『生まれ変わってもよろしく』1話~12話(最終回)までのあらすじと感想 *ネタバレあり

写真:Netflix より

2023年6月17日から配信の韓国ドラマ『生まれ変わってもよろしく』。”転生18回”を繰り返し、過去の転生を記憶している人物。18回目の転生、12歳の少女の時に、運命の少年に出会い、亡くなった。19回目は女の子に生まれ変わり、大人になった少年に会いに行く。どんな物語なの?面白そうです。

*ネタバレあり

概 要

短くおわってしまった18回目の人生で出会った初恋の相手を忘れられず、大人になった彼との再会をめざす。ーーNetflix よりーー

配信:Netflix

企画:CJ ENM, スタジオドラゴン

配信日:2023年6月17日から、全12話

ジャンル:ヒューマンドラマ、ウェブ漫画が原作

演出:イ・ナジョン監督

脚本:チェ・ヨンリム

登場人物()はキャスト

パン・ジウム(シン・ヘソン):主人公。19回目の転生で、自分の前世を記憶している

ユン・ジュウォン(キム・シア)ジウムの18回目の転生。裕福な家庭で育ったお嬢さんでユン・チョウォンの姉だった。12歳の時、9歳のムン・ソハと出会い、彼が特別な人になったが、交通事故で亡くなる。

キム・ジュンホ(イ・ジェギュン)ジウムの17回目の転生。サーカス団員。エギョンのおじさんだったが、若くで亡くなった。

ムン・ソハ(アン・ボヒョン):男性主人公。MIグループ会長の息子。最愛の母親を亡くし、お姉さんとしたっていたユン・ジュウォンも交通事故で亡くし、トラウマを抱えて生きている。事故で右耳が難聴になった。

ユン・チョウォン(ハ・ユンギョン):ジウムの前世、ユン・ジュウォンの妹。

ハ・ドユン(アン・ドング):ムン・ソハの親友で秘書

キム・エギョン:ジウムの17回目の転生、キム・ジュンホの姪。

ムン・ジョンフン(チェ・ジノ):ムン・ソハの父。MIグループ会長

イ・サンア(イ・ボヨン):ムン・ソハの母。元MIホテル代表、ソハが9歳の時に亡くなる

イ・サンヒョク(イ・ヘヨン):ソハのおじ。サンアの兄。

チャン・ヨンオク(ぺ・ヘソン):MIホテル代表、ソハの父の愛人(?)

チェ・ユソン(カン・ミョンジュ):チェ・ジョウォンとチョウォンの母

パン・ハクス:ジウムの父。アルコールとギャンブル依存症

第1話  喜びと悲しみ

毎回、8歳から12歳の間に前世の記憶が蘇り18回の転生を覚えている。パン・ジウムとして転生した19回目の9歳の時、愛しい”ハン・ソハ”を思い出し、彼がまだ生きているか知りたくなった。

ジウムの父は、アルコールとキャンブル依存の男、母は家を出た。ジウムは、フラメンコを踊り、”万能少女”としてTVや劇場に出たが、出演料は全て父が巻き上げ、ギャンブルで無くした。


ジウムは、ソハが生きているか確かめるために、おカネが必要だった。17回目の転生で生まれ変わったキム・ジュンホの姪キム・エギョンの軽食店を見つけ出し、彼女に「私は叔父のジュンホ、生まれ変わって必ず現れると約束したから来た」と話して10万ウォン借りたいと話した、ソハに会うために。

18回目、ユン・ジュウォンとして転生した時、母とムン・ソハの屋敷に行った。ソハの母、サンアは病弱だった。ソハは自宅のプールで泳いだ後、プールの底に沈みじっとしている子だった。

ジュウォンは年下のソハに興味を持った。彼女は彼に「私は何度も生まれ変わったの」と秘密を打ち明けた。

それからジュウォンは妹のチョウォンと一緒に、度々ソハの屋敷を訪れた。余命がわずかだ悟ったソハの母は、ジュウォンにソハを頼んだ。

ある日プールで、ソハは「僕の前世は亀だった、ママが言った」と言ったが、ジュウォンは「前世はそんなものじゃない、子供」と軽くいなした。彼は”子供”と言われるのを嫌がった。「僕が子供だからママが無理をする」と。ジュウォンはソハに「ぎゅっとしてあげる。そばにいてあげる」と言った。

