『正直にお伝えします!?』キャスト・相関図、1話~12話(最終回)までのあらすじと感想 *ネタバレあり

画像:Netflix

2024年5月1日から配信の韓国ドラマ『正直にお伝えします!?』。

報道番組のアナウンサーだったソン・キベクは、報道部から外され、バラエティー番組の作家の目にとまり出演することになるが、そこで感電事故に遭い、心の声がそのまま口に出てしまうようになった。どんなドタバタが巻き起こるのでしょうか?

あらすじと感想を紹介します。

*ネタバレあり

「正直にお伝えします!?」基本情報

配信:Netflix

放送局:JTBC

配信日:2024年5月1日から、全12話

ジャンル:コメディ

脚本:チェ・ギョンソン

監督:パク・チョルファン

「正直にお伝えします!?」相関図

「正直にお伝えします!?」登場人物()はキャスト

〔主要人物〕

ソン・キベク(コ・ギョンピョ):大手放送局JBCで報道番組を担当していたが、ある事故で外され、バラエティーに出演することに。

オン・ウジュ(カン・ハンナ):バラエティー番組の放送作家、番組放送打ち切りの危機を回避するため、ソン・キベクに白羽の矢を。

キム・チョンウン(チュ・ジョンヒョク):人気芸能人、愛称は”みんなの理想の婿”

〔ソン・ギテクの周辺の人々〕

ソン・インス(シン・ジョングン):ギテクの父

ナ・ユジョン(カン・エシム):ギテクの母

ソン・ウンテク:ギテクの弟

ソン・プンテク:ギテクの弟、末っ子

ユン・ジフ(コ・ギョピル):ギテクの同僚

キム・サンジン(チョ・ハンチョル):ギテクの上司

〔オン・ウジュの周辺〕

オン・ボクジャ(ペク・ジュヒ)ウジュの母

チェヨン(キム・セビョク):ウジェの同僚、放送作家

イ・ハヨン:ウジュのチームメンバー

イ・ミング:ウジェのチームメンバー

ソン・イナ:ウジェのチームメンバー

「正直にお伝えします?!」あらすじと感想

第1話 ウソだよ

ソン・キベクは、JBCの報道アナウンサーで、突発的な状況にも臨機応変に対応することができたが、、、。

ある日、生放送中に事故が起きた。隣の女性アナ へヨンとスポーツ選手 キム・ソンフンとの不倫を、へヨンの夫がネットに暴露し、その夫が生放送中に乱入してきたのだ。へヨンは逃げ出し、夫はギベクの頭を押さえ込んだ。ギペクはその場を収めようとしたが、夫が彼の頭を上に向け、ギペクはひどいアングルでTVに映ってしまった、、。

こちらオン・ウジュ、バラエティー番組”走る男たち”の放送作家。彼女は、本日の収録に出演予定のキム・ソンフンが、急遽、出演できないと言い出したのを説得していた。しかしソンフンは、自分の不倫の記事をネットで見て、その場から逃げた。


キベクは、上司のキム・サンジンに呼び出され、前日の事故の報告書を書くように指示された。

キムはキベクに、「”総合司会”のオーディションの候補リストに君を入れておいた」と言ったが、キベクは、自分のひどい顔がネットに拡散され、全国で有名になったのが気がかりだった。

ウジュもソンフンの件で、上司から注意された。彼女は番組が中止にならないように、必死で上司を説得した。彼女は、ライバル局のバラエティーに”キム・チョンウン”が起用されると聞いた。キムは”みんなの理想の婿”と呼ばれている。


