『愛と、利と』1話~16話(最終回)までのあらすじと感想【配信され次第アップします】*ネタバレあり

2022年12月21日から配信の韓国ドラマ『愛と、利と』。銀行で働く男女4人の恋愛模様が描かれるドラマのようです。現在の等身大の若者の恋愛事情なのか?タイトルの『利と』に込められた意味は何なのか?興味あります。

*ネタバレあり

概 要

人は、愛を貫くために一体どこまでできるのか。同じ銀行で働く4人の男女が、複雑な恋愛模様を繰り広げながら愛の意味を理解していく姿を描く ーNetflix よりー

制作会社:SLL

配信:Netflix

配信日:2022年12月21日~2023年2月9日まで 全16話

ジャンル:小説「愛の理解」が原作のドラマ、ヒューマンドラマ、ロマンス

演出:チョ・ヨンミン監督

脚本:イ・ソヒョン、イ・ヒョンジョン

登場人物( )はキャスト

ハ・サンス役(ユ・ヨンソク):KCU銀行ヨンポ支店総合相談係長

アン・スヨン役(ムン・ガヨン):KCU銀行ヨンポ支店窓口係主任

パク・ミギョン役(クム・セロク):KCU銀行ヨンポ支店PBチーム代理

チョン・ジョンヒョン役(チョン・ガラム):KCU銀行の守衛、警察公務員の受験生

ソ・ギョンピル役(ムン・テユ):KCU銀行ヨンポ支店総務課係長、サンスの大学の同期で親友

KCU銀行ヨンポ支店の人々

支店長 ユク・シギョン

副支店長 ノ・テピョン

イチーム長 イ・グイル:総合相談チーム長

マ代理 マ・ドゥシク:総合相談チーム長代理

ソ・ミニ:預金窓口チーム長

ペ・ウンジョン:預金窓口チーム係長

ヤン・ソッキョン:総務課代理

キム・ジユン:総務課主任

その他の人々

ハン・ジョンイム:サンスの母、エステサロンの院長

シム・ギョンスク:スヨンの母

アン・インジェ:スヨンの父

ユン・ミソン:ミギョンの母

パク・デソン:ミンギョンの父、テソン建設社長

第1話 あらすじ

ハ・サンスは、KCU銀行ヨンポ支店に勤務3年目の係長、1年先輩の窓口係主任のアン・スヨンに片思いをしている。

スヨンは、仕事がよくできるが、契約社員の為、4年目でも主任のままである。他の女子社員と連むこともなく、ランチは一人別行動をしている。

ある日、窓口にきた男性が、スヨンが進めた金融商品が気に入らず、彼女を大声で罵倒していた。サンスは、自分のお客様(キム・ソンフン)の相手をしながらそれが気になって仕方ない。そして、お客様に渡すはずのVIPカードを間違って、同姓同名の別のカードを渡すというミスをしてしまった。

サンスは副支店長から叱られたが、スヨンが私のミスですとかばい、二人は、済州島に住むお客様にVIPカードを手渡しに行く出張を言い渡された。

サンスは2人での出張を喜んだ。幸いお客様は快くカードを受け取り、問題はなかった。

スヨンが公園で、木の上の鳥の巣から落ちている卵を見つけた。彼女は巣に戻してあげようと言い、サンスが台になり彼女が木に上がり卵を戻した。その後、木の前でスヨンの写真を撮った。

後日、業務終了後、サンスたちは上司に誘われ飲みに行った。男性群はいつもスヨンの噂をする。彼女に言い寄る男性は多い、マ代理も彼女に振られた一人だった。

サンスはスヨンにメールをしようとした。彼女の待ち受けの写真が、自分が済州島で撮った彼女の写真に変わっていることに気をよくした。

別の日、誰もやりたがらない”外で銀行のチラシを撒く”仕事、スヨンが行きます、と言った。サンスもすぐに、行きますといい、二人でチラシを撒きをした。その帰りサンスは思い切って、先日のお礼をしたい(ミスを庇ってくれた)と彼女を次の日曜日食事に誘い、彼女はいいわ、と言った。

日曜日、映画と食事をして彼女を家に送り、サンスは「また会いたい、次の火曜日食事を」と言った。彼女はOKした。

火曜日は彼女は休みだったが、サンスは、日本食レストランを7時に予約した。彼女は時間に行き待っていた。

しかしその日、サンスはまたミスをして、残金が中々合わず、支店を出たのが7時過ぎ、階段で人とぶつかり携帯を落として壊れ、スヨンに電話ができなかった。レストランに行くと彼女は帰っていた。

翌日、サンスは彼女に事情を話して謝ったが、無視された。その日から毎日、コーヒーやお菓子を彼女のデスクに置いたが無視され続けた。サンスは何度もメールしたが、それも無視された、、。

そんな時、また社内の男性軍たちが、スヨンが新しく入ってきた銀行の守衛と付き合っていると噂していた。

銀行の上四半期終了の打ち上げ会が開かれた。支店長が帰った後、イチーム長やマ代理が、スヨンとチョン守衛に、2人は付き合っているのか、としつこく聞きからんだ。

サンスは、イチーム長たちを止めようとしたが、ソ・ギョンピルに止められた。

チョン守衛は困って、早く帰って行った。

飲み会が終わり、サンスは一人で歩いて帰るスヨンを追って「大丈夫ですか」と聞いた。「さっきの話は不愉快だから忘れたいと思っていた。黙って見てたくせに、いい人ぶるのはやめて」とキツく言われてしまった。

サンスは傷つき、気持ちを打ち明けようとしたが、彼女から知りたくないと拒絶され、、歩き出す彼女の後ろ姿に「好きです、本気です」と彼は言った。しかし、振り返った彼女は「ごめんなさい。チョンさんとつきあってるの」と言った。


