『いつかの君に 』1話~12話(最終回)までのあらすじと感想 *ネタバレあり

画像:NETFLIX

2023年9月8日配信のNetflix オリジナルシリーズ 韓国ドラマ『いつかの君に』。1年前にこの世を去った恋人の死を乗り越えらずにいる女性ジュニが、1998年にタイムスリップし、自分と同じ顔をした女子高校生になる。そこで亡き恋人そっくりの男子高校生ナム・シホンに出会う。2019年 台湾ドラマ「時をかける愛」のリメイク。

アン・ヒョソプさんとチョン・ヨビンさんが、現在の30代の大人と1998年の高校生(25年前!)の2役を演じられるようです。切ないドラマの予感、楽しみです。

*ネタバレあり

予告と基本情報

恋人の死を乗り越えられない女性が目覚めると、そこは1998年の世界。しかも目の前には、亡くなった恋人と同じ顔の青年がいて。 ーNetflix よりー

放送局:Netflix

配信日:2023年9月8日 全12話 一挙配信

ジャンル:ロマンス、ヒューマンドラマ

演出:キム・ジンウォン

脚本:チェ・ヒョビ

原作:台湾ドラマ「時をかける愛」

登場人物とキャスト

ク・ヨンジュン(アン・ヒョソプ):ハン・ジュニの恋人で、1年前の2022年にこの世を去る。

ナム・シホン(アン・ヒョソプ):1998年 高校生

〔出演作〕『社内お見合い』社員に恋に落ちる若い社長をユーモアたっぷりに演じられておられます。


ハン・ジュニ(チョン・ヨビン):1年前に恋人ク・ヨンジュンを亡くし、彼の死を乗り越えれらずにいる。

クォン・ミンジュチョン・ヨビン):1998年 高校生

〔出演作〕『ヴィンチェンツォ』では辣腕弁護士を、『グリッチ ー青い閃光の記録ー』では、青い閃光と共に突然消えた恋人を捜す主人公を演じられました。UFOの記憶と宗教が絡み合う面白いドラマです。今回はどんな姿をみせてくれるでしょう?


チョン・インギュ(カン・フン):1998年 高校生。ナム・シホンの親友

〔出演作〕『シスターズ』3人姉妹の次女を献身的に支える好青年を演じられました。


第1話 あらすじ

1998年

クォン・ミンジュは『27レコード』の店番をしていた。同級生の男子、ナム・シホンチョン・インギュが店に入ってきた。

ミンジュはクラスにいても全然目立たない女子で、ナム・シホンはスポーツ抜群で女子から人気、チョン・インギュはおとなしい男子。インギュはミンジュが好き。

店で流れていた歌、ソ・ジウォン『涙を集めて』が気に入ったシホンは、レコードかカセットを探したが売り切れ、ミンジュは彼のために注文し、連絡先のポケベルの番号を書いてもらった。

ある朝、ミンジュはバスに乗り遅れた。

そこに、スクーターに乗ったシホンとインギュが現れ、彼女はインギュのスクーターの後ろに乗って学校に着いたが、3人とも遅刻。そろって罰ゲームをさせられた。

別の日、理科の授業で3人組で実験の課題、あぶれたミンジュ、シホン、インギュが組んだ。

また別の日、ミンジュは『27レコード』の店番をしていた。シホンがひとりで入ってきて、彼女の名前を聞いた。「クォン・ミンジュ」と彼女は答えた。


〔2023年〕

ハン・ジュニは、飛行機事故で、恋人のク・ヨンジュンを失った。

彼は、ニューヨークに赴任中のジュニの誕生日に、彼女に会いにいくところだった。

ヨンジュンは、ジュニのニューヨーク行きを反対していたが、ジュニは1年だけ、将来の生活の安定のためにも必要だと、自分の意思を貫いた。

現在、ジュニは韓国に戻っている。

1年目のヨンジュンの供養が教会で行われた。ジュニは参加したが途中で抜け出した。遺体が発見されていないのに、彼が死んだことを受け入れられない。

彼のお姉さんが追いかけてきて、彼女を手を見て、「ヨンジュンからの指輪をはめることもなく、可哀想に。あなたがニューヨークに発つ前に、誕生日のプレゼントの中に指輪を隠すと言ってた」と言った。

