ハヌルとジョンウは、危機を乗りこえ恋人同士になりました。2人の関係は深まっていますが、やはりミン・ギョンミンが怪しい、ジョンウの医療事故に関係していたようです。
「ドクタースランプ」11話〜16話(最終回)までのあらすじと感想を紹介します。
*ネタバレあり
「ドクタースランプ」第4話までのあらすじと感想 こちらをご参照ください。
「ドクタースランプ」第5話・第6話・第7話・第8話・第9話・第10話 こちらをご参照ください。
「ドクタースランプ」第11話 あらすじと感想
ハヌルとジョンウは再び”恋人”になり、ラブラブである。ジョンウ屋根部屋に戻った。
それぞれの部屋に戻ってからも電話、ジョンウが「屋根部屋に上がってきたら?」と言った。
彼は、ジャジャー麺を作ると言い、ハヌルは母の手作りのネギキムチを持って上がった。母に見つかりそうになったが、誤魔化した。
2人は、ハヌルの家族には付き合ってることを正直に話し、職場ではスタッフが気を遣わないように内緒にすることにした。
そして30分だけ、一緒にベッドに抱き合って横になったつもりだったが、。
朝になった。母が屋上に上がってきて、ジョンウが戻ったのを知り喜んだ。窓が開いていたので、閉めてあげようと思って中を見たら、ベッドで女性と寝ているジョンウと目があってしまった。ジョンウも驚愕!ハヌルは、一緒にいたのは自分だと知られたくなくて、家族に付き合っていることは内緒にと言い出した。
ジョンウはハヌルの母に誤解されることを恐れた、、、。母は予想通り、激怒していた。
母は出かけるジョンウに、ネクタイが曲がっていると首をしめ、スーツがホロリだらけと背中を叩いた、、。ハヌルはそれを見て、家に隠れた。
その日、2人は職場でギクシャクしてしまった。
ホンランは、デヨンに、息子のジヌが描いた絵を渡した。アリを一緒に見て遊んでくれたデヨンに、アリと自分とデヨンの絵を描いたのだ。それから、彼の娘にとマカロンを渡した。
娘は美味しそうにマカロンを食べ、デヨンに、彼が好きなチョコ味を勧めた。娘は「やっと通じた、また買ってね」と笑った。デヨンは娘が笑っててうれしかった。ホンランにお礼のメールを。
娘の洗濯物に血がついてて、ブラのワイアーが刺さったと聞いたが、デヨンはどうすればいいのかわからない。コンビニで ”中学生ブラ”を検索してると、ホンランが来たので、彼女に相談。ホンランが、娘の下着を買うのに付き合ってくれた。
ハヌルは弟のバダから「明日は母さんの誕生日」と言われた。母の誕生日を忘れてたが、彼女は ”スカイラウンジ”で、明日4人分の予約を入れた。
翌朝、母は屋上に洗濯物を干しに行き、ジョンウの外のゴミを見て、ジョンウと一緒に寝てた女は、”ハヌル”と気づいた。
母は上機嫌で、ジョンウに「ハヌルのために黙ってたのね。今日は私の誕生日なの、お願いを聞いてくれる?」と言った。
母はおしゃれをして、ハヌルとバダと3人でスカイランンジに来た。”お誕生日の夕食会”。
母が、もう1人来るので、セットティングをお願いした。ハヌルたちはおじさんだと思ったが、花を持ったジョンウが現れた。ハダが「我が家の敵だ」と、しかし母が「その女はハヌルよ」と。ハヌルは「そうよ、ジョンウと付き合ってる」と宣言し、「おかずも分けて、管理費も安くして」と言った。母は「家賃も不要、もう家族同然よ」と言った。
家族はシャンパンでお祝い!母は、ハヌルがジョンウの手術に参加していると知り、「前に進んだのね、こんな店に連れてきてくれて、彼氏と並んで座ってる、仕事まで手に入れた。こんな嬉しい誕生日はない」と涙を流した。
ジョンウとハヌルは酔った母を家に運んで、屋上で話した。
ジョンウは、ハヌルの家族が温かくて、彼女が愛情を受けて育ったことが羨ましいと言った。
彼は、ハヌルが一度も自分の家族について聞いたことがないのを不思議に思った。ハヌルは、高校時代、ジョンウの母を見たことがあった。ジョンウが倒れたので先生が連絡したが、母は「ただの貧血なのに呼び出さないで」と先生に怒っていたのだ。
ハヌルは改めてジョンウに両親のことを聞いた。
「両親は2人とも心臓外科医、父はアメリカで教授をしている。最近、アジア人初のアメリカ心臓協会会長に、母も一緒に研究を。俺が美容外科を志望した時すごく反対された、両親と同じ道を要求されてたから。今も理解されていない。申し訳なく思う時もあった。でもあの事件があった時に、母から”功績に傷をつけなようにしろ”と言われ、申し訳なさも消えた。孤独だった。いくら努力しても親からの愛情は手に入らなかった、でもそれ以外には、多くのものを手に入れ、感謝してきた」と言った。
ハヌルが「私以外に話せる人はいた?」と聞くと、「ミン・ギョンミン。高3で出会ってからは兄弟同然だった。だが善人ではないのは明らかだ。時々様子がおかしかった」とジョンウは言った。
