韓国ドラマ『ドクタースランプ』5話・6話・7話・8話・9話・10話のあらすじと感想 *ネタバレあり

出典:JTBC

ハヌルとジョンウの関係がだんだんと近くなってきました。「ドクタースランプ」5話〜10話まであらすじと感想を紹介します。

*ネタバレあり

「ドクタースランプ」第4話までのあらすじと感想 こちらをご参照ください

「ドクタースランプ」11話・12話13話・14話15話・16話(最終回こちらをご参照ください

「ドクタースランプ」第5話 あらすじと感想

面接をドタキャンされ、失意のハヌルの前に、ジョンウが現れた。彼女が心配で電車に飛び乗ったのだ。ハヌルは、ジョンミンが話したせいで面接も受けられなかったと知った。

「なぜわざわざ来たの?」と尋ねられたジョンウは「観光に」と答え、2人で観光することに。サイクリングして、2人の記念写真を撮り食事をした。ハヌルは、ジョンウに「ありがとう。これで良かったと思う」とお礼を言った。

終電に乗ろうと駅前に来た時、男性が急に倒れた。2人が「医者です」と言うと、娘さんが「父は心筋梗塞で手術を受けているんですが、ペースメーカーが古くなって」と言った。

ジョンウがすぐに心臓マッサージを始めた、しかし、医療事故で患者が亡くなった時のことがフラッシュバックして続けられなくなった。ハヌルがすぐに替わった。

救急車が来て、男性は病院に運ばれた。

終電を逃した2人は泊まること。ホテルで2部屋頼んだが、1部屋は清掃中、準備ができるまで2人はジョンウの部屋でビールを飲んだ。

ハヌルに母から電話があり、彼女は外に出た。ベッドでうたた寝したジョンウは、医療事故の悪夢をみてうなされた。

ハヌルがもどり、掃除が終わったから部屋を移動すると言ったが、彼は「今夜は一緒にいてほしい」と彼女の手をつかんだ。2人で花札をして過ごした。

翌朝、2人は途中までタクシーで戻ったが、別々に家に帰った。ハヌルは家の前で、母と弟が「面接はだめだったのでは?」と話してるのを聞き、帰りづらく引き返した。

ジョンウはハヌルがまだ家に戻っていないと知り、電話し、周りの音からゲーセンにいると察して迎えに行った。

ゲーセンで遊びコンビニでラーメンを食べても、ハヌルはまだ帰りたくない様子、ジョンウは彼女を母校に連れてきて、懐かしい教室に入った。

ハヌルが「高校に戻れたら、入試をしたい。試験当日 頭からつま先まで全身が痛かった。志望校には行けないと分かっていたが、結果にショックを受けた。幼い頃から期待され重圧だった、大人になっても続いた」と言った。ジョンウは「どれほど我慢してきたか分かる。まずは自分を大事にして。明日の自分のために今日を乗り越えろ。高校に戻れたら、無念なお前を抱きしめてやりたい」と励ました。

ハヌルは、母と弟に「ファボンには行かない。面接もダメだった」と素直に話せた。母たちは、その結果を喜んだ。


翌日、ジョンウはギョンミンから呼び出された。彼は、黒いペンを出し「病院の隠しカメラだ。おととい書類を探しに行ったらあった」と言った。ジョンウは急いで病院に行き、他の場所もチェックした。