ジュニは、彼から誕生日にもらった木工の宝石箱を調べてみた。ヨンジュンは木工職人だった。

彼女が一番好きな”シャクヤクの花”が表に掘ってある美しい箱。丁寧に細かく仕切られた2段の宝石箱。よく見ると下段の横に小さな引き出しがあった、、、ジュニは涙を止められなかった、、。


”飛行機墜落事故から1年、追悼式を開催”というビルボードの画面を見て、ジュニは息が苦しくなった。

同じ画面を、髪の長い男性がパソコンで見ていた。彼は杖をついて立った。頬に傷があった。


事故の前の年の誕生日には、ヨンジュンが シャクヤクの花束と夕食をテイクアウトして持ってくれた。「あなたの誕生日は一生おまかせを」と彼は約束してくれたが、、。

ジュニの職場に シャクヤクの花籠が届いた。差出人の名前はない。ジュニは受付に聞きに行った。「男性から、先ほど外へ」と言われて走ったが、その時、ヨンジュンのお姉さんから「ヨンジュンの死亡届をだした」と電話があった。

チャニョンから電話で、ジュニは、久しぶりにヨンジュンの作業所へ行った。

彼は「部屋を整理していたら出てきた」と箱をだした。

中には、”並木道を走っている少女の後ろ姿の絵” が入っていた。ジュニは、ヨンジュンがその絵を描いているのを知っていた。初恋の人?と尋ねたら、彼は笑ってごまかした。

彼女は、ヨンジュンとよく来たカフェに来て、彼にメールした。彼と話したい時、彼女は一方的にメールした、もちろん既読はつかない。

「ヨンジュン、今日は私の誕生日だよ。一生任せてと約束したよね。祝ってくれないの、待ってるから」と。

ーー1枚の写真が送られてきたーー

”27レコード”の前の3人の高校生の写真。右の男子は、ヨンジュンそっくり、真ん中の女子は自分に似てるが自分でない、左の男子は知らない。

送り主のアカウントを見たが他に写真はなかった。

ジュニは、写真の少女が、ヨンジュンの初恋の相手かなと思った。


感 想

台湾のドラマのリメイクだそうですが、未視聴なので、全く白紙でドラマを見始めました。

現在のハン・ジュニがつらいですね、、。

誕生日にジュニに会うためにニューヨークにくる飛行機事故で、最愛の恋人を亡くした、、つまり誕生日と最愛の人が亡くなった日が同じ。(『生まれ変わってもよろしく』もそういう設定でしたが)。

でも、ヨンジュン、生きてますね。ジュニの誕生日に会社に”シャクヤクの花籠”を届けました。

3人の高校生の写真を送ったのも、ヨンジュンですよね?ジュニはそれが1998年の写真だとはまだ知りませんが。

第2話 あらすじ

〔1998年〕

学校では、ミンジュは根暗と言われ、インギュは障害者と言われていた。

ある日、インギュとミンジュは2人で学校から帰った。

ミンジュが「シホンとはいつから友達?」と聞くと、「小学校の時から」とインギュは答えた。

「右耳が聞こえないので小学校の時から補聴器をつけている。それから”障害者”とからかわれて学校も嫌になった頃、シホンが現れた。”それは何?かっこいいものをつけてるね”と言い、その日から、からかう子がいたら懲らしめてくれた」と話した。

