『海街チャチャチャ 7話8話』あらすじと感想【みんなで食べて笑ってしゃべって、人生そのものです】*ネタバレあり

『海街チャチャチャ』7話と8話のあらすじと感想を書いていきます。

5話から登場していた彼の名前、ホン班長と歩いていた女性の正体も明らかになります。

*ネタバレあり

5話6話のあらすじは以下にまとめています。

新たな登場人物 ()は俳優名

チ・ソンヒョン(イ・サンイ):自他ともに認めるスターPD(プロデューサー)。明るい性格で「ワークホリック」。ヘジンの大学の先輩

ワン・ジウォン(パク・イェヨン):テレビ番組のベテラン作家。PDのソンヒョンを尊敬している

ジュン(ソンテ):アイドルグループDOSのメンバー。カフェのジュリの”推し”

第7話 あらすじ

5話から登場していた彼は、チ・ソンヒョン、有名なPD(プロデューサー)で、ヘジンの大学の先輩だった。

チPDを探してやってきた女性は、ワン・ジウォン、テレビ番組の作家。ホン班長と噂になっていたが、コンジンを案内していただけだった。

ファジョン刺身店では、ヨングク洞長が住民たちにチPDを ”視聴率男”、『なんでも食べる』を手がけたPDと紹介。チPDは、コンジンで新番組『海街キリギリス』を撮る予定だと話した。

チPDがヘジンの席に来て、約10年ぶりの再会を喜ぶ。ヘジンが帰ると言ったので、チPDが送ると言い、ホン班長も追いかけた。

ホン班長が「2人で飲まないか」とチPDを家に誘い、ヘジンも参加することに。

チPDは、班長に「番組の現地ガイドを頼みたい」とお願いしたが、即決しない。ゲームで決めることになったが決着つかず、3人とも飲みつぶれてしまった。目覚めたヘジンは家に帰ろうとして、外の床几で寝ていた班長を見つける。彼を抱えて家の中に戻り、自分もそこに寝てしまった。

また朝帰り。ヘジンはチPDと少し話して、帰っていった。そこに班長が出てきた。

噂好きのナムスクさんが、この3人を見ていた。


チPDとホン班長が港にいると、ワンさんと撮影のスタッフたちが集まった。「現地ガイドのホン班長」とチPDが紹介すると「よろしく」とタメ口で挨拶。ホン班長の哲学らしい「みんな手を取り合っていく友達」と。

港や展望台に行った後「一番重要なメイン撮影場所」の候補に行ったが、、。

「断る」とガムニさんは一言。「生まれてからずっと住んできた家、空けたくない」とかたくな態度。「分かりました。嫌がっているのに無理強いはできません。また来ます」とチPDは丁寧に言って全員引きあげた。

しかしチPDは諦めたわけではなかった。「無理強いはしないと言っただけだよ。腹ペコだ」と全員で腹ごしらえに出かけた。

ファジョン刺身店で、新鮮で珍しいお刺身と豪華な昼食を食べて大満足なPDとスタッフたち。その後、市場に行ってショッピング。服、帽子、大量のお菓子、大量の乾物を買った後、大きなタコ足の揚げ物を買い占めてみんなで頬張る。(このタコがすごーく美味しそうです!

翌日からチPDのガムニさん宅通いが始まった。

*たくさんのお菓子を持ってやってきた。2人のおばあさんも来ていた。「こんな物で釣られない」と頑ななガムニさんに「これはこの前ごちそうになったお礼です」と話し、他のおばあさんたちの説得で、ガムニさんはイヤイヤお菓子を受け取った。

*次の日、重いかめを持ち出したガムニさんに、僕が運びます、と走り寄って、外の洗い場で洗ってあげた。

*次の日、かわいい花柄の帽子を置いていった。いらないと言いながら、かぶってみるガムニさん。

*次の日、切れた外灯を取り替えてあげた。「ついたわ」と笑顔で喜ぶガムニさん。

そして次の日、ガムニさんは外に出てチPDを待っていたが、現れなかった。


コンジンの3つ目の謎が明らかに。ミソンがスーパーに買い物に行って奥さんに確認していた。

3年前にこの町の誰かが宝くじ当選した。その額14億ウォン。町のほぼ全員が1枚ずつ買っていった。間違いなく誰かが当選したはずなのに、羽振がよくなった人は1人もいない。