感 想

第1話、最初の銀行の場面から、すごくリアルです。淡々と銀行内での常務や人間関係が描かれました。

主人公のハ・サンス、社会人アイスホッケーの選手のようです。真面目でいい人そうですが、アン・スヨンが気になって仕方ない様子。

一方、アン・スヨンは、仕事はとてもできるが、契約社員なので不利な待遇で働いているようです。絵が好きで、自分の好きなものとそうでないものをはっきりと区別して生きている人のようです。

サンスは勇気を出してスヨンを誘ったのに、大事なデートの日にミスをして遅れてしまった。その後、挽回しようと試みるが、スヨンには無視され続ける、、つらいです。

銀行内の男性のネチネチした感じ(イチーム長とマ代理)がかなりリアルで、こんな飲み会は勘弁ですって、感じですね(笑)。

『賢い医師生活』では、本当に優しくて優秀な小児科医を演じ、『ナルコの神』では悪役の弁護士を演じたユ・ヨンソクさん、このドラマでは、どんな姿を見せてくれるでしょう、楽しみです。

第2話 あらすじ

アン・スヨンは、地方から誰も知った人がいないソウルに数年前にやってきた。KCU銀行で、契約社員募集の張り紙を見て応募して現在に至っている。しかし、彼女の社員証の紐は契約社員黄色正社員青色と区別されている。銀行での実績は優秀で、正社員試験も受けたが、正社員にはなれていない。彼女はいつも、自分は線の外にいて、中に入るのは至難の業だと感じていた。


約束の日、スヨンは、横断歩道を走ってくるサンスを見たのに、彼はレストランに来なかった(?)。次の日、朝一番に来たスヨンが銀行の鍵を開けようとしていると手伝ってくれたのがチャン守衛だった。


銀行に開店祝いの餅を持った男性が現れた。中央市場に『統営牡蠣クッパ』のお店を開いた夫婦で、実はスヨンの両親だった。スヨンは餅を行員に配っている父を無視した。

サンスは、チャン守衛に話しかけた、、スヨンと付き合っているのか探りを入れるために。それをスヨンに見られた。

銀行に元金のを損失した男がやってきて、大声で「上の奴を呼べ。カネを返せ」と息巻き、銀行のロビーに寝っ転がり動かない、支店長も副支店長も留守で、男は閉店時間を過ぎても床に寝ていた、行員たちは誰も帰れない。

残金を一番に合わせたスヨンが男の側に来て座り「起きるまでこうしています、無理なのはご存知のはず、怒りが治るまで」と冷静に言った。サンスは、新人の頃、失敗した自分をスヨンが助けてくれ、ミスをしたときの解決方法を書いたノートまで貸してくれたことを思い出した。サンスも男の横に座った。その後銀行員全員が床に座って男を囲んだ。

男は帰った。全員が帰れることになり、女子社員の一人が、スヨンに”大企業のイケメン”を紹介すると言い出した。スヨンは断ったが、またイチーム長たちから’なぜ?’としつこく詮索され、会うことにした。


サンスは、業績を上げるために、行きたくない同窓会に行った。5人の学友たちは景気が良さそうだが、彼が出した投資信託には興味がない。昔、サンスと母が住んでいたアパートのオーナーの同級生が、アパートを壊してビルを建てると言った。住所は江南だったが、半地下の陽の当たらないボロアパートだった。サンスと母は5年もそこに住んだ。彼はその生活から抜け出したくて、すごく勉強して優等生になった。

同級生は会社関連の口座を全部サンスの銀行に移すと言った。翌日、副支店長が、サンスが大仕事を成し遂げたと全員の前で褒めた。


人事通達があり、新しいスタッフがヨンポ支店に入ってきた。

パク・ミギョンと名乗った。家は大金持ちのようである。

副支店長から、PBチーム担当、パク代理と紹介された。彼女は、早速女子行員にランチをご馳走して、ヨンポ支店の人たちについて情報取集し、スヨンが”女神”と呼ばれていると知った。

サンスとミギョンは、銀行のアプリを新しくするために現場の意見を出す担当になった。ミギョンが、サンスに「先輩、私を忘れましたか?」と言った、彼女は大学の後輩だった。

二人で夕食に行った後、戻ってくる二人をスヨンが見た。ミギョンはサンスを、支店長の駐車場に止めていた自分の車で送った。

サンスは、スヨンが気になる。携帯を出し彼女の連絡先を見ると、写真が植物に変わっていた。


銀行内で女子たちが、ミギョンとサンスを噂していた。サンスはスヨンにわざわざ「彼女とは何でもない」と言ってから「紹介してもらうのか?チャン守衛がいるのに」と聞き、彼女に「関係ないでしょ」と言われてしまった。「そんな態度を取るのは他に理由が?」とサンスは聞いたが、彼女は「ない。パク代理とお似合いです、お幸せに」と言った。

日曜日にサンスの家に来たギョンピル「スヨンさんが紹介てもらった相手に気に入られればラッキーだ。銀行で社内恋愛をして別れたら、レッテルを貼られる」とスヨンを好きになるなと忠告した。

スヨンは男性と会ったが、彼は彼女が高卒だと言った途端に、戸惑ったような顔をした。

サンスは、スヨンのことばかり考えていた。我慢できず、彼女のアパートの近くまで行き「家の前で待っています」とメールした。タクシーで戻った彼女は、一直線にアパートに向かって行った。その後を追ったサンスは、アパートの前で、彼女とチャン守衛が抱き合っているのを見てしまった。


