が泣いていた。ヒジュが目覚め、「お母さん」と言うと、母は「なぜあんただけケガもしなかったの、黙りなさい」と怒ってヒジュの口を押さえ、「実の娘は聴力を失い息子は死んだ。ヒジュ、あなたはショックのあまり口を聞けなくなったの、私たちが生きるためには会長の同情を得るしかない、あなたは水の泡になるまで黙ってて」と言ったのだった。
ヒジュの父は、車椅子で散歩に連れていってもらっていたが、介護の人が毛布を取りに行った。その隙に男が近づき父の車椅子を押して行った。
ヒジュに父からビデオ電話が掛かってきた。ヒジュが出ると拉致犯の声がした。
「お姉ちゃん、俺の携帯を持ってるだろ?なんのネタでペク・サオンを脅してるんだ?」と聞かれ、ヒジュは「離婚」と言った。男は大声で笑い、「ペクはクソ野郎だ。だからずっと電話をかけ続けろ、携帯は姉ちゃんが使え、でも約束しろ、途中でやめるのはダメだ」と言いながら、白い布に包んだ抜いたばかりの4本の歯を見せた。ヒジュは恐怖で慄いた。
ヒジュはタクシーで父の病院に駆けつけた。父は無事で眠っていた。警察が「お父さんはこれを持っていた」と4本の歯が入ったビニール袋を見せた。父の意識が戻った。ヒジュが顔を近づけると、「かけろ、電話をかけろ、姉ちゃん」と父は繰り返した、ヒジュはショックで倒れた。
ヒジュはパトカーに乗せられて戻っていたが、パトカーの無線が変になった。ヒジュは拉致犯の「約束だ、一度始めたならとことんやり抜くんだ」と言う脅迫を思い出し、吐き気が、、パトカーに止めてもらって道端で吐いた。
子供の時に母に口を押さえられてから、楽なことは一つもなかった、味方は一人もいないと思うと涙が止まらない。
その時、白バイに誘導された黒い車が止まった。サオンが運転席から出て来て、ヒジュたちの方に歩いて来た。サオンは「お疲れ様です。ここはお任せください」と警官たちに言った。「失礼ですが、お二人の関係は?」と警官に聞かれ、サオンは、しゃがんでいたヒジュを抱え起こし、「彼女は私の妻です」と言った。ヒジュは驚いて彼の顔を見た。
感 想
3話、展開がすごく早くて、そして意外ですごく面白かったです。
最初に、サオンへの”氷男”というあだ名、失礼しました、撤回させてください。全然違います。3話は、サオンのヒジュへの愛が溢れていたと思います。分かりやすい言葉じゃなく、周りくどい言い方や態度ですが、”それって、告白?”とか、”その態度は愛よね”と思わされるセリフや場面がたくさんあり、本当に面白かったです。最後の「私の妻です」は超ストライクですよね。
サンウに嫉妬して、同じレストランのランチを予約して2人に合流するし、サンウの動画が女性に人気と聞き腹を立てたるし、サオン、可愛いです、笑えました😆
またサオンとヒジュが20年もお互いを知っているというのは驚きでした。二人の歴史も、おいおい語られるのでしょうか?
拉致犯の男の顔が視聴者にはすぐに知らされましたが、この犯人はサイコパス?不気味です。
ヒジュの車がまたハッキングされたのも、お父さんを誘拐して「サオンへの脅迫をやめるな」脅すのもほんとに怖かったです。
彼はヒジュのことをよく知っている(弱点がお父さんだとか)、ヒジュにはほんと恐怖ですね。
ヒジュが口をきけなくなったのは、何かの事故で自分だけ助かり、母に「一生黙ってて」と強制されたからだと分かりましたが(無茶苦茶な母!)、何があったのでしょうか?
また、次期大統領候補でサオンの父のペクと、チョンウン日報のホン会長(ヒジュの継父)が狩の練習をしてた時、ヒジュの母が軽いやけどをし、ペクがすごく親切に手当てしてたのを、夫のホン会長が複雑な顔で見てた場面がありました。今後の何かの布石なのでしょうか?
