2022年11月7日から配信の韓国ドラマ『エージェントなお仕事』。フランス ドラマ シリーズ「エージェントの物語」韓国リメイク版。芸能事務所のエージェントの仕事ぶりと日常が描かれ、毎回、豪華な俳優さんのカメオ出演も楽しみです!
*ネタバレあり
概 要
クセの強いスターたちの相手をしたり、ライバルを出し抜いたり。担当する芸能人のご機嫌をとりながら、その魅力を引き出すために奮闘する芸能事務所のエージェントたちのに非常を描き出す
Netflix より
企画:tvN, スタジオドラゴン
制作会社:スタジオドラゴン
配信:Netflix
配信日:2022年11月7日~12月13日まで 全12話
ジャンル:ラブコメ、ヒューマンドラマ
演出:ペク・スンリョン監督
脚本:パク・ソヨン、イ・チャン、ナム・イニョン
登場人物( )はキャスト
【メソッドエンター:芸能事務所】
マ・テオ役(イ・ソジン):総括理事
チョン・ジェイン役(クァク・ソニョン):ベテランマネージャー、チーム長
キム・ジュンドン役(ソ・ヒョヌ):ベテランマネージャー、チーム長
ソ・ヒョンジュ役(チュ・ヒョニョン):見習い新人マネージャー
チャン・ミョンエ役(シム・ソヨン):名誉理事
ユ・ウンス役(キム・グクヒ):事務総括マネージャー
チェ・ジンヒョク役(キム・テオ):広報担当マネージャー
カン・ヒソン役(ファン・セオン):受付、女優
チェ・ウォンジェ(チェ・ヨンギュ):現場マネージャー
ワン・テジャ(イ・ファンウィ):代表
カン・ギョンオク(ムン・ヒギョン):ワン・テジャの妻、元歌手(2話から)
コ・ウンギョル役:新人俳優、マ理事の息子(2話から)
【カメオ出演】
第1話:チョ・ヨジョン
第2話:チン・ソンギュ、イ・ヒジュン
第3話:キム・スミ、ソ・ヒョリム
第4話:スヒョン
第5話:オ・ナラ、パク・ホサン、ヨンタク
第6話:キム・スロ、キム・ホヨン
第7話:ソン・ジュノ、キム・ソヒョン、ホ・ソンテ(ク・ヘジュン役)
第8話:キム・ジフン
第9話:キム・ジュリョン
第10話:ダニエル・へニー
第11話:イ・スンジェ
第1話 あらすじ
俳優チョ・ヨジョンは、アメリカのタランティーノ監督から映画出演のオファーを受け、乗馬と英語に余念がない。
しかしキム・ジュンドンに、アメリカのエージェントから ”タランティーノ監督が、俳優の年齢を理由に打診を撤回!”とのメールが、、ガーン!
ジュンドンは、チョ・ヨジョンを長年マネージャーとして支えてきた。出演を楽しみにしている彼女に、年齢が原因で白紙になったとは言えない。彼は優しく平和主義者、彼女にどう説明するか苦悶し、彼女から電話を避けていた。
オフィスには、辣腕のマネージャーがいる。
総括理事のマ・テオ:野心家で戦略家、成果主義者
チョン・ジェイン チーム長:討論好き、衝動的、勝負欲、真面目は交際はお断り
若い女性がオフィスに来て、ソ・ヒョンジュと名乗り、マ・テオに面会を求めた。マ理事は、彼女を外に連れ出した。
ヒョンジュは、釜山からソウルに来て、ソウルに住むつもり。「芸能人のマネージャーになりたいから紹介してほしい」と履歴書を出したが、マ理事は明らかに迷惑そう、彼女にお金を渡し帰るように言った。「私たちの関係は誰にも言わない」と言う彼女、秘密がありそうだ。
オフィスではミーティング、ワン・テジャ代表は、この後、休暇をとる。
チョン・ジェインは、キム・ウニ作家の脚本をマ理事が入手したと聞き、先を越されたと内心悔しい。
ジュンドンは「チェ・ヨジョンの出演取り消しのメールがきた。理由は、年齢が上だから。台本修正の際に主人公を20代に変更した」と報告した。チェ・ヨジョンの実年齢は40才を超えている。
それを聞き、ジェインの部下の女性が急に泣き出し、辞めると出て行った。
そこにヒョンジュがお金を返しに来て、ジェインの”また人を見つけなきゃ”を聞き「私を使ってください」と履歴書を渡し、3ヶ月見習いで採用された。
エージェントのお仕事:
メソッドエンターに所属俳優30名
仕事内容:日程管理、営業、企画、契約、マスコミ対応まで俳優に関することはなんでもする。
電話は24時間スタンバイ、食事や入浴中も出る、残業、徹夜多し、私生活なし
超ブラックな職場のようです!
ヒョンジュは、チェ・ジンヒョク、広報担当マネージャーを紹介された。彼は、全ての脚本が保管されているアーカイブ室を案内し、チョンチーム長は全ての脚本に目を通す、”他人の台本を盗むのが得意”と耳打ちした。
彼は次に ”メソッド・ブティック”を案内、そこには、チョ・ヨジョンがアカデミー賞で着たドレスもあった(本物?)
「タランティーノ作品への出演を楽しみにしていたのに、年齢を理由に断れるとは」と彼は口を滑らしてしまった、、。
一方、ワン代表はジュンドンに「真実を話すのはヨジョンのためにならない、女優のプライドを守るが我々の仕事」とアドバイスして、休暇に出かけた。
チョ・ヨジョンが、ジュンドンに会うためにオフィスに来たが、彼は隠れてランチに出て行った。
台本を抱えたヒョンジュは、帰ろうとしたヨジョンと偶然エレベーターで一緒になった。
ヒョンジュは「元気出してください、選ばない方が損、タランティーノ監督です、年齢を理由に断るなんて」と本人に言った、、。
ヨジョンはジュンドンを見つけ、知らないフリをして、映画の件を聞いた。彼は「監督が主人公を男にする」とウソをついた、、ヨジョンは「引退しようかな、打診の撤回は仕方ない、でもマネージャーがウソをついてる。もうあなたのことが信じられないわ、終わりよ」と出て行った。
ジュンドンは「誰がヨジョンさんにバラした」とオフィスで怒り「もう終わりだ」と嘆いた。
マ理事は、その隙を突き、タランティーノ監督に連絡を取ろうとしていた。
韓国での撮影許可を取るのに苦労しているエイミーの代表に、自分のコネを使い許可を取る代わりに、タランティーノの映画にチェ・ヨジョンが出演できるように交渉してもらい、翌日には話が戻った。
エイミーの代表、マ理事、チェ・ヨジョンが出社して3人で密談。代表は、”主人公が20代は譲れない”ので、ヨジョンに”努力”してくださいと。マ理事はチェ・ヨジョンを引き抜き、独立する目論み。
チョンチーム長は、マ理事のやり方を責めたが、ヨジョンにバラしたのがヒョンジュと聞き、彼女を即刻クビにした。
しかしヒョンジュは、チョンが、マ理事の持っているキム・ウニ作家の脚本を読みたがっていたことを思い出し、彼の留守に部屋に入って原稿を盗んだ。
ジュンドンは落ち込んでいた、、。しかし、マ理事がチェ・ヨジョンに顔の施術を強要していることを聞き心配になり、ヨジョンの乗馬クラブに行ったが、、彼女は本物の馬には乗れず、木の模型に乗って練習(?)していた。ウソをついていた、と怒るジュンドンだったが、、。
ヨジュンは、5時にクリニックの予約を取っていた。ジュンドンは「どんな選択をしても、ヨジョンさんは俺にとって最高の俳優です」と言い、彼女をバイクで送った。
ジュンドンは帰らず待っていた。彼女は施術を受けずに出て来た、「ありのままの顔で生きるわ」と。そして、2人はバイクに乗って、ETのように空を飛んた。
「ジュンドン、これからも私のマネージャーでいてね」とヨジョンさん。
ヒョンジュは、チョンチーム長に、キム・ウニ作家の脚本を(要約して?)渡し、もう一度チャンスをください、お願いした。
マ理事は、チョ・ヨジョンから「契約の話はなかったことに」とメールを受け取った。
ヨジョンさんは、メソッドと再契約することになり、ジュンドンは元気を取り戻した。
会議が始まった。そこに在ブラジル韓国大使館から、ワン・デジャさんが亡くなりました、、といういうショッキングな電話が掛かってきた。
感 想
新しいドラマ、楽しそうです。サクサクと気楽に見られそう。
第1話は、年齢を理由にオファーを撤回された女優と、長年支えたマネージャーの心温まる物語でした。ETの場面まで出て、ファンタジー!ライトで明るい感じがよかったです。
第1話、カメオ出演の”チョ・ヨジョン”さん、『バラサイト 半地下の家族』の上流家庭の純粋(?😜)な奥さんを演じられた女優さん。あの時はショートヘアーで、今回ロングで、イメージが違いました。実年齢41歳?とても見えません、20代で全然違和感ないと思うけれど、、乗馬ができない方が問題かもね😅
あとは、登場人物がざっくりと紹介され、最後にワン代表が亡くなったとのショッキングな知らせが。
気になるのは、マ理事とソ・ヒョンジュの関係。マ理事は弱みを握られていそう。彼は、自分の野心のためには手段を選ばない人物のようですが、それほど悪人ではないかも?第1話では、空振りでした。
第2話 あらすじ
メソッド代表、ワン・テジャの死にショックを受けた俳優、イ・ヒジュンは、3週間後にクランクインの映画を降板すると言い出した。ジェインは、彼をワン代表との思い出の居酒屋に招いて説得しようとしたが、きつい物言いで彼を怒らせてしまった。
翌日の会議、マ理事は代表の席に平然と座った。ジェインは、ヒジュンが心労のため、映画に出演しないと言っているが、説得すると報告した。マ理事は独立を止め、会社に残ることにしたようだ。
ジュンドンは「代役を立てた方がいい」とジェインに提案したが、彼女は聞かない。
翌日ジェインは、ヒョンジュに頼み、ヒジュンへ贈り物をした。が、彼女は彼の黒歴史”爆笑ファッション”、バーバリーのマフラーを贈ってしまった。怒ったジェインは、彼女に1日コピーを命じた。
汗だくでコピーをしているところに、男性が忘れ物を取りに来て「俳優のコ・ウンギョル」と名乗った。彼女が知らない新人の俳優だった。
ジュンドンは、俳優のチン・ソンギュに呼ばれて、同じ居酒屋に来た。そこは彼にとっても、ワン代表との思い出の場所、「代表との思い出を語り合いたい」と呼び出したのだ。
ジュンドンは、彼がヒジュンの映画の代役にピッタリだと思いついた。監督名とストリーを話すとソンギュは非常に興味を持った。
監督と制作会社代表が、ヒジュンと連絡が取れないとオフィスにまでやってきて、ジェインは追い詰められた。
ジュンドンは、ソンギュが代役に立てると彼女に報告して安心させようとしたが、彼女は、ソンギュ先輩は映画のイメージに合わないと大反対、、二人は物別れに。
そんな時、ワン代表の妻が、マ理事、チャン名誉理事、ジェイン、ジュンドンを呼び出し「最初に高額を示した人に、会社を売ると決めた」と言った。
マ理事は咄嗟に「我々で買います」と言い、そばにいる3人を驚かせたが、、。
