Netflix『ヴァージンリバー:シーズン5』全話あらすじと感想 *ネタバレあり〔全話アップ中〕

出典:Netflix

2023年9月7日、Netflix 大人気アメリカドラマ『ヴァージン リバー:シーズン5』がリリースされます。シーズン4は衝撃的な終わり方でした。シーズン5は、登場人物がより複雑に絡み合い、事件が起きそうです。どんなドラマが展開するでしょう、ワクワクです!

シーズン5を見る前に、シーズン4を軽くおさらいした方がいいかもしれません。主な登場人物の紹介で、それぞれの現在の状況を簡単に書いています。


11月30日に配信されたシーズン5 11話・12話(ホリデー・エピソード)は、以下でまとめています。


シーズン1〜3のネタバレなしの感想は以下でまとめています。


予告と概要

物語の舞台は、アメリカ、カリフォルニアの北の小さな町「ヴァージンリバー(架空の町)」。

物語は、LAで看護師をしていたメルがこの町に移ってきたところから始まりました。町の川のほとりにある『Jack’s Bar』、住民たちが集まってくる町の中心的な役割のある場所でオーナーはジャック。

美しい自然の中の小さな町を舞台に、メルとジャックを中心に、住人たちの様々なドラマが繰り広げられます。

撮影は、カナダのバンクーバーとブリティッシュ・コロンビア州で行われています。

登場人物

メル:LAのER(緊急医療)で働いていた超優秀な看護師で助産婦。結婚していたが、子供を死産し、夫も亡くし、失意のどん底で、誰も知る人がいないこの町にやって来た。美しい自然と町の人々の温かさに癒され、今ではすっかりヴァージンリバーの住民である。『Jack’s Bar』のオーナーのジャックと恋に落ち、妊娠し婚約している。

ジャック:『Jack’s Bar』のオーナーで、町のリーダー的存在。住民に慕われ頼りにされている。彼は海兵隊時代に、部下を死なせてしまったことへの罪悪感とトラウマを長年抱えてきたが、メルとの出会い、彼女と家族を作る覚悟を決め、変わろうとしている。

マリンズ医師:ヴァージンリバーの医師で、住民からは”ドク(ドクターの略)”と慕われている。この町の医療に生涯をかけてきた。年齢が70歳を超えた時に、妻のホープが看護師を募集して、メルがこの町に来た。今やメルは彼にとってなくてはならない存在である。ドクの今の一番の懸念は、交通事故で脳に損傷を負った妻のホープ、彼女を懸命に支えている。

ホープ:マリンズ医師の妻で、町のあらゆることの世話役だった。交通事故で重症を負い、脳に損傷を抱えている。気の置けない信頼できる人にケアーをお願いしたくてリジーに頼むが、、。

プリーチャー:Jack’s Barのシェフ 兼 共同経営者。ジャックとは海兵隊時代からの仲間で、その縁でJack’s Barで働きだし、現在は共同経営者。彼は事情を抱えている(DV夫から逃げて来た)シングルマザーのペイジと息子のクリストファーを助けようとしているが、複雑な状況に陥っている。

リッキー:ジャックの店で働いていた若者。入隊を決め、シーズン4の12話で、町の人たちに見送られて町を去った。

ジョーイ:メルの姉でLAに住んでいる。メルをいつも気にかけ、妊娠を知り心から喜んでいる。

シャーメイン:メルに会う前のジャックの彼女(ジャックは本気ではなかったが)。双子を妊娠し、ジャックの子供だと言っていたが、シーズン4の最終話で、突然「ジャックの子供ではない」と言い出し、、。

ブリー:ジャックの妹。LAの大きな法律事務所で弁護士をしていたが、心に傷を負うことに巻き込まれ、ヴァージンリバーにやってきた。ここで、プレイディに出会い、彼に惹かれる。

プレイディ:ジャックの海兵隊時代の部下。その縁で、ジャックバーで働き始めたが態度が悪くクビになった、その後、町の麻薬組織にかかわり、ボスのカルヴィンに内通者を消すように指示されたが、彼は逃した。ジャックが何者かに撃たれた時、彼が店にいて、証拠の銃が彼の車から見つかり捕まったが、犯人は別人で、釈放された。

リジー:コニーの姪で、コニーのフードトラックで働いている。町に馴染み、ホープやドグからも信頼されている。デニーと付き合いだしたが、彼の態度に不信感をもつ。

デニー:突然、ヴァージンリバーにやってきて、マリンズ医師の孫だと名乗る。ドグが医大生の時に付き合っていた女性が、彼に知らせずに出産した息子の息子。デニーの父(ドグの息子)は1ヶ月前に心臓発作でなくなった。デニーは重大な疾患を患っていると知り、リジーとの交際を断ったが、、。

キャメロン:シーズン4から登場。サンディエゴからやってきた新しい医師で、ドグとメルと一緒に働きだしたが、シーズン4の最終話で辞めると言い出した。

第1話 2度目のチャンス

ペイジがヴィンス(元DV夫の双子の兄)に監禁されている小屋に、プリーチャーが助けにきたが、危機に陥った。ペイジはヴィンスのピストルで彼を撃ち、彼は倒れた。マイク(警官)が来て、ヴィンスを誘拐と殺人未遂で逮捕、ペイジは自由の身になった。


ジャックとメルは美しい川のほとりに置いたキャンピングカーに滞在。ジャックが新しい事業を立ち上げる場所だ。

2人ともシャーメーンの「双子の親はジャックじゃない」にショックを受けていたが、特に自分の子供だと思い、何ヶ月も彼女をサポートしてきたジャックの腹立ちは大きかった。


マリンズ医師とホープは、デニーが”ハンチントン病”だと知り気を使ったが、彼は、大丈夫、気を使わないでと話した。そこにリジーが来て、ホープをヘルプすると申し出た。

デニーとリジーは、お互いに好きだと確認しあった。将来のことはいい、今を精一杯楽しもう、と正式に付き合うことになった。

ホープは、町議会の議題をまとめ持って行ったが、彼女の留守中に議題が決まっていた。それが “町長交代”だと知りショックを受けた。


メルは大きな決断をマリンズ医師に話した。「ハイリスク妊娠で、これからは自分の体を優先させる。ドクは高齢、もし何かあれば誰が診察を?だからキャメロンが残り、私が医院を辞める」と。

