2023年1月14日から配信の韓国ドラマ『イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~』。私教育塾街、その別世界のトップスター講師と、韓国代表惣菜店の女社長の恋物語?チョン・ドヨンさんとチョン・ギョンホさん主演で期待大です。
*ネタバレあり
概 要
高い人気を誇る数学講師の講義を受けたいという娘のため、し烈をきわめる私教育の世界に飛び込んだ愛情深い母親。果たしてそこにはどんな戦いがまちうけているのか。ーNetflix よりー
制作会社:スタジオドラゴン
配信:Netflix
配信日:2023年1月14日~2023年3月5日まで 全16話
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブコメ
演出:ユ・ジェウォン監督
脚本:ユ・ジェウォン、ヤン・ヒスン
登場人物( )はキャスト
ナム・ヘンソン役(チョン・ドヨン):韓国代表惣菜店 社長
チェ・チヨル役(チョン・ギョンホ):数学のトップスター講師(イルタ:1位スター)
ナム・ヘイ役(ノ・ユンソ):ウリム高校2年1組。ナム・ヘンソンの娘(本当は姪)
ナム・ジェウ役(オ・ウィシク):ナム・ヘンソンの弟、軽度のアスペルガー症候群
キム・ヨンジュ役(イ・ボンリョン):ヘンソンの親友、惣菜屋の共同経営者
チ・ドンヒ役(シン・ジェハ):チェ・チヨル研究所の室長
〔ナム・ヘイの同級生と家族〕
チャン・ソジン役(チャン・ヨンナム):ソンジェオ母親、弁護士。息子を医者にすることに執着している
イ・ソンジェ役(イ・チェミン):ウリム高校2年1組、ヘイの友だち、母親の期待のプレッシャーを受けている
イ・ヒジェ役(キム・テジョン):ひきこもって部屋に閉じこもっている
チェ・スヒ役(キム・ソニョン):スアの母、娘への教育熱が高い、情報力と人脈をもっている
パン・スア役(カン・ナオン):ウリム高校2年1組、ナム・ヘイにライバル意識をもつ
イ・ミオク役(ファン・ボラ):ダンジの母、スアの母の右腕
チャン・ダンジ役(リュ・ダイン):ウリム高校2年1組、ヘイとソンジェの友だち
第1話 アナタとワタシ、二つの宇宙の共通部分
私教育の聖地、江南(カンナム)の塾街では、人気の講義を前列で聴くため、受験生の親に雇われたアルバイトたちが並んでいた。(この光景見覚えが、、時代劇『シュルプ』の第1話でも、後宮たちが自分の王子をいい席につかせるために使用人を並ばせていましたね。)
チェ・チヨルは、ザ・プライド学院の数学のイルタ(1位スター)講師、足蹴りパファーマンスが有名で”一兆の男”と呼ばれている、講義や出版 追加価値を合わせて毎年一兆ウォンを生み出すから。
模試が終わり、ウリム高校のナム・ヘイは数学ができなかったと気落ちしていた。ヘイにライバル意識をもつパン・スアは手応えがあったようで、わざわざ1問4点も失ったと自慢した。
ヘイの友だちのソンジェは、母の希望で医大を目指している(自分は望んでいないが)。彼はヘイに「数学をあげたいなら、チェ・チヨルに教われば」とアドバイスした。
彼女は母親に言いづらいが、チェ・チヨル熱血講義のチラシを持って帰った。
ヘイの母、ナム・ヘンソンは、韓国代表 惣菜店の社長である。ハンドボールの韓国代表選手だったが、家庭の事情で辞め、今は親友のキム・ヨンジュと惣菜屋を共同経営している。
ヘンソンには、弟 ナム・ジェウがいる。姉の惣菜を手伝っている、軽度のアスペルガー症候群。
韓国代表 惣菜店は、ヘイの同級生の教育ママたちにも人気、スアの母親のチェ・スヒは熱心、”SKYママ(入試情報交換サイト)”で発言力を持っている。
チェ・チヨルの数学 熱血講義は、後ろの席の生徒のために、2つの大きなスクリーンでも映されている。彼は生徒を惹きつける授業をする。
授業が終われば、女生徒たちがプレゼントを持ってチヨルの後を追う。それを阻止してくれるのは、チ・ドンヒの室長だ。
チ室長はチヨルを車で送る途中で、彼にハンバーガーを差し出したが、いつもの通り一口食べると吐いてしまった。チヨルは、摂食障害、感情の欠如、空虚感を抱え、時々、一人の女学生の幻想をみて怯えていた。
チヨルが家に戻った時、塾のストーカー女学生が部屋に一緒に入ってきた。チヨルはタクシーを呼んで、家に帰らそうとしたが、彼女が無理やり彼に抱きつき、、、その様子を誰かが写真に撮っていた。
チヨルは豪華なベッドの上で眠ることができず、床に敷いた寝袋に包まって眠った。彼は、幻覚で現れる女生徒の夢を見た。
仕事を終えた惣菜店、ジェウが真っ赤な顔をしていた。ヘンソンが熱を測ると39度8分、すぐに病院に行った。熱は下がったが、明日の検査の為 入院することに。ヘイは、入院費を払うのが大変そうな母をみて、塾のことは言い出せなかった。
チヨルは翌朝、”熱勉”(受験生が情報交換するサイト)に、昨夜の女学生との写真が掲載されていることを知った。騒ぎは数日で収まると思ったが、問題の女学生が ”先生とつきあってます”と写真とコメントをアップ、さすがのチヨルも初めて講義を休講にして、病院に行った。
チ室長は、チヨルが ”睡眠不足に栄養不足で体がボロボロだ”と診断され、なんとか食べられる物をみつけないとと思った。
病院にいたジェウは、チヨルの上着の背中”トラ”の絵柄をスマホで撮った。チヨルは隠し撮りされたと勘違い、ジェウのスマホを取り上げようとし、そこにヘンソンが来て揉み合いになった。チヨルはスマホをもって逃げ、チェックすると写真は”トラ柄”だけだった。ヘンソンに返そうと投げたが、地面に落ちて壊れてしまった。ヘンソンは怒り、チヨルはほうほうの体で逃げた。
ヘイは模擬試験の結果を受け取ったが、予想通り思わしくなかった。パン・スアが校内1位だった。
ジェウは退院したが、携帯が壊れて機嫌が悪く、お粥も食べない。ヘイは雨に濡れて帰ってきた。
ヘンソンはヘイに「ジェウの為にホットクを作って」と頼んだが、ヘイは怒りが爆発。「他の母親は子供の教育のために頑張るが、(うちは)風邪の心配もしないの?継母だから?」と、「継母じゃない」というヘンソンに暴言を吐いて、ヘイは出て行った。それを聞いていたジェウは、お粥を食べて薬を飲むと言った。
ヘンソンはヘイを捜して公園で話した。「ごめん、私が悪かった」とヘイはヘンソンに謝り、「チェ・チヨルの講義を受けさせて」と母に頼んだ。
チ室長はチヨルのために、ネットで美味しいお店を検索し”韓国代表 惣菜店”にたどり着いた。セルフサービスで好きな惣菜を詰めてご飯と一緒に、チヨルに渡した。
チヨルはそれを家に持って帰った、”生きるために食べてみるか”と一口食べて箸がとまり、すぐに次を口に入れ、黙々と食べた、彼の目に涙が光っていた、、、きれいに完食した。そして袋の”韓国代表 総菜店”の名前をまじまじと見た。
感 想
第1話、導入部分からスピードあり、主な人物たちもスムーズに登場して、見やすいドラマの予感です。
数学イルタのチェ・チヨルの登場も面白い。スターの講師ですが、その私生活はつらそう、、何よりも、摂食障害で食事を取ることができず栄養失調という可哀想な状況。
主人公のナム・ヘンソン、”韓国代表 総菜店” 社長、お店の名前が”韓国代表”というのが面白いですね。
ナム・ヘイは、ヘンソンの姉が捨てた姪だと語られましたが、これからも”娘”として書いていきます。
ラブコメの定番、主人公の2人 ヘンソンとチヨルは、アクシデントで反目しあって出会いました。
しかし、摂食障害だったチヨルは「生きるための食べ物」を見つけることができて、まずは万々歳!