「僕のこと好きなの?」と聞く彼に「誕生日に教えてあげる」と彼女は言った。でも、そばにいるという約束が果たせなかった、突然の別れだったから。

エギョンからお金を借りたジウムはバスとタクシーを乗り継ぎ、ソハの家に来た。

前世、この家から、ソハと車に乗って遊園地に行く途中でトラックに衝突された記憶がありありと蘇った。その日は、彼の誕生日だった。ジュウォンは亡くなる前にソハに何か言ったが、耳を怪我した彼には聞こえなかった。

高校生になったソハは夢から目覚めた。”ママのお葬式、ジュウォンが「私がそばにいるから」と言って抱きしめてくれた夢”から。

ジウムは屋敷の玄関を超え、木に登った。2階の部屋に成長したソハがいるのが見えた。「生きていてくれてありがとう」と彼女は泣いた。

それからジウムはエギョンの家で一緒に暮らし、何度もソハの後をつけた。彼が辛そうな日は胸が痛んだ。

ある日、ソハが突然消えた。


8年の歳月が流れた。

ジウムは高校卒業検定試験に合格し、韓国科学技術院に飛び入学した。

“MI グループ ムン・ソハ”を検索し、彼がドイツにいることを突き止めた。彼女は”MIモビティ”に就職し技術発展に貢献していたが、ソハは韓国にはいなかった。

ある日偶然、ソハが韓国に戻っていて、MIグランドホテルにいることを知った。彼女はすぐに車を飛ばした。

ホテルには、ソハが話していた大きな水槽があり、熱帯魚と亀が泳いでいた。ソハが来た。2人は水槽越しに目が合ったが、ソハはすぐに離れた。ジウムは彼を追ってプールに来た。彼が自分を覚えていることを期待したが、裏切られた。

ソハはホテルの廊下に飾ってある母の写真を見た。その横には父の愛人(?)、チャン・ヨンオクの写真があり、今は彼女がホテルの支配人だった。

ソハは秘書のハ・ドユンと一緒に、ホテルへの応募者の履歴書をチェックした。

パン・ジウム:英才学校卒でKAISTの工学博士、MIモビリティの主任研究員、英語、中国語、日本語、アラビア語が堪能、万能少女、趣味はフラメンコ

彼女のスペックが高すぎて戸惑う二人だが、面接だけはすることに。

ソハは戦略企画チームの専務。ジウムが部屋に入り「専務」と声をかけたが、反応がない。彼女は事故を思い出し、近づいて「ソハ」と呼ぶと彼は振り返り、右耳に補聴器をつけた。

「ホテルをあの頃に戻したい」と彼女は志望動機を話し「判断に迷うなら、私と付き合ってみます?」と言った。

感 想

どんな風に話が展開するのかと思ったけれど、とてもわかりやすいし、面白いです!

9歳のジウムが、キム・ジュンホおじさんになり切って、姪キム・エギョンと話す場面がとても面白かったです。ジウム役の子役の女の子、すごく愛らしですね。少女おじさんの「エギョン、ひとりでよく頑張ったな」って言葉にグッときました。

ジウムは、キム・ジュンホおじさんとしてエギョン暮らしながらも、ジュウォンの気持ちで、ムン・ソハに近づくために努力を続けます。それに全く違和感もなかったです。

8回目の転生のジュウォンハン・ソハの出会いから、突然の別れまでの流れも分かりやすかったです

成長したジウム役のシン・ヘソンさんは可愛くてキレイでかっこいいし、ソハ役のアン・ボヒョンさんの雰囲気(繊細だけれど、自然な感じ)もとてもいいですね。

ジウムのスペックが高過ぎて、ソハたちが「なぜホテルに??」となるのも面白かったです。

このドラマ期待大❤️


アン・ボヒョンさん、『梨泰院クラス』でチャン・グンウォン(長家の長男)を演じておられますが、、あまりに違い過ぎて、同じ俳優さんとは思えません🥹

第2話  地道な努力

ホテルの面接で、ジウムは「私と付き合います?」と言ってソハを驚かせ、「(会ったことがあるか)思い出してください」と言って彼を混乱させた。


ユン・チョウォンは園芸をしている。ソハが帰国したと聞いたが連絡がない。ソハとドユンに電話しても通じなかった。


ジウムはMIホテルの商圏で”仁寺洞の李朝家具”を見つけ、そこに行った。ソハが通りを歩いていたが、雅楽の音と車のクラクッションにパニックを起こしそうになった。ジウムが来て、いきなり彼の手をつかんで思いっきり走った。

