『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』全話 あらすじと感想 *ネタバレあり

2022年6月24日から配信の韓国ドラマ『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』。スペインで制作され大ヒットした「ペーパー・ハウス」の韓国リメイク版!韓国を舞台に、どんなクライムサスペンスが展開されるのか、とてもたのしみです!

*ネタバレあり

2022年12月9日に配信された後半7話〜12話(最終回)までのあらすじは以下でアップ中です。


スペイン・オリジナル版も視聴し、比較してみました。

概 要

  • 放送局:Netflix
  • 配信日:2022年6月24日
  • ジャンル:クライムサスペンス
  • 脚本:リュ・ヨンジェ
  • 監督:キム・ホンソン

登場人物とキャスト

強盗団

教授役:ユ・ジテ

ベルリン役:パク・ヘス

トーキョー役:チョン・ジョンソ

モスクワ役:イ・ウォンジョン

デンバー役:キム・ジフン

ナイロビ役:チャン・ユンジュ

リオ役:イ・ヒョヌ

ヘルシンキ役:キム・ジフン

オスロ役:イ・ギュホ

ソウル役:イ・ジヨン

警察関係者

ソン・ウジン役:キム・ユンジン

チャ・ムヒョク役:キム・ソンオ

人質

チョ・ヨンミン役:パク・ミョンフン

ユン・ミソン役:イ・ジュビン


第1話 あらすじ

北朝鮮のBTSファンの女、その女は本当に軍隊アーミーに入った。板門店で首脳会談が行われて数年、両国は”共同経済区域(JEA)”を設立し、統一通貨を発行。

2025年、女は除隊してすぐソウルへ向かった、成功を夢見て。しかし家も職場も仲介業者に騙された。違法移住者で借金まみれ、金を返すためクラブで働かされ、クスリを打たれそうになった。女は店の男たちを銃で打ち殺し、金を奪って逃げた、、。

1年後、女は指名手配され、逃げるところもなくなり、雨の夜、銃をこめかみに当てた。その時、一人の男が話しかけた。

「君だね、移住者を利用する悪党相手に盗みを働いてるのは。大きな計画があるが手伝ってくれないか。莫大なカネを盗んだ者は、世の中を変え英雄にもなれる。4兆ウォン盗む。俺に命を預けないか?」

男は”教授”と名乗った。女は彼の生徒になった。他の”生徒”を紹介された。


教授の授業が始まった。

まず、”年齢や地位に関係なく、タメ口で話す。名前ではなく、通称で呼び合う”ことがルールに。

通称は、都市名、自分で決めることになった。

  • リオ:アイドル風の若い男。最強のハッカー。
  • デンバー:バカっぽい男。元ストリートファイター。違法格闘場で負け知らず。
  • モスクワ:デンバーの父親。元炭鉱員でなんでも掘れる。
  • ナイロビ(女):口を開けばウソばかり。詐欺、偽造のプロ。大事件に関わったらしい。
  • ヘルシンキとオスロ:延辺ヨンビョン出身の仕事人コンビ。組織犯罪。
  • ベルリン:人を緊張されるのが上手生きては帰れない北朝鮮の刑務所から来た。脱獄、武器、麻薬密売
  • トーキョー:北朝鮮のアーミーにいた女。雨の日に教授に声をかけられた。”トーキョー”にした理由は「だって悪いことするんでしょ」

教授がミッションを話した。

「強盗事件では史上最高額を頂く。北朝鮮の開放で、皆が豊かになれると思ったが、金持ちだけがより金持ちになっただけ。だからこのチームを作った。誰ひとり犠牲者を出さずに、4兆奪って風のように消える。人々はこのショーをライブで見て、我々に強烈な歓声を送るだろう。奪う場所は、ここ、JEA 統一造幣局!」


ーー5ヶ月後ーー

統一造幣局。大量の紙幣が印刷され、セキュリティーも万全である。

高校生の社会見学の団体が到着。局長と秘書が不倫関係。

強盗団は、同じ赤のつなぎを着て仮面を被り、黄色いバスに乗り、パトカーに先導された造幣局の輸送車を乗っ取り侵入した。

ナイロビとトーキョーは、表玄関から入った。

輸送車の荷台から出てきた強盗団が銃を向け、職員と見学の高校生たちを人質に。赤いタスキで目隠しされ、携帯電話と電子機器を没収された。

リーダーは、ベルリン。彼が仕切った。

警察が来て、銃撃戦になったが、一人も犠牲者を出さずに、警察を追い返した。

ベルリンは人質たちに目隠しを外すように指示した。全員に強盗たちと同じ赤のつなぎと仮面が配られた。

リオとオセロは、通信装置を操作し、造幣局の電話を、外部の本拠にいる”教授”が受けられるようにした。


造幣局に強盗が入ったとわかり、南北は事態解決のために協議を始めた。両国は、JEAの警察署長を指揮官として、同じ人数の警察官を配置し対策チームを作った。

統一を前にJEAで起きた事件は、世界中の注目を集めた。

ソン・ウジン危機交渉チーム長は、署長から呼ばれ、南側の交渉人に抜擢された。

捜査本部には、北側の”人民保安省の大尉”、チャ・ムヒョクがいた。

北のチャは「交渉は必要ない、特殊部隊が5分で終わらせる」と強気だったが、ソンは「強盗の人数もわかっていない、約50人の人質の命が掛かっている。人権を最優先するまともな国は、この手を事件をどう扱うか学んでは」と返した。

ソンは造幣局に電話し、受けた”教授”に、丁寧に自己紹介した。

教授は、声を変えて話した。名前を聞かれ「”教授と呼んでくれ。話が早い人と交渉したい。決定権を持っている人がいい」と言った。「それは無理です。上層部を説得するには見返りが必要、生徒の解放とか。あなた方が統率するには人質が多いのでは?」とソンは言い、「確かに我々4人では大変だ。考えてみる」と教授は言って切った。

ソンは、相手が「4人」と言ったのはミスか、と外で部下に話していた。その時、特殊部隊が動き出しているのを見た。本部に戻り、署長に抗議すると、「交渉は表向き。現場から離れろ」と追い出された。

ソンは、カフェのオーナーからのメールを受け、カフェに行った。

「ソノさん」と入ると、そこにいたのは”教授”だった! 全てが”教授”の計画の一部だった、もちろんソンチーム長も。

JEAの保安は南の管轄だが、人質事件が発生すれば、南北でチームを組むはず。両国から専門家が派遣される。どちらが主導権を握るかが重要になる、それを利用するのだ。

戦いに勝つための第一歩は相手を選ぶこと。少なくとも南側はわかる。”危機交渉チーム長、ソン・ウジン”。彼女は我々の作戦を手助けしてくれる。意図せずに。

教授は、ソンのメールから、主導権が北側になったことを知り、突入に備え、計画通りにと指示した。

突撃のおとり班が侵入しようとすると、武装集団が入り口を塞いでいた。同時に ”動画の生配信”が。

突入しないで。強盗と人質は同じ服装をしています。偽の銃を持たされており判別できない。交渉を」と訴え、署長には「あの少女がアメリカ大使の娘」との電話が掛かった。

突撃部隊は撤退した。カフェにいたソン・ウジンは、電話で呼び戻された。

教授はカフェを閉め本部に戻った。ベルリンに電話して「女は戻った。次の段階へ」と言った。

4兆のカネが造幣局にあるのか?ない。

「印刷する!本物の造幣機で。誰のものでもなく、追跡不可能なカネを4兆。そして跡形もなく消える」

カネの印刷が始まった。

感 想

第1話、すごーく面白かったです!