キベクは、突然、ラジオの番組、「詩を読む男」のピンチヒッターを頼まれた。

しかし、「牛浦沼(ウボヌプ)」という詩を読もうと原稿を見たら、、、白紙である。彼は、牛浦沼に生息しているであろう様々な鳥たちの鳴き声を、アドリブで披露した。

ウジュのチームは、代わり出演者選びをしていたが、時間がなく、予算的にアナウンサーしかない。

メンバーのイナが、キベクのラジオ放送を聞いて笑っていた。ウジュはそれを聞き、閃いた!!彼をスカウトすると。


翌日、キベクは、上司のパクから「当分、バラエティーで頑張ってこい」と言われた。例の写真が問題になり、総合司会のオーディションに出られなくなった。

担当のウジュに紹介され、「走る男たち」への出演を打診された。彼は断ったが、夜、上司のパクから「”受ける”と連絡した」とメールが、キベクに選択肢はなかった。

彼は早速、”バレーボール必勝法”を調べた。


翌日、”走る男たち”の収録日。

アイドルの”PN”は、ファンに愛想を振り撒いたが、スタッフには超絶 横柄な態度。

収録が始まった。

走る男たち・PNチーム”と”ドンキーズ・キベクチーム”の対決。

バラエティーを理解してないキベクは、本気を出し、PNを狙い続けた。

ウジュは休憩を取り、キベクを呼び出し、誰もいない部屋に入ったが、”高電圧、立入禁止”に気付かなかった。

彼女は、キベクに「PNを映してからCMなのに、CMを流せない。PNの広告主のおかげで番組が作れる。今のままではあなたはアマチュアよ」と言った。キベクは「俺はプロだ」と睨み、くしゃみをした時に電圧に触れ、感電、身体中に電気が走り気絶した。

キベクは目覚めた。ウジュが心配して話かけるのに、「うるさい」と失礼な返事をし、ウジュは???

2人はみんながいる外に戻った。

PNがスタッフに文句ばかり言っていた。キベクに「負け犬」と言い、彼に近寄って悪態をついた。スタッフがPNをなだめたが、PNは暴力を振るった。

キベクは「パク・ジンボク」とPNの本名を大声で呼んだ。PNは本名が嫌いなのだ。

そして、PNの襟を掴み、目をむいて、「バカタレ、みんな働きに来てる。お前の成功はファンのおかげなのに、それを忘れてる」と手を挙げPNを叩こうとしたが、間一髪、ウジュが走ってきてキベクを押し倒した。

キベクは我に返った、何が起きたか分からない、、。

感 想

ハハハ、気楽に見れそうなドラマです。

でも、笑わせながら、TV局の上司の横暴、パワハラ、バラエティー番組スタッフの劣悪な労働環境、横柄なアイドル、、、そんなものが、うまく挟み込まれていました。

頼まれたら断ることができず、バレーの試合と知ると徹夜して必勝法を調べる、ほんと真面目なキベクが、口から勝手に本音が出てしまう、、大変だ!

どんなことになるのでしょう😜

第2話 水風呂にいるサメ

キベクは水風呂に入り、なぜ、PNに本音を言ってしまったのか自問したが、分からない、、。


PNは、キベクの言葉でPTSDになったと主張し、番組出演を拒否した。オン・ウジュは番組存続の為に、PNに謝罪して説得するつもり。「一緒に謝罪を」とキベクを誘ったが、彼は断った。謝りたくても本音が口からでてしまうから、謝れないのだ。

ウジュは一人で謝罪に行き、事務所と家の前で合計5時間待ったが、会わせてもらえなかった。

同僚のチェヨンが、番組の中止が決まった、と言った。


キベクはPNのファンに付きまとわれるので、マスクをして実家に戻った。家族は、急に彼が戻ったことに驚いた。彼は ”今夜、泊めてほしい”とメモを渡した。家族たちはネットニュースで、”アナウンサーの暴力”を見て、彼を心配していた。

キベクは、社内で私生活を語らず、いつのまにか”実家が名家”のような評判がたっていた。しかし、名家でもなんでもなく、実は両親と弟が2人いる普通の家族で、十分な収入もなく、キベクの援助を当てにしているのだった。

弟がキベクが何も言わないのに腹を立て、マスクを取ると、彼は口にXのテープを貼っていた。母がそれをはがすと、キベクは「心配なのは僕のお金だろ」と口から出てしまい、気まずくなり、彼は実家を出た。

丁度、ウジュから呼びだされ、キベクは彼女に会いに来た。

ウジュは彼に、「PNは若いスタッフばかりいじめてた。私の代わりに言葉で彼を殴ってくれてありがとう」と言ったが、酔っていて、公園のベンチで眠ってしまった。彼はパトカーを呼び彼女を送り届けてもらった。