ハヌルは、心療内科で診察を受け、「数値がずいぶん改善している。薬の量を減らしていきましょう」と言われた。
ジョンウとハヌルは仕事帰り、バーで飲んだ。
ハヌルは、ジョンウが言った ”ギョンミンが時々おかしかった” について聞いた。
「ギョンミンさんが俺の酒に薬を。医学部に入学した時初めて酒をごちそうになった、それで緊急救命室に搬送された。”ゾルピデム”が検出された。だが俺が見たのが現実なのか夢なのか確信がなかった」とジョンウは言った。
ハヌルは「酒とゾルピデムを一緒に飲めば危険、認知能力が落ちて衝動をコントロールできない。その後先輩は?」と言った。
「変わらず親切で、実の兄のようにそばにいた。あの1回だけだったら、信じたかった。自分のために、もし事実ならつらすぎる。でも事実だったかも、お前の話を聞くと」とジョンウは言った。
その頃、ミン・ジョンミンの新しいオフィスに、カン・ジンソク(ジョンウが医療事故を起こした日の麻酔医)が来て「約束は守らないと」と言った。
感 想
ハヌルとバダ、お母さんの誕生日に”スカイラウンジ”でディナー、親孝行ですね。
母は、ジョンウとハヌルが付き合っていること、ハヌルが彼の仕事を手伝っていることを知って、すごく喜んでいました。母には最高のお誕生日のプレゼント🎁でしたね。
ジョンウが両親のことを話しながら、「いくら努力しても両親の愛は手に入らなかったが、他には多くの物を手に入れて感謝している」と言ったのには、とても感心しました。
しかし、ギョンミンに初めてお酒をご馳走になった日に、”緊急救命室に搬送された”って怖すぎ。ジョンウは、高3からたった一人 兄貴のように自分のそばにいてくれたギョンミンを疑いたくなかったから、忘れてようとしてきたようですが、、。
ギョンミンの家に、カン・ジンソクが来ました。彼はやはりジョンウの医療事故に関わっているようです。
「ドクタースランプ」第12話 あらすじと感想
ジョンウとハヌルは初給料が出てうれしい。ジョンウはデヨンを、ハヌルはホンランを飲みに誘ったが、断られてしまった。
デヨンはホンランの家で食事をご馳走になっていた。デヨンがジヌの遊び用具を組み立ててあげたから。デヨンは娘のお小遣いのことでホンランからアドバイスを受け、またジヌと虫取りをしたいと言った。ホンランが自転車に乗れないと聞き、デヨンは「教えてあげる。君が乗れるようになったら、ジヌに自転車の乗り方を教えてあげればいい」と言った。
ホンランが ”チャンスカード” の交換を提案した。”3枚ずつもって、手伝って欲しい時に使う”と。デヨンは喜んだ。
ジョンウは給料を下ろして、ハヌルの母にあげるつもりで歩いていたが、ハヌルの弟とおじさんにつかまり、飲みに連れて行かれて、ハヌルと付き合う覚悟を聞かれた。
そしてマッコリをしこたま飲まされ酔っ払った。ハヌルに”リスのぬいぐるみ”を買うように言われて買い、屋台でホットクを2人に買ってあげた。
翌朝、ジョンウが目覚めたのはハヌルの家、みんなが朝ごはんを食べていた。
ジョンウが二日酔いなので、ハヌルが車で医院に送った。車の中でジョンウは、ハヌルから「勉強時間が惜しくて、1回も修学旅行に行ってない」と聞いた。
ジョンウとハヌルは初給料でそれぞれプレゼントすることにした。
ハヌルのプレゼントは、”美容外科の歴史”の分厚い原書と、子犬がデザインされた手術帽、手術室で助手たちが笑っていた。
ジョンウのプレゼントは『修学旅行』だった。
明日出発で、2人で旅行用のショッピングをした。
ジョンウから旅程を聴きながら、ハヌルは「ギョンミンが薬を入れたのかも」と先日バーで聞いた話を始めたが、ジョンウは「今が好きだ、おじさんと弟と飲んで酔っ払い、朝起きたら朝ごはんがあって、今一緒にコーヒーを飲んでる、この平和な時間が続いて欲しいと思ってる」と言った。
翌朝、ハヌルが屋根部屋に行くと、ジョンウは修学旅行に欠かせない”キンパ”を作っていた。二人でキンパを持って、バスに乗り、修学旅行に出かけた。
博物館では高校生のグループに紛れ、高校生の制服を借りて写真を撮った。
キャンプ場で、ジョンウは高校の卒業写真をハヌルに見せた、二人は隣同士て映っていた。
ホンランとデヨンが食料を持ってきた。
4人で焼肉をして、楽しく飲んだが、ハヌルとホンランは、ジョンウとデヨンがケンカ別れした事情を聞いて呆れて、2人でその場を離れた。
ホンランはデヨンのことを「好きなのかも、追い詰められた鹿みたいでかわいいし、タイプなの」と言った。
そして”ギョンミンのこと”を話しだした。「製薬会社で働いても助教授は続けられたはず、なぜ辞職を?医療記者の知り合いに探ってもらおうか?あいつの弱みを知れば復職できるかも」と言ったが、ハヌルは「今のままがいい。ジョンウがいて幸せ。病気になって家族や何気ない日常に癒されたの」と言った。
