『あなたに似た人』12話のあらすじと感想を書きます。
*ネタバレあり
11話のあらすじは以下でまとめています。
第12話 まだ地獄ではない
床に捨てられた写真を拾うヒジュ。
「ソ・ウジェ、あいつとよりを戻したのか?ウソでもいい何か言ってくれ」とヒョンソン。
「ウソは言えないし、言い訳もできない。私は間違いを犯したの、とんでもない過ちよ。へウォンが私に付きまとい、家族に近づくのも、全て私のせい、何もかも壊してしまった、、。家族に罪を償いながら生きている、毎日後悔しているわ。簡単に許せないでしょうね、、。あなたに従うわ、私と過ごすのが耐えられないなら出ていく。」
「、、、、」無言のヒョンソン。
「少し時間をちょうだい。ごめんなさい」出て行こうとするヒジュ。ヒョンソンは彼女の手を掴み「別れる気なら捜さなかった。君と家族のために闘って来たんだ。絶対手放さない」と言い、ヒジュから写真を奪い、ろうそくで燃やし「二度と僕の前から消えるな」と言った。
ウジェは1人でバーにいた。へウォンがきて「一緒じゃないの?」と。またへウォンに責められたウジェ。「どれほどの過ちを犯したか必ず思い出す。謝罪さえできな事がつらい。壊れていくお前を見ていられない」と言うと「それでいいの。2人を苦しめるためにそばにいるんだから」とへウォン。
店の外でマスターと会ったへウォン、「自分が存在するだけで誰かを苦しめるのは愉快ではないですね」「なぜそんなことをする?」とマスターが聞く。「怒りを止められません」とへウォン。マスターは「はあーー!」と突然大声を出し「ため込まずに吐き出さないと。自分にも他人にも絶対に怒っちゃいけない。結局自分を蝕むことになる」と親身にへウォンに言った。
イ弁護士は、ヨンサンに「ソさんの治療費を財団が負担した件について少し怪しい」と報告していたが「あなたの意見は必要ない」とまた高圧的で侮辱的な言葉を浴びせられた。
ミンソは診察室で、夫(イ弁護士)から暴力を受けたようだ。ヨンサンから受ける屈辱を妻への暴力で晴らそうとしている。そこにヒジュが来て、義兄は出て行った。ヒジュは、遠慮がちに、義兄から暴力受けているミンソを心配するが、「弱点をつかんだと言い気にならないで」と言われてしまった。
ヒョンソンは、拘置所にイルソンの面会に行き「まだわからないのか。あなたはク先生に利用されたんだ」と言い、憤るイルソンに「私の話を聞くんだ」と言った。
へウォンは、ジュヨンに「補償金が入っている。大人になったら自由に使える」と貯金通帳を渡した。父の噂を流され、学校を欠席しているジュヨンに「卒業しないと損する、高校はテリム以外に」と助言した。
へウォンは、ウジェがアイルランドへの航空便を調べているのに気づいた。ウジェは、記憶を取り戻すためにいくつもりだとへウォンに言った。
ヒョンソンはウジェを、ヒジュはギャラリーのイ代表の名前を借りてへウォンを食事に誘った。
ヒョンソンたちが仕組んだ事で、ウジェたちは知らなかった。
4人で食事、気まずい雰囲気。
化粧室で一緒になったヒジュとへウォン、また破滅的な会話が繰り広げられた。ヒジュは、行こうとするへウォンに「誰が写真を見たか知りたいのよね、夫だった。おかげで上手くいった、ありがとう」と言った。へウォンの顔は曇った。
帰りの車の中で「ここまでする必要が?」というヒジュに、ヒョンソンは「見せたかった、僕らは順調だと」と言った。
へウォンたちは家に戻った。彼女は「思い出した、ヒジュさんに憧れていたこと。私が恨むべき人は憧れるぐらいステキな人だったの。そうしてもう1人は心から愛した人よ。そんな2人を嫌うのはつらいと思わない?」と暗い顔でウジェに言って部屋に入った。