翌日、キベクは上司のキムに呼ばれて、突然、「ブランド大賞の司会をやれ」と言われた。

そこにウジュとチョヨンが来た。

キベクはキムのどうでもいい話をガマンして聞いていたが、「21時の報道番組のオーディションを受けたい」と言うと、キムは「お前はもう候補じゃない。今すぐ出て行け」と怒鳴った。

この代償は払ってもらいますよ」とキベクが言ったので、ウジュたちは驚き、キベクを止めた。

すみません」、キベクは正気に戻って謝った後、部屋を出た。

ウジュはキベクを追いかけた。感電した後、病院に行っていないと知り、彼の腕をつかみ、番組出演を依頼した医者にキベクを診てもらった。


ウジュたちのバラエティーチームは、喫煙所とトイレに隣接する部屋に移動させられた。

若いスタッフは、次の番組の司会をキム・チョンウンに依頼したい、彼が出ると番組がヒットするから。しかしウジュは、乗り気でない。


5月12日、”プランド大賞”の当日になった。ギベクの体調は戻っているように見えた。

キム・チョンウンも出席、大変な人気である。彼は、ウジュを見かけて声をかけたが、彼女は明らかに彼を避けた。

キベクが来て、ウジュが彼に挨拶してると、チョンウンもキベクに親しげに話しかけた。が、キベクも彼を避けようとした。

セレモニーが始まり、キベクの司会は完璧だった。

しかし途中で、「顔にパウダーをつけよう」と合図され、舞台袖でパウダーをつけられた時、大きなくしゃみをした後、大変なことに。キベクの司会は支離滅裂になり、受賞者や関係者全員を怒らせ、最後には殴られて舞台で倒れてしまった。

キベクは、現実化か幻想か分からない悪夢を見て、水風呂の中で目覚めたが、そこに大きなサメが来て、それがウジュの顔に変わり、、、それ幻覚?。

彼は家のリビングで目覚めた。


ウジュは男の子の手を引き、チョヨンと、ギベクのことを心配しながら歩いていた。そこに、キム・チョンウンが現れ、ウジュをカフェに誘ったが、彼女は断った。

チョンウンは帰ろうとしたが車のエンジンがかからない、その車は、2人が付き合っていた時の思い出の車だった。


キベクは、医師から診断結果を聞いた。

「”脱抑制”、感情の調節障害や人格変化を脳の変性が引き起こしている。命に別状はないが、発言をガマンできないのはつらいでしょうね」と。

追い討ちをかけるように、借りてる家のオーナーから、「来月戻るから出て行け」と電話があった。


ウジュは、ロケ地候補の下見に向かっていた。「国家漁夫」を撮影した場所である。

偶然、キベクもユン・ジフと同じ海に来ていた。ジフが気分転換にキベクを誘ってくれた。

キベクは、海に面した大きな岩に登った、靴がすべるので裸足で。彼は海に向かって大声で叫んだ。

ウジュが、厳しい岩の上に立っているギベクを見た。靴を脱いでいるのを見て、彼女は勘違いを。「早まらないで」と叫び、岩を登り始めた。ギベクは彼女から逃げたくて、足を滑られて海に、、、、続いてウジュも海に落ちた🌊🌊🌊


ギベクが水風呂に入っていると、男の子が入ってきて、「友達になろうよ。一緒にいると楽しいことがありそうだ」と言った。

感 想

ちょっと、現実なのか、幻想なのかがわからない場面があって、面白かったです。

「水風呂にいるサメ」というタイトルの意味は?ギベクが水風呂に入っているのは、現実なの?幻想なのか?