デヨンもジョンウにギョンミンのことを話していた。「彼、薬なんかしてないよな?見たんだ、粉薬を持ち歩いてた。4年目だったか、彼とぶつかったんだ、その時 彼が粉薬を落とした、今となれば違法薬物は珍しくない、コカインかも」と。
「なぜ気づかなかったんだ、、昔、酒に何か入れられた。ゾルピデムが検出されたけど酔ってたし確かめなかった。いつも持ち歩いてる粉薬だとしたら衝動的に入れたんだ」とジョンウは言った。
ギョンミンの家に来たカン・ジンソクは「約束を守って。あなたは隠しカメラに気づいたのに、2日間も秘密にしたまま通報しなかった。私のカメラを2日間も無断で所持し何をしてたんでしょう?隠しカメラは7つだった、6つは警察も知っている。後1つはどこに?何が映っていたと思います?」とカンは言った。ギョンミンは激しく動揺した。
旅行から戻り、ハヌルは心療内科のカウンセリングに行った。薬を減らした件で問題はないかと聞かれ、大丈夫だと思うと答えた。
医師が、病院のサイトでいろんな活動を紹介しているとタブレットを見せた。
ハヌルは ”医療ボランティア ミャンマーにて”と言う写真に目が止まった。そこにギョンミンが映っていたから。医師はギョンミンを「うちの団体に入ってまだ2年ぐらい」と言った。
写真に”ヘソン製薬はあなたと共に”の垂れ幕が映っていた。
「この会社がスポンサーを?ギョンミン先輩が理事ですね?」とハヌルが聞くと、医師は「はい。ヘソン製薬はマカオの支部にも支援してくれている。社長がマカオの女性と結婚した」と言った。
ハヌルは、ギョンミンが秘密でマカオに行ったことを疑問に思い、ホンランに医療記者を紹介してもらった。
ハヌルが記者に「ヘソン製薬の新薬が、アメリカ食品医薬局の第2相試験を通りそうだと聞いた」と聞くと、記者は「ミン理事が研究中の急性疼痛薬、副作用はほぼなく、既存薬の2.8倍の効果が続き、鎮痛効果も2倍だと。第3相試験に進むそうだが、そんな画期的な薬なら、経済に影響し株価か急騰する。数年前、製薬会社と結託した記者がウソの記事を書いて株価を操作した。同い記者がヘソン新薬のうわさを広めている。ヘソン製薬は誠実な企業ではなく、マカオのギャングとつながりも」と言った。
ハヌルは”ヘソン製薬”や新薬の論文を調べた。そこで副社長の写真を見た、ジョンウの裁判の後、裁判所の前で彼女にぶつかった男性だった。
母から電話で、バダが警察に呼ばれたと聞いた。
警官がバダに、ジョンウが引っ越してきた日に、彼を尾行していた男について、周辺の防犯カメラの映像を見せているところにハヌルがきた。そこに”ミン・ギョンミン”が映っていた。
ハヌルはギョンミンに電話で呼び出した。彼は車で来て、ハヌルを乗せた。
ハヌルは「助教授になったのは、新薬の開発に肩書きが必要だったから?論文を読んだが、対照軍に欠陥が多すぎ、第2相試験を通るはずがない。誰かがウソの論文と記事で株価を操ろうとしているって聞いた。本当の質問は”なぜジョンウの裁判に副社長が?ヘソン製薬は事件と関係が?まさか先輩も事件に関係が?」と聞いた。
ギョンミンは動揺し、対向車とぶつかりそうになった。それを避けハンドルを切り、交差点の真ん中に止まった、そこに大型トラックが衝突した。
感 想
ジョンウがハヌルを”修学旅行”に連れて行ってあげたり、ホンランとデヨンがいい感じになってるのはよかったです。
ハヌルがうつ病でジョンウに医療事故という試練もあったが、全体的には、ハヌルとジョンウのゆる~いロマンスが続くドラマなのだと思ってました。
ただ、16話までどうやって話を引き延ばすのかと思ってましたが、ここに来て、ミン・ギョンミンが理事になったヘソン製薬と、彼が開発した新薬が関係してきました。新薬は多分”麻薬”で、ヘソン製薬はマカオのギャングとも繋がりがある。
ジョンウの医療事故、ギャング内の後継者争いで、犠牲になったのが”マカオのカジノの相続者”だったので、ここでマカオと繋がりました、、唐突に、しかも簡単に。
ハヌルは早速記者に話しを聞き、すぐにギョンミンに会いました。しかしなぜ一人で彼に会う?彼がジョンウの医療事件と関係しているかもと疑うなら、少なくともジョンウに話して、それなりに戦略を立て相手に接近しないと、、ギョンミンが悪人だと知ってるんだから。
韓国ドラマでは、ヒロインが勇敢すぎて(無謀で)、一人で危険に立ち向かっていく展開がしばしば見られ、もう少し注意深く行動すればどうでしょう?って思ってしまいます(ドラマですが)。
「ドクタースランプ」第13話 あらすじと感想
〔過去〕
ミン・ギョンミンが、高校生のジョンウの家庭教師になった時、ジョンウの母は「韓国大医学部しか認めていない」と報酬を2倍にして強くプレッシャーをかけた。
ギョンミンは、母の言動から、ジョンウに会う前は彼を気の毒に思ったが、実際のジョンウは明るく素直な高校生だった。二人は兄弟のように親しくなった。