ジェインは、マ理事が自分たちを利用して、代表になろうとしていると気に入らないが、知らない人が買うとメソッドが消滅してしまう恐れが、メソッドはそれぞれにとって大切なのだ。
チャン名誉理事は、ジェインから、ジュンドンがチン・ソンギュを代役にと考えてると聞き、「ヒジュンが知ったら激高するだろう」と2人の関係を話した。
「2人と代表は三角関係だった、15年前2人は同じ舞台に立っていた。代表は評判の舞台を見に行き、その日舞台に立っていたヒジュンと即契約したが、実は、評判になっていたのはソンギュ、代表は彼とも契約し気にかけた。俳優はマネージャーが自分以外に肩入れすると嫉妬する、2人の間には微妙な空気が流れてる」と。
ジェインはすぐにヒジュンに会いに行き「降板の件は話をつけたのでご心配なく。代役はチン・ソンギュ先輩にお願いするつもり」と話した。それを聞き彼は気が変わり「出演する」と。
”競争心に火をつける作戦”が成功し上機嫌のジェイン、一方、ジュンドンはソンギュにどう断ろうかと悩んでいると、、、突然、ソンジュが現れた。
「ピョン監督に会った、僕と仕事ができるならうれしいって。監督は初耳のようだったが。ありがとう、頑張るよ」と上機嫌で興奮してジュンドンを抱きしめた!(ハハハ)
1つの役に2人の俳優が、、その後、ジェインとジュンドンは大げんかに。
ヒョンジュが残業をしてると、例の新人俳優が現れた。次のオーディションのために、釜山の方言の音源をジェインからもらうはずだったが、彼女はすでに帰っていた。ヒョンジュは「私は釜山出身です」と言って、彼に個人レッスンをしてあげた。彼はお礼に食事をおごってくれ「君のような人にマネージャーになってほしい」と言い、2人は親しくなった。
ワン代表の弔問で、イ・ヒジュンとチン・ソンギュが鉢合わせしてしまった。
2人は、最初はにこやかに談笑していていたが、学生時代の女子をめぐる話から微妙な空気に。最近の仕事の話題になったところで、ジェインはヒジュンを、ジュンドンはソンギュを連れ席を立った、、そこに映画会社の担当者が現れた。
彼はソンギュに出演のお礼を言い、ヒジュンには、辞退は残念ですが次の機会に、と言った。
「俺が出るんじゃ?」と言うヒジュン、「俺がヒジュンの役を奪ったのか?」とソンギュ。
2人は「ヒジュンの役は奪えない、今回は譲ろう」「いや最初から俺の役、ソンギュさんは代役だった」と言い争いに。
「いい人ぶるな。”小規模でいいから意味のある映画に出たい”ってウソだろ、なぜ”スペース・スウィーパーズ”に出た」とヒジュン。「お前は欲深い。演技の前に人間性を磨け」とソンギュ。
二人は罵倒し合い、二人とも「俺が映画に出る」と言い張った、、。
事が大きくなり、ジェインとジュンドンはうなだれていた。「ワン代表なら?」とジェインが聞くと「”いっそ2人とも出演させろ”と言うだろう」とジュンドン、2人は代表を懐かしがった。
別の日、ワン代表のお墓参りに、メソッドのスタッフたちとイ・ヒジュンとチン・ソンギュも来た。
ソンギュがお別れの言葉を述べた。「代表が ”君は唯一無二の俳優だ”と言ってくれた。ワン代表こそ唯一無二の存在で、優しくて人情に厚くて、俳優を敬愛するマネージャー」と涙を流し、スタッフたちも泣いた。
「代表の好きな歌を歌います」と歌い出した。ヒジュンも涙を流し、2人はマイクを奪い合いながら歌い、最後には1つのマイクを一緒持って肩を組み歌い終え、抱き合った。そして「代表、ありがとう。仲良くするよ」と誓った。
ジェインとジュンドンは、監督に「ソンギュとヒジュンを出演させたい。貧しい俳優と貧しい俳優がだまし合う、男と男のラブストリーに変えましょう」と提案、監督は「ソンギュとヒジュンのラブストリー、世界水準よ、2週間くれれば、新しい物語を書く」と興奮した!俳優の出演料は私が調整します、とマ理事が引き受けた。
ヒョンジュは、会社にきたマ理事の妻と息子に偶然会った。息子は例の新人俳優、ヒョンジュはすごく驚いた。
マ理事がヒョンジュに「ウンギョルから離れろ。家族に関わったら容赦しない」と脅した。彼が去った後「なら私は?家族じゃないの?」と彼女は泣いた。
感 想
第2話も、とてもいいお話でしたね。
突然亡くなったワン代表を慕う2人の俳優の物語でした。
その2人、イ・ヒジュンさんと、チン・ソンギュさんが、2話のカメオ出演でした。
2人が代表の弔問で一緒になって起きるドタバタから、代表のお墓の前でマイクを奪いながら歌って、和解する。それを見ていたジェインとジュンドンが、2人を出演させようと思いつき、監督がその案に興奮するまでの流れ、、すごーくよかったです。
ワン代表なら言うだろう”いっそ2人とも出演させろ”を2人が実現させました!
このエビソードに代表の人柄が余すところなく表現されていました。
アルアルのドタバタ劇だけど、俳優さんたちの演技がすごく上手で笑えるし、2人がお墓の前で歌う場面に泣けました。笑わせて😁ホロッとさせる🥲、コメディの王道ですね👍
2話で新たな登場人物。
カン・ギョンオク:ワン代表の妻、夫の死に無関心のように見え、夫が愛し育てた”メソッド”にも、少しも愛着もなく、高く売れるうちに売りたい意向のようです。謎の存在?
コ・ウンギョル:新人俳優で、マ理事の息子。
彼がマ理事の息子と知ったヒョンジュの驚きと最後のセリフ、、彼女はマ理事の隠し子なのかと思います。
1話で、”ET”の場面があり、2話で”スペース・スウィーパーズ”が出て来ました。3話以降も、映画に関する何かが出てくるのかなと楽しみです❤️
チン・ソンギュさん、ヴィンチェンツォの第1話でもカメオ出演されてます。
第3話 あらすじ
メソッドに、ベテラン女優キム・スミがマ理事に呼ばれてやって来た。受付のカン・ヒソンがセリフの練習をしているのを聞き話しかけた。ヒソンは彼女に、公演のチケットを渡した。
そこに女優ソ・ヒョリム(息子の嫁)のやって来た。彼女は、ジュンドンに呼ばれていた。
キム・ソヨン作家の台本『うちの息子の女』について、それぞれの部屋で打ち合わせ、お互いに”極秘”と台本を渡されたが、外で出会った2人は同じ台本に気づいた。
急きょ4人で打ち合わせ、実際の義母と義娘が劇中でも同じ役柄で共演することになった。マ理事は、作家がキム・スミを指名したとウソをついていた。シーズン化される作品に事務所の俳優2人出演させるために。
ジュンドンは、ユン監督から俳優のオーディションの依頼を受け取ったが、選ばれたのは受け付けのヒソン。彼女は他の俳優のプロフィールに、自分のプロフィールを勝手に入れて送ったのだ。しかし、彼女はメソッド所属ではない、ジュンドンは困った。彼女は演技力を見てほしいので、公演を見にきてください、と彼に無理やりチケットを渡した。
メソッドに、特別税務調査が入った、誰かが国税庁に密告したらしい。担当者のイケメン男性に早速、興味を示すジェイン、彼に見覚えがあったが思い出せない。
なぜ調査が?と心当たりがないチャン名誉理事、ジェイン、ジュンドンに、マ理事は、代表が会社のお金を個人的なことに流用していたと話した。
ジェインは調査の男に興味深々だが、彼から「チャットであなたから’空気を読めない男は嫌い”と拒絶された」と冷たく言われた。
キム・スミとヒョリムが、作家との打合せにやってきた。
打合せの前に、ヒョリムは、ジュンドンに「ドラマに出ない。義母は普段でも干渉するのに、早朝から半年も撮影できない」と言った。しかし、ヒョリムが断ると義母が傷つくかもしれない、それで作家との打合せでに非常識な言動を取り、作家に断らせる作戦を取った。
次は、キム・スミとマ理事が作家と打合せ。作家が脚本について説明している時に、女優は突然見えない人と会話を始め、、幽霊が見える、、打合せは中止になった。
実は、キム・スミは役柄が気に入らなかったのだが、断ったら出演依頼が無くなるし、ヒョリムが変と思うから、彼女も作家が断るように仕向けたのだった。「ヒョリムは出演させて、私は出ない」と彼女は言ったが、マ理事が「先生が出るのが、ヒョリムさん出演の条件」とまたウソをついた。
マは会社のために2人とも出演させなくてはと思っていたが、、。
翌日、作家はキム・スミとヒョリムを呼び、2人に出演依頼をした。2人の間にある新しい感情を見つけた、二人は共演を嫌がっていますね、と。
ヒョリムは、正直、共演は負担だと言い、キム・スミは、俳優仲間や後輩に嫁自慢をしているのになぜ負担なの?と。それから2人の会話が始まり、ヒョリムは、結婚する前は”ソ・ヒョリム”だったが、今は”キム・スミの嫁”と言われて負担を感じる、と涙を流した。
作家が二人を見て、姑に打ち勝ちたいともがく嫁と、嫁の若さと可能性に嫉妬する姑、このドラマ大ヒットしますよ、と言ったものだから、2人とも怒り出演を断った。
キム・スミは「いつも同じ母親や姑や祖母役にうんざり。でも断るとあなたも出られなくなるとマ理事から聞いた」と言い、みんなにマ理事のウソがバレた。
2人は仲良く帰り、ヒョリムはこれと同じ服をお義母にも買ってますと言ってキム・スミを喜ばせた。
ヒョンジュは、マ理事からもらった”VIP招待”の映画を見に行った。レセプションで、ウンギョルに会ったが、避けようとする彼女に「もし話したくなったら話して」と彼は言って去った。
マ理事が来て、プレイエンターのペク室長を紹介した。ペクは彼女をバーに誘い、「マ理事から君のことを頼まれたよ」とセクハラ行為をしようとした。怒ったヒョンジュは、パクに飲み物をかけ出て行った。追いかけてきたマ理事に「そんなに私がイヤなら理事が出ていってください」と泣いて去った。ウンギョルが2人を見ていた。
ジュンドンは、ヒソンの公演を見にいった。
『欲望という名の電車』、小さな劇場で、観客はまばら。
2時間30分、休みなしの公演、ジュンドンは前半眠ってしまったが、目を開けると、演じているヒソンと目が合い、引き込まれて、いつの間にか涙を流していた。
公演が終わった後、客席には、ヒョリムからプレゼントされた服を着たキム・スミが座っていた。彼女は、ジュンドンに「死ぬ前に、熱く愛し合って別れるような恋する役を演じたい。永遠に記憶に残るような恋愛作品がいいわ」と言った。彼女は幻想的な光の中で素敵な男性とダンスをした(空想です)。
ジュンドンはヒソンに「感動しました。俺と契約しますか?」と言い、彼女のマネージャーを引き受けた。
マ理事は、スター・メディアの代表に、メソッドの俳優を連れて来て、一番大きなエージェントの社長にならないかと誘われた。
感 想