隠しカメラは至るところに設置されていた。2人はそれを持って警察に行った。

ジョンウは、ギョンミンが見つけ次第知らせなかったことを疑問に思ったが、彼は「医療事故と関係あると思わなかった」と言い逃れた。

「ハヌルに面接の件一言 謝った方が」とジョンウが言うと、「ハヌルが好きか?許されるか?」とギョンミンが冷たく言った、ジョンウは絶句した。

ハヌルはホンランと飲み、ファランでの出来事を話した。ホンランは、ジョンウがハヌルを好きなのは確かだと断定した。

ハヌルはジョンウの気持ちを知りたいと屋上に行き、彼に「なぜ優しいの?なぜ頻繁に手をつかんでくるの?なぜファランまで来た?私が気になる?」と聞いた。

ジョンウは動揺した、ギョンミンの「許されるか?」が蘇り、彼は「特別な感情はない。友達だから助けた、混乱させてごめん」と、ハヌルはショックを受けた。

洗濯物の後ろ側で、母と叔父と弟の3人が焼肉をしていて全部聞いていた。


ピン・デヨンは、エレベーターに一緒に乗った女性の名札を見て、彼女が”イ・ホンラン”だと知った。


翌日、ハヌルはジョンウを避けようとした。ジョンウが「気まずくならないで」と言うと、彼女は「友情と愛情を勘違いした自分が恥ずかしい」と言った。

ジョンウは「俺が今詳しく話せないのは、許されないからだ。恥ずかしがるな」と言った。

二人は緊急で運ばれる怪我人を見た。しばらく歩くと血の塊があり、ジョンウはまた手術室のフラッシュバックに襲われ、過呼吸になった。


ハヌルは心療内科の診察を受けた。「トラック事故の後、何か変化が?大きな事故の後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になることが多い。交通事故や医療事故でも。医療事故に関わった医師はPTSDの発症率が高い、手術室に入るだけで過呼吸に陥ったり、血を怖がったり」と医師は言った。

ハヌルは、ジョンウが心臓マッサージを途中でできなくなったことや、血の塊を見て過呼吸になった理由がわかった。

ジョンウは毎晩、悪夢にうなされていた。彼は屋上の床机に座っていた。ハヌルが走って上がってきて、ジョンウを抱きしめ、「つらかったでしょう、大丈夫」と背中を優しく叩いた。

感 想

このドラマは、ジョンウとハヌルの会話を丁寧に追っていくと、二人が、お互いの苦しみを理解し、慰め、励まし合っていることがとてもよく分かります。

ほんとうにつらい時に、「つらかったでしょう、大丈夫」と抱きしめてくれる人がいれば、どれほど救われるでしょう。

ギョンミン先輩「許されか?」とまた冷たいことを言ってましたが、、。彼がジョンウをおとしいれた狙いは何なのでしょうか?ジョンウの全て、恵まれた家庭環境、頭脳、性格の良さ、そして若くして美容整形外科医として独立、成功、それらすべてに対する嫉妬では?と推察していますが。

「ドクタースランプ」第6話 あらすじと感想

ジョンウは朝のジョギング中に刑事から、「(隠しカメラの黒いペンの)鑑定結果が出たが指紋は不鮮明、他の隠しカメラはなかった」と電話を受けた。

ハヌルが来て「昨夜は、抱きしめたかったらかそうした」と言い「PTSDじゃない?医療事故の後つらいでしょ?付いて来て」と彼を誘った。。

よく眠れるようにワイン(就寝前に1杯飲む)と快適なパジャマを買い、屋上で一緒に布団を洗った。

ハヌルは「あんたのことが気になるけど、今は抑える。裁判は2日後だし借金もある、PTSDもあるでしょ。まず自分のことに集中して」と言った。

「苦しいけどお前のおかげで耐えられる、時間をくれ」とジョンウは言った。

ハヌルは何度かためらったが「カウンセリングを受けたら?私は心療内科に行って楽になったの」と言った。ジョンウは「そこまで悪くない」と乗り気ではなかったが、、。

彼は夜「花札しない?」とハヌルを呼び出し、「行くよ。お前も一緒なら行ける」とカウンセリングを受けることに同意した。


翌日、ジョンウはハヌルの付き添いで心療内科の診察を受けた。公園のベンチに座って、二人はうつ病の薬を飲んだ。

その後、ゲームをしてカラオケに行った。

帰り道、2人は高校時代の同級生で、学年3位だった女子に会った。彼女はジョンウの名前を覚えていたが、ハヌルは覚えていなかった。彼女は2人をカフェに誘った。ジョンウの裁判のことを詳しく知っていて、「私は信じている。私たちは高校時代、互いに気になっていた」と、ジョンウが彼女に親切にしたエピソードを話した。