感 想

第1話を見た時は、スヨンが、他の銀行員たちと一線を引いているのかと思ったが、スヨンが、彼らの中には入っていけないと思っていることが2話の冒頭で語られました。契約社員で入って、いくら良い業績を積んで、正社員試験でいい成績を取っても、大卒でなければ正社員として採用されないのでしょうか?能力がある人を雇ったほうが、銀行にとっても有益ではと思いますが、、。

1つの大きな謎は、火曜日のサンスとの夕食の約束、スヨンは、サンスが横断歩道を走ってくるのを見たのに、、彼はレストランに入って来なかったの?何があったのでしょうか?すごく気になります。彼女はそれで彼に不信感を持った気がしますが、、。

銀行内での力関係についても語られ、副支店長は、腹黒イチーム長とマ代理を嫌っていて、サンスのことは信頼しているようです。

サンスの過去も少し語られました。半地下の日の陽のあたらないボロアパートに住んでいた日々は彼には思い出したくない記憶でしょう。彼もまた同窓生たちとの間に、一線を感じている人のようです。サンスの少年時代を演じているのは、『シュルプ』のサムソ君、『還魂』のソ・ユルの少年時代を演じていた俳優さんですね。

パク・ミギョン、堂々としたカッコいい女性のようです。彼女はサンスに興味があるのでしょう。物語が動き始めました。来週が楽しみです。


第3話 あらすじ

サンスは、スヨンの家の前に車で来たが、彼女にメールはしなかった。メールをしたのはチャン守衛だった。スヨンはアパートの前でよろけて、待っていたチャン守衛につかまった、それをサンスは抱き合っていると思ってしまった。チャン守衛は、スヨンに「紹介してもらった人に会ってほしくない、好きだから」と言った。

サンスがスヨンとの約束に間に合わなかった翌日の朝、スヨンは鍵当番だった。父が銀行の前で待っていて朝食を届けたが、彼女は無視した。それをチャン守衛が見たが、何も言わず、鍵をあけてくれた。そして自分が作ってきたのり巻きを、彼女と一緒にたべたのだった。


スヨンは、最愛の弟を亡くした、それが父親と関係しているようで、彼女は父親を許せない。銀行の近くの市場に店をオープンしたことをとても嫌がり、私に関わらないでと強く反発した。


スヨンとチャン守衛が抱き合っているのを見た翌日から、サンスはスヨンを避けるようになった。

スヨンは支店長に、顧客を選定し新しいアプローチの案を提出し、彼からとてもほめられた。支店長は彼女の手を握り、励ましたが、それを見たミギョンが、ドアをあけてスヨンを助けた。

銀行では、行員たちがチャン守衛に個人的なお使いを頼み、都合よく使っていた。

ミギョンは、スヨンにランチを奢り、いつも助けてくれるお礼だと言った。

スヨンとチャン守衛は家が近いようだ。仕事の帰りベンチに座り、いっしょに牛乳を飲んで、川のむこうの高層マンションから見える景色について話した。彼は、来年警察の試験に合格して、将来はあちら側に住むと言った。

サンスとミギョンは、銀行全体のアプリの見直しについて共同で仕事をして、夕食を一緒に食べた。そのレストランは川の向こうの、眺めのよい高級レストラン、特大ロブスター料理が出てきた。

サンスは食事をお持ち帰りして、母のために夜食をエステサロンに持っていった。お店は閉まっていたが、VIP客が来た、ミギョンの母だった。もちろん、サンスは知らない。


サンスは、明日のプレゼンの資料を自宅で作成していたが、銀行に大事な資料があることがわかり、夜中に銀行に行った。ミギョンも来て手伝った。2人は徹夜して仕上げ、朝食をスヨンの両親の店でとり(もちろん2人はそのことを知らない)、それぞれ自宅にもどり着替えた。


スヨンは、新しい仕事をしていた。

VIP顧客の自宅を訪問して、新商品を勧めるのだ。そのためには、顧客の誕生日、お土産、ペットの情報も必要である。彼女は完璧だった。

2軒VIPの家を訪問して、2つとも契約が取れたようだ。

2軒目の豪邸を出るとき、玄関の置かれている家族写真をみた。ミギョンが写っていた、スヨンは彼女の家だと知った。


銀行のアプリのアイデアのプレゼン、サンスとミギョンは、黒のスーツを来て臨んだ。サンスのプレゼンは、堂々として的を得ていた。

ミギョンがサンスを、日曜日いっしょに遊ぼうと誘い、サンスはオッケーした。


日曜日、スヨンが近くの図書館で勉強していると、チャン守衛が来て、私もここで勉強している、と言った。彼はスヨンを「素敵な人」だと言った。スヨンは、仕事を頑張っている自分を認めてくれる彼の言葉が嬉しかった。これまでの男性は、スヨンの外見だけだけに興味を示したから。

サンスはミギョンをアイススケートに誘った。ミギョンは初心者のようで、彼につかまってつたなく滑った、、しかしサンスがリンクを離れると、一人で優雅に滑れた (ハハハ)


サンスとスヨンは相変わらず銀行でぎこちない。

ミギョンは、美味しいランチを注文して、高級車でスヨンをのせて、眺めのいい場所で、ピクニックランチをした。ミギョンは仕事ができるスヨンを気に入っている。

ミギョンとスヨンが銀行に戻ってきた時、ミギョンの携帯に電話が入った。サンスが出てきて、彼女はサンスに「先輩、やったわ。プレゼンでトップになった」と無邪気に抱きついた。スヨンとサンスの目が合った、、。

