『その年、私たちは』12話のあらすじと感想を書きます。
*ネタバレあり
11話のあらすじは以下でまとめています。
第12話 ビギン アゲイン
10年前、高校生のドキュメンタリーの最後の言葉
ヨンス「とにかく10年後に顔をあわせることはありません」
ウン 「はっ、僕のセリフだ」
だった。
10年後
ヨンスはウンにやさしくキスをした。
ウンに膝枕をしながら
「なぜ分かったの?」とヨンス
「そんな気がした、、、。毎年秋がやってくる今頃、両親がすごく悲しんでた。
あの頃は、なぜ悲しんでるのかわからなかったが。
そして、あの夢を見始めたんだ、誰かに見捨てられる夢を。
夢で捜している人の顔はわからなかったけど
2人が本当の両親じゃないと分かった。
今の両親に出会えて運がよかったと思う。
両親に、僕が知っているとあえて言う必要はない」とウンは言った。
「今まで独りでずっと抱えていたのね、すごくつらかったでしょう。
慰めたいけど、なんて言ったらいいかわからない」と言うヨンスに
「もう十分だ。話を聞いて、そばにいてくれるから。君がいてくれるとよく眠れた気がする」
とウンは言いながら眠りについた。
ヨンスはウンが眠るまでそばにいた。
ジウンは、朝まで仕事をして、着替えを取りにウチに戻った。
自分の部屋を見て、ため息をついた。
ヨンスは、朝ごはんを食べながら携帯ばかり気になる。
出勤、電話しようと門を開けたら、ウンが待っていた。
眠れないんだ、というウンに、細々と小言を言うヨンス。
でもわざわざ来てくれたことがホントはうれしい。
「送ってあげる、バス停まで一緒に歩く、会社をサボれない?」と言うウン。
「学校と違う、送らなてもいい」と一人歩き始めたヨンスだが、振り返り
「ウン、私たちって、やり直すの?」と聞くと
「今更、その質問か?十分だと思うけど」とウンは答えた。
「ウン、これからよろしくね」と照れて手を振って、踵を返して行った。
その姿に、”わあ、かわいすぎる” とウン。(ほんとにかわいい!)
その後ウンは、両親のお店で朝ごはんを食べた。すごーい品数!
そんなウンを見つめて嬉しそうなヨンオク(母)。
地方に行った話を聞くウン。
紅葉も見てきた、と嬉しそうに写真を見せる母。
「数日休んだら、もっと休みたくなった。この際、店を閉めようか?」と言う母に
「僕はそう勧めてたろ、これからはアカで暮らせ、息子(アドゥル)のカードで」と。
喜ぶ母に
「僕も行きたかった、今度は一緒に行こう」とウンは言った。
父のホが来て
「撮影も終わったし、店に戻る時じゃ?」と言った。
ヨンオクが、アカ(息子のカード)のことを話すと、
父には?と聞くホ。
「もっとかっこいい流行語を。ネドンネサン”自腹をきって暮らす”。ごちそうさま」と言って出ていくウン。
取り残される、かわいそうな父、ホ。
ウンの家の前での最後に撮影されたビデオ。
離れて座るウンとヨンスだが、時々、無言でお互いに見つめ合っていた。
「最後の質問は何でしたっけ」と聞くヨンス。
「また10年たったら、どうなっていると思いますか?」とチュラン。
二人は答えず、うつむき、そしてお互いに見つめ合って微笑んだ。
また前を向き、ヨンスは微笑みながらうつむいた。
ジウンがこの映像を編集室で見ていた。チュランが入ってきて
「顔色が悪い」と言って、ジウンの頬に手をつけ
「高熱じゃないですか?家に帰ってください」と力づくでジウンを帰らようとした。
パクPDが「チュランは心配しているんだ」と言い、チュランの気持ちに気づかない鈍いジウンを嘆いた。
うちに戻ったジウン、
「情が湧かない家だ」と自分の部屋を見て言った。
そして、そのままソファに横になった。
ウンは、ジウンに電話するが出ない。
彼の家にいき、インターホンを鳴らすが出ない。
心配になったウンは家に入って、ソファに座っていた。
ジウンが目覚めた。
ウンは、ジウンに薬と水を差し出した。
「体力だけが自慢だったくせに、こんな風に寝込むなんて。一体何があったんだ?」
「数日、徹夜しただけ。また寝るからさっさと帰れ」とジウン。
ウンは「熱を出している奴に言うべきか迷っている」言いながら「ヨンスとヨリを戻した」と言った。
「聞きたくなかった」とジウンは寂しそうに笑い「なぜ俺にする?」と聞いた。
「あの時も今も、最初に報告したかった」とウン。
「あの時も今も何も言えない。祝う必要が?」とジウン、
「いいや」と言うウン。
ジウンは、話はそれだけなら、消えてくれないかと言い、再びソファに横になった。
ヨンスは朝からウンと電話。
「週末に会う?」と誘った。
「週末、、、予定がないから会おう」とウン。
現場に車を走らせながら、ソリに電話しているヨンス。
自分から会おうと誘ったけど、ウンがあまり乗り気でないようでと心配しているのだ。
「ヨリを戻したら、ストレートに表現しないさい」とソリに言われた。
ソリの店にヨンスのおばあさんが来ていて、電話の内容を気にしていた。
「ウンとヨリ戻した」とソリから聞いて、
「ウンは健康なの?」と心配し「私が老いて死ぬ前に、ヨンスに家族を作ってやらないと」と言った。
ヨンスは、次の映像会場の施設を案内してもらっていた。
