『海街チャチャチャ』5話と6話のあらすじと感想を書いていきます。
*ネタバレあり
3話4話のあらすじは以下でまとめています。
第5話 あらすじ
ヘジンはホン班長の家から朝帰り。それを町1番の噂好きのナムスクさんに見られた。情報は ”コンジン・フレンズ” グループチャットで瞬時に住民に広がった。ヘジンが家に戻るとミソンも知っていた。なぜか彼女もグループの一員。ヘジンは飲み過ぎで記憶が飛んでいた。
出勤の道すがら住民たちの好奇の視線が。ヘジンはホン班長を見かけ食堂で朝食。私たち噂になっているけど、何もないよね?と確認。
ヘジン「私のこと好き?」班長「不愉快」ヘジン「それならよかった。私たち不釣り合いよね、社会的地位が違うでしょ?」班長「君も気の毒な人だ」と言って去った。
ヘジンは医院で、ミソンから「住民の意見は逆よ」とホン班長について意外な話を聞いた。
ホン班長はソウル大学。子供の時からずば抜けて優秀。6歳で千字文を暗唱。遊んでばかりいるのに試験は常に1位。数学オリンピックで金メダル。ケンカも強く誰も叶わなかった。ソウル大学工学部に首席で入学。毎年奨学生
驚くヘジン「それなのにどうして?班長はほぼ無職よ」と。「コンジンには3つの謎がある」と意味深なミソン。
1つ目は総長と洞長が離婚した本当の理由
2つ目はホン班長の空白の5年間。大学卒業後の5年間、何をしていたのか誰も知らない。
3つ目を言う前に、ヘジンの過去の恋愛について地雷発言をして、ヘジンは怒ってその場を離れた。
ホン班長がコンジンの港の写真を撮りながら灯台に向かっていると、写真を撮るのに夢中になって、崖から落ちそうになった男性を見つけ、危機一髪で助けた。展望台に行きたいという彼に道を教えたが、逆方向に歩いて行った。班長は後を追って一緒に展望台まできてしまった。素晴らしい眺め。その彼は、コンジンには今年だけで4回目らしい。違う目的地だったが、道に迷ってコンジンに来て結果オーライ!と笑って言った。
ホン班長は、お腹が減ったという彼(名前が分からないので「彼」と呼ぶ)をファジョン刺身店に案内し、新鮮な魚の料理をたくさん出した(本当に美味しそうです)。彼は食べ物の知識がありそうで、お刺身の調理法で、ホン班長と言い争いになった。お互いに譲れない様子。
ヘジンとミソンは帰り道で、隣に引越した人から挨拶をされた。ユ・チョヒさん、小学校の先生。明日、ヘジンが虫歯予防の授業をするクラスの担任の先生だった。
ユ・チョヒ先生は、ヨンドク洞長の15年前の初恋の相手らしい。
翌日、小学校の虫歯予防の授業の日。ミソンは下痢でいけない為、ホン班長に助っ人を頼んだ。学校には、役所を代表してヨングク洞長、保護者代表でファジョンさんが参観に来た。
ホン班長は、歯磨きの歌とダンスで子供たちを惹きつけた。授業が終わって、ユ先生たち三人が話していた時、ファジョンさんは左頬がとても痛くなった。ヘジンが診てあげ、歯を噛みしめすぎて、頬に負担がきているようだと言った。
授業が終わったヘジンとホン班長は食事に。ヘジンは住民の噂を避ける為、車で隣町に行った。
ヘジンは、社会的地位が違う、と言ったことを班長に謝った。そして、ソウル大工学部だったことを確認するため、携帯から過去問を取り出して解くように差し出した。テーブルに式を書いて回答するホン班長、全て正解。
「納得した?」との班長の質問に「いいえ。この学歴でなぜこんな生き方を?真面目に努力した分成果を得なきゃ」と言うヘジン。「カネや成功以外にも価値のあるものは多い。人生は計算できないしそもそも正解がない。問題をどう解くかは自分次第だ」と持論を述べる班長。
帰ろうとすると雨が降ってきた。ホン班長はヘジンが忘れた傘を出したがささず、ヘジンの手を取って海岸へ走り、ふたりで雨に打たれて遊んだ。
班長がヘジンの額に手を置いた、その時、ヘジンはホン班長の家で自分からキスをしたことを思い出し動揺した。「ホン班長、私たち本当にあの夜何もなかった?」ともう一度聞いたが、何もなかった、と彼は言った。
感 想