「補聴器が気にならないなら、君も友達」と彼が言い、ミンジュは彼らの友達になった。


ミンジュが家にいると、下から父と母の争う声が聞こえた。

「ドフンは俺が育てる」と父、「そんな態度ならドフンを連れて姿を消してやる」と母。

ミンジュは「いい加減にしてよ。ドフンのことしか頭にないの、私はどうなってもいいの」と泣いて外にでた。

ベンチで泣いているとシホンが来た。泣いてる理由を話してくれると、俺も秘密を教えると言った。

ミンジュは「親が弟にしか関心がない。いつもそう、私の誕生日は忘れるくせに、弟の誕生日はケーキもプレゼントある」と言った。

シホンは「俺の秘密は、高2が終わったらアメリカに移住する。IMF危機のせいで店が潰れた。インギュはまだ知らない、悲しむから絶対秘密に」と言った。


「27レコード」に、ミンジュが注文したシホンのカセットが届いた。

誕生日の夜、彼女が「27レコード」を閉めると、シホンとインギュがケーキにローソクをたて、🎵ハッピーバースデイ🎶と歌いながら現れた。

ミンジュは、願い事をしてロウソクの火を消した。公園で3人でケーキを食べ、2人から”カセットデッキ” をプレゼントしてもらった。

ミンジュはシホンにスクーターで家まで送ってもらった。彼女は、ソ・ジウォン『涙を集めて』のカセットをお礼だと渡した。

「さっき、あなたと両思いになれますようにお願いした」と彼女が言うと、彼は「お前を好きにならない」と言って帰った。

ミンジュは泣いた。涙を拭いて家に入ったが、真っ暗、、電気をつけると、部屋は荒れ放題で、母と弟のドフンは家を出ていた。

ミンジュは泣きながらおじさんに電話、「すぐに行く」とおじさんは言ったが、ミンジュは外に捜しに出た。


〔2023年〕

ジュニは写真の「27レコード」を検索したが、すでに閉店していた。

ソ・ナウン(同僚)が、”27レコード”のオーナーが新しく ”カフェ27”を開いたと調べていた。

ジュニは帰りの地下鉄の向かいのホームに、ヨンジュンに似た人がいるのを見た。必死で走って行ったが、いなかった。そんな彼女の後ろ姿を杖をついたヨンジュンが見ていた。


ジュニは、職場でパッケージを受け取った。

就業後、ナウンと「カフェ27」に行った。

オーナーはジュニを見て絶句、そして「ミンジュ」と言った。

ジュニは、送られてきた写真を見せて、オーナーと話した。

それは彼が撮った写真だった。女の子はクォン・ミンジュ、彼の姪で時々店番をしてくれた、男子生徒の名前は知らないと言った。

ジュニが「姪御さんの連絡先を伺っても?」と聞くと、オーナーは沈黙してから「ミンジュはずっと前に他界しました」と言った。

彼女は1998年に亡くなっていた。1998だとヨンジュンは小学生だから、あの写真の子はヨンジュンではないはず、、。

ジュニがバスの中でパッケージを開くと、カセットデッキとテープが入っていた。ソ・ジウォン『涙を集めて』”この曲が一番幸せな瞬間に誘ってくれますように”のメモと共に。

ジュニはそれを聞きながら、”ヨンジュン、今年の誕生日の願いごとは”あなたに会えますように” とメールした。


〔1998年〕

ミンジュは、母と弟を捜して走った、その時、車のヘッドライトが向かって来た。

〔現在〕

ジュニは目をつぶり、カセットを聴いていた。彼女のヨンジュンへのメッセージが全て既読に変わった。


〔1998年〕

ジュニが病院のベッドに寝ている。

ナウンが「ミンジュ、また来たぞ」と声をかけ、ヘッドホーンを彼女の耳に入れて、カセットデッキをオンにした。

ジュニは目覚めた、、「ヨンジュン、会いたかった」とジュニは、ナウンにしがみついた。


感 想

不思議なお話ですね。

タイムトラベルを材材にしたドラマをいくつか見たことがありますが、現在の自分が、過去に行く場合も、自分は自分だったと思います。

しかしこのドラマは、2023年のジュニが、1998年の病院のベッドで目覚める、そこに寝ていたのは”ミンジュ”だったはずですが、彼女はどうなったのか?ジュニは、これから1998年のミンジュとして生きることになるのでしょうか?


それにしても、ミンジュが可哀想すぎで、、。誕生日に家に帰った時、部屋が暗かったのは、”サプライズ!”ってお祝いがあるのでは?と期待した私は、あまりにも楽天的でした。

”IMF危機”、韓国にとっては大変な経済危機だったようですね。(『二十五、二十一』もその時代のドラマでしたが)。

だとしても、母親が、娘だけ置いて、息子と家を出ていくっていうのはキツすぎです。

第3話 あらすじ

〔1998年〕

病院のベッドで目覚めたジュニは、ナム・シホンに抱きついて「ヨンジュン、会いたかった」と泣いた。シホンは戸惑った。そこにインギュが入ってきて、「ミンジュ大丈夫か?」ときいた。

「なぜミンジュと呼ぶの?」と聞く彼女に、シオンたちは??