医師はメルを引き留めたが、彼女の決心が揺るがないと分かり、彼女を尊重した。病院にはキャメロンが残ることになった。


プレディーは、メリッサの下で、また危険な仕事をしているようだ。

タイヤに詰められた危険なドラッグ(フェンタニル?)が次々と運ばれてくる現場で、彼女から指示を受けていた。

彼女から、ジェフも働くと紹介された。「彼を巻き込むな」と抵抗したが、ジェフは金が必要だから働きたいと譲らなかった。


ジャックが、新しい事業のための作業をしていると、町のB&Bの主人のニックと彼の姉のメリッサ(プリチャーのボスの麻薬売人だが、もちろんジャックたちは彼女の正体を知らない。)が来た。

ジャックが「ここに3-4台のキャンピングカーを配置、キャピン型テントは」と計画を話すと、メリッサは「資金はある。もっと大きく始めれば?成功すれば町のメリットになる」と提案した、、。


メルは、ジャックバーで、タラの姉のエヴァを紹介された。彼女は静かすぎるヴァージンリバーがイヤでポートランドに移っていた。メルは町の女性たちからソーイング(裁縫)を習うようだ。


プリーチャーはペイジに「俺たちもやり直そう」と言ったが、ペイジは彼の家で落ち着かなかった。DV夫の支配から逃げてヴァージンリバーに来た彼女、だが彼に見つかってしまった。もう彼はいないが、この町も元夫の影があり、彼女はもうここには居られないと言った。

プリーチャーは、ペイジと彼女の息子のクリストファーとつらい別れをした。


ブリーは、自分をレイプした”ドン・シェバード”を訴えると、知り合いの検事に連絡。彼は複数の暴行容器ですでに起訴されていて裁判は2週間後、ブリーも証言すると言った。

彼女はジャックのバーの2階の部屋を出て、自分のアパートを見つけた。プレディーとよりを戻したが、まだ彼と一緒には住んでいない。その夜、誰かが、彼女の家の窓ガラスを割った、、。


その夜、ジャックはシャーメインに会いに行った。

感 想

ヴァージンリバーが戻ってきた❗️って感じです。

しばらく会っていなかった知人に会ったような、懐かしい、不思議な気分になりました☺️

美しい景色に、ただただ、ため息、、、癒されます。

そしてもちろん、第1話から、物語は進んでいます。

メルが医院を辞めるのは、ほんとに大きな決断です。看護師でないメルを想像できませんが、有能な人なので、これまでと同じように周りの人を助けていくでしょう。

プリーチャー、ほんといい人でカッコいい!一番の推しです❤️。命懸けでペイジを救いましたが、残念ながら、ペイジ親子とは別れる運命だったようです。

プレディーは、またまた危険は仕事に手を染めているようです。ブリー(ジャックの妹)が、なぜプレディーがいいのかが、私にはこのドラマの1つの謎ですが😆。

メリッサの悪の手が、ジャックの新しい事業に忍び込もうとしています、、怖いですね。

第2話 ソングバード

ジャックはメルの助言で、シャーメインに会いに来て、「君は双子の男の子が俺の子だとウソをついた。俺は何ヶ月も君に対してあらゆるサポートをした、君は俺を侮辱し傷つけた」と責めた。シャーメーンは「あなたは私を捨てメルに乗り換えた。妊娠がわかった時、ひとりぼっちで怖かった、あなたを永遠に失うなんて耐えられなかった。私を許して」と言った。ジャックは「君には同情している。でも許せない」と言って帰った。

翌日、ジャックはメルにシャーメインと話したと報告。メルは彼に「彼女を許すことができれば、お互いに前に進める」と言った。


プレイディは、メリッサの手下が昨晩ブリーの家の窓を割ったことを責めたが、メリッサは、彼の反抗的な態度が問題だ、ジェフに仕事を教えろと指示した。


ジャックは妹のブリーの誘いでハイキングに行った。ドンから受けたつらい出来事を聞かされ、ジャックは衝撃を受けた。裁判で証言するというブリーに、裁判の時はそばについててやると申し出たが、彼女は断った。「プレイディが来てくれる、いつも私を支えてくれる。彼にチャンスをあげて。今夜うちにディナーに来て」と彼女は言った。


メルがいなくなった医院、マリンズ医師とキャメロン医師は、ギクシャクしていた。キャメロンは診察にきたミュリエルに相談した。

シャーメインが診察に来たが、双子の父親の件で、彼女がとウソをついていた事が町中のうわさになっていた。マリンズ医師は、お腹の子供たちの心臓の音を聴かせ「元気な双子だ。町のうわさは気にしなくていい。君はお母さんのように勇敢でスマートな女性だ、自分の素晴らしさに気づけば、他の人も君の魅力に気づく」と励ました。シャーメインは感謝した。

午後、キャメロンはドクに「メルの穴埋めはする。しかし僕はドクターとして雇われた、仕事中は対等に接してほしい」と話した。ドクは「すまなかった、正直に話してくれてありがとう」と握手した。

キッチンからいい香りが、ミュリエルがいて、「頼まれていないけど請求手続きを全部済ませて、コーヒーも入れた」と言った。彼女にアルバイトに来てもらうことになった(めでたし、めでたし)。


ホープは、議員たちが自分を町長からおろそうとしていることに腹を立てていた。

彼女は初代町長だった。「私がここに来た時は”非法人地域”と呼ばれていたが、人が増えて、郵便局やスーパーが必要になり法人手続きをしたら町長が必要になった。立候補もしていないのに、満場一致で私が町長に選出され今に至る。この仕事は私にとって人生そのもの」とリジーとデニーに話した。

午後、”リリー(亡くなった親友)ガーデン”オープン”セレモニーが行われ、ホープは町長としてスピーチをした。リジーたちやメルやエヴァ(リリーの娘)、町の人たちが出席した。

「この町はまるで交響曲、それぞれが個性を発揮し調和することでハーモニーを奏でます。このガーデンはこの町を象徴しています。それぞれの個性が花開き町は繁栄します。町長としてこの町の奉仕できて光栄です、まだまだできます」と。


夜、メルとジャックの家にジャーメインが訪ねてきた。

彼女は、2人に心から謝り、幸せを祝福し、二度と迷惑はかけないと言った。ジャックも、自分の態度が誤解を招いたかもしれない、すまない、と謝った。彼女が待っていた言葉だった。シャーメインは望む人生を築いていくと言い、ジャックは彼女を祝福し和解した。