交通事故に遭ったハヌルは病院に運ばれ、緊急手術が必要だった。病院からの電話に、ハヌルの母は気が動転したが、ジョンウが的確に対応して、母に「手術の同意を」と言い、すぐに手術が始まった。家族とジョンウは病院へ急いだ。
ジョンウは医師から聞いた症状を家族に話し「心臓外科医は腕利き、ハヌルは大丈夫」と彼らを励ました。
朝までかかったが、手術は成功した。ハヌルはICU(集中治療室)に入り、翌日、やっと目覚めた。
ジョンウは知らせを受けてすぐに病院に駆けつけた。「愛してる」と彼女を優しく抱いた。
ジョンウはハヌルを車椅子にのせて庭に出た。彼は「運転してた人はまだICUだ」と言った。ハヌルは「考えがまとまったら話すから待ってくれる?」と言った。
「愛は祈りに似てるかもしれない。いつもお前の幸せと成功を祈ってる、昨夜はどうか目覚めてくれと祈ってた。お前を心から愛してる」とジョンウが言った。
そこにデヨンとホンランがお見舞いに来た。
ジョンウは、運転者がミン・ギョンミンだったと分かっていた、事故の日、同時に手術中だったから。聞きたいことは山ほどあったが、ハヌルの回復を待っていた。
翌朝、母とバダが病院に来てジョンウと替わり、ジョンウは仕事に行った。
カン・ジンソクがジョンウの病院に来て、ミン・ギョンミンが事件について何か知っていると話した。その時、ジョンウに刑事からの電話があり、彼は警察に行った。
ジョンウは、ギョンミンが彼を尾行していた防犯カメラの映像を見せられた。
「病院で人を殺すには周到な準備が要ったはず、映像によると病院に来たのは職員と患者とミン以外だけ。映像を精査したら、事件前日の隠しカメラがミンの大胆な行動が記録していた」と映像を見せた。
「気づいたのはハヌルさんのおかげ。2日前に警察に来て、ミンの尾行に気づいた。彼女はヘソン製薬の株価操作やマカオのギャングの関与を疑っていた。彼女は映像を見てミンの所へ、事故直前の会話は修復できました」と刑事は言い、ハヌルとギョンミンの会話を再生した。
「まさか、先輩も事件に関係が?」「お前」、、、そして車のクラッシュ音、、。
ジョンウはハヌルの病院に行った。
「俺のためにギョンミン先輩に?俺のせいで事故に?なぜ1人で行った。俺に言ってれば事故もなかった。死の淵に立つお前を手術室に送った俺の気持ちが分かるか?」とジョンウはハヌルに怒って出て行った。
雨が降ってきた。ジョンウからハヌルへ花が届いた。
ハヌルは外のベンチに座り沈み込んでいるジョンウを見つけた。
彼女は無茶をしたことを謝ったが、「もう一度あの時に戻れても黙ってると思う、あんたに傷ついてほしくない。今回、死の瀬戸際に考えたのはあんたのことだけ。”愛してる”と伝えたかった。嫌なことは伝えたくなかった」と泣いた。ジョンウはハヌルを抱きしめた。
デヨンとホンランは、帰宅時に病院の前で一緒になり、飲みに行った。デヨンが「お互いのことを話しましょ」と言うと、ホンランが「夫の浮気で離婚を」と突然告白。「夫は会社の部下の浮気を、私の妊娠中に」と話すと、デヨンは「そんな奴とは離婚して正解」と大声を出した。
ハヌルとジョンウは雨の中、この苦しみと悲しみがいつか癒えるように祈っていた。
ハヌルが「音声を聞いたでしょ?でも大事なのはその後。意識が途切れる前に彼から聞いた」と話し出した。
〔過去〕
ジョンウの入試が3週間先に迫った頃、ギョンミンは「試験が終わったら、式で着るスーツを買ってやる」とジョンウに約束した。
あるバーから、父が泥酔しているとギョンミンに連絡があり、彼はジョンウの母に「私しか迎えに行けないので2時間だけ。実は父から珍しく食事に誘われていた」とお願いしたが、母は「試験は3週間後よ、分かった?」と彼を突き放した。その夜、ギョンミンの父は酔っ払い、ゾルピデム(睡眠薬)を過剰摂取し車を運転、ガードレールに突っ込んで亡くなった。
「ジョンウは何も悪くない」とギョンミンは言ったが、彼の抱いた恨みは歪んで、ジョンウに向かったのだった。
その夜、ジョンウはICUのギョンミンから話があると言われた。
「お前の病院だと知らなかった、今の自分の状態をわかってる、ウソはつかない。気づいたのは前日で、思いどどまらせようとしたが、俺はもう深入りしすぎていた」と苦しい息で言った。
ジョンウは「あんたの苦しむ姿に心を痛めるのはゴメンだ」と怒った。
「ジョンウ、俺を許してくれ。俺を恨むなんて時間のムダだ。たとえ俺が死んでも全て忘れろ。ジョンウ、いい人生を」と彼は言った。ジョンウは何も言わず部屋を出た。
ハヌルに「どうだった」と聞かれ、「謝罪されたが答えなかった。助からないかもな」と言い、ジョンウは「許すべきか」と葛藤したが、「今は無理、まだ許すことはできない」と泣いた、、。
ギョンミンは亡くなった。ジョンウは、彼に買ってもらったスーツを見て号泣した。
感 想
ギョンミンが、ジョンウの母の仕打ちに恨みを持ち、その歪んだ恨みがジョンウに向かい、お酒に睡眠薬(ゾルピデム)を入れたことは、まあ、理解できました。