彼女は頭が痛かった、ジュニの記憶ミンジュの記憶が入り混じっていたから。

今日の日付を聞くと、1998年の6月15日だと。

彼女は、ドフンとお母さんを捜してて、交通事故に遭ったことを思い出した。


クォン・ミンジュは閉じ込められています。ハン・ジュニの意識がクォン・ミンジュの肉体を占領してしまったので、ミンジュの意識は本人の奥深くに閉じ込められてしまったのだと思います。

ジュニは1998年では、クォン・ミンジュとして生きるので、1998年のミンジュを青字で表記します。ミンジュ=ジュニという意味です。しかしまだこの時点では、ジュニは、自分がミンジュの体に入ったことに気づいていません。


母が意識不明の自分を残し家に戻ったと知り、怒ったミンジュは男子二人と一緒に家に帰った。

ミンジュはすごい剣幕で母に文句を言い、偉そうにソファでゲームをしているドフンを叩いた。今まで見たことのないミンジュにみんなは唖然!🤣

彼女は病院に戻り、記憶検査を受けた。本人は交通事故に遭い、気を失ったと思っていたが、母と叔父から「頭から血を流して倒れていたのを通報された。警察は何者かに後ろから鈍器で殴られたと捜査している」と聞いた。


ミンジュは退院した。自分の部屋でクローゼットを見ても、服が趣味じゃない。

引き出しを開けると、鍵付き日記が出てきた、鍵はポーチに入っていた。

日記を読むが ”いつも一人ぽっち”と暗い内容で、これ私が書いたの?と納得いかない。シホンへの思いも綴られていた。


シホンがチキンを買ってきて、2人で外のベンチで食べた。

彼が「誕生日に言ったことは気にせず、今まで通り友達で」と話すと、ミンジュは「フラれたのに無理ね。友達に告白するものじゃない」とサバサバと言った。彼は「ほんとにミンジュか?人事のように話してる」と驚いた。

「そうなの!日記の内容も、今までの言動を思い返しても、自分のことだと思えない。ヨンジュンにフラれたよね?私なら告白で失敗しない」と自身満々。シホンが「教えてくれ、ク・ヨンジュンって誰?」と聞いた。

「長い夢をみた後のような感覚で、夢の中の自分が本当の私だと感じちゃう。夢の中で、私はハン・ジュニであなたク・ヨンジュン。ジュニだった私はハキハキしてて仕事もできる人。ヨンジュンとは大学で出会って、あなたはの私のことをずっと前から知ってるようだった。大学を出た後、一緒に暮らし始めた、すごく幸せだった。結婚の約束もしてた、でも事故でヨンジュンが死んだの。もういないとわかっていても受け入れられなくて」と涙ぐんだ。

シホンは家に帰っても、ミンジュの話が頭から離れなかった。


放課後、シホンとインギュは、犯人を捜しにいくとミンジュを連れ出した。

彼女が交通事故に遭ったという場所と、実際に彼女が発見された空き地に行った。2つの場所はかなり離れていた。彼女には、事故(と思っている)以降の記憶はなかった。

インギュが彼女をスクーターで送って帰った。そして「君が好きだ。ずっと前から見てた」と告白した。

「君が屋上で一人で何か言ってた、その唇を読んだ。”1人でいるのはうんざり、私のこと分かってほしい。ありのままの私を受け入れて”と。あの時、”分かるよ、君の疎外感が” と言いたかった。答えはいい、ただ分かってほしいんだ、君は僕にとって大切な人だと」。