その夜、メルとジャックは、ブリーとプレイディと食事をした。プレイディがジャックに「そろそろ仲直りするか?」と言うと、「お前次第だ」とジャックは答えた。


ホープは、その夜、議会で町長を解任された。

メルとジャックは、メルの母との思い出の曲”ソングバード”を聴いていた。そしてダンスをした。「生まれてくる娘をお母さんに見せたかった」と言って二人で涙ぐんだ(涙)。

プレイデイが、夜間勤務に戻ってくると、交代してくれていたジェフが倒れていた、、。


感 想

2話も盛りだくさんでした。

マリンズ医師が、シャーメインに本当に優しく励ます場面に感動しました。ドクの励ましで、彼女は勇気を持って、ジャックとメルに謝罪に来れたのだと思います。シャーメイン、色々問題を起こす人でしたが、彼女の気持ちも分かる気が、、。彼女も自分の人生を築くべく一歩を踏み出したようで、祝福したいです。

ホープは初代町長に選出されてから、ずっと町と住民のために働いてきました。事故の後遺症で、自分に苛立つホープですが、”町長の仕事に復帰する”という目標と責任が、彼女を奮い立たせていたと思います。”解任”は、かなりショックですよね。

ブリーの新しいアパートにはまだテーブルがなく、段ボールで臨時テーブルを作っていました。ご馳走は、プリチャーのお母さんのレシピ ”マカロニチーズ”。細部の小道具(この場合はレシピ)も光ってます。

第3話 計算されたリスク

ホープは町長を解任されたことに納得できない、リジーも同じだ。

マリンズ医師は、山火事のニュースを見て、2人に外に目を向けようと言った。ホープもリジーも何か役立つことをしたい気持ちでいっぱい。リジーが、前線で活動してる消防士に食事を作って届けることを思いついた。ホープが町のために貢献できる人物だとアピールもできるし、一石二鳥だと。

ジャックバーのプリーチャーに食事を作ってもらい、コニーのパン店のトラックを借りて運ぶことにした。

出発する段になり、突然、リジーの母親が現れ、リジーに「秋から大学に行ける」と言った。


プレイデイは仕事場で亡くなったジェブのお葬式に行った。


ジャックは、兄のアダムの死や海兵隊時代の部下の死を自分の責任だとトラウマを持ち、定期的にカウンセリングを受けていた。

医師は「”計算されたリスク”を冒せ。安全な環境で、抑制不能な感覚をシミュレーションする、練習しておけば実生活でもできるようになる。自然の中で何かを」とアドバイスした。

ジャックはデニーと一緒にロッククライミングに行った。想像以上にきつかった。兄アダムが亡くなった時のことを思い出し、足を滑らせたがデニーが引っ張った。デニーの指示で目の前のことに集中、上まで上がった。

眺めのいい岩の上で、デニーは「日本には”森林浴”という言葉がある。森を浴びるって意味。自然と繋がることで本当の自分を取り戻せる」と言い「ハンチントン病なんだ。だから登る、病気のことを忘れられる。残りの人生を精一杯生きるだけ」と話した。


医院に消防士のカイヤ・ブライアントから電話があった。「道端に止まっていた車の中で、女性の陣痛が始まった。そちらの医院に行っても?彼女の名前はフィオナ、担当看護師はメル」と言った。フィオナは「メルじゃないとダメ」と車から叫んだ。キャメロンはメルに医院にきてもらった。

カイヤから再び電話、道が閉鎖されているため、まだ到着できない。フィオナはもう産まれそう。時間がないと判断したメルは、facetimeで掛け直し、カイヤにビデオ電話でお産の指示した。

メルの的確な指示とカイヤの冷静な処理で、危機を乗り越えフィオナは無事に出産したが、赤ちゃんが息をしていない。キャメロン、メルが総力で指示し、カイヤが懸命に処置して、赤ちゃんは泣き声をあげた(感動!)。


ホープとリジーが手配した食事は、消防士たちに大いに喜ばれた。

しかしリジーの母は、リジーが自慢できる娘ではないと彼女にずっと文句を言っていた。

そこにテレビ局が、ホープにインタビューしたいと来た。ホープは「リジーに話しを聞いてください。彼女のアイデアなので。こんな優秀な子は見たことがない」と言った。リジーは堂々とインタビューを受けた。

プリーチャーが最後の当番をしている時に、カイヤ(お産を手伝った消防士)が来た。彼は最後のサンドイッチを彼女に渡した。二人とも一目で相手が気に入ったようだ。


夜、ブリーの母は娘に「あなたを誇りに思う」と言ったが、まだ大学行きを勧めた。ブリーは返事を保留した。母は「大学に行かないなら、自立を。経済的援助は打ち切る」と言った。


プリーチャーが店の片付けをしていると、カイヤが1人で来た。彼女はテキーラを注文した。熱い夜のはじまりです。


夜、ジャックはメルに、「計算されたリスクは冒す価値がある。ニックのお姉さん(メリッサ)の提案をうける(危険〜)」と話した。


ブリーは昼間、ジェブの妻のポリーンから聞いた話にショックを受けていた。

プレイデイとジェブは一緒にバイクを改造するほどの親友で、ジェブの死因はフェンタニルだった。ブリーが言ったのは全てウソだった。「私はなんでも打ち明けてきたのに、ウソをつかれるのが何よりのイヤ」と彼に言った。

プレイデイは「製材所はフェンタニルの流通拠点だ、従わないと君を傷つけると脅され、従うしかなかった」と。ブリーは「考える時間が欲しい」とドアを閉じた。

感 想

3話もいい話がたくさんありました。

一番は、お産の場面でしたね。消防士のカイヤに、メルとキャメロンがfacetimeで指示をして、無事に赤ちゃんが産まれたのには、感動しました。消防士、医師・看護師って、一瞬一瞬が人の命に関わる決断の連続で、本当に大変で、素晴らしい職業だなと思いました。

ホープとリジーが消防士のために食事を届けると午前中に思いつき、すぐにプリーチャーとコニーに連絡して実行に移して、昼には美味しいサンドイッチを届けました。その発想と実行力が素晴らしいです!

ジャックとデニーのロッククライミングの場面も良かったです。デニーのお母さんは日本人という設定なのでしょうか?森林浴がそのまま”シンリンヨク”と発音されてたのが、嬉しかったです。

消防士のカイヤ、本当にチャーミング、目がきれいだなと思いました。プリーチャーとすごくお似合いです❤️

一方、ブリーはプレイデイのウソに傷ついて、距離をとることにしました。麻薬の仕事をしているのがそもそもNGだと思いますが。フェンタニルってどんな怖い薬なのでしょう?