訳がわからないソハだったが、水を飲み落ち着ち、パニック発作を回避できた。

ジウムは、ついつい10回目の人生の話をしてしまった。「戦乱の時代に一人生き残り、地獄絵図の中 発作を起こしそうになった時、知らないうちに必死で走った。発作がおさまり、悲しい記憶が風と共に飛んでいって生きていこうと思えた」と体験を語り、ソハをまた混乱させた。彼から「もしや虚言癖が?」と言われ、ジウムは「結婚しよう」と彼に耳うち、ソハはまたまた虚をつかれた(ハハハ)。「私たちの出会いのヒントです」とジウムは言った。

その夜ジウムは、”プールサイドで、9歳のソハに「結婚しよう」と言われたこと” を思い出し幸せな気分にひたった。


ジウムは、MIホテルでテファンのイ・ジソクに絡まれたが、フラメンコのポーズでかわした。それをソハとドユンに見られた。

ジウムは、結果連絡がないのでホテルに追加のアピールに来たのだ。

そこに、ユン・チョウォンが入ってきた。ジウムは、彼女が妹(18回目のジュウォンの妹)だと分かり、驚きとなつかしさを覚えた。

ソハはジウムに「結果は後日連絡する」と言ったが、彼女は、落ちたら客室の掃除から始めると言い、追加アピールの書面ともう一つ用意している物を見せた。

昔、ホテルに活気があった頃のラウンジとロビーのスケッチ画だった。ソハはお客様であふれたラウンジで、母がグランドピアノを弾いていた姿を思い出した。ジウムは”仮採用”された。「助けが必要な時に、私はそばにいます」と彼女は言った。


翌朝、ジウムが出勤すると、チャン代表の息子と彼の友達たちがロビーで酒を飲み騒いでいた。ソハが注意しても聞かず、ソハは社員に、彼らの出入り禁止を命じた。

チャン代表が来てソハを部屋に呼んだ。彼は「息子さんたちは出入り禁止に。少しずつ変えていきます。今まで見過ごしていた不祥事も正します」と丁重に言った。


戦略企画チーム会議が開かれたが、ジウムは多才すぎて、補助の役割しか与えられなかった。

”造園業者”の書類選考が行われていた。ユン・チョウォンは、自分と知られて落とされないために偽名で応募した。

ジウムはドユンから「変だという自覚は?意図的な接近のようですね」と言われ、「はい、でも確かなことは、私は専務に害を与えません」と答えた。


ソハは”変なジウム”のことが気になった。プールの底に沈み、彼女のことを思い出した。彼は部屋から”トンベク園芸団”のロゴが入った緑色のハンカチを出した。

ジウムはソハから呼び出された。彼は緑のハンカチを出した。

むしゃくしゃしていた日、彼は業者が壁を壊しているのを見た。彼らが食事に行った隙に、彼はハンマーを持って壁を壊し始めた。それをジウンが見ていた。ソハは大人たちに見つかり、ジウムは彼のバッグを背負って、手を引っ張って走って逃げたのだ。

2人でシーソーに座り水を飲んだ。「変な子だ」とソハが言ったが、ジウムはニコニコして「結婚しよう。いい女になる」と言った。彼女は彼の手から血が出ているのに気づき、水で消毒した後、首に巻いていた緑のバンダナを取り、彼の手に巻いてあげたのだ。

「当時のまま、変な大人に育った」とソハ。「さあ 結婚して。専務は初恋の人、苦難の年月を耐え忍んだ真心です」というジウムに「あれしきの思い出で?」と納得いかないソハだったが。その夜、彼の顔に微笑みが浮かんだ。


ホテルのチャン代表が、会長にソハのことを相談していた。会長は「すぐに異動させるから好きにさせてやれ」と彼女に言った。ドユンが呼ばれ、会長から「ソハを助けてやってほしい」と封筒を出された。彼は「承知しました」と答えたが、封筒は受け取らなかった。


休みの日、ジウムはソハからの電話で急いで自宅に駆けつけた。ソハは黒い服を着て花を持っていた。

行き先を聞く彼女に、ソハは「車がないと行きづらいところへ秘密裏に行きたくて」と言った。

ユン・チョウォンから度々電話があったが、ソハは出なかった。

目的地について山道をしばらく一緒に歩いたが「ここからは1人で」とソハは言った。

彼は見晴らしのいいお墓の前に花をたむけた。”愛する娘 ユン・ジュウォン”という墓石が見えた。ソハはその前で「元気だった?」と言って涙を流した。

ジウムには、幼いソハが同じように自分のお墓の前で泣いている姿が見えた。

どの人生も自分の痛みだけを感じてきた。今回は違う、残された人々の悲しみと向き合うなんて不思議だ、と彼女は思った。

感 想

2話もとても良かったです。

ジウムがついつい、過去の人生の体験をしゃべってしまうところ笑えますが、10回目の人生で学んだ、”発作が起きそうになったら全力疾走”の話は興味深かったです。

採用アピールもすごすぎ、あそこまでいくと’ストーカーでは?’とも思えますが(笑)。でも何かを本気で手に入れたかったら、あそこまで努力するべきなのでしょう。真剣さの中に可愛げもあるのがいいですね。