ミンジュは鍵付き日記に「インギュの告白を聞いている時も自分のこととは思えなかった」と書いた。

彼女は学校にも通いだし、いつもの日常に戻った。

〔本当のミンジュは意識の中に閉じ込められたままだった〕


ミンジュが『27レコード』で店番をしていたある日、シホンとインギュは店で漫画を読んでた。叔父さんが来て、店の前で3人の写真を撮ってくれた。

ミンジュは日記を書いた、”時間が経つにつれてあの夢も薄れてきた”と。


ある日、ミンジュが店で居眠りをしてたら、叔父さんが入ってきた。

刑事が二人、事件のことで店に来た。ミンジュは現場で発見された”補聴器”の写真を見せられた。

インギョと歩いて帰った日に、彼が見せてくれた補聴器だった。

彼女は思い出した、あの日、車にひかれそうになったのを誰かに助けらえたが、暴行されそうになり逃げ、後ろから何かで殴られたことを。犯人は学校の制服を着ていて、彼女は気を失った。


〔2023年〕

ジュニはバスの運転手に、終点ですよと起こされた。そこは、2023年のソウルだった。

1998年のノクサンで、クォン・ミンジュだったのは夢だったのか?

バスを降り、彼女は、携帯に入れた”27レコードの前の3人の写真”を見て歩いた。

杖をついたク・ヨンジュンがジュニの後ろ姿を見ていた。

家に戻ったジュニは、ヨンジュンへのメールが既読になっているのに驚いた。

ヨンジュンに電話をかけた、呼び出し音が鳴り、、、相手が電話をとった。


感 想

すごくよく出来てて、面白いですね!

ジュニが、1998年にタイムトリップして、クォン・ミンジュの体に入りこむのですね。

実際のミンジュは誰かに殴られて意識不明で病院に運ばれた。彼女が気がついた時に、言動が変でも、周りの人たちは頭を打ったせいだと思っている。(母は弟を連れて家出していませんでした。)

この時点で、ジュニは、自分のをミンジュだと思っている。しかし、洋服や日記帳を見て違和感を感じ、インギュの告白にもピンとこない。

しかし、普通に日常生活に戻っています。

「27レコード」店の前で撮った3人の写真、真ん中の女の子はミンジュではなく、ジュニなんです。

2023年の誕生日のその写真を受け取ったジュニは、真ん中の女子高校生が自分だとは知らないわけで、、ほんと複雑で、面白い!

2023年のソウルに戻ったジュニは、ヨンジュンへ電話をしたが、電話をとった相手は誰なのか?


第4話 あらすじ

〔2023年〕

ク・ヨンジュンは、ジュニから電話を受けた、しかし、何も言わずに切った。

彼の部屋に「カフェ27」のオーナーがやってきた。ヨンジュンは「ジュニと同じバスに乗った。電話にも出た、何も話せないのに。今までの辛抱が無駄になりかけた」と言った。

翌日、ジュニは会社の同僚の力を借りて、昨日電話に出たケイタイの位置情報を調べた。

カフェ27”、支払い人は”ナム・シホン”だった。

ジュニは、カフェ27に行った。オーナーは留守で、閉店まで待ったが戻らなかった。オーナーに伝言を伝えて出た。

ジュニは帰り、ヨンジュンの工房に寄って、チャニョンと一杯のんだ。


「カフェ27」のオーナーから電話があり、会いに行った。

ジュニは、「ここに伺ったのは、死んだ恋人の電話番号を使う人に会うため。名前はナム・シホン。ここで最後に携帯の電源が入った。全てがここにつながる、数日前、自分がオーナーの姪になる夢を見た」と話した。

「私もあなたにおかしな話を。生前ミンジュがこう言いました。”私はミンジュじゃなく、ハン・ジュニだ”と。その時は聞き流したが、あなたに会って、思い出した」と。

そして彼はジュニに封筒を渡した。

ジュニが自宅で開けると、彼女が夢で見たミンジュの”鍵付き日記帳”だった。

中を開けると、そこには、ジュニ本人が彼女の字で書いた内容があった。

そして、”彼がク・ヨンジュンだ”と書いた一行が最後だった。

彼女は「行かなくちゃ」とカセットプレーヤーを聞いた。


〔1998年〕

「27レコード」で居眠りしていた、叔父が来て音楽を切り、ミンジュは目覚めた。

「警察が来た?」と彼女が聞いたすぐ後、刑事2人が入ってきた。「現場に落ちていた補聴器の写真?」とミンジュは聞き、今日の日付が1998年7月9日と確認した時、”夢じゃなかった。自分がミジョンの体に入っている”と確信した。

