『海街チャチャチャ 16話(最終回)』あらすじと感想【コンジンの海、みなさん、ありがとう!】*ネタバレあり

『海街チャチャチャ』16話(最終回)のあらすじと感想を書きます。

最高のハッピーエンドでした。ガムニさんはみんなの心の中に生きていて、空からコンジンの人たちを見守ってくれているでしょう。いつもの暮らしの中に、幸せと尊さがあることを気づかせていただきました。コンジンの海、みなさん、ありがとう!

*ネタバレあり

15話のあらすじは以下でまとめています。

第16話 あらすじ

ガムニさんの家にたくさんの人たちが集まっていた。ヘジンが来てホン班長に会った後、ガムニさんの遺影に挨拶した。外にスナップ写真が飾ってあった。ガムニさんが生前 ”私のお葬式には写真を飾って、みんなで飲んで食べてワイワイ楽しく過ごしてほしいと” 班長にお願いしていたのだ。最後の望みを叶えているところと班長は言った。いつものメンバーたちも、家の前にテーブルを出し、飲んで食べておしゃべりしていた。

チPDとワンさんもソウルから駆けつけた。

夜になり住民が帰った後、ガムニさんの息子(喪主)とホン班長が縁側に腰掛けて話していた。息子さんは「もっと長く生きると思っていたから、今度会えばいいと思っていた。もう今度はない。子どもの留学の費用は出すのに、母のインプラントの費用はケチり、歯の治療を受けさせることもできなかった。謝ることもできない」と悔やんだ。ホン班長は「ガムニさんはインプラントをして、好きなイカを思い切り食べた。息子がソウルで会計士をしているのが自慢だった。息子が生きる理由だった」と慰めた。息子さんは「母さんーー、母さんーー」と慟哭した、、、。

翌日、葬儀が行われ住民たちもみんな参列した。白、赤、緑、青、黄色の細い旗がなびき、長い葬儀の行列が海沿いの道を歩いた。青い空、海、行列の旗、そして手前の稲の緑と、、。


おばあさん3人組の二番目のマジさんが、誰もいないガムニさんの家にきて様子を見ていた。今にもガムニさんが現れるのではないかと期待するかのように。

そして家の前の床几に座っていると、スクチャさんが門から顔を出した、泣きそうな顔で。

2人は並んで座った。マジさんが「この家はこのまま残すと息子が言ってた、時々見に来るらしい。人が住まない家はなぜかいたむのが早い」と言うと「私も見に来る」とスクチャさんは言った。二人で「ガムニさんはもう天国についただろう、せっかちだから」と話す。スクチャさんは「マジさんは長生きしてね。一人になったら退屈でたまらない。からかっても命令してもいいから。約束」と小指を出す。マジさんは「わかった」と小指を出し、二人は指きりげんまんをして、顔を見合わせて、涙ぐむのだった、、、。


ヘジンはホン班長の家に行った。班長は石鹸を作っていた。食事をしていない班長。何か作るわ、家の冷蔵庫を開けると、ガムニさんからのとうもろこしがそのまま入っていた。手をつけられないという班長。ヘジンがカゴを取り出し1つとうもろこしを取ると、下に班長への手紙が入っていた。

「ドゥシク、お前は私の息子であり孫だった。閉じこもらないで、人にまじわりなさい」ガムニさんの思いが綴られていた。班長は、ガムニさんが亡くなって初めて、涙を流して泣いた。


町のみんなは、それぞれ時間をかけて大切な人とお別れをした。

班長は、ガムニさんと一緒に撮った写真を額に入れて、おじいさんと自分の子供の頃の写真の横に置いた。

ガムニさんはみんなの心の中に生きていた。


ー1ヶ月後ー

ヘジンはソウルの学会に出席するため、荷造り中。まるで引っ越しするほどの服の量。それをホン班長が手伝っていた。

ヘジンは、先輩からの臨床教授の話は断った。コンジンでやることがまだ一杯ある、私もコンジンが大好きになったから、と班長に話した。

ソウルでの仕事の合間に、ヘジンはお母さんを食事に誘った。お父さんは用事があり来られなかった。「お母さんにご馳走したかった」と。お母さんはとても嬉しそう、そして「ヘジンが大学に入った時、うちに来てもらって食事をした。その時とても緊張していたが、煮物を”おいしい”と言ってくれたことで心が温かくなった。こうして家族になっていくのもいいな、と思った。毎日、食卓で”おいしい”を聴く人生も。今度はホン班長とぜひ家に来て」と言った。ヘジンは「必ず行きます」と応えた。

ヘジンもお母さんも自然な笑顔で話していた。(この関係も良くなったようです。


ミソンと警察官のウンチェル君も愛を育んでいた。

ウンチェル君は、ミソンを眺めのいいところに連れ出し、ここに二人の家があったらどうですか?と。コンジンの謎の3つ目「宝くじ当選者」は、ウンチェル君だった。

「警察官になる前、スーパーでバイトをして初めて宝くじを買った、それが当選した。それで警察官になるための勉強がおろそかになり、自問した ”お金持ちになりたいのか?警察官になりたいのか?” 警察官になりたい、と答えが出たので、宝くじの当せん金は銀行に預けたままで、勉強して試験に受かった。いいことをしたかったので、そこから寄付もした。このことは誰も知らない」とミソンに話した。

ミソンは、そんなウンチェル君に感動。二人の家を建てて、そこで100年一緒に暮らしたい、と抱きしめた。(こちらも幸せな二人です!