オリジナル版のスペインの『ペーパー・ハウス』は見てないので、初めてみるドラマとして新鮮に見ました。

強盗団と交渉人のキャラクターが魅力的です。

まず、トーキョー役の、チョン・ジョンソさんがすごく魅力的。彼女は2018年、巨匠イ・チャンドン監督の『バーニング 劇場版』のヒロイン役で、センセーショナルにデビューした女優さん。この映画が好き好きすぎて、何度見たか分かりません。デビュー作とは思えない堂々とした演技でしたが、トーキョー役でまた進化しているようです。

南の交渉人のソン・ウジンも魅力的なキャラで、キム・ユンジンさんも素敵な女優さんですね。初めみましたが、韓国、俳優さんの層が厚くて、本当に驚きます。

他のキャラクターも面白そう、それぞれの特徴は、物語が進むに連れて明らかになるでしょう。

2話もすごく楽しみです。


第2話 あらすじ

中国の北朝鮮の国境に横たわる鴨緑江(アムノッカン)、川幅30mの所があり、多く脱北者がここを渡った。運が良ければ、自由な国へ行くことができる。見つかれば、殺されるか、捕まって強制労働。

ベルリンは子供の時に、母と脱北を試みたが、失敗。母は撃れて死亡、自分は、強制労働させられた。彼が罰を受けるたび彼を恐れるものは増えていった

25年後、刑務所は、投獄者に乗っ取られ、ベルリンは堂々と脱獄した。


造幣局は、強盗団によって占拠中。

ベルリンが現場のリーダー。人質を、炊事飯と作業班に分けて働かさせていた。

教授はベルリンに「今は人質の管理が重要。協力すれば助かると信じさせろ」と言ったが、、。ベルリンは「教授、あんたはいい人だが、世間知らずだ」と独り言を言った。


造幣局の前では、マスコミが多数押しかけ、警察署長に「武力制圧に失敗したのか」と聞いていた。危機交渉チーム長、ソン・ウジンは「誤報です。我々は人質の安全を最優先に考えています」と毅然と答えた。

本部に行き「我々も団結すべきだ。ただし交渉における需要な決定は全て私が行う」とソンは言った。


ソンは、”教授”に電話し、交渉を始めた。まず、人質の無事を確かめた。

教授は「最後に男と寝たのは?」と個人的なことを聞き、「こういう時こそ、お互いを知り、信頼関係を築くことが重要だ。我々をだますな。皆が危険に陥る」と言った。

「私が指揮する限りだますことはない」とソンは言った。


強盗たちは、時間を稼いでいた。紙幣の印刷に時間が必要なのだ。

ナイロビは、紙幣の印刷の不具合に敏感に気づき、造幣局の印刷責任者が、偽札作りの名人だと知っていた。

地下では、デンバーと父のモスクワが見張りで、人質が地下に穴を掘っていた。局長は使い物にならない上に「これは私の仕事ではない」と反発する。短期なデンバーが怒り、そこにベルリンが来た。

ベルリンは、デンバーを階段の踊り場に呼び出し、父のモスクワも来て、すぐにカッカするなとデンバーに言った。

見張りがいない隙に、局長が他の人質に「俺たちは殺される、なんとかしないと」と言い作戦を話した。大声に驚き、モスクワとデンバーが戻ると、一人が怪我をしていた。デンバーは急いで薬箱を取りに行った。

その間に、逃げようとした局長は、玄関で、見回りのトーキョーに捕まった。局長は、本部に連れてこられ、ベルリンに問い詰められていた。


ベルリンは、人質全員を集めた。

北朝鮮出身者と南朝鮮出身者を左右に分けた。アメリカ大使の娘は、リオに休憩室に連れて行かれた。

「我々は、君たちに敬意を払っている。但し、我々に逆らい、皆の安全を脅かした場合、罰を与える。南側の違反には北側の者が、北側の違反には南側の者がそれぞれ罰を受ける。罰を受けないためにはどうすれば?相手を監視する」ベルリンは言った。

教授は、人質の統制について「協力すれば利益を得られると思わせること。適度に褒美を与える。最後の手段として、互いに仲たがいさせ、真の敵を忘れさせる。あくまでも最後の手段」と念を押していたが、ベルリンは最初から、最後の手段を使った。トーキョーは、ベルリンのやり方に反発したが、「軽い緊張感が必要だと思っただけ」とベルリンは冷ややかに言った。


リオは大使の娘アンを休憩室に連れてきた。彼女に「強盗のくせに無駄にイケメンね」と言われ喜んだ。


造幣局、食事の時間。

局長は、ミソン(秘書、不倫相手)に「君との連絡に使ってたスマートウォッチが局長室にある。それで警察に連絡できる。ウォッチを取ってきてくれ」と小声で言っていた。

「一番危険な仕事を私にしろと?」と反発するミソンだが、2人でコソコソ話しているところをデンバーに見つかった。

局長は「彼女は妊娠中で、つらそうにしてたので。休ませてもらえませんか」とウソをついた。ミソンは仕方なく口裏を合わせた。デンバーは心配して、ミソンをアンのいる休憩室に連れて行った。

アンは監視カメラを利用してリオを呼び出し、リオにトイレについて行ってもらった。その間に、ミソンは、局長室に行って、スマートウォッチを探した。

アンはトイレで時間を稼ぎ、出てきたらリオにキスをして、、彼の銃を奪って構えたが、安全装置の外し方を知らなかった。

ミソンは、スマートウォッチを見つけ、外部に連絡した。デンバーが入ってきたので、焦って隠した。デンバーはミソンのために食べ物を持ってきたのだった。

デンバーは「あいつが暴力を」と聞いた。「そうじゃなく彼には家庭がある、私は産みたいが彼は望んでいない」というとデンバーはミソンの手を引いて出て行った。


警察側は、JEAの通信事業者が1社のみであることから、協力を得て信号を拾う作戦に出た。

警察は、発信音をキャッチした。そして発信元が、チョ局長名義のスマートウォッチだとわかった

強盗にバレたかどうかを調べるため、ソンは、教授に電話した。強盗はスマートウォッチに気づいていなかった。

端末の電源が入った時に、連絡を取り合う方法について、”メールでリンクを送りクリックさせ、バックドアを仕込むと内部の声も映像も受信可能”との専門職が言う方法を実践することにした。