ジョンウには記憶がなかったが、ハヌルは不機嫌に。言いたいことを喋りまくった彼女は、「裁判後も会いましょう」とジョンウの手を握って言って、別れた。

ハヌルは嫉妬でジョンウに怒り、ひとり家に戻った。

ジョンウは高校時代を思い出したが、記憶にあるのはハヌルだけ、彼女にわざと意地悪をした記憶だった。


翌日、ハヌルは反省して、おじさんの店でマンドゥをテイクアウトして、一緒にビールを飲んだ。

ジョンウが「言いたいことを必死で押さえている」と言った。ハヌルが「1つくらい教えてよ」と言うと、ジョンウは「好きだ。お前のおかげで強くいられる。すべて片付いたら気持ちをきちんと伝えるよ」と言った。


ピン・デヨンは、エレベータで偶然あったイ・ホンランをお茶に誘った。

デヨンは、彼女が動画に登録してくれた身内以外第一号と喜んでいたが、彼女には覚えがなかった。しかし登録者に自分の名前をみつけて、「間違い」と彼女はその場で解除した。

デヨンが何度もヨ・ジョンウの名前を出すが、ホンランは彼がハヌルを“振った”と思っているので「最低のクズです」と彼の悪口を。デヨンは「ジョンウはそんな人間じゃない」と彼を擁護しケンカになりそうに。しかし、デヨンの頭にトンボが止まっていた。ホンランはカップでそれを抑えて「息子が大好きなんです、カゴがいる」と言って、彼の頭をコップで押さえたまま雑貨店を目指して歩き出した🤣。


ジョンウがハヌルに「実は、知らない間に病院に隠しカメラが」と歩きながら話していた時、ギョンミンが「ジョンウ」と声をかけて来た。ハヌルは先に帰った。

ギョンミンはジョンウに「許されるか?」と言ったことを謝ったが、ジョンウは「あまりに冷たい言い方で驚いたが、自分でも分かってる」と言った。


警察では、ジョンウの屋根裏部屋に空き巣が入った時に、通り掛かったバイクのカメラ映像に人が写っているのを見ていた。

ハヌルは屋上に行った。風でジョンウの部屋の扉が開いた、施錠されてなかった。彼女が部屋に入ると窓も開いていた。風で散らかった床を片付けていた時、奥に、黒いペンがあるのを見つけ、それが隠しカメラだとわかった。

ジョンウは帰宅途中で、帽子を被った怪しい人物につけられた。先回りして彼を捕まえようとして格闘した時、男は黒いペンを落とした。ジョンウが男の帽子とマスクを取ろうとしたが、空き瓶で頭を殴られ倒れた。その隙に男は逃げた。

感 想

ハヌルもジョンウもお互いの気持ちを口に出しはじめましたが、ジョンウは裁判中なので、全て片付いてからと思っているようです。

ジョンウを尾行していた人物、ギョンミン?しかしその前に、ジョンウは彼とお酒を飲んでいたので、別人なのかとも思ったり、、怪しい人物は何をしたいのかでしょうか?


ジョンウの先輩のピン・デヨン(形成外科開業医)がいい味です😆。

イ・ホンランを演じているコ・ソンハさんは、『今日もあなたに太陽を』で、すごくクールな精神科医を演じておられました。同じ医者ですが、雰囲気が全く違って驚きました!