ヘジンは、ガムニさんの家に忘れ物の財布を届けに行った。

ホン班長がいて、布団の洗濯を始めるところだった。帰ろうするとヘジンは、バッグの紐を掴まれて、洗濯を手伝うことに。着替えを借りて、大きな桶に布団を入れて足で踏みつけて洗う。2人で桶の中で足踏みして洗っている、楽しそう!天気も音楽も素晴らしい。(毎回2人のラブラブ場面がありますね!

終わって休んでいると、チPDがソウルの有名な店のケーキを持ってやってきた。「後輩も連れているのでご挨拶を」と呼んだのが、DOSのジュン。「こんなに細くて。ご飯を食べて行って」とガムニさんはみんなのご飯を用意した。ヘジンはジュリを呼んだ。食卓は縁側に用意された。5人とガムニさんが食卓を囲む。(見てるだけ気持ちのいい風も感じる。いつもいつもオモニの家庭料理の美味しそうなこと!)

食事が終わりみんな大満足!チPDは皿洗いを申し出た。

皿を洗っているPDの横でガムニさんが「うちの食器が全部揃っている。こんなにたくさんスプーンを使ったのはいつぶりかしら」と嬉しそうに言った。「スプーンたちも久々の出番に喜んでいるはず。僕はこうしてみんなでわいわい過ごすのが好きなんです。みんなで食べて笑ってしゃべって、人生そのものです」とガムニさんに笑いかける。「そうね」とガムニさん。(本当にいい場面。二人の心が通じました。)


一方、ファジョンさんとチョヒ先生はレストランで、ヨングク洞長を待っていたが、現れなかった。2人は洞長の家に様子を見に行き、床に倒れている彼を発見。お風呂で滑って倒れたのだ。2人でベッドに運んだ。

帰り道、チョヒ先生は「ファジョンさんはよくしてくれました。人生で一番温かい日々でした。以前のように3人で楽しくすごしたいです」と言ったが、無言のファジョンさん。

チョヒさんは15年前、ファジョンさんの家に下宿していた。そのチョヒさんにヨングクさんは一目惚れ、3人でいつも遊んでいた。しかし1年でチョヒさんは実家に戻った。15年前、3人とも若かった日々のこと。


翌朝、ヘジンにチPDからメッセージが届いた。玄関を開けるとバスケットが置いてあった。ヘジンがお礼の電話をすると「日曜日だからゆっくりしているかと、ブランチを。今度食事をしよう。よかった、時々考えたんだ、今も忙しくしてるのか、ちゃんと寝てちゃんと食べてるか、、、俺の知る20歳のヘジンはいつも必死だった。今の君を見て安心したんだ」と。ジーンとするヘジン。

そして、バスケットには、たくさんの食べ物とソーセージが入っていた。


こちらガムニさん宅。縁側で、ホン班長が配ってくれた牛乳を一緒に飲んでいる。

PD青年に家を貸すと伝えて。50年この家で暮らしてきた。ここで生まれた子供たちは家を出ていった。またにぎやかになれば、この家も少しは寂しくなくなるわ」と。「僕もうれしいよ」と班長。

ーーーー

ホン班長はチPDに契約のことで細かい注文をつけていた。なんでもOKというPD。

そしてPDは「聞きたいことがある。ヘジンに恋人は?」と。

しばらく考えて「いないと思う」と班長。「よかった」とPD。

感 想

いい話でした。チPDは、無理強いはしないで、行動でガムニさんの心を動かした。チPDのことばと行動には、人柄の温かさが感じられます。こんなPDが撮る番組なら、いい番組になることでしょう。

チPDのヘジンへの電話も温かいです。離れていても、ヘジンのことを気にかけていた言葉が沁みます。

生意気だったジュリも、可愛い中学生にみえてきた(笑)

食べ物がいつも本当に美味しそうです!