デンバーがミソンを連れ、局長のところに来て、彼を殴ろうとした。ミソンは止めるふりをして、スマートウォッチを局長のポケットに入れた。

局長はトイレに入って、ウォッチで外部と連絡を取ろうとしたが、デンバーに、トイレのドアを開けて用を足すように指示された。


教授は、相手の余裕のある態度に違和感を覚え、ソンの携帯にメールを入れて、カフェに来るように誘った。

「何か悪いことでも?」と探りを入れると「いいえ、突破口ができるかも」と彼女は言った。彼女に電話がかかり、電話内容を盗み聞きし、彼らの作戦を理解した。

教授はベルリンに電話し「人質がスマートウォッチで通報しようとしてる」と知らせた。

人質が全員集められた。

局長は、ミソンを盾にして、スマートウオッチをクリックした。警察は、映像と音声を受け取った。

ベルリンに名前を呼ばれた局長は、時計をミソンに渡した。

ベルリンは探査装置を渡し「人質の中に外部と連絡を試みた者がいる。局長として、通信機器を持っているやつを見つけるんだ」と言った。

ミソンは咄嗟に、時計を胸の前から下に入れ、上着のジッパーを閉めた。

ミソンの前で、探査装置を遠く離して使う局長、、、ベルリンが「こうするんだ」と彼女に近寄り、一緒に調べさせた。

”ピー” 反応音がした、ベルリンがジッパーを開けるとブレスレッドが。ミソンが、ほっと息をついた時、時計が下に落ちた、、。

ベルリンは、時計を彼女に見せてから、床に叩きつけ、靴で踏み潰した。

時計が壊れる大きな音が、ヘッドフォーンをつけている警察関係者の耳を襲った。信号が切れ、画面が消えた。


教授はすぐに警察のソンに電話し、「スマートウォッチ、信頼を裏切るとは困ったな」と怒った。

「人質が突発的な行動を取ることも。人質に何かしたら、交渉は困難になるわ」とソンが言うと

「こちらのセリフだ。今回だけ見逃してやる。次回はない」と教授は言って電話を切った。


ベルリンは感情的になっていた。

ミソンの手を引き、前に連れ出した。「この女を処刑しろ」と。

デンバーとリオが「教授にさからうのかよ?」と反対した。

「これが現実だ。恐怖心だけが人を統制できる」とベルリン。

デンバーが「この女は妊娠してるんだ」と言うと、

「デンバーお前がやれ。よく聞け、妊娠したという話が本当だと思うか?」と言ってピストルを渡した。

教授は、デンバーがミソンの手を引っ張り連れ出す映像を見て、造幣局に電話をするが、、、誰も出ない。

ベルリンが「無視しろ」と。

ベルリンは壊れた時計を拾って「彼女が誰かにやらされたのかもしれない」と言った。人質の一人が、「局長の指示です」と言ったが、局長は「身に覚えがありません」と。

モスクワは、上の騒動を何も知らずに、ドリルでコンクリートに穴をあけていた。

ナイロビとトーキョーは、紙幣印刷を監視していたが、リオが「大変だ」と呼びに来た。

トーキョーが銃を持って、階段を上がって行ったが、、、。

デンバーは、恐怖で震えるミソンにピストルを向け、「クソッタレ、ベルリンが変なことを。妊娠してるのは、本当だよな?」と聞いた。

ミソンは泣き崩れ、、、

デンバーは「俺をバカにしてるのか?親切にする俺を笑ってただろ、、、いいか俺を恨むなよ、、、」

バーン、、、、銃声が造幣局に響いた。恐怖に震える人質たち。

電話は鳴り続けている、、。

ベルリンは、局長を抱きしめ「あんたの仕業と知ってるが、罰を与えるつもりはない。なぜか?それが罰だからだ」と囁いた。

感 想

ヒェ~~~、、、こわーい。

ベルリンさん、怖すぎです、、、。

パク・へスさんがこんなに怖いとは、、、。

『刑務所のルールブック』のパク・ヘスさんとは全然違いますね。

1話で、トーキョーが、ベルリンを”人を緊張させるのが上手”と紹介してましたが、ベルリンが画面に現れただけで、ほんと緊張してました。

そして、デンバーが可哀想でしょ。単純ですぐに怒るけど、妊娠してるミソンさんを心配して、親切にして、真剣に局長に怒って、でもスマートウォッチには全然気づかない。2話で、デンバーのキャラクターがすごくわかったけど、、。

ミソンさん、可哀想すぎで、、恐怖の演技が上手すぎで、、。

局長については、あまりにあまりなので、、コメントしません。

教授がどんなに綿密な計画を立てて準備したとしても、人間が現場でどんな行動を取るかまでは、予想できないですよね。

3話は、どんな展開になるのか、、楽しみです。


ベルリン役のパク・ヘスさん、「イカゲーム」「ナルコの神」にも出演されています。


第3話 あらすじ

モスクワが刑務所を出所した日、教授が迎えに来て、「私の計画にあなたが必要です」と誘った。モスクワは「やるよ。代わりに条件が、誘いたいやつがいる」と言った。それは、息子のデンバーだった。


造幣局。

デンバーの銃声が、造幣局を震撼させた。

ベルリンたちは、デンバーがミソンを撃ったトイレに来た。ミソンが血を流して倒れていた。デンバーは放心状態、トーキョーがベルリンを睨んだ。

ベルリンは、倒れているミソンの手を踏み、手を洗いながら「よくやった。すぐ慣れる。死体はうまく隠しとけよ」とデンバーに言い、出て行った。

トーキョーは、教授に電話しようとしたが、ベルリンたちが入ってきて、阻止された。

屈強のオセロとヘルシンキは、完全にベルリンの手下、となっている。

教授から電話が掛かった。ベルリンは「些細なことが起きたが解決した。少し人質を脅した」と言った。リオに代わり「ウォッチの履歴を解析するように」と教授は指示した。

トーキョーは、デンバーがミソンの遺体を隠している所に来た。

ミンソは死んでいなかった。デンバーは彼女を撃てなかった。しかし、ミンソが左足を狙って撃ってほしいと頼み、デンバーは撃ち、多量に出血して倒れた。そこにトーキョーが入ってきたのだ。

トーキョーは「ベルリンに見つかったら、私たちは終わりよ。ベルリンをリーダーからおろす」と言い、ミソンの傷の手当てをして出て行った。


警察では、ウォッチからの映像を分析していた。強盗と人質の顔が写っていた。

”犯罪捜査記録” 「ハン・ヨセフ22歳、医学部を中退、10代の頃からハッカー」、リオの面が割れた。

ソン・ウジンは、犯行前に下見に来たはず。周辺の防犯カメラを集めるように指示した。


〔回想〕

犯行前のミーティング。

教授から「万が一に備えて、現場を取り仕切る人が必要だ」と話があった時、「俺がやる」とベルリンが手を挙げた。

「教授の計画は完璧だ。だが、中ではどんなことが起きると思う?生きようともがく者、カネに目がくらむ者、欲望が入り乱れ溶鉱炉と同じ様相を成す。その時、外にいる教授は何もできない。その混乱の中で誰かが秩序を確立し中きゃならないんだ」と言った。

他に手を挙げる者はいなかった、ベルリンがリーダーになった。


造幣局の地下。

モスクワが、”強盗団がこっちに戻る脱出口”を一人で黙々と掘っていたが、腹が減り、上に上がっていった。

人質たちに掘らせているのは、ニセの脱出口。

見張りのデンバーは、トイレに行くと言って上に上がり、ミソンに食事を食べさせた。しかし、ミソンは局長を心配していた。

人質たちはお互いを監視し、殺伐としていた。モスクワは、ベルリンに「人質たちの雰囲気が変だ」と言ったが、ベルリンは「ようやく思いどおりに回り始めたろ」と。

「長い間、南北で戦争してきたんだ、同じ立場だからと仲良くなれるもんか。ケンカに必死で、俺たちを敵と見てない」とベルリンは言った。

トーキョーがその場を離れた。ベルリンが合図して、オスロが、そしてヘルシンキが彼女を追った。横目で見てるデンバー。

デンバーが追ってきて、オスロと階段で格闘。

ヘルシンキは食器を運んでいる時に、人の気配を感じた、、ミソンがメモ用紙を見つけ ”ヨンミンさん、私は生きてる。心配しないで”と書いていた。ヘルシンキが彼女を見つけたが、同時に、トーキョーに銃口を頭に当てられた。


本部で、リオは、ウォッチの分析を教授に話した。

「データを転送した痕跡がある。短い動画だと思う」と言った。ベルリンが「心配が現実になるかも。俺たちの面が割れたら大変だ」と脅した。

教授は「警察が何を掴んだか調べてみる」と言い、すぐに、ソン・ウジンに電話するが通じない。

ベルリンの人質への強引なやり方が許せないトーキョー。彼女は本部に来て、ベルリンの頭に銃を当てた。デンバーが、オスロとヘルシンキを引っ張ってきた。

トーキョーは、リオに「教授に電話して」と言った。リオが掛けても、教授は出ない。


警察では、事件1週間前の近くのコンビニの映像に、リオとナイロビが写っているのを見つけた。ナイロビの本名と、詐欺の前科が確認された。


ソン・ウジンの家、ウジンの母は、孫が、ウジンの元夫の車に乗りどこかに行ってしまったのを見た。ウジンから、娘に父親を会わせないで、と強く言われている母はすぐにウジンに連絡したが、繋がらない。カフェの連絡先を見つけて、”教授”に電話した。