「ドクタースランプ」第7話 あらすじと感想

ハヌルがジョンウの部屋で見つけた黒いペンは隠しカメラだった。

ジョンウは、警察で防犯カメラの映像を見せてもらった。空き巣の被害にあった日にバイクのカメラに犯人の姿が写っていて、尾行した男と姿形がそっくりだった。

ハヌルが、警察に隠しカメラのペンを持ってきたが、そこに同じペンがたくさんあり驚いた。

ジョンウの頭のケガに気づき、ハヌルは彼を病院に連れてきて手当してもらった。

ハヌルは、ジョンウが一人で絶えてきたつらさを思うと、彼がかわいそうで泣けて仕方なかった。

ジョンウは、手術室にいた麻酔医が怪しいとハヌルに言った。


ジョンウの裁判の3回目の公判日になった。

ハヌルの母がアイロンがないと探し、冷蔵庫のおかずがないと探していた。

実はハヌルが、ジョンウのシャツにアイロンをかけるために持ちだし、彼の朝ごはんに母のおかずを持って行ったのだ。

ハヌルは「一緒に裁判所に行く、30分前に家の前で」と約束した。

出かける前に、ハダが「ジョンウが引っ越してきた日にあやしい男を見た」と言ったので、電話でジョンウに知らせた。その時、彼は家の前で待っていると言ったが、、。

ハヌルが外に出ると彼の姿が見えず、スマホが道路に落ちていた。

公判が始まったが、ジョンウは現れない。弁護士たちがジョンウに電話しても出ない。

ハヌルが裁判所に着いたがジョンウはいなかった。

弁護士が「延期を」と申し出た時、ジョンウが入ってきて「証拠を持ってきました」とUSBを弁護士に渡した。

ジョンウは、家の前に止まっていた車にカン麻酔医が乗っているのに気づき、彼を追った。カンが証拠だとUSBを見せた。

2人で警察に行き映像をチェックした。手術の前に、病院に怪しい男たちが入ってきて、薬に抗凝固剤を注入していた。犯人はチャンの娘ビン(カジノを相続した)の叔父だった。ビンを死亡させ、自分がカジノを相続するために殺害したのだ。

裁判所に警官が入ってきて、傍聴席にいた真犯人が逮捕された。

カン麻酔医が病院に隠しカメラを仕掛けていたのは、以前勤めたいた病院で医療ミスがあった時、上司のミスを自分のミスにされたから、自分を防衛するためだった。

カンはジョンウ真実を話そうとしたが、怖くて話せなかった。空き巣に入って隠しカメラを設置したのは、ジョンウに気づいてもらうためだったが、ペンが床に落ち奥に入ってしまい、ジョンウは気づかなかった。


真実が明らかになり、ジョンウの無罪は証明されたが、彼はあまりにも多くの物を失った。

無罪が明らかになると、ジョンウを利用して、利益を得ようとする人々が彼に連絡してきた。彼を疑い殴った友達のソンとキム(彼は殴らなかったが)も、”飲みにいかないか?”とメールしてきた。母もアメリカから「あなたを信じていたわ」と。

ハヌルはジョンウにメールしたかったが、なんと言えばいいのかわからず、母も3日の引きこもりだの彼を心配していた。

ハヌルが口実を見つけて屋上に上がると、母と弟が屋上で焼肉をしていた。そこに叔父さんが高麗人参酒を持ってきた。みんなジョンウを心配していたのだ。弟がジョンウを呼んできて屋上で宴会になった。

家族が酔っ払っているので、ハヌルはジョンウを連れ出し2人で飲みに行った。

ジョンウは酔い、ハヌルに「好きだ」と告白した、何度も、いろいろな表現で、「お前は俺の精神安定剤で、塩田のアメで、わらびと食べるチョコで、ザンダ、インゲン豆だ」と。

そして公園のベンチに座り、ジョウンは「手を握っても?」と言って、彼女の手を恋人繋ぎをした。

ハヌルは、ジョンウから何度も告白され心が痛かった。彼がどれほど孤独だったかわかったから。

感 想

ジョンウの医療事故は、あっけなく解決しました。

ジョンミン先輩が事件に関係していると思い込んでいましたが、全然、関係なかったです😰

医療事故を深く描くドラマではないので、事故で亡くなった人も、マカオのカジノという非日常の人が設定されたのかと思いますが、スランプになる原因を’医療事故’にする必要があったのかな?思いました。隠しカメラや不審者(正体はカン麻酔医)、何度も思わせぶりに出てきた割にはミステリーもなくて、調子ぬけでした、、。

「ドクタースランプ」第8話 あらすじと感想

翌日ハヌルは”昨日、ジョンウと手をつないだが、もう恋人なの?”と分からず、友達の話として母、弟、叔父に意見を聞いた。

ハヌルが、ジョンウの部屋で話してる時、弟がドアをノックした。彼女は急いでバスルームに隠れた。弟はジョンウに「姉さんと付き合って」と頼んた。ジョンウが「俺は、昨日恋人同士になったと思ってた」と言ったので、ハヌルは驚き、シャワーを出してしまった。弟が帰ったので、バスルームを出たが、びしょ濡れ、ジョンウが服を貸してくれた。