カラフルな布団の洗濯物、軒先のツバメの巣、海の小さなカニ、飛び立つ鳥たち、、今回もカメラがとらえたコンジンの町の小さな一コマに魅了されました。

第8話 あらすじ

カフェでは、いつもの4人が集まっていた。スーパーの奥さんが「干していた青いワンピースが見当たらない」といったら、ナムスクさんも「赤いブラジャーが無くなった」と。そして「ユン先生はやりてよ、班長とPDを二股している、私は見た」とまた勝手な噂ばなしを。

ミソンはそれを聞いて怒り、家に戻ってヘジンに言いつけたが、驚かないわ、と諦めている様子だった。


海岸では、ホン班長が、チPDにサーフィン指南を。まずは陸の上で、そして2人で海に入って実技を。(この海の場面がめっちゃ素敵でした!高い波に2人とものまれそうになったり、チPDはもう少しでボードの上に立てそうだった!


ファジョンさんは、ヨングク洞長に呼び出され「チョヒに近々告白するつもり」と言われたが「チョヒはダメ」と戻ってきた。店の下ごしらえをしているが、心穏やかでない様子。

そこに、チェヒさんがきた。自分と同じ”リンクルクリーム”をプレゼントに持ってきたのだ。ファジョンさんは「チョヒ、あなたと同じ物を使いたくないし、仲良くしたくない。3人で楽しく過ごすのは無理、私はヨングクと離婚したから、もう昔のようにはいかない。今後は気軽に訪ねてこないで」と言った。チョヒさんは虚をつかれ、傷ついた様子で「軽率でした」と謝って出ていった。

辛い場面でした。チョヒさんはひどく傷ついたし、きついことを言ったファジョンさんも本当に辛そうだった。


ユン歯科医院には例のナムスクさんが治療に来ていた。

ヘジンが「詰め物の型を取る」というと「治療は今回で終わりにする」と出ていき、待っている3人の知人に何か合図をしていた。ミソンが「安い歯科医院を見つけたみたい、新種の迷惑患者」と言った。

そのナムスクさんは銀行に行って「金利のいい商品が出たら最初に教えて」と担当者に頼んでいた。


ヘジンがスーパーに行くと、ホン班長が店番を。ヘジンは首にサポーターをしていた、ヘルニア持ち、職業病だと聞いて心配する班長。

家に戻って、ヘジンのために漢方薬を調合した。


チェヒさんは一人でお酒を飲んでいた。帰り道に、それを見かけるファジョンさん。

チョヒさんは酔って、夜暗い道をフラフラ歩いていた。その時、不審な男に連れていかれそうになったが、ファジョンさんが大声をあげて助けた。男は逃げて行ったが、彼女は倒れてしまった。

翌日、町ではチョヒ先生が拉致されそうになったという話題で持ちきり。

チョヒさんは病院で目覚め、何も覚えていなかった。ファジョンさんが付き添っていた。そこに「チョヒ、大丈夫か」と血相を変えてヨングク洞長がやってきた。ファジョンさんは、二人の会話を後ろに聞きながら帰って行った。


ユン歯科では、かぶせ物はいらないという患者が続いた。ナムスクさんが原因らしい。

ナムスクさんは、町でカフェのジュリと会ってお小遣いをあげていた。二人は親しげな様子。そこにヘジンが来て「患者さんに、安く詰めてくれると歯科技工士を紹介しているそうだが、無免許の医療行為は違法です」と抗議。ナムスクさんは「歯医者は看板だけで技術もなくぼったくるだけ、だからみんな私についてきた」と反発した。「私の仕事を侮辱した、謝ってください」と言うヘジン。ホン班長が聞いていて「これは社長が悪い」と言ったものだから、ナムスクさんは泣いて去ってしまった。


帰り道、チPDが走ってきた。町で事件が起きたので、護身用グッズをヘジンに買ってきたのだ。それから、自分のバッグにつけていた白いリャマのぬいぐるみをお守りになる、と渡した。