教授は、捜査本部の前、警備員の隙間を縫って中に入った。「ソン・ウジン警部に話があるんです」と本部のテントに強引に入っていった。

「ウジンさん、お母さんから電話です。緊急のようです」と携帯を渡した。その間に、警察が持っている情報をメガネで盗んだ。

ウジンは、元夫に電話して「すぐに娘を家に返して」と電話口で叫んだ。

そして「親切はありがたいが、ここは立ち入り禁止よ。帰って」と教授に言った。


造幣局内では、強盗団が分裂していた。ベルリンを支持するオスロたちと、リーダーから外したいトーキョーたちとに。

家に戻った教授から、やっと造幣局に電話が掛かってきた。

ベルリンが「トーキョーが俺を弾劾すると。ある人質を処刑したんだ」と言った。

教授は「あれだけ言ったのに、犠牲者を出すなんて」と怒った。

「でも完璧に回っている。いや、誰かの身元が警察にバレたかもしれないし、完璧とは言えないよな。どうだった?」

「リオとナイロビの面が割れた」と教授は言った。

「人質を甘く見るからこういうことになる。計画を成功させるために誰かが手を汚さないと」とベルリンは自分を正当化した。

面が割れたことで、リオとデンバーが激しく口ゲンカを始めた。「親子そろって犯罪者で、人まで殺してたら怖いものはないよな」とリオがデンバーに言った。

その時、モスクワが入ってきた「誰が誰をを殺した?」「人質がでしゃばるからデンバーにやらせた」とベルリンが言った。

驚くモスクワは、デンバーに確かめる。デンバーは、ベルリンの前で、女が生きているとは言えない、、。モスクワは絶望し「バカ野郎、殺せと言われれば親でも殺すのか?」とデンバーの胸を掴み、「教授、話が違うぞ。犠牲者は出さないと言ったはず。息子が人を殺すはめに」とカメラに向かって叫び、ショックで倒れてしまった。

立ち上がったモスクワは、部屋を出て行った。

ベルリンは「人を殺さないのは倫理の問題か?」と教授に聞いた。「違う、成功のカギだった」と。「なら、安心した。隠せばいい」とベルリン。

造幣局の扉が開けられようとしていた、、モスクワがボタンを押したのだ。

警察は「扉が開けられようとしている」と色めきたった。

モスクワが一人で、丸腰で、仮面もつけずに、外に出ようとしていた。デンバーが父を追ってきた。

警察は、強盗か人質かがわからない。ウジンは「私が行きます」と動いた。部隊と一緒に歩いて、扉に近づく、、、。

デンバーが仮面を被り、父親を倒して被さり、顔を伏せろ、と言った。

父は「女を殺したのは俺ということにしよう」と。「俺は殺してないんだ。トーキョーに聞いてみろ」とデンバー。

警察は2人の身柄確保を最優先にと指示を出した。

ベルリンは、人質を何人か選び、仮面をつけ銃を持って出て行くように命令した。

強盗と人質が混合で、続々と外に出て来た。彼らは、モスクワとデンバーを守る為に、前に立った。

驚いたのは警察側、、、強盗か人質か分からない。

ベルリンは、教授に「俺の計画はどうだ。人質は妙なまねはできない。人間を完全に抑え込むには、恐怖を植え付けるしかない。あんたの美学は尊重する。だが、光の当たる場所には必ず影があるものだ。俺は影の役をしただけ」と言った。


「人質だけでなく、自らも危険にしている」と警察のウジンが、マイクで話しかけた。

「戦うつもりはない。おとなしく中に戻る。そっちが銃を捨てろ」とトーキョーが答えた。

局長は、ここでも、逃げようと算段していた、、、。

強盗団同士で、デンバーが女を撃ち殺していないことで内輪揉めしてる間に、誰かの銃が地面に落ちた。局長がその銃を拾って、強盗団と人質に向け「打つな、銃を捨てろ」と叫んだ。

トーキョーが「銃を捨てろ」と言ったが、彼は捨てない。「銃を置いて」と彼女はみんなに言った。

局長以外は、全員、銃を置き、ひざまづいた。

警察では、北のチャ・ムヒョク司令官が、ウジンに「撃たないと」と叫んだ。

ウジンは、無線で「撃て」と司令した。

警察の銃が、局長に向かって放たれた、、、局長は撃たれて倒れた。。。

感 想

またまた、緊張、緊迫の3話でした。

デンバーの父のモスクワが、教授に誘われるところから始まりました。父は息子のため仕事を引き受け、最後、息子と一緒に仕事をした後は、息子に平凡な人生を歩んでもらいたいと望んでいました。

それなのに、デンバーが人を殺したと聞いて、絶望してしまいます。

モスクワって、人の良さそうなお父さんですね。何で刑務所に入ったのでしょう?

実は、デンバーはミソンさんを殺していなかった、、本当によかったです。

人質同士のいがみあい、強盗団の仲間割れが始まって来ました。

最後、モスクワが扉を開けて丸腰で出て来て、デンバーが追って、その後、仮面をつけた強盗団と人質が出てきて、”V”字に整列する場面、すごくカッコよかった!

そして、3話もまた、局長が定番の”活躍?”だった、、影の主役かもしれません(笑)。

最後、局長が銃を構えて、強盗団と人質に向けた。ベルリンでさえも、彼の行動は予想できなかったのでは?

極限状態で起きる、人間の精神状態、行動、予想不可能ですよね。

ミソンさん、最後の方、傷から出血して辛そうでしたが、大丈夫なのか? こんな目にあっても、あんな局長に自分の無事を知らせたいという心理、あり得ないと思うけど、いや、あり得るのか?

教授が、警察の捜査本部に強引に入るのは、考えられなかった。ウジンさんの立場なら、彼の行動は、行き過ぎで、耐えられない気がしましたが、、。彼女が、教授に疑惑を抱くのも時間の問題か?

感想がバラバラに散らかってて、すみません。サスペンス要素、人間の心理、映像、ほんとに面白いです!


第4話 あらすじ

撃たれたのは、人質の造幣局のチョ局長だった。強盗団たちは、すぐに局長を中に入れた。

警察が人質を撃った、、、捜査本部に激震が走った。

教授はすぐにウジンに電話し、警察の発砲行為を激しく糾弾した。局長にもしものことがあれば、両者(警察と強盗団)とも激しい非難の的になる。最優先事項は”局長の命を助けること”で同意。教授は、”医療チームを造幣局入れ、緊急手術をする”というウジンの案を受け入れた。

北のチャ・ムヒョク大尉は、この状況を利用し、事件の解決を図るとウジンたちに提案した。

  • チャ自身が、医療チームの一員として内部に入る。カメラが内蔵されたメガネを掛け、内部の様子を警察のモニターに送る。
  • 強盗団が、医療チームに集中している隙に、特殊作戦部隊を進入させる。隊員が強盗を無力化し人質の安全を確保したのち、内側と外側から攻撃を仕掛ける。その為に既に ”強盗団と同じ赤のツナギと仮面”が用意されていた。