彼は、ハヌルに花をプレゼントした。

デートの約束をして、2人が出かけようとした時、ピン・デヨンがジョンウに会いに来た。「心配してた」と彼を強引に焼肉に連れ出し、話があると言った。

ジョンウが戻ると、ハヌルは家の前で待っていた。しかし今度はギョンミンからそちらに向かっていると電話が。ジョンウはハヌルとのデートを優先した。

彼女が考えた”ロマンチックなデート” は、”2人で論文を読む”だったので、ジョンウは引いた。彼は彼女を映画に連れて行き、その後ゲーセンに、そしてプリクラを撮った。

カフェでお茶を飲んだ時、ジョンウは彼女に「もう我慢したり人に譲ったりしないでほしい。我慢し過ぎて疲れ果てたんじゃないかと。疲れを認識した決定的な瞬間があるのでは?」と聞いた。

ハヌルはしばらく考えてから、「何もないわ」と言った。

2人が家に戻ると、ジョンウの郵便受けに ”結婚式招待状” が入っていた。ギョンミンが持ってきたのだ。ハヌルは、ギョンミンが 2ヶ月後に結婚すると聞き、鼓動が激しくなり、急いで家に戻った。


翌日、ハヌルは心療内科に行き「すごく胸が痛い時やつらい時に、追加で飲める薬が欲しい」と医師に訴えた。ジョンウもアポの日で病院に来た。そこで激しく泣きながら医師に話しているハヌルを見て、衝撃を受けた。

診察が終わり、ジョンウは道の反対側を歩いているハヌルの打ちひしがれた姿を見た。彼女が何に苦しんでいるのか分からず、心が痛かった。

ジョンウは、ピン・デヨンの医院に来た。実は昨日のデヨンの話は、彼の医院で働かないかという誘いだった。「気持ちは本当に嬉しいが、今はダメだ」と断った。「俺の好きな人が大変な状況なんだ。僕一人次に進んだら彼女がもっと苦しむかと」と言った。

ハヌルの弟がジョンウを家に入れ、ハヌルの部屋で話した。ジョンウはそこに、ギョンミンとハヌルが2人で写った写真があるのを見た。2人は付き合っていたのか?

ハヌルは、働いていた病院の同期に呼び出された。彼女は「ギョンミン助教授が結婚するが、それを機に病院も辞める。相手が製薬会社の代表の娘で、そこの理事になる。その会社のために経歴に箔をつけるため助教授になった。ナム先生(ハヌル)が書いた論文を自分の手柄にして助教授になってくせに、、」と言った。


ハヌルは、心療内科の医師に過去のことを話していた。

「高校時代、完璧な日があり、いいことばかり起きて幸せに浸っていた。空がきれいで写真を撮ってたので、父からの電話に気づかなかった。後でかけ直したが出なかった。その時 救急車が通り過ぎた、、その日の終わりに父が亡くなった。電話に出られず、父に最後のあいさつさえできなかった、その罪悪感が消えなかった。

その後、幸せが訪れるたび、心の片隅には不安がじます、いつまで続くのかと

どの瞬間も自責の念や不安、焦りと闘っている。だから、あの人(ギョンミン)の褒め言葉に安心したんだと思います

ハヌルは医師の前で号泣した。

ギョンミンは、ハヌルに「頑張ってる」といい、論文の執筆に協力的で、難しい手術にも入れてくれた。そうやって自分を信頼させて、彼女が書いた論文を自分の名前で出して彼は助教授になった。ハヌルが「私が書いたのに、なぜ私の名前を外したのか」と聞いたが、「他の先生も同じようにしてる。俺を潰す気か?教授も了承している」と彼は言ったのだ。


ハヌルは、ギョンミンの送別会が行われているレストランに来た。彼は驚いたが作り笑を浮かべて、彼女に酒を注いだ。ハヌルは酒を彼にかけ「言いましょうか、全部。真っ当に生きろ」と捨てセリフを吐いて出て行った。