そうそう、サンウの子供の時代の怖い話の結末もまだ語られていません。
いろいろな布石が張り巡らされているようです。久々にワクワクするドラマです。
そしてやっぱり言わせてください、ユ・ヨンソクさん、最高に素敵です❤️
第4話 あらすじ
サオンは警官2人に、私たち夫婦の情報は秘密にとお願いした。
彼はヒジュを車に乗せ、「義父の担当者が私の携帯番号を知っている、転院が必要。義父のことは私に任せてほしい」と言った。
ヒジュは大声をあげて泣いた。サオンはヒジュの声を初めて聞き驚いたが、泣きたければ思いっきり泣け、とハンカチを渡した。
サオンの車はホテルの前で止まった。ヒジュは、今日が何の日か思い出した。
サオンはヒジュを部屋に入れ、ルームサービスでアフタヌーンティを注文した。そして「お茶を飲んでから下に来てくれ」と部屋を出た。
彼は両親が待っている部屋に入った。彼らは大統領選に勝利するために息子の協力が必要。が必要なので、父は、「大統領候補者が出演するテレビ番組、お前も出演しろ」と言った。そこに遅れてヒジュが入って来た。
父は「我が家で選挙活動に動員できるのは息子だけ。ホン会長にだまされた、落選すると疑って欠点だらけの次女をよこした、使えない嫁だ」とヒジュを侮辱した。サオンは席を立った。彼は「運動に参加するかどうかは自分で決める」と言い、ヒジュと出て行こうとした。怒った父はワイングラスを投げ、サオンを殴ろうとした。サオンは「祖父の七光で今の地位に来たなら、息子を当てにせず、大統領室の扉は自分で開いてください」と父に言い捨て、ヒジュの手を引いて部屋を出た。
サオンは強くヒジュの手を握り、「我が子でも捨てるような人たちだ、何を言われても聞き流せ」と言った。
家に戻り、ヒジュは拉致犯の携帯をゴミ袋に入れて捨てに出ようとしたが、部屋に入って来たサオンに見つかり、ゴミ袋をまた自分の部屋に戻した。
その時、手話通訳センターのスタッフたちから、「頑張って、大統領室へ!」と応援ビデオ電話が来た。
「私も祈るよ」とサオンが言った。ヒジュは「もし受かり、あなたと働くと親が知ったら?」と恐れたが、彼は「いつまでも親に従順で満足か?自分の力で挑戦するチャンスだ」と励ました。
翌日、サオンはパク行政官から、”例の音声加工について、音域 年齢 性別は把握できる。チ・サンウについては、放火 爆発の未解決事件について配信していて、現在 クライム・レポートという番組に出演中”と報告を受けた。
カン室長からは、”手話通訳士の最終面接者名簿”を渡された。もちろん、ホン・ヒジュの名前があった。
手話通訳士の面接が始まった。ヒジュは他の2人と共に面接室に入った。面接は、”ペク報道官の映像を見ながら手話で同時通訳をする”という試験だった。
ヒジュは映像を見た途端に、その会見が行われた年月日と内容まで分かった。ヒジュの手話の映像を別室で見ていたサオンは、カン室長に電話して面接会場に入って来た。
ヒジュに、「この映像を見たことがあるのか?会見より手話が早く感じた」と質問した。「練習に使った映像です」とヒジュは手話で答えた。「他の映像でテストしても?」とサオンが言い、別の映像が流された。次から次へと映像が変わったが、ヒジュは全てを完璧に通訳した。理由を聞かれ、「ペク報道官の映像で何度も練習した、報道官の会見にハマってたから。私の夢は国家機関の手話通訳者、繰り返し何度も練習して研究しました」と言った。
サオンは「最後に初見で同時通訳をしていただきたい」と言い、「夫婦の日とは」と話し始めた。「ここにある夫婦がいる。2人はお互い本音を明かせず暮らしてきた。今からでも努力すれば、平凡な夫婦のようになれるのか?、、、」と続けた。ヒジュは完璧に通訳した。
面接室を出たサオンは、ヒジュのすごい能力と努力に声も出なかった。
ヒジュも、”よくやった”と自分に満足していた。
ヒジュは転院した病院に父を見舞った。前の所より環境もよく安全性も高く安心した。誰かが既にお見舞いに来たようだ。「だれが?」と聞くと、「ご心配なく、お義父さんとヒジュは私が守り抜きます」と父はサオンの声音で言った(ここの場面好きです!)。
ヒジュは「温かかったり冷たかったり、厳しかったり優しかったり、本当に分からない、あの人のことが」と独り言を。
面接官の一人だったカン室長は、「僕は気に入りました、報道官を熱心に研究したホンさん」とサオンに言って、彼の部屋を出た(ここでの2人のやり取りも面白かったです😆)。
サオンはヒジュの履歴写真を見ながら、初めて彼女に会った日のことを思い出していた。