あらすじには入れなかったが、5話で一番好きだったのは、おばあさん三人組が川のほとりを散歩中に、向こう岸を通りかかったホン班長が三人の写真を撮る場面。「花よりきれいだよ」と言われて、喜ぶ三人もおばあさんたちが愛らしくて、花と三人の写真がすごく素敵で、、泣けてきました。
写真を撮っていた方向音痴の”彼”、いい感じの人。これからの物語のキーパーソンになるのでしょう。
ヘジンさんとホン班長の恋の行方は、しばらく静観、です。
第6話 あらすじ
5話の海岸からの続き。何もなかった、という班長を置いて、ヘジンは帰った。(傘の色と、夕焼けの海岸の海と空のグラデーションが同じ色。細部のこだわりですね。)
部屋で灯りもつけず考え込むヘジン。心配したミソンが事情を話すと「キスぐらい何よ」と言われた。「気があるんじゃない?」と本心をつかれ「誤解を招く振る舞いをしたのが間違い、これからホン班長には関わらない」と宣言した。
翌日、コーヒーを注文するためにカフェに行くとホン班長がいた。つっけんどんなヘジン。そこに、カフェのマスターと娘のジュリが言い争って入ってきた。ジュリのテストの点が酷すぎと父は怒っている。「歯を矯正したい」というジュリ。八重歯が目立つのが嫌らしい。父は「それが可愛い」と言って矯正は反対。ヘジンは診て「八重歯が他の歯に悪い影響を及ぼしていない。矯正する必要はない」と言った。
歯科にファジョンさんがきて、レントゲンを撮ったが、歯には問題なかった。医院を出るとき、入り口に置いてある観葉植物につぼみができてるのを見つけた。父が開業祝いに送ってくれた植物。ヘジンは名前を知らなかった。
「幸運の木」とホン班長の声が。「定期検診にきた」と診察室へ。「歯に異常はない。気になるところは?」とのヘジンの問いに「これからの二人の関係。こうなるとわかっていた、だから知らないふりをした。酒の失敗ぐらいで気まずくなるな。真の友達になるためにこんな危機も乗り越えないと」班長は言って帰った。
ヘジンは、平然と友達になろう、と言われたのが気に入らない。そこにミソンのスマホに、ホン班長が女性と歩いている写真がチャットグループから届いた。
住民たちは、ホン班長とその女性の行動をカメラで追っていた。街で、ビーチで、展望台で見かけた二人の写真が、次々にグループチャットに投稿され、ヘジンは班長に振られたと言うことになった。
ガムニさんの家の前から、泥棒!と言う声が聞こえてきた。男がいた。ホン班長が先日助けた”彼”だった。班長の知り合いとわかり、ガムニさんは彼と班長にお昼をご馳走した。(あ~、美味しそうなご飯!!)彼の仕事は’食レポ’、でも無名だと班長はガムニさんに説明。彼は「きれいな家で見とれていた、理想的な家、素朴で温かい」と家の前に立っていた理由を話した。ガムニさんのキムチを食べて、本当に美味しい、とため息。嬉しそうなガムニさん。
夕方ヘジンが家に帰ると、家の前にカフェの娘、ジュリが立っていた。
ホン班長がカフェに行くと、マスターがパニック、ジュリがいなくなり金庫も無くなっていた。方々電話したが誰も知らない。
ヘジンの家では、ジュリがチキンを無心に食べていた。口実は英語を教わりに来ただが、家出してきたのだ。バッグパックに店の金庫を入れて。そこにホン班長がきた。玄関の運動靴を見て無断で中に入り、ジュリを無理矢理連れて行こうとした。ヘジンは「迷惑をかけているのはあなた。今日はうちに泊めるから帰って。父親には私が連絡する」と班長を帰し、カフェのマスターに電話した。
ジュリは、お姉さん(ヘジンのこと)も父親しかいないの?でもお母さんの記憶があるのが羨ましい、私のお母さんは出産後すぐに亡くなったので、写真でしか知らないと言った。なぜ泊めてくれたの?と聞かれたので、ヘジンは「昔、私も家出したことがある。高校生の時に。父親に恋人ができたの」と。ジュリは「父さんに恋人ができたら、私なら背中を押す。気の毒でしょ、死んだ人を思い続けるのは。家出をしたのは、歯の矯正をさせてくれないから、説得してくれませんか?」と頼んだ。
カフェではマスターが泣いている。「かわいくて甘やかしてしまった、僕は泥棒を育てた」と班長に嘆いた。ジュリには一人でも生きていけるように大学を出てほしい。矯正のことも調べた。健康な歯を抜くらしいが、問題が起きたら?と心配しているのだ。
