『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』パート2 (7話~12話, 最終回)あらすじと感想 *ネタバレあり

2022年6月に前半6話が配信された韓国ドラマ『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』、いよいよ後半7話〜12話が12月9日に配信です。緊張感を残して終了した6話、さて後半、造幣局を占拠している強盗たち、外から指示を出す司令塔の教授、強盗たちと闘う警察、どんな攻防が繰り広げられ、どんな結末が待っているでしょうか。超楽しみです!

*ネタバレあり

前半6話のあらすじと感想は以下をご参照ください。

概 要

放送局:Netflix

配信日:2022年12月9日 後半6話

ジャンル:クライムサスペンス

脚本:リュ・ヨンジェ

監督:キム・ホンソン

登場人物とキャスト、人物の特徴

強盗団】

教授(首領)役:ユ・ジテ

以前は、本当に教授だった。北朝鮮の解放で、皆が豊かになれると思ったが、金持ちだけがより金持ちになっただけ。そこで、誰一人犠牲を出さず、史上最高額4兆奪って風のように消える強盗を計画し、このショーをライブで人々に届けるのが彼のミッションになった。

ベルリン役:パク・ヘス

生きては帰れない北朝鮮の刑務所から来た。恐怖で人を操ろうとする。強盗団でリーダー的存在。人質の確認に警察がテレビカメラを持って入った時、仮面を取り、本名と素顔を全国民にさらした。

トーキョー役:チョン・ジョソン

北朝鮮のアーミーにいた女。南北統一後、南に移ったが利用され夢を砕かれ、死のうとしていた雨の日に教授に声をかけられた。教授を信頼し、教授からの信頼も厚い。

モスクワ役:イ・ウォンジョン

元炭鉱員でなんでも掘れる。造幣局の地下をほり脱出口を作る。愛情深いデンバーの父親。

デンバー役:キム・ジフン

単純でバカっぽい男。元ストリートファイター、違法格闘場で負け知らず。父親のモスクワに誘われ強盗団に参加。人質の造幣局のユン・ミソンを助け、二人は心を通わす。

ナイロビ役:チャン・ユンジュ

口を開けばウソばかり、詐欺、偽造のプロ。大事件に関わったらしい。しかし彼女のバックグランドはまだ明かされていない。

リオ役:イ・ヒョヌ

裕福な家庭育ち、両親から医者になるよう期待されたが、血が怖くてなれなかった。最強のハッカーとして教授の要望に応える。トーキョーに片思い中。

ヘルシンキ役:キム・ジフンオスロ役:イ・ギュホ

延辺(ヨンビョン)出身の仕事人コンビ。体が大きい!2人の過去はまだ明かされていない。

ソウル役:イ・ジヨン

パート2から参加の新メンバー。彼女の正体はまだ不明。

警察関係者】

ソン・ウジン役:キム・ユンジン

南の警察出身で、手強い強盗団の交渉人に抜擢された優秀な人物。しかし、私生活では元夫で、統一国家初の大統領候補として名が上がる”未来統一党 キム・サンマンとの間で、娘の親権争いの真只中。また母親がアルツハイマーを患っている。

チャ・ムヒョク役:キム・ソンオ

北出身で、ソン・ウジンと共同で強盗逮捕の指揮を取る。しかし、警察が人質を盾に強盗団の武力制圧に踏み切ろうとしたことが判明し、責任を取り辞任した。しかし彼は、ウジンが愛している ”パク・ソノ(正体は教授)”を疑っている。

人 質】

チョ・ヨンミン役:パク・ミョンフン

造幣局の局長。自分だけが生き残りたいと思っている非常に身勝手な人物で、強盗団との間で常にトラブルを起こす。

ユン・ミソン役:イ・ジュビン

北出身。局長と不倫関係にあったが、局長は自分が助かるために彼女を利用した。デンバーが彼女の命を助け、デンバーと心を通わせる

これまでの概要

前半6話では、教授と呼ばれる首謀者が、個性豊かな犯罪歴のある人物を集めて、南北統一の象徴である”造幣局”から、史上最高の4兆の強盗計画を実行する。

強盗団は人質とともに造幣局に立て籠もったが、教授は、造幣局には入らず、外から強盗たちに指示を与える司令塔。事前に綿密な計画を立て、造幣局の近くに家を借り”喫茶店”を経営している。”パク・ソノ”と名乗り、交渉人に抜擢されるであろう南側の警察のソン・ウジンに接触していた。

教授の計画通り、ソン・ウジンが警察側の交渉人になった。教授は音声を変えて、彼女と交渉すると同時に、”パク・ソノ”として、彼女から警察の動きを収集し、中の強盗団に伝えた。

強盗団の目的は、造幣局にあるお金を盗むのではなく、新たに6兆ウォンの紙幣を印刷して持ち出すこと。その為、印刷の時間が必要だった。

前半第6話で、警察のソン・ウジンは、人質の安全が確保されているか確認したいと教授に交渉し、テレビカメラと共に中に入ることが許された。

しかし、そこで警察は大きなミスを犯した。警察は強盗団の首領を殺すために、警察官パク・チョルを送り込んでいたが、彼が殺されたと思っていた警察側(ウジン)は、「警備員のパク・チョルがいない、殺したのか」と彼を人質であるかのように言って強盗団を責めた、、彼は生きていた。彼が造幣局内を混乱におとしいれたビデオが流され、警察が人質の命を顧みず武力制圧に踏み切ろうとしていたことが、全国民の前でライブ中継された。

人質の命を危険にさらしたのは、強盗団ではなく、警察だった。国民の怒りが警察に集中した。

ソン・ウジンの上司と、一緒に指揮を取っていた北のチャ・ムヒョクが責任を取り辞任した。しかし、ウジンは、代わりがいないという理由で、その厳しい任務から降りることができない。

傷心の彼女は、パク・ソノ(教授)を呼んで、一緒にお酒を飲んだ。その時、教授は自分が、ソン・ウジンを愛していることに気づいてしまった。

ウジンは、ポケットにある紙の切れ端に気づいた。取り出すと新しい紙幣が千切られたものだった、、彼女は、急いで捜査本部に戻った。

パク・ソノ(教授)が家に戻ると、彼のことを疑っているチャ・ムヒョクが家の前で待っていた。

造幣局内では、モスクワが地下を掘り、紙幣を持ち出す抜け道がほぼ完成していた。また、新紙幣の印刷も最終局面を迎えていた。

後半の見どころ

教授とソン・ウジン

ウジンは教授の正体を知らず、彼を愛している。教授は、最初から計画の一部として彼女に近づいたが、彼女を愛してしまった。ウジンはいつ教授の正体に気づき、二人の関係はどうなっていくのか?

デンバーとミソン

人質のミソンは、デンバーに命を救われ、2人は恋人になったが、これからの2人の行方は?

新メンバー ソウル

新強盗団のメンバー”ソウル”が登場するようです。彼女は、どうやって強盗団に加わり、どんな働きをするのでしょうか?

教授とキム・サンマン、教授と実業家のオ・ジェユンの関係

前半6話の最初のシーンで、教授は、ソン・ウジンの元夫の統一未来党 キム・サンマンに会い、彼から”オ・ジェユン”という人物を紹介された。教授は彼を「会長」と呼んでいたが、彼の正体は?「手を組みましょう」と彼の提案に握手したが、それはどうなったのか?

