『その年、私たちは』10話のあらすじと感想を書きます。
*ネタバレあり
9話のあらすじは以下でまとめています。
第10話 こんにちは僕のソウルメート
ヨンスとウンがドアを開けるとジウンが立っていた。
「何をしてる?」と問うジウンに、
ヨンスはウンの肩に手を回して「今日は、友達になった記念日」と言った。
ヨンスは、家に戻り、静かに入ったが、おばあさんに見つけられた。
「どこに泊まった?」と聞かれて
「ソリの家」とウソをついたら、、、ソリ本人がヨンスの家で待っていた。
ソリに尋ねられ、ウンの家に泊まり、友達になろうと言われたことを不満気に話すヨンス。
その様子から「それは片思い」とソリから言われてしまった。
ウンの家
ジウンとウンは、チキンを食べ、ビールを飲んでいた。
普段、お酒を飲まないジウンが飲みたがったのをいぶかしがるウンだが、ジウンを寝かせ、自分は絵を描きにアトリエに行った。
翌日、ウンが目覚めると、家の庭で撮影が行われていた。
NJがインタビューに答えていた。
ビルを買ったときに、偶然、ネットでコオ氏(ウン)の絵を見て、彼の展覧会に行ったことが出会い。
NJは、ある一つの絵の前を見て泣いていた。それは、コオの両親のお食事処の絵だった。
その時、1人の青年が来てティッシュを差し出してくれた。
NJはすぐに彼が画家のコオだと見破った。
ヨンスは、ソリと一緒に家を出たが、ウンの家に忘れたポーチを取りに行くと言って別れた。
ウンの家に着くと、庭でNJのインタビューが行われていた。
驚くヨンス、ウンが来て、僕も知らなかったと言った。
NJの撮影が終わった。
「なぜここで撮影を」とウンが尋ねると
「便利だから、今からデートでしょ」とウンの腕を取って行こうとした。
ヨンスが「大事なポーチを忘れたから、取りに来た」と言うと
ウンは「入って持って帰ればいい」と言いながらNJと行ってしまった。
残されたジウンとヨンスは一緒に歩いていた。
ヨンスは「ウンはNJが有名人なので興味を持っただけ。自分も有名になったので天狗になっている」
とプリプリしていたが、
「ウンの顔が世間に知られたのは、ヨンスが仕事を頼んだから」とジウンに言われてしまう。
そして「ずーっと、ウンのことばかり話している」と。
二人が、ウンの両親の店の前に来ると、トラックにたくさんの食材が届いたばかりだった。
早速、運ぶのを手伝うジウン。
ヨンオクがやってきて、ヨンスを見て、ご飯を食べて行って、と言った。
そこに、ジウンの母親がやってきた。
「お久しぶりです」と親しげに挨拶するウンの両親。
母を見たジウンは、ヨンスに「ランチはまた今度」と言い、行ってしまった。
ジウンを追う母親。
ジウンは「僕の大切な人たちに、情けない姿を見せたくない。いつも通り知らん顔してくれ」と母に言った。
NJとウンは、NJの行きつけのお店でランチをしていた。
そこから、NJの買ったビルが真正面に見えるのだ。
しかし、ウンは、ビルの絵を描くことを断った。
店の客が、二人を隠し撮りした。
NJが「写真はやめてください」と断り
「SNSに拡散されるはず、”実物のNJはイマイチ、写真も断る、性格も最悪”と。私のこと理解しようとせず、簡単に人を判断する」とウンに言った。
ウンは「理解される必要はないです。他人の理解はいらない、自分が理解者であればいい」と言った。
NJは「コオさんは、とても真面目で思慮深い人なので、言ってほしいことばを言ってくれる」と言って微笑んだ。
そんな二人を撮っている別のカメラが、、、。
NJを送って、彼女の家まで来た。うちに来る?という誘いを断るウン。
部屋に戻ったNJは、片思いの時間が長すぎる!と怒りながら、片思いも悪くない、と楽しんでいた。
しかし、スマホを見ると、早速、ウンとの写真が拡散され、アンチコメントが書き込まれていた。
家に戻ったウンは、洗面所で、ヨンスのポーチを見つけた。
ヨンスは、ウンとNJのことが気になり心ここに在らずで、料理を。