キム・チョンウンは、ウジェの元カレのようですね。チョンウンはまだウジェに未練があるようですが、ウジェは避けている。チョンウンとギベクも知り合いのようです。

最後に水風呂に入ってきた男の子は、ウジェが手を繋いで歩いていた子と同じですよね。この子の正体も気になるところです。

気楽に見れて、なんか惹かれるドラマです😁。

第3話 護身術

海に落ちたキベクとウジュは、浜辺で気がついた。キベクはウジュに腹を立て、彼女と距離を置こうとしたが、一緒に来たはユン・ジフが車と共に消えていたので、仕方なく、彼女に乗せてもらって帰ることになった。

しかし、運転中のウジュの様子が変、キベクは車を止めさせて、彼女を背負って病院に駆け込んだ。ウジュは低体温と診察され、点滴を受けた。回復した彼女は、運転してキベクを家に送り、無事自宅に戻った。彼女は、病院に連れて行ってくれ、点滴が終わるまで待ってくれたキベクのやさしさを思いだし、心が温かくなった。


ウジュは新しいバラエティー番組、「一緒に住もう」の案をスタッフに提案したが、いまいち反応が薄い。同僚のチェヨンから、チーフが、「技量が落ちた、誰もこんな番組には出ない」と言ってたと聞き、ウジュは気落ちした。

そこに”イ・ハヨン”が来た。チーフがチームに参加してもらうように説得したのだ。ハヨンは、伝説の新人、ウジュの以前のアシスタントで問題ばかり起こしたが、ウジュは側に置き、鍛えた。彼女はその後引き抜かれた。キャスティングとアイデアの才能があったのだ。

ウジュはいい気分ではなかったが、大人対応で、彼女を受け入れた。


ギベクは休職中。彼は、”本心を隠すことができる時もある”と思いだし、それはウジュといた時だと思い当たった。

ウジェは、カク先輩にバラエティーの出演交渉をしたが、いい返事をもらえない。そこにキム・チョンウンが現れ、「ウジュ作家、君の番組に出る」と言ったが、ウジュは、急いでその場から離れた。

彼女はキベクを見かけた。キベクは「脱抑制と解除方法がわかった」と言って、ウジュの腕を持ってウソを言おうとしたが、ダメだった。ウジュを見ると安心するからできると思ったのだが。チョンウンが来て、キベクの手を彼女から離した。

ウジュが2人を見て、知り合い?と聞いた。チョンウンは「同じ高校出身の友達」と言ったが、キベクは「同級生なだけ」と。

ウジュをチョンウンが追いかけて来て、「仕事だろ、俺は君の元カレとしてではなく、純粋に番組に興味がある。プロならよく考えろ」と言った。


ギベクはコインランドリーで、診断してくれた医師に相談していた。

「急に症状が消えたり出たりするパターンを探ったが失敗した」と言うと、医師は「特定の状況の行動が心理的なトリガーとなって、スイッチのように症状を切り替えているスイッチが何か分かれば対処できるんだが」と言った。


翌朝、キベクは出社したが、上司のキムも同僚も、彼にあからさまに失礼な言動をとった。海外から”チェ”が戻ってきた。上司と同僚は、チェを大歓迎した。

キベクは”JBC ニュース8 新しい顔 求む”のオーディションを受けるつもりだった。

キベクはランチに食堂に行ったが、スタッフたちの視線で冷や汗をかいた。ウジュがそんなキベクに気づいて、ランチを買ってくれて別の場所で食べた。

彼女はキベクに「正直になれたことは悪いことじゃないかも。あなたにとってニュースは何なの?大切なのは、心の護身術よ、自分の心だけは守らなきゃ」と励ました。


翌日、キベクは ”ニュース8” のオーディションを受ける為に待っていた。

ユン・ジフが急いで来て、「チェさんで決まりというウワサ、完全な出来レースだ」と言ったが、キベクは「知ってる。次のチャンスをつかむために今回は利用される」と冷静に言った。

キベクのオーディションが始まった。マイクをつけると、プロデューサーたちの悪口が全て入ってきた。

キベクはくしゃみをした、そしてスイッチがオンになった。彼は本音が出そうになるのを必死で我慢していた。

ウジュがスタジオに入ってきて、キベクに近寄り、「スイッチがオンなのね。あなたにとってニュースは何?ここにいるのは答えを知ってるからよ、心を守って」と言って、彼の胸に手を当てた

キベクは落ち着いてニュースを読んだ。プロジューサーたちは「悪くない」と彼を見直した。

次の”司会者の見解”、キベクが自分の意見を述べる番だ。

「結局は数字、ニュースも広告と視聴率が大事、報道番組の品位なんてものは存在しない」という外の会話が聞こえた。

キベクは毅然と「私はウソをつけません。真実、公正、正義、これらのない報道番組に価値はない。だから私は、この腐敗したスタジオを去ります」と言い、立ち上がり深く一礼した。