ソハが高校生の時に会ったジウムを思い出すシーンも良かったです。2人でシーソーに座っているシーンにほっこり、ジウムのニコニコ顔にも❤️

最後のソハがジュウォンのお墓参りに行く場面、ジウムは初めて、残された人の悲しみと向き合いました。9歳の少年から大人になった今までの長い年月の間、ソハはずっと悲しみを抱えている、それを思うと胸が痛くなりました。


ユン・チョウォン役のハ・ユンギョンさん、透明感のある素敵な女優さん。以下のドラマでは、ヨンウに”春の日差し”のようにやさしい友だちでした。

第3話  別れの苦しみ

ジウムは、18回目の自分、ユン・ジュウォンのお墓の前でうなだれるソハを見て、残された者の悲しみと向き合った。

帰り、ジウムはソハを満開の桜の木の下に連れてきて、「悲しみが蘇った時、この花を思い出して」と言った。

帰ろうと車を出した時、トラックが迫ってきて、ソハは交通事故を思い出しパニック発作を起こした。


ユン・チョウォンの家では、ジュウォンの法要が行われていた。


家に戻ったジウム(ジュンホおじさんは)、エギョンに「自分が亡くなってから、どうして生きてきた?」と、一人残された10歳のエギョンの苦労を思った。エギョンは「どおって、ただむしゃらに」と涙ぐみ「戻ってきてくれてありがとう」と涙を流した。

ジウムは、エギョンに言われて、今日はソハの誕生日だと気づいた。ジュウォンの命日はソハの誕生日、ジウムは雨のなかタクシーでソハの家に駆けつけた。

ソハは9歳の時にジュウォンが弾いてくれたピアノ曲を弾いていた。彼にとって誕生日は、ずっと彼女の死と共にあった。

チャイムを鳴らすと、ソハが出てきた。ジウムは「誕生日に告白されたら忘れられないでしょ?好きです」と言った。ソハはそれを、9歳の自分がジュウォンにした問い「好きなの?」の答えのように感じた。

中からユン・チョウォンが出てきた。ソハは「来客中なので」とジウムを返した。

チョウォンは、誕生日のご馳走とケーキを持ってきていた。「誕生日は祝わない」とソハは彼女を返した。2人は同じ人(ジュウォン)を亡くしたが、違う時間を耐えていた。

チョウォンが外に出るとジウムがまだ玄関先にいた。ジウムはチョウォンに「専務を好きなのか?」と聞いたが、彼女は答えなかった。


ジウムの父は相変わらず飲んだくれギャンブルで無一文、息子のアパートに来て、「ジウムの連絡先を出せ」と声をあげた。


ソハの家に桜の花びらが落ちていた。昨日、ジウムが連れて行ってくれた桜の木の花。彼は花びらを1枚拾って本に挟んだ。


ユン・チョウォンは偽名(エミリー・ユン)でホテルの造園業者に応募していたが、その件で、ハ・ドユンから、明日会いたいとの電話を受けた。

ドユンは本社の財務チームに会ったが、改装費用は承認されなかったとソハに報告した。チョン代表がすでに動いていた。

ソハはすぐに伯父(母の兄)のイ・サンヒョクに相談。伯父が銀行と投資をしてくれる人物を紹介してくれた。

同じビルでジソクが仲間たちと飲んでいて、ハ・ドユンをからかい、携帯を踏み潰した。それを見たソハは彼をなぐろうとしたが、ドユンが止めた。


ホテルに見知らぬ女性が花を持ってきて、ロビーに生けた。ソハも花を持って来たが、すでに同じ花が生けられていた。

チョウォン(エミリー・アン)が最終面接に来た。ソハが「彼女を避けたい」とドユンに言う声が聞こえた。チョウォンは部屋を出て泣いた。ジウムが追いかけて食事に誘った。

ジウムはチョウォンもソハが好きだと思い複雑だったが、同時に心の底から妹のチョウォンに会いたかったのだ。

それぞれ”彼”について話していた時、チョウォンが「一目ぼれってあるんですね」と言ったので違和感が、幼いチョウォンがソハに会った時、そんなインパクトはあったのかと。よくよく聞いていくと、チョウォンが一目惚れしたのは、ソハではなく、秘書の”ハ・ドユン”だった。