韓国の激しい教育熱と競争が描かれるのかなと思いながらも、楽しくてホロっとするラブコメの予感。
主人公、ナム・ヘンソン役のチョン・ドヨンさんは、『シークレット・サンシャイン』で、カンヌ映画祭主演女優賞を受賞された女優さんです。この映画でのドヨンさんの演技は恐ろしいほどでした。
このドラマでは、家族のために奮闘する母(姉)、強いけれどキュートな女性の予感です。
第2話 一本橋で敵に出会う確率
チェ・チヨルは学生の時、父の希望で教員になるために猛勉強していた。近所の”ソンの考試食堂”でご飯を食べるのが楽しみだった。しかし、父は突然亡くなった。
葬儀を終えたチヨルに、その食堂のおばさんがご飯を食べさせてくれた、彼は泣きながら食べた。
韓国代表の娘が、母の味が恋しくなったと訪ねてきた日、店の前に小さな女の子が、大きな荷物と立っていた。”私の娘よ、当分預かって”と手紙が添えられていた。家出した長女の娘、おばさんは長女が近くにいるのではと捜しに出て、事故で亡くなった、、。
次女(ナム・ヘンソン)は、ハンドボール韓国代表のエースだったが、姪を育てるために辞めた。彼女は食堂を継ぎ、懸命に働いた。保育園に姪を迎えてに行った時、「”ママ”と呼んじゃだめ?」と小さな姪が聞いた、その日から、ヘンソンはヘイの”お母さん”になった。
ヘンソンは、塾に行きたいというヘイをサポートするために、早速、翌日塾に行き情報を収集した。幸運にも明日が次のコースの登録日、登録のために”SKYママ”に入って、登録の秘訣や入試情報の入手が必要とアドバイスされた。
チェ・チヨルは掛かりつけの精神科医に昨日の”韓国代表 総菜店”の体験を話した。
「はい、泣きました、声をあげて。食事もきれいに平らげました。嘔吐もなく、睡眠薬も不要だった、何かが和らいだ感じでした」と。主治医は「いい兆しなので見守りましょう」と言った。
チヨルは上機嫌で自分の研究所に出勤し、夕方のトークショーでは、カリスマ性とジョークを交えて、会場を盛り上げた。
その後、彼はチ室長と一緒に、好きなものを選ぼうと張り切って”韓国代表 総菜店”に来たが、、店内に”あの女”がいた😱、すぐに引き返した。
彼は仕方なく別の弁当を食べようとしたが、体が受付なかった。
ソンジェが家にもどると、母のソジンがお酒を飲んでいた。彼は母を心配し蜂蜜湯を作ってあげようとした。母は彼に「私にはあなたしかいない」とすがった。(第1話で、夫婦喧嘩をして、夫が家を出た様子。その後、母はソンジェの模試の結果を見て、1問だけ違っているのを「医者はミスが許されない」と追いつめていた。闇のありそうな家庭です)
翌朝、母親たちは’チェ・チヨルの熱血授業’登録のために早朝から並び始めた。
チヨルは空腹で目覚め、帽子とサングラスで扮装して、早朝から ”韓国代表 惣菜店”に行ったが、開いていない。ヘンソンは登録のため急いでいたが、チヨルと出くわし「開店時間は何時か?」としつこく聞かれ出遅れた、彼女は走った。既にすごい人数が並んでいたが、彼女は整理券最後の100番をゲットできた👍
チヨルは12時に再び店に行った、開店していた。ヘンソンが戻ってきて「成功!最近不運が続いてた、スマホは直せず壊れたまま、スマホ泥棒は決して許さない」とヨンジョに話しているのを聞きながら、チヨルは惣菜を選んだ。レジでポイントカードを勧められ、チ室長の名前で登録したが、電話は自分の番号を記入したようだ。
チヨルは車を川縁に止めて、弁当を食べた、満足😄「どこかで食べた、知ってる味だ」と。そして、総菜店の女が、スマホが新しく買えないことが気になった。
チヨルが帰った後、ヨンジュが「あのサングラスの男、露骨にあなたを見てた、あなたに惚れてるわ」と言ったが、ヘンソンは「私を既婚者にしたのはあなた、男の話はやめて」と。ヨンジュは、ヘンソンが未婚の母と噂された時に、夫はフィリンピンでテコンドーの事業をしていると作り話をして、町中に言いふらし、それで噂は消えた。
ヘイが戻ってきて、母に登録のお礼を言って、母の好きなスイーツをあげた(やさしいですね)
ストーカー女生徒は、チヨルのシーズン2も登録し、帰り道、母に電話で報告していた。その時、誰かが放った玉(?)が当たって倒れた。
チヨルはまた”韓国代表 惣菜店”に行った。閉店間近だったが、ヘンソンは機嫌良く相手をして、2000ウォンの割引とおまけもつけた。
チヨルは「これを、店をやっている友人が”あまり物”だと」と言って紙袋を渡して店を出た。中には新品のスマホが入っていた。
翌日、ヨンジュに「私が言ったとおり、彼はあなたに惚れている」と言われ、ヘンソンは機嫌がいいが、「恋愛してる暇はない。ヘイと弟のことが先よ」と笑った。
ウリム高校、数学の授業中にパン・スアは、”チェ・チヨルのシーズン1”を解いていた。見つけた教師はは、彼女を職員室に呼び説教し、ペナルティー10点、本は1週間預かると言った。
チヨルが本屋で数学の参考書を取った時、同じ本を取った人物が、先ほどスアを叱っていた教師、チョン・ジョンニョルだった。2人は高校の同級生のようだ。
ジョンニョルは「お前も苦労しているようだな、1日1食の時より痩せた。夢を諦め、金を取って、しちゃいけないことまでしたのに。結局そのせいで子供が死んだ、その後一家は崩壊した。良心の呵責ぐらいは感じてくれ」と一方的に話した。
チヨルは車を運転しながら、また幻想で女子学生を見た。その後 彼は”故 チョン・スヒョン”の納骨堂にお参りし、総菜店に来たが、シャッターが降りていた。
ジェウは、朝、バス停で”チェ・チヨル”の写真を見て、”見覚えがある”と悩んでいた。
ヘイはソンジェと一緒に塾に行った。席取りを忘れていたので、後部の席になった。