上司のキムが「何が腐ってる、負け犬が」とスタジオに入ってきた時、またスイッチが入った。キベクはキムを指差し、「あんただ、臭い」と睨んだ。

ウジェは唖然として2人を見ていた。キベクは ”ウジュ、心の保身術ありがとう”と心で言って、彼女にウインクしてスタジオを出ていった。

感 想

ウジュがキベクに「正直になれたことは悪いことじゃないかも」と言い、「心の護身術」と大事なことを教えてくれました。彼女本人にも、”心の護身術”が必要なようですが。

キベクは、オーディションの出来は良かったけれど、「腐臭に耐えられない」とスタジオを去りました。

キベクにとって、”ニュースはウソを言ってはいけない”たった一つの場所だったからですね。

第4話 スイッチ

キベクは、衝動的にJBCのアナウンサーをやめ、友達のマンションからも追い出された。

ウジュは、コーヒーとパンを買った後、お茶をしているチーフを見かけ、驚かせようしたが、チーフはハヨンに、「ウジュより給料が多いことは内緒で。彼女は最近、様子がおかしい」と話していた。

それを聞いたウジュは、パンとコーヒーを持ったまま、家に戻ってきた。

屋上に来たら、なんとキベクがいた!彼は、ウジュの家の屋上に引っ越してきたのだった。

キベクは、ウジュの持ってるパンを食べ、「おいしい。形は崩れても、パンはパン、ゴミじゃない」と言った。


翌日、ウジュはコーヒーを2つ持って、キム・チョンウンを待っていた。ハヨンが言ってた ”オールがないなら、割り箸でも漕がなくちゃ”に刺激され、彼に番組への出演を依頼、もちろん彼は快諾した。

しかし彼が、「どうしてた?8年ぶり」とウジュに近況を聞こうとすると、彼女はプライベートの会話を拒否した。


キベクは、公園でスマホを見ながら仕事探しをしていたが、なんだかんだと理由をつけて、やる気なしである。

”何もしたくないけど、何かできたらいいな?」と男の子が言った。銭湯に入ってきた男の子だった。キベクは自分が大きな声で言ったのかと驚いたが、どうやら、その子には、キベクの心の声が聞こえるようだ。


ウジュのチームの後輩たちは、キム・チョンウンが出演してくれると知り、部屋を移動できると喜んだ。

チョンウンが来て、スタッフたちをランチに誘った。ウジュも渋々参加。彼は、”辛いタコ料理”を注文した、辛い食べ物が苦手なのに。ウジュは、昔、落ち込んでいる自分のために、彼が辛い物を食べさせてくれたことを思い出し複雑な気持ちになった。


キベクは、ユン・ジフから呼び出され公園に来た。

野外ステージで、子供たちと高齢者のためのイベントが行われていた。司会者は、元JBCの先輩の”キム・ヒョンジン”、キベクは驚いた。彼はキベクの憧れのアナウンサーだった、その彼が、ショッキング・ピンクの派手なスーツを着て、おばあさんたちに愛想を振りまいていた。

ヒョンジンは、キベクが会社を辞めたと聞き、ジフに会いたいと伝言したのだ。

公園の隅で、3人は再会を祝して乾杯した。「フリーは大変だ、仕事をもらえるならプライドは捨てる」とヒョンジンは明るく話した。キベクは、本音を言わないように無口になった。ヒョンジンは、司会の日当の封筒から、2枚だけ自分のポケットにしまい、残りを封筒ごとキベクに渡した。キベクは突き返したが、先輩は封筒を彼の手に乗せ、マッコリのお土産をくれた。


帰り、キベクとウジュは家の近く公園でヒョンジンからもらったマッコリを飲んだ。

「憧れの人が落ちぶれてて、幻滅したのね」と言うウジュに、キベクは「そう思ってたけど、彼の顔、落ぶれた人には見えなかった」と言い、おばあさんたちに輝く笑顔で接してたヒョンジンを思い出した。