キム・スミさんが素敵で、可愛らしかったです。ベテランの有名な女優さんなのですね。”永遠に記憶に残るような恋愛作品に出たい”というのは、この女優さんの本音かもしれません。
ソ・ヒョリムさんは、実際に、キム・スミさん義娘さんらしいですね。ドラマ中のドラマでは、共演はキャンセルになりましたが、ここでは共演した、という面白い構造でした。
今回、映画 ”ラ・ラ・ランド”へのオマージュだと思ったシーンが2つありました。大好きな映画です。
1、ヒソンさんが小さな劇場で「欲望という電車」を演じるシーン。映画の主人公のミアも小さな劇場で自分がやりたい演劇をして、有名なプロデューサーに見出されたシーンがありました。
2、キム・スミさんが、空想で、素敵な男性と幻想的な中、ダンスをするシーン。ミアとセバスチャンのダンスシーンのオマージュでしたよね。
マ理事は、今のところ考えの浅い人のように見えますが、、。すぐにバレるウソをつくし、いくらなんでも、自分の娘に、変な中年の男性を紹介するなんて、あんまりです。
第4話 あらすじ
出産後、映画復帰を目指すスヒョンだが、ベビーシッターが見つからずに苦労していた。
彼女は、得意なアクションが活かせて、親しみやすい役をマ理事に希望した。
マ理事は、オフィスに打合せに来た監督に早速彼女を売り込んだ。『アマゾネス』(アクション、ラブコメ、ヒューマンドラマ)の脚本を持って、決まったと彼女に報告に来た。
マ理事は、カン(亡き代表の妻)から呼び出され、中国の投資会社がメソッドに興味を持っている、印象をよくするため、税務調査中を早く終わらせるように言われた。
マ理事は、チャン名誉理事、ジェイン、ジュンドンにその話を伝えた。ジェインは、マ理事が国税庁に密告したのではと疑っていた。
スヒョンは、シッターが見つからず、打合せに赤ちゃんを連れてきた。
打合せが始まり、マ理事が赤ちゃんを見ていたが、、スヒョンは、赤ちゃんが気になり監督の話が入らない。赤ちゃんは、スタッフの間をあちこち移動している。赤ちゃんの泣き声に耐えきれず、スヒョンは打合せから抜け出し、赤ちゃんをあやし、そのまま眠ってしまった。
ヒョンジュは、ジェインの言いつけで、コ・ウンギョルと一緒に彼の家に行き、昔の写真を持ってくることになった。
ウンギョルの家は豪邸、写真を見ると、彼が大切に育てられたことが分かった。数枚写真をピップアップして帰ろうとしたら、彼の母親が戻ってきて、ヒョンジュをに夕食に誘い、主人は遅くなると言った。
マ理事の携帯に、スター・メディアの代表から契約書を送ったとのメールが入った。それを、偶然ユ・ウンスが見て理事の PCを調べた。彼女だけが理事のパスワードを知っている。彼女は卒倒した。
マ理事が俳優を連れてスター・メディアに移ることはすぐに全スタッフが知ることになった。
スヒョンはアクションの稽古が終わり、家の様子を携帯でチェックした、、赤ちゃんが沸騰した鍋の前で遊んでいた。すぐに家に戻り、大事な打ち合わせに現れなかった。シッターが寝ていた、と家に来たマ理事に説明した。
マ理事は、子供を言い訳に大事な打合せをすっぽかしたと怒り、スヒョンは、私一人で子供を見ていて、思い通りにいかない、それでも復帰のために運動していると泣いた。
マ理事は、子供から離れられないなら、もう少し休めばいいと慰めた。
スヒョンは、ベビーカーを押して、夜の街を歩いた。
狭い道、行き止まりに、バイクに乗った数人の若者がたむろしていた。彼女は、ここでバイクに乗るのは危険、と注意したが彼は聞かなかったし、彼女のことも知らなかった。
マ理事が予定より早く戻ってきて、家にいるヒョンジュを見て驚いた。息子が「母さんが引き止めた」と言い、一緒に食事をした。
妻に職場のことを聞かれ「みんな理事を尊敬し、憧れています。私も」とヒョンジュは言った。
帰り、ウンギョルが送るというのを、理事が「俺が行く」と外に出て、「ウンギョルに関わるな」と彼女に大きな声を上げた。その様子を、妻は部屋から見ていた。
翌日、マ理事が会社に行くと、スタッフ全員がよそよそしい。
ジュンドン、ジェインが「ひどいですね、スター・メディアに移るとは」「国税局にチクったでしょう」と言うと、チャン名誉理事が彼の頬をぶった。
「メソッドエンターの売却を防ぎたくて噂を流した」とマは弁明し、「社長が2年間ホテルのスイートルームを会社の金で借りてた。奥様に聞いた。3人で解決を」と言った。
ジュンドン、ジェインがホテルに行き、仕事で使ったように交渉しようとしていたところに、イ税務調査官が来たので、2人は一緒に泊まったフリをした。
スヒョンが高校生とケンカをしている動画がアップされ拡散された。
しかし動画をよく見ると、彼女は殴っていない、体に当たる前に止めていたが、高校生たちは殴られたフリをしていた。警察も理解しすぐ解放されたが、「暴力疑惑がある俳優は使わない」と映画の出演はキャンセルされた。
ヒョンジュが、映像をスローにしてネットに上げたら、賞賛の書き込みでいっぱいになった、”映画みたい” ”かっこいい”と。
そして、スヒョンは、ゲームキャラの”アクション動画を利用したCM”に抜擢された。
次の日、チャン名誉理事から、中国の投資家が、会社の買収を撤回したと報告があった。マ理事が他社に移ると聞いて、買収をやめたらしい。みんながほっとしている時、ヒョンジュが、「マ理事がこれを狙って、退社するとわざと情報を流したのでは?」と言い出し、彼が、メソッドのために、わざとしたことだとみんなが感動した。全く彼にはそんな意図はなかったようだが。
マ理事は、全スタッフから、微笑みと憧れと感謝の眼差しで迎えられ、チャン名誉会長に強くハグされ「会社を救った」と全員が拍手を。
お祝いにシャンパンを開けた。いつもの4人になっても、ジェインは浮かない顔、、彼女は、イ税務調査官のバッグにあった資料を見てしまった、、その資料の写真をみんなに見せた。代表が横領した金額、「メソッド・エンターは本当に潰れるかも」と彼女は言った。
感 想
4話は、スヒョンさんがカメオ出演でしたね。私はこの俳優さんを初めて見ました。とても綺麗な方で、アクションシーンもかっこよかったです!
どの場面が、どの映画へのオマージュかわかりませんでした。スヒョンさんが高校生と闘うシーンなのかな?と想像していますが、、。もし分かる方がいらしたら、教えていただきたいです🙇🏻♀️
マ理事は、家族の前で、ヒョンジュに対する態度があからさますぎ、、、もっとクールにしていれば疑われないのにと思いますが。スヒョンさんには、良いマネージャーのようでした。俳優を守るのがマネージャーなのですね。
代表は、一体どれ程会社のお金を横領し、何に使っていたのでしょう?
第5話 あらすじ
映画の撮影が行われている。ベテラン女優 オ・ナラ(上流階級のお嬢様役)と、ベテラン男優パク・ホサン(車夫役)の共演、だが2人は現場でケンカばかりして、撮影が進まない、、。
このお二人が出ているだけで、ニヤけてしまう始まりです!
カン・ヒソンは、パク・ホサンと絡む使用人の役をもらい興奮していた。
その頃、ジェインはイ・サンウク税務調査官と一緒に朝を迎えていた。(ジェインは猛プッシュでもうプ彼をものにしたようです)
現場に向かったジェインとジュンドンは、それぞれオ・ナラとパク・ホサンを説得しようとした。ジェインはホサンに自分の恋愛の話をして、「心を開いたら好きになった、先輩も心を開いたら?マイ・ディア・ミスターの頃は、兄妹のように仲が良かった」と言った。
しかし撮影再開で、また2人は大ゲンカ、、、撮影が全く進まない。
ジェインとジュンドンは監督に呼ばれ「このままではこの映画は失敗、明日の夜にキスシーンの撮影予定、明日撮れなければ、この映画から手を引く」とまで言われてしまった。
ホテルに戻ると、ジェインの部屋に、イ・サンウクがいた。
別のドラマ、ジュ・ハミン役のヨンタクのブッ飛んだキャラが大人気だが、カン・スギョン作家は「猿芝居!彼をこのドラマから消す、殺す」と興奮状態である。
ヨンタク降板の噂を聞いたヒョンジュ、彼女の母は、”ヨンタク ファン クラブ”の釜山支部長である。
彼女は、”ジュ・ハミンを救おう”と彼が泣いている写真に文字を入れ母に送り、ファンサイトに投稿してもらった。
今日は、ヒョンジュの誕生日だが、マ理事は覚えていない、彼女は悲しいが、ジンヒョクが祝ってくれた。
マ理事の妻が「父が、メソッドを買うためのお金を貸してくれる。私が提案した。そうすればあなたはメソッドの代表になれる」と夫に言った。
翌朝、ジュンドンは、ホテルスタッフから、昨夜もう一人滞在されたので追加料金がかかると言われて、ジェインの部屋にイ・サンウクが泊まったことを知った。
現場に到着したが、時間が押していて、いくつかのシーンはカット、ヒソンのシーンもなくなった。
いよいよキスシーンの撮影、現場には緊張感が、しかし2人はまたケンカ。
「『刑務所のルールブック』のファンだろ?」とパク・ホサンが言うと、「それが唯一のヒット作? 私はたくさんある『マイ・ディア・ミスター』『SKY キャッスル』『還魂』」とオ・ナラ。「『マイ・ディア・ミスター』には俺も出た」とホサンさんは涙目に、、。
クラシックカーの中で、キスシーンが始まったが、またまたケンカが始まり、監督は怒り爆発。助監督が2人に、撮れなければクビになると泣きつき、撮影再開。
しかし、2人の目の前にクモが降りてきて、2人の叫び声が、、狭い車の中で二人の動きが、車をも揺らした、それが激しく情熱的なキスシーンに見えた、、。
「オッケー」と監督はガッツボーズ、最高の俳優と仕事ができたと大満足。
それから2人も、”マイ・ディア・ミスター”の撮影でも虫が出て、と懐かしく話して笑顔で和解した。
マ理事は、視聴者掲示板に上がっている ”ジュ・ハミンを救おう”のヨンタクの写真を見た。ウチがやったとバレるのではと心配しながらも、「よくできている。このまましばらく様子を見よう」とヒョンジュを褒め、彼女は嬉しそうだった。
翌朝、マ理事は、メソッドのスタッフたちに「会社は売却されない。会社名も社員の雇用も今のまま維持される、俺が(代表の奥様の)株を買い取る。ビジネスパートナーはワイフだ」とスタッフたちに伝えた。
ジェインは、奥さんの財力でマ理事が代表になることが納得できないが、、。
そこに、また映画の撮影が進まないとの電話が。今度は2人がやる気がありすぎて、アイデアを出しては試すので、撮影が進まないらしい。
ハハハ、、、オ・ナラさんとパク・ホサンさんのタンゴのシーン、まさに、ボーナス映像でした!