チョウォンは「ソハさんの前には大きな山がある、初恋の人でジウムさんのライバル、ユン・ジュウォン」と言った。


ドユンは弟と、父の法要を行っていた。

ドユンは子供のころ父を亡くした。弟はまだ小さかった。同じ日に「ジュウォンお姉ちゃん~」と泣いている少女を見た。パジャマ姿で病院から来たソハも見た。

彼らは同じ高校に行き、親しくなかったがお互いを知っていた。ソハがドユンに「放課後、門の外で待っている女の子ユン・チョウォンに傘を渡して」と頼んだのが、初めの会話だった。

雨の放課後、チョウォンはドユンから傘を受け取り、彼に一目惚れした。


チョウォンは「姉です」とジウムにジュウォンの写真を見せ、「姉はみんなに愛される人でした」と言った。

ジウムは、酔っ払ったチョウォンを実家に送り届けた。チャイムを鳴らし、母が出て来た時、木の影に姿を隠した。チョウォンが中に入った後、母がジウムを見つけて「あなたジュウォンでしょ?もし死んでも生まれ変わって会いに行く”と言ったでしょ、母さんずっと待っていた」と娘を抱きしめた。

ソハがジウムを見ていた。彼女は、一人で自分自身を抱き「お母さん、お母さん」と泣いていた。彼が「パンさん」と声をかけると、ジウムは振り返り「ソハ」と言った。「おねえちゃん?」彼は心で思った。

感 想

ソハとジュウォンの二人が遊園地に行こうとしたのは、ソハの誕生日、その日事故にあった。だから、彼の誕生日はジュウォン死と共にある。

ソハの誕生日だと気づいたジウンは、彼の家に駆けつけた「好きです」と言う為に。それは9歳のソハとの約束だったから。

チョウォンもソハを好きなのかと不安でしたが、彼女が好きなのは秘書の”ハ・ドユン”でしたね。彼も幼い時に父を亡くしていました。ジュウォンと同じ命日で、葬儀の日にドユンはすでにソハとチョウォンに会っていたのでした。

最後の、ジュウォンの時の母が自分に気づいてくれて二人で抱き合って泣いたのは、ジウンの幻想だった、というのが悲しく、でも一人で自分を抱くジウンは美しかったです。

初めの方の場面、桜の木の下に立つ2人もとてもきれいでした。風に吹かれ服についた花びらが家の床に落ちたのでしょう、花びらを1枚拾って本に挟むソハ、本のタイトルは ”君はどこにもいないが いつでもいる”、とても素敵なタイトルで、詩的ですね。

第4話  惹かれ合う心

ジウムは3回目の人生、貧しい子供だった9歳の時、初めて前世の記憶(お屋敷に住む美しい母と自分)が戻った。心から会いたくて母の元に行ったが、母は、生まれ変わった自分を分からず拒絶した。受け入れてもらえなかった傷が深く残った。

18回目のジュウォンの時、母に初めて、転生し前世を記憶していると話した。母は「変わらず愛している」と言ってくれた。ジュウォンは「もし死んでも、生まれ変わって会いに来る」と約束した。

だが、ジウムは母に「ジュウォンよ、会いに来た」と言えなかった。だから、母を抱くように自分を抱きしめたのだった。

ソハに声をかけられた時、「パン・ジウムはムン・ソハが大好きです」と言った。

家からチョウォンの母が出て来た。ソハはジウムの手を取って走った。

ソハが法要の果物をもっていた。「チョウォンさんの家へ?彼女は園芸家、種から芽が出て花が咲くまで見守る辛抱強い人」とジウムは話した。

2人はコンビニでカップ麺を食べた。ソハはジウムとの何気ない会話の時、自然に笑顔になった。ジウムが指摘すると「なぜ僕の笑顔が気になる?」と彼は聞き「そのために転生したので」と彼女は答えた。ソハはジョウォンが耳元で「何度も生まれ変わったの」と囁いたことを思い出した。

ジウムは「私をふと思い出したら”沼落ち”です。私にほれはじめている」と言った。ソハは否定したが、まんまとジウムに洗脳され始めていた。

ソハをタクシーに乗せた後、ジウムは歩いて帰る途中で、一人の男性とすれ違った、右耳が赤かったお互いに気配を感じ、彼は振り返り彼女の後ろ姿を見た。

その男は深夜、古い家から古い木箱を持って出てきた。そこには”鈴”が入っていた。


ソハはドユンの家に行き、泊まった。

ソハは「チョウォンに仕事を頼む、腕がいいみたいだ。感情的だった、家族の方が辛いのに」と話した。「変わったな。パンさんは変だけどお前となら悪くない」ドウンは言った。