「ここから、ちょうど夕日を見られる時間です、ぜひ2人で鑑賞を」と言われたが、「今日は1人なので、、」と言うと、
「あちらはお連れの方では?」
指差された方を見ると、ウンがいた。
(心の声)
忘れてました
私が愛したのは
「なぜここに?」と聞くヨンスに
「なぜ週末に会うんだ?週末は先すぎる」とウン、
「こんないいところがあるんだ、ここで展示会もいいな」と言ってるウンの背中に腕を回すヨンス。
変わろうが変わるまいが
関係ない
チェ・ウンだた一人だということを
仕事が終わったヨンスを、ウンはアメリカンドッグを二つ買って待っていた。
「また恋人になるんだと実感するわ」とヨンス。
キスをして、二人で頬張る、幸せな時間。
ジウンは、会社のビルの中で、NJに会った。
コオの近況を聞いた時のジウンの反応から、何かあったと察したNJ、
ジウンと夕ご飯を食べる、とマネージャーに言った。
戸惑うジウンだが、一緒に食事を。
NJはジウンの態度から、コオ(ウン)とヨンスが両思いになった、とすぐにわかった。
お酒が必要な話題よ、とNJはお酒を頼んだ。
ヨンスを家の前まで送ったウンだが、
「僕たち大人なのに帰宅時間が早すぎる」と門の中に入ったヨンスを再び外に出させて、抱き合った。
「うちで、ナツメ茶を飲む?」と誘うウンに電話が。その後
「もしくはつまらないものを見に行く?」と誘った。
酔っ払ったNJ。
「一度くらい片想いしてもいいと思ってた、経験がなかったから。
実際に経験すると、朝起きたらワクワクするし
毎日 ささいなことが大切に感じられたの
自分が特別な人間になった気分だった、、、
片思いってすばらしいわ
本当は最悪な気分よ
ここまでみじな気分にさせるなんて
わかります?
さっさと忘れてやるわ
今の言葉は取り消します、、」
と荒れていた。
ジウンは、何も言わず、お酒をついであげたり、水を入れてあげたりしていた。
「わかります。
慣れますよ。
片思いは、最初はつらいです
その次は更に苦しくなります
その次は 死ぬほどつらくなる
そうしたら、慣れるんです」とジウン。
「諦められると言うことですか」と聞くNJに
「いいえ、苦しみながら好きでいることに慣れて
すごくつらくても
まるで平気な気分になれるんです」とジウン。
「いつあきらめられるの?」と聞くNJ
「それは、、、分かりません」ジウン
「絶望的な言葉だわ」の後に「ありがとう」とNJは笑って言った。
ウンはヨンスを画廊に連れて行った。
ウンが個展を開く予定の画廊、夜の画廊。
「なぜこんな時間に確認を?と聞くヨンスに、
「この時間帯に展示会をしたい、人間が寝る夜中の時間帯にね」
人が来ないんじゃ、というヨンスに、だから、反対されていると答えるウン。
「なぜ夜がいいの?」と聞くヨンス
「夜に書かれた絵だから。僕が起きている時間帯だ」
と目を閉じるウン。
画面が白黒になり、そこには、ウンの絵が展示されている。
「夜中に独りで起きてる あなたの時間を考えてみた
寂しいと思う。
何を考えながら絵を描いているの?
長い時間、独りで何を考えているの?」
「よく分からない。
この瞬間より
完璧な想像はないと思う。
(心の声)
細い線を重ね描く絵
時間を刻む 時計の秒針
今までの人生
すべての瞬間に
僕のそばには
常にヨンスがいた
これからも
全ての僕の瞬間は
彼女を愛することに使う
ヨンスを抱きしめるウン
「家に帰ろう」
エピローグ
うちに帰ったジウン。
片思いに終わりがあるなら、それが今であってほしいと。
ジウンが熱を出して寝込んだ日、ウンが来て薬をくれた。
ジウンが再び眠り、目覚めると、ウンは床に寝ていた。
目覚めたウンは、
手をジウンの額に当て、熱が下がったことを確認した。
「僕と一緒に暮らすか?お前の家は物哀しい」とウンは言った。
ジウンは断った。よかった!と言うウンだったが、
「会社じゃなく家で寝ろ。僕の家に来てもいいから」と言って帰った。
唯一の友達を失うようなことはしたくない、とジウン。
感 想
12話も良い話でした。
とにかく、ヨンスがほんとにかわいいです。
髪を無造作にゴムでまとめたような髪型もすごーくかわいい。
長いコートもよく似合っている。
ヨンスとウン、本当にお似合いです。
二人のデートのシーンもかわいいし、
夜の画廊、夜に描かれた絵だから、夜、展示会したい、と言ってヨンスを案内してあげる場面、
途中で、白黒の映像になる。
夜を物語っていて、とても素敵な演出です。
ジウンの片思いの苦しみ、、、
ウンから、ヨンスとヨリを戻したと聞き「聞きたくなかった」は本心だけど、
他の人から聞くのも、また傷つく。
なぜなら、ウンがたった一人の大切な友達だから。
熱を出して苦しんでいる時に、そばにいてくれた友達。
NJに片思いについて教えてあげるところはリアルですね。
NJも可愛げのある素敵な女性です。
また、チュランも、でしゃばることなく、何気なくジウンに寄り添っている、素敵な女性です。
みんなにしあわせになってもらいたい物語。
第13話のあらすじと感想は以下にまとめています。
お読みいただきありがとうございました。
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