ヒョンジュは、ヨンタクへの降板反対の請願同意が、4万を超えて喜んでいた。
そこに当の本人、ヨンタクが現れ、「誰が勝手に投稿したんだ!俺を負け犬みたいな顔に編集して、強いイメージを作るめにしてきた苦労が水の泡」とヒョンジュに怒った。
そこにマ理事が現れた。「クソマネージャーめ」とヒョンジュを罵ったのを聞き、「出ていけ」とヨンタクに言った。彼はスゴスゴと出て行った、、。
ヒョンジュは一人で残業、マ理事が現れ「おととい誕生日だっただろ、うっかりしてた。欲しいものは?やりたいことは?」と聞いた。
マ理事の妻とウンギョルは、ミュージカルの入り口で、理事を待っていたが現れなかった。
ヒョンジュが「お祝い事があると名誉理事と飲んでるので、私もしたかった。代表就任おめでとうございます」と言い、理事は「お誕生日おめでとう」と、2人で乾杯した。
そこに理事の妻と息子が現れた、2人は、理事とヒョンジュを不倫だと疑っていた、、
理事は妻に「ずっと君に、言ってないことがある」と言った、、。
感 想
今回のカメオ出演の、オ・ナラさんと、パク・ホサンさんを見ているだけで、なんとも嬉しくって、顔がにやけてました。お二人とも楽しんで軽々と演じていらっしゃる感じでしたね。
何度も劇中でも語られていた、”ディア・マイ・ミスター” 大好きなドラマです。オ・ナラさんのお店に、パク・ホサンさん毎日通ってました。
ジュンドン役のソ・ヒョヌさんも、主人公のドンフン部長の良い部下で出演してました。あの素敵なドラマの重要人物だった俳優さんが3名も揃ってて、嬉しかったです😄
”刑務所のルールブック”も大好きなドラマで、パク・ホサンさん、ここでも人の良さそうなおじさんを好演されてました。
そしてオ・ナラさん出演の”還魂”!最高です。12月10日からシーズン2が待ち遠しいです。
もう一人、ヨンタクさんもカメオ出演でしたよね。お名前は知らなかったけれど、憎めないキャラです。確か”ヴィンチェンツォ”に出演されてたと思います。”強いイメージを作るめにしてきた苦労”ってセリフがありましたが、これはギャグだと思いました🤣
ドラマ本筋のメソッドの面々たちですが、今回は、マ理事、ヒョンジュに優しかったです。
マ理事は、義父にお金を貸してもらって、メソッドの株を買い代表になるつもりが、、奥さんと息子にヒョンジュのことで怪しまれ、いよいよ二人に本当のことを話すことに、、。次回に続くでした。
第6話 あらすじ
新人監督とベテラン俳優による舞台『ドン・ジュアン』の稽古が行われていた。
ベテラン俳優のキム・スロは、プールに飛び込む場面を「合わない」と強く拒んだ。しかしキム・ホヨン監督は「水が重要、監督の言うことを聞いてください」と譲らない。2人は罵倒し合い、ジェインが止めようしたが無駄だった。
ヒョンジュの誕生日を知ったマ理事の妻は、ソファで寝ていた夫を叩き起こし「出ていって、ウンギョルを妊娠している時だった」と怒り、理事は夜遅く、荷物を持って出てメソッドの事務所に来た。
キム・スロと話したジェインは、本当の理由を聞いた。彼は躊躇しながら「水に入れない、水恐怖症なんだ」と告白した。しかし、以前、番組で「コンプレックスやトラウマを忘れ、自分の限界を超えられる人が俳優」と宣言したから、今更、水に入れないなんて言えない、これは秘密にして、君が解決してくれ、と頼んだ。
ジュンドンは、ヒソンのために新しいオーディションを見つけた。大人気の監督の作品、ヒソンもすごく喜んだが、”ヒップホップダンサー”と聞き不安げに。
『ドン・ジュアン』の練習、キム・スロと監督の間にトラブルが発生し、2人とも現場を去って連絡が取れないと、制作担当者からからジェインに怒りの電話が入った。
ジェインは、キム・スロの家に行ったが、居留守を使われたので塀を乗り越えて中に入った。彼は、庭にビニールの小さなプールを置き、水になれるように練習していた。
彼女は、二人を仲直りさせるために、ホヨン(パク監督)が、先輩に酷いことをしたと反省していると話した(ウソですが)。
その後すぐにホヨンに電話して、今夜一緒に飲もうと連絡した。
ジェインが着替えに家に戻ると、イ・サンウクがいて「今夜の映画、間に合う?」と聞いた。おしゃれをした彼女は、仕事の後のデートを楽しみにしてると出て行った。
ジェインは、ホヨンの話をよく聞き「先輩が謝っていた」と言った。(こちらもウソだが、2人の間をまとめるための方便ですね)「あなたも謝って」と頼んだが、彼は拒否。
「明日、誕生日パーティをするから君もきて」とジェインは誘われた。
翌朝、ジェインは会社でサンウクに「昨夜は仕事が長引いてごめんなさい」と謝ったが、酔っ払い夜中の3時に戻り、彼に迎えてもらったことさえ全く覚えていなかった、、。
「今夜は大丈夫?」と言われ、彼女は??「僕の友達に会う約束の日」、ジェインは「もちろん」と言ったが、、「報告しなくちゃならなくてストレス」とジュンドンにグチった。「税務調査中に別れるな」と彼は忠告した。
オーディションに来たヒソン、「ダンスから」の指示にも関わらず、セリフを言い、2度目も同じことをして止められ、怒ってバッグを監督に投げた、、。
ジュンドンが監督に謝りの電話をした後、ヒソンに事情を聞くと「ダンスができないのに、私の意見を聞かずに進めた。俳優の得意分野も知らずに売り込むようなマネージャーはいりません」と怒った。
ジェインは、ホヨンのパーティーにキム・スロを誘った。2人を仲直りさせたいから。彼女は今夜は赤の可愛いドレスを着ていた。
サンウクには「急な仕事が入ったので少し遅れるが、すぐに抜けるから」と電話した。
プールの周りにケータリングがあり、モデルたちも集まっている派手なパーティ。キム・スロはイヤイヤ来た、ホヨンが挨拶に来たが、お互いに謝る気配もなく、、
帰ろうとしたが、若い女性たちが「キム・スロさん、写真を撮ってください」と集まってきたので、機嫌をよくしダンスをして楽しんだ。
ジェインはホヨンの誤解を解きたくて、先輩の秘密「水が怖くて入れないの」と話したが、周りがうるさくて大声になった、、キム・ロスに聞こえ、帰ろうする彼をホヨンが追った。
「子供の頃、プールの底で息止め勝負をしたが、吸水口に水着が引っ掛かって、吸い込まれた。このまま死ぬと思った。それから水の中に入ると死の恐怖が襲ってくるんだ」とキム・ロスは正直にホヨンに話した。
お互いに謝り、ホヨンは「先輩は僕の理想のドン・ジュアン。頑固で我が強いが、心の底で死の恐怖を抱いてる」と。
キム・ロスは「プールに入る場面は重要、見せたいものがある」とみんなが見ている中、スーツを着たまま水に入り、顔をつけた「できた!やったぞ!」
みんなは感激してプールに入り、ジェインもドレスのまま入っり乾杯している所に、サクホンが来て、ジェインと目が合った、、彼はそのまま行った。ジェインは追いかけ、「これも仕事」と言い訳したが、サクホンは「君は変わらない。今後は僕のことを気にせず好きにすればいい」と車を出した。
ジュンドンのアパートに、ヒソンが謝りに来て、得意なことと苦手なことを書いたメモを渡した。飲みにいきましょう、ジュンドンが誘ったが、エレベーターが開くと、酔っ払いずぶ濡れのジェインが泣きながら出てきた。そんな彼女をジュンドンが抱き止め、ヒソンと飲みに行くのはキャンセルに。
『ドン・ジュアン』の公演
クライマックス、ドン・ジュアンがピストルで撃たれ、後ろ向きに水に入った。
野外で公演を見た観客たちがスタンディングオベーションした。全員立ち上がって拍手した。
評論家がジェインに、「水を使ったのは卓越したアイデア。ドン・ジュアンが女性を次々に変えるのは、貪欲だからじゃなく、怖かったからだと思う。1人を本気で愛すると自分を見失いそうで怖くなる」話し、ジェインはハッとした、、。
翌日、イ税務調査官が、ワン代表の妻とマ理事に調査の報告をした。
その後、理事が主なスタッフたちに「10年間の横領と脱税によりかなりの追徴金」と説明。理事は「問題が起きて、株式の買取を延期する」と言い、理由を聞かれ、別居中と答えた。
イ調査官が帰ろうとしたので、ジェインは後を追い「本気になったら、自分が揺らぎそうで怖かった」と言ったが、彼は「ごめん」とエレベーターに乗り、彼女も追って乗って彼にキス、、しかし彼は「元気で」と去った。
ジェインは一人でバーで酔い潰れた。何度メールを送ってもサンウクから返信はなかった。
雨に濡れてメソッドに戻ったジェイン、、部屋にサンウク?
感 想
今回は、ベテラン俳優と新人の演出家のいざこざ、、しかし、実は、俳優のトラウマが原因だったというお話。
2人の俳優の間を取り持とうと奮闘するチーム長のジェイン、彼女の恋愛を絡めた話でもあり、ジュンドンのジェインへの切ない思いもありました。
ジェインさんの恋愛のやり方が、全く理解できないというのが正直な感想ですが、、。
ジュンドンは、ジェインの全てを受け止める人ですね、多分。でも彼は、自分が彼女の恋愛対象でないこともわかっているようです。
マ理事は、ヒョンジュのことを家族に話して、家を追い出されてしまい、会社を買う話も流れて、多難です。でも理事、ヒョンジュに優しいです。
今回の映画のオマージュ:
演劇の最後の場面、銃で撃たれたプールで死ぬ場面。レオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャツビー』の最後、ギャツビーが銃で撃たれたプールで死ぬ場面のオマージュかなと思いました。閃くと嬉しいです☺️
第7話 あらすじ
おしどり夫婦として有名なソン・ジュノとキム・ソヒョンが、新番組の司会と審査員として出場することになった。2人ともマ理事の担当である。
夜中に、キム・ソヒョンから理事に電話が「友達(男性)といるところを写真に撮られた。大学の同期、でも夫は私が実家に行ったと思ってる」とパニック。理事は「ジュノ(夫)に正直に話せ、後でバレたら大ごとになる(これは自身の経験からの言葉)」とアドバイスしたが、、。
ヒョンジュは、ジェインに「コ・ウンギョルは、俳優やスタッフに評判がいいです」と報告し、今後、彼の担当を任された。マ理事に報告すると、彼は「頑張れ」と激励し「会社にも俺の娘だと話そうと思う」と提案したが、ヒョンジュは「会社にはこのままで内緒で」とお願いした。
ジュンドンは、ヒソンに、またオーディションの依頼が来たことを話した。彼女はとても喜んだが、ジュンドンは忙しくて、現場に同行できない。
”キム・ソヒョン浮気デート?”、撮られた写真がSNSで拡散された。
マ理事は「新番組の件は、対処すれば大丈夫だが、大問題は代表の奥さんがスターメディアの代表に接触している」と話し、会社がピンチなので、1〜2ヶ月、全員の給与減額を提案したが、、。
そこにソン・ジュノが現れ「妻が友達にあっただけとは信じられない」とマ理事に憤った。理事は2人を仲直りさせようと、それぞれと話したが、話せば話すほど、2人とも相手に対して不満を並べ立て、「どれほど我慢してきたことか!」と叫んだ。
マ理事は2人の面倒を見ることは不可能と考え、ジュンドンにキム・ソヒョンの担当を任せた。
ジェインは、海南の実家に行くことになった。”故郷を輝かせた青年賞”に選ばれたのだが、ハン・ジミンさんの映画撮影に郡が協力したので、お礼を兼ねて現場にも行くつもりだった。(大物俳優さんの名前が出ますね!)