造幣局内部では、脚を撃たれたミソンの出血が止まらない。

デンバーたちが包帯を交換していた。彼は父モスクワに「教授は、彼女が生きていることを知らない。ベルリンに知られると殺される」と言った。

リオが入ってきて、ミソンが生きていることを知った。デンバーが「医者が入ってくるから、道具を盗んでくる。手術をしてくれ」と、リオ(医学部中退)に頼んだが、彼は「ベルリンに見つかると、、」と拒んだ。

ミソンは、医者が入って来る理由を聞いた。「警察が人質を撃った」とトーキョーが言うと「局長?」と心配するミソン。彼だとわかると、彼女は前に書いたメモを局長に渡してほしいとデンバーに頼んだ。

デンバーが「わかんねぇ、あの女。局長のせいで死にかけたのに、ごめんなさいと謝ってる」とトーキョーにメモを見せたが「理解する必要が?」と言われてしまった。


撃たれた局長は、家族との電話を望んでいた。デンバーが、局長にメモを渡そうとしたが、ベルリンが局長の携帯を持って来て、彼は妻と話した。妻を”愛する人”と登録し、涙ながらに話す局長を見て、ニヤニヤするベルリン、イライラするデンバー、彼はミソンからのメモをポケット中で潰した。


医療団が入って来た。教授は、そこに捜査本部で見た警察の男がいることに気づき、ベルリンとリオに連絡した。教授は、彼らの狙いを突き止める為に、続行を指示した。ベルリンが、入館検査を徹底した。携帯や私物は強盗団が預かった。

警察では、ウジンが造幣局内をモニターで見ながら、特殊部隊のリーダーに随時、状況を説明し指示を出した。部隊の進入が始まっていた。

手術が始まった。様子を監視するベルリンが、助手役の男(警察)を揺さぶった。男に質問し「北のなまりだ、男の看護師は北にはいない。何者だ」と。チャ大尉は「俺は、警察だ、医療陣の警護のために同行しただけ」と落ち着いて言い、強盗団の視線を自分に向けさせた。

デンバーは、手術の道具を盗もうとスキを狙っていた。

潜入班は「目的地到着しました」とウジンに無線で知らせた。


教授は何か引っかかっていた。チャ大尉のメガネが違う、、めがねに盗聴器やカメラを仕込める。「中の様子を探る必要があるとしたら、、陽動作戦だ」と気がついた。

「どこかから進入してくるはず。よく話を聞くんだ」と教授はリオに指示した。

手術が終わり、ウジンは潜入班に「突入」と指示を出した。

リオは教授の指示をベルリンに伝えた。

手術を終え、医療団とチャ大尉がロビーに来た。人質たちが仮面をかぶって並んでいた、、、が、その仮面が変わっていたのだ!!

「驚いたか?気分転換だよ」とベルリン。

チャ大尉の眼鏡からの映像が、捜査本部にも、、、驚愕するウジンたち。

「バレた。突入中止。撤退して。仮面が変わった、入ったらバレる」とウジンは、潜入班に指示を出した。部隊は来た経路を戻って行った。

教授はもう一つ、トロイの木馬”作戦を決行していた。

リオが、入り口で預かった”チャの携帯”に盗聴器を仕込んで、戻したのだった。


強盗団には、解決すべき問題が残っていた。”ミソン”である。

デンバーは、盗んできた道具で手術をしようとしたが、無理。トーキョーがリオを呼びに行ったが、リオはベルリンに捕っていて、トーキョーも捕まってしまった。

ミソンは、局長のことを聞いた。「手術は成功した」とデンバーは答えた。メモは渡せたかと聞かれ「何とか、渡した。安心して大泣きしてた。’愛してる’と」と彼はウソを言った。

そこに、ベルリンが来た、銃をミソンに構えた。デンバーが、ミソンの前に立ち庇った。その時、ナイロビの銃がベルリンの頭に。助けられたリオとトーキョーも加わった。

ミソンは死にそうになっていた。手術ができるのはリオだけ。彼は、実は血を見るのが怖くて医学部を中退したのだが、逃げずに、手術し弾を取り出した。

その後、トイレで吐き、トーキョーに告白したが「夢を見るのは自由よ」と軽くいなされてしまった。

ミソンが目覚めた。腕に輸血の管が、デンバーの腕に繋がっていた。「血液型が違ってもO型ならできるって、俺O型なんだ」と彼は言った。

ミソンは「さっきの話ウソでしょ」と、局長の話である。「一度も言われたことがない」。「メモを渡せなかったんだ、あいつは家族と話したいと騒いでた」

「ありがとう。助けてくれて」とミソンは言った。


トーキョーたちは教授に電話し、ユン・ミソンの無事を報告した。教授は「助かった。これからは、トーキョーが現場の指揮を」と言った。

ベルリンは、捕まえられテープでグルグルに巻かれ、手錠をかけられていた。


警察がチョ局長を撃ったことで、マスコミは、警察と指揮を執るソン警部への容赦ない批判報道を流していた。

ウジンの母は報道を見て心を痛めていた。家に戻ったウジンに母は「みんな悪口ばかり、気にすることないわ」と言いながら、ウジンの夕食の準備をしようと冷蔵庫から食べ物を出したのに、「私ったらぼんやりして、片付けてたのに」とまた冷蔵庫に仕舞った。ウジンはそんな母を見て涙を、「ごめん、仕事の電話が」と外に出て、泣いた。

ウジンは、カフェに来たが閉まっていた。帰ろうとするとソノ(教授)が出て来た。ニュースを見ました、と彼が言うと、「どうってことないです。こういう時もあります」とウジンは帰ろうとしたが、「今日だけは支えが必要では?弱音を僕が聞くよ」と彼女の手を取った。

全ては教授の計画通りだった、ウジンが来ることも。

だが、想定外のことが起こっていた。潜入班のリーダーが造幣局に残っていたのだ。彼はチャ大尉に、信号を送った。

感 想

”警察が人質を撃ってしまう”という想定外の状況に、警察と教授(と強盗団)がどう対処していくのか、スリリングに展開されました。

チャ大尉は、このピンチを逆手に取り、医師団に紛れ込み潜入、強盗団の注意を医師団に向け、そのスキに突撃部隊を進入させる、と言う作戦を思いついた。しかし、このような状況さえ、教授には”想定内”のことで、警察が後手後手に回らされた。

こういうゲームの場合、ゲームを始めた強盗団の方が有利ですよね。警察は、どんなゲームが始まったのかさえも分からず、次から次へと難題に対処しなくてはならないのだから。

ソン・ウジンさんが本当に素敵です。耐え難い批判にさらされ、疲れて切って家に帰り、お母さんに食事を頼むが、お母さんはできない、それを見てウジンさんが泣く、、多分”認知症”が始まっているのでしょう。こう言う場面が入ることで、ウジンさんの人生や人間性が見えてきて、物語に深みが加わる気がします。

教授にとっては、ウジンさんは、プロジェクトを完成させるための1つのピースだったのでしょうが、、、想定外の感情、流れになっていく気がします。

強盗団の分裂は、トーキョーたちが教授に、ミソンが生きていることを報告でき、ベルリンを隔離したことで、ひとまず収束した感じです。

デンバー、ミソンを心配し、局長宛のメモを預かったが、渡すことができず、ミソンが悲しまないようにウソをついてあげる。そして輸血で自分の血をあげる、本当にいいヤツ!

