『あなたに似た人 13話』あらすじと感想【消えない時間】*ネタバレあり

『あなたに似た人』13話のあらすじと感想を書きます。

*ネタバレあり

12話のあらすじは以下でまとめています。

第13話 消えない時間

モハーの断崖でヒジュを思い出したウジェ。二人で暮らした家に来て、楽しかった日々と共に、ヒジュが出て行った日のことも思い出し、予定を早めて韓国に戻った。


テリム病院、義母(ヨンサン)に呼ばれたヒジュ。ホスの出生証明書の親族の蘭に、ソ・ウジェの名前があることを問い詰められ「留学生同士で、お金もなく助け合っていた。ヒョンソンさんが忙しく、陣痛が始まった時に車で病院に連れて行ってくれたのがソ先生だった。病院側に求められて署名したのだと思う」とスラスラと答えた。信じないヨンサン、鑑定結果で全て明らかになると言った。

へウォンがホスに絵本『心をビンにとじこめて』を読んであげながら涙を流した。ホスは心配した。へウォンは「大切なものを失うとつらくなって、心をビンを閉じ込める。でも気をつけて、長く閉じ込めると他の感情も忘れるから」と言って、絵本をホスにあげた。

ヒョンソンは、イ弁護士とへウォンが会っている写真と、ホスの出生証明書をメールで受け取った。

理事長室に向かっている時、へウォンに会ったヒョンソン「家族に近づくな」と。「私は許していない」とへウォン。「復讐心に燃えていたのにつらそうですね」と言うヒョンソンに「つらくても許すより楽です」「何をされても妻とは別れません」と彼は言い去った。

ヒョンソンは、理事長の机の上のDNA鑑定キットを壊し「ホスは僕の息子です」と母に言った。ヒョンソンが既に鑑定をしていたようだ。「離婚しなさい」「ヒジュと添い遂げる。母さんだって、父さんを最後まで手放さなかった」「信じたが裏切られた。父さんが私を惨めにした。あなたも私みたいになるわ」と泣き叫んだが、ヒョンソンは無言で出て行った。


翌朝、イ弁護士(義兄)に会ったヒョンソンは、「一線を超えないでください。姉さんへの仕打ちを知らないとでも?僕の問題に関わらないように」と警告した。

へウォンはギャラリーで、新しい作家が、展示方法について斬新な意見を学芸員に言っているのを聞いた。

ヒジュは、ホスのDNA鑑定、ヒョンソンが父であるという書面をヨンサンに見せたが、義母からは「これを免罪符と思うな」と言われた。

ミンソの診察室。イ弁護士は、息子をイギリスから戻し、お義母の目に止まるようにして、病院の後継であることをアピールするチャンスだと妻を説得していた。

ホスがヒジュに絵をプレゼントした。「つらい時にはここに心を入れてね」と”ビンにとじこめられたハート”の絵。おばさんが読んでくれたと本も見せた。それがへウォンとわかり、猛スピードで運転してギャラリーへ。

へウォンに「夫の子だとわかった?私を苦しめるためにまだホスを利用するの?」と問い詰め、また不毛の会話。そこにイ代表と学芸員が近づいてきた。ヒジュはわざと花瓶を割り自分の手を切り「ここまでやるの?子供だけでなく夫にも近づくの?」と泣き叫び、へウォンに傷つけられたように装った。

イ代表は「奇行が許されるのは芸術家だけ、作品で結果を出せばいいから。でも支える方は許されない。辞めてもらいます」と言い、へウォンは解雇された。

ギャラリーの外で、ソヌが待っていた。「クビになったので、もう来ないで」とへウォン。バス停まで一緒に歩き「ヒジュさんの弟だと知って受診した」と言った。バスに乗ったへウォンに「話してくれてありがとう」「僕は友達を殺したんです」とソヌからのテキストが入った。

家に戻ると、ウジェが帰ってきていた。顔を見て記憶が戻ったことがわかったへウォンは「なぜアイルランドへ行ったの?」と聞いたが、冷たい顔で無視されてしまうのだった。


ギャラリーでイ代表から、商業的な広告を提案されたウジェは「やります。できることは何でも」と勢力的な姿勢を見せた。

ギャラリーで絵を描いているヒジュに、ウジェから「会いましょう」とテキストが入った。

テリム学院では、リサがジョヨンを呼び出していた。

その頃、ウジェが理事長室を訪れていた。「病院の援助には感謝しています。でも搬送時の状況がわかる記録がなかった」と言うウジェ。

ヒョンソンは、ウジェにアイルランドのバーに呼び出された時のことを思い出していた。ウジェからの屈辱的なことば。バーを出た後、酔ったウジェを見かけたヒョンソンは、車をUターンして故意に彼を轢いたのだった、、。