ヘジンはコンジンに戻り「班長にプロポーズする。でも印象に残るプロポーズのアイデアが出ない」とミソンに相談すると、初心に戻って、とアドバイスを受けた。

次の日、ヘジンは班長を海岸に呼んだ。そこには、初めてコンジンにきた日に波にさらわれ、班長が見つけてくれた銀色のハイヒール班長の運動靴が置いてあった。

そこで、ヘジンは、二人の家の玄関に、私の靴と班長の靴が揃っているといいな、結婚してください、とプロポーズ、、、班長は焦った、、、いや、実は俺も今日プロポースしようと思っていたと、ヘジンが買ってすぐに売った高いネックレスを出した。

お互いがプロポーズするというハッピーな展開でした。

計画好きなヘジンは、早速、結婚生活の計画を立て、二人の分担も決めた。

その日ヘジンは班長の家に泊まった。翌朝、班長がヘジンのために朝食を作ってあげた。

時計を見ると、町内の掃除が始まっている時間、、、急いで外に出た。

もう町のみんなはそうじを済ませていた。遅く出てきた二人を見る。

ヘジンが「結婚します!」班長も「俺たち、結婚する!」と。マジさんとスクチャさんがほうきを放り投げて、真っ先に笑顔で2人のところに来た、、みんなも笑顔で集まってきた!

最高に幸せそうなみんなの笑顔。


チPDたちが撮影した『海街キリギリス』がいよいよTVで放映される。海辺のテントの下にテレビを持ってきて、町のみんなが集まった。もちろんチPDも参加している。

マジさんは、久々にガムニさんの顔が見られえる、とうれしそう。みんなで一緒に番組を観た。

翌日『真昼のコーヒー、月夜にビール』のマスターにソウルから電話が。「オ・ユンさんですか?シュガーピープルですが、レジェンド歌手として番組にお呼びしたい」と。娘のジュリにほっぺたをつねってもらって、痛い、痛い、と喜ぶマスター。長年の夢、歌手として復帰が実現したのだ!(よかったですね。おめでとう、オ・ユンさん

テレビ放映されたことで、コンジンは一躍有名になった。たくさんの観光客が来て、ファジョンさんの刺身店も、ナムスクさんの中華料理店も、ボラスーパーも大忙しである。


チPDとワンさんは、次のバラエティー番組のアイデアを出し合っていた。

”恋愛バラエティー。付き合いの長い異性の友達が恋に発展するかを見守る” これはチPDとワンさんの関係からのアイデア。この二人の関係も進展したようです。

そこにドバさんが入ってきた。そして「今日父さんが歩行器で一歩進んだ、奇跡みたいです」と。それを聞き心から喜ぶチPDとワンさん。ドバさんのお父さん回復して来ているようです。


ホン班長は、ヘジンからの誕生日プレゼントのスーツを着てカメラを準備していた。そこに、ウエディングドレスを着たヘジンが現れた。二人で自撮りの写真を撮る計画。(結婚式はソウルでする予定)

2人が家を出ると、やっぱり、一番に見つけたのはナムスクさん。すぐに連絡網でみんなに伝わった。

二人で自撮りの予定が、次々といつものみんなが集まってきて、赤い灯台に向かってわいわいと進んでいく。みんなすごく嬉しそう!

マジさんが「ガムニさん、ドゥシクが結婚するよ!」と空に向かって大きな声で知らせた。

最高の天気。幸せそうな住民たちの笑顔が弾ける!

何枚か撮ったあと、ヘジンが班長に「自撮り?どうする?」と小声で言うと、班長が「走ろう、1、2、3」と三脚とカメラを持ち二人は走った。みんなはそんな二人を笑顔で送った。

班長のおじいさんの船がある丘の上まで走ってきた二人。ここまでは誰も追いかけてこない。船の前や丘の上で、タイマーで自撮り写真を撮る二人。最高に綺麗です!

そこに二人に電話が「マジさんが?」と、二人とも急いで向かった、、、。

🎵〜素敵な音楽が流れてきた〜🎵

感 想

最高のハッピーエンドでした!

ガムニさんのお通夜、みんな集まって、食べて飲んでしゃべって、わいわいと過ごしていました。ガムニさんの最後の望みどおり。ガムニさんが亡くなったのは辛かったけど、みんなの心の中で生きていますね。

お葬式の行列は、韓国の伝統的なお葬式なのでしょう。白い大きな柩、白、赤、緑、青、黄色の細い旗がコンジンの空になびいて、きれいでした。多分、地元の人たちが多数エキストラで参加して撮影されたのかなと思います。良い映像を見せていただきました。

それぞれの人たちが、幸せになったり、いい関係になったラストで、本当に良かったです。

ヘジンが回を追うごとに素敵な女性になっていきました。シン・ミナさん、すごく綺麗でどんな洋服もすごく似合っていました!

ヘジンとホン班長のウエディング写真、本当に絵になる二人でした!

全ての登場人物に愛がある温かい脚本、それを演じる素晴らしい俳優のみなさん、そしてやはり、コンジンの海、空、空気、、それを捉えるカメラ、全てが一体となった素敵なドラマでした。

私たちはたくさんの尊いものに囲まれていますね。

お読みいただきありがとうございました。

Drama
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