強盗団は、教授の計画通り、誰一人犠牲者を出さずに、印刷した紙幣を無事外に持ち出し、風のようにの消えることができるのでしょうか?

第7話 あらすじ

パク・ソノ(教授)の家の前で待っていたチャ・ムヒョク大尉は、空腹だとパクの店で食事をした。彼の店は実はまだオープンしていない、2ヶ月も準備期間である。

食事を終えたチャ大尉は、トイレを借りると言ってパクのプライベートの部屋に行き、机の上からペン(?)を盗み、科学捜査班に指紋鑑定ができるか電話で問合せた。

チャ大尉の電話を盗聴している教授は、まずいことになったと思った。

一方、紙幣の切れ端を持って捜査本部に戻ったソン・ウジンは、強盗団が紙幣印刷のために時間稼ぎをしていることに気づいた。

アメリカ大使マーシャルは、娘のアンを救出できないキム・サンマン議員を責めていた。大使は、娘がかすり傷でも負えば、南北会談はできないと思えと脅した。彼は、ミスター・オとキム議員が会談で一儲けするつもりだと知っていた。

別室で話を聞いていたオ氏は「強盗が紙幣を印刷していると聞いた、北朝鮮開発とあなたを大統領にするために莫大な金を使った。無駄になればビジネスは終わり、大使の娘をなんとかすればいい」とキム議員に何か話した。

キム議員は強盗団に向けて「人質を返すように、協力した者は罪に問われないように大統領に直談判する。私に電話を、あなたを助ける」とテレビで訴えた。そこには人質の家族と一緒にリオの両親の姿もあった、リオは動揺していた。

ウジンは、チャ大尉に「議員が盗聴を中断させ、強盗を懐柔している」とメールするが、全て教授が見ていた。

教授は造幣局に電話し、チャの携帯を監視しているリオに、何か頼んだ。

人質の間では、アン(アメリカ大使の娘)はVIP扱い、警察は、彼女の命さえ助かれば、他の人質のことはどうでもいいと思っていると、アンに対する反発が広がっていた。

誰かが仮面をつけて、人質の携帯電話を盗み、キム・サンマンに電話した。

孤立したアンがトイレで隠れていると、”逃してあげる、午後1時に地下金庫へ”というメモが投げ込まれた。アンは監視の隙をみて、地下金庫へ向かった。

捜査本部は、紙幣の印刷について、”会談の開催で増刷予定、その金額が4兆ウォンと突き止めた。

ウジンは、キム・サンマンに会い「4兆ウォンもの記番号不明の紙幣が流通用ではなく資金名目で割り当てられてる、強盗は好きなように通貨を印刷できる状況、だから介入してるのね」と言った。キムの態度で、ウジンは強盗からキムに連絡があったことと、アンが危険だとわかった。

ウジンは教授にすぐに電話し「強盗の中に裏切り者がいる。アンを殺すつもり」と報告、それを同時に聞いた造幣局内の強盗たちはアンを捜した、、。

地下に行ったアンは、警察官のパク・チョルを見かけた。トーキョーとリオは、防犯カメラから金庫に爆弾が設置されているのを見つけ急いだ。

バーン!大きな爆発音に人質たちに動揺が広がったが、アンは無事戻ってきた。

仮面が落ちていたが、防犯カメラをすり抜けている。誰が裏切り者か分からない、強盗団たちはお互いに疑惑の目を向け始めた。

その頃、人質たちは団結しつつあった。アンは警備員と警察の人がでどこにいるかわかったと局長と副局長に話した。

教授は警察に電話して、アンの無事を伝えた。ウジンは「これで信頼できる。本当の目的を教えて欲しい」と教授にいったが、彼は「キム・サンマンをなんとかしろ、第3者の介入はごめんだ」と。「介入の理由を知ってるでしょ、本当の目的は?」と再度聞くウジンに「大金をいただくだけ」と教授は同じ答えを。

ウジンは「南北会談で統一資金が準備されていたことをなぜ強盗が知っていたのかわからないが、とにかく犯行を止め、人質を救出する。そのためには、上層部の盗聴をやめろとの指示には従わない。印刷を止めるために造幣局の電気を切る」と言った。

警察では盗聴を中断してた時に、人質の携帯に着信が ”議員が接触予定” ”了解”、発信者はチャ大尉。彼はJEA警察にいた。このメールで、彼が強盗と通じているとの疑いが掛かった。ウジンはチャ大尉に電話するが通じない

実は、リオが教授の指示で、チャの携帯を操作して、偽のメールを仕込み、ウジンからの電話をブロックしていたのだ。

チャ大尉は、先日の指紋鑑定結果をもらいに警察に来たが、まだ出来ていないと。そこに警察官がきて、チャは強盗に情報を流していた疑いで捕まえられそうになった。チャは逃げ、指紋鑑定の部屋に入った。そこでパク・ソノの家からとってきた証拠品と教授の指紋を照合し印刷した紙を持って逃げた。

チャはウジンに「パク・ソノが教授。警部の家に行きます」と伝言するがブロックされている、教授が聞いた。

捜査本部に、チャが逃走したとの連絡が入ったが、ウジンは、チャが「教授を見つける、パク・ソノに会ったのはいつ?」と聞いたことを思い出した。

造幣局の人質たち、食事班にアンが加わり、警備員と警察のパク・チョルにメモを仕組んだ。

強盗団の間では、ベルリンがリオを裏切り者だと決めつけ責め立てていた。

教授は、ウジンの家のチャイムを鳴らそうとするチャ大尉にピストルを当て、麻酔で眠らせ、チャの車のトランクに入れた、、それを物音に気づいたウジンの母が見ていた。

母はすぐにウジンに電話をかけた、、教授は母の口を封じるためにピストルを持って後ろから近づいたが、、アルツハイマーの母は、電話の途中で言うことを忘れてしまった、、教授は彼女を撃たずに済んだ。

教授は、トランクにチャを入れた彼の車を運転してガスステーションに行き、自分の車に乗り換えた。彼の仲間が、チャの車を運転してどこかに行った。

家に戻ると、ウジンが外で待っていた。家に入れると彼女は後ろからピストルを構え2階に行くように言った。彼女はプライベートの部屋に案内させたが、そこには犯行を裏付けるようなものは何もなかった、、、教授は「僕たちはここまで、帰って」と彼女を帰した。

造幣局では、局長が”武器”を体に貼り付けて隠してトイレに入り、それをタンクに隠した。次にトイレに入ったパク・チョルがその武器を体に隠して持って出た。

パク・チョルと警備員たちは、こうして手に入れた武器を体の後ろに隠していた。

そこに親切なオスロが、閉じ込めているやつたちがかわいそうだからと、水を持って来た。彼が屈んだ隙に、人質の1人が武器を持って立ち上がった、、

教授はその映像をカメラで見ていた、「オスロが危ない」電話をかけるが誰も出ない。

廊下では、ベルリンがリオを「裏切り者」としつこく責めてたてピストルを構え、そしてリオを庇うトーキョーに向けた。

捜査本部ではウジンが、造幣局の電源を遮断する、と指示を出した。電気が消えると同時に、人質が鉄の棒で後ろからオスロの頭を殴った、、。

感  想

パク・ソノのお店、2ヶ月も準備中って、ウジンさんに近づくためだけの仮の店って丸わかりですね。

ウジンの上司もチャ大尉も辞任してませんでした、、。

ウジンと捜査本部は、強盗が紙幣の印刷のために時間を稼いでいることを突き止めた。通常は紙幣は記番号があり勝手に印刷できないが、南北会談の開催で4兆もの増刷が予定され、それでオ氏とキム・サンマンは大儲けしようとしていたのですね。

前半の6話で、教授はキム議員にオ氏を紹介されていました。それで彼は4兆の印刷のことを知ったが、結局、大企業の会長や政治家に大金が流れるカラクリに嫌気がさし、この強盗を思いついたと言うことなのでしょうか?