第4話 元には戻れない

メルとジャックはキャンプに出かけた。

川べりのすばらしいロケーションについた。

誰もいないと思っていたが、3人の子供たちが走って来た。ゲイのカップルの子供たちだ。

メルとジャックは、子育てで自由時間がないという彼らに、子供の世話をするから2人で楽しめばと申し出た。

子供たちが遊んでいる時、ひとりがちょっとケガをしたが、メルが治した。

カップルが戻って来た。一人が「君が自由にさせすぎるから」と言い、もう一人が「子供は思いっきりあそばせなきゃ」と。メルたちは2人の会話を興味深く聞いていた。


プリチャーは消防士のカイヤとバーの上の部屋で一夜を過ごし、彼女は仕事に出かけた。


マリンズ医師は1日休みをとり、目の検査に行った。

結果が思わしくなく落ち込んていた彼は、デニーを釣りに誘った。

医師は、デニーとリジーの関係が深まっていることを喜んだ。

2人は釣った魚でバーベキュをした。

医師はデニーに「君を誇りに思う。君は過酷な運命を背負ってるが、誰よりも威厳を持って立ち向かっている」と言った。

デニーが「最初はとても怖くて心を閉ざした、この町に来るまでは」と言うと、医師は

「君がこの町に来る前、私は失明する可能性があると宣告された。黄斑変性症と言う病気なんだ。この目では今まで通りの治療ができない、残りの時間を数えている」と話した。

「残念だ、他の治療法は?」とデニーが聞くと、

「治験中の治療があるが、深刻は副作用がでる可能性がある、永久失明とか。もし私が医師でなくなったら、私は何者だ?」と言った。

「グランパ、僕の祖父だ」とデニーは答えた。


ホープとリジーは、コニーに誘われ、スパに来た。

”裏切り者のジョーが来るならお断り”と言ってたホープだが、ジョーはいた。コニーたちが、二人を仲直りさせようと計画したのだった。

全員でサウナに入った。リジー以外は老女たちだ。コニーが「昨日までリジーと同じだったのに、鏡を見て疑う」と言うとみんなが同意した。

その時、リディが「常に若さを保つことへのプレッシャーを感じてた。でもある日思った、なぜ自分で自分を苦しめるの?って。誰もが若さを求めるけど、誰もが年を取れるわけじゃない」と、みんなは、はっとした、リリーを思って。

次は一人一人、泥風呂に入った。

ホープは泥風呂が気に入り「脳の損傷も体も回復しそう」と言った。

しかし「あなたならすぐ回復するわ」とジョーが言うと、「邪魔してるのはあなた、ニックのために私を町長から引きずり下ろした」とホープは怒り、2人は口論に。ホープが彼女に泥を投げ、ジョーが投げ返し、文字通りの泥試合に。彼らはスパから追い出されてしまった。

リディが大笑いした、「こんな風に追い出されるのは20代以来よ」と。

ホープは全然反省なしだが、ジョーが「あなたは運転すべきじゃなかった。誰かが死んでたかも、裁縫仲間は減り続けてる、これ以上友達を失いたくない」と。

ホープは涙ぐみ「あなたに怒っているんじゃない、もう二度と前の自分に戻れないじゃないかとイラだってるの」と言うと、コニーが「正直に言うとね、ホープ、今のあなたの方がマシ」と言ったから、、みんな泣き笑いに。ホープとジョー、そして全員が抱き合った。


プレイディは、警察官のマイクを呼び出した。

「カルヴィンは死んだが、黒幕がいる、名前はメリッサ・モンゴメリー、製材所を通じて麻薬を流通させている。俺は脅された、従わなければブリーを殺すと。この仕事から抜け出さないとブリーを失う。俺が情報提供者になる」と言い、2人の取引は成立した。


夜になり、ジャック・バーにカイヤが現れた。テキーラを2つオーダーした、1つはプリーチャーに。


メルとジャックは、テントで朝を迎えた。

2人は煙の匂いを感じて、テントを出た。メルがヴァージンリバーの方角から煙が上がっているのを見た。


感 想

4話は、マリンズ医師とデニーの釣りのシーンがとても良かったです。ドグ、デニーに弱音を打ち明けられて良かったなと思いました。

そして、何よりも、5人の老女たちとリジーがサウナに行く場面が面白かったです。コニーがホープに言った言葉、最高ですね🤣

誰もが年をとれるわけじゃない」という言葉に感動しました。その通りだなと違う視点を教えられました。


第5話 厳しい試練

メルとジャックは急いで町に向かった。

町は無事だが全面通行止め。

前回の🔥の時、ホープが作った防災計画で、小学校が避難場所、バーは対策本部になる。

メルは医院を手伝うために、まず医院に行った。

ジャックはマリンズ医師から「”キャンプ”にいる人々が危険だが、国外追放を恐れて避難しようしない、説得してくれ」と頼まれた。

ジャックはその辺の地理に詳しいプレイディにお願いし、プレイディは自分のトラックで続いた。

ホープはリジーとデニーと共に、対策本部のバーに行った。

ニックが町長代理として消防局の署長と打合せていた。

プリーチャーがボランティアの指導を任され、リジーとデニーが川むこうのバードを見に行くことになった。リディは避難したはずだが。

そこに”消防士2人が負傷、医療支援要請”の無線が入り、マリンズ医師とキャメロンが現地に行った。

メルは医院で忙しく、患者の手当をしていたが、トイレで出血に気づいた、、。

彼女はすぐに自分で胎児の様子を調べたが、”胎児心拍数:0”と画面に出た、、。

しかし、医院には次々とケガ人や煙を吸い込んだ人たちが来ている、ドクとキャメロンは消防士の救助に行った、彼女は涙を拭いて、人々のケアに専念した。

メルはリリーの農場にいるエヴァから、「煙がすごい、どうすれば?」と電話を受けた。赤ちゃんに煙は危険、「すぐにクロエを連れて医院に来るように」メルは言った。


ジャックとプレイディは、キャンプに到着して、「ここは強制避難区域になっている。ここをすぐ出る必要がある」と説得した。火が目の前に迫っていた。

人々は彼らの説得に応じて避難の準備をし、まさに出発しようとした時、「ヘイゼルがいない」と母親がパニックに。ジャックとプレイディーが6歳の女の子を捜しに行った。


ブリーの裁判所での証言が始まった。

彼女は、元恋人に性的暴行を受けたと証言。彼女の弁護士は、他にも同じ被害を受けた女性がいると3人をさした。ブリーは詳しく証言を求められた。最後に「終わらせて、前に進みたい」と証言した。