どういうジャンルのドラマであれ、人間がどう描かれるかが、物語を面白くさせる鍵のように思えます。

ベルリン、怖いけれど、まだ目が離せません。


第5話 あらすじ

ソン・ウジンは、私生活でも負けられない闘いに直面していた。娘の”親権”をめぐって、元夫と裁判中。ウジンは、元夫はDV加害者、親権を持つことはできないと主張しているが、彼は知略にたけた政治家、しかも時期大統領の有力候補である。ウジンはDVの証拠として、実母の供述を提出し、次回の証人として呼ばれることになった。しかし、母は認知症の症状が出ている。

ウジンは、ソノ(教授)に、「私を頼っている母と娘のために強がるしかなかった」と言って涙を流した。


捜査本部のチャ大尉は、”北朝鮮 保安省 秘密本部” に内密で呼ばれた。「こう着状態を見逃せない、早く解決しろ」との命令である。大尉は、優秀な部下が潜入に成功したことを話した。秘密本部は「捜査本部には内密にしろ。作戦が漏れ続けているだろ、南のソン・ウジンは内通者だ」と言った。チャは「ありえない」と言ったが、、。


ソノの家で一夜を過ごしたウジンは、朝、モニターが光っている部屋を見つけたが、ソノが来て「倉庫だ」と言った。

ウジンは朝食を食べ、出勤していった。教授は見送った。彼の心には、罪悪感の種が育っていた。


チャ大尉に、潜入した部下パク・チョルから無線が入った。大尉は「主犯の教授を見つけて始末しろ。教授を始末したら、我々が乗り込む。(人質たちの)被害が出るのはやむおをえない」と指示した。

そして「作戦は秘密裏に進める。12時間以内に強盗全員を射殺、あるいは逮捕する」と北の機動隊たちに告げた。


造幣局では、ベルリンが椅子に縛られ、手錠をかけられ自由を奪われていた。

トーキョーとナイロビが人質たちを集めて、’悪い知らせ’と”いい知らせ”があると言った。

悪い知らせは ”ベルリンはしばらく休む”。

いい知らせは、、、デンバーがユン・ミソンの肩を抱いて歩いて来た。人質たちは、ミソンの無事に歓喜した。「あなたたちを傷つけるつもりはない。協力的な関係を築こう」とナイロビが代表して言った。

怪我をしているミソンと、局長は同じ場所で休むことに。

局長が、ミソンにちょっかいを出してきた「君が死んだのは自分のせいだと苦しんでいた」云々と。

デンバーが包帯を取り替えてやるとミソンを呼びにきた。倉庫で包帯を取り替えてもらったミソン、しかし「あなたは強盗で私は人質。これからは自分で取り替えます」と突き放そうとした。

局長は、ミソンとデンバーの関係を嫉妬して、追いかけて来た。その時、潜入者のパク・チョルを見かけ「お前、知らない顔だ」と騒ぎ出した。それを見たアンが「ドライバーのおじさん、トイレのドアを直して」と機転を利かせ彼を連れて行った。


ウジンは、気力を取り戻して出勤した。

「”南北の警察が協力して無事に人質を救い出した”そんな見出しが踊るまで頑張りましょう」と捜査員一同にハッパをかけた。

チャ大尉は一晩で立ち直ったウジンに「昨夜はあの男にあった?」と個人的なことを聞いた。戸惑うウジンだがうまくかわした。

ウジンと教授の交渉が再開された。

ウジンは朝のメニューを聞いた。「サンドイッチ」と教授。彼女は「食料が尽きる頃じゃ」と、食料の供給を約束した。

ウジンが食料手配会社に「手のかかる食材を。サンドイッチも除外で」と言うと「もともと搬入していない」との返事。

彼女は ”教授が建物の中にはいない”ことに気づいた。サンドイッチはないのだから。

「なぜ警察の動きを読めるのか謎が解けた。教授が外から状況を注視し、強盗を指揮していたんです。防犯カメラに映っていた車は、下見の後どこにいった?教授が外にいたら、ヤツを捕まえれば終わる」とチャ大尉たちに言った。

しかし、内通者がいると思っているチャは「教授が外にいると思うなら、南の捜査員で追跡しては?我々は現場に」と言った。


アンが助けた男は、警察だと名乗り「強盗の中で、”教授”を知らないか?」と聞いた。

アンは、ミソンが知っているかもと女子トイレに連れていった。ミソンは「聞いたことはあるが、誰が”教授”かは知らない」と言った。

嫉妬に狂った局長が、大声を出してトイレのドアを叩いた。入れるしかないミンソたち。局長は先ほど見た男が警察だと知った。

強盗のオスロが「何を騒いでいる」と入ってきた。パクは隠れていた。ヘルシンキが「教授が呼んでいる」とオスロを呼びに来た。

局長たち4人はトイレを出て、倉庫に入っていった。


教授はオスロに、「車をどこで処分したか?」と聞いた。オスロは、臨津閣(イムジンガク)の”ヒョンジェ・カーワールド”と言った。それに反応したのがトーキョー。

「南北の協定で経済的自由を手に入れた北朝鮮人がもっとも憧れたのが韓国の車。ヒョンジェ・カーワールドは、”廃車を手直しして、いい加減に改造し、中古車として販売する。教授の車も中古車として改造されているはず」と。

同じ頃、ウジンの部下は、下見の車が”違法の中古車販売サイト”に掲載されているのを見つけた。

教授がバイクで、ウジンと部下たちが車で、臨津閣(イムジンガク)の”ヒョンジェ・カーワールド”へ向かった。


倉庫に入った4人。”教授”を見つけるためにどうするか?局長が「一番マヌケな強盗を捕まえて吐かせる」と言い、ミソンがメモを書き、デンバーをお引き寄せた。

倉庫に行ったデンバーは捕らえられ、パクと局長に「教授は誰か言え」と脅され暴行を受けた。デンバーが言わないと、局長は、強盗の名前を一人一人言って、最後に「トーキョーだな。ベルリンの後、トーキョーが仕切ってる」と決めつけた、、、。


教授は、ヒョンジェ・カーワールドに着いた。事務所で、車の鍵を持ち出し、車を見つけて、内部を消毒液で吹きまくったが、、、そこに警察が、ウジンたちが近づいて来ていた。


その頃、造幣局では、”トーキョーが教授” と勘違いしたパク・チョルが、火災警報器を作動した。これが合図、本部のチャ大尉は、部隊に突撃を指示した。

パクは、消化器を振りまき、室内の視野を遮断。

強盗、人質たちは何が起きたか分からずパニックに。

倉庫では、局長がデンバーを縛り執拗に暴行を加えていた。ミソンが入ってきて、デンバーを助けようとすると局長はさらにエスカレートして、鉄のハンマーでデンバーを殺そうとしたが、、デンバーは局長を蹴り上げ倒した。

トーキョーの指示でリオはベルリンの所へ。痙攣し椅子ごと倒れているベルリンを見て、急いで手錠を外すと、彼は動物的反射力でリオを捉えて気絶させた。

トーキョーが警報器が鳴った場所へと銃を構えて上がっていった、、視界が遮られている、、パクはトーキョーを狙い、銃を構えていた、、

その時「トーキョー、侵入者だ、教授に知らせろ」とデンバーの大声が響いた。

バーン!銃声が響いた。外で待機するマスコミたち、家族、捜査本部に、、。

「教授は中にいません」とチャ大尉の無線にパクの声が、、、それっきり、無線は途絶えた。


その頃、ウジンたちに見つかった教授は、ボロボロの車のエンジンを掛け、ガラス扉を割りながら、敵陣突破、、、ウジンたちもサイレンを鳴らして、教授の車を追った、、。

感 想

スリル満点、おもしろ~いです!!!