夜、全員で、プレゼントップを祝う飲み会がカラオケ店で開かれた。

支店長にゴマをすり歌うマ理事とイチーム長。イはスヨンに「アン主任も歌え」と無理強いした、、見かねたミギョンがサンスを誘って一緒に歌うと、「カップルだ、つきあえ」と男たちだけが盛り上がった。

飲みすぎたという支店長に、”酔い覚まし”を買ってきますとイチーム長が言い、スヨンに「コンビニで買ってきて」と言ったが、見かねたサンスが買いに行った。

カラオケ店の前で不機嫌な顔のスヨンが待っていた。サンスが彼女にお茶をあげたが、彼女はお礼も言わずに「面白い?人の心をもてあそんで。あの日のことを説明して。本当の理由よ、来なかった。知ってるわよ、全部見てた」とサンスを問い詰めた、、黙るサンス、、。


感  想

淡々と進んでいくドラマですが、、、。

3話まで見て、現時点では、アン・スヨンに全く共感できません。サンスがなぜ来なかったかは分からないけれど、あの冷たい態度は一体何なのでしょう。サンスは何をモジモジしているのか。

ミギョンはあっさりしてて、自信があります。サンス、ミギョンにすればいいのに、と思いながら見てます。ミギョンはスヨンを気に入っていて、今はいい関係のようですが、今後どうなっていくでしょうか?

銀行の男性たちの時代錯誤、支店長のセクハラ、イチーム長、マ理事たちがチャン守衛を都合よく使う、現実にアルアルなのでしょうねが、気分がざわざわします。


第4話 あらすじ

サンスの希望は”平凡”、変に目立たないこと、みんなと同じってこと。高校も大学も名門校で家も江南だったが、自分はみにくいアヒルの子だった、みんなには平凡でも、そこに僕が加わるのはほぼ不可能だった、とスヨンに話したことがあった。


スヨンは、あの日、サンスが約束のレストランの前まで来たのに、迷っていたの見ていた、だから理由を問い詰めた。「難しくて逃げ出した、安易な気持ちはダメだと思った、結婚まで考えてた、、なぜ迷ったのかわからない、でも一瞬だったし、すぐに向かったけどもういなかった」とサンスは答えた。スヨンは「結局軽い気持ちだったのね、私と付き合えば”平凡”から遠のくの?」と問い詰めた。サンスは「自分のことを何とも思っていないのか」と聞き、スヨンは「ええ」と答えた、、。


銀行の会議で、スヨンは”ウィナーズシーズン1を完売させた”と支店長から賞賛され全員が拍手した。サンスとミギョンも、本社のプレゼンでトップになったと拍手された。

銀行内で、サンスとスヨンの関係はギクシャクしていた。

スヨンは支店長から、契約が成立した顧客からだとお菓子をもらい、シーズン2も頑張ってくれと激励されたが、、。


サンスの父の法事が行われた。

母はサンスに「何もねだらず、子供の時から全部背負っているようで、辛い時も平気な顔をしてた。初めてやりたいと言ったのはホッケー、飽きたと言ったはウソだと知ってた、今も趣味でやってるでしょ。私は必死で育てた、私は立派よ」と言った。

「母さんは立派だ」とサンスは言った。母はサンスに、幸せかと聞いたが、彼は答えられなかった。

サンスは、後悔していた、”父親が友達の借金の保証人の判を押すのと止めてたら、父が出かけるのを引き留めてたら、もう少し早く駆けつけてたら”と、、。父の死は、サンスと母の人生を破壊した。一生の足枷、人生の重さ、それに気づき、あの日スヨンとの約束のレストランに行くのを一瞬ためらってしまった、、その選択が、自分を不幸にした。


スヨンとミギョンは食事にでかけたが、スヨンの希望のワインがなくて、ミギョンが彼女の家に呼んだ。そこはスヨンのアパートから見える川向こうの高級マンションの1室だった。

ファンシーな家具、ブティックのように並べられた高級バッグ。

スヨンは、ミギョンが ”マカージュ”に失敗したというバッグを修正しながら、サンスが好きだというミギョンに”どうして好きか”と聞いた。

「定数(サンス)みたいだから。変数は状況に応じて変わるけど、定数は変わらない。心の重みを知っていて軽くないし、慎重で何事も深く考える人。相手を安心させる真っすぐな心、それが身についている人、優しい人よ」と言って微笑んだ。

ミギョンは、スヨンにお礼にと別のバッグをプレゼントした。


スヨンは、ジョンヒョンとスーパーで会った。彼は、食料と薬局で買った薬と現金を入れた封筒を箱に入れて、地方の両親に送った。

彼は「たくさん仕送りするとキツいが、それがいい。両親がタクシーを使い病院で診てもらうことができるように。後悔したくないから、全て自分のためです」と言った。

そして、彼は夕食に期限切れまじかのおにぎりを選んていた、それを見たスヨンは亡くなった弟を思い出し、一緒に外でたべようと誘った。


翌日、銀行のランチタイムに、ミギョンはスヨンをエステに誘った。サンスの母の店であるが、彼女たちはもちろん知らない。

ミギョンはサンスを夕食に誘って「先輩が好き」とストレートな告白をした。「先輩は他の男とは違う。私たちは似た者同士よ」と言った。サンスは、スヨンを思い心が乱れた。


サンスとミギョンは、本店のプレゼンでも1位となり頭取賞を獲得し支店で祝福された。

スヨンは支店長に呼ばれ、準備したシーズン2の資料を持って支店長室に入った。しかし「ウィナーズプランをパク代理(ミギョン)が引き継いでくれ。もともと彼女の仕事だから」と言われた。