授業が始まった。チヨルは「望むことが1つある。君たちには俺ぐらい必死でし烈であってほしい。いい人生を送ってほしい。俺ぐらい熱くなってみろ」と熱く語った。
塾から戻ったヘイは母に「なぜ熱血授業なのかわかった、誠意があり、カリスマ性もあった」と興奮して話した。
ジェウはずっと”誰だっけ”悩んでいた。
そこにチヨルがやって来た、ヘンソンがスマホを返そうとした時、ジェウが彼の顔を見て「トラだ」と。ヘンソンは彼の帽子とサングラスを取った、スマホ泥棒だった!チヨルは弁明したが、「謝るのが先でしょ」と怒るヘンソン。押し問答している時に、表のガラスが割れ、みんなは床に伏せた、ガラスを突き破った玉が1つ転がった、、。
感 想
2話の初頭で、チェ・チヨルと、ヘンソンは10数年前に会ったことがわかりました。”韓国代表 総菜店”の味は、ヘンソンのお母さんの味だから、チェ・チヨルは知っているはずですね❤️
チヨルが、お弁当を食べて ”声をあげて泣いた。和んだ気がした” と主治医に話していましたが、人には心を落ち着かせる、温かくする味があって、それは懐かしい普段のご飯ですよね、、辛い時、そのご飯を食べたら、安心して涙がでる、そんなご飯が誰にもありますよね。
お惣菜店で、ヘンソンはチヨルにおまけや割引をしてあげます。大金持ちのチヨルにとっては、どうでもいいことかもしれないけど、その小さな心遣いに、ヘンソンの気持ちや、地道な総菜店のリアルさも見えて、共感します。
チヨルの熱血授業、彼の情熱が素敵!!でした。
高校教師のチョン・ジョンニョルがチヨルに話したことや、ストーカー女子を狙い、総菜店に打ち込まれた”玉”も同じ人物の仕業でしょうが、この辺りの謎は徐々にわかってくると思います。
チェ・チヨル役のチョン・ギョンホさんは、『賢い医師生活』でクールに見えながら、患者さん思いの優秀な外科医師を演じておられます。
第3話 非好感が好感になる場合の数
何者か撃った玉で、韓国代表 惣菜店のガラスが粉々に壊れたが、全員無事だった。
ヘンソンとチェ・チヨルは、警察に行った。ヘンソンは、誰かから恨まれているか?と聞かれたが身に覚えがない。チェ・チヨルは「自分は有名人なので妬まれているかもしれない」と言ったが、警官は彼を知らなかった。チ室長が迎えにきてチヨルは帰っていった。犯人はあのストーカー?と疑っていた(彼女も同じ犯人の犠牲になっているのだが)。
ヘンソンは、早速翌日、ガラスの入れ替えをした。施工費を含めて102万ウォン掛かった。痛い出費である。ジェウは「トラがチェ・チヨル」と教えようとしたが、彼女は聞く耳を持たなかった。
ヘンソンは、今月は金銭的にも精神的にも苦しいが、「ヘイの席取りは?」とヨンジョに言われて、すぐに店を出た。チヨルが店の前に来て「防犯カメラは?」と聞いたが、無視した。
翌朝もチヨルが店に来たが、ヘンソンは走って並んだ、次の朝も、次の朝も、次の朝も、、。
ヘンソンの努力で、ヘイの席は毎日、徐々に前になり、ついに最善列の席になった。その日チヨルが出した問題を、ヘイだけが答えることができた。
パン・スアは気に入らない。母のチェ・スヒは「医大対策のクラス(優秀な生徒7人にイルタ講師がつく)を、冬休みから夏休みに早めてもらうように院長に話す」と言った。院長は、”SKYママ”で影響力のあるスヒの要望を無視できず、対処すると言った。
ヘンソンは、入れ替えた窓をきれいに拭き、バケツの汚れた水を外に捨てた、、それが、チヨルに掛かった、彼は濡れねずみに、、、タオルで拭いている時にヘイが戻って来た、「先生、なぜここに?」。
へンソンは、彼がチェ・チヨルと知ってビックリ、チヨルも惣菜屋の社長が生徒の母親と知り驚き、何も買わずに帰った。彼は”SKYママ”で、”スマホ泥棒”とか悪口を書き込まれていないかチェックした。
ヘンソンは彼がチェ・チヨルと知り、彼のほうが立場が上だと理解した。
翌日、彼に「店に寄ってください」と電話した。チヨルとチ室長が店に行くと、豪華なお弁当が用意されていた。そして、お互いに腰が折れるほど謝った(笑)。
ヘンソンは、攻守の切り替えが素早い、人間世界も野生動物の世界と同じ、弱肉強食、弱者ヘンソンが、強者チェ・ヨルに餌を捧げたのだ。
チヨルは、お礼に高級肉セットを送って、と室長に頼んだ。
「今日の夕食にみんなでたべよう」とご機嫌だったが、院長から夕食の誘いがあった。
院長は、塾の優秀な講師たちを食事に誘っていた。「医大対策クラスの講義を夏休みに早めようかと」と提案した。他の講師たちは反対したが、チェ・チヨルが賛成し、決定した。
チヨルは帰ろうとして、偶然そこにいた同級生に声をかけられた。ウリム高校教師チョン・ジョンニョルもいた。チヨルは無視もできず同席し、退屈な話に付き合い、近況を尋ねられたので答えた。しかし電話で席を外した時、彼らの悪口が聞こえてきた。「おだてたらいい気になって、酒がまずい、もっと肉を注文して会計して帰ってほしい」、チヨルは、テーブルに肉を追加して会計をしてオフィスに戻った。
惣菜屋のお弁当をスタッフと一緒に食べるつもりだったが、中から「美味しい、先生がいないからお酒も飲める、乾杯、、」と声が聞こえ、チヨルは帰った。
惣菜屋に高級食材がたくさん届いた、依頼人はチェ・チヨル。新品のスマホには「心をこめたので、今回はお受け取りを」とメモまであり、ヘンソンは感動した。
翌日、塾生のママたちは、”SKYママ”のサイトで、医大対策クラスのレベルテストが明日だと知った。チャン・ソジンは、早速、過去問入手の手配をした。
ヘンソンもサイトをチェックし、医大対策試験の説明会があると知り、ヘイに「明日の試験を受けるように」と電話した。
チヨルは、”医大対策クラス”のため、スタッフに徹夜でテストと説明会の準備を指示した。