よく練られた脚本、1つも無駄がなく、登場人物のそれぞれの立場や思惑が折り重なって進んでいきます。

局長さんのクズっぷりに磨きが掛かってまして、ハハハ、、、同情の余地”ゼロ”ですね。

反対にデンバーは、ますます男前になって来てますね。マヌケかもしれないけど、判断を間違えません。ミソンを決して責めないし、最後、トーキョーを助けに行きました。


一方、警察本部にも分裂が。北の秘密本部が、シン・ウジンを内通者だと決めつけている、チャ大尉も彼女を100%信じられない。彼はパク・チョルに”教授”を始末をさせた後、部隊に強行突撃の指示を出している、人質に犠牲者が出ても致し方ない、と。しかし、シン・ウジンはこの作戦を全く知らない、、。

最後のカーレース、ウジンさん、教授を追い詰めています、、。


最初の場面に戻ると、ウジンさんは、娘の親権をめぐって、元夫と裁判中。弱っていく母と娘を守らなくてはならないと気を張っている。

「弱音を吐いて」と言ってくれるソノ。彼だけが、自分を解放できる場所、、、そんな彼が実は”教授”だったと分かったら、どんな気持ちになるでしょう?

ウジンさんは、命懸けで事件解決に取り組んでいる、そんな自分が利用されていて、知らないうちに、強盗たちに協力していたと知ったら、、教授の罪は重すぎるんじゃないかと私は思います。


第6話 あらすじ

〔回想〕

教授は何年か前まで本当に教授だった。研究分野 ”統一による経済効果”

「なぜ70年以上も統一できないのか。南北が同じ夢を抱けば統一はすぐにでも実現する。その”夢”は ”欲望”、南北が共に豊かになれるという欲望”」

”統一未来党 キム・サンマン”が、教授の夢を実現させる人物に合わせると言った。その人物は「オ・ジェユン」、彼は「北朝鮮が開放政策を検討中。私が資本を担うので、教授は経済モデルの考案を。教授の研究が統一のカギになる、手を組みましょう」と右手を差し出した。


教授は、ボロボロの車で必死で逃げた、、、ジウンと警察たちが教授を追っていた。田舎の、道なき道で、大カーチェイスが繰り広げられた。

絶体絶命、逃げきれない、、、教授は車ごと川に突っ込んだ。

警察官たちが川を捜索した。ウジンに本部から無線が入り「そいつが教授だ」と署長は言った。


造幣局では、トーキョーを狙っていた”パク・チョル” がベルリンに撃たれた。彼がトーキョーの命を救った。

その銃声に、外にいるマスコミたちは大騒ぎ。警察は状況を確認中としか発表できない。

”統一未来党 キム・サンマン”(ソン・ウジンの元夫)は、強盗たちを「半島の平和を脅かすテロリスト。容赦なく教鞭手段を取るべきだ」と演説していた。


捜査本部に戻ったウジンは、チャ大尉が独断で強硬手段を取り ”パク・チョル”が死んだことを知り、彼を激しく糾弾した。「私たちはワンチームよ」と言うと、チャは小声で何か言った。ウジンは「私が利用されてる?まだ私を疑ってる?お互いに信じないと」と言い、チャも「分かった」と。

彼らは、強盗の意図を検証した。確かなのは”世論を気にしてる”こと。こちらのカードは2枚。

  • 1つは世論を利用すること
  • もう1つは、教授が中にいないと私たちが知ってること

2つのカードを使って主導権を奪い返すために、ウジンは「造幣局に入る」と言った。誰が敵なのかを世間にわからせる、と。

その頃、車ごと川に飛び込んだ教授は、ほうほうの体でアジトに戻って来ていた。盗聴器から聞こえるウジンの言葉を聞いていた。


捜査本部のウジンから教授に電話が。

ウジンは「さっきの銃声で外は大騒ぎ。家族は人質の安否を心配し、世論は武力制圧しろと騒いでいる。私が中に入り、あなたたちが約束を守っていると証明する。中継カメラも入れさせて。拒むなら、報道陣に強盗が人質の安否確認をさせてくれないと話すしかない」と言った。

「明日の正午、食料搬入後に入れてやる」と教授は承諾した。


教授は、仲間たちに「人質は、1人ずつ確認させよう。予期せぬ事態に備えるため。犠牲者を出さないのは世論を味方につけるため」と言った。

人質は無事だから問題ないという強盗たちだが、ナイロビは「通貨印刷をバラされるかも」と恐れた。「口止めしろ」とベルリン。

我々の計画も、パク・チョルのことも漏れてはいけない」と教授は言った。


翌日、強盗は人質たちを1箇所に集めた。

「警察官が人質の無事を確認しに来る。あなたたちの家族が心配しているため許可した」トーキョーが言った。

「死んだ警察の人は?遺体を渡すべきじゃ」とアンが喰いかかったが、ベルリンに「死体?射撃練習をしていただけだぞ」と言われ黙った。

ベルリンは続けて「自己紹介したい。本名は、ソン・ジュンホ 41歳。9歳の時 脱北に失敗して、収容所で25年過ごした。同志たちが俺の身の上を知った以上、ここから出ても捕まる可能性は高くなった。これは同志たちを脅してきた自分への罪であり、警告だ。俺には失うものはない。だから余計なまねは謹んでくれ」と言った。


しかし、アンは諦めていなかった。副局長に相談しているところに、局長がやって来た。「バレなきゃいい。メモを渡そう。警察官の死や通貨を印刷してることを、新札に書く。バレても許される人が」とアンを見た。アメリカ大使の娘だから。「子供なのに」と止める副局長に、アンは「やる、警官が死んだのは私のせいだから」と言った。副局長は、印刷している通貨を1枚取ってきてアンに渡した。


造幣局の前には、PVの大型スクリーンが設置され、人質の家族たちのために席が設けられていた。

”統一未来党 キム・サンマン”が、人質家族と共に、彼らの無事と事件解決を求め、この場を設けたと演説していた。アンの両親のアメリカ大使、マーシャル・キムと妻が一番前に座っていた。


造幣局の扉が開き、ソン・ウジンとカメラが中に入った。この様子は、TVで生中継された。

仮面を取った”ベルリン”が2人を迎えた。”顔をさらす強盗”は、全国のテレビに映し出された。

扉が閉められ、ロビーへ。人質は、一人ずつ呼ばれた。

アンの番。彼女は、左手に新札に書いたメモを持っていた。「家族へ言いたいことを?」とウジンに言われたアン「ママ、パパ、、」と呼びかけた後、感情が溢れて泣き出した、、近寄って慰めようとしたウジンに、アンはメモを渡そうとしたが、、、トーキョーが気づき、引き離して連れて行った。ベルリンとトーキョーが、アンから手からメモを奪った。

ジウンはカメラを止めて「1人ずつだと日が暮れる、人質全員をここに」と言った。ベルリンたちは承諾した。

カメラが再びセットされ、人質が全員連れてこられた。ジウンは「顔写真付き人質のリスト」を取り出し、一人一人確認した。そして、

非正規の警備員がいない。パク・チェル33歳男性」と。強盗たちに緊張が走る、、。

「そんな人質はいない」とベルリンが言ったが、ジウンは「リストに載ってる。見かけた?」と写真を人質たちに見せて回った。

「昨日、銃声がした時、何かあったのね。本当に誰も見ていない?」とアンの前に立つウジン。

「昨日見ました」アンが言い、その口を塞ぐトーキョー、、「俺も見た」と局長。

「どこにいるの?まさか殺したの?そうでないなら連れて来て」とベルリンに詰め寄るウジン。

ベルリンは彼女からリストを取り上げ、破りながら「こんな小細工が通用するとでも?こいつは警察官だった」と言った。

「認めるの? あなたたちは約束を破り人を殺した。多くの国民が武力制圧すべきだと考えてる。警察は人質の安全のために最善を尽くしてきた。でもこうなった以上、対話で解決するとは思えない。最悪の事態を避けたいなら、学生だけでも解放して」とウジンは詰め寄った。