ハヌルは屋台で一人で飲んでいた。

ホンランから電話があり、「デヨンさんがジョンウをスカウトしたが、”彼女のそばにいたい。自分一人進んだら、彼女が苦しむから”と断られた。あなたにジョンウを説得してほしいと頼まれたの」と。

雨が降ってきた。

ジョンウは、ずぶ濡れで歩いてるハヌルに会った。彼は「心配した、メールも電話も返事がなくて」と言った。

ハヌルは、「恥をかかせる気?あんたまで。もう別れよう、私は恋愛できる状況じゃない、自分の面倒も見られない、ごめんね」と言った。

「俺の隣にいたらいい。苦しみを分け合おう」というジョンウに「嫌よ」とハヌルは行こうとした。ジョンウは「恋人でなくていいから持っていけ」と彼女に傘を渡した。傘を受け取ったハヌルは激しく泣いた。

感 想

ギョンミンが関係していたのは、ジョンウではなくて、ハヌルの方だったのですね。

彼は、ハヌルが書いた論文を自分の名前で出し助教授になった。彼女に自分を信頼させて、利用し、裏切った。ハヌルは多分、彼を好きだったでは?そして、この一連の出来事は彼女を打ちのめしたでしょう。

その上、ギョンミンが助教授になったのは、結婚の箔付のためだけだった。渾身の論文がそんなことに利用されたかと思うと、ハヌルは耐えがたいでしょう。

そして彼女は、ジョンウが自分に同情して、仕事の誘いを断ったと思って、もっと惨めな気持ちになっているのかもしれません。

ハヌルは今、ほんとにつらいですね。

「ドクタースランプ」第9話 あらすじと感想

ジョンウはハヌルから突然、「別れよう、私は恋愛できる状況じゃない」と言われ、ショックを受けた。

ジョンウは、ピン・デヨンの仕事のオファーを受け、病院の近くの職員用のワンルームにしばらく滞在することにした。引越したわけではないので屋根部屋はまだ彼の部屋だが。

ハヌルはホンランを呼び出して飲んだ。歩けないほどへべれけに酔い、ホンランに家まで送ってもらった。母はそんなハヌルを見てショックを受けた。

ジョンウもデヨンと飲んだ。なぜハヌルが急に別れると言ったのかわからず、彼もへべれけに酔っ払って、ワンルームに戻ってきた。


翌日、ジョンウは ”ラボーテ美容外科”に出勤した。院長のデヨン以外は全て女性スタッフ。彼女たちはジョンウが来て喜んだ。


ハヌルの母に、釜山の義姉の姉から電話があった。

「釜山の水営病院のボンクラ跡取り息子が、嫁にくる医者を探している。今日ソウルに行く。ハヌルのことを話したら乗り気。お茶だけでいいからハヌルを会わせろ」という強引な電話だった。母は、ハヌルがジョンウと別れたようだし、”失恋の痛みは新たな恋で癒せる”と考えてしまい、「水営病院の院長の息子がソウルに来ていて、ソウルの病院について聞きたいらしい」と言うと、ハヌルは「いいわ」と言った。

喫茶店に行くと、ボンクラは来てた。「誰と結婚しても同じ。病院を継いでくれる女性を探してる。助教授になれずに無職なんでしょ」と言われ、ハヌルは驚いた。母が見合いだと知っていると聞きショックを受け、ハヌルはすぐに帰った。

母は、ハヌルを行かせたことを後悔していた。

ハヌルが帰ってきて「私が恥ずかしい?仕事をしてほしい?周りの目なんか気にしないけど、母さんも同意見なの、どれだけ私が惨めかわかる」と母に怒り、部屋に入ってしまった。

母はコン・テソンの店に手伝いにきて、「私が悪いの」と大泣きした。

コン・テソンは、屋上にいるハヌルに話しに来て、「母さんを無理やり理解しなくていい。お前の力になりたいが力がない。ここのキャベツはお母さんが植えた、うつ病にいいと聞いて。お願いを聞いてほしい」と言って、ハヌルを豚足店に連れてきた。