ヘンソンは、いつもの時間になっても、チヨルが現れないの気にしていた。贈り物のお礼のメールにも返信がない、彼女は電話した。チ室長が出て、明日のために徹夜で作業中、夕飯はパンで済まします、と言った。彼女はお弁当を届けることにした。
ビルに行くと、丁度チ室長が出てきたのでお弁当を渡そうとした。そこにチヨルが現れ「テストを作っている最中に、生徒の親を近づけるな」と室長に注意した。「弁当を持ってお帰りに」とチヨルはクールに言った。ヘンソンはとりつく島もなく弁当を持って帰った、恥ずかしさと後悔でいっぱいになって。
ソンジェは、母から受け取った過去問をスマホに撮り、ヘイに送った。それを母が見て「あんな女にうつつを、、」と彼を罵倒、ソンジェは耐えきれず「僕にどんな人間になってほしいんですか?」と言った。「勉強だけに集中して」と母は部屋を出た。そしてキッチンでお酒を飲んだ。夜中に、兄のヒジェが家を出て行った、「こんな時間にどこに?」という母の問いかけに返事もせず。
翌朝、ソンジェが母に「いってきます」と挨拶したが返事がなかった。部屋を開けると母が倒れていた。彼は救急に連絡して、母は病院で手当を受けた。睡眠薬とお酒の過剰摂取、胃洗浄をして点滴を打った。彼は学校を休んだ。
ヘンソンは、説明会に出席するためにバイクで出発した。途中、チヨルが走っていた、、渋滞で車が動かなくなり、説明会に間に合わない、ヘンソンは、彼をバイクの後ろに乗せてあげ、無事会場に着いた。
チヨルは説明会で、カリスマ性で教育ママたちの心を掴んだ。
ヘイはソンジェを心配していたが、彼は試験に間に合った。
試験の採点を終えたチヨル、ナム・ヘイの答案に感心していた。
翌日ヘンソンの携帯に、ヘイが医大対策クラスに合格した!と知らせが入った。ヘンソンは、ヨンジュと抱き合って喜んだ。
パン・スアも合格した。しかし、ヘイも合格したと知り顔が曇った。
ソンジェも合格した。
ヘンソンはヘイのお祝いで店を早く閉めて、ヨンジュと飲み行った。
「ヘイの勉強に口出ししなかったのに、医大対策クラスに受かった時、胸が熱くなって天にも昇る思いだった。昔、逆転優勝した時と同じ気分になって、欲が出てきたの、不思議よね」と話した。
チヨルは惣菜屋に行ったが ”慶事により早めに閉めます”の張り紙が。彼は少し歩くことにした。前から、酔っ払ったヘンソンが迫ってきた。
感 想
3話もスピード感があり、面白かったです。
やっとヘンソンは、“トラがチェ・チヨル”だとわかりました。その後の、彼女の攻守切り替えの素早さ、全く嫌味がなく素晴らしいです。
しかし、ヘンソンが、チヨルのために心をこめた美味しそうなおかずの数々を、結局、彼は食べることができなかった、、、可哀想だったなぁ。
同級生たちの陰口、研究所の部下たちの「先生がいないと気楽」との言葉、チヨルは、そんなことを言われ続けているのでしょうね、だからと言って慣れるとは思えないけれど。
しかし、ヘンソンが好意で持ってきたお弁当に対して、チヨルの毅然とした態度には、彼の仕事に対する公平さ、真摯さ、本気度が伝わりました。彼ほど真剣に仕事をしている人はいないです。彼ほどしていない人間が、彼の成功を妬むのですね、同級生のように。
ヘンソンはちょっと気の毒だったけど、彼女にも彼の真意はわかったはずです。
ヘンソンもいつも本気で、そしてキュート!ヘイも優秀で素晴らしい。
イ・ソンジェは、優しい息子ですね。母(チャン・ソジン)の執着から、父は逃げた、兄は引きこもりのようだし、ソンジュは母を見捨てられないですね、ヘイたちがいるから大丈夫かな。
新しい人物、アイスホッケーの男子と、また母に怯えている男子も登場しました。次回も楽しみです。
第4話 等差数列の反乱
ヘイが”医大対策クラス” に合格したので、ヘンソンは、ママ会に出席した。チェ・スヒの自宅で開催され彼女がリーダー、しかし遅れてきたチャン・ソジン(ソンジェの母)とスヒが口論になり、1回目のママ会は無惨に終わった。
ウリム高校、ゴヌは、肩の負傷でアイスホッケーができなくなり学校に来ているが、授業中 寝ていた。
英語のテストで、ヘイが指摘した”出題の間違い”が承認され、25番の問題が3番も正解になった。スアは納得できず、職員室に行き先生に抗議したが認められなかった。
スアは「ナム・ヘイのせいで英語が1等級から落ちた。同じクラスもイヤなのに、塾でも一緒なんてストレスで死にそう」とヒステリーを起こした。母のチェ・スヒが必死でなだめていた時、電話が来た。
スヒは、イ・ヨンミンの母に呼ばれた。「院長から、ヨンミンを”医大対策クラス”に入れるには、あなたの意見が重要だと。息子は実力は十分あり、全ての講義を受講してきた。他のお母様方を説得して、息子を入れて欲しい」と。
スヒは「実はレベルが合わないと思われる子が1人いる」と言った。
その後、スヒはソジンをお茶に誘い、ヘイを追い出し、別の子を入れるのに同意をと話した。ソジンは、同意できないと席を立ったが、ヘイとソンジェが歩いているのを見かけ、座り直した。
ヘンソンは、ヘイの希望で”鳥の甘辛煮”を作った。美味しくできたので、チヨルに「ヘイが数学で1等級になったお祝い特別メニューを。寄ってください」とメールした。
チヨルは、テンションマックスで授業を終え、惣菜屋へ行ったが、、、血相を変えて出て来たヘンソンとすれ違った。その時、チ室長から「医大対策クラスの受講生が変更になった」と電話があった。
ヘンソンは、プライド学院に行き「昨日合格通知がきて、不合格とは?」と抗議した。学院は「担当する全講師の授業を取っている生徒だけが医大対策クラスに入れる」と説明、「そんな規則はどこにも書いてない」と抗議すると「これは基本条件、私どもは公立の学校ではなく民間の事業者、どんな生徒をえらぶかは塾の裁量で、、」と言った。抗議する母をヘイは見ていた。
