『あなたに似た人 1話2話』あらすじと感想【会いたくなかった人が現れた】 *ネタバレあり

10月13日から配信の韓国ドラマ『あなたに似た人』。不穏な雰囲気、ミステリアスな始まりです。どんな物語なのか、ハラハラしながら鑑賞したいと思います。

登場人物、1話2話のあらすじと感想を書きます。

*ネタバレあり

登場人物( )は俳優名

チョン・ヒジュ(コ・ヒョンジョン)

画家でありエッセイスト。夫はテリム学校法人の代表取締役、2児の母。

ク・ヘウォン(シン・ヒョンビン)

ヒジュの娘が通うテリム中学の非常勤美術教師で、生徒から「ミミ(狂気の美術教師)」と呼ばれていた。いつも緑色のコートを着ている。

アン・ヒョンソン(チェ・ウォニョン)

ヒジュの夫。テリム学校法人の代表取締役

ソ・ウジェ(キミ・ジェヨン)

アイルランドの病院から消え、アン・ヒョンソンが探している人物。ク・ヘウォンの夫(?)

【ヒジュの周辺の人々】

パク・ヨンサン(キム・ボヨン)

テリム学校法人、テリム病院理事長。テリム財団の権力者。アン・ヒョンソンの母。

チョン・ソヌ(シン・ドンウク)

ヒジュの弟。 テリム病院理学療法士

アン・ミンソ(チャン・ヘジン)

テリム病院神経外科課長。ヒジュの義理の姉

イ・ヒョンギ(ホン・ソジュン)

テリム財団弁護士。ミンソの夫。

アン・リサ(キム・スアン)

ヒジュとヒョンソンの娘、テリム女子中3年

アン・ホス(キム・ドンハ)

ヒジュとヒョンソンの息子、幼稚園児

イ・ジュヨン(シン・ヘジン)

リサのクラスメート。スマホで動画を撮影し記録を残す

イ・ドンミ(パク・ソンヨン)

ヒジュの友人

【へウォンの周辺の人々】

ク・チョンヨン(ソ・ジョンヨン)

へウォンの母。化粧品訪問販売

ユン・サンホ(キム・サンホ)

バー兼食堂のマスター

【その他の人々】

イ・ジョンウン(キム・ホジョン)

ファインギャラリー館長、新しい才能を発掘し、芸術家たちを援助する

ユン・ジョン(ハン・ジェイ)

ファインギャラリー学芸員

オクス(カン・エシム)

ソヌに関係した謎の女

第1話 あなたに似た人 

プロローグ

冒頭、薄暗い沼のような水面の中を鯉が泳いでいく。夜、一人の女性が生い茂った葦の間をスーツケースを引きながら歩いている〔回想:家族の絵が血に染まり、血塗れのタイルがかれる〕女は船の上からスーツケースを夜の湖に投げ込む。沈んでいく、、、その中には何が入っていたのか?


ヒジュは明るいアトリエで絵を描いている。娘や家族の温かい絵。『島と湖の話』という彼女の本もある。そこに娘のリサから電話。病院の救急室に行くと、リサの右頬と耳が腫れCT検査を受けるところだった。

テリム病院理事室で、ヒジュは、教室で女性教師が娘に暴力を振るっているスマホの動画を見せられ衝撃を受けた。リサのクラスメートのジュヨンが撮影した。

ヒジュは、検査が終わったリサを迎えに行き、何があったのか聞いたが、娘は何も言わず「いかれた女(教師のこと)」とだけ言った。

夫、アン・ヒョンソン(テリム学校法人の代表取締役)はアイルランド、スライゴに出張中。ヒジュはリサのことを電話で報告し、夫はすぐに帰国すると言った。ヒョンソンはスライゴ総合病院に、ある男性患者を見舞っていた。器具に繋がれ眠っている患者は、氏名不詳だった。

翌日、ヒジュは教師が謝罪したいというので学校に行った。教師の名前は「ク・へウォン」、緑のコートを椅子にかけていた。教師は「暴力ではなく体罰」と言い、ヒジュに対して、謝罪ではなく挑発する態度を取った。感情的になり教師を本で叩いたヒジョ、その様子はビデオに収められていた。