7話、1つ納得いかなかった場面がありました。チャ大尉が、指紋からパク・ソノと教授を同一人物と決定する所です。彼は、パクのペンか何かを盗んで、指紋鑑定を依頼したが結果が出ていない。それなのに追われた入った部屋で、すぐに検査結果が出て、教授と同一人物と分かった、っておかしくないですか?

そもそも、パク・ソノが本名かどうかもわからないし、彼に前科がなければ、データーベースに彼の指紋は入っていないのでは?

只、その後で、ウジンの家に言ったチャ大尉に教授がピストルを構えたので、自分で証明したようなものですが。

最後、優しいオスロの行いが、自分の身を危険にさらすことになってしまいました。

第8話 あらすじ

〔回 想〕

教授による強盗計画の最後の授業が終わった後、仲間たちは飲んで歌った。

ヘルシンキとオスロが話しているところにナイロビが来た。二人の男は同じ施設で兄弟のように育った。大金を稼ごうと組織に入ったが潰した、オスロが母親に会いに行くと言ったから。でも会いに行った母親は行方知れずだった。オスロは泣いた、、ナイロビも泣き出した「息子を思い出した」と。でも「息子がいるのか?何歳?」とオスロが泣きながら聞くと彼女は「あんたと同じくらい」と笑ってごまかした。


造幣局の電源が遮断され、教授のモニターから造幣局内の映像も全て消えた。

オスロは人質から鉄パイプで殴られ、血だらけで倒れた、、。

人質たちは武器を持って、部屋を出て行った。彼らは一箇所に集まった。警官のパク・チョルが懐中電灯を持っ来た。そこにヘルシンキが来たが、暗闇でパク・チョルに首を絞められ、その間に人質たちは逃げた。

強盗たちも暗闇でどうなっているのかわからない。

トーキョーが発動機を操作し電気をつけ、倒れているヘルシンキを見つけた。彼は地下にオスロを捜しに行った。

電気が戻り、リオが教授と話している所に、パク・チョルが入ってきた。リオを倒し、捜査本部に電話をし「人質が脱出しているので応変を頼む」と言った後、そこの機材を全て機関銃で打ち壊した。これで教授との連絡が完全に遮断されてしまった。パクは薬の瓶を見つけ持ち去った

人質たちは出口付近に集まったが、強盗たちは彼らから武器を回収、、その時、扉が外から爆破され、盾を持った特別機動隊が侵入してきた。

強盗たちと機動隊たちの激しい銃撃合戦が繰り広げられたが、強盗たちは特殊部隊を退散させた。そして入り口を塞いだ。しかし強盗が銃撃戦に集中している間に、人質たちは屋上へと逃げていた。

チョ・ヨンミン(局長)が、我先に用意されていたロープで降りようとして、ロープがからまり宙ぶらりんのになった、、。

その後、地上に大きなクッションが用意され、屋上から人質たちが次々に飛び降りて無事脱出した。

最後にアンが飛び降りようとしたのを、ロープを持ったベルリンが飛びつき、彼女を捕まえた。そして二人は強盗仲間に引き上げられた。

全体の半分の29人の人質が脱出に成功。銃撃戦が発生したが死傷者はなかった。


騒ぎが一段落して、強盗たちは、地下でオセロが亡くなっていることに気づき、泣き崩れた、、。

残った人質たちは、以前のように強盗たちに服従しなかった。

教授と連絡が取れない強盗たちは、この状況をどうすればいいのかと焦っていた。

そんな時、ベルリンの様子がおかしい。「裏切り者は誰だ。そのせいで注意散漫になりオスロが死んだ」と興奮して全員に銃を向けたが、その手が震えて、彼は気絶した。

〔回 想〕

キム・サンマンが「人質を返すように協力してほしい」と強盗に演説したテレビの画面に、ナイロビの息子が映っていた。ナイロビが仮面を被り、人質の携帯を盗みキムに電話した。「裏切ったら、二度と息子に会えない」とキムに脅され、彼女は彼の指示に従ったのだった。

ナイロビは、息子の存在とオスロへの罪悪感から真実を言い出せなかった。


その頃、教授はもう一つの隠れ家に行った。そこに、チャ大尉が監禁されており、頑強そうな数人の男と、一人の女がいた、彼女が”ソウル”である。

捜査本部では、脱出した人質たちから、強盗の情報が集められていた。

パク・チョルが、造幣局の本部から持ってきた薬の瓶をウジンに渡した。そのラベルから”ハンチントン病(神経が変性する遺伝性疾患)”と判明。治療薬はなく薬は症状を和らげるだけ。

それはベルリンの薬だった。彼は持病があったのだ。本部に割れた瓶があり、リオは「簡単に言うと”脳細胞がやられる病気’、収容所にいる時から患っていたと思う」とトーキョーとデンバーに説明した。

ベルリンは、収容所での拷問の夢を見てうなされた。重い病を患っていたが、薬をもらえず、厳しい拷問を受けた。その収容所の所長だったのが”チョン・ヨンス”、今回の南北会談の北の代表である。

ウジンは、南北の経済協力をはばむのが強盗たちの狙いかも知れないと思い始めた。

その頃、会談のために来韓したチョン・ヨンスとランチを取ったキム・サンマンは「会談を開き判を押せば、金は我々のもの。印刷している強盗に感謝せねば」と笑った。


ベルリンが休んでいる部屋に入ったトーキョー。二人は、お互いにこの計画に参加した真の目的は、金ではないようである。何であれ命懸け、だとベルリンは言い、トーキョーもそうだと。教授と連絡をとる手段がない、自分たちでなんとかしようと言ったが、、、

ベルリンがトーキョーを羽交い締めにし、首にカッターナイフを突きつけ「裏切り者だ」と興奮して部屋から出てきた。

リオがびっくりしてベルリンにピストルを構え、そこにヘルシンキがきて、彼はベルリンに従った。

トーキョーとリオは、口にテープを貼られ、それぞれローラーのついた台に縛り付けられていた。

強盗たち全員が集められた。

ベルリンは「オスロの敵。どちらかが裏切り者だ」とピストりを構えて言った。

リオが「自分が裏切り者だ」と言ったが、ベルリンは「トーキョーだ。裏切り者」と造幣局の扉を開け、彼女を台に載せたまま、外へと押し出した。台から転げ落ちたトーキョーは、特殊部隊に捕らえられた。

その後、アンに銃を構えベルリンが出てきた。

非人道的な扱いをしたケチョン14号管理所の前所長、チョン・ヨンスを呼べ」という声明をアンに読ませた。ベルリンが「所長同士が来なければ、この女の頭を吹っ飛ばす」と狂ったように言った。


ウジンは、例の薬の流通経路を調べるように指示し、薬を大量に購入した人物が、辺鄙な山奥のリゾート地に行ったとの情報を得た。ウジンたちは、強盗のアジトかも知れないとそこに向かい、アジトを見つけた。