キベクは荷物の整理の時に見つけた昔の手書きのノートを持っていた。「貸してあげる。人生が見すぼらしく感じた時、よく読んでた」とウジュに渡した。


翌日、キベクは”スイッチ”がオンになる時が分かり、休暇中でお寺にいる医者に会いに来た。

くしゃみをすると抑制が聞かなくなり、正直な人間に変わる。今はオン、スイッチを切る方法がわからない」と言った。

医者は、「スイッチが、あなたの人生を好転させるチャンスかもしれない」と言った。


ウジュは、撮影のクルーたちが、「キャストに比べてテーマは平凡、番組が成功するか疑問だ」と陰口を言ってるのを聞いてしまった。

ウジェ自身も、「何かが足りない」と感じていた。彼女は、キベクのノートを取り出した。

行き詰まったら普段しなことをやる、そうすれば自由になれる”と言う言葉を見て閃いた、”ソン・キベク”と。

キベクは医者から、「事故の日に何があったかよく思い出すように」と言われたことを考えながら帰ってきた。 ”オン・ウジュが胸に手を置いてくれたたら、スイッチがオフになった”ことを思い出した。

キベクとウジュは、お互いを求めて、家の屋上で会った。突然停電し、町中の電気が消えた。

キベクが彼女の手を取って、自分の胸に置いて、「これでオフになった」と言った。その時、町中の灯りがついた。


島の農家で撮影が始まった。キャストたちが住む家は”ヘブン・ハウス”。

ウジュが待っていると、チョンウンがにこやかに現れたが、彼女は堅い顔で会釈、しかし、キベクの姿が見えると笑顔を見せた。

感 想

4話は、キベクの元先輩のヒョンジンさんの情の厚さに感動しました。大手の放送局の報道のアナウンサーだったのに、今はショッキング・ピンクのスーツを着て、子供と高齢者の小さなイベントの司会をしてる、でもその顔は輝いていた。会社を辞めたキベクを気遣い、彼にお小遣いをあげる、なかなかできませんよ。ジフもいい友達だし、キベクに、こういう人たちがいれば大丈夫ですね。

あの男の子はウジュの子供なの?もしそうなら、男の子のお父さんは、チョンウン?ウジュが全然、お母さんのように見えないので、不思議です。男の子、キベクの心の中の声が聞こえてるみたいです。

ウジュ、キベク!と閃いたようですが、彼をバラエティーのキャストに選んだ理由は何なのでしょう?