スヨンはショックを受けたが、笑顔でミギョンに資料を渡した。ミギョンは謝った。

スヨンは屋上で、紙パックの焼酎を飲んだ。ジョンヒョンが来た。スヨンは「いくら努力しても報われない、期待した自分がバカ」と自嘲したが、彼は「僕は警備員なのに雑用ばかり、でも自分を軽蔑しない、見下されても何ともないし契約社員と言われてもいい。夢があるから、状況はよくなる、だから誇りに思ってください。5年後のあなたはもっと輝くはず、今とは別次元かも、僕たちはもっと幸せになれます、努力してるから」と笑顔で励ました。

サンスは、コーヒーを2つ持って、影に隠れて聞いていた。


次の日曜にスヨンは”AI金融教育講習”に参加、サンスは用があると言っていたが、参加した。

夜の自由時間に、スヨンは散歩に出かけ、サンスは彼女の後を歩いた。

ソ・ギョンピルから、スヨンのどこがいいと聞かれた時、彼はこう答えていた。

スヨンさんは、絶対断らない人。つらくて面倒な仕事や、やらなくてもいい仕事も断らない。辛い時こそ平気な顔をする。そこが僕に似ていて応援したくなる」と。

彼女は立ち止まり「なぜここに来たの?まだ私が好き?」と聞いた。ハンスは「なぜまだ怒っている?何とも思ってないくせに」というと「本当に何とも思ってないと?」と彼女は言った。その時彼女にジョンヒョンから電話が、、ハンスは彼女を抱きしめた。


感 想

4話は、ハンスの父の死という重い過去が語られ、その人生の重みが、スヨンとの約束のレストランに行くのを一瞬ためらわせてしまったことが語られました。

スヨンもハンスを好きだけれど、ミギョンのように、素直にストレートに口にすることも態度に現すこともできない。期待して傷ついたことが多すぎて、自己防衛している、それがきつい口調になるのかもしれません。

スヨン、ウィナーズプランで実績をだし、シーズン2も任せると言われ頑張っていたのに、結局、ミギョンに引き継ぐことになってしまった、いくら努力しても報われないと絶望しますよね。でもその時の、ジョンヒョンの励ましの言葉がすごいです。両親にたくさん仕送りもしているし、あんなに若いのに、どこで学んだのか、本当に偉い人だなと尊敬しました。

サンスもスヨンをよく見ています、”絶対断らない人、つらくて面倒な仕事をする人だ”と。スヨンが、自分をわかってくれているハンスにもう少し素直になれるといいのにと思います。


第5話 あらすじ

ジョンヒョンが送った荷物は、無事に両親の家に届いた。父が息子にお礼の電話をして、お金が多すぎると言ったが、息子は、KUC銀行に就職して、いい家に引っ越していい生活をしていると言って父を安心させた。


AI講習の夜、公園でスヨンを抱きしめた後、サンスは「もしあの日店にいってたら僕とつきあってた?」と聞いた。スヨンが「実は私、、」と言った時、サンスが誰かに呼ばれてしまった。

翌日の帰りのバスで、スヨンはサンスに「今日夕方会いましょ」と言ったが、、。

銀行に戻ったサンスはミギョンから「大学の共通の友だちが結婚する、一緒にいきましょう」と誘われた。

ミギョンはスヨンに「先輩の様子が変でしょ、実は告白したの」と打ち明けた。

仕事が終わった時、スヨンは支店長から、お得意先の接待に一緒に行くようにと言われ、サンスとの約束はキャンセルになった。

スヨンが連れて行かれたのはお酒の席だった。スヨンは銀行の新商品を勧めようとして、顧客から、こんな時も仕事の話かと、非難されてしまった。

帰り際、バスで帰るというスヨンに、支店長は無理やりタクシー代を渡した。家に戻り、彼女はそのお金を缶に入れた、今までのタクシー代が入っている缶。

サンスから「明日はどう?」と連絡が入ったが、彼女は無視した。


翌日、スヨンの同僚の携帯に ”支店長と髪の長い女性の後ろ姿”の写真が送られてきた。

スヨンはその日も支店長から、仕事の後、別の接待に行くように言われたが、商品の説明なら勤務時間内に伺いますと、お酒の席の接待を断った。支店長は気分を害し代わりに、保管庫の整理、監査役が来る前に保存期間をすぎた書類を整理し、裁断するように命令した。到底一人ではできない仕事量で、彼女は残業した。ジョンヒョンとサンスが手伝うと申し出たが、彼女は断った。


翌日の日曜日、サンスは支店長と接待ゴルフに行った。サンスはVIPの顧客に気に入られて、ゴルフの対戦相手になった。もし自分が勝ったら、企画書を検討してもらうことをお願いした。

ゴルフが終わり挨拶している所に、ミギョンがサンスを迎えにきた、一緒に結婚式に出席する為。

サンスが「テソン建設の、、」と顧客を紹介しようとすると、彼女は「どうも」とそっけなく言い、車に乗った。サンスが、彼女の先ほどの態度を正そうとすると、ミギョンは「家でもしないのに、挨拶する?私の父よ」と言った。

ミギョンは大学の同級生と一緒のテーブルになり、サンスも同席に。1人の同級生が結婚する2人の悪口を言い、止めようとするミギョンにからんできた。
「偉そうに。奨学金だけで大学に通ったのを自慢にしてるけど、苦学生の奨学金を奪って、バイトを掛け持ちした子もいる。その服とバッグも銀行員の給料じゃ買えない、お父さんのお陰よ、善人ぶるのはやめて」と。ミギョンはその場を離れた。