二人は家に戻って来た。ヘイは「私なら大丈夫だよ」と平気なフリをしたが、自分の部屋で泣いた。
翌日、チヨルは院長に「そんな条件は初めて聞いた」と抗議した。院長は「基本条件だ。私はビジネスマン、今回だけは大目にみてくれ」と頼んだが、チヨルは「私も外れる、不平は真平なので」と言ったが、、。
ウリム高校、体育の授業でドッジボールを。ボールを持ったスアは、ボォーと立っていたヘイの顔面にボールを当て、ヘイは鼻血を出した、、ゴヌが的確な処置をしてくれた。
お店に、チェ・スヒとイ・ミオクが来た。スヒは「ヘイのこと、晴天の霹靂ね」と、さも驚いたようにヘンソンに話しかけた後、”ママ会”のチャットルームからすぐ退室するように要求した。
納得いかないヘンソンは、「院長に会わせてほしい」と学院で頼んだが、帰された。彼女は店から拡声器を持って引き返し「院長に正式面談を要求します」と訴えた。院長が戻って来たが、彼女から逃げようとして、荷物を乗せた台車と衝突し病院で手当てを受けた。院長は職員に「営業妨害で通報しろ、生徒をブラックリストに載せろ」と指示、それをチヨルが聞いていた。
雨が降ってきて、パトカーが来た。チヨルは、塾の前に立っていたヘンソンを公園に連れて来た。「なぜそんなに無謀なんですか?娘さんはブラックリストに載った」と言った。「説明を求めただけでブラックリストに?ご心配は無用です、もうやめます」とヘンソンは雨の中を帰った。
ヘンソンは、プライド学院の出前の注文を断り、店の前には「プライド学院の関係者お断り」の張り紙を貼った。
チェ・チヨルのシーズン2の授業が終了した。スアと2人の女生徒がチヨルに「医大対策クラスで授業をしてください、人生がかかってるんです」と訴えた。
チヨルは、また食べ物を受け付けなくなった。授業にも活気がなく、研究室でもイライラしていた。黒板に書いた円グラフの中に、惣菜屋のおかずが見えて、一人で笑った。
「イカれました、弁当を食べてないせいで。無気力になりイラつき幻までみえる。禁断状態だ」と精神科の主治医に訴えた。
「お弁当のせいかしら?精神的な問題に感じるわ、不正を正せなかったことへの罪悪感。でも生徒に頼まれたら授業をするしかない。だから自分に怒っている状態なの。まっすぐな性格だから」と医師は言った。
ウリム高校の数学の時間、ゴヌが遅れて来て席についたが、教師チョン・ジョンニョルは「廊下で立ってろ」と言った。ゴヌは素直に従った。授業が終わり、教師はゴヌに「学校に来るか来ないか、どちらか選べ。来るなら、他の生徒のように時間を守れ。競技を続けられないかもという現実はつらいだろう、でもまだ18歳だ、選択肢はいくらでもある。今後の生き方を真面目に考えてみろ」と言った。
ゴヌはヘイに「委員長、勉強ってどうやるの?教えてくれ」と言った。
”医大対策クラス”の授業が始まったが、チヨルは体調が悪く、いつものキレがない。
ヘイの代わりに入ったイ・ヨンミンが「最初の授業からつまっている」と文句を言い、チヨルが注意すると反発した。「気に入らないなら出て行け」と言うと、彼は出て行った。
チ室長が「あの生徒は問題児のようです、彼がブラックリストに載るべき」とチヨルに言った。「本来はナム・ヘイの席、あの子なら目を輝かせて授業を受けてただろうな」とチヨルは言い、何かを思いついたようた。
イ・ヨンミンは「気に入らない、イルタ教師だと調子に乗って、母さんにチクる。母さんは怖い、不可能なことも可能にする、合格者を追い出した。母さんみたいに他人を犠牲にする人生を歩け」と友だち(?)に話していた。それを黒いフードを被った男性が聞いていた、ヨンミンは目が合った。
ヨンミンが、人気のないところでタバコを吸おうとしたら、玉が飛んできて当たった。急いで逃げたが追われ、振り返るとフードの男が立っていた、彼は2階から落ちて頭から血を流して倒れた。玉が転がった。
惣菜店に入って来たチヨルはヘイソンに「娘さんの授業を、僕が別途教えます」と言った後、「ただし条件が」と。
感 想
3話で、ヘイが『医大対策クラス』に合格して、ハッピーだったのが、1日で覆ってしまいました。
スアはわかりやすいイヤなキャラ、でも勉強は熱心、ヘイへの競争心が凄すぎ。母のチェ・スイは子どものためならなんでもする、他にも怖い母がいます。
ソンジェの母、チャン・ソジンが相当怖いですが、イ・ヨンミンの母は、それを上回る怖さなのでしょうか?
そして、ヨンミン、頭から血を流して倒れてましたが、どうなったの? ”玉”を当てた犯人は、ソンジェの引きこもりの兄?
チヨル先生、今回もお惣菜食べられなかったみたいで、お気の毒です。生きるために、韓国代表 総菜店は必要です。
ウリム高校のチョン先生もいい先生のようです。
ゴヌがヘイに「委員長、勉強ってどうやるの?教えてくれ」と言った場面が、一番よかったです。ゴヌ君は、なかなか興味深いキャラです。
第5話 XとYの隠れた確率分布
チヨルは、ヘイの家庭教師をするに当たり、ヘンソンに条件を提示した。
1. 報酬は受け取らない。報酬を受け取る場合は、届出が必要になるから。授業はヘンソンの家で1回30分、日程はチヨルが決める。
2. 交換条件は1日2回の『韓国代表 惣菜屋の弁当』。朝昼兼用の弁当を配達、夕食は取りに行く。もちろん、弁当と配達費用は支払う、そうしなければ自分の利益となってしまうので。
3. 秘密厳守、これが一番重要。家庭教師をしてることがバレると、韓国の入試がひっくり返る。家族はいいが友人には秘密に。自分もチ室長にも言わない。
ヘンソンが、そこまでするのは”弁当”のため?と聞くと、チヨルは「弁当のためです」と。彼は「惣菜の残りものは?」と聞き、ヘンソンが用意した食事を、息つく暇もなくほおばり、胸につかえた😆(飢えてたから、急いで食べる演技、めっちゃ上手です!)