教授は、警察の動きを近くのビルの上から観察していた。

感 想

大きな体の優しいオスロが死んでしまって、悲しです。彼のことをもっと知りたかった。

ナイロビの秘密が分かりました。彼女には息子がいた。その息子をキム・サンマンに人質に取られ、仲間を裏切りらざるをえなかった、、、卑怯なキム・サンマン。

人質たちの半数が脱出しましたが、その時の、強盗団と機動部隊の銃撃戦、迫力ありました。トーキョーがすごかったですね、さすが北のアーミー出身です。

ベルリンは持病、、パク・ヘスさんの演技、迫力あります、すごいです。 ”ソウル”も登場しましたね。

面白くなってきました。


パク・ヘスさん、以下のドラマにも重要な役で出演されいます。

第9話 あらすじ

〔回 想〕 ロシア ウラジオストク

教授(本名:ソン・ソノ)はレストランで、ある組織の人物に会い「武器を買いたい、あなたのボス、平安道出身のソン・ジュンホから」と言うと、奥の部屋に連れて行かれ拷問を受けた。そこには、後で教授に協力する女性(ソウル)と仲間たちがいた。

ソウルが「ソン・ジュンホをなぜ知ってる?」と聞くと「兄弟だから」と教授。

奥からソン・ジュンホ(ベルリン)が出てきて、教授にピストルを構えた。「ジュンホ、成長したな」と笑う教授。実は彼らは家族4人で脱北を試み、先に行った兄と父は成功したが、後の弟と母は見つかり、母は射殺され、ジュンホは捕まり25年間収容所で耐え抜いた。

教授は「父さんは死んだ、お前を韓国に連れてくるために銀行強盗を働き警察に撃たれた」と言い、父の犯行の資料を見せ「父さんの計画をお前と果たしたい」と言った。


強盗たちのアジトを見つけたウジンたちは、 ”革命で朝鮮半島を解放しよう”などと書かれた紙や、キム・サンマン議員、大企業のオ代表、北側のチョン・ヨンスなどの写真が貼られているのを見た。そこにはウジンの写真もあった。

教授は、近くのビルの上から、アジトに仕掛けた時限爆弾のスイッチをオンにした。警察官たちは爆弾に気付き逃げ出した。

ウジンは、強盗が”政治的な目的”の証拠を残したアジトを見せた後で、爆破させたことを疑問に思った。


警察に捕まったトーキョー(本名:リ・ホンダン)は、ウジンから取調べを受けた。

「造幣局を襲ったのは政治的な目的がありそうだが」とウジンは誘いをかけた。トーキョーは「大金を稼げると聞いて加わっただけ。ベルリンに裏切り者扱いされて追い出された」と言ったが、ウジンは信じていなかった。ウソ発見器が装備された後の質問に、トーキョーは暴れ出した。ウジンに危害を加える恐れがあると、一旦収監のため彼女は護送車で運ばれた。


〔回 想〕

「裏切り者はトーキョーだ」とベルリンが彼女を乗せた台を外に押し出そうとした時、ナイロビが止め「私が裏切った」と言った。「息子がいるの、施設にいた息子を、キム・サンマンに連れ去られた、、ごめんね」と泣きながらヘルシンキに謝った。

仲間はナイロビに同情し、トーキョーは「子供は私がなんとかする」と彼女に約束した。

「仲間割れのフリをして、トーキョーを出す計画。教授が助ける。トーキョーが教授にこの状況を伝えに行く。そしてナイロビの息子を救う」とベルリンがみんなに説明したのだった。


トーキョーを運ぶ護送車を、武装集団が襲い、トーキョーは助け出された。武装集団は、ソウルとその仲間達で、彼らはベルリンの部下、地獄の果てまで彼についていく部下たちである。

教授は、ナイロビの息子を隠していそうな場所の当たりをつけていた。


捜査本部に、キム・サンマンが入ってきて「強盗は反政府テロ、今から対テロ部隊が担当する。チョン団長が強盗の気を引いている間に、対テロ部隊が背後から襲う」と言った。彼は、人質を救うと言う気持ちは微塵もないようだ。

ウジンは、捜査本部から追い出された。

彼女は、部下から、議員とテレビに出た人の中に、強盗グループのシム・ヨンムン(ナイロビ)の息子がいたとの報告を受けた。ウジンは、その子を隠している場所の見当がつくと車を走らせた。

トーキョー、ソウルとその仲間たちが、息子が隠されている場所に着いた。警備がキツイが、教授の原則は守るためゴム弾を使った。ソウルは、トーキョーの腰に携帯のカメラを取り付け、彼らは仮面をつけて建物の中に入って行った。

午後8時、造幣局の扉が開き、アンにピストルを構えたベルリンが出てきた。

その前には、チョン・ヨンスが立っていた。その様子はテレビで生配信されていた。

ベルリンが「お前の化けの皮を剥いでやる。同士が14号管理所でどんな仕打ちをしたか万人に伝える。犬扱いして飢えさせ拷問して殺した」と言った。

チョンは「私がそのような罪を犯したとする。だが代償は払った。すでに私に復讐しただろう。収容所の医務班で働いていた娘を犯して、焼き殺したではないか」と衝撃的なことを言った、、。

これを見て「その調子だ」と満足気に画面を見るキム・サンマン。

その頃、ナイロビの息子が監禁されている建物で、強盗犯の仲間たちが警護の男たちを倒す映像がネットで生配信されていた。”これってリアル?” ”ヤバい” ”映画みたい” etcとバズっていた。

そこにウジンの車が到着した。

トーキョーたちは息子を見つけた。「お母さんの友だちよ、迎えにきた」と言って、彼を抱いて外に出た。

ウジンは彼らにピストルを構えたが、トーキョーは男の子に、

「警察の人よ。あのおばさんが怖い人から守ってくれる、いい人だから」と言ったが、彼はウジンのところに行けない。

トーキョーは、子供を守るべきと、ウジンに発砲しないように言った。仲間たちが車を動かして来た。男の子はウジンの方に行き、トーキョーも車に乗り込みその場を去った。

造幣局の前では、チョンが「もちろん収容所の中でも待遇は酷かっただろう。私の責任だ。だが罪は償ったはず。血のつながりはなくとも命より大切な娘を私のせいで失ったんだ」と大芝居をしていた、、

「いい加減にしろ」とベルリンが携帯を投げると、仮面をつけた強盗の生映像が流れ始めた。

「我々の仲間の息子を人質にとって、アンを殺すように脅した。たった今子どもを救出し、無事警察に引き渡した。チョン・ヨンスの話は、全てうそ。根拠は、私が命より大切だという、その男の娘だから」とソウルが仮面を取って笑った。

「チョンは幼い私を脅し、そばに置くため収容所で働かせた。そいつが遊び半分で人を拷問し殺しても、誰も逆らえなかった、ソン・ジュンホを除いては。彼はそいつを恐れなかった。私が彼を好きになったら、チョンは私たちの命を狙った。こんな卑怯なチョンが、平和の伝道師として、会談に出ようとしている。チョンを引き込んだのは、統一未来父の代表、キム・サンマン議員。ナイロビを子どもで脅し、アンを殺せと指示した」とソウルは言った。