当日、賞にはもう一人選ばれていた。アメリカで成功したク・ヘジュン、彼はデートアプリを開発し、世界的大ヒットを記録し大金持ちになっていた。2人は小学校の同級生だった。
授賞式で彼は「郡内の全学校に天然芝のサッカー場を寄付します」と言った。
ジェインは、撮影現場まで乗せていってとパク・ヘジュンの車に乗り込んだ。彼は「昔俺によくしてくれた、お前に片思いしてた。再会したら恩返しすると決めていた」と言った。ジェインは思い切って、自分の会社の内情を話し、投資家を探している、と話した。
ク・ヘジュンは撮影現場を見たが、現場スタッフと揉めて、、ジェインはアクシデントで歯を折ってしまった。
マ理事は、ジュノとソヒョン夫婦のことで頭を抱えていた。明日2人で出演する予定の番組があるが、ジュノと連絡が取れない。ドタキャンすれば、契約違反の罰金が課される。
その時ジュノが荷物を持って、マ理事の部屋に来た。理事は「明日のトークショーには1人で出演しろ。昔株で損をしたときに、内緒で穴埋めしてやっただろう」と説得して、彼は渋々承諾した。
次に、理事はソヒョンを訪問して、彼女の話を聞いてあげた。「これまで我慢していたものが一気に爆発した。お互いに犠牲になってまで一緒に暮らす必要が?彼の信頼を取り戻せるでしょうか」と心配する彼女に「もちろんだ、明日のトークショーにも出る。心配するな」と励ました。
翌朝、妻から呼ばれてマ理事に家に戻った。妻は「住民票を移し荷物を持って出て行って」と言った。「24年も前のことだ、一生かけて償うよ」と謝る理事に、妻は昨夜彼がキム・ソヒョンの家にいった写真をみせ「あなたは、彼女一人しかいない家に行った、私たち離婚しましょ」と。
チャン名誉理事は、スターメディアの代表の車に傷をつけ、「あちこちの裏金でこのビルを建てた。テジャさん(故代表)と私が裏切られ追い出された時、手ぶらだったと思う?メソッドエンターに手を出したら、この程度じゃ済まない」とチョ代表に凄んだ。(ハハハ、、真っ赤なビルに大きな会社名、目立つことが目的なら大成功ですね!)
ジュンドンは、同業者から「俳優がオーディションに行ったら、お前のところのカン・ヒソンがセリフの相手をしていた」と電話を受け、急いで現場に向かった。そして「こんなことをしているとは知らなかった。ヒソンさんに気配りが足りなかった」と謝った。
キム・ソヒョンに、スターメディアの代表チョが近づき、マ理事とソン・ジュノが手を組んでいると言った。
「ラブ・ラブ・ミュージカル」の番宣にソン・ジュノが一人で出演していた。キム・ソヒョンは出演しないはずだったが、彼女はサプライズで登場。本番の予告ハイライトが流れている間、ソヒョンは夫に「詐欺師、うそつき、黙って株で失敗した」と夫を問い詰めた。しかしジュノは「働きづめの君をアメリカにバカンスに連れて行きたかったんだ」と説明して、妻を感激させた。
ハイライトが終わって司会者が「審査の基準は?」と聞いた時、二人は「お互いへの気配り、愛です」と答え、夫婦の間は修復していた。
翌日の初回は大成功だった。
マ理事はほっとして、2人を食事によんだが、様子が変である。キム・ソヒョンが「移籍します。内緒で株を彼に進め、穴埋めしたこと、責任を取るべきでは?スターメディアに行きます」と言った。
カン・ヒソンは、ドンジュンに「チーム長、好きです」と告白した。
マ理事は気分が悪かった。
会社に来ると、代表の奥さんとク・ヘジュンがいた。奥さんが「ク・ヘジュンさんが、メソッドの新代表です」と紹介した。
マ理事は、倒れた、、。
感 想
7話は、マ理事の受難の回でした。
俳優夫婦で、”オシドリ夫婦”として有名になったりすると、ご当人たちは大変だろうと想像します。視聴者が勝手にイメージを作り、それが違うとバッシングされる。
マ理事は、なんとか二人を仲良くさせようと本当に苦労して、女優を慰めに彼女の家に行ったことで、妻から離婚を宣言されてしまい、、、やっと元に戻った夫婦には移籍すると言われ、、、そりゃ、倒れますよね。株の穴埋めをしてくれた理事は恩人じゃないの?勧められたと言っても、買ったのはソン・ジュノ本人で、彼の責任だと思いますが。
ジェインの故郷の同級生ク・ヘジュンが、メソッドの新代表になりました。会社はどうなっていくのでしょう?
今回、映画のシーンは全然浮かびませんでした。
ク・ヘジュン役のホ・ソンテさんは、『イカ・ゲーム』ですごい悪役でしたね。
第8話 あらすじ
メソッドの新しい代表となったク・ヘジュンは、スタッフを集め、私が業界トップにすると宣言した。
彼のドライバーだった若い女性サニー・リムが、戦略企画チーム長に任命された。ク代表が新たに作った部署。彼は、ソン・ジュノとキム・ソヒョンがスターメディアに引き抜かれたことについて「やり返そう、キム・ジフンを引き抜く」と。ジェインは、キム・ジフンは私が連れてくると言った。
倒れたマ理事(7話の終わり)は、病院で検査を受け、”過労とストレス。よく寝るように”と診断されたが、仕事に復帰していた。ユ・ウンスは、理事のために、霊媒師にお祓いに行き、お札とお守りをもらってきていた。理事はお守りはポケット、お札は妻の写真の上に貼り付けた。
カン・ヒソンは、前にリュックを投げた監督のオーディションに行ったが、「キム・チーム長とデキてるとか。上司を誘惑する役だけど、経験があってもダメなのね」と言われ激怒、椅子を投げ助手にケガを負わせた。
監督からジュンドンに「イかれた女。助手が鼻骨骨折と脳震とうを起こした」と怒りの電話、しかし、ヒソンは「イカれてるのは監督、あの女が悪い」と興奮。
ク代表は、ヒソンの担当を他の人に任せるように指示した。女優とマネージャーが噂になったらおしまいである。紆余曲折の結果、彼女の担当はマ理事になった。
サニー・リムは、ヒョンジュたちの部屋に机を置いた。
ヒョンジュは、残業をしているサニーに資料を渡し、夜食のサンドイッチをあげ、職場で浮いている彼女を励ました。サニーは、10年ぶりに韓国も戻り友達がいない、同い年なのでタメ口で、と提案した。
ジェインは、キム・ジフンが、松本監督の日本の映画に打診されていたことを知った。
彼が、聖水洞のジムに通っていると聞き、ジェインはジムに行き、偶然を装って彼に話しかけ名刺を渡したが、彼はうんざりした様子で名刺を返した。
しかし「松本監督のオファーを断ったのは本当ですか?」と彼女が聞くと、彼は驚いた。オファーを知らなかったようだ、、。
ク代表がマネージャーたちを集め、新人俳優が2人しかいない理由を聞いた。
理事たちは「新人は売れる確率が極めて低い、育てるのが難しい。今は知名度のある俳優に注力すべき」と言った。
代表は「この会社の問題がわかった、水が流れないと腐るだけ。スターは自然には誕生しない、新人開発チームを作る。誰でも志願できる、また新規採用もする」と発表した。(代表の考えは真っ当だと思います。組織も何でも変化が必要だから。)
ジェイン以下4人は、キム・ジフン獲得に向けて協議。
松本監督が「カム トゥゲザー」(カンヌで作品賞:これはフィクションですね)にキム・ジフンを使いたがってたが、彼はオファーを知らなかった、会社がドラマを優先したから。
そこで、大谷さとしという日本のCD(キャスティング・ディレクター)と、現場マネージャーのチェ・ウォンジェが似ていることから、ジェインたちは、彼に偽大谷さとしになってもらい、キム・ジフンを呼び出した。二人は流暢な日本語で会談。
偽大谷は「松本監督の映画の件で、昨年の今頃、事務所を通じてオファーをしたが、知らなかったですか?ジフンさんを推薦したのは、メソッド・エンターテインのチョン・ジェイン マネージャーでした」とウソを言った。
ジェインは、ウォンジェから手応えありの報告を受けた。彼女はサンウクを見かけたバーで、また彼を見かけて挨拶、しかしその時、キム・ジフンから電話が来た。彼女はサンウクを見ながら「行きます」と、サンウクは去ってしまった。(ジェインさん、切ない、、)
ヒョンジュはサニーから、チャン理事は、どんな仕事をしているのと聞かれた。
「中堅俳優を担当してるけど、正直に言うと特に仕事はない。中堅俳優は、自然にオファーが来るから。でもみんなに頼られ、精神的支えかな」と言ったが、サニーは「給料泥棒ね」と。
ジェインがキム・ジフンに呼ばれたのは、ソウル近郊のキャンプ場だった。テントの前で焚き火をしながら、二人は話した。
ジフンは「考え事をする時に来る。スター・メディアを出る。僕はリスクがあっても新しいことに挑戦したいけど、事務所は安全な道を選ぶ。でもメソッドに行くとは言っていない。当分は一人でやろうかと。今まで20年以上仕事を続けて分かった、お金より大切なものがあるって。やっと自分の道を見つけた。時間がかかっても進みたい道を行くのが、正しいかと」と言った。
ジェインは「賛成です、進むべき道は自分が一番分かってる。安泰の週末ドラマ出演をやめて、2~3年ハングリー精神で耐え「悪の花」でイメージを変えて、世界的な「ペーパー・ハウス・コリア」に出たのは正解です」と。
「提案してください。今後どんな役を演じるべきか?意見を聞きたいです」とジフン。
「うちに来たら薦めたいと思ってたのに。リスクは大きいが薦めたい役がある、世間から嫌われるかもしれませんが。イ・チョンヒョン監督ご存知ですよね「ザ・コール」の。主人公が3人いて、その中の悪い男で、、」
2人は一晩中、キャンプ場で語り合った。
良い感触を得たジェインは、今夜一緒に演劇を見に行くので、そこで落とすと理事達に言い、ク代表から、今晩着ていくドレスを渡された。
観劇後2人がバーで飲んでいると、スター・メディアの代表が現れ、先日の”大谷さとし”は偽者、メソッドのマネージャーだとジフンに写真を見せた。そしてジェインを罵倒した。怒ったジェインはチョ代表にワインをかけ、ジフンに「うちに来なくても構いませんが、昨日の話は本心です。自分が正しと思う道を進んで」と言ってその場から去った。
ク代表から「契約したか?」の電話に「うるさい」と言い暴言を吐いた。
翌日、ク代表が大きな箱にリボンをつけてジェインの部屋にやってきた。これに荷物をまとめて会社をされ、ということである。
そこに、キム・ジフンから電話。
「イ監督の映画、出演のオファーがきました。僕を推薦したのはあなたですね。あの映画に携わっていいですか?あなたと一緒に。メソッド・エンターでやっていこうかと。あなたのようなマネージャーが必要です」と彼は言った、ジェインは涙を流した。
ク代表は、彼女の名前札を持って引き返し、箱を持って出て行った。
マ理事は、不動産屋からの電話で、妻が家を売りに出したことを知った。彼は急いでオフィスを出ていった。
ク代表は、チーム長と理事を招集したが、マ理事は外出したまま、ウンスが何度電話しても出ない。
代表はチャン理事に「書類を細かく見たが、理事を使い続ける理由が見つからない、理事は給料泥棒と言われている」と言った。
チャン理事は荷物をまとめて「メソッド・エンターを頼むわね」と言って去った。
ウンスはマ理事に連絡を取ろうとするが、電源が切られたまま、、、
「誰かが、代表にチャン理事は給料泥棒と言ったんだ」と聞いたヒョンジュは、サニーを呼び出した。サニーは「代表の指示、非効率な人を追い出せと。そのためあなたに接近した」と言った。
マ理事は、アパートで、お風呂に浸かり音楽を聴いていた。ドアがこじ開けられ、ウンスが飛び込んできた。
「マ理事生きていた、よかったわ」と抱きついた、、「何事だ」と驚く理事、、。
お風呂から上がり、落ち着いた理事に「すみません、電話に出ないので、もしかして何かあったのかと」とウンスは謝った。
彼女は左腕にケガをしていた、それに気づいた理事が手当てをしてあげた。
ウンスが彼の手を自分の胸に当て「私すごくドキドキしています」と言い、二人の顔が近づいた、テレビの画面には『風と共に去りぬ』のキス場面が映っていた。
感 想
8話のカメオ出演は、キム・ジフンさん、彼とジェインがキャンプ場で会話する場面が、最高によかったです!キム・ジフンさんのセリフは、ドラマのセリフでありながら、実際にジフンさんが考えていることなのではと思わされました。『悪の花』最近視聴しましたが、キム・ジフンさん、怖かったです😱。そして『ペーパー・ハウス・コリア』のデンバー役で、世界に名前と顔が知られましたね!