第5話 プロとアマチュア

キベクは、ウジュに強く誘われ、 彼女の”恋愛リアリティ番組”に参加するために島に来た。

ウジュは、キベクとチョンウンには因縁がありそうだから、からませたら面白いと考えていた。

早速撮影が始まった。参加者は、女性3名と男性4名。

〔女性〕

チェ・ユヨン:元プロの水泳選手、起業の準備中

パク・ヘイ:25歳、グラフィック・デザイナー

チョ・フィンソン:弁護士

〔男性〕

ルイ・キム:30歳、レストランのオーナーシェフ経営

パク・ソンジュン:アパレルブランドの経営者

ソン・キベク:元JCBアナウンサー、無職〔スイッチ・オンで本音しか言えない〕

キム・チョンウン:タレント


キベクのインタビューが始まったが、スイッチ・オン状態なので、答えがめちゃくちゃ、、。

ウジュはキベクを呼び出し、「視聴者が求めるのは、困難を乗り越えて結ばれるプロセス。人気者になる3要素は、勝利、誠実、余裕」とアドバイスした。

最初のゲームでキベクは勝ち残り、チェ・ユヨンとペアを組んだが、決勝ではキム・チョンヨンのペアに負けた。

ウジェが、チョンヨンにインタビューした。

「”理想の婿”のあなたがなぜこの番組に?」と聞くと、「理想の婿として愛されるのは嬉しいが、”理想の彼氏”になるためにここに来た」と答えた。


キベクの弟のウンテクが、差し入れを持ってきた。家族が用意してくれたのだ。

スタッフたちに配ろうとしたが、キベクは、チョンヨンの事務所が大掛かりなケータリング・トラックを用意しているのを見て、片付け始めた。

しかしスタッフたちが、キベクの母の手作りシッケや飲み物に集まって来て、すぐに売り切れてしまった。

ウンテクは、チェヨン監督から、事を手伝って欲しいと頼まれた。


撮影が終わり、参加者たちだけで食事。しかしこの様子が固定カメラで写されている。

チョヨン監督から、”4人の男性には共通点がある”とのクイズが出されてた。ヒントは、子猫のイラストだった。


夜、ウジェは1日カメラを回したビデオを見て編集していたが、キベクの表情ばかり追っていた。


翌日、ハヨンがキベクにインタビューをしたが、カメラを止めさせ、「あなたの仕事は、キム・チョンウンを挑発すること。彼の横や前にもでる、悪役を演じるのも悪くない」と言った。

その日の活動は、ペアで山道を歩いて、青い小屋に行きヒントを取って戻ってくること。キベクはまたユヨンとペアになった。

チョンウンが先頭で歩いていたが、途中でキベクは「別の道をいく」とユヨンの手を引き、2人だけ別の道を行った。しかし道に迷ったようで、物音に驚いたキベクは転落してしまった。

ユヨンが本部に戻って事情を話すと、ウジュは話を最後まで聞かずにひとりでキベクを探しに森に入ってしまった。そして足をくじいた。

チョンウンは「準備不足だ、出演者が行方不明、作家は無計画に森に入った、すぐ2人を見つけろ、さもないとこの番組をつぶす」とチェヨンを脅した。


ウジュは森の中で、キベクと会えた。彼は、彼女のひねった右足の手当をした。

キベクは「君に番組に誘われた時、胸が高鳴った。でも道具にすぎなかった。チョンウンの挑発役、彼を挑発するアマチュが必要だった、それが僕、傷ついた、僕のどこに可能性をみた?」と言った。

ウジェは「ときめいたのよ、今もときめいている、、、」と告白した。

感 想

この”恋愛リアリティー番組”は、”脱出 おひとり島” のパロディーのようですね?

キム・チョンウンの、微妙に感じ悪いキャラは、うまく表現されていると思うし、キベクの不器用さと実直さもキャラ的に悪くはないと思うのですが、何かが足りない気が、、、。

それに、ウジェさん、キベクが心配でも、夜の森に衝動的に一人で入って行くのは無謀すぎ、遭難しますよ。番組のチーフとして、プロ意識がないのは残念。サヨンの方がプロらしいと思いました。

あ〜〜、辛口の感想でごめんなさい。

第6話 告白

ウジュは「ときめいたのよ」とキベクに告白してしまった後、「どうかしてるみたい」と慌てて言い、2人は本部に戻った。

キベクとチョンウンは同部屋、キベクは眠れず外に出た。

ウジュも眠れず、港の埠頭に座っていた。チョンウンが飲み物を持ってきた。「出会うのが早過ぎた、今ならいい彼氏になれた」と彼は言ったが。

2人で歩いて戻っていると前からキベクが来たので、ウジュはとっさに隠れた。


翌日、メンバーの前に新しい参加者の女性が現れた。

男性軍4人全員の初恋の相手、ミン・チョイだった。

4人の共通点に正解した人に与えられる特典は、”初恋の相手とのデート”で、正解者はキム・チョンウンだった。

チョイはもう一人デートの相手を選ぶことができ、彼女はキベクを選んだ。

デートする3人と、スタッフたちはボートに乗って陸地に行った。

実は、ウジュがキベクの手帳から、“ミン・チョイ”を見つけて、彼女に出演を依頼したのだった。ウジュはそのことをキベクに謝ったが、キベクは、手帳を渡したのは僕だからと理解を示した。

チョイはキベクに、「出演を迷ったが、最終的に決断したのは、あなたに会いたかったから」と言った。


3人のデートの場所は、遊園地だったが、有名人のチョンウンは、一般人の写真撮影に応じて忙しかった。

キベクは子供からシャボン玉を吹きかけられ、くしゃみスイッチ・オンになった。

チョンウンが、たちのわるいグループに絡まれていた。他の客たち全員が、スマホで撮影していた。

キベクがチョンウンを横に押しやり、彼らに、「彼の友達か?もう行け」と言ったが、今度は彼らはキベクに絡みだした。キベクは「間違ってたと思ったら、謝れ」とさとし、自分たちの写真を撮ってる人たちにも「ネットにさらして罰するのか?それは正しい?」と意見した。弟のウンテクがギベクを担いで、その場から去った。