休憩時間に外に出ると、警官のマイクがいた。彼女は奇遇を喜んだ。

再び法廷が始まった。ブリーは「なぜ4ヶ月前に告訴しなかった?」と聞かれた。「真のヒーローは正しいことを行う勇気があると気づいたから。恐怖を乗り越え、困難にぶつかっても信念を貫く。この国の女性の6人に1人が性的暴行を受けている。他人事じゃない」と証言した。

外でマイクが待っていた。その時、ブリーの母からの電話で、”ヴァージンリバーが山火事”だと2人は知らされた。


マリンズ医師とキャメロンは現場で2人の消防士を救助した。男性が重症、女性はカイヤだったが、彼女は軽傷だった。男性の消防士は医院に運ばれ、手当を受けた。


リジーとデニーは川向こうに行き、リディがまだ避難していないのを見た。すぐに避難するように説得した。

リディがバーに来た。その時、川向こうに避難命令のブザーがなった。ホープたちはまだ戻ってこないリジーとデニーを心配した。

デニーたちは、煙と火の中を進んでいたが、、どうすればいいのか分からなくなっていた、、。


エヴァがまだ医院に着いていない、メルは心配になり見に行った。

ジャックとプレイディは、煙と火がひどくなった山の中で、行動を共にし、ヘイデルを助け出すことができた。

ジャックは、メルからエヴァの家に行くと連絡を受けそちらに向かった。

メルが農場に着くと、家から煙が、赤ちゃんのクロエの泣き声がした。

感 想

ヴァージンリバーに大変な山火事が迫るという緊急事態になりました。

メルが流産してしまったようです、、。そんな時でも人々を救い、エヴァとクロエを救出するために農場にやってきました。

町の人たちを助けるために、たくさんの人たちが必死で動いています。


第6話 立ち上がるヒーローたち

メルは火と煙の家に入った。まず、赤ちゃんのクロエを救った。エヴァは倒れていた。

ジャックが農場に来た。メルはクロエと外に出て、ジャックがエヴァを担いで外に出た。ジャックは家畜を逃すために残った。

医院では、マリンズ医師たちが、容態が急変した消防士のジェイを救うために奮闘していた。しかし、マリンズ医師は目が見えず注射が打てない、彼はキャメロンに代わってもらい危機を脱した。

医師はキャメロンに、自分の目の病気を伝えた。

メルが煙を吸ったクロエを連れてきて、すぐに手当てが始まった。

ジャックが戻ってきた。家畜を逃すことはできたが、家も納屋も焼えたと言った。


デニーとリジーは、火と煙の中で立ち往生していた。そこにバードのトラックが来て、「ここから出るぞ」と先導してくれた。

2人がバーに戻って来て、ホープたちは心からホッとしたが、デニーは元気がなかった。

プレイディーはキャンプの人たちを小学校に避難させた後、バーに来た。

消防士の署長が「予測不可能な状況、水上飛行機を要請したが、すぐには来れない。皆さんはここで待機を」と話した。

ジャックがバーに戻って来た。火が川を越えて、こちら側にまで迫って来ている。

バーにいる人たちがパニックになった。

ホープが「落ち着いて、この町全域に強制避難命令が出た、荷物を置いてキッズキャンプへ避難しましょう」とみんなを誘導した。

ジャック、プリーチャー、プレイディーと男たちが、バーに火が移らないように動いた。

プレイディーが「迎え火をおこす。水際まで草を刈り取って燃やせ」と指示したが、プリーチャーは彼を信じられないと口論に、ジャックが「言うとおりに」と言った。

ホープがジャックに「町を救う方法を見つけた、来て」と彼を連れ出した。

2人は、農薬散布機をもっているチャーリーに、火を消すために飛行機を飛ばしてほしいとお願いにきた。「市民ラジオで呼びかけ、農薬散布仲間を集めて。今日は歴史に残る日、町を救った英雄になるんだ」と彼を説得した。

”迎え火”を起こしているプリーチャーたちのところに、消防士たちが来た。カイヤもいた。彼女は「迎え火はいい案だわ。時間を稼げた、皆を避難させて」と言った。


医院では、重体のジェイを動かせない、ドクとキャメロンは、救急チームの到着を待つと言った。

メルは、クロエとエヴァを連れて避難所に行った。

夜になった。

頭上に、飛行機が飛び、消火活動を始めた。

避難所にいた人々から歓声が上がった。

リックはホープに「立派に職務を果たした。次の町議会で、君に町長の座を返上する」と彼女を称えた。


翌朝、火は消え、バーは無事だった。

プリーチャーはプレイディーにお礼を言った。

彼は消防士の一人に「カイヤは?」と聞いた。「医院に行った。夫が病院に搬送される、ジェイさ」と彼は言った。プリーチャーはショックを受けた。


ホープは医院に行き、夫のドクに会った。ホープは、ミュリエルから夫の目の病気のことを聞いていた。「一緒に乗り越えましょう」と彼女は夫に声をかけた。

ジャックはテントにいるメルに会いに来た。彼はメルの沈んだ様子に驚いた、、メルは彼に抱きつき「ごめんなさい」と泣いた、、。彼は全てを悟った。


感 想

ヴァージンリバーの町に火の手が迫ってくる緊迫した様子が描かれました。

ホープは前町長として、落ち着いて、機転をきかせて素晴らしい働きをしました。彼女の頭の傷も治ったようですね。人々のために尽くすことが、彼女を回復させたようです。

プリーチャーが惹かれている消防士のカイヤに夫がいる、、というのは驚きでした。

メルとジャックは、エヴァとクロエを救出しました。2人とも火事の最中は、人々を救うことに力を尽くし、、ジャックがメルに会い、事情を悟ったのは、火事がおさまった後でした。

メルが流産するという流れは、ショックでした。ドラマをずっと見て来て、どれほど彼女が子供を望んでいたかを知っていたし、彼女に幸せが訪れてもいいはずだと思っていたから、、。