この会話の場面、ジェイン役のクァク・ソニョンさんも本当に上手だなと思いました。8話のジェインはとても魅力的でした。
またもやヒョンジュが口を滑らせて、チャン理事が会社を去ることになってしまった、、。ヒョンジュはよく言えば純粋だけれど、悪く言えば世間知らず、同い年でも、サニーはずっと強かのようです。
最後の場面、エーー、マ理事とウンスさんがそんなことに、、、
映画は『風と共に去りぬ』のビビアン・リーとクラーク・ゲーブルで合っているでしょうか?
第9話 あらすじ
ジュンドンは、担当の俳優キム・ジュリョンを連れ、ナPD(プロジューサー)と打ち合わせに行った。人気番組『地球娯楽室シーズン2』のオファーを受けたのだ。キム・ジュリョンは、世界的ヒット作「イカゲーム」に出演して、一躍有名になった。
他の出演者、撮影場所、何をするか、全て秘密。しかし事前にしていただくことがあり、懸垂下降の練習とPDは言った。
実は、ジュリョンは、「イカゲーム」の最後の ”高いガラスの橋が割れ、墜落する” シーン撮影後、高所恐怖症になっていた。
精神科医に相談すると、「イカゲーム」のそのシーンを上手に演じようと思い、その時の負担がプレッシャーになり、更にトラウマになり、同じような場面で体が動かなくなった、体が覚えているから、と説明された。
ヒョンジュの母が、釜山から娘に会いにソウルに来た。
ヒョンジュはマ理事に、母が来ているので明日一緒にランチはどうかと聞き、理事が来ないなら母が会社に来ると言い(脅して)、ランチの約束を取り付けた。
会社では、サニー・リムが、(追い出した)チャン理事の部屋に移った。
代表のク・ヘジュンは、何の相談もなく予算をカットすると言い出した。ク代表の独断的な決定に、反発を強めるジェインたちに、クは1週間以内に成果を出せば、実務から手を引くと約束したが、、。
仕事がない俳優は、契約解除されることになった。チャン理事の担当の俳優”パク・チュンベ”、ヒョンジュは自ら志願してパクと会い、彼と話しているうちに、自分がマネージャーになりたいと言った。
カン・ヒソンはマ理事が担当になってからオーディションがない。ジュンドンは、オ・フン監督が今から来る、歌の上手な俳優を探していると紹介した。
翌日、ヒョンジュは、パク・チュンベ先生の担当をしたいとサニー・リムに申し出た。資料を出し「レインボー・ブリッジ」で重要な役を演じた俳優と説明したが、「契約したいなら、この俳優が会社にもたらす利益を教えて」とつき返された。
ヒョンジュは「ヘブン・レストラン」を調べながら、ウンスたちに「釜山から来ている母とランチを食べる」と言って出かけた。
ウンスがオフィスでランチを食べていると、マ理事の妻がやってきた。”理事とのことがばれたのでは?”と焦ったウンス、理事の奥さんに呼ばれて「急いでます。ヒョンジュさん親子とランチをするので」とエレベーターに乗り込んだが、理事の妻も乗ってきた。
2人がレストランに着くと、ヒョンジュと母、そしてマ理事がいた。
理事の妻は、ヒョンジュの母に自己紹介して席に座り、理事はとりあえずヨンスを会社に帰した。
妻は、ヒョンジュの母の電話番号を自分のスマホに登録させて、帰る前に一度会いましょうと言った。
妻を送ったマ理事に、彼女は「倒れたと聞いて心配した私がバカだった、離婚届けを送る」と行って帰った。
メソッドのオフィスに、アメリカで活躍中のモデルのチュ・アヒョンが来た。彼女はなんとク代表と知り合い、NYで彼がモデル事務所の後援をしていたらしい。ジェインは、何とか彼女と契約を結ぶつもりである。
「今度の日曜日、ク代表の就任式が盛大に開催される予定」との放送があり、ク代表自ら「業界の監督や作家、放送局の人を呼びます。都合のつく人はご参加ください」とアナウンスした。
ジェインはみんなを集めて「ボイコットを。会社を自分勝手に操るのは見過ごせない」と言い、ジュンドン、ジェイン、ウンス、ジンヒョク、ウォンジェ、ヒョンジュ、マ理事の7人は、”就任式には出席しない”と誓いを立てたが、、、。
〔日曜日〕
ジュンドンは、ジュリョンを車に乗せて、ナPDに会うためにある場所に連れてきた。
ジェインは、今日しか空いていないというチュ・アヒョンに会いに、ある場所にきた。
マ理事は、SYピクチャーズのぺ代表との共同制作の打合せのために、ある場所へ。
”ある場所”とは、ク代表の就任式の会場だった。3人は会場で会い、お互いに”裏切り者”と言い合ったが、ジンヒョク、ウォンジェも来て、就任式の司会や裏方を手伝っていた。
ク代表の挨拶の時に、SYピクチャーズとの共同制作が発表された。
マ理事は、自分の成果として後でク代表に話すつもりだったが、ぺ代表がク代表に話してしまったのだ。理事は妻から”離婚届を送った。署名して返送して”メールを受け取り、会場を後にした。
ジェインは、アヒョンに「世界的なモデルにはなったので、私と一緒に世界的な俳優になってみませんか?」と誘った。
アヒョンは、ク代表とジェインの前で、「チャン・チーム長を信じます」と契約にオッケーを出した。彼女が帰った後、クはジェインに「俺たちは似すぎている。負けず嫌いで欲しいものは手に入れる、お前が必死なのも”同族嫌悪”というやつだ」と言い、ジェインは反発。2人でウイスキーをストレートで飲み合った、まるで勝負のように。
ジェインが飲みすぎて気付くと、サンウクがいて頬に手を当てた。ジェインは「すごく会いたかった」と言い、二人は激しいキスを、、、。
ジュリョンは、ナPDと2人で飲んだ。彼女に会う人はみんな「イカゲーム」を話題にした。本人は、ガラスの橋から落ちるシーンの恐怖を思い出すので避けたいのだが、PDも同じく話題にした。
ジュリョンは飲みすぎ酔っ払っていた。猫が木に登っているが、降りられないのを見て、気がついたら自分も木に登り、ぶら下がっていた、、。
ジュンドンが彼女に気付き「高所恐怖症の人がどうして?」と言うと、そこにナPDがいた。彼女を下ろすためにジュンドンは「受け止めます、大丈夫」と励まし、彼女は手を離した。気がつくと、ジュンドンが下敷きになり受け止めてくれていた。彼女は彼に心から感謝した。
「ナPDに高所恐怖症がバレた」と心配していると、PDが現れ「より面白い。できないことや怖いことをやり遂げるから感動が生まれる。空をかっこよく飛びましょう」と。空は飛べなーーい、と焦る2人。
ヒョンジュは、パク・チュンベとの契約を会社に認められず、契約解除の書類に署名をもらうため、再度彼と会い、謝った。しかし彼は「俳優として価値があると思えた、ありがとう」と感謝した。
帰りヒョンジュは、チャン理事の留守電に「ごめんなさい、チャン理事がこんな目に遭ったのは私のせいです。理事の担当の俳優を守りたかったんですが、力がありませんでした」とメッセージを入れて泣いた。
翌日:
マ理事はク代表から、SYピクチャーズとの共同制作の件は、理事が担当を、と言われた。
ジェインは頭を抱えていた、、、昨夜熱いキスを交わした相手は、サンウクではなく、実はク代表だった!!
ヒョンジュは「レインボー・ブリッジ」のパク・チュンべさんが、映画祭のドラマ部門の男優助演賞にノミネートされたというニュースをネットで読んだ。
感 想
今回のカメオ出演は、「イカゲーム」に出演されたキム・ジュリョンさんでした。ドラマの中でも何度も「イカゲーム」が話題に、ガラスの橋のシーンも登場しました。
「イカゲーム」では、ク代表役のホ・ソンテさんとキムさんが絡むシーンがすごく多かったです。
世界的にヒットしたドラマに出演すると、俳優さんの知名度は爆発的に上がり、急にオファーも増えるのでしょうね。
マ理事、理事の奥さんと、ヒョンジュの母が会う場面は、修羅場でした。理事このまま離婚までされてしまうのかと思うと気の毒になり、、理事、結構いい人だと思います。
ヒョンジュも頑張ってます。無名のベテラン俳優とのエピソードはいいお話でした。チャン理事に戻ってきてほしいですね。
ジェインさん、飲みすぎーーー!ク代表とサンウクさんを間違うなんて。代表は彼女のことが好きみたいですが、ジェインさんどうする?