ミンジュは、急いでシホンを捜して走った。

ヨンジョンとタイムトリップの話をした時、彼はこう言った。

「いつでもいいからお前に出会う前に戻りたい。そして自分にこう言う、”いつの日かある女の子に出会うだろう。そしてその子のことを心から愛するはず。その子の手を決して離すな」と。

ジュニは「私はあなたに会いにいく。あなたを見つけてこう言う、”この私がいずれあなたが好きになる唯一の人だ”と」。

ミンジュはシホンを見つけた。彼女は涙ぐんでいた。彼は雑誌のアイドルに夢中だった。ミンジュは怒って帰った。冷静に年齢を考えると、シホンはヨンジュンであるはずがない。

「27レコード」に戻り、日記帳を確認すると、”彼がク・ヨンジュンだ”と書いたページが消えていた。

シホンは、涙ぐんでいたミンジュを気にしていた。

インギュに、一緒にミンジュの家に行こうと誘ったが、彼に「ミンジュのことは僕に任せて。応援すると言ってたよね、なら距離を置いて欲しい」と言われてしまった。

家に戻ったミンジュは、「会社があるのに、2023年に戻る方法は?」と考えていた。


翌日、インギュとシホンはの仲はギクシャクしていた。放課後、シホンはすぐにミンジュの家に向かった。インギュは先生に呼ばれた。

ミンジュは音楽を聞けば2023年に戻れるはずと一晩中聞いていたが、1998年のまま。

シホンの合図で、ミンジュは外に出て、一緒に丘に登った。

大きな木の下に座り、シホンは聞いた。

「理由は?泣いていただろう」と。しかしミンジュは眠くて仕方がない。

「話もある。俺たちが仲良くなったのはインギュのおかげ、俺がお前たちの仲を取り持とうとして、友達になった、、云々」延々と話した。

ミンジュは芝生に横になりすっかり寝ていた。

シホンも寝っ転がり彼女の方を向いた。「昨日泣くお前を見て、胸のどこかがズキズキした。お前が泣くと俺も泣きたくなる。なぜ泣いていたか教えてくれ」と話しかけ、彼女の頬に触れた。

「言わなくていい、言わなくてもすぐわかる」とヨンジョンは言ったのだった。

ミンジュは目覚めた、シホンの寝顔が目の前に。「なぜ?ヨンジュンじゃないのに、あなたは顔も声も寝てる姿まで同じなの?」彼の頬に触れた。


感 想

杖をついて足を引きずっている男性は、ヨンジュンなのか、シホンなのか?2人は同一人物なのか?多分同一人物でしょう。

「カフェ27」のオーナーが彼の部屋に来た時には驚きましたが、事故で亡くなったことになってるので、誰かお世話をする人が必要。「カフェ27」の2階にいるのは納得できる展開でした。彼らには何か計画があるのでしょうね。

ジュニは、自分が1998年のミンジュの体に入ったことをすんなりと受け入れていましたね。

丘の上に寝っ転がるミンジュとシホンの絵は美しかったです❤️


第5話 あらすじ

〔1998年〕

インギュは、警察に呼ばれて、6月10日の夜のことを聞かれた。ミンジュが発見された現場に、彼の”補聴器”が落ちていたから。あの日、シホンと一緒にミンジュの誕生日を祝った後、彼は先に帰ったが、実は2人の後を追ってミンジュの家に行き、彼女がシホンに告白するのを隠れて見ていたのだ。

警察で、なぜミンジュの家に行ったのかと聞かれたが、「言いたくない」と返答し、インギュは容疑者になってしまった。


ミンジュは、2023年に戻った時の「カフェ27」のオーナーの話を思い出していた。

1998年10月13日、ミンジュは殺された。あなたが98年へ行きミンジュになる夢を見るのも、あの子の身に起きたことと関係があるのでは?何かの縁で2人が繋がっていたら、その縁で過去を変えられたら、あの子は死なずにすむかも」

ミンジュはカレンダーを見た。1998年10月13日まであと3ヶ月しかない、このままだと私が殺される、、?