チョンウンは青くなって固まっていた。ウジュが彼を連れて行きベンチで休ませた。

ウジュはキベクには「騒ぎになると思わなかったの」と怒った。スイッチ・オンのキベクは、「なぜ他人の思い出をTV番組に使える?裏切られた気分だ。だけど理解しようとはしている。君が僕を出演させたのは、僕のためだ」と本音の後、冷静になって言った。

2人は他のスタッフたちが、キベクのことを、「キベクのファンになる」「スカッとした」「カッコよかった」と話してるのを聞いて、笑顔になった。


島に戻ってきた。

他のメンバーたちが、「大変だったんだろう」と心配していた。

「僕が騒ぎを起こしてしまった」とキベクが言うと、「解決したこと、キベクは何も悪くない」とチョンウンは余裕を見せたが、女子たちが「キベクがカッコ良かったと聞いた」と口々にいい、チョンウンは、同情された。

メンバーが、「誕生日おめでとう」と歌いながらケーキを持ってきた。チョイの誕生日だった。

実はウジェも誕生日で、母からお祝いの電話があった。そこに「誕生日おめでとう」とケーキとガウンとティアラが来た。チョンウンのチームだった。ウジュは驚いた。彼女のチームのみんなは、ウジュ誕生日にお祝いしないことを謝り、他のスタッフは「忙しいのに誕生日かよ、まずは片付けろ」と聞こえるように言った。ウジュは居心地が悪かった。


その後、ウジュはチョンウンをインタビューした。チョンウンが「怒ってる?」と聞いたが、彼女は無視して、「初恋の人が来て気持ちは変わった?」と同じ質問をした。

「ええ、以前はできなかったが、今なら誕生日も祝える。前は気持ちを伝えられなかったが、今は言える」と彼はウジュへの思いを答えた。

「相手のことを考えなくちゃ。チョイとあなたがうまく行くことを願っている」と彼女は言った。


キベクが一人でいると、チョイが来て、「気になる人は、私だったりする?」と聞いたが、キベクは「いや」と即答。彼女はキベクとの可能性を探って話し続けたが、彼は、大事なことに気づいたようで「行かなきゃ」と行ってしまった。


キベクは、浜辺にいたウジェの横に座り、「僕は告白しない。君が危ないめに遭うのも、苦しむのも見たくない。君に避けられるのも嫌だ。だから告白しない。でも代わりにしたいことが」と言って、彼女の好きな”辛い食べ物”を出した。

そして、花火をつけて、”誕生日おめでとう”と歌って、二人で拍手をした。

「ありがとう、告白しないでくれて、祝ってくれて」とウジュはお礼を言った。

キベクがヘブンハウスに戻ると、チョンウンが「ウジェは元恋人だ。これは重要なこと」と言った。

その夜、突然、ユヨンが番組を去った。


翌日、新しいメンバーが加わった。それは、”オン・ウジュ”だった。

感 想

5話は、キベクが堂々としてて、なかなか面白かったです。

チョンウンのキャラが、ますます明らかになってきました。

ウジュに未練があって、彼女の気を引こうとしますが、全て裏目にでている。その理由は、彼女のことを考えているのでなく、自分の気持ちを押し付けているだけだから。

ウジュの誕生日の祝い方が、チョンウンとキベクは正反対でした。その対比は良かったです。

キベクは「告白しない」と言って告白しました。

チョンウンとキベクは、初恋の相手も、今も好きな女性も同じ。でも、初恋のチョイも、ウジュも、キベクが好き。チョンウンは、自分中心のバラエティ番組に出たつもりが、違う結末になりそうです。

ところで、あらすじには書きませんでしたが、あの男の子、なぜ大人の気持ちが理解できるの?何者なのか、知りたいです。

ーー7話に続きますーー

コメント