翌朝、ヘジンに連れられてカフェに戻ったジュリ。父に謝ったが、大切に集めたDOSのグッズを捨てられたとわかり、また喧嘩勃発。ヘジンはその場を離れた。
外に出るとホン班長が例の写真の女性と歩いていた。
公民館で町内会開かれた。チョヒ先生も出席。そこにヘジンとミソンも現れた。
ヨングク洞長から、2週間後の灯台歌謡祭にご参加ください。今年は優勝賞金1位300万ウォン。2位100万、3位50万。申込書を配るので参加したい方は提出を、と話があった。
盛り上がる住民たち。それぞれ出たらと言い合っている。ホン班長とのことでからかわれたヘジンは「根拠のない噂を流すなら黙ってませんよ」と気色ばみ出て行った。追いかけたホン班長が「聞き流せ、もっと丸くなれ、友達からの忠告だ」と言ったが、ヘジンは「これ以上ネタにされたくない。一定の距離は保って」と言い返した。班長はバッグから彼女の折りたたみ傘を取り出し返し、立ち去った。
灯台歌謡祭の日がやってきた。ヘジンはミソンに誘われイヤイヤ見にきた。ホン班長を見るがお互いに無視。班長はスタッフとして働いている様子。
オ・ユン (カフェマスター) のステージで始まり、コンジンの住民がそれぞれ歌を披露した。
ホン班長がヘジンに、怪我人がいるのでちょっときてくれ、と言った。歌謡祭に参加する予定のジュリだが、左足を引きずっていた。病院に行こうと言うヘジンに「絶対出場する。1位になって賞金で八重歯を矯正する。好きな男の子の前で笑いたい」と。ジュリの名前が呼ばれてステージに上がったが、足を引きずり踊れない。そこにヘジンとホン班長がパイプ椅子を持って現れた。「最初からやり直します」と椅子を真ん中に置きにジュリを座らせ、二人は両側でダンスをした。
大喝采で歌い終え、これで1位が取れた、と思った三人だが、ステージから清らかな歌声が。ボラ(金髪と眼鏡の小学生)の歌声に会場は感動に包まれていた。
結果、1位ボラ、2位ジュリたち、3位ボラのお父さん(金物店)。ヘジンはジュリの賞金を「これは私がもらう、歯の矯正をしてあげる。残りは出世して返してね」と言った。
ジュリはゲリラライブがもうすぐ始まる、とスマホに夢中。するとスマホと同じ声がステージから、DOSのゲリラライブは、灯台歌謡祭で行われたのだ。大興奮!ヘジンも興奮!
歌謡祭が終わり、DOSのメンバーがバスに向かった。それを見たジュリは必死で追いかけようとするが、足が痛くて走れない。それを見た父がギターケースを放って、ジュリを背負ってバスに。ジュンにファンです、というジュリに「どこかで見たことが、そうだカフェで僕を偽物と言った子。八重歯が可愛くて覚えていた」と。(これでジュリは八重歯の矯正はしないでしょう。)
ジュリの足を気遣って湿布を貼ってあげる父。帰ったら腰に貼ってあげるよというジュリ。ジュリを抱えるように歩いて帰る二人の後ろ姿を見ているヘジン、家出した日、父がバス停で待っていたことを思い出していた。
ヘジンは、お父さんに電話をして「用事はないけど。そうだ、お祝いの観葉植物の花が咲きました」と言うと、お父さんは「幸運の木は7年に1回しか花が咲かない。見た人は幸運になる。用事がなくてもまた電話をしてくれ」と嬉しそうだった。
向かいからホン班長が歩いてきた。二人で並んで歩く後ろから ”ヒューン” という音が。花火が上がった。花火を見つめる二人(花火、本当にきれいだなあ)
その時、誰かが班長にぶつかり崖から落ちそうになる班長。ヘジンともう一人右側を支える人が。それは”彼”だった。「あっ、ソンヒョン先輩」とヘジン。「捜したよ、やっと会えた」と彼がにっこり言った。
感 想
6話はいい場面、エピソードがたくさんありました。
ガムニさんに泥棒に間違えられた”彼”、家出してきたジュリを泊めてあげたヘジン、ジュリのお父さんの娘への愛情と二人のいつもの喧嘩、歌謡祭の住民の歌、ジュリを助けた二人、ジュリと父、ヘジンと父、八重歯、幸運の木、花火、、。
彼の名前は ”ソンヒョン”、ヘジンの先輩のようです。次回、新たな展開が楽しみです。
お読みいただきありがとうございました。
コメント