ヒジュは、ジュヨンに会い、リサが教師に叩かれた理由を聞いたが知らなかった。ただ「ミミ(その教師の愛称)がリサの耳元で小声で何か言った」と言った。

ヒジュは、教師を叩いてしまったことに落ち込み、弟のソヌ(理学療法士)に弱音を吐いたが、ソヌは娘思いの良い母親だと慰めた。

ヒジュは息子のホスと、義母(理事長)の家で夕食をとっていた。ホスは目の上がかゆい。ヒジュは息子に野菜を食べるように言うが、食べない。義母はヒジュに「問題を起こさないで(教師を叩いたこと)」ときつく言った。ヒジュが謝ると同時に、海外から戻った夫が入ってきて、謝らなくてもいいと彼女の肩を持った。嫁の側に立つ息子に不満な義母は、孫のホスを溺愛(スポイル)する。ホスは今日も祖母の家に泊まると言い張った。

ヒジュは夫と歩いて家に戻った。その時「彼女(教師)が私に絵を教えてくれた学生に似ていた」と気になっていたことを話した。

ー閑話休題ー

テリム財団の家族は同じ敷地内に、理事長(パク・ヨンサン)の家、ヒジュ家族の家、そして義理姉夫婦の家があるようです。


ヒジュは、あの教師がわざと殴らせたのかも、と思い始めていた。それは当たっていたようで、ク・へウォンは、ヒジュの暴力に対して告訴した。彼女はテリム病院の診断書を提出してきたのだ。理事長(義母)は、対応について顧問弁護士、イ・ヒョンギ(義兄)にきつく指示を出していた。


へウォンは、左腕の肘に問題があるようで、テリム病院でソヌ(ヒジュの弟)の治療を受けていた。

彼女は帰り道、近所で定食屋を見つけて入った。そこはバーのようだったが、食事も作ってくれた。(この店のマスターも今後関係がありそう。)本屋でヒジョの本から1枚破ってきた絵のページを見ていた。湖とそこに浮かぶ舟の絵。


ヒジュは義理姉夫婦にニョッキを買ってきた。告訴で迷惑をかけたお詫びとリサの家庭教師を紹介してもらったお礼だったが、出てきたミンソ(義姉)は、病院にいる時とは別人のようにやつれ、シャツのボタンは、掛け違っていた。夕食は済んだと受け取らなかった。(夫からDVを受けている?


翌朝、ヒジュがコーヒーをれて外を見ると、緑のコートをきたへウォンが立っていた。驚愕しカップを落とすヒジョ。ドアのチャイムが鳴り扉を開けると彼女がひざまずいて謝った。追い返そうとしたが「ヒジュさんだとは気がつかなかった」と言われ、彼女の手を引っ張りアトリエへ連れて行った。

「ヒジュさんだと知っていたら訴えなかった、画家になったとは知らなかった」と言ったが(嘘である)。ヒジュは、へウォンに絵を教えてもらったことがあった。彼女のその時の名前は”ハンナ”。へウォンは懐かしそうに話し続け、告訴を取り下げますと言ったが、ヒジュは許す気にならない。知り合いだったことと今回の件は別問題と言い、へウォンが同意した為、話が終わったと帰ってもらったが、、、また戻ってきた彼女が後ろから「ごめんなさい」と言った。戦慄し追い出すヒジョ。

夫ヒョンソンは、アイルランドで見舞っていた男性がいなくなった、との電話を受けていた。ハンナという女性が書類持参で退院を求めたと。

ヒジュが家に戻り、割れたコーヒーカップを片付けようと外を見ると、へウォンが立ちこちらを見ていた(怖ーい)。謝りに来たわけではなかったのだ、、。

へウォンは外に立ち”見つけた”と微笑んでいた。

感 想

まだほとんどわかりません。

分かったことは、ヒジュがへウォンに絵を習ったことがある。その時、既にリサは生まれていた。

現在、ヒジュは画家として成功し恵まれた生活をしている。絵の題材は家族、温もりのある絵。一方へウォンは夢破れて、韓国に戻ったきたのだろうか?

