『その年、私たちは』3話のあらすじと感想を書きます。
*ネタバレあり
2話のあらすじは以下でまとめています。
第3話 僕が君を嫌いな10の理由
ウンがインタビューに答えている。
「嫌いなもの? クク・ヨンスです。理由は10を優に超えます」と。
- 利己的(高校時代、ノートを見せてほしいと頼んだ友だちの前で、そのページを破った)
- 社会性なし(大学で班を決め班長になったが、他のメンバー無し)
- 無駄に負けず嫌い(飲みに行った時、楽しく飲むつもりが、どちらが強いか競争になった)
- 誰にでもかみつく怖いもの知らず(先輩に食ってかかった)
- 信じられないほど頑固(ウンに、雑誌のモデルのようにパーマをかけるように強制)
- やると決めたことは何があってもやるサイコ
- ロマンなど1ミリもない人間(桜を見に行こうと誘っても、何の興味もなし)
- 約束をすっぽかす(ランチの約束をドタキャン)
他にもある
- 僕にだけノートを見せて、試験に出るところを教えてくれる
- 僕の母と仲良し、店の手伝いをしてくれる
- 酔った僕をおんぶして連れて帰ってくれた
- 僕をパシリ扱いする先輩に毅然と抗議
- ランチをすっぽかした夜、僕を呼び出して、手のひらから桜の花びらを僕に振りかけて「2人でお花見できたね」と(←最高!)
こんな姿を見たら、愛さずにはいられません、と。
9つ目の理由は、僕を夢中にさせておいて、幸せの絶頂にいる僕を、突き落とす。
「君の持ち物の中で、僕が一番 捨てやすい?」
「ううん、私が捨てられるのは、、、あなただけ」
と言って、ヨンスは去ったのだった。
ヨンスと会ってから落ち着かないウンは、ウノにバンバン仕事を入れてくれ、と頼み、ライブドローイングは検討中、と言った。
ウンとウノは、庭の草むしり中。そこにジウンが来て「ヨンスとドキュメンタリーを撮ろう」と告げた。
ジウンは「2人の10年前のドキュメンターリーが話題になっている。そこで、青春特集としてもう一度2人を撮りたい」と言ったが、拒絶するウン。彼は自分の部屋へ。
ウノはジウンに「さすがに無理だと思う」と。二人は、ウンがヨンスと別れた後、本当にヤバかった日々、彼を懸命に支えた日々を思い出していた。
最後の方は、ずーっと部屋に閉じこもったまま、建物の絵を描いていたのだ。
ウノはそんなウンに二度と戻ってほしくない、またヨンスと撮るのは危険すぎと心配していた。
しかし、当のウンはベッドに寝転び、スマホでドキュメンタリーを見ながら笑っていた。そこにジウンが入ってきたので、寝たフリ。
「よく考えてくれ」とジウンは頼み「それと、ヨンスの方がお前よりも嫌がってた」と言って出て行った。
こちらヨンス。ベッドの上でPCを開き、、、躊躇するが、彼女も、二人のドキュメンタリーを見ていた。
二度と会うことはないと思っていた二人だったが、ヨンスがウンを訪問してから、なぜか、度々、ちょくちょく、頻繁に会った。
ある時ウンは、プロジェクトを引き受けて欲しくて尾行を?と聞いたが、ヨンスから「そのことなら心配ない。他の人にお願いする。最近話題のヌアさんに」と言われ動揺、「あいつはやめろ。僕の絵を真似る偽者だ」とウン。「どちらが偽者かは世間が判断するわ」とヨンスは強気で言い、帰って行った。
しかし翌日、ヨンスは、代表から「コオ氏が条件、ヌア氏にするなら、契約は白紙に戻す」とのクライアントの意向を聞いた。
ジウンはヨンスに会って、説得を試みていた。
「人はなぜドキュメンタリーに出るのか?”人生のひとコマを記録すること” 撮影が終わり画面を通して見て、初めてその意味がわかる。人生のある一瞬の記録がどれほど尊いものか。19歳の初夏の記録を持つ君はそれを知っているはず。ドキュメンタリーを初めから見返して、青春特集の主役には、お前たちが一番ふさわしいと確信したんだ」と。
「口がうまいわね。でも私の気持ちは変わらない」とヨンス。
「そうか、でも俺は百戦百勝だ。他に策がある」と意味深な言葉を。
こちら、ウンはウノと焼き肉中。
ウンは、ヨンスから「ヌアに頼む」と聞いてから落ち着かない。絶対に自分から折れないヨンス、自分から引き受けるとは言いたくない。
そこで、思いついた、ヨンスに勝てる方法、嫌がらせだ!
ウンはウノに明日仕事がある、と上機嫌で言った。
酔って帰る道で、またヨンスに会った。
別れた日のことを思い出すウン。僕がヨンスを嫌いな理由
10)最後の理由は、あまりも早く僕を人生から消したから。
翌日ヨンスが会社に行くと、代表と他のスタッフが大喜び。
ウノが契約書を取りきたらしい。
「コオ氏が引き受けると?」とヨンスが聞くと「ええ、チーム長が頼みを聞いてくれたから、お礼に引き受けると」。
悪い予感、ヨンスは急いで出て行った。ウンの家の前で、ジウンの話を思い出していた。
「9歳の頃、ウンを毎日のようにからかってた。我慢の限界だったんだろう、かき氷を食べようと誘われ、2人で食べたんだけど、桃入りで、俺はアレルギーがある、ウンにもある。二人で病院に運ばれた。俺に復讐するために、自分を犠牲にしたんだ。チェ・ウンは誰かを苦しめるためなら、喜んで自分を犠牲にするヤツだ。」と。
まさかそこまでヤバいやつではないはず、、と思ったが、出てきたウンの顔を見てわかった。
「仕事を引き受けた理由って?」と聞くヨンスに「ああ、ドキュメンタリーに一緒に出たい」と。
エピローグ
ヨンスがインタビューを受けている。私は(ウンに対して)なんともありません、と。
別れた後、勉強やアルバイトで忙しくしているヨンスをソリは心配していたが、なんともないと言っていた、、、
しかし、家に戻ると、おばあさんに分からないように号泣していたのだった、、。
感 想
最初に、ウンが、ヨンスを嫌いな理由を語りながら、でも愛らしいところを語っていくのが、いいですね。桜の花びらをかけてお花見、それは、ウンも感激するでしょう。
ヨンスは何を隠しているのか?何を抱えているのか?
「ううん、私が捨てられるのは、、、あなただけ」という意味深な言葉と、この言葉を発する時のヨンスの追い詰められた表情が意味していることは?
第2話のエレベーターの中の会話の回想がまた出てた。
「僕が真剣に向き合ってたらーー受け止めた?」と聞くウンに、
「もし真剣だったらどう行動してた?」と聞くヨンス。
この謎が分かるのはもう少し先のような気がします。
ジウンが語る、子供の時の桃の話は面白いです。ウン、なかなか面白い人物です。
二人がなぜ別れることになったのかは、ドキュメンタリーが撮影されていく中で、明されていくのだろうと思います。
第4話のあらすじと感想は以下にまとめています。
お読みいただきありがとうございました。
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