第7話 再出発

火事でヴァージンリバーの住人たちは大きな被害を被った。

ホープと町議員たちが、劇場に集まった住民たちに、協力を求めた。

  • ライフラインに復旧に向けて全力を尽くす。
  • 明後日 リバーロードの公園で、食品と衣類の不用品バザーを開催する。

メルとジャックは辛い時間を過ごしていた。メルはこの町ではプライベートなことがすぐに広まることを気に病んでいた。


キャメロンがマリンズ医師を訪ねた。医院が再会する前に、医師の目の病気のことを確認しておきたかったから。

医師は「君を雇った理由の1つは、私の視力が悪化したら、医院を引き継ぐ人が必要だから」と話した。キャメロンにも想像もしていなかったオファーだった。彼は「僕に務まるかどうか、少し考えさせてほしい」と答えた。


エヴァは、農場も家も焼けたので、ホープの家にいた。

「タラは、サンフランシスコで仕事のオファーを受けたので、クロエを連れて今夜発つ。私はポートランドに戻る、農場は売るわ」と彼女は言った。ホープは「農場を再現するチャンスをくれる買い手を探す」と言った。


プレイディーは家が焼けたので、バーの2階に越してきたが、プリーチャーはそのこと不満である。

ジャックに「また何か失うことになる」と言ったら、「メルと俺は娘を失った」と言ったので、プリーチャーは言葉に詰まった。

「メルを支えたい。俺は父親になることを憧れる人間じゃなかった。会ったこともないのに別れるのがつらい」とジャックは涙ぐんだ。

「いつか家族が持てるさ」とプリーチャーは慰めた。


夜、タラがメルに会いにきて、エヴァとクロエを助けてくれたお礼を言った。タラはクロエと共にサンフランシスコに出発した。


プレイディーは、ボスのメリッサに呼ばれた。彼女の要件は、”ジャックとグランピング事業をはじめ、そこを資金洗浄に利用する。彼に気づかれないように見張れ。命令に従えば、薬の流通を教える”ということだった。

翌日、プレイディーはマイクに会い、昨日の録音を聞かせた。「逮捕しよう」というプレイディーに、マイクは「状況証拠だけでは無理、決定的な証拠をつかむまで待て」と言った。


ブリーの家にマイクが尋ねてきた。ブリーは彼に、裁判の結果、被告は有罪になったと話した。


メルは「火災で多くを失ったのは私だけじゃない。自分たちだけで抱えこまないほうがいいかも、経験したつらい思いを皆で共有するの」とジャックに話した。

ジャックは「ホープに緊急連絡網で伝えてもらおう。そうすれば何度も説明しなくて済む」と言った。メルは賛同した。


翌日:

リバーロードの公園で、”食品と衣類の不用品バザー” が開催された。人々がそれぞれ不用品を運んできていた。

ホープがリジーに「あなたは、地域に貢献する仕事が向いてる。正式に採用したい、町長の補佐官に」とオファーした。リジーは喜んで受けた。

キャメロンは、マリンズ医師に「働き始めたばかりだが、町医者として町の皆さんと密接に関わった。想像以上に充実していた。こんな私でよければぜひご検討を」と返事をし、二人は握手した。

ジャックとメルもやって来た。

ホープが町民に挨拶した。

「今日は来てくれてありがとう。多くのものを失ったのに、みなさんの顔には喪失感が見られません。みんなで助け合っているのをみると心が温かくなります。力を合わせれは、立ち上がれるはず。再出発しましょう。失ったものがあるからこそ、喪失を乗り越え、今あるものに目をむけるの、皆で」と。

プリーチャーは、バザーに来ていたカイヤに話しかけた。「離婚の準備を始めている。ジェイは同僚だから余計に複雑だけど、付き合ってみる?」と彼女は言った。

彼女がその場を離れた後、ジェイが松葉杖でプリーチャーに近づき「妻は常に仕事を優先する。俺は彼女の同僚」と挑発した。

プレイディーは、マイクとブリーと親しげに話しているのをみて逆上して、マイクの胸ぐらを掴んだ。ブリーは「やめて、正式に終わりよ」とプレイディーに言った。


感 想

小さな町では、プライバシーはありませんね。メルとジャックは、娘を失ったつらさを、火事で多くのものを失った人たちも同じように辛い思いをしていると、みんなと共有することを選びました、、。

キャメロンが、町の医院を引き継ぐことになりそうです。

プリーチャーとカイヤの関係はどうなるでしょう?夫のジェイはまだカイヤに未練がありそうですね。

第8話 満月

メルは気を紛らわせようとしていた。

ドグに釣りに誘われ2人で船に乗った、ドグは「船の上では素直になれる。自分をいたわるように、癒すには時間がかかる」と優しく助言し、「医院をキャメロンに引き継いでもらうように話した、だがまだ引退はしない。君がいてくれると助かる。働くことは癒しにもなる」と言うと「喜んで」とメルは即答した。


プレイディーはブリーを取り戻すためには、メリッサを倒さなくてはならない。彼はマイクからの提案の盗聴器を身につけることを了解した。

彼はジャックから、グランピング施設の工事をまかされていた。

現場に行くと、1台の車の中にラークと娘のヘイデルがいた。ヘイデルが避難所でストレスで眠れないので、無人の車を借りたようだ。ジャックが事情を聞き、行き先が決まるまで、母娘に滞在してもいいと言った。

そこにメリッサが来た。ジャックは「オープンを少し先にのばす、学校や車で生活してる人たちをここに滞在させたい。ホープに話す」と言った。

彼女は「経理の件はプレイディーに頼んでる。メルと過ごしたいと思って」と気遣うフリをした。

ホープはジャックのオファーに感謝した。彼女とリジーが、避難所からキャンピングカーに住む家族たちを連れてきた。


プリーチャーはカイヤの為に、特別の朝食を用意した後、2人で、マウンテンバイクで山道を走った。二人はお互いの子供の頃の話や家族の話をした。

夕方、プリーチャーは彼女に夫ジェイとの関係を聞いた。彼とは基礎訓練で出会い、自信満々に見えた結婚してから不安の裏返しだと分かった。昇進を志願した時、みんなの前で彼女をけなし、彼だけ昇進し、カイヤに”仕事をやめて家に入れ”と言った、だから離婚を決心した、と彼女は話した。プリーチャーは苦労したな、と彼女をいたわり、共に歩もうと言った。