PVの前では、人質の家族たちの強盗への怒りが爆発していた、、。

ーーそのころ、放映の中継車に、一本のUSBが届けられたーーー

「しかたない、どっちが正しいか本人に聞こう」とベルリンが言うと、1人の人質が連れて来られた。仮面を外すと、それは”パク・チョル”だった。

強盗団が隠していたのは、パク・チョルの死ではなく、生きていることだった。彼の死を確信している警察を逆手に取り、世論を味方につけることだった。

同時にテレビで「たった今、中継車に映像が届けられた」と速報が流れた。パク・チョルが火災警報器を始動し造幣局内を混乱させている様子が映し出された。

「パク・チェルは人質になりすまし、造幣局に潜入。我々の指揮官の殺害を企て騒ぎを起した。パク・チェルは、俺たちが慌ててる間に、武力制圧に踏み切ろうとした人質は何も知らなかった。俺がパク・チェルを止めず、武力制圧されていたら、人質はどうなったか。もう誰も信じない、人質を救うふりをしながら、盾に使おうとした警察の話を」ベルリンは言った。

人質の家族たちの怒りは、今度は、全て、警察に向かった。

「我々は強盗だ。だが命の尊さは知っている、警察よりはな。造幣局で誰かが命を落とすとすれば、1人目はこの俺だ。それまでは誰も死なせない」ベルリンが、カメラの目線で、国民に向かって宣言した。


ウジンは、敗北感とともに、造幣局から外に出た、、。


TVでは繰り返し、ベルリンの声明が放映され、一躍、時の人となっていた!

本部では、強盗たちもTVを見て「警察に一泡食わせた、ベルリンよくやった!」と盛り上がっていた。

そこにモスクワが駆け込んできた。「見ろ、土が出てきた」と手のひらの土をこぼしながら見せた。

「終わりが見えてきた。あと3日もすればここから出られる!」とみんなは歓声をあげた!教授にも知らされた。


デンバーは、夜中、ミソンを呼び出し包帯を替えてあげた。ここを出る日が近いと思うと、名残惜なごりおしさが募るが「ここであったことは全て忘れろ。いい男を見つけろ」とミソンに言った。ミソンも同じ気持ち、、彼女はデンバーにキスをし、、、二人は愛し合った、、。


ウジンの交渉は失敗に終わり、警察は国民からの非難にさらされた。

署長が責任を取って辞めることになり、チャ大尉も抜けるが、ウジンはクビにならない、代わりがいないから。

チャ大尉は「教授を見つけます」と言い、捜査本部のテントに入ってきた”パク・ソノ”を疑っていた。ウジンは気を悪くし「彼は、悪い人ではない。何よりも私が信じ愛してる人よ」と言ったが、、。

教授は全ての会話を盗聴していた、、、。

ウジンから教授に電話がかかったが、彼は出ることができなかった。

しかし、屋台で飲んでいるウジンに会いに行った。ウジンはすでにたくさんのお酒を飲んでいた。

帰り道、教授は「ウジンさん、造幣局の事件、手を引けない?つらそうだから」無意識に出た言葉に本人が驚いた、、ウジンが手を引いたら計画は頓挫するのだ。

ウジンは教授に抱きつき「つらすぎてクビになりたいと思ったのに元気が出た」と言った。教授は、彼女を愛していると気づいてしまった、、。

母からの電話で携帯をポケットから出したウジン、手が何かに触れた。取り出すとお札の切れ端だった、、「現場に戻らないと」ウジンは急いで走って去った。

教授が家に戻り、玄関の鍵を開けると「こんばんは」チャ大尉が家の前に立っていた、、、。

感 想

わぁ~~、ここで終わったのか、、、続きがあるんですよね、もちろん。

いや~~、6話も面白すぎでした、すごいです!

まず、ベルリンが、人質たちに自分の本名と経歴を話したのに驚きました。

ウジンがカメラマンと造幣局に入った時、仮面を付けず、顔をさらして出てきたのも衝撃でした。

ハイライトは、ウジンとベルリンと対決場面でしたね。ベルリンがいよいよ追い詰められた、、と見せかけ、殺されたと思われていたパク・チョルを登場させ、警察が、武力制圧を計画していたことも明らかにされるという 大どんでん返し、、カタルシス!でした。

このウジンとベルリンの丁々発止のやり取り、緊迫感に唸理ました。2人の俳優、パク・ヘスさんと、キム・ユンジンさんに拍手です!


ウジンさんは、完敗で造幣局を後にした、、。強盗団が1枚も2枚も上手で、打ちのめされますよね。

その苦しみを、ソノさんと会うことでなんとか踏ん張り、優しい言葉をかけられて、元気を取り戻す。そのウジンさんを愛していることに気づいてしまった教授、、どうなるの?

そして、ウジンさんは、ポケットから大きな手がかりを見つけた、、。

最後、チャ大尉が、教授の家の前に立っていたのは、教授には、ホラーだった気がします。


6話まで、ほんとに面白かったです!!

続きが気になりますね。


後半に向けて:注目点のまとめ

このドラマは、全12話で、後半6話は、今年の下半期に配信されそうです。ここでは、後半に向けての注目点や予想をまとめてみたい思います。

人物のバックグラウンド

前半では、各エピソードの初めに、強盗団、警察関係者のバックグラウンドが語られました。しかし、以下の人物たちについてはまだです、後半で語れると思います。

強盗団

  • ナイロビ
  • オスロ
  • ヘルシンキ
  • 強盗団に”ソウル”と言う女性がいるようですが、前半登場していません。どんなふうに登場し、どう関係していくのでしょうか?

警察関係者

  • チャ・ムヒョク大尉:彼のバックグランドも気になります。

注目されそうな人質

  • 造幣局の通貨の印刷責任者:ナイロビと仲の良いおじさんです。後半は、彼がストリーに関係してくるのではと予想します。
  • チョ局長:まだまだ何かをやらかしてくれることでしょう。
  • ユン・ミソン:デンバーに助けられ、彼と心を通わせたミソン。2人の関係はどうなっていくのでしょう。

ソン・ウジンの私生活

元夫との親権をめぐる裁判の行方と、ウジンの母の病気

教授とキム・サンマン、教授と”オ・ジェユン”と言う人物の関係

6話の最初のシーンで、教授は、ソン・ウジンの元夫の統一未来党 キム・サンマンに会い、彼から”オ・ジェユン”という人物を紹介されました。教授は彼を「会長」と呼んでいたが、彼の正体は?「手を組みましょう」と彼の提案に握手したが、それはどうなったのか?

また、教授とキム・サンマンが後半、何らかの形で関わっていくのか?

教授とソン・ウジンの関係

やはり、この2人がどうなっていくのかが気になります。

ウジンさんを愛していると気づいてしまった教授は、これまでのように強盗のリーダーとして、冷静に判断することができるのでしょうか?

ウジンさんは、いつ”ソノ”が’教授”と気づくのでしょう?気づいた時、どうなるのか、、、。

後半の鍵を握るのは通貨印刷?

ウジンさんが、ポケットに入っていた新札の切れ端に気づいたところで、前半が終了。

後半では、通貨印刷が大きな鍵になる気がします。通貨印刷の事実を確かめようとする警察と、隠そうとする強盗団の攻防が。

で、ふと第2話で、ナイロビが、造幣局の通貨印刷責任者のおじさんが”ニセ札印刷”の名人だと知っていたことを思い出しました。

強盗団が印刷している通貨は、もしや ”ニセ札?!” なんて、ドンデン返しがあるかも、、、妄想です💦


さてさて、強盗たちは計画を成功させ、大金を持って逃亡することができるのでしょうか? 全員無事で、、。

楽しみですね〜。後半の配信を待ちましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

Drama
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