サンスはミギョンを連れて、飲み直しに屋台に行った。「学生時代に一番好きだったのは、走ること、親の七光と言われないから。私もみんなと同じように必死で努力してる。でも今重要なのは、先輩に贅沢な女と思われないこと」と酔ったミギョンは言った。
「思ってないよ、誰もが痛みを抱えてる。下手に判断するのも、下手に慰めるのも僕にはできない」とサンスは言い、彼女はその言葉に慰められ、涙ぐんだ。


スヨンは、休日出勤して夜遅くまで書類を片付けた。母から「店を閉めるわ」とメールが来た。彼女は、市場の”牡蠣クッパ”の店先の”臨時休業”の張り紙を見た。不動産屋で両親の住まいを聞き、家の前に来たが、貧しい暮らしだった、、。


翌日、ぺ係長にも”支店長と髪のながい女性”の写真が送られてきて、2人は、支店長とスヨンの不倫を噂した。

スヨンはまだ倉庫の整理をしていた。紙で手が荒れて傷だらけになっていた。サンスが手伝いに来たが、彼女はまた断った。「他にも方法があった」と言う彼に、彼女は「これが私のやり方です。銀行に就職してから毎日苦労の連続でした、だから放っておいて」と突き放した。

会議で支店長は「ハ係長のおかげで、テソン建設のパートナーになれた」とサンスを褒めた後「今はアン主任に手を貸すな、その行為は職務怠慢とみなす」と警告した。スヨンが慌てて来たが会議は終わっていた。
残ったスタッフたちの声、「主任の分際で支店長に盾をつくからだ」とイ・チーム長、ハンスの「アン主任が決めたことだから」を聞き、スヨンはその場を去った、「下手にかばえば迷惑をかけるかも」と彼が続けた言葉を聞いていなかった。


スヨンは会社の帰りに母と会い、母はやつれたスヨンを心配した。スヨンは、父を許さないと言った。父に見捨てられ、家族が困窮し、母が2つ仕事をかけもって子供を育てたようだ。弟が死んだ日に、スマホを拾ったという人に会いに行った時、スヨンは、ずっと音信不通だった父が、知らない家から出て来るのを見た、彼を見送る女性がいた。弟が会いに来たの?と父に聞いた時、「弟さんが亡くなりました」との電話を受け取ったのだ、、。

スヨンは「どうしてこうなったのか、あの人(父)を許したお母さんも理解できない」と言ったが、母は「お父さんはすごくいい人よ、もう恨まないで」と。スヨンは「お店は続けて」と言い、雨の中を帰って行った。足を引きずる、貧乏な暮らしの母を思うと、スヨンはやるせなく腹が立った。

サンスに抱きしめられた時、気持ちが揺らいだのに、意地を張り、素直になれなかった、、彼が迷った理由が分かってしまった、正直になる権利が私にはないのかも、とスヨンは思った。

雨に濡れて歩くスヨンに、傘をさしかけた人が、ジョンヒョンだった。だが、彼は濡れそぼったスヨンをみて、傘を閉じ自分も雨に濡れながら「この感じが一番好きな天気です、この町は雨の日こそ映えるから、アン主任、一緒に走りましょう」とスヨンの手を取って走った。

彼は薬局で、タオルとバンドエイドを買ってくれた。「彼氏になりたいからがんばってます」と彼は言った。スヨンは「なっていいよ。私の彼氏」と。ジョンヒョンは、すごーく喜んだ。


翌日、KUC銀行に本店の監査役が来た。女子社員は支店長の不倫で来たと噂した。

マ理事とぺ係長が監査役に呼ばれた。その後、スヨンを見て、全員がよそよそしい顔をした、、。

支店長が「アン・スヨン!許さんぞ」と、血相を変えて彼女に向かって来た、、サンスが彼女の前に立ちはだかり、支店長と対面した、、。


感 想

スヨンの家庭が複雑なようです。彼女は、母の苦労、両親の貧しい住まいの様子をみて、辛すぎて腹が立ったのだと思う。父を許す母も理解できない。彼女の頑なさは、これ以上傷つかない為の防衛本能なのかなと思います(前回も書きましたが)。

ミギョンは反対に、自分がいくら努力しても、全てを親の七光と思われてしまうことに抵抗しています。

スヨンとミギョンの家庭環境がどちらも極端に思えて、どちらの気持ちも理解できるとは言えないけれど、現実的には、ミギョンは抵抗しても”お金がある”ことの恩恵を受け、スヨンは”お金がない”ことの悲惨さやつらさを身を持って体験しているのは事実でしょう。

スヨンとサンスのぎくしゃくした会話と気持ちの行き違いを思うと、この二人は惹かれあっていたとしても、単純に、二人でいることが楽しいのかな?と疑問に思えます。

ジョンヒョン、また雨の場面のセリフが最高でした。彼はスヨンに寄り添って、いつも彼女を勇気づけています。スヨンは彼といる方が、素直な優しい気持ちになれるのではないかなと思います。


第6話 あらすじ

サンスは、スヨンの前に立ちはだかり、怒って向かって来た支店長に「どうか冷静に」と言った。

支店長はスヨンを部屋に呼んだ。「俺がいつ強制した、すぐ撤回しろ。みんなに邪険にされているのを気にかけ、接待時もタクシー代も渡した」と怒る支店長に、スヨンはタクシー代を貯めておいた缶を出し「不当な扱いへの代償ですか?タクシー代は全てお返しします。本当に私を尊重していましたか?前は最低評価、実績トップのボーナスが一番少ないのは?我慢してきたが何も変わりませんでした、もう我慢しません、謝ってください」と言った。