「奴らがこの女を殺して得ようとしたものは?会談はやつらが私腹を肥やすための策略に過ぎない。このペーパー・ハウスは民衆のもの」とベルリンが続け、中に入った。

全ては生放送で中継された。


ミソンは、自分を避けるデンバーに、「いつまで避けるつもり?逃げそびれたんじゃなくて逃げなかった」と告白した。


リオは、ベルリンに「俺たち、金が目当てだよな。芝居がリアルだったから」と話しかけた。

「全て計画の一部だ、安心しろ」と言ったが、納得しないリオに「兄貴のためだ。何としても、兄貴の計画を成功させる。革命主義のフリをしたのも、教授の計画だ」と言った。リオは、教授とベルリンが兄弟だと初めて知った。

「政治犯のふりが成功すれば、脱出の基盤になる。警察は我々の目的が会談の阻止だと確信する。外に仲間がいるとわかれば、武装集団が会談でテロを起こすと想定するはず。すでに真実を知った人々は、我々を応援しようと街に出る」これが教授の計画だった。


そして、造幣局では、トーキョーを迎えるために、人質が集められていた。

ベルリンが「ここを去りたいものは出してやる。但し、残って協力してくれる者には、1人当たり30億ウォンを渡そう」と人質たちに言った。

感 想

教授とベルリンの関係がはっきりわかりました。教授も元々は北の人だったのですね。ベルリンを探し出し、彼と共にこの強盗を実行することが一番大事なことだったのでしょう。

ベルリンには、地獄の果てまで彼について行くほどの頼もしい部下たちがいて、そのうちの一人、ソウルはベルリンを愛しているようです。

ナイロビは、ついに自分が裏切ったと告白しましたが、仲間は事情を知り、みんな同情、誰も責めることはできません。ヘルシンキも優しいです。キム・サンマンは、子どもを誘惑した罪に問われるべきなのでは?

護送車が、簡単に武力集団に襲われ、トーキョーを逃がしてしまうなんて、警察は脇が甘すぎでした。

今回のアクション(子供が監禁されているビル内での)も迫力ありでした。

ソウルが生配信で、チョン・ヨンスのうそを暴き、仮面を外して笑う場面が、最高にカッコよかったです!

第10話 あらすじ

事件発生2ヶ月前

教授は、偶然を装いソン・ウジンに接近した。彼女の運転している車にわざと追突して、オープン前の自分のカフェに彼女を招いた。彼女はお酒を飲みたいと言った。彼女は世間を賑わせている夫キム・サンマンとの”娘の親権争い”で疲れ果てていた。ウジンのことを知り尽くしていた教授は、彼女の心の隙に入り込んだ、彼女を自分の計画へ引き入れるために。

一晩を過ごし帰ろうとする彼女に、教授は「一緒に旅行に行きたい。ウラジオストクからシベリア鉄道で、モスクワを通ってキーウへ、列車を乗り換えて、ヘルソンに行く。ウクライナ南部の港町ですごく美しい所です」と言った。


ウジンは、ナイロビの子どもを安全なところに移した後、教授の店の前に来たが、明かりが消えていた。車に戻ろうとして道端で倒れた。彼女の姿を車から見た教授は、倒れた彼女に駆け寄った。


生配信で、強盗に悪行を暴かれたキム・サンマンとチョン・ヨンスだが、翌日には「強盗の暴露は偽り」とTVニュースは伝えていた。放送局は、広告主のミスター・オの意向に従ったのだ。

彼らは、会談の前に強盗団を潰そうとしていたが、強盗団が”人質開放予告”の動画を配信し、先を越された。ベルリンは「南北の国民に機会を与える。人質を見殺しにする盗賊か、それとも我々かどちらを信じるか選ぶんだ。明日の午後3時、人質の一部を解放することを約束する」と宣言し、動画は視聴者によって拡散された。


造幣局では、ベルリンが仲間たちに、人質を解放するのは「トーキョーが戻るため。教授にあって戻ってくるのがトーキョーの任務」と説明した。

教授は、生き残るために作戦変更をした。トーキョーの任務はそれを仲間達に伝えることだ。


造幣局:

「解放」か「残って30億をもらうか」の選択に迫られた人質たちに、強盗は一人ずつ面接した。

「解放(自由)の代わりに30億を望んだ人質は、強盗の成功を望むはず。共犯になる」それが教授の考えだった。

デンバーはミソンと面接:ミソンは「聞きたいことがある、名前は?」と聞いた。「教えちゃいけないんだ」とデンバーは言いながら「オ・テクス」と答えた。「お金はいらないここに残る。テクスさんといたい」とミソンは言い、、二人は激しいキスをした。

面接が終わった人質たち、自由は左側、お金は右側に分かれた。

デンバーとミソンの様子を見たモスクワは、デンバーに「あの女は何だ?」と怒った。デンバーは「あの女が好きだ。ここを出たらミソンと一緒に父さんを幸せにする」と言うと、父は「ストックホルム症候群だ。カネはいらないと女は言っただろう。母さんもだ。俺は銀行強盗で、母さんは銀行員だった。愛だと思ったが、お前を産んで、’解放してくれ’と言ったんだ」と泣き、それを聞きデンバーも泣いた、、。


病院で目覚めたウジンは、パク・ソノが道端で抱き起こしてくれたことをうっすらと覚えていた。

退院した日、彼女が彼の店に行くと、店じまいしていた。

彼女は「病院に運んでくれたでしょう。事件から身を引いた。傷つけたことを謝りたかった。でも本気でした。さよなら」と店を出た、、教授は彼女を追いかけ抱きしめた。

2人は店で話し「今度休みが取れたら鉄道の旅でもどう?出会った日に話してくれた町、、」とウジンが言い「ヘルソン」と教授は答え、胸ポケットから絵ハガキを出し彼女に渡した。「父が家族で住みたいと夢を抱いていた町だ」と初めて家族のことを話した。「父も最後は苦しんだ、父も認知症でした」と彼は言った。


教授たちに監禁されているチャ大尉は、楊枝で手錠の鍵を外そうと苦戦、、そこにソウルが弁当を持ってきた。

チャ大尉は「なぜここに?平壌の大学を出た富裕層だろ。話し方でわかる。いくらでも楽に生きられただろうに、後悔しているなら遅くない、、」とソウルに言うと「すでに新しい人生を歩んでる。満足してるよ」彼女は答えた。

ソウルは、造幣局に戻るトーキョーに、ベルリンの薬を預けた。

造幣局の前では、民衆が「南北会談に反対」「ペーパーハウスは民衆のもの」などと書いた紙を持ってデモをしていた。

造幣局の周りには特殊部隊が配置され物々しい様相。

トーキョーは、いつでも教授の指示に従えるように待機していた。


モスクワに反対され動揺したデンバーは、ミソンを呼び出し、今度は「出ていけ。目を覚ませ。俺は強盗だ、学もないただケンカが強いだけのチンピラだ、、。もう飽きた、30億が惜しくて残るのか?」と彼女のために悪態をついたが、ミソンは彼の頬を殴って「お金はいらない。クズ野郎」と言って、二人は無言になってしまった。

造幣局を出る者は集まれ、と合図があり、ミソンは行った。残され泣くデンバー。

人質たちが集められ、扉が開けられた。

「約束通り15人の人質を家族の元へ戻す」とベルリンが話し、解放の様子が生配信されたが、当局によって電波が止められ、配信は中断。外部に押しやられた報道陣たちが造幣局の近くに移動して来た。