ビルの2階から落ちたイ・ヨンミンは、亡くなった。救急車や警察が来た、あのフードの男が現場で ”玉”を見つけて持ち去った。
チヨルは、夜遅くにチ室長からイ・ヨンミンのことを聞いた。
翌日、チヨルは現場を見た、彼は大きなショックを受けていた。チヨルは、ヨンミンの最後の授業を担当したので、カンヒョン署の刑事から簡単な事情徴収を受けた。
この事件は『塾のビルで、男子高校生が投身自殺』とニュースで大きく取り上げられた。
学院はその日は休講にすると父兄に連絡したが、ママ会のチェ・スヒやチャン・ソジンの要望で、医大対策クラスの授業は開講されることになった。
夏休みだが、ヘイたちは、特別授業と掃除に学校に来ていた。ゴヌはヘイに勉強を教えてほしいのは、塾や家庭教師をつける前に、自分のレベルを知りたいからだと言った。ヘイは「わかった、やってみよう」と。ソンジェは気にいらないようだが、、。
チャン・ソジンは夫と一緒に、上司(?)夫妻と食事をした。その時に、自殺のニュースも話題になった。「あなたたちの子は親に似て優秀なんでしょ?」と聞かれ、ソジンは「長男はアイビーリーグ、コロンビア大学にいる」とウソをついた。
チヨルは、通常通り、医大対策クラスの授業をした。
しかしその夜、一睡もできなかった。翌朝ジョギングをして、早朝、研究所に行った。
ヘイのための教材が必要だが、自分のパソコンから印刷できない。事務所のスタッフを外出させて自分で印刷した。
警察では、イ・ヨンミンの死について、自殺で処理と決まったが、若い刑事は、彼が死の数時間前にSNSにアップした写真を見て、自殺する人間の写真と思えず、なにより遺体にある額の傷が、アップされた写真にはないことを不審に思い異議を唱えた。しかし上司は、彼の祖父が国会議員で大事にしたくない、この事件には蓋をしろと指示した。
納得いなかい刑事は独自で防犯カメラをチェックし、ヨンミンがタバコを吸おうとした場所に光る”玉”のようなものを見つけた。
家庭教師初日、チヨルがヘンソンの家に来た。ヘンソンは声が大きく、必要ないことを色々話しかけ、チヨルはイライラ、「私のあだ名は1兆の男、5分の無駄話で850万無駄にしました」と彼女を部屋から追い出した。ヘイは「今の話からすると30分は5000万ウォン。なぜ私の家庭教師を?」と聞いた。チヨンは「計算が早いね、価格と価値は違うだろ、俺は弁当に価値を見出した。君も価値を作りだして」と言った。
ヘンソンは、授業を終えたチヨルにまた色々と話しかけ、彼は迷惑顔。「あなたたち母親の頭の中はお花畑。親しくなったからと距離を縮めないでください」と辛辣なことを言って帰った。しかし川縁に車を止めて、彼女のお弁当を夢中で食べながら「うまいな、脳内がお花畑だから弁当が華やかだな。これこそ才能の交換」と満足(ここでも食べる演技がうまい!可愛いです!)。
朝、ジェウは、いつものカフェにきたが、グォンさんは夕方のシフトが変わっていた。彼は、グォンさんのワッフルが好き、彼女は何時に来るかと聞いた。
ヘンソンは、弁当をチヨルの家に配達して、ドアのノブにお弁当を掛けた。
上機嫌で研究所に出勤してきたチヨルだが、チ室長が女性社員に怒っていた。「テスト問題が流失した。彼女がコピーをした記録が残っている」と。”シマッタ!記録が残るのだった”とチヨルは内心思いながらも、室長を部屋に呼び「終わったテストだ、見逃そう。チームワークが一番大事だ、せめてお前ぐらい柔軟に考えろ。みんなで会食を」と彼にカードを渡した。室長は怪訝な顔をしながらもカードを受け取った。
夜、チヨルは、ヘンソンの家に家庭教師に行った。
ジェウはカフェ来た、グォンさんがいたが、隣の男性スタッフに目配せをした。ジェウは、ストーカーと間違われ、男性スタッフに胸ぐらを掴まれた。振り払おうとした時、男が倒れてしまった。
チヨルが授業を終えた時、警察からヘンソンにジェウのことで電話が掛かった。バイクが動かず、チヨルがヘイソンを警察に送った。慌てて出た彼女はスマホを車に忘れた。
ジェウは手錠をかけられ拘置所に入れらていた。
ヘイソンはすぐに出してあげると言った後、グォンさんと男性(彼女の彼氏)に、謝罪した。
「実は私の弟は自閉スペクトラム症で、日常生活に支障はないが、対人関係がうまく築けず、他の人の感情を読むのが苦手です。こだわりが強く、グォンさんの焼くワッフルがサクサクしてて大好きなんです。散歩してワッフルを買うのが日常の楽しみでした。彼氏さんが誤解して怒るのも理解できます、でも悪気はありませんでした。母が亡くなって一緒に生きてきて、表情や息遣いだけで弟の考えが読めます。ケガをさせてすみません。治療費とクリーニング代を払うので告訴だけはご容赦ください」と涙ながらに謝罪した。
グォンさんは、ヘイソンの謝罪と靴(左右違う靴を履いていた)を見て、告訴を取り下げるが、カフェに来させないでください、と言った。ヘイソンは涙を流し「感謝します」とひざまづいた。その様子をチヨルが見ていた。
チヨルは、ヘンソンとジェウが出てきた時、スマホを返した。
家に戻ったが、ジェウは「カフェにはいけないの?俺はストーカーじゃない」と元気がない。ヘイが「いいワッフルメーカーが出てるから買おう」と。ヘンソンはすぐに注文してと言い、二人はジェウにキャンプに行こうと言った。
ヘンソンは「豆腐を食べさせてないと」と買いに出たが、ソイから、叔父さんは疲れて寝たと電話があった。
ヘンソンは外のテーブルでお酒を飲み、泣きながら買った豆腐を食べていた。チヨルがそんな彼女を車から見かけ、心配で来た。早く帰るようにと言ったが、彼女は、高いお酒を開けたばかりだから、飲み終わるまで帰らないと言い張り、、チヨルは彼女を帰す為に一緒に飲んだ。強い酒だと思ったら、アルコール度数56度(笑)で、彼は寝てしまいました(笑)
ヘンソンがチヨルを引きずって帰ったが、重くて、途中で落としてしまい、そこに水が、、、。
翌日、ヘンソンの家のソファで目覚めたチヨル、オドロキで状況が把握できず無言で立ち上がった、下は花柄のパジャマをはいていた(ハハハ🤣)。
ヘンソンが「ズボンが濡れたので、ジェウが着替えさせた。スープでも?」と話かけたが、隣の部屋で着替え出てきたチヨル(髪もぼさぼさ)、「いいえ、結構です」と、靴を持って走って出た。
「先生〜、忘れ物、ベルト〜」とヘンソンが追っかけてきてチヨルに渡そうとした。その前に、チ室長とヨンジュの姿が、、チヨルはヘナヘナと崩れ落ちた、、。
感 想
このドラマ、クールにみえるチヨル先生(チョン・ギョンホさん)が、面白すぎです!
イ・ヨンミンが亡くなるというシリアスな事件もあり、チヨルは苦悩してて、その演技も、もちろんすごくいいのです。
しかし、彼がヘイソンと絡むと、そこにはコメディが生まれますね。
ヘイソン役のチョン・ドヨンさんもさすがです、とても可愛いし。警察でジェウのために、グォンさんたちに、涙を流して心から謝る場面は秀逸。その後、弟のことを思うと不憫でもあり悔しさもあり、一人で豆腐を食べ泣きながらお酒を飲む、、そんなヘンソンを放っておけないチヨル。
最後の場面、チヨルがヘイソンの家のソファで目覚めてから、外にでて、ヘナヘナと崩れ落ちるまで、面白すぎて、、大笑いしてしまいました🤣🤣🤣、チョン・ギョンホさんのファンになってしまいました❤️
第6話 人生には正解がなく、複数の模範解答があるばかり
チヨルがヘイの家庭教師をしていることが、ヨンジュとチ室長にバレた。
ヨンジュは、自分に秘密にされたことに気分を害し、ヘンソンと口をきかなかった。ヘンソンは本当に困ったが、なんとか謝り、ヨンジュは「また裏切ったら二度と会わないからね」と許してくれた。(彼女は、ハンドボール代表時代からの仲間で、共同経営者で、ヘンソンの苦労を側でずっと見てきた人。家族同然の付き合いだから、秘密にされてショックだった気持ち、分かります)
チ室長は、バレたら大変だと反対したが、チヨルは、これは俺の私生活だ、と言って、それ以上はこの件についての意見を受け付けなかった。
”チヨル激ウザ”が、SKYママへ悪質な投稿をした。
〔チェ・チヨルの呪い〕
自殺した生徒がプライド学院を死に場に選んだ理由を?