サンスは、スヨンを心配したが、彼女は「自分でなんとかします」と言った。サンスは現地調査に出かけた。

スヨンはいつもと変わらず、笑顔で窓口常務をこなした。

ランチタイムに、ミギョンはスヨンを誘った。スヨンは「彼氏がいる、銀行の守衛のジョンヒョン」と話した。


ミギョンの母(ユン・ミソン)は、デパートで買い物中に、奥様仲間にケンカをふっかけられた。たまたまいたサンスの母(ハン・ジョンイム)が、ミソンを「友だちよ」と助けたので、ミソンは「友だちができた」とすっかり嬉しくなり、息子さんへプレゼントを買って渡した。


会社に戻ったサンスは、明日必要な資料を取りに倉庫にいくと、スヨンがいた。その後、鍵当番のミスで、2人は倉庫に閉じ込められてしまった。

サンスはスヨンに、支店長のことを軽く考えていた、あの日店に行かなかったことも悪かったと謝った。スヨンも、強く責めすぎたと謝った。もしあの日店に行ってたら、つきあったか?と再度きくサンスに「いいえ、あなたを満たしてくれる人と付き合って」とスヨンは言い、自分にはそう言う人がいると、彼にはっきりNOを伝えた。

スヨンは、待ち合わせていたジョンヒョンと日本食レストランで食事をした。支店長の件で心配する彼に、自分で責任をとりたかったと話した。彼は彼女に歩きやすいスニカーをプレゼントした。


次の会議で支店長が「アン主任、保管庫の整理ご苦労だった、それと、もし傷つけてしまったのなら残念だ、気遣えなかった、申し訳ない」と謝った。支店長が公の場で謝罪したのだ。支店長は、懲戒処分になったようだ。監査によばれた2人は、スヨンの公平性を主張していた。スヨンはみんなにお礼のコーヒーを買った。

スヨンの主張だけでは、懲戒処分にならない。実はサンスが、事業費の内訳から支店長の私的流用を見つけて、現地調査に行くとの口実で、本社に報告に行ったのだった。そのことをギョンピルだけが気づいていた。


サンスは休日、テソン建設の社長に融資の件で説明に行った。外に出るとミギョンが待っていて、2人はデートした。帰り、サンスの車のエンジンが掛からず、車を運ぶレッカー車に2人は乗った。ミギョンは、これからレッカー車をみたら私を思い出すわ、と上機嫌だった。

スヨンとジョンヒョンは、図書館でデートした。「試験当日の朝、うちにきて、朝食を作るわ」とスヨンが彼に言った。


試験当日、約束通りスヨンは朝食を作り、ジョンヒョンは花を持ってきた。彼は、たくさんの観葉植物やハーブを栽培して、ピアノも置いているスヨンの暮らしぶりに感動した。

その後試験場に向かい、彼は警察官の試験を受けた。終わった時、彼は1本の電話を受け取った、、。それからスヨンがいくら連絡しても、返信がなく、電話も通じなくなった。


翌日、銀行には別の警備員が来ていた。スヨンは、ジョンヒョンが休暇を取ったと聞いた。

その日、支店長のスキャンダルが発覚。1人の女性が支店長を待っていた、支店長が戻って来て、次に奥さんが部屋に入ったが、、実は待っていた女性が、支店長の法律上の妻、今まで奥様だと思っていた女性が愛人だった。


夜、ハンスはミギョンにさそわれ一緒にジョギングした。夜のジョギングは気持ちよかった、彼女はスピードを出し過ぎ倒れて、足にケガした。ハンスは心配したが、彼女は「1988年発行の500ウォン玉を見つけた、8千個しか製造してないのに!」と大興奮。

「あげようか、付き合ってくれるなら」と彼女は笑って言った。サンスはしばらくして「それをくれ。まだ完璧じゃないけど、それでもいいのか?」と。「1%だけでいい。あとは満たしてあげる」とミギョンは、サンスの右手に500ウォン玉をおいた。

スヨンは、やっとジョンヒョンから電話を受け取り、待ち合せ場所に行った、彼にもらった靴を履いて。「よく似合うよ」と彼は言ったが元気がなかった。「スヨンさん、話があるんだ、僕たち、別れよう」と彼は言った。


感 想

スヨンが、支店長のパワハラを本社に訴え、サンスが誰にも知られずに援護(支店長の資金流用を本社に報告)、支店長が公にスヨンに謝罪しました。これで、スヨンだけでなく、他の職員も支店長の権力乱用に悩まされることは無くなったようで、よかったです。

スヨンはジョンヒョンと付き合い始めたばかりなので、突然、彼から別れようと言われ、、試験が終わった後の電話が原因でしょうが、彼は本当のことを言わないようです、、。

サンスは、スヨンからはっきり”NO”と言われ、ミギョンの明るさ、人柄のよさも分かったようで、付き合うことになりました。もうスヨンに心が揺れないことを願います。


第7話 あらすじ

支店長の不在中(スキャンダルの為?)、ノ副支店長が支店長代理を務めていた。支店長室で業務をこなす彼は、すっかりご満悦、早速、マ理事は、副支店長に超わかりやすいゴマをすっている。副支店長が、次の休日登山に誘い、マ理事はKCU銀行職員全員に出欠を聞いた。

サンスと付き合うことになったミギョンは、幸せ一杯、、休日の登山も、サンスが出席するので行くことにした。


ジョンヒョンから、理由も言わずに一方的に別れを切り出されたスヨンは、途方に暮れていた。彼は銀行の守衛も休んでいて、連絡がつかない。

スヨンは、ジョンヒョンの家に行った。彼は引っ越しの荷造りをし、警察官試験の本もまとめて紐で縛られて外に置かれたいた。スヨンは彼に別れる理由を聞いた。

「父親が倒れた。父の病状より、入院費の心配をした自分や自分が惨めだった。僕の人生はマイナス。こんな話はできなかった」と暗い声で言った。スヨンは「退職のことは考え直して」と言って帰った。