第10話 あらすじ
ダニエル(ダニー)・ヘニーは、メソッド所属の俳優だが、アメリカを拠点に活躍している為、メソッドは、国内活動だけをサポートしている。
ダニーはマ理事の担当だが、彼が事務所に来たとき、ジェインはイェ監督の新作の ”ストレンジャー”のシナリオを見せ、ダニーに出演依頼をし、監督に会いませんか?と誘った。
しかし、マ理事はなぜかその話を避けたいようだ。
ジェインは、イェ監督に連絡をして、ダニー・へニーが会いたがっていると言ったが、監督は拒否した。
監督には屈辱的な思い出があった。4年前の映画祭のイベントで会った時、脚本を読んでほしいと言ったら、アメリカで読むからとメールアドレスをくれた。返事が来たが、”個人的に連絡するのはやめてください。脚本のデータは読まずに消します”。それが「ストレンジャー」の初稿で、賞を取った作品より以前の初の長編作品だった。「賞を取ったから心変わりしたのね、断って」と会うのを拒絶した。
ヒソンは、ジュンドンに、明日サントラのテストがあると報告した。オ・フン監督と直接連絡をとったようだ。
彼女はク代表就任パーティで、オ監督とデュエットして、監督に気に入られたようだ。そのディエットを聞いてから、ジュンドンは、ヒソンのことが気になっていた。
翌日から、ジュンドンは、ヒソンの送り迎えを始めた。
ヒソンは、テストの結果、脇役ではなく主役に選ばれた。ヒソンのためには喜ぶべきだが、なぜか複雑なジュンドンである。
ヒョンジュは、イェ監督の予定の確認をするよう指示された。それを知ったマ理事は、ジェインに内緒で、監督の予定を送ってくれと頼んだ。
「実は、監督の脚本を消したのは俺なんだ。ダニーは見てない。脚本はイマイチで、ダニーのストーカーが書いた感じがした。彼女は無名だったし。共同制作で俺がプロデューサーなのにいきなり窮地」と弱音を吐いた。
ヒョンジュは、家庭の問題がなければ、今頃マ理事が代表になっていたと責任を感じ「私が協力します」と言った。
ジェインは、ダニーに会うようにイェ監督を再度説得した。実は監督は、ダニーの熱烈なファンで、彼のことは韓国一詳しい。彼を主人公にした映画を作りたいと目標を持ち、そのために書いたのが「ストレンジャー」だったのだが、読むのも拒否され傷ついたと吐露した。
ジェインは、ダニーが謝罪していたと(ウソ)を言ったが、それでも会うのを拒否する監督に「分かりました、断ります。彼には”映画よりプライドを優先するアマチュア監督”と記憶されるでしょう」と言うと、監督はやっと会うと言った。
ヒョンジュは、ジェインに「イェ監督とはうまく話が?」と探りを入れ、監督が会うと言ったと聞くとと大袈裟に喜び「私が双方の日程を調整します」と申し出た。
マ理事と会ったダニーは「脚本が気に入った、僕をモデルにしたとしか思えません」と喜んだが、話を避けようとする理事に不信感を持ち始めた。
車に乗ると、ラジオ番組に出演しているイェ監督の話が聞こえてきた。彼女は「性的少数者の物語に反発する人がいるが、自分の興味あるものしか作れない。今の関心事は、動物の権利です」と話していた。ダニーはその話に共感し、ラジオ局に直行して監督に会うと言い出した。
マ理事から、ダニーが監督に会いに行くとメールを受けとったヒョンジュ、、、性的少数派に反対する宗教団体に電話し、タクシーに乗りラジオ局へと。
ダニーたちがラジオ局に来ると、映画の再上映を反対する宗教団体がデモを行なっていた。
ラジオ局に着いたヒョンジュは、放送が終わった監督とジェインを、デモをしているので表から出るのは危ないとエレベーターではなく、階段を使わせた。
その後すぐに、ダニーとマ理事がエレベーターで上がってきた。
事務所に戻ったジェインとイェ監督、ヒョンジュにダニーの日程を確認すると、予定が詰まっていると言う。
ジェインはダニーに直接電話した。監督が会いたがっているというと、僕もすごく会いたい、ラジオ局に行ったのに会えなかった彼は言い、明日事務所で会うことになった。
マ理事は、ダニーと監督が明日11時に対面とのメールをジェインから受け取り、、、ウンスに連絡して雲隠れした。
翌日、マ理事もウンスも電話に出ない。
ダニー・へニーは笑顔でイェ監督に挨拶したが、彼を信じていない監督は戦闘モード。
いきなりカメラテストで、自己紹介を要求され、ダニーは戸惑いながらも笑顔で応じた。
次は、監督が相手役で即興演技の要求。
想定は ”愛してくれた女性を容赦なく捨てた男性が、4年ぶりに彼女と会い許しを請う場面“。
ダニーは戸惑いながらも、監督相手に迫真の演技をした、、、が、監督は突然彼の体を後ろに押し、「これで私が許すと?あの時のことを謝ってください」と迫った。
何のことかさっぱり分からないダニーは「何か問題が?僕は役に合わない?それなら結構です」と出て行こうとした。
「わかりましたか?拒絶される気分が。私を傷つけました、あなたのために書いた脚本を捨てられました」と言う監督に、ダニーは「待ってください、何の話か分かりません」と。
ジェインが「4年前、メールで脚本が届いたかと」と言うと、「届いてません。話はしたけど送ってくれなかった」、、、どこまでも話が噛み合わない、、。
「私のせいです」と突然、ヒョンジュが言った。「私がここで働き始めた時、メールで届いた脚本を検討してました。あの脚本は難解すぎて消しました」と言った。
全員???
怒って帰ろうとする監督に、ジェインは「誤解だったので問題は解決を」と追いかけたが、
「何が解決?私が好きな俳優を憎んでたこと?好きな俳優を侮辱したこと?今日は人生で最悪の日です」と帰ってしまった。
ダニーは、ジェインに「失望した、社員を教育して。テオに伝言を、契約終了だと」と彼も怒って帰った。
ヒョンジュは、トイレに籠った、、。
ヨンスが、ダニーとイェ監督が大ゲンカをしたと留守電で聞き、マ理事を叩き起こした。
ク代表、ジェイン、ジュンドンがいる会議室に、マ理事が入って来た。
「ダニー・へニーとイェ監督が告訴すると言っている」と代表が言った。
ジェインは「互いの誤解を解けば何とかなる。私は監督に会うので、マ理事はダニーに会って。問題は、ソ・ヒョンジュ、監督とダニエル先輩を会わせないようにしてた、4年前から会社にいて、監督の脚本を消したと言った」と。
マ理事は「彼女は悪くない、俺が頼んだ、2人を会わせるなって。脚本を捨てたのも俺だ」と言い、「ヒョンジュは、俺の娘、ウンギョルとは母親が違う。俺が悪い、責任を取り会社を辞めます」と言った。
感 想
ダニー・へニーさん、すごく素敵な俳優さんですね。
さて、10話のお話は、マ理事が4年前にイェ監督の脚本をダニーに見せずに削除してしまったのに、それを隠そうとした事から起きる騒動が描かれました。
マ理事、家庭のゴタゴタから判断力が鈍っているのか、また大きなミスをしました。
4年前に、イェ監督の脚本を削除してしまったことは、もう済んでしまったこと、今更どうすることのできない。しかし監督は、ダニーのために”ストレンジャー”を改稿し、素晴らしい脚本になった。ダニーも興味を示している。絶対にいい映画になるはず、と言う大切な局面で、彼は、過去のミスを隠そうとして、監督とダニーを会わせないように、ヒョンジュに頼んでしまいました。
そのことを知らない監督とダニーはお互いに誤解、2人の間はこじれてしまいました。
ヒョンジュは、父親を助けようと動いたんだけれど、、、監督の性的少数派の映画に反対する宗教団体に電話して、ラジオ局の前でデモを起こさせた、、う~~ん、共感できません。映画やドラマに携わる人が、偏見を持つ団体を利用してはいけないのでは?目的のためだったとしても、使っていい手段と悪い手段があるのでは?とドラマを見ながら強く思いました。
ヒョンジュが最後に意味不明のウソ(4年前に自分が削除)をつき、みんなを唖然とさせましたが、、。
マ理事は、それでとうとう、ヒョンジュを自分の娘と告白することになった訳です。
マ理事もヒョンジュも、エージェントしての本来の姿、監督と俳優のことを最優先に考えるという視点が全く抜けていました、それが見ててつらかったです。
この回の教訓は、ミスは早く認め謝罪して、次に何ができるかを考えて動くこと、仕事の基本を忘れない、心に留めておきたいです。
第11話 あらすじ
ベテラン俳優のイ・スンジェ先生、監督が撮影の打合せで話しかけると「この女性は、初対面なのに服を着替えろと失礼なことを。疲れた、帰る」と言い出し、監督とジュンドンは戸惑った。
ジュンドンは、イ先生を連れて病院に。医師は「アルツハイマーではない。最近、軽い脳卒中の症状があったので、その後遺症で一時的な損傷。回復までに週数間掛かる」との診断だった。
イ先生は、大したことないと撮影続行を望んだ。しかし投資会社はイ先生は降板すべきと言い、監督はイ先生の出演を望んでいる、ジュンドンは会社に戻って相談した。
代表、マ理事、ジェインは、CM、投資を考えイ先生には続行してもらうと決めた。
マ理事は、会社を辞めると言ったが(前回)、ク代表が会社に必要と引き止めた。
ヒョンジュはマ理事の娘と社内で公になり居心地が悪い。しかしジンヒョク先輩だけは以前と変わらず接してくれ、耐えなさい、人の噂も75日と励ましてくれた。
ジュンドンは、オ監督の映画に出演するヒソンが気になって仕方ない。破格のシーンになるかもしれないと聞き、濡れ場?と心配になり、あれこれ注意して、すっかりヒソンを怒らせてしまった。
ク代表の提案で ”新人開発チーム”が設置されることになり、チーム長の面接も終わった。代表がチーム長は内部の人に決まったと言ったので、全員が、面接も受けたチェ・ジンヒョクだと思ったが、代表が選んだのはソ・ヒョンジュで、みんなは驚いた、彼女は志願さえしていなかった。代表は「彼女は自身の能力を行動で見せてくれた。俳優を見る目もある」と言ったが、微妙な空気に、、。
ジンヒョクは、マ理事が後ろから手を回して娘をチーム長にした、と怒りが収まらない。
ヒョンジュはジェインに、マ理事が父親だと黙っていたことを謝ったが、彼女から「自分のミスが分かってない。ミスはダニエルとイェ監督の間を邪魔したこと、マネージャーなら絶対に俳優を優先すべきだった」とピシッと言われた。
イ先生が事務所に来た。「映画を初めて60年、自ら降板したこと一度もない。今回の映画も最後までやれるように手伝ってほしい」とジュンドンたちに言った。イ先生とチャン理事は宿敵同士だったようだが、彼女がやめて先生はショックを受けているようだった。
SYピクチャーズのイ・ミョンジュが撮影現場に来て、ジュンドンに、オ・フン監督の映画はどう?と聞いた。ジュンドンは、今作は49禁(?)と意味不明なことを言い、何やら大変な映画であるように話し(内容はわかりませんが)、彼女は頭を抱えて帰って行った、、。
今度は、投資会社が、状況確認のためイ先生をチェックすると言い出した。ジュンドンはイ先生に事情を説明して了承を得たが、、、先生は突如「現場マネージャーのチャン・ミョンエがいない」と言い出し、「チャン マネージャーが来ないと出て行かない」と控え室にこもってしまった。
事情を聞いたク代表は、チャン理事を連れて現場に行ってと、いとも簡単にジェインに言い、彼女を怒らせたが、彼女はチャン理事に連絡を取ろうとしていた。
現場に投資会社の女性が来た。イ先生は部屋から出てきて、その女性が面接した。
「体調は大丈夫ですか?撮影中に急に記憶が無くなったりすることは?先生、今日の昼食は何をお召し上がりに?ケータリングのメニューです」と聞いた。
「わかりません」と先生が言うと、チャン理事が現れ「知らなくて当然です。先生はいつもお弁当を持ってきてますよね」とイ先生の横に来て言った。先生は「マネージャーのチャン・ミョンエ」と女性に紹介した。
その場は収まったが、明日は撮影を見守ることになった。
イ先生が「ここで終えようかと思う」とチャン理事に弱音を吐くと、彼女は「私とワン代表の仲を裂いたあの気迫は?」と怒り「どれほど先生を恨んだか、もう20年前ですね」と笑った。
「すまなかった、それが言いたくて呼び出した。記憶が悪化する前に謝りたかった」とイ先生は言った。チャンは「映画は最後まで できます。私がそばにいます。先生のマネージャーですよ」と言うと先生は安心して笑った。
チャン理事はメソッドに復職した!カッコ良く!