「肝心な部分は隠しているように見えた」というウジェに「なぜ隠す必要が?近いうちにヒジュと3人で会いましょう」と提案するヒョンソンに「もう連絡しました」と平然と答えるウジェ。

リサは、理事長を室を出たウジェを見かけた。一緒に歩きながらウジェは「あのヒースという花、『嵐が丘』という本にたくさん出てくるから読んで」とリサに言った。その二人を見るヒョンソン。

へウォンは、ウジェの位置確認を見たが、彼が見つからない。ヒョンソンから電話があった。

彼女は、テリムギャラリーからアートセンターに広げる劇場に呼ばれた。

「記憶が戻ったんですか?」と聞くヒョンソン。「戻るのを望んでいたが、展開が予想外で困っている」とへウォン。「隠し事がある人はもっと困るでしょう」と続けて言った。

釣り場のドグミは、釣り場を売るらしい。ヒジュは、最近、ずっと実母からの電話に悩まされていた。


ウジェとへウォンの家。

「十分待ったわ、話して」というへウォンに「別れよう」とウジェ。「別れてくれ、さもないと俺はまた去る」「別れれば、ヒジュとよりを戻せるとでも?」「戻してやる。また僕の元へこさせてみせる」「先輩は病気よ。中毒者。人を傷つけ自分も壊れるのに手放すことができない」「お前は?自分だって壊れてるじゃないか」「そうね、だから私たちは絶対に離れられない」とまたここでも不毛な会話が。

ウジェからヒジュに執拗な電話とテキストが。それに気づいたヒョンソンは、メッセージを削除した。


ヒジュは翌日、展示会の打ち合せに。ウジェが来た。顔を見て記憶が戻ったことを知った。

「家庭があっても、恋愛は俺と。また付き合おう」と迫る、そこにヒョンソンが来た。

帰り、ヒョンソンは、ヒジュの母の新しい店に寄った。ヒジュの母を気遣っていると言った。家に戻ると、ホスが遊んでほしいとぐずった。ヒョンソンがホスの世話を申し出た。ヒジュは、そんな夫を「自分の弱点を1つずつ確認させているのだ」と思うのだった。

アトリエで作業中のヒジュにウジェから電話が。

彼のアトリエに行くとウジェが作品を壊していた。

「誤解されたくないから返事をしに来たんです。プロジェクト終了後は二度と会わない仲。答えたわ」とヒジュは言った。ウジェは「これだけ置いて行ったね」とペンを見せ「チャンスをくれ。僕の元に戻ってきて。今度は逃さない。奪われたものを取り戻す」とヒジュを抱きしめた。

感 想

ウジェの記憶が戻った。アイルランドに行く前は「記憶が戻ったら、ちゃんと謝りたい」とへウォンに言っていたが、彼女と向き合い謝罪する気持ちはないようで、「別れたい、別れてくれ」と言うだけ。アイルランドで身元不明だった彼を韓国に戻し、彼の作品を世に出すために尽したへウォンに、感謝の気持ちもないようです。

ヒジュ、全く理解できないです。特に最後の場面、夜遅くになぜウジェのアトリエに行くのか?

ヒョンソンが既にDNA鑑定をして、ホスはヒョンソンの子供だったのですね。私はウジェの子供だと思い込んでいましたが。ヒジュ自身もどちらか分かっていなかったのは相当怖いです。

このドラマは「人間の執着とは何か、執着しても決して幸せにはなれない」ということを描いているのか?誰も幸せそうな人が出てきません、、、。

「若い作家が、展示方法について斬新な意見を言っているのをへウォンが聞く場面」を入れたのは、へウォンが絵を再開するという布石なのか?再び絵を始めることで、つらさや苦しさを作品に浄化させるというような希望が少しでもあればいいなという願望です(笑)

バーのマスターだけは、苦しみを乗り越えたやさしさがありますね。ホスのかわいさと純粋さがそこなわれないようにと願います。

お読みいただきありがとうございました。

14話のあらすじは以下にまとめています。

Drama
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