ミギョンの母が、彼女の銀行に来た後、友だち(サンスの母のジョンイム)と食事をした。彼女は友だちができたのが嬉しくてしかたがないようだ。息子さんに彼女がいるか?ときかれたジョンイムは「知りません、どんな相手でもいいので彼女さえいれば、、」と言った。


スヨンは銀行の前でジョンヒョンを見かけ、別の場所で話した。「お父様が手術を受けて、試験にも受かれば」と言うと「不合格だった」と彼は言い「警察官をめざしていたからあなたと付き合えた。試験に落ち生活も苦しくなり、こんな自分が恥ずかしい、この程度の男だと知られてしまったから」と彼は辛そうに言った。「何なのよ」とスヨンの大きな声に、近くにいたサンスが気づいた。「それが別れる理由?軽々しく考えないで」とスヨンは怒った、、、サンスは、2人重々しい雰囲気を感じた、会話は聞こえなかったが。

仕事の後、ミギョンはスヨンを誘った。彼女は「先輩と交際している、パズルみたい、足りなかったピースがやっと見つかったの」と嬉しそうに話し、登山の日は家に迎えに行くと言った。


登山の日、サンスはミギョンを迎えに行き、彼女の車で、スヨンをピックアップに行った。スヨンは、サンスが車を運転していたことに驚いた。車が高速バスターミナルの前で渋滞で止まった時、スヨンは交通整理をしている警官を見て、ジョンヒョンとの約束を思い出した。そして突然車を降りて、バスターミナルに走った。


登山口には、KCU銀行ヨンポ支店の全職員(スヨンを除く)が集合していた。超ご機嫌で現れた副支店長を先頭に登山が始まった。


スヨンはバスに乗って、ジョンヒョンの実家に行った。彼の母がいて、スヨンをもてなした。母には、彼は自慢の息子、彼女は息子が銀行で働いていて、手術費は銀行で借りたと思っていた(彼がそう話していた)。スヨンは話を合わせた。

スヨンは、彼が仕事を手伝っている場所に行き食事に誘った。彼女は焼酎を飲んだ。その後2人は、川べりを歩いた。

スヨンは彼に「警察になる夢を諦めてのいいの?5年後の未来を見てたでしょ?自分に誇りをもってた。”5年後、あなたはもっと輝く、今とは別次元かも”あの言葉をそのまま返すわ。努力すれば状況はよくなるわ」と言って、バスの乗車券を1枚渡した。「あなたの分よ。マイナスの人生がゼロにならないはがゆさを知ってるわ。私が支えなる、うちに住んで、銀行で働きながら勉強するの。夢を諦めないで。バスターミナルで待ってる」と言って去った。


登山に行った銀行員たち、下りはバラバラになった。サンスと二人になったミギョンは笑顔一杯で、一緒に写真を撮ったりして、サンスにキスをした、、、それをマ理事とぺ係長に見られた。

麓での飲み会で、二人が付き合っていることは公になった。よころぶミギョンに浮かない表情のサンスだが、、。

帰りの車の中でミギョンから指摘され、サンスは「噂になるのが好きじゃない」と。彼女は「別れたら面倒だから?先輩、私たちは別れない」と彼の手を取った。

マンションまで送ったサンスが帰ろうとすると「先輩、部屋に来ない?」と彼女は言った。


バスの発車時刻が迫ったが、ジョンヒョンはまだ来ない。スヨンが乗ったバスが発車した直後に、彼が走って来たが、間に合わなかった、、、しかしそこにスヨンが歩いてきた。二人は抱き合った。


感 想

淡々と進むドラマです。

銀行員って、休日でも、支店長や副支店長のイベントに参加するものなの?と驚きです。

ジョンヒョンが、夢も彼女も諦めそうになってました。”すごく簡単に諦めるのね”と思ったけれど、もしお金がなく困窮してたら、そうなってしまうのかもしれないな、と思い直しました。でも、スヨンが彼の実家まで行き「夢を諦めないで。私が支える」と手を差し伸べてあげましたね。

サンスとの交際が公になりミギョンは嬉しそう、でもサンスはどうなの?まだスヨンを気にしてる?

ギョンピルもミギョンの大学の先輩ですが、この二人、ギクシャクしてる気がします。学生時代に何かあったのでしょうか?

8話以降は次のページへ

Drama
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コメント

  1. 隆子 より:

    はじめまして。このドラマの評判が思わしくなく
    ネトフリで配信してから見るか?やめとくか?と
    自問自答をずーっとしてました。
    でも、なぜか恋愛ドラマが見たいなぁと視聴する事に。
    見始めたら、私には難しくて答え合わせをさせてもらうかのごとく
    毎日2話づつ見てたのですが、あらすじを読ませて頂き
    感想を読ませて頂き、なるほど〜と理解してました。
    とてもありがたかったです。
    ありがとうございました。

    • yknetworks より:

      隆子さま、

      コメントをありがとうございます。
      私のブログが、隆子さまの視聴のお役に立てたのなら、とても光栄です。

      『愛と、利と』は約1年前に視聴したドラマです。
      配信と同時に視聴して、毎週、サンスのウジウジしたところや、スヨンの頑なで本心を見せないところにヤキモキしながらも、回を重ねるごとにのめり込んでいきました。はっきり分からないけれど、何か揺さぶられる、それが魅力でした。サンスを演じたユ・ヨンソクさんを大好きになりました。韓国ドラマの中でも、もっとも好きなドラマの1つです。

      これからもよろしくお願いします。