子供の頃、ホン会長一家を招いてパーティがあった。サオンは生の魚が苦手だったが、母に注意され無理やり食べようとした。その時、貧乏くさいと母に叱られてる少女がいた。彼女は何も食べずお腹を空かせていた。彼は彼女をそっと呼び、ご馳走がいっぱい乗ったお皿を渡した。名前を聞くと、手のひらに ”ホン・ヒジュ”と指で書いてくれた。これがヒジュとの最初の出会いだった。
「大人になったな」とサオンは独り言を言った。
”感謝します、父を転院させてくれて”とヒジュからメッセージが届いた。すぐに既読なり、ヒジュは喜んだ。
その時、ホン・イナのインスタで、ソウルの夜景の写真がアップされた。ヒジュはイナが韓国に戻ったことを知った。
ヒジュは家に戻り、結婚指輪があることを確認した。サオンが結婚式の日に「失くすなよ、元の持ち主に返す可能性もあるから」と言ったから。
彼女はゴミ箱から、拉致犯の携帯を取りだした。
サオンは帰宅途中の車からユリに電話して、ネット以外のチ・サンウの情報を得た。家はヨイドで、ヌリ夢園の出身だとわかった。
10:00 きっかりに406(ヒジュ)から電話があった。
「お前がヒジュと別れて俺が得する答えを言う、ホン・イナが戻る場所が必要だ。お前も家族もほしかったのは彼女だろ、イナが帰ってくると複雑になるから」とヒジュ。
「406は何も分かっていない。挙式前日イナに会ったのは私だ、彼女と取引した。取引した以上、彼女が私の妻になることはない。脅迫が無意味になったな」とサオンは言った。
ヒジュは驚き、電話を切った。同時にサオンが家に戻って来たので、急いで携帯を隠した。
サオンはヒジュに「よくやった」と本日の手話通訳士面接のことを褒めた。そして「明日のチョンウン日報の記念式典に参加する」と言った。
翌日、チョンウン日報 創立70周年の記念式典、各界の著名人が集まった。もちろんサオンの父パク・ウィヨンと母も参加していた。
ヒジュは遅れて到着した。会場に入っても誰も彼女に気づかない。先ほど、トイレでホン・イナの同級生たちが、自分のことを「イナの影防師みたいな暗い妹」と悪口を言ってのを聞いたばかりだ。サオンは女性たちに囲まれていた。
ヒジュは居場所がなく、ひとりホテルの屋上に上がった。22時にサオンから犯人の携帯に電話が鳴った。ヒジュは彼に電話した。
「あの女が何の役にたつ?ただのホン・イナの付録だ。逃げた出したいが、金持ちの家は楽だかな、カネに屈した卑怯な女だ」とヒジュは自分のことを言った。
「ヒジュは思慮深いんだ、周囲の人間が無礼なだけだ、カネに屈したんじゃなく、母親が好きだったから。以前私は、食べるのも話すのもイヤになったことがあった。周りの人が欲深く面倒ばかり起きた時、彼女は静かだった、だからほっとした」と話しながら部屋を出てきた。
「ヒジュは新しい言語だ。同じ手の動きを何百回も繰り返し大人になった。妻を悪く言わないでください」と続けた。
ヒジュはそれを聴きながら泣いた。「ならなぜ透出明人間扱いを?夫婦だと思うなとなぜ?」と言った時、扉が開きサオンが出て来た。2人はお互いの携帯を耳に当て見つめ合った、、。
サオンは約束通り、ヒジュを助けてくれた警察官のいる署に来て、男性の警察官と写真を撮った。その後2人から、先日のヒジュの様子を聞いて驚愕した。
サオンはその日のパトカーのドラレコを自分の車で確認した。後部座席で気分が悪くなったヒジュが窓ガラスを叩き、「お願いです、降ろしてください!」と何度も叫んでいたのだった、、。
感 想
4話もまたすごく面白かったです。
一番のハイライトは、ヒジュが、手話通訳士の面接試験を受ける場面だったと思います。前の回で、彼女がサオンに「あなたの言うことは、言う前にすべて分かる」と自慢してましたが、それが証明されました。サオンが、ヒジュの素晴らしい能力に感服したのも良かったです。
面白いなと思うのは、サオンは401(実はヒジュ)との会話で、ひたすらヒジュへの愛を語っていると思えるところです。「ならなぜ透明人間扱いしたの?」とヒジュが泣きながら聞いてましたが、私も同じ疑問が。式の当日のあの冷ややかさは何?3年間無視し続けてきたのはなぜ?
通訳士試験で、初見でと「夫婦の日について」サオンが話した内容が、彼ら夫婦のことを語っていたのも、面白い脚本だなと思いました。
サオンとヒジュの出会いも分かりました。サオンは最初からヒジュが気に入っていましたよね。
最後、サオンはドラレコの映像で、ヒジュが本当は話せることを知りました。2人がホテルで携帯を耳に当てて見つめあった時、サオンはヒジュが401だと気づいたと思いましたが、まだのようですね。
ともあれ、ヒジュが話せることを知った後のサオンなんとも言えない表情、、、ユ・ヨンソクさん、やっぱり上手ですよね👏
今後の展開にますます目が離せません。
ーー5話に続きますーー
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