ソハとドユンは、チョウォンの農園に来た。そこにジウムも来た。

チョウォンの”花茶’の準備をジウムが手伝ったが、彼女から「昔から知ってた人のような気がする、どこかで会いましたか?」と聞かれ動揺した。

ソハが「ホテルの造園はユンさんに依頼します」と言った。チョウォンは飛び上がって喜び、ドユンだけお茶に誘った。彼女は単刀直入に「恋人は?紹介しますよ、私はいかが?」と告白したが、、、彼は「結構です、自分に合う人をみつけます」と断った。

ソハは農園の花を見ていた。ジウムが近づき「専務、今日から3回 ’付き合って’と告白します。3回断られたら潔く諦めます」と宣言した。


ジウムのスマホに知らない番号が、父親が「ドンウ、先ず金を送れ」と一方的に喋った。


ソハがホテルに行くと、別の花がロビーに生けられていた。

チョン支配人の息子が入ってきて「兄さん、お母さんが兄弟だから仲良くしろって」と気軽に声をかけた。ソハはスタッフに命じて、彼をホテルから追い出した。すぐチョン支配人の部屋に来て「僕が何も知らないとでも?」と警告した。

ソハは、ハ秘書(ドユン)に、ここ三年の会計書類を確認するように指示した。

ドユンは夜、会長に呼ばれていた。彼はソハのことを、問題ないと報告したが、会長は「金で心変わりをするのが人間、ハ運転手の命日か」とまたドユンの前に金を出した。彼は受け取らず「呼び戻したのは他に理由が?」と聞き、会長を激怒させた。


ハンナというダンサーを、例の謎の青年が見ていた。


ソハは男に追われているジウムを見かけ助けた。男は彼女の”ろくでなしの兄”ドンウ、「金をくれるまでつきまとう」と捨て台詞を吐いて逃げ去った。

ソハはジウムを目の前のウナギの店に誘った。二人は爆弾酒を飲み、ソハが「今日は飲み友達、パンさんの話を聞く」と言うと、彼女はすぐ「飲み恋人」と訂正、スキがない。

2人はそれから焼酎の飲み比べをし、ジウムは(4回目の人生経験から)、「焼酎はアラブが起源」と話した。

店を出て、酔っ払ったソハをジウムは水際に座らせようとして、上着を脱いで敷いた。彼は、その上着を取り彼女の肩に掛け、隣に座った。ジュウォンがハンカチを置いてくれたことを彼は思い出した。”この人を見ると彼女を思い出す、似てないのに”と、彼女の顔を両手ではさんでソハは思う。

酔ったソハは、ジウムの肩に頭をのせ「子供の頃 交通事故に遭って、好きだったおねえさんが俺をかばって死にました。車から出るのに時間がかかり、彼女が冷たくなっていくのを感じた。それから誰かに触れることができなくなった」と言った。

「いくらでも肩を貸しますよ」と彼女は言って、彼を抱きしめた。

酔ったソハを家に連れて帰るのは大変だった。タクシーは止まってくれず、彼女は、チョウォンを呼び出した。ソハを運転席の横に座らせ一緒に家に送った。

玄関の暗証番号をハ秘書に聞くと”0423” だった。

ソハをベッドに横たわらせ、ジウムはベッドの端に座り、彼の顔を見た。朦朧もうろうとて半目を開けたソハ、12歳のジュウォンの顔が上にあり、交通事故の場面が蘇った。水を取ろうとベッドを離れたジウムの手を決して離さず「行かないで、おねえちゃん、いかないで」と眠ったまま泣いていた。

感 想

4話の最初は、転生して生まれ変わっても、母が自分を覚えていなかったという悲しいエピソードが語られ、チョウォンの家の前で、母を抱きしめる幻想を抱きながら、自分自身を抱いている姿が切なかったです。

ソハは、ジウムに何度も12歳のジョウォンを重ねていました。顔は似ていなくても、ジョウォンが話したことや仕草から感じるのですね。ソハはジウムに”沼落ち”しつつあります。悲しい交通事故のこと、今まで誰にも話せなかったのでは?そう思うと、ソハはほんとうにつらかったでしょう。最後の場面も切なかったです。

会長の父は、ソハの母が存命中に、チョン支配人の間に息子をもうけたということですね? ハ・ドユンの父は運転手だったようですが、会長との間に何かあったのでしょう、会長が激怒した事と関係あるのかも。

謎の人物が2人登場。一人は耳の赤い青年、不吉な鈴を出してました。もう一人はダンサーのハンナ、彼女がホテルに花を持って来た人なのかな?