人質たちは外に向かってゆっくり歩き出し、、そして走った、、。

強盗たちは、銃を構え入り口に集まった。

教授の合図で、大きなトラックの荷台から、大型バイクに乗ったトーキョーが飛び出した、、、

人質の間を縫ってバイクは、造幣局の入口を目指した、、キム・サンマンが撃つように言ったが、狙撃班は人質がいるので撃てない。

ミソンは、走って引き返した、デンバーが迎えに走り彼女の手を引いて中に入った、、

トーキョーのバイクが中に入り、デンバーとミソンも戻り、扉が閉められた、、。

強盗たちは、トーキョーの帰還を喜び、彼女はベルリンにソウルからの薬を投げ渡した。

デンバーとミソンは、泣きながら抱き合った。それを横目て見ながら、トイレに行ったモスクワ、腹を撃たれていた。2人を守るために最後まで応戦し撃たれたのだが、誰も気づていなかった、、。


ウジンは、パク・ソノと仲直りしてご機嫌だったが、彼の「父も認知症でした」を思い出し、はっとした。家に戻り、急いで母親のメモを見た。母に「カフェのオーナーに会ったことある?」と聞くと、母は「あなたに電話した、あの人を見た」と言ったが、いつのことかわからない。ウジンは電話の履歴から見当がついた。

チャ大尉が指紋鑑定を頼んだ警察に行き、彼が何を見たのかを調べた。

パク・ソノの写真の横に「人物情報、名前 ソン・ソノ。死亡により住民登録を抹消。上記の者の住民登録は脱北者法19条によって行われた。直系家族、父親はソン・ミニョク、共に脱北。母親と兄弟1人は脱北を試みて行方不明に」とあった。

その頃チャ大尉は、手錠を外し、教授らのアジトから逃げ出した、、。戻った教授やソウルたちが彼を追い、彼は車にはねられ、病院に運ばれた。


造幣局では、トーキョーが仲間たちに、教授の伝言を伝えた。

会談の開催が早まる。教授の予想だと明日、ここを出ていく

感 想

10話は色々な動きがありました。

人質たちは「自由」か「お金」かを選び、ほぼ半々に分かれたようでした。

キム・ジフンさんのデンバー役、”バカ”と言ったら失礼か、”単純”なキャラの演技がすごく上手ですよね。なんか憎めません。でも、お父さんが撃たれたことに、早く気づいて!

とうとうウジンさんが、パク・ソノの本名と彼が教授だと知りました。7話で、チャ大尉が指紋鑑定で見たのは”脱北者”のデーターベースだったのか?それなら住民登録する際に、指紋が取られている可能性があると思います。ウジンさんは、予想したほどの衝撃は受けていなかったような、、多分、彼女も薄々、何か怪しいと気づいていたのだと思います。

チャ大尉、登場場面は少ないですが、鋭い目と洞察力の持ち主、ソウルの言葉使いだけで、北の富裕層だと見破ったり、音だけで武器の種類が分かったり、興味深い人物です。

トーキョーのバイクでの造幣局への帰還は、なかなかカッコ良かったです!

強盗は義賊ですね。ベルリンの声明は民衆の心をとらえているようです。

第11話 あらすじ

仲間たちは、トーキョーから教授の計画変更の指示 ”明日ここを出る”を聞き、脱出日を延ばせないかと口々に言ったが、それは無理だった。南北会談でサインしたら、世論を気にする必要がなくなり、すぐに突入してくるからだ。

リオは、教授とベルリンが兄弟で脱北者、2人はカネではなく、壮大な目的のために強盗を実行し、命を惜しくないと思っているのではと疑い始めた。トーキョーに話すと、彼女は、命懸けというのは投げやりではない、後悔しないだけの価値があるということとリオをさとしたが、彼は「ごめん、僕は興味がない」と言った。

デンバーは、モスクワに計画変更を伝えるためトイレにいき、血を流し倒れている父を発見した。彼は動転し、父を背負って仲間たちのところに運んだ。またまた想定外の出来事に誰もが動揺した、、。


ベルリンは、造幣局の扉を開け、ヒソンにピストルを構えて出てきた。「人質を平和的に解放したが、お前たちの狙撃手のせいで負傷者が出た。治療のため医療陣をよこせ」と要求したが、「負傷者を外に出せ」と返されてしまった。キム・サンマンは、負傷者が人質でも全く気にしていない。

造幣局内で、モスクワの治療はできない。リオは「教授の計画は終わりだ。教授とベルリンは兄弟で、北の野郎どもは命を捨てられても俺は無理だ。父親を救いたいなら外に出してやれ。死ぬより刑務所の方がマシだろ」とデンバーに泣きながら言った。

モスクワは苦しい息の中で「俺はイヤだ。刑務所は二度とごめんだ。争っている場合じゃないだろ、トンネルを掘らなきゃ逃げられんぞ、俺はなんとか耐える」と言った。デンバーはミソンに父を頼み、トンネルを掘りに行った。


教授の予想通り、キム・サンマンは会談の開催を1日早めると発表した、調印後すぐに造幣局に突入するために。


ミソンは、モスクワの看病をしながら話した。

「大学も出てこんなに賢くて綺麗なお嬢さんがなぜ息子なんか」と言うモスクワに、ミソンは「私は自分の意思で生きたことがない。進学も就職も恋愛も、親の希望をかなえてきた、彼は何をするのも不器用だが、いつも誠実、私は生まれて初めて自分の心に従って彼を選んだ。後悔するかもしれない、でもこのまま彼と離れて生きれば後悔しないと?」とモスクワに話した。


チャ大尉が運ばれた病院は、警察関係者の厳重な警備のため近づけない。彼にアジトの場所を知られた教授たちは焦っていた。

ウジンから教授に、同僚が事故に遭ったが、車が故障したので送ってもらえないかと連絡があった。

教授は彼女を病院に送り、彼もチャを見舞った。チャは意思不明でベットに横たわっていた。

ウジンは、こんな目に合わせたヤツらを捕まえたいが、本部から外されたと言って泣き、抱きしめた教授の上着のえりの後ろにGPSを付けた。

ウジンは帰りは送らなくてもいいと言い、教授は一人で運転した。ウジンの部下が「捕まえるべきでは?」と言ったが、彼女は「手下も全員捕まえる」と教授を自由にした。

ウジンたちは応援を要請し教授の車を追ったが、教授の車が止まったビルの1室にGPS付きの上着だけが残っていた、、教授はソウルから、ウジンの車が追っていると聞き、上着のGSPに気づいたのだった。

ウジンは署長に、彼が教授だと電話したが「逃げられたんだな、情報を共有しろ、しかも容疑者は恋人だろ、大問題になる」と叱られた。「私が逃したとでも?」と反発するウジンだが「しばらく停職処分」と言い渡された。


造幣局ではデンバーが父を連れて出るために、命懸けでトンネルを掘っていた。リオも生き延びるために作業に加わった。

反対側からも、ベルリンの部下たちがトンネルを掘っている。

ベルリンとリオの声が、ベルリンの部下たちに聞こえ、お互いに声をかけあい、励まし合った、、そしてついに、小さな穴から光が見えた!