ク代表は心を入れ替えたようで(?)「社員が恐れる上司ではなく、尊敬される上司になる、そのためにはチャン理事が必要です」と彼女に言った。
理事の新タイトルは、”総括プロデューサー チャン・ミョンエ”、制作する全作品の”作家、監督、俳優”の人選を担当。マ理事は制作担当、チャン理事は企画担当、と代表から発表された。
ジェインはチャン理事が戻ってきたことを心から喜んだ。理事は彼女に「選択する時に基準にしていることがある。死ぬときにこの選択を後悔するかしないか」と話した。
マ理事は、妻からの連絡で、郵便物を取りに自宅に戻った。家具は梱包され、家族写真は壁から取り外され、家を売る準備が進んでいた。理事はベッドルームの椅子に座り、泣いた、、。それを戻った妻が見たが、何も言わずにその場を離れた。
ジェインは、サンウクがジョギングをする公園のベンチで彼が通るのを待っていた。
サンウクが「何か」と話しかけていた。ジェインは「ごめんなさい。あなたを傷つけてしまった。人生で一番後悔していることを考えたら、あなたを失ったことだった」と話した。サンウクは「それだけ?気をつけて帰って」と冷静に言ってまた走り出したが、、、戻ってきた。「またジェインさんを諦めたら、後悔しそうだと思った」と言い、二人は抱き合った。
ヒョンジュは、ク代表に「新人開発チームのチーム長はできません」と言った。代表は「選びなさい。チーム長か退社か。目の前のチャンスを諦めるような情熱も野心もない社員を雇用しておく必要はない」
ヒョンジュは母につらいと電話し、母は、いつでも帰ってきなさいと言った。
イ・スンジェの撮影が始まった。
記憶が飛んだように見えたが、緊張する若い時の自分に会いに行って励ましていた。”相手役のセリフもみんな覚えろ”と、それは若い自分が先輩に教えてもらった言葉だった。
そして、本日の演奏のシーン、素晴らしいシーンが撮れた。製作会社の女性も納得して帰った。
ジュンドンはヒソンに、心配だったんですと謝った。ヒソンは「濡れ場はない。濡れ場なしでエロチックに演出するのが監督の目標」と話した。
そこにオ監督が怒って入ってきた、、投資会社が”投資しない”と言い出した、投資委員会の人が、俺の映画がとてつもなく扇情的だと言ったらしい、どこからそんな情報が?しらばくれるジュンドン、、、俺はもう映画は撮らないと監督は出て行った。
ヒョンジュは、会社を辞め、部屋を引き払った。
感 想
11話は、ベテランの高齢の俳優さんが、記憶の混乱を招くことから物語が始まりました。しかし、彼は記憶が混乱すると現場で心配されていることを利用して、「現場マネージャーのチャン・ミョンエがいない」と一芝居打ち、彼女をメソッドに戻したのですね、多分。
数字が取れるとか、合理性だけで物事を決定すると人生は味気ないです。それではいいドラマが作れないように、マネージャーにもベテランから新人まで必要なのでしょう。
ヒョンジュが、ク代表から、新人開発チームのチーム長に選ばれましたが、今までドラマを見る限りでは、どの行動に能力があり、どこに俳優を見る目があるのかさっぱりわかりませんでした。
オ監督とヒソンの映画は流れそうですが、、ジュンドン、自分が告げ口したからとは言えませんよね。
マ理事は泣いていました。理事もジュンドンも失敗します、人は誰でも失敗します。
第12話 あらすじ
釜山国際映画祭が開催される。
ジェイン担当の俳優キム・アジュンが単独司会をすることになり、注目のロナ・ミケルデザインのドレスを着用することなった。ドレスはアジュンに最高に似合っていたが、試着中に背中が破れた。C&Gが宣伝をもくろみ苦労して入手したドレスで、C&Gは彼女の出演作にI投資している。
メソッドでは、ウンスとジンヒョクがクジをし、ジンヒョクが負け一人留守番をすることになり、拗ねていた。
ジュンドンは、映画が流れて気落ちしているヒソン(彼の告げ口のせいだが、彼女は知らない)に、釜山映画祭のチケットを渡し、一緒に行こうと誘った。
ヒョンジュは、釜山に帰り、母の美容室を手伝っていたが、VIPのお客様のシャンプー中に、俳優の悪口を言われ、熱いお湯を顔にかけ、客は怒って帰ってしまった(当然ですよね)
ジェインとアジュンが、釜山に到着すると、ドレスはジェインの手配でお直しされ元通りになっていた。
C&Gグループの娘、シン・ジュギョンが、忙しいアジュンに会いたいとジェインを通じて頼んだ。しかし、アジュンは親の有名人と人脈を作りたがる彼女を嫌っていた。ジェインが断ると、彼女は明日の誕生日に招待する、父がアジュンさんの映画に投資していると半ば脅しのように言ってきた。
C&Gのパーティなので、海外進出を望んでいるアジュンにはいい機会かもとジェインは話してみた。アジュンは仕方なく行くと言ったが、その後でジェインは自分の間違い”俳優の誇りを汚すところだった”と気づき、パーティ出席を断った。
ウンスは明日釜山に行くつもりでオフィスにいると、マ理事の妻が来て「主人に内緒で釜山に行きたい」と言った。列車も飛行機も満席である、彼女は自分の列車の予約を、マ理事の妻に変更して、オフィスに残ることにした。変更した後で、ウンスは泣いた、、。
マ理事の妻が、夫の滞在しているホテルに来て「今回のことでわかった。私もあなたも完璧じゃない、それを認めてやり直さない?」と言った。
映画祭当日、ジェインが会場に行くと、アジュンのドレスが持ち去られていた。C&Gグループの娘、シン・ジュギョンが持ち去っていた。彼女は、「アジュンと一緒に謝りに来て、明日のパーティーに参加すると約束したら返す」と言った。それを聞いたアジュンは、一人、ジュギョンの元に取りに行ったが、、彼女が、映画俳優病だの、ジェインを寄生虫だのとバカにしたので、腹が立ち、ドレスを持たずに戻ってきた。
ジェインたちは、すぐに代わりのドレスを探し始めたが、ない。ジェインは、ハン・ボルムの韓国服(BTSが来て有名になった)のアトリエが釜山にあることを思い出し、そこに行った。
ヒョンジュは、昨日、シャンプーの時に怒らせてしまったVIPのお客様の店に謝罪に来た。韓国服のお店のオーナーのようだ。
同じ時、ジェインは、ハン・ボルムに会って、アジュンのドレスをお願いしたが、断られていた。海外の有名なファッション誌の巻頭を飾ると言っても、彼は興味がない。「祖母から3代続く家業、僕が既成服のように渡したら、母が許さないでしょう」と。
ヒョンジュが帰ろうとしたら、奥からジェインが出てきた。ヒョンジュが謝った女性は、ハン・ボルムの母親だった。ジェインは、「息子さんを説得してほしい。息子さんの服を着ると俳優が映えます」とお願いしたが、母は息子の意思を尊重すると断った。その時、ヒョンジュが何かを思い出し、母親に耳うちした。無事、ハン・ボルムの韓国服をもらうことができ、ヒョンジュが運転して裏道を抜け、会場へと届けることができた。
映画祭が始まった。
ハン・ボルムの韓国服を着たキム・アジュンは、堂々として美しかった。
マ理事の車がヒョンジュの家の前に止まり、彼女のレセプションパーティー用のドレスを持って出てきた。彼女はパーティーに参加した。
ジェインは、映画祭のチーム長から、元夫がLAでSTエージェント経営している、来年オープンするNY支店行かないかと誘われた。ジェインは、ヒョンジュをアメリカに誘った。
ジュンドンはヒソンに告白し、お互いに思い合っていることがわかったが、その後ヒソンは、業界の人からオ監督の映画が没になったのは、ジュンドンの告げ口のせいだと聞き、ホテルをチェックアウトして、いなくなってしまった。
ジェインは、生理がしばらく来ていないことに気づき、、妊娠検査薬で調べた、、。
翌日、チャン理事、ジェイン、ジュンドンは、防波堤から海を見つめていた。ジュンドンは「俺は最低、男としてもマネージャーとしても」と嘆き、ジェインは「やれやれ、やるべきことが1つ増えた」と言った。
感 想
12話で、『エージェントなお仕事』は一応終了したようですが、中途半端な終わり方でしたね。
このドラマを見始めてから、フランス・オリジナル版『エージェント物語』を全て見たので、12話はこういう終わり方だ予想できました。オリジナル版はここからまだ続きがあリ、だんだんと面白くなっていきます。
韓国版、軽くサクサク見られて面白かったです。オリジナル版とすごく似たストーリーもあれば、だいぶ違っているストリーもありました。12話はかなり違いました。司会者のドレスを出資会社の娘が持ち去ると言うのは、無理な設定に思えましたが、伝統の韓国服をヒョンジュの機転で手配できたのはよかったですね。
韓国版も続編が制作されれば、視聴したいです。
フランス・オリジナル『エージェント物語』はすごく面白かったので、お勧めします。それぞれの国の文化の違いがわかって、それも興味深かったです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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