しかし、彼がハヌルの論文を盗み、助教授の肩書きを持った後、ヘソン製薬の理事になり怪しい薬を開発した。マニラのギャングと関係があり、株価操作をして、ジョンウの病院での医療死亡事故に関与した。それをハヌルに知られて、交通事故を起こして、死亡した。
これは話が飛躍しすぎなのでは?と思いました。
そして、例えギョンミンが、ジョンウの病院での死亡事故に関与してたとしても、彼を交通事故で死なせる必要があったのかなと。
”彼の悪事が暴かれ、法的に裁かれることになった” というストリーにしてもらいたかったです。
ドラマとはいえ、彼を簡単に死亡させてしまったことを、残念に思いました。生きていれば彼も罪をつぐなうことができたでしょう。そしてジョンウも、時間をかけて、彼を許すことができたのではないかなと思いました。
「ドクタースランプ」第14話 あらすじと感想
マカオカジノ相続人死亡事故で、韓国人医師の関与が判明。麻酔医かつ某製薬会社の役員A氏は、株の譲渡を交換条件としてマカオの集団Bにヘパリンを提供。また某大学病院への巨額の賄賂の発覚した。しかしA氏は交通事故で死亡し不起訴になった” とTV ニュースが伝えた。
ハヌルは無事退院。大韓大学病院の麻酔科の科長に呼ばれ、病院へ行った。
科長は「君は論文も居場所も奪われて苦労したが、病院が正しく進むために貢献した。復帰してほしい」と助教授をオファーした。
ハヌルはホンランに相談、彼女は受けるべきと言ったが、ハヌルはまだ不安だった。
ジョンウは、刑務所に入っている元看護師に話しを聞きに行った。彼女は、「ミン先生は、ペパリンの減量を提案し、”ジョンウの病院で死亡事故だけは避けよう”と言った」と話した。
母から電話があり、「ニュースを見た。最低の人間、彼をしのぶ時間がムダ」と。ジョンウは母に「入試前にギョンミンさんが休んだ。彼のお父さんが亡くなったことを知ってた?」と聞くと、「知ってたわ。万が一落ちてたら、黙ってなかった。土曜日ソウルに行く、必ず会いましょう」と母は言ったが。
ハヌルとジョンウは、まだ、ギョンミンの死を受け止められなかった。
ハヌルは ”もしあの時 会わなければ”、ジョンウは ”もしあの時 許していたら”と、答えのない問いを繰り返した、、。しかし二人は、何事もないフリをしていた。
ジョンウは、ハヌルの家族が土曜に釜山に行くと聞いた。毎年、季節のいいこの時期に行くらしい。ハヌルが「今年は私も行く」と言うと、ジョンウが「ご一緒しても?」と聞いた。
土曜日、ジョンウが外に出ると父から電話があったが、「今日は学会がある」とウソをついた。ハヌルがその会話を聞いていた。
5人で車で出発、珍道中で、釜山に着いた。
ハヌルの家族の釜山行きの一番の目的は、お父さんのお墓参りだった。彼の一番好きな季節に1日、思いっきり懐かしむのだ。
ジョンウはお墓の近くで待った。お墓は眺めのいい丘の上にあった。
夕食は海辺の屋台で。子供の時から家族で食事をした行きつけの店はそのままだった。
ジョンウは、”そろそろ出国するわ”と母からメッセージを受け取った。
彼は、ハヌルの母に、アイスクリームを食べようと誘われた。
彼女は亡くなった夫について「今は悲しみも消えて楽しい思い出しかない。時々恋しいけど」と言った。
「どれだけ時間がたてば、そうなれますか?今もつらいです。忘れられません。なぜかいい思い出ばかり浮かびます。誰も来なかった卒業式に唯一来てくれた、花束と約束のスーツを持って。あの人の父親が亡くなって日が浅いことを知らなかった。どんな思いでスーツを買って俺の元に来たのだろう、、つらいんです。恨めないけど理解もできない。どうすればいいんでしょう、、、」とジョンウは泣いた。
ハヌルの母も泣いた。「ジョンウ、誰かを許すのはその人のためではなく、自分のためよ。誰かを恨み続けるのはすごくつらい、あなたが苦しむだけ。でも”許せ”とは到底言えない。だからそのままで、忘れようとせずにそのままでいなさい。苦しいことも徐々に消えていくはずよ」と母はやさしく言った。
ハヌルは、泣いているジョンウと慰めている母を見て、声をかけずにその場から離れ、叔父さんのいる席に戻った。
「ホンランから連絡が来てた、”助教授を断るな”って」と叔父さんが言った。携帯が振動して見えたのだ。ハヌルは「正直わからない」と言った。
ハヌルが麻酔医になったのは、父が闘病で何度も手術をするので不安になった時、医師から「心配しなくていい。いい夢を見ながら眠れるようにする」って言われたからだったが、そのことを叔父さんが思い出させてくれ、「お前は自分の仕事に戻るべきだ」と後押ししてくれた。
花火が上がった。ハヌルはジョンウと一緒に見た。
ジョンウは「両親が誰かに苦痛を与えていたことが、受け入れ難い。でもやっと心の整理が。時には恨んだり、時には理解してあげたり、そうやって過ごすよ」と言った。