ウジンは、警察署館内図を見つめ、チャ大尉が事故に遭った場所と教授が車で向かった方向から、彼らのアジトの当たりを付けた。


モスクワの具合が悪くなった、、、ミソンがデンバーを呼びに行き、トーキョーがモスクワに付き添った。モスクワはトーキョーをデンバーの母親だと思い、これまでのことを謝った。

デンバーが来て「父さん、トンネルを完成させたぞ!」と泣きながら言った。仲間たちが全員集まってきた。

「テクス、ここを出たらミソンを幸せにしろよ。愛しているよ。今までさんざん穴を掘ってきたが、楽しかったのは初めてだ。みんなのおかげだ。家族のように接してくれてありがとう。自己紹介が遅れたが、オ・マンシクだ、、」と言って息を引き取った、、。仲間たちは泣き崩れた。強盗仲間に2人目の犠牲者が出てしまった。

しかし、デンバーはトンネルに戻って、貫通までの最後の穴掘りを続けた、。


南北会談が行われる日、会場には多くの人が押し寄せ、会談の中止を訴えていた。民衆の多くが、強盗と同じ赤のつなぎを着て同じ仮面を被っていた。

キム・サンマンは、署長から、「ソン・ソノが教授、自殺を装った後、犯行に及んだ模様」と聞き、面白いと笑い、「会談が終わればすぐに造幣局に突入するように。作戦の目標は、逮捕ではなく全員射殺」と冷たく言った。


アジトで教授が「広場の盛り上がりは予想通り」と電話をしていると後ろにピストルを構えたウジンが立っていた。一人で来ていた。教授は、

「我々は混乱に乗じて逃げるつもりだ。父は北朝鮮にいた頃建設技師として党の極秘任務、冷戦後のトンネルを閉鎖する仕事に就いていた。命令に従ったが、1本だけ残した。北朝鮮ではジュンホの病気を治せなかったから。だが党にバレて、脱北の途中で生き別れ、大金が必要だった父は強盗を働き死んだ。

その悲劇は分断のせいだと思ってた、だが今も繰り返されてる。国の未来を奪ったカネの亡者のせいだ。南北会談は、大金を稼ごうとする泥棒の見せかけ。政府が利益を保証すれば、統一を早められ金融緩和で大企業が儲かる。なぜ言い切れるか?計画を提案したのは私だから。オ会長とその支援を受ける政治家キム・サンマン、本当の泥棒は誰か世間に知らしめてやる。

私は自分の取り分を街の真ん中でばらまくつもりだ。この話が本当かは紙幣の記番号でわかるだろう。ここで捕まれば、私はキム・サンマンに殺される。君への気持ちは本当だった、、」

と言ってウジンに近寄った。一瞬の隙をついて彼女からピストルを奪い、彼女の頭に向かって構え「すまない」と言って撃った。

感 想

11話は、南北会談の日程が早まり、脱出も1日早くなった上、モスクワが撃たれて怪我をするという不測の事態に強盗たちに動揺が走りました。リオは、教授とベルリンが兄弟で二人が北出身であることに大きな不信感を抱いてしまったようです。

そんな中、デンバーはトンネルを完成させるために命懸けで堀り、小さな穴から光が見えた時に、、、モスクワが危篤になってしまった。彼の最期の場面は泣けましたね。その前に、ミソンがモスクワに、初めて自分の意思でデンバーを選んだ、と話した場面も良かったです。

さて、ウジンさんですが、二人でチャ大尉の病院に行ったにも関わらず、教授を捕まえなかったのは、警察側の人間とすれば大失態だと思う。「仲間も一緒に捕まえるため」と言うのは言い訳、首謀者の教授を捕まえれば、仲間たちは動揺するはず、それが分からないはずがない。故意ではなかったとしても、彼女の中には、教授を捕まえたくない気持ちがあったと思う。最後にまた一人でアジトに行ったのも、本気に捕まえる気はなかったからでは?

教授に利用されたと悔しさもあるが、やはり教授のへの思い、本当の意味で教授を悪人と思えなかったからかなと思います。

法律に触れる行為をしている強盗たちと、会談さえ終えれば大金が手に入り、人質の命など微塵も関心がないキム・サンマン、、悪党はどちらなのか?ですよね。

第12話(最終回)あらすじ

〔回想〕

ソン・ソノ(教授)が父と脱北してきて2年後、父は銀行強盗を働き射殺された。ソノは父の帰りを待ちながら、1枚の紙に絵を描いた、みんながお金をたくさん持って、川の向こうから弟が手を振っている絵。その絵を描いた紙の表には、父が封鎖したトンネルが描かれていたが、1つだけ封鎖せずに残したトンネルがあった。


教授は地下道を歩き、ベルリンの部下たちがトンネルを掘っている場所に来た。

向こうから、デンバーが掘っている声が聞こえた。教授とデンバーは通じた穴からお互いの顔を見た。掘り進めついに貫通、教授とデンバーは抱き合った。ミソンは教授に「私はストックホルム」と自己紹介した。

教授は穴から造幣局に上がり、仲間たちと抱き合った後、印刷を終えてまとめられた紙幣の山を見た。


外では、病院のチャ大尉の意識が戻っていた。

”南北経済協力会談” が開催され、キム・サンマンとチョン・ヨンスが、文書にお互いに署名した。

捜査本部では署長が「これより造幣局に突入して強盗を一掃する」と指示を出した。


強盗たちと人質たちは紙幣を運び始めた。通貨は地下水路に設置したボートに乗せられた。


特別機動隊が造幣局の前まで来ていた。

トーキョーとリオは、機動隊を阻止するために、入り口のロビーにバリケードを作っていた。

機動隊は予想より早く攻撃を始めた。まず屋根の上から侵入、いきなり激しい攻防が。彼らの一人が造幣局の門を開け、正面からも機動隊が入ってきた。

強盗たちはトーキョーたちの応戦に回り、人質たちには、自分たちが掘った穴に避難するように指示した。

機動隊と強盗の間で激しい銃撃戦が続いた(この場面のすごい迫力!)。

会談を終えて出てきたキム・サンマンに、民衆たちの激しい怒りのシュプレヒコールが沸き起こった。


これ以上は無理とトーキョーたち強盗は地下へと向かった。

機動隊たちはパク・チョルの後につき地下へと動いた。脱出口を見つけ入っていくと、仮面を被った人質たちが固まっていた。彼らは仮面を外し、行き止まりだと言った。全員が無事救出された。

強盗たちは、大型金庫の下に掘られた本当の脱出口から逃げようとしていた。リオは外から開けられないように金庫に鍵をかけた。

デンバー、ストックホルム、リオ、トーキョーは、教授やソウルたちがいる水路まで来た。

ナイロビ、ヘルシンキ、ベルリンの3人は、爆破装置を起動させ、脱出口を閉鎖するために残っていた。


ウジンは、片手を手錠をはめられ、片方はパイプにかけられ、身動きできない状態で気絶から覚めた。彼女は、何とかそこから動こうとパイプを外し、外に出た。

ウジンは署長に電話して、アジトを見つけた、部隊を配置するように頼んだ。アジトを探索して、地下へ続く穴を見つけ降りて行った。

捜査本部に、チャ大尉が戻ってきた。


教授たちは、ボートに紙幣を積み、地下水道を移動していた。

ナイロビとヘルシンキは焦っていた、、爆破装置が起動しないのだ、、。

パク・チョルたちは金庫を開けるため、外から溶かそうとしていた。

ベルリンは「俺が止めないと全員捕まる」と一人金庫に残り、機動隊たちとの応戦に構えた。

残ろうとするナイロビをヘルシンキが連れて行った。

教授は、外の仲間にトラックを配置するように電話したが「アジトは警察の部隊で包囲されていて、近づけない」と聞き、、、追い詰められた。

そこにベルリンから電話、「別れの挨拶をしたくてな。爆破装置が壊れたから残って阻止する」と聞き、教授は「だめだ、もう終わった、アジトがばれた、逃げ道がない」と弱音を吐いた。