弟のハダが母を連れてきた。おじさんとハダは、ハヌルと母の二人にして店をでた。

ハヌルは母とお酒を飲んだ。

母は「今日は私が悪かった」と謝り、通帳をだした。

「父さんが ”結婚する時に渡して” と残した通帳よ。父さんの死後、不眠症になったのね。最後の電話に出られなかったからでしょ?ハヌル、罪悪感は捨てて。父さんは最後まで幸せだったはず、私たちはあんたの親でどんな時も本当に幸せだったのよ。私たちは娘のことが誇らしかった、なのにあんたはもがいてた、苦しんでた。あんたは悪いことなんて何1つしてない。だからこれで旅行でも行って、好きなものでも食べなさい、幸せに過ごしなさい、楽になって」と母は泣いた、ハヌルもは泣いた、、。2人は泣き終えて笑った。

母はハヌルとアイスを食べながら帰り道、「屋根部屋さんには会いたくない?いい人だったのに。引っ越してきた日のあの顔が忘れられない。あんたも彼もかわいそう。だからお互いに支え合ってたことが嬉しかったし、安心した。自分を苦しめない人生を歩んでほしいの、その方法を彼とさがしていけるよう祈ってた」と言った。

ハヌルは寝る前にジョンウの写真を見た。


翌朝目覚めて、焦った、、彼に”もう寝てる?”とメールしてしまってた。

”アー~” と自己嫌悪で屋根裏に野菜を取りにきたら、ジョンウがいた。

”豚足とか?見合い?”とか色々言った後で、彼は「お前のこと待っていいか?未練がましく待ってやる、だから戻ってこい」と言って、出かけた。


ジョンウが”ラボーテ美容外科”に出勤すると、病院の雰囲気が一変していた。ヨ先生が勤務すると公表したら、患者が殺到し、予約もいっぱいだった。

早速、明日、二重術の手術が入った。

しかし、その夜、彼はまた悪夢にうなされた。


そして翌日の手術中、ジョンウは、医療事故がフラッシュバックし過呼吸になり、メスを落とした。

デヨンはジョンウを気遣い、「無理なら明日の手術は、、」と言ったが、ジョンウは「大丈夫、やる」と言った。

病院のスタッフが、ジョンウは”PDST”と話しているのを、ホンランが聞いた。

ハヌルはホンランから「ジョンウがPDSTだと知ってた?今日、手術中に発作が起きた」と電話を受けた。


翌日の手術の前、ジョンウは血を見て動揺したが、、

出術室に入って「準備できた?」と聞いた。「はい、麻酔科の先生もいらっしゃってます」と看護師が答えた。

「麻酔導入の時に何か問題は?」とジョンウが聞くと

「ありません、安定してます」とよく知った声が答えた。ジョンウが声の方に向くと、ハヌルが麻酔医としてそこにいた。

感 想

豚足店で、お母さんがハヌルに「お父さんと私はあなたの親で本当に幸せだった」と話す場面と、帰りに「自分を苦しめない人生を、ジョンウと探して欲しかった」という場面、よかったです。

ジョンウ、ハヌルが麻酔医として手術室にいて、驚いたと同時に、すごく安心したのではと思いました。

お母さんの釜山の’義姉さんが強烈すぎて、引きますが、、、こんな人、いるのでしょうか?

「ドクタースランプ」第10話 あらすじと感想

ジョンウは、麻酔医がハヌルだったのに驚いたが、落ち着いて手術を終え、成功した。

終了後、デヨンがジョンウに「ハヌルからジョンウを手伝いたい、但しジョンウには内緒で」と申し出があったと説明した。ジョンウは「手術はまだ無理、手が震える。みんなに迷惑をかけたくない」と話した。ハヌルがそれを聞き「そんなことない」と。

その時、ジョンウに来客が。高校時代の担任の先生で、ハヌルの担任でもあった。

先生は、事件のことを知りジョンウを心配していたと言い、ハヌルと会えたことも喜んだ。

一緒にランチを食べに行ったが、なぜかデヨンも付いてきた。先生は二人の高校時代の話をして別れた。

ジョンウはハヌルに「美容外科で働く気はなかっただろ、望まない仕事を手伝わせると俺がさら追い詰められる。俺もお前がつらい時に側にいたかったが拒絶された。なぜ別れたのかわからない。お前がしてることは身勝手、帰れよ」と言った。