ハヌルは「実は助教授を打診された。でもあなたの苦しみの原因からのオファーだから、素直に喜べない」と話すと、ジョンウは「これはお前が必死で生きてきた結果だ、オファーを受けて。おめでとう」と祝福した。
二人は美しい花火を一緒に眺めた。
ハヌルは助教授として再出発、紆余屈折の末、自分の居場所に戻ったのだ。
ジョンウはハヌルが忙しくてなかなか会うことができず寂しがっていた。
弁護士から電話があった。医療事故の賠償金がある程度(20億ウォン)戻ってきた。
彼は宝石店に行った。
そして、ハヌルの研究室に来た。ジョンウと久々に会えて、ハヌルも喜んだ。
「なかなか会えないから、お前と一緒にいるために大きな決断をした」とジョンウは、1枚の写真を出し「7歳の少女、右耳が小耳症。ボランティア団体に連絡して、助けのいる子について聞いた。ここの病院で再建手術が決まった、俺も手伝う、ナム助教授と意義ある手術がしたい」と言った。もちろんハヌルは承諾した。
ハヌルは「善い行いをパッと決断できるジョンウをすごいと思う」と言った。彼は「なんとか取り戻せたお金だから有意義に使いたい」と言った。
ジョンウは、ハヌルにもう一つプレゼントがあるようだった。
感 想
ギョンミンの死に、ハヌルもジョンウも苦しんだようです。
ジョンウは、お母さん強烈ですが、彼は、母を責めたり、問い詰めたりしないです、偉いですね。ジョンウはよくこんな素直ないい子に育ったなぁと思います(ドラマですが)。
釜山の埠頭で、ジョンウがハヌルの母に苦しい胸のうちを打ち明け、母がそれを受け止める、二人の会話に涙しました。ハヌルのお母さん、ジョンウにこれ以上ない助言をしてあげました。”忘れようとも、許そうともしないで、そのままで”と。これを言えるお母さんに感動しました。
ジョンウの卒業式に、花束とスーツを持って来てくれたギョンミン、作家は、ギョンミンを真の悪人にはしなかったように思いました。
ハヌルは助教授のオファーを受けて、仕事に復帰しました。叔父さん、ジョンウの後押しが大きかったですね。
「ドクタースランプ」第15話 あらすじと感想
ジョンウは、ハヌルに指輪を贈ろうとしていた。彼女の研究室で渡そうとしたが、ソファの下に落としてしまった。取り出そうとしてゴキブリが出て来て2人はパニックに。その後、ジョンウは何とか取り出したようだが、ハヌルには渡せなかった。
翌日、ジョンウは指輪の件をデヨンに話したが、彼から「指輪はまだ早いのでは?ブレスレッドは?」と言われ、帰りにブレスレッドを買った。しかしバダから「姉さんが医者になった時、母さんがブレスレッドを贈ったが、手術の邪魔になると一度もつけなかった」と聴き、宝石店に戻り、今度はネックレスを買った。
指輪、プレスレッド、ネックレス、3つの贈り物が引き出しにしまわれた。
翌日、”ヨ・ジョンウ氏にマカオカジノのオーナーから賠償金の一部(25億ウォン)が返還されたこと” がネットニュースに掲載され、またいろんなコメントに晒された。
”小耳症の少女の手術”のことを、大韓病院が広報の記事にすると聞き、ジョンウとハヌルは困惑した。
ハヌルは「ヨ先生の厚意による決断を広報に利用するのは違うと思う。広報が目的なら手術はできない」と科長に抗議した。
ジョンウはその件で、広報に呼ばれて、大韓病院に来ていた。
2人は夕食に行き、そこにホンランが参加した。ハヌルとホンランがすごいスピードでお酒を飲み、しこたま酔っ払った。ジョンウは、デヨンを呼び、ホンランの世話をお願いし、自分はハヌルを連れて家に戻った。
ハヌルが目覚めた時、家族とジョンウが朝ごはんを食べていた。ハヌルはバツが悪かった。
ジョンウが出勤のために着替えて外に出ると、キム・ムグンが花籠を持って立っていた。
「ハヌルから電話があった。お前に謝りに来られてよかった。ジョンウ、悪かった、お前を傷つけたことを悔いている、一生の恥だ」と土下座しようとしたので、ジョンウはとめた。「分かったよ、謝罪は受け入れた」と花籠を受け取った。
ジョンウは、大韓病院の広報部から電話を受け「昨日お話した手術前の取材と術後の患者の写真を依頼したこと、全て忘れてください。ナム助教授から広報に使うなら2人は手術ができないと連絡があった」と。
ジョンウは、昨夜、ハヌルが酔って言ったことを思い出した。
「あんたが苦しむ姿をたくさん見てきた。無実なのに憎まれ、多くのものを失った。友達も去った。なのになぜ賠償金を受け取ったと騒ぐの?あんたは受け取ったお金を助けが必要な人に使った。あんたを苦しめるヤツはただじゃ置かない。傷つけたヤツに謝罪させる」と。
しかしジョンウは、”苦しむ姿をたくさん見たと言ったが、俺はその何倍も幸せだった。お前からたくさん学んだ、俺のために泣いてくれた、そして温もりを信じるようになった。だから頂いた分を返したい、つらい時を過ごしている誰かに”と心の中で言った。