彼女は叔父さんと二人っきりになった時、「私が以前のミンジュと違うのには理由がある。私は別人、2023年から来たハン・ジュ二。2023年の叔父さんから日記を渡され、1998年に行き、ミンジュの運命を変えてくれと頼まれた」と話したが、、、叔父さんは、ミンジュが頭を打っておかしくなったと思った。


インギュが警察に呼ばれたことは、クラスにすぐ知れ渡り、”容疑者”とウワサされた。先生からもしばらく学校を休むように言われた。

シホンはミンジュに助けを求めた。ミンジュはインギュとシホンと一緒に警察に行き「自分を襲ったのはインギュじゃない、補聴器は私が落とした物、誕生日を祝ってくれた後、片付けをしてる時に見つけて預かっていた」と話し、彼の容疑は晴れた。

3人でジャジャーメンを食べた時、シホンの食べ方のこだわりが、ヨンジュンを同じで、ミンジュはまた戸惑った。彼女は、ヨンジュンから聞いた”ギャグ”を2つ話したが、彼はそれには反応しなかった。

シホンは、木工で何かを作りながら、ミンジュのことで頭がいっぱい。

夜、ミンジュは叔父さんから呼び出され「お前が未来から来たハン・ジュニなら、姪クォン・ミンジュはどこにいるんだ?」と聞かれた。ミンジュは「わからないが、叔父さんと私の目的は同じ。叔父さんは可愛い姪を取り戻したい、私は2023年のハン・ジュニに戻りたい。お互いに助け合いましょう。ミンジュがこの体に戻ってきたらいい大学にいけるように勉強する」と言った。

7月の模擬試験が終わった。ミンジュはクラス対抗バスケの試合に誘われた。男子生徒たちがミンジュがバスケで活躍してると大騒ぎ、彼女の活躍でクラスが勝利した。

ミンジュはシホンとインギュに、犯人の目を引くために変わった、犯人はこの学校の生徒、制服を着てたことを思い出したことを話した。

”犯人を早く捕まえなきゃ、1998年にミンジュを殺した犯人と関係あるかも”と(ジュニ)は思っていた”。

試験の順位が学校に貼られた。ミンジュは131位。インギュが学年1位、シホンは5位だった。ミンジュは、インギュに数学を教えてもらうことにした。

シホンは小学生の女の子を2回助けてあげた。その子が「お兄ちゃんありがとう。私の名前はハン・ジュニ、覚えててね」と言った。

夜、ミンジュの部屋を見ている怪しい人影が、、。


感 想

ジュニは、「カフェ27」のオーナーから、1998年10月13日にクォン・ミンジュが殺されたが、”過去を変えられたら、あの子は死なずにすんだかもしれない”と聞かされた。

1998年のミンジュの体に入っているジュニは、それまでに犯人を見つけなくては、自分の命が危険。ミンジュ(ジュニ)は、1998年の叔父さんに事情を話すが、彼がそんな話を信じるはずがなく、、複雑です。

シホンは、事故以来すっかり変わったミンジュに、つまり、ジュニに惹かれている。

でも、インギュが好きなのは、本当のミンジュですね。

ここに小学生の”ハン・ジュニ”登場で、この子と2023年のハン・ジュニは同一人物ですね。

最後に出てきた怪しい人影、彼が犯人でしょうが、2023年のヨンジュンの木工房の同僚、オ・チャニョンと同じ顔、、どういうことなのでしょう?

第6話 あらすじ

放課後、ミンジュは図書館でインギュに数学を教えてもらった。

インギュが窓から外を見ると、ネコがいた。ミンジュと一緒に帰った時、彼女が野良ネコにエサをあげて、世話をしていたことを思い出した。

彼は、ミンジュに「来て」と言って一緒にネコを見た。「会いにいく?」と聞くと「ネコな苦手なの」と彼女が言ったので、インギュはとても混乱した。

「今の君は前のミンジュと違う気がする」と言った。ミンジュは「もう少し待って、あなたが知ってるクォン・ミンジュはすぐ戻ってくる」と言った。

また怪しい男子生徒が二人を見ていた。


シホンは学校でメモを渡され、校舎裏に行った。ミンジュだと期待して行ったが、、。

インギュが気になり木の影から見ていると、ミンジュが後ろから彼の肩を叩いた。

シホンを呼び出したのは、ピョン・ダヒョンだった。

「あなたが好き、つきあってみない?私たち格が釣り合ってるかと」と告白した。シホンは「運命の人を待ってる、君でないのは確か」と断った。

ミンジュはまた心を突かれた。大学時代、学年一の美人がヨンジュンに告白した時、彼も同じことを言って断ったから。


翌日、ミンジョの机に、彼女の写真が山ほど入っていた。ミンジュはシホンとインジュに見せた。犯人の仕業に違いない。写真は全て帰宅中、聞き込みをすれば、カメラを持った生徒が誰か分かるはずと、3人は話した。