警察は黙ってるが、生徒は直前にチヨルと口論をした。
チヨルは今回が初めてじゃない。
昔、女子高生とスキャンダルがあった。
その件で奴は解雇され生徒は自殺した。
その後生徒の母親も亡くなったが、女子高生の弟が殺害容疑者に。
中学生 実母殺害事件の発端は奴だ。
チヨルが一家を崩壊させたのだ。
チヨルはショックを受け、”中学生 実母殺人事件” をネットで検索し、教師のチョン・ジョンニョルを呼び出した。チヨルはこの事件が、スヒョン(彼の生徒だった女子高校生)の弟のことだったとは知らなかった。
〔回想〕
数年前(十数年前?)、チヨルは別の塾の講師をしていた。その時の女子生徒がスヒョンで、彼女はチヨルを信頼し、母親からの受験のプレッシャーを相談したりしていた。
ある日チヨルは塾のオーナー(?)から「チョンシン外国語高校に、大学の同期がいるか?今度塾の説明をするが、教務部長の電話番号を知りたい」と聞かれ、そこで数学教師をしていたチョン・ジョンニョルを紹介した。塾のオーナーは、彼を通じて、教務部長の電話番号を知ったようだ。
入試の後、スヒョンがすごく苦しんでいた。彼女は、母から試験前に解いてみるようにと問題用紙を渡されたが、それは、当日の試験と同じ問題だった。解答を提出したがすごく怖くて、と。
チヨルは、塾オーナーが、教務部長の番号を知りたがった本当の理由を知り、彼を問い詰めたが、「スヒョンの母親に頼まれて橋渡しをしただけ」と彼は言い、もしこのことを通報したら、生徒は0点になり、母親は服役、ニュースになり生徒の人生は終わる、と言った。チヨルは塾を解雇され、遠距離バスに乗った。
チヨルにスヒョンから電話があったが、彼は出なかった。彼女は自殺した。葬儀に行くと、母親は泣き叫んでいたが、弟に家に戻り試験勉強をするようと言っていた。弟がチヨルを見つけ「姉が先生のことをよく話していました」話しかけた。
入試問題が漏れたらしい、と父兄たちのウワサ話が聞こえた。
「その後、母親は息子により執着するようになり、結局母親は身を投げ、息子が尊属殺人で逮捕された、無罪になったが。その後、その子は失踪したと聞いたがよく知らない」とジョンニョルは言った。そして、どんなことでも今後俺呼び出すな、と言って帰った。
チヨルは、ヘイの家庭教師をしたが、心ここにあらずだった。夜も眠れず、睡眠薬を使った。
翌日、ハンソンは、安東シッケとアワビ粥を彼の家に届けた。チヨルの専属料理人(チャングム)である。
シッケは冷蔵庫に入れる必要があるので、彼女はチャイムを鳴らした。3回目でやつれたチヨルがドアを開けたが無言。ハンソンは、空の冷蔵庫にシッケを入れ、たくさんの薬が台にあるのを見た。
彼女は帰り際、駐車場に入ってきたチェ・スヒとイ・ミオクに姿を見られた。
ウリム高校、誰もいないクラスで、スアがヘイの机をあさり、彼女が解いている数学の問題を見た。ソンジェが戻って来た。スアは「これは対策クラスのチヨル先生の教材よ、貸したの?」と差し出した、ソンジェはとっさに「俺が貸した」と言った。
チヨルは、体調が悪かったが学院に来た。
チン・イサン(数学サブ講師)が、3人の講師を前に、昨日の”チヨル激ウザ”投稿文について、「このまま静観していいのか、何の根拠もなく書いているようでもない、刑事もチェ・チヨルとだけ面談した。(中学生、実母殺人事件の)娘がチェ・チヨルに弄ばれて死んだんだ、家族は正気を失う、チェ・チヨルが一家を抹殺したも同然だ」と大きな声で言っていた。それをチヨルは聞いていた。
チヨルは、チ室長に「今日と明日は休んで補講をする」と電話し、ヘンソンには ”今日は休みにします”とメールした。
若い刑事は、科捜研から、防犯カメラの光る物の映像について、”丸いガラスか鉄”だと報告を受けた。玉でこれが額の傷の原因かもと推察した。
彼は「毎晩外からパンパンとする音で眠れない。鉄の玉に撃たれて野良猫が死んだ」と住民からの通報を受け現場に行った。餌の皿が2つあり「誰かが餌をやっているようだ、鉄の玉の音も耐えられない。ここに鉄の玉が落ちてたけど、その後、玉が消えた」とおばさんは言った。
ヘンソンは、ジェウに約束した通り、ヘイと3人でキャンプに出かけた。
人の少ない、釣り堀の近くにテントをはろうとすると、チェ・チヨルが釣りをしていた、、、「先生!」と大きな声で呼ぶ3人に、、。
「なぜ、、」と焦るチェ・チヨル先生である(ハハハ)
3人はテントを張り、ラーメンを食べ、先生に話しかけた。チヨルは耳栓をして、反応しないようにしたが、顔はラーメンの匂いを追って、自然に右側を向くのであった、、。
ジェウとヘイが洗い物に行き、釣り堀には、ヘンソンとチヨルが残った。
ヘンソンはチヨルにコーヒーを差し出した。「インスタントは、、」と拒む彼に「ブレンドしました」と渡した(してないけどね😄)。
チヨルは、彼女の名前がまだ覚えられないが、「聞きたいことがある、人に干渉するのが趣味ですか?」と。
「家系です。母がおせっかいだったので。コーヒーを飲んで正解でしょ。空腹じゃ何もできませんから」と言った。
チヨルは、はっとして彼女を見て、「知人と同じことを。苦労してた頃、俺を食べさせてくれた恩人」と言った。
ヘンソンは「今は私が食べさせているから、競争心が湧くわ」と言いながら、昨日サボった理由を聞いた。
「数学は明快、答えがある。でも人生は、公式も法則もなく、間違うたびに”またか”と、萎縮します」と彼は素直に言った。
「でも、間違えるたびに答えに近づく。ハンドボールでも、投げる時にいろんな角度を試して、別の筋肉を使い、成功率を上げる。人生も同じ、手探りで答えを探す、あれこれやってみながら」とヘンソンは答えた。
そして、音楽を流した。チヨルを立たせて、代表選手が眠れない時の体操を教えようとしたが、彼のせいで、ヘンソンはバケツの水で濡れてしまった。
焚き火で服を乾かしながら、全員、音楽を聴いていた。
翌日、ヘンソン一家はチヨルの車で送ってもらった。到着すると3人からそれぞれ丁寧にお礼を言われた。「オーバーなんだよ」と言いながら、にやけて運転するチヨル先生です😆