ヘルシンキとナイロビが仲間たちのところに来たが、ベルリンが金庫に残っていると聞いたソウルは、彼を助けるために引き返した。

金庫が溶け、ベルリンは先制攻撃、「今諦めたら、オスロやモスクワに申し訳ない。お前を信じて散った命を忘れるな」ベルリンは教授に電話で言いながら、射撃し続けた。

「ジュンホ、ジュンホ」と教授は泣きながら弟の名前を呼んだ。「きっと答えは見つかる、父さんと待ってる、ゆっくりこい、兄貴」とベルリンは言って、応戦し続けた、、。

気絶したベルリンは「ソン・ジュンホ」というソウルの声を聞いた。彼女はベルリンを脱出口から地下に連れて行った。外から潜入して地下に入ってくるパク・チョルたちに銃を向けるソウル、彼女は、起爆装置を撃ち、爆発させ、脱出口は塞がれた。

爆音を聞き、教授はベルリンが死んだと膝を折り泣きじゃくった。彼は、父親が銀行強盗をした夜に描いた絵を胸ポケットから出し、それを捨てた。

そしてキム・サンマンに電話し「俺は出頭するが、残りは見逃してくれ」と泣きついた時、トーキョーが走ってきて、教授の携帯を取り上げて水に捨てた。

トーキョーは彼を引っ張り立たせようとした。その時、彼は絵の後ろの父が塞いだトンネルの地図を見た、そこには1つ、塞がれなかったトンネルがあったのだ。

教授とトーキョーは仲間達のところに戻った。「アジトがバレた。今できることはこれしかない」と教授は言った。


ウジンは、一人で地下道で強盗たちを捜していたが、警察に見つかり捕まった、キム・サンマンの指示だ。彼は無線で「共謀の疑いがある、本部に移せ」と指示した。

教授の指示で、部下たちが何かを入れた赤いビニール袋と爆破装置を何箇所かに設置していた。

強盗たちは、通貨を積んだボートを水路に沿って運んでいた。

捉えられたウジンが捜査本部に連れてこられた。キム・サンマンはウジンに、下心があったのかと罵り、ウジンは、私を捉えるのも口封じのため、と応戦した。

その時、”爆弾を発見” との無線が本部に入った。平和広場の近くの地下に大量の爆弾があると。

サンマンは「これが狙い、広場で爆発が起きれば多数の死傷者で大騒ぎになる、その隙に逃げるつもりだ」と叫び、強盗を逃がさない為に「誰一人外に出さず、広場一帯を封鎖しろ」と指示した。

チャ大尉は、民間人や警察官の命より、強盗の殺害が重要だというサンマンに激しく反発した。彼は、本部から追い出されたウジンを乗せたパトカーに追いつき、ウジンに「キム議員は、強盗を殺して事件を隠蔽する気だ」と言った。

本部では署長が、サンマンを無視し「広場の市民を非難させろ。全ての責任は私が取る」と無線で指示した。もうキムの人命軽視の指示には従えない。

広場に爆発音が響き、マンホールの蓋(?)が飛び、赤い大きなブタの風船が空に浮かんだ、、何個も何個も、上空でそれが爆発すると、、、中から山のような紙幣が降ってきたのだ!!!

人々は空を見上げ、歓喜して紙幣を受けた。ミスター・オはこの光景に頭を抱え、サンマンは唖然とした。

すでに強盗グループは逃走していた、教授の父が残していたトンネルを抜けて外に出た。通貨が入った大型バッグを持った彼らの前には、それを運ぶ大型トラックが待っていた。

ウジンは、彼らが、列車で逃亡することに気づいた。JEA近くのトンネルに近い駅 ”ハバロフスク 開城ケソン”をチャ大尉が教えてくれた。

強盗たちは、その駅で列車に紙幣を積み込んだ。

ベルリンの部下の携帯に電話が、ベルリンからだった。ソウルが彼を助け出し、ベルリンは生きていたのだった。仲間たちは抱き合って喜んだ。

教授は外で立っていた、列車に乗り込もうとした時、ウジンがやってきて「動くな」とピストルを構えたが、教授は

「君に話したことは全て本心だ。私を殺せても逮捕はできない。なんの罪で捕まる?造幣局でいくらでもすれる紙切れの真の持ち主は民衆だとバラした罪?それとも君を騙した罪?」

教授は動き出した列車に飛び乗った、、、ウジンはピストルを下ろし泣きながら彼を見送った。


強盗たちが起こした出来事はSNSや海外メディアにより世界中に広まった。

”南北経済協力資金横領と不正が判明”と巷のニュースが伝えた。南北の人たちが強盗の仮面をかぶって、「ペーパー・ハウスは民衆のものだ」とデモをした。

チョン・ヨンスは収容所行き、キム・サンマンとミスター・オは裁判、南北政府経済協力は見直されることになった。


ウジンは1年も取調べを受けていた。カネを受け取った容疑で、彼女の口座は凍結されていた。

離婚訴訟、国家賠償請求の裁判中でもあった。弁護士から、外資系法律事務所が支援する、費用のことは心配ない、依頼人は別にいると聞き思い当たった。

彼女は教授からもらい、しわくちゃにした絵葉書を探していた、母が取っておいてくれた。

彼女はヘルソンに着き、釣りをしている人に「近くにカフェは?」と聞いたが、、別の人が「新しいカフェがあるんですが」と話しかけてきた、もちろん”あの人”である。「最高の計画があるんだけど知りたい?犯罪史において革命となる」と彼は言った。

ーー完ーー

感 想

『ペーパー・ハウス・コリア』完結しました!!

最終回は、ハラハラドキドキの連続でしたね。

警察の機動隊が突入して、トーキョーたち強盗とのが銃撃戦が、大変な迫力でした、すごかったです。見応えありました。

ベルリンは最後までカッコよかったです。ソウルが助けてくれて生きてて本当によかった。(スペインオリジナル版では、ここでベルリンはなくなってしまうのです)

教授が、アジトが包囲されたと聞き簡単に諦めようとして、キム・サンマンに、仲間の命乞いの電話をしたのには、がっかりでしたが、トーキョーが助けてくれました。

父が強盗をした夜に、何も知らずに子供の自分が書いた絵、その後ろの地図、父が塞がなかったトンネルが彼らを助けることになったと言う流れはよかったなと思いました。そのトンネルは、北側に続いていたということでしょうか?

大きな赤いブタの風船が空にたくさん上がって、弾けたら、大量の紙幣が降ってきた、その映像は、楽しくって壮観でした❤️ 

すごい数のエキストラ、とても大掛かりで、映像も迫力があり、そこで繰り広げられる人間模様の描写も丁寧で、こんなドラマをよく作れるなぁと感心してしまいました。お金もかかっていますね。

強盗が無事に大金と共に脱出に成功、彼らのメッセージが社会を動かした、というハッピーエンドでよかったです。とても楽しませてもらいました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

PS:Twitter 読んでたら、エンディングロールにおまけとあったので確認したら 🤣 👍 お見逃しなく!

Drama
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