ジョンウは翌日、ホンランが誰かと電話で「ハヌルが何をしたって?ギョンミン先輩のせいで?」と話しているのを聞き、何があったのか聞いた。「ギョンミン先輩の送別会にハヌルが現れ、ビールを浴びせ大荒れだったと。先輩はハヌルの論文を盗んで手柄を横取りし、さらに悪質な噂を流して働けなくしたそうです」とホンランは言った。

ジョンウはギョンミンの研究室に行き、「ハヌルに何をした?」と聞くた。ギョンミンは「彼女の言葉をうのみにするな。助教授の座を巡ってよくある内輪もめ、無能なくせに彼女は俺を非難、卑怯な人間、警告しただろ、彼女から離れろ」と言った。

ジョンウはギョンミンを殴った。


母は、うつ病にいいと聞き、ハヌルのためにキャンベツを育て、キャベツの料理をたくさん用意してくれた。ハヌルはただありがたかった。

屋上に上がり、ジョンウに電話すると、彼は彼女に会いに来ていた。

ジョンウはケガをしていた。ハヌルは心配した。ジョンウは彼女を抱きしめて「ごめん、何も知らなかった」と言った。

ハヌルがジョンウの傷の手当をしている時、彼は「あの日手術室にお前がいた、うれしくて、ありがたくて泣きそうだった。冷くしたのは、強くなってお前を支えようとしたのに、手術室で手が震えた、カッコつけたかったのに。昨日はごめん」と素直に謝った。

ハヌルはジョンウに「感謝してる、病院を辞めた時、世界が終わった思ったけど、あんたのおかげでいっぱい笑った。病院の外にも世界があるとを教えてくれた。あんたも同じ、メスを持たなくてもかけがえのない存在」と言った。

それから2人は着替えてクラブに行き弾けた。

ジョンウはハヌルを送ってきた。家の前で彼女は「先生の手術手伝ってもいい?」と聞いた。

実は先生は背中に腫れ物があり、それで病院に来たのだが、”ジョンウがメスを落とした”と看護師たちが話しているのを聞き言えなかったのだ。偶然ハヌルが腫れ物に気づき、デヨンがさわり「悪性ではなさそう、手術させてください」と言ったが、先生はジョンウが心配すると断ったのだ。

ハヌルは「先生はあんたに診てほしかったのよ」と言った。ジョンウは「先生の手術は俺がする。トラウマ克服に理由が必要なら、それはお前だ。一緒にやろう、力を貸して」と言った。

ハヌルが麻酔医、ジョンウが執刀で、先生の手術が行われた。先生は教え子2人に手術をしてもらえると喜んだ。手術は成功した。

その後、ラボーテ美容外科のスタッフ全員で、歓迎会が行われた。ジョンウはモテモテだった。

ハヌルにホンランから電話、店の外で彼女に会った。ホンランから「ギョンミン先輩のせいだったのね、一人で抱え込まずに話してよ。ジョンウが先輩をぶん殴ってせいせいした」と聞いた。

店に戻ったハヌルはジョンウに、テキストで「彼をコテンパンにしてくれた?」と聞くと、彼は「当たり前だ」と声に出さずに口を動かして笑った。

歓迎会が終わり2人は歩いた。

ハヌルは「病院を辞めた理由を話さなくてごめん」と言った。ジョンウは「大体のことは知ってる、俺が先輩を殴ったこと知ってるんだろう」と言った。

ハヌルはジョンウに「なぜウソを?」とさっきのゲームのことを聞いた。「最後にキスをしたのは?」とのゲームの質問に、ジョンウは覚えてないと言ったが、屋根部屋で、ジョンウのケガの手当をした時、2人はキスをしたのだった。

そして2人はまたキスをした。「これでも恋人はいない?」と聞くジョンウに、ハヌルは「いるわ」と答えた。

感 想

ジョンウとハヌルが協力して、先生の手術を無事成功させることができました。二人が恋人同士に戻れたようでよかったです。


「ドクタースランプ」全話あらすじと感想 こちらをご参照ください

「ドクタースランプ」11話・12話13話・14話15話・16話(最終回こちらをご参照ください

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