少女の手術の当日、ジョンウは大韓病院の教授から、「君が執刀すればどうだ?患者に対する思いも私より誠実、準備も周到に行っている」と提案され、執刀することになった。
手術には、もちろんハヌルが麻酔医として入った。
手術中に、結核の後遺症で少し問題が起きたが、ジョンウは冷静に対処し無事手術は終了した。
これがジョンウの転機に、彼は全てを乗り越えたようだ。
少女は笑顔で退院した。ジョンウとハヌルは、少女に白いリボンが付いたカチューシャを贈った。
ジョンウは、少女の退院のお祝いに、ナムルを”思い出の焼鳥”という屋台に連れて来た。医療事故で疎遠になった高校時代の友達、キム・ムグンとソン・チャンヨンが始めた屋台。
2人はジョンウを見て、涙を流して喜んだ。まだ謝罪していなかったチャンヨンが「ジョンウ、悪かった」と謝った。
まず3人で飲んだ。チャンヨンには子供が産まれていた。ハヌルのウワサになり、彼女が現れた。ジョンウが「ハヌルと付き合ってる」と言った。ジョンウは高校時代のハヌルがすごくモテてたことを初めて知った。
ジョンウはハヌルと一緒に帰りながら「自分に関する記事がでるたびに、コメントを読んでしまった。でもいつも味方してくれる人がいた。ムグンだ。思ったんだ、許せる人を許して楽観的に生きようって」と話した。
ピン・デヨンは娘から「告白するなら、直接言う方がいいよ。小さな花束をさりげなく渡して」とアドバイスされ、ホンランに”会えますか?”とメールで呼び出した。小さな花束を持って走って会い来て「好きです」と告白した。
ジョンウは部屋でハヌルに果物を切ってあげていた。
ハヌルが「引っ越さないの?」と聞くと、彼は「ここにいればお前に会えるし、お前のお母さん、おじさん、バダが好きだ。本物の家族以上だ。ここで一緒に暮らしたい」と言った。
「それなら私の家族になる?」とハヌルが聞いた。ジョンウは”プロポーズ?”と驚き、動揺、ナイフで人差し指の先をちょっと切った。ハヌルが救急箱を出そうと引き出しを開けると、中に宝石箱がたくさんあった。ジョンウはハヌルにプレゼントする機会がないまま、たくさん買い足して引き出しにしまっていたのだ。
ジョンウは全てのアクセサリーをハヌルにつけ、最後に指輪を出し「僕の家族になってくれ」とプロポーズして、ハヌルにキスをした。
感 想
15話はとても平和なストリーでした。
ジョンウが、戻って来た賠償金を、”自分がつらい思いをした時に助けてくれた人がいたから、つらい思いをしえている誰かに返したい”と思っているのは、本当に偉い人だなと思います。
小耳症の少女の手術も無事に終わり、ジョンウの高校時代の友達、キム・ムグンとソン・チャンヨンとも和解できてよかったです。
「ドクタースランプ」第16話(最終回)あらすじと感想
バダはおじさんの店で修行し、初めて自分で最初から最後まで作った”ミルミョン” をお母さん、ハヌル、叔父さんに食べてもらった。みんな、毎日叔父さんの店を手伝って頑張ったバダが誇らしかった。ジョンウが遅れて参加したが、彼は初めてバダが作ったことを知らず、率直な感想を言って、みんなに睨まれてしまった。
バダは叔父さんから初給料をもらった。分厚い封筒にぎっしりおカネが入っていた。バダは初給料で、ハヌルに”焼肉”をおごった。お母さんと叔父さんへのお土産もあった。
ジョンウはハヌルから「家族になって」の返事をもらってないことを気にしていたが、ハヌルから「漢江を見ながらステーキを食べよう。話がある」と誘いの電話を受けたので、返事だと喜んだ。
その後、ハヌルの研究室に科長が来て「話がある」と言った。
ハヌルはジョンウの待っているレストランに来た。
「指輪の返事をするつもりだったが、予想外のことが。半年、海外に行くかも。来年小児科病院を開くから、海外の小児科の視察を科長に頼まれた。いい勉強になると思うけど、半年も離れ離れになるのは」と話した。ジョンウは「俺のことは気にせず行ってこい」と言ったが、明らかに動揺していた。
翌日、ジョンウの様子がおかしいので、デヨンが心配した。
デヨンも、手術した患者からクレームが来て(最初から怪しかった)、ド先生が突然”退職願”を出したので落ち込んだ。
デヨンはジョンウに「ド先生が退職する、頼りにしてた分つらい。でも夢を応援しなきゃ、若いうちに世界旅行するってさ。今しかできないことがある」と話した。
ジョンウはそれを聞き、仕事帰りにハヌルを研究室に迎えに行った。
ジョンウは「離れるのはイヤだ。でも考えが変わった。今しかできないことがある。行ってこい」と今度は冷静に励ました。科長から電話があり、ハヌルは「お受けします」と返事した。
なのに、翌日、ハヌルは「話はなかったことに」と科長から言われた。「ナ教授はキム教授を推してた。キム教授が断ったから、君にオファーしたが、気が変わったらしい。すまない」と。