ジウムの悪縁の父と兄もまた登場してきたし、、

玄関の暗唱番号”0423”の意味は?

ジウムとソハの距離は近づいて来ましたが、まだまだ波乱が待っている予感。

チョウォンの農園がとてもとても素敵❤️。広々してて、よく手入れされているが自然さが残るガーデンで。この農園に立つソハとジウムも美しかったです。

第5話  胡蝶の夢

ジウムは水を取ろうと立ち、ソハの手を離しそうになった。ソハは「おねえちゃん、行かないで」眠ったまま彼女の手を握り、涙を流した。

ジウムはサイドテーブルの引き出しに、あの日、ジュウォンがソハの誕生日に贈ったボックスが入っているのをみて、”まだ持っていた”、と涙を流した。

チョウォンは、ソハがまだ交通事故のことで苦しんでいることを知り、姉の死を彼のせいにしたことを悔やみ号泣した。


ジウムは、血塗られた悪夢にうなされて目覚めた。しばらく見てなかったのに。エギョンは、体の節々が痛んだ。


ソハは、また交通事故で傷を負ったジュウォンが家に来た夢を見て、右耳に”キーン”と耳鳴りがしてパニックになった。家のものを壊して手をケガした。彼はハ秘書に今日は休むと言った。


ハンナが交差点でジウムの横に立ち「ジュウォン、大きくなった」と言った。


ソハ、ハ秘書、チュウォン、ジウムの4人はドライブに行き、きれいな海岸線を歩いた。

ジウムはソハに「付き合います?1回目の告白です」と言って、ソハの手を取り二人で防波堤でダンスを踊った。

突然雨が降り始め、4人はチョウォンの別荘に行った。

夜中に雷で目覚めたジウムは、懐かしい別荘の中を歩いた。

子供の時、チョウォンの小さな人形を大きな柱時計の中に隠した、人形はまだそこにあった。本箱を動かすと、チョウォンの背丈を1年毎に測った紙がまだ残してあった。

チョウォンに見つかり、何をしてるのか問い詰められ、ジウムはごまかしたが。ソハが二人の様子をいぶかしんでいたが、雨の中、散歩に出た。ジウムはソハの後についた。ソハは、ジウムに「パンさんの初恋は実らない」と昼間の告白の返事をした。


青年がバイトの件で来た時、エギョンが倒れ、彼は彼女を救急車で病院に運んだ。目覚めたエギョンは、彼に「倒れたことは内緒に」と口止めした。だいぶ前から具合の悪さがぶり返したが病名はわからない。

ジウムが家に戻ると、昨夜エギョンを助けた青年カン・ミギョンが店を手伝っていた。エギョンが住み込みのバイトとして雇っていた。


MIホテルで、ソハはチョン支配人に、過去3年分の会計帳簿を見せ「使途不明金、支配人が不正流用したと担当者から聞いた。その座は当然ではない」と言い、口論になったのをイ・サンヒョク(ソハの伯父)がおさめた。

イはチャンに「チャニョク(彼女の出来の悪い息子)を本社で、直属の部下として育てよう」と言ってくれた。


パン・ドンウは、サラ金業者に「妹の彼氏を使って妹を脅せばカネを取れる」と言い、彼らはソハを待ち伏せし連れ出した。しかしソハはチンピラを次々に倒した。ジウムが偽サイレンを鳴らしてながら走ってきて、チンピラは逃げた。ジウムは「この件は私が解決する」と言った。


チョウォンは、別荘でのジウムの行動を見てから悩んでいた。ハ秘書に相談すると、彼は”意図的な接近だ”と彼女が言っていた、と話した。

チョウォンはジウムに「ソハさんに近づくために、私から姉の情報を得て、姉のフリをしたのね、苦しみを知りながら、もうやめて。ジウムさんを姉かもしれないと思ってた、なぜ実家を知ってて、別荘の思い出を知ってたのか、、姉だったらいいなと思ったのに、ひどすぎる」と泣きじゃくった、

ジウムは、ダメと分かりながらも、「チョウォン、私は、ユン・ジュウォンよ」と言った。

感 想

防波堤で、ジウムとソハがダンスをする場面が本当に美しかったです!

怪しい青年、カン・ミギョンが、エギョンさんの店でバイトを始めました。ハンナは、ジウムに「ジュウォン」と話しかけたが、ジウムは「おばさん?」と思ったが、驚いてはなかった。この2人は過去から来た人たち?もしくは、前世を覚えている人たちなのか?