ウンチョル警察官とホン班長は、拉致犯を捕まえるためにパトロール中。

雨が降ってきて、2人は二手に分かれた。ホン班長がヘジンの家の前に来た時、相合い傘で帰ってきたチPDとヘジンに会った。班長は、五加皮(ゴカヒ:漢方薬)をヘジンに渡し、雨の中、傘もささずにパトロールに出て行った。

家に戻った班長は体調を崩してしまった。ヘジンはお礼の電話をかけたが、ホン班長は出なかった。


翌日、ガムニさんの家では撮影の準備が整えられていた。チPDは体調の悪いホン班長に休むように言ったが、聞かなかった。

一方、ナムスクさんのところに「高額商品がでた」と電話が掛かってきた。現金を用意し待ち合わせ場所に行く途中で、ジョギング帰りのヘジンと会ったが、二人とも無視。ナムスクさんは、道端で待っていた男にお金を渡そうとした、その時ヘジンが現れて「待ってください。詐欺でしょう」と言った。男がお金をひったくって逃げようとしたのを、ヘジンが追いかけた。

チPDとホン班長が歩いてきた。そこに男がぶつかり、「捕まえて!」とヘジンが叫びながら走ってきた。二人は全速力で走り、犯人を捕まえお金も回収した。

2人は犯人を警察官に引き渡し、ナムスクさんは、犯人とパトカーに乗って警察署へ、ファジョンさんが付き添った。

体調が悪いホン班長は家に戻った。

ホン班長が寝ているとドアのベルが。往診よ、とヘジンが立っていた。肘の怪我の手当てをして、おかゆを作ってあげた。帰り際、眠っている班長にキスをしようとして、、しないで帰っていった。

翌朝、ホン班長の体調は戻っていた。家の前にはみかんが置いてあった。


ヘジンの出勤途中に、ファジョンさんが待っていた。「10分だけ、家でコーヒーでも」と言った。

ファジョンさんは「ナムスクを助けてくれてありがとう。噂好きで困り者だとみんな知っている」と言った。そして、ナムスクさんに何があったのかを話した。アラムというジュリと同い年の娘を亡くしていた。娘を失って1年以上抜け殻のようだった。ある時から、ソン・アラムの名前で小児病棟に寄付を始めて元気に、毎年寄付している。「一度あの姿を見たからか、迷惑なことをしててもまだマシだと思えます。そうやって気を紛らわせながら元気になってほしい。」

ナムスクさんと道ですれ違ったヘジン。自分からは声をかけにくいナムスクさん。ヘジンは「口を開けて、詰め物を確認します」と言った。道端では無理というナムスクさんに「なら来院を」と。

立ち去るヘジンに向かって「ありがとう」と。振り向き嬉しそうなヘジン、そしてナムスクさんも。


いよいよ、ガムニさんの家での撮影が始まった。ジュンの他にもう一人DOSのメンバーも到着。夜になり、撮影現場にはたくさんの見学者が。

ミソンは見学に来たが、ヘジンの姿が見えない、気になる班長。

ヘジンは遅くまで仕事をしての帰り道、暗くて街灯も切れている、不穏な気配が、、。

走り出すヘジンの前に懐中電灯を照らすホン班長が待っていた。ヘジンは一直線にその胸に飛び込んだ。

感 想

8話もいい話で、切ない回でもありました。

ナムスクさんも大きな苦しみを抱えていた。(第2話の始まり「誰にも後悔がある」4人のコンジン住民が出てきたが、そこにナムスクさんもいて、子供を亡くしたのかなと予想していましたが。)

ファジョンさんとチョヒさんの会話、二人の心情は切なすぎです。

ヘジンさんの職業に対するプロ意識、公平さ、優しさ、素直さ、色々ないいところが見えた回でした。

男性2人、チPDとホン班長。チPDは画面通りの率直で誠実な人なのだろうと安心して見ていられます。

ホン班長の空白の5年間、闇が深すぎないことを願っています。彼の”タメ口”、人との距離がなさそうに見えながら、タメ口が「鎧」なのかも、と。(深読みしすぎでしょうか?)

良いドラマですね。

お読みいただきありがとうございました。

Drama
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