そこに、ウンから連絡。外に出ると、ウンがポーチを持って立っていた。
”私はこれまで、ただの一度もウンを忘れたことがなかった” 彼をみてヨンスは思う。
おばあさんの声が聞こえ、ウンはヨンスの家で夕ご飯を食べること。
気まずい雰囲気。おばあさんは、ウンがヨンスを泣かせたと思っているので、ウンに怒っている。
小言を言われ、小さくなりながら、ウンはご飯を食べていた。
ヨンスが気を使い「帰ったほうがいいわ」と言ったが「ご飯を食べて帰る」とウン。
帰り際「気遣いが嬉しくておかわりしてしまった、今年一番食べた」と満足気なウン。
ヨンスが、ポーチを届けてくれたお礼を言うと「ほらね、僕らは友達になれる」と言って帰った。
洗い物をしているヨンスの後ろで、おばあさんはウンのことが気になっていた。
「ウンのせいで毎日隠れて泣いたのを知らないはずがない。もっとガツンと言ってやればよかった」と怒っていた。
ヨンスは水を止め、
「私がウンを捨てた、、」と俯いて言った。驚くおばあさん。
「悪いのは私。自分勝手だった。でも、今でもウンが好き。
自分から捨てて手放したのにまだウンのことが好きなの。
だから、ウンじゃなく私のことを怒って。
なぜ後悔するようなことをしたの、バカね、と叱って。
どうすれば、、、ウンと友達になりたくない、、、」
と涙を流した。
おばあさんはヨンスを優しく抱きしめた。
家に戻ったウンは、絵を描いていた。
翌日
ウンは久しぶりに両親のお店に行って、縁台に寝転んでいた。
ヨンオクが、「今日は大切な日だから、お弁当をジウンに届けて」とウンに頼んだ。
一方、ジウンは母から「今日は帰ってきて、私は出たから」とメールを受け取り、着替えを取りに戻った。
テーブルに食事の用意、、、たくさんのご馳走が並んでいた。
リンゴと桃を切ったデザートも。それをみて、ジウンは、笑いながら泣いた、、、。
ウンは、会社にお弁当を届けに来たが、ジウンはいない。
「すぐに戻ってくる」と言われ、編集室で待つことにした。
ヨンスが家に戻る途中、ソリから電話。しかし、目の前を歩いてくるジウンに気を止めた。
放心したようなジウン、、、
ヨンスが話しかけても答えない。
泣いて目が腫れていることを気にしたヨンスは、そのまま行こうとしたが、
ジウンに腕を掴まれた。
「今日誕生日なんだ、母さんが料理を作ってた。
でも母さんは、桃アレルギーのことを知らない
俺は、母さんの前で、桃を食べて死にかけた、でも覚えていない」
「ジウン、大丈夫?」とヨンス
「知りたくないのかな」と言ってじっとヨンスを見つめるジウン。
編集室では、ウンが、ジウンが撮影した映像を全て見終えていた、、、。
感 想
繊細なドラマですね。
10話、良いセリフや良い場面がたくさんありました。
NJとウンがレストランで写真を撮られた時、ウンが「他の人に理解される必要はない、自分が理解者であればいい」と言うのはとてもいい言葉でした。
ジウンの誕生日、お母さんは、家を出る前にジウンのために料理を残していた。でも、ジウンのアレルギーのある”桃”が切っておいてあった、、、ジウンには、なんと残酷なことでしょう。
なんと言っても10話のハイライトは、ウンがヨンスの家でおばあさんと3人でご飯を食べるシーン。
ウンがヨンスを泣かせたと思って、ウンに怒っているおばあさん、でも、ウンのことを気にかけている。そんな怖いおばあさんを前に、ご飯を食べるウン。そして、「今年一番たくさん食べた」と満足気にヨンスに言う。
ヨンスが、おばあさんに「自分がウンを捨てた、バカなことをした」と言って泣くシーン、、、もらい泣きでした。
チェ・ウシクさんと、キム・ダミさんの繊細な演技に引き込まれました。
第11話のあらすじと感想は以下にまとめています。
お読みいただきありがとうございました。
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