プレイディーは帰る前に、ラークに声をかけた。彼女はお礼に、ビールを勧めた。満月を見ながら2人はお互いの辛かった子供時代の話をして、いい時間を過ごした。


ミュリエルは、火事で家が修理中なので、キャメロンの家のゲストルームに滞在している。2人は医院で一緒に働き、お互いに好意を持ち始めていた。

満月の夜、パティオでステーキとワインで食事をしながら、2人はお互いの気持ちを確認し、キスをした。しかし、キャメロンは「君とは付き合えない。”もっとプロ意識を持て”と先生に言われた。僕らは仕事仲間で」と言うと、ミュリエルは「わかった」と言った。


マリンズ医師は、孫のデニーから「今朝、ローズおばあちゃんから電話があり、会いたいらしい、明日来る」と聞いた。彼は夕食時にホープに話し、彼女は会うことを承諾した。


ブリーの家に、メルとエヴァが集まり女子会。ブリーはプレイディーとは別れたと言い、エヴァは火事の日のことで落ち込んでいた。

「満月、要らないものを手放す絶好の機会だわ」とエヴァが言った。

彼女がやり方を教えてくれた。”各自、メモに手放したいと思っていることを何でも書いて燃やす。満月が心を癒しパワーを与えてくれる”と。

テラスで火を焚きワインを飲みながら、エヴァとブリーは、書いたメモのを読んで、火に焚べた。

メルは「私が手放したいものは、恐怖。再挑戦してまた失うのが怖い」と。しかし、彼女はどうしても、それを書いた小さな紙を燃やすことができなかった。

家に戻ったメルは、ジャックに「ごめんなさい、再挑戦できない。疲れたの、何度も希望を打ち砕かれて、、諦めるわ」と言った。


感 想

ジャックのキャンピングカーを、避難所にいる人たちの住居にオファーするのは素晴らしい考えです。

メルは、医院に復帰するようで、よかったです。医師の「仕事が癒しになる」の言葉がいいですね。

再挑戦するかどうか、今、それを話題にするのは早すぎなのでは?時間が必要だと思いますが、、。

カイヤの話に、驚きました!「夫が ”仕事を辞めて家に入れ”と言った」とか、「今まで会った男は皆、”女は一歩さがれ”と」のセリフに。今時、それもアメリカで、男性が女性にそんなこと言うのでしょうか?いつの時代の話なのかと。


第9話 天使の山

翌朝、ジャックはメルに「君は傷ついている、俺もだ、一人で抱え込むな」と言った。

ジャックはメルをハイキングに誘った。

彼は彼女に”エンジェルス・ピーク(天使の山)”を見せたいと思っていた。

彼らは、子供のことをずっと話しながら歩いた。ジャックは別の方法(養子)もあると言うと、メルは「自分の子供が欲しかった」と。「代理出産は?」と聞くジャックに、メルは「体も精神も負担、別の道を考える」と言った。

2人は、結論がでない話を繰り返しているうちに、迷子になってしまった。


マリンズ医師の家に、デニーがローズを連れてきた。ホープとデニーはジャック・バーに行き、医師とローズが残った。

医師は「私たちに息子がいたことをなぜ黙っていた?」と彼女を責め、ローズは「あなたを愛していたから、医師になる夢をあきらめてほしくなかった」と答えたが。

医師「私は君を愛していたが、君は私を愛していなかった」、ローズ「あなたを愛していたからこそ、真実を隠した」、とお互いに譲らず、2人の会話は物別れに終わった。


ホープはバーで、裁縫仲間に「ローズが50年も子供のことを隠していた」とグチってた。

リジーとデニーがバーに来た。デニーが「母は日本人だったが、亡くなった。父と祖母が愛情を持って育ててくれたが、父が亡くなり、祖母は僕が一人にならないように、マリンズ医師のこと(祖父)を教えてくれた」とリジーに話した。

デニーは、ローズも医師も大事な家族なので、仲良くして欲しいと願っていた。

しかしローズがバーに来て、ヴァーノン(医師)はランチに来ないと言った。

ホープがそれを聞き、家に夫を見に帰った。


プレイディーは、メリッサの命令でジャックの新しいビジネスの経理を担当していたが、怪しい会社名を見つけ、その住所に来た。そこが”麻薬の新しい流通場所”だと知った。


メルとジャックは、森の中で立ち往生した。曇っていて、太陽で方向を推測することもできない。

メルが「とことんついてない、次に何が起こる?」と言った途端に、激しい雨と雷⚡️になった。

2人は大雨を浴びながら、突然大笑いをした、そしてキスを。

「俺たちなら抜け出せる、迷いからも、森からも」

ジャックが振り向いた先に、エンジェルス・ピークへの道標があった。


雨の中、ホープが家に戻ると、夫が「自分の人生を振り返って”これでよかった”と。運命は私を君へと導いてくれた」とホープにキスをした。

バーでは、ローズがデニーに、これからどうするつもりなのかと聞いた。デニーは「病気になったがリジーと出会った。彼女と一緒にいたい」と言った。

ローズが、医師と仲直りできなかったと謝っている時に、医師とホープが来て「ローズ、君のおかげで最愛の孫に巡り会えた」と感謝した。ローズは「本当にごめんなさい」と謝り、2人は和解、5人でランチを囲んだ。


ミュリエルとキャメロンは、昨夜のことで気まずかったが、マリンズ医師が休みだったので、医院を2人で切り盛りした。

ミュリエルがキャメロンに「先生に気兼して別れるのはイヤなの」と正直に話すと、彼も同じ気持ちだった。二人は、先生に話すことにした。


メルとジャックは、エンジェルス・ピークについた。素晴らしい景観、雨は上がっていた。

ジャックは「俺はヴァージン・リバーに来た時、道に迷っていた。どん底だった、だが俺は前に進み続けた。君が辛いのはわかる、だが一緒に前に進もう」と言い、メルは彼の言葉を受け入れた。「そうね、やっぱり育てたい」と。


カイヤがバーで、プリーチャーの特別料理を楽しんでいた時、夫のジェイが松葉杖をついてバーに来た。

「アラスカで山火事発生、明日出発する。指揮官に任命された。チームリーダーを引き継いでほしい」とカイヤに言った。彼女は荷造りに帰った。


夜、ローズはデニーに「ヴァーノン(医師)と話してつくづく感じた、若い時の選択が人生を左右するって。あなたはこの町に留まるべきじゃない」と言った。


ジャックは、夜中にプレイディーがトレーラーにいるの見つけ、「俺のトレーラーで麻薬の密売を?」と疑った。


感 想

道に迷ったジャックとメルが、当然の大雨と雷⚡️に打たれて、大笑いする場面が好きでした!あまりのついていなさに、大笑いする気持ちが分かるなぁって。大雨に打たれて、わるいつきが洗い流されて、爽快な気分になったのでしょう。養子をとって、育てることにしたのだろうと思います。