ヒジュにウジェから電話。「プロジェクトのラフ案をイ代表に送ります」と。その後で「もう一度だけ聞きたい。僕はあなたのためにへウォンを捨てた、先生も僕のことを受け入れたんでしょう?なぜ僕らは別れた?」と聞いた。何も答えず電話を切るヒジュ。
ヒジュは、アイルランドでのウジェとの日々を思い出し泣いた。
へウォンが家に戻ると、テーブルに箱が。ウジェからのメッセージ「記憶を失ったけど、お前の絵が美しかったことも、絵を描く姿がかっこよかったのも覚えている」と共に、【へウォン】を漢字で彫った落款が置いてあった。彼女が昔、絵を完成させた時にした漢字のサイン。
「戻ってくる、地獄のようにつらい記憶でも取り戻す」と。
ヒョンソンとホスは、母ヨンサンの家にいた。ヨンサンは「ヒジュの代わりはたくさんいる」とまだヒジュを受け入れていない。「なぜヒジュにこだわるの?」という母に、ヒョンソンは「好きだから。ヒジュより僕のほうが愛情が大きい」と言った。
ヒジュは、釣り場に行きドンミに、ヒョンソンが全てを知った上で受け入れてくれたと話した。
リサはジュヨンと会い、彼女が父親と縁を切ったこと、テリム以外の高校に行くことを知った。
ウジェはアイルランドに着いた。
レンタカーの受付で、係員がウジェを覚えていた。「道中にいいバブがあります」とパンプレットをもらった。
アイリッシュ・パブに入ったウジェ、オーナーから「久しぶり?いつ戻ったんだ?チョンは?」と親しそうに声をかけられた。ウジェは、ヒジュと一緒に来たことを思い出す、、。
ヒョンソンは、弁護士から、ウジェがアイルランドに発ったことを知らされていた。
へウォンは、イ弁護士と会っていた。
「スライゴ病院に先輩はいました。ホスがそこで生まれたとか、ヒジュさんは一人で産んで大変だったそうですね、本当でしょうか?調べてください、誰が家族としてサインしたのか」とへウォンは弁護士に頼んだ。
ヒジュがヨンサンに呼ばれた。ホスが絵を描いている。
テーブルの上には、ホスの出生証明書のコピー、そこに”ソ・ウジェ”のサイン があった。ヨンサンは、ホスの隣に来て口を開けさせ、DNA検査棒で唾液を取った。
アイリッシュバーでビールを飲んでいるウジェ、オーナーから「忘れ物だよ」とペンを渡された。記憶をたどり開けてみると何かあった、、、ホスの”へその緒”、、記憶が蘇るウジェ。
モハーの断崖に立ち、ヒジュを思い、ヒジュとの日々を思い出すウジェ、、「チョン・ヒジュ~!」と崖から叫んだ。
感 想
12話は、アイルランドの回想シーンがたくさんあり、モハー断崖の雄大な映像も迫力がありました。
ヒースの丘の場面、家に戻ってからの場面、ヒジュとウジェの恋愛、愛憎が情熱的で激しい。ヒジュの強くて激しい女の顔がいい。
ヒョンソンは、ヒジュを許し「二度と僕の前から消えるな」と言った。好きでたまらないから、手放さすことはできない。でも「自分たちは順調」とウジェたちにわざわざ見せるのは、不安の現れのよう。
へウォン、二度と先輩を手放したくなかったもなら、見つけた時に、ヒジュから隠すべきだった。バーのマスターが言ってくれたように、恨んでも、怒っても、自分を蝕むだけ。
ヨンサン、早速、淡々とホスのDNA鑑定をしようとしている。これこそ、実利的な実業家なのかもしれません。
次回も楽しみです。
お読みいただきありがとうございました。
13話のあらすじは以下にまとめています。
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