ハヌルはジョンウに、海外の話がなくなったことを話そうとしたが、タイミングが合わない。
半日デートの後、家に戻ると、屋上に母、バダ、おじさんがいた。サプライズで、”海外研修、おめでとう”の送別会を用意をしていた。ジョンウの案である。
ハヌルはますます、取りやめになったとは言えない。
そこに、科長からハヌルの携帯に、”海外赴任がなくなって申し訳ない”とメッセージが届き、ジョンウが偶然それを見た、瞬間、彼は突然「ハヌル、行くな、無理だ」と叫びだした。
送別会の後、ハヌルはジョンウに「なぜわかった?」と聞いた。彼は「メッセージを見た」と。ハヌルは「別の人が行くことになった」と正直に話した。ジョンウが「急に代えるなんてバカにしてる。何も言い返せず、腹が立っただろう」と言ったが、ハヌルは「そんなことはない、意見を言った」と。
ハヌルは科長に「断ったキム教授に行く権利はないはず。その後で私がオファーを受けたんですから、私が行くべきです。キム教授が理事長派だから?私はある決意をして復職したんです。不当な扱いを受けたらしっかり意見すると」と堂々と言ったのだった。
それで、ハヌルの中では決着がついていた。「家族にも隠さずに言う」と彼女は言った。
ハヌルは、心療内科にカウンセリングに来た。
医師は「事件を知り心配していました。でもあなたは強くなりましたね。久しぶりに検査してみますか?」と言い、ハヌルは、最初に来た時に受けた質問事項に1つずつ答えを書き込んだ。
医師は結果をみて「回復しましたね。もう通院しなくても大丈夫。この先は今日までの努力があなたを守ってくれます」と彼女を送りだした。
バダは給料で、母が欲しがっていたお財布をプレゼントして、カフェでアイスをご馳走した。バダは高価なバッグを買ってあげたかったが、母が「毎日使える財布がいい」と言ったのだ。母は大満足で、財布を持ってアイスを食べてる写真をバダに撮ってもらった。
デヨンはジョンウに「自分の病院を開け。そろそろ旅立つ時だ」とジョンウの独立の後押しをした。
デヨンはそのことをホンランに話し「前よりも大きな病院にして派手に返り咲くでしょう」の話したが、、。
ジョンウは予想に反して、車も買わず、小さく始めた。
”ログイン美容外科”、彼の新しいクリニックの名前。ハヌルが開院祝いに来た。
ジョンウは「前に開院した時よりずっと感慨深い。真面目に働いて寄付や善行に励むよ。小さく始めて、患者と丁寧な関係を築きたい」と言った。
彼は、カン・ジンソクに”一緒に働きませんか?”と連絡した。
バダは小さな夢ができた。”ミルミョン”を通じて有名になること。SNSで発信。もう家族にお金の無心をしていない。
”元祖釜山ミルミョン”に、女性のお客さんが来た。
「ダンヒか?」とおじさん、「テソンさん?」。釜山で出会った、おじさんの初恋の人。
おじさんは、彼女の好きな”ミルミョン”の店をソウルで開いた、彼女が来るかと思って。そして実現した、再会を果たした。
ジョンウは、ハヌルに、デートの最後のプラン「日の出を見に行こう」と言った。以前行った時は、曇ってて日が昇らなかったから。
二人は海岸に立ち、海の向こうから昇る朝日を待っていた。
”出た!きれーい!”と二人は興奮した。「仲良くやろう。まだプロポーズの返事をもらってない」とジョンウ。
「ウェディングフォトを来週撮るのよ」とハヌルは笑い、「さっさと結婚しよう」と。2人は手を繋いで美しい日の出の海岸で戯れた。
ーー完ーー
感 想
ハッピーエンドでした😊
スランプに陥ったジョンウとハヌルは、スランプから抜け出し、一回りも二回りも大きく成長しました。
16話で一番印象に残ったのは、ハヌルが、海外赴任が突然なくなったことを科長に知らされた時に、きちんと自分の意見を言った場面でした。「私はある決意をして復職したんです。不当な扱いを受けたらしっかり意見すると」と。そして”「以前なら”私の何がわるかったんだろう?”と自分を責めていたかも。でも今は努力に見合う結果が得られなくても、次の機会を信じて努力を続ける」と淡々としているところが、すごい成長だと思いました。
バダも成長しました。おじさんの店で、ミルミョンを習って、一人で最初から最後までできるようになった。お給料をもらって、ハヌルにご馳走して、お母さんに財布を買ってあげる、素晴らしいです👍
ジョンウが、新しい医院を小さく始めたのも、よかったなと思いました。”カン・ジンソク”を誘ったのも彼の人柄ですね。
そしておじさん!初恋の人に再会できました。彼女が来るかもとソウルに”ミルミョン”のお店を開いていた。このエピソードも良かったです。
みんながハッピーになって良い結末でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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