マリンズ医師は、本当にホープを愛してますね。

様々なカップルが誕生してるようです。

ブリーとマイク、プレイディーとラーク、ミュリエルとキャメロン。

第10話 勤労感謝祭

プレイディはジャックに「黒幕はメリッサ、マイクに協力して潜入捜査をしている」と話した。そこに、メリッサと手下たちが来て、プレイディは彼らに拉致された。

ジャックは、すぐに彼らの後を追い、同時にマイクに連絡し、応援を頼んだ。

メリッサたちはプレイディを麻薬流通倉庫に連れてきた。プレイディが彼らを偵察していたことがバレていた。ジャックはわざと音をたて彼らの注意を引いた。

逃げ出したメリッサは、駆けつけた警察に捕まった。マイクが、ジャックとプレイディの無事を確認した時、残っていた手下に撃たれた。病院に搬送されたが、、。

プレイディはFBIから事情聴取から戻ってきたが、無罪を証明するにはマイクの証言が必要。

マイクのベッドの横にはブリーが付いていた。プレイディはそれを見て2人の関係を悟った。

グランピングサイトにFBIが来たとの知らせを受けて、ジャックとプレイディは現場に戻った。

ジャックがここの所有者だというと、FBIが「事件の証拠としてこのサイトの全てをFBIが差し押さえる、半年から6年」と言った。

キャンピングカーに避難していた人たちは行き場を失ったが、ニックの民宿の焼失を免れた棟に移動できることになった。


メルは職場復帰の初日で、医院に行った。スタッフ会議が開かれた。

議題:

1. ミュリエルに正式な肩書が付与され、”事務長”になった。

2. 今後地域のためにできることは?

  • 医院から遠い住民のために、遠隔医療導入
  • 産院事業をはじめる。妊婦が落ち着ける雰囲気の中で、妊娠前のカウンセリングや授乳相談、産後ケアを行うのは?メルの提案に全員が賛成した。

3. メルの職場復帰のお祝い

ミュリエルは、マリンズ医師が1人になった時に、キャメロンと真剣交際のことを話した。

医師は「医院は患者のために働く職場、ここにいる間、プロ意識を貫けるなら、何も言わない。行動に気をつけるように」と彼らのことを了承した。

医師に、治験の件で電話があった。


マイクが目を覚ました、ブリーが横にいた。彼はFBIから事情聴取を受けた。

ブリーとマイクは、お互いの気持ちを確認した。

ジャックは、子供たちとの将来のために買った土地が、この事件で水の泡になり気落ちしたが、メルは「私たちが一緒にいればそれが家よ」と慰め、一緒に感謝祭に行った。


感謝祭は大盛況。

ホープはリジーの働きを評価し、リジーは、ホープが自分を信頼して任せてくれたことに感謝した。

シャーメインが、マリンズ医師に声をかけた。彼女は元気そうだった。「先生が励ましてくれたおかげ自立していくことにした」と話した。彼女が帰ろうと車に来た時、男が声をかけた。死んだはずのカルヴィンだった。彼は「双子の父親になりたい」と、、、。

マリンズ医師は、ホープに「治験に空きができその座を射止めた。リスクは承知、君に相談すべきだったが」と言うと、ホープは「30年間ずっと寄り添ってくれた。だから何があってもあなたのそばにいる」と彼を励ました。治験は年が明けてから、4ヶ月先である。

リジーは仕事を終えデニーと話す時間ができた。2人はお互いに話があった。デニーが「昨夜祖母から ”旅に出て医学部に進め”と言われた。君は?一緒にきてくれるかな」と言うと、リジーは「私、妊娠したかも」と言った、、、。

カイヤは、アラスカ行きをやめ、ここで任務することにした。プリーチャーと彼女は感謝祭に来た。カイヤに新しいボスから電話。「アルダーグローブの近くで清掃中に遺体を発見した。誰かが埋めたのかも」と電話の内容をプリーチャーに話した。彼の脳裏に、ペイジのDV夫を自分が埋めた記憶が蘇った、、

メルはエヴァと会い、農場は全て焼けたけれど、古い木製のブランコだけ残っていると聞いて、ピン!と来た。

メルはジャックを農場に連れてきた。木のブランコが残っていた。「奇跡だ」とジャックは感動した。農場でブランコを初めて見た時、メルは彼に「昔は獣医が夢だった、農場で子供に囲まれるのが」と話した。ジャックは「夢は不思議だ。忘れた頃に叶う」と言ったのだ。

「今がその時なら?私たちの家を建てるのはここしかない」と、「完璧だ」と言い、2人はキスをした。


🎄ホリデーシーズン🎄

メルたちはクリスマスの準備で忙しい。LAの姉のジョーイから衝撃の電話が、、。

「クリスマス用品の箱に、ヴァージン・リバーから送られたママ宛のラブレターが山ほどでてきた。ママは町の誰かと不倫してた、あなたの父親かも」と。

シーズン5 全体のまとめと感想

シーズン5、すごく面白かったです。

色々な出来事が起きました。

ヴァージン・リバーが山火事に見舞われ、人々がそれに立ち向かい、たくさんの物が失われたけれど、それで得た多くの物と、協力しあって立ち直ろうする姿が感動的でした。

メルはジャックの子供を妊娠をしたけれど、流産という悲しい結果になりました。しかし、2人は”視点を変えて”、前に進んでいくことに決めました。

ジャックが家族のために事業を始めようとしたグランピングサイトが、麻薬に利用され、FBIに差し押さえられてしまった。そこで、奇跡的に焼失を免れた農場の”木のブランコ”、この農場を2人が買うと決める最後の流れまで、すごくいいお話だったなと思いました。

しかし、シーズン5もまたまたクリフハンガーの終わりです。

  • シャーメイン、やっと落ち着いたかなと思ったら、まさかの人物が双子の父親として出現
  • プリーチャーが関係する掘り起こされた遺体
  • リジーの妊娠?
  • そして一番の衝撃、メルの(生物的)父親がヴァージン・リバーにいるかもしれない?

ここで終わり?と取り残された気持ちですよね。


11月30日にリリースされた『ヴァージンリバー シーズン5、11話・12話(ホリデー・エピソード)』は、以下でアップしていますので、ご参照ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Drama
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