はっきりしているのは、ヒジュはへウォンには会いたくなかったへウォンはヒジュを探していた、そして見つけた。

二人の過去に何があったのか、なかなか面白そうです。

登場人物が色々なものを抱えているようです。

第2話 あなたの名前は

ヒジュは「まね事から新しいものが生まれる、それが美術でしょ」というへウォンの言葉を思い出し、いくつかの絵を捨てた(昔の作品?

ヒョンソンは、いなくなった患者が「ソ・ウジェ」という名前だと報告を受けた。退院手続きができるのは家族だけ、つまりハンナが家族ということなのか?


ヒジュが夜中目覚めると夫はいなかった。2階から大音響の音楽が聞こえ、リサが「聞こえない、何も聞こえない!」と大声を出しパニック状態、緊急で病院に運ばれた。異常はなかったが、精神的なことでカウンセリングが必要とのことだった。

家の管理事務所から監視カメラの映像が送られてきた。門の外で、へウォンとジュヨン(動画を撮る生徒)が話していた。そこにリサが歩いてきていた。

ヒジュは病室に戻り、昨日何があったか聞いたが、リサは何も言わない。

ヒョンソンは、ジュヨンを呼び出した。昨日リサに会ったかと聞くと「不機嫌だったのですぐ帰った。前は我慢してたけど、正直になった方がいい、黙っているとバカにされる、とミミ、美術の先生から言われた」と話した。


へウォンは病院の近くの教会に入った。ソヌ(ヒジョの弟)も教会に来て声をかけた。へウォンは、罪を告白した人の顔を見たかった、犯罪者なら懺悔などしないでほしい、簡単に許されたらダメよ、と。簡単じゃありません、と彼は懺悔室に入っていった。

出てきた時、中年の女性がきてソヌを食事に誘った。断りたい彼を察し、へウォンは「私が先約」と2人で食事に行った。食事をしながら何か事情があると思ったへウォンは、気の置けない人に話すと楽になると彼に言った。


ヒジュはへジュンに連絡をして会いに行った。その時、ソヌとへウォンが話しているのを見てザワザワする。

「リサが救急で運ばれ心理的なものだと言われた、あなたが原因だと思う、あの事件が起きるまでリサは問題なんてなかった」とヒジュが言うと「本当にそうですか?私は全てを知っている」とへウォンは美術室での出来事を語った。

〔回想〕美術の時間。リサは本を読んでいて、彼女のキャンバスは真っ白。隣でジュヨンが絵を描いている。終了のベルがなった時、リサはジュヨンが描いた絵に自分のサインを入れた。後で彼女にお金を渡した。

他人の才能を買うことは責めない、しかし礼儀を欠いているのは別の問題、誰からも教わらなかったからリサは許されると思った、と言うへウォン。


ヒジュがリサに確認すると「そんなのウソ。あの女のせいでジュヨンは変わった。あの女に会わないで」と感情的になった。

ヒジュはソヌに電話するが繋がらない。病院まで行きやっと会えた彼に、ク・ヘウォンがリサに手を上げた教師、彼女に関わらないでと強く言った。


ヒョンソンに、ソ・ウジェは臨時パスポートでアイルランドを離れていたとの連絡があった。

ハンナという女性が書類持参で退院を求めた映像が届いた。”家族関係証明書”には、配偶者情報の欄にク・へウォンと記されていた。


ヒジョは展覧会の打合わせにギャラリーに行った。近々紹介ビデオを撮ります、代表も期待していて、展示会にも来ると学芸員が言った。

帰る時、別の”展示会準備中”の看板を見た。代表が発掘した画家らしい。ヒジョと開催時期が近い。


へウォンは空港で人を待っていた。女性と会い、倉庫に連れて行った。そこには布を被せた彫塑が数体あった。女性は2つの布を取り彫塑を見た。「間違いない。なぜあなたが作品を?」と聞いた。