チョウォンの泣き方は、子供の時と同じでした。チョウォン役の、ハン・ユンギョンさんが、子役のキ・ソユさん泣き方を真似たのだと思いました。


キ・ソユさん達者、以下の2つのドラマでも大人顔負けの演技でした。

第6話  心の澱

ジウムは、チョウォンに「私はユン・ジュウォン、前世を覚えてる」と言い、「チョウォンさんの首にホクロが3つある、左脇の傷は、ハイハイしてたら鏡が倒れてきた時の傷」と話した。

チョウォンは夜遅く実家に行き、母にジウムが言ったことを確認したら、果たしてその通りだった。


ミンギはハンナに「パン・ジウムは前世で縁のあった女性と同居してる。それでエギョンさんは病気に」と話した。


ジウムは、兄ドンウの借金を片付ける為、元祖キャピタル金融の社長”パン・ホシク”に会った。大きな”高麗青磁”の壺をだし、借金以上の価値があると、完済の書面に印鑑を押させた。

ドンウは、ホシクが部下に「MIの御曹司はムン・ソハは子供の頃、交通事故に遭った、だけど単なる事故じゃない、あの時 関係ない子が死んで冷や汗をかいた」と話しているのを聞いた。


チョウォンに母から電話が。「この前、急にお姉ちゃんのことを聞いたけど、平凡な子じゃなかった。”死んでも生まれ変わって会いに行く”と言ったから、ひそかに待っていた」母は言った。

彼女はジウムを呼び出して「私、信じてみます」と言い、2人は抱き合って涙を流した。

ミンギがハンナに「前世の家族と会ったあげく正体まで明かした」と電話した。


ミンギの正体が気になるジウムは、彼とエギョンが出かけた隙に、彼の部屋を見た。”巫鈴ムリョンがあり、それを持つと、血塗られた光景が見えた、よく見る悪夢と同じ場面、彼女は動揺した。


ドンウはソハに接触して「子供の頃の事故の犯人を知ってる。あなたの命を狙った犯人。”関係ない子が死んで冷や汗をかいた”と言ってた」と言った。

ソハは、サラ金会社のパン・ホシクに会いに行った。シラを切る彼に、1週間の猶予を与えた。

ホシクはすぐに”黒幕”に「MIホテルのムン専務が来て、例の事故について何か知ったようだ」と電話した。ジウムがホシクに黒幕の名前を言えと脅したが、言うと殺されると、彼は答えなかった。


MIホテルのチャン支配人は、会長に、息子チャニョクを本社のイ理事の下で働かせてと頼んだが、拒否された。しかし、24Capsのユン代表が急ぎで来ている、と報告を受けると、「再考する」と言ってチャンを返した。ユンとすれ違った彼女は、イ理事、ユンについてすぐ調べてと依頼した。


ソハは、テファンのイ・ジソクから、「ハ・ドユンの父親は、お前が事故に遭った時に亡くなった運転手」とのメールを受け取り、ドユンの家に行った。

ソハは「お父さんは父の運転手だったのか?あの事故の日も運転を?なぜ黙ってた。それでも友達か?」と聞いた。「友達じゃない、秘書だ」とドユンは答え、二人は殴りあい、、わかり合った。ソハは「今まで何も知らなかった自分に腹が立った、ごめん」と言った。

ジウムは、連絡がつかないソハを、長い間家の前で待っていた。

ソハがお酒を買って帰ってきた。彼はジウムに「バグしてくれます?」と。ジウムは彼を抱きしめた。

感 想

「前世の家族と会い正体を明かすと事がこじれる」そうですが、どうなるのでしょう?ミンギとハンナと、巫鈴ムリョンが不気味です。

チョウォンが、バラの葉っぱを機械で取り除こうとして、機械に吸い込まれそうになったも、ジウムが正体を明かした影響?

子供の頃の交通事故は単なる事故でなく、ソハを殺すのが目的だった?父のムン会長が関係していそうですね、、。

ハ・ドユンのお父さんの葬儀が、ジュウォンと同じ日に行われていたこと(3話)も、彼が会長の運転手だったことも(4話)語られていたのに、あの交通事故で亡くなった運転手さんだとは全然気づかなかったです。

最後の場面、ソハとジュウォンが遊んでいたプールが、赤い血(?)に染まって行く映像が不吉でした。

事故の犯人と目的、ミンギとハンナの存在、エギョンさんの病気も気掛かりです。

7話以降は次のページへ

Drama
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