翌日は、写生大会、生徒たちはバスで郊外の公園に行った。

シホンは、ミンジュとインギュが親しそうにしていたので、絵も描かず、一人で芝生に寝てた。

そこにミンジュが来て、二人は親しげに話した。その様子をインギュが見ていた。

雨が降り出した。林の並木道の間を雨に打たれたミンジュが楽しそうに走った。シホンは、その後ろ姿に魅せられた。

シホンとインギュは一緒に帰ったが、シホンは「ミンジュが好きだ。でも告白しない。高2が終わったら家族でアメリカに移住する」と言った。

その夜、シホンは、雨の並木道を走っていくミンジュのスケッチ画を描いた。


翌日、シホンとインギュはまたぎこちない。

体育の授業の前に、女子は教室で着替えをした。ダヒョンが、ミンジュが着替える様子を隠しカメラで撮っていた。

ミンジュがシホンに、帰り聞き込みをしようと言ったが彼は断った。

インギュは、ミンジュに勉強を教えていたが、シホンがアメリカに行くことを、彼女がすでに知っていたことに動揺した。

シホンはミンジュの家の近くのベンチで彼女を待っていた。

彼は、言いたかったことを言わずに帰ろうとしたが、引き返した。

「お前のことがすごく好きなんだ」と告白した。


感 想

6話の最初のエピソード、ミンジュが「ネコが苦手」と言った時、インギュは驚いたでしょう。「前のミンジュはもうすぐ戻ってくる」って本人から言われても、意味不明ですよね。

ミンジュが、自分より先にシホンのアメリカ行きを知ってたことも、彼にはショックでした、、疎外感、傷つきますね。

シホンは、インギュには「ミンジュが好きだが、告白しない」って言ってたけど、すぐに告白してたし、、。

高校生の同じクラスの三角関係、、、当人たちは大変です😭

ヨンジュンが額に入れた大事にしていた”並木道を走る女の子”の絵、ミンジュ(ジュニ)でした。映像がとても素敵でした❤️


7話以降は次のページへ

Drama
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コメント

  1. 福井広子 より:

    高校生と、30代を上手く演じているし、ミンジュとジニュの演じ訳も素晴らしいですが何か疑問が残るドラマでした。
    前半の方が良くて後半は都合の良い展開の様な気がしました。
    俳優さんは、皆さん素晴らしかったです。

    • yknetworks より:

      福井広子様
      コメントをありがとうございます。
      まだ最後まで視聴していないのですが、複雑で、理解できていません、、、。
      最後まで見て、感想を書きたいと思います。
      これからもよろしくお願いします。

  2. みるく より:

    難しかったですよね
    始まりが私は分からなくて
    タイムスリップできることをなぜ知っていたのか?ジェニに聞いていたから?なぜできるの?(笑)頭????

    罪を被っていた意味が最後わかってスッキリはしましたけど😊
    もう一度見れば謎は解けるでしょうか(笑)余計こんがらがりそうで悩んでます。

    とにかく
    わかりやすく解説ありがとうございました。

    • yknetworks より:

      みるく様

      コメントありがとうございます。
      私も難しかったです。最後の感想に書いた通り、ジュニとナム・シホン(ク・ミンジュン)が出会えた順序がわかりません、、。
      しかし最後、ミンジュが死ななかったことで、1998年に出会ったジュニとシホンは消えました。ジュニは違う人生を歩み、シホンは2011年にジュニを見つけた、初めて会う人として、でも消えた思いが残っていたから、というラストだったのかなと思います。
      私のブログが何かお役に立てたのなら、幸せです。
      これからもよろしくお願いします。