後日、倉庫から彫塑が運ばれていた。


へウォンは、ジュヨンからチャットを受け取った。”おじさん(リサの父)に会った、おじさんはいい人だった”と。

母親が訪ねてきた。お祖父さんが心配しているから電話してと。母との関係が薄く、へウォンは祖父に育てられたようだ。学校を辞めたと聞いた母親は、まさか、また?と聞き、今回は違うよ、と答えるへウォン。


ヒジュは展示会のために動画撮影をしていた。

「幸せな瞬間を見つけてキャンバスに描いている。専業主婦だったが、娘が留学したあと心が空っぽになり娘に会いに行った。娘は留学生活に必死で私は孤独だった。1人でいることが怖くて絵を描き始めた。誰も知った人がいないところで、言葉ではなく絵で会話を始めた。それが私の原点です」

ヒジュが絵を描き始めたころ、そこにはハンナ(へウォン)がいて二人は幸せそうだった。しかし、ハンナのことは一言も紹介動画では語られなかった。

物語の始まり。ハンナは「いつかベルリン芸術大学で勉強したいです」とドイツ語で絵を学ぶ人たちの前で話していた、、。


ヒジュは夫から、へウォンが採用されたのは教頭の娘の推薦だったと聞き、その娘に会いにいった。

彼女も美術教師。契約打ち切りになり、当初は彼女がテリムに行くはずだった。一方、へウォンは正規職員になったが、それを聞き学校を辞め、彼女の代わりにテリムに推薦された、つまりへウォンの意思だった。

家に戻るとへウォンが玄関先で待っていた。神妙な顔で、自分のことが怖い、リサを傷つけてしまった、とへジュにすがりついたが、ヒジュが「近づく目的は何?」と聞くと「目的?なぜそう思うんですか?」と今度は不敵に言うのだった(怖ーい)。

回想:ヒジュとへウォンが服を選んでいる。へウォンはセール品販売会場に移り黄色のワンピースを買った。ウエディング写真を撮るらしい。ヒジュは車の中でプレゼントを渡した。緑色のコート、ドイツは寒いだろうから一番厚いコートを選んだと。

写真館はヒジュが手配してあげた。新郎はソ・ウジェ(現在、夫のヒョンソンが探している男性)。ヒジュは彼のために、写真館にあった上着を選んで着せた。

最後に3人で写真を撮った。へウォンは緑色のコートを着た。そしてソ・ウジェがヒジュの手を引き、彼に近づけた。

感 想

2話で少しわかったこともあるが、ますます謎が深まってきました。

  • 夫のヒョンソンソ・ウジェの関係。夫はなぜ彼を探しているのか?ヒジュは、夫が彼を探していることを知らない。夫もヒジュが、ソ・ウジェを知っていることを知らないだろう。
  • ソ・ウジェの退院に際して、家族のハンナ(へウォン)が手続きした動画が送付されてきたが、へウォンその時韓国にいたのでは?別の人が手続きをした?
  • 最後の回想、ウエディング写真にヒジュが加わる場面。ウジェがヒジュの手を2度取った。その2人の手にカメラがフォーカスされた気がするが、2人の間に何かあるのか?
  • ソヌ(ヒジュの弟)が教会の懺悔室に行った。謎の女性が話しかけてきた。彼はへウォンに「返せないもの」と言った。彼は何を抱えているのか?

もちろん、へウォンがヒジョに近づいてきた目的はまだわからない。

ヒジョが、へウォンの絵を盗作し、その絵が世に出るきっかけになったのか?(それとも、へウォンが描いた絵に自分のサインをして世に出した?)

ヒジョ目線で物語を追うので、へウォンの行動がストーカーのようでかなり怖い。

回想に出てくるハンナは、明るくて希望に満ち幸せそうで、現在の緑のコートを着てヒジョにまとわりつくへウォンとは別人のようです。

ヒジュの展示会と同時期に開かれる”新人の展示会”、そこには、倉庫から運ばれた彫塑が展示されるのでしょうね。

今後の展開がとても楽しみです。

3話・4話のあらすじは以下でまとめています。

お読みいただきありがとうございました。

Drama
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