研究所に戻ったチヨルは気力を取り戻していた。
彼は、キャンプ場で、ヘンソンがかけていた曲の題名を思い出したいが思いだせず、、。
”韓国代表 総菜店”では、その曲が1日中かかっていた。ヘイソンは満面の笑、ジェウとヨンジュは耳を抑えていた。
ヘイはソンジェと会った。
ソンジュは「スアがお前のカバンをあさって、”対策クラスの教材を見た”と。ひとまず、僕が貸したと言った」と話した。ヘイは何も言えなかったが、彼は理解してくれた。その後2人はカラオケに行った。
刑事は、例の”鉄の玉”の場所にまた来た。猫の餌が入れられていた。そこにフードの男(ソンジェの兄)が来たが、彼は逃げた。
ヘイとソンジュがビルの中を歩いていると、フード男が前にきた。ソンジュは知らないふりをしてすれ違ったが、、、振り返って「兄さん!」と呼んだ。彼はヘイを「友だちだよ」と兄に紹介し、彼女には「俺の兄だ」と紹介した。
刑事は逃げたフード男を探していたが。
公園で、ソンジェはヘイに「兄は留学してない。家に隠れてる、引きこもりだよ。たまに黙って外出する。昔は勉強もできたが、一流大学に落ちて母が浪人させた、だが共通テスト会場に兄は来なかった。部屋に鍵をかけて家にいた、その時からだ。その後、母さんは俺に望みをかけて、ここへ引っ越した」と彼は話した。
ヘイは「ソンジェ、全部は話せないけど、あの教材はチヨル先生からもらった、勉強を教わってる。合格取り消しが気になってたみたい。秘密だと言われて話せなかった」と話した。
スアは、母のパン・スアに、ソンジェがヘイに対策クラスの教材を渡しているみたい、と告げ口した。驚いた母は、ソンジェのお母さんに話すと言い、その時、2人はチヨルの車を見かけ、尾行した。母娘は、ヘンソンの家の近くに車を停めて歩くチヨルを見ていた。
感 想
チヨルが幻想をみる”女子高校生”は、スヒョンという子で、自殺したんですね。母親が、娘を進学させたい高校の入試問題を不正に入手する為に、チヨルとチョン・ジョンニョルを利用したようですが、教務部長の電話番号を知れば、不正入手が可能なの?そんなことが本当にできるのか?と、まずそれにすごく驚きました。スヒョンさんは本当に可哀想、自分は不正なんかしたくなかったのに。
チヨルが試験問題流出にすごく神経質になったのは(ハンソンがお弁当を届けに来た時)、こんな過去があるからだと分かりました。
”チヨル激ウザ”の正体は、チン・イサン(数学サブ講師)ですか? 彼はもしかしたら、スヒョンの弟なのかな?と推察しました、、全然、方向違いかもしれませんが。
ソンジュがいい子です。兄のことで心を痛めているようですが、ヘイに本当のことを話しました。しかし兄は、鉄の玉で、怖いことをしているようだし、母親が不安定すぎて、ソンジュが本当に大変。
ソンジュとヘイは、それぞれ、人には言えないつらさを持っているから、通じるものがあるのかもしれませんね。
今回も、キャンプ場でのヘンソンとチヨルのやり取りにほっこりでした。クールなはずのチヨルが、ヘンソンの前だと、なぜか調子がくるってしまう感じが、愛らしいです❤️
しかし、チヨルの家庭教師の件、秘密にするのは無理がありそうーー、来週には、スア母娘に知られてしまうのでしょうか?
第7話 恋に落ちるまでの普通の法則
ヘンソンは、家の近くに、チェ・スヒの車が止まっていて、スヒとスアがチヨルを観察しているのを見た。彼女は急いでチヨルに電話し、彼は”惣菜屋まで来たが閉まっていて、がっかりして帰る”という大袈裟でベタな芝居をした(汗)。スヒの車は去り、家庭教師はバレなかった(ホォ〜〜)
ナム・ヘイが模試で学年1位になり表彰された。数学はただ一人満点、さすがイルタの家庭教師である(内緒だけど)。スアは非常に気分がわるい。母親のスヒはソジンに「ソンジェが対策コースの教材をヘイに見せている、監督してください」と電話した。ソジンはソンジェにすぐに電話して「ヘイの母親に文句を言う」と怒ったが、ソンジェから「そんなことしたら、二度とお母さんには会わない」と言われてしまった。
家庭教師終了後、ヘンソンは、チヨルをパーティーに誘った。「ヘイが学年1位になったお祝い、先生が立役者、ヨンジュも参加するので」と強引である。ジェウはキャンプ場で会って以来、”チヨル兄貴”と慕っている。
食事の後、ヘンソンとヨンジュはスポーツ大会を提案。人数が足りないので、急遽チ室長が呼ばた。男女3人ずつ別れて、ハンドボールの試合だが、元韓国代表2名がいる女子には到底敵わない。”フットサル”に変えたが、それも女性軍の圧勝。その時、チヨルは左手首を挫いてしまった、、。ヘンソンが氷をタオルにくるんで患部に当ててくれた時、心臓がビビビーーと高鳴り、チヨルはあわてふためいた。
家に戻ってもヘンソンの顔が浮かぶ。”正気を失ってる、既婚者で生徒の保護者なのに、なぜ心臓が反応?久々に運動をしたせいだ”とか色々言い聞かせたが、無駄であった(ハハハ)。
朝方、部屋の外に、選手たちの愛用品というメモと共に、薬や手首のサポーターが入った紙袋が置かれていた。窓から、ヘンソンが満面の笑顔で手を振るのが見え、チヨルはまた心臓バクバク。
彼は精神科の主治医に「これは起きるはずのないこと、1兆の男、チョ・チヨルが既婚者に異様な感情を抱くなんて」と興奮、「何の病気ですか?誰よりも理性的で合理的で道徳的で、潔癖症な俺が、、寂しい?愛情に飢えていた?」真剣に聞いた。
「人間はみんな寂しい、だから周りの人を心の支えにする。チェ先生はそうしなかったから、思わぬ状況で異性に好意を抱いた。交友関係を広げ、新しい異性と会う、自然にその好ましくない感情が薄まるかも?」と主治医はアドバイス。
チヨルはプライド学院に行き、早速、チェン室長に、以前話していた女性を紹介してほしいと頼んだ(行動が早い!)
鉄球事件を調べている刑事は、フード男をどこかで見た、と防犯カメラの映像を見直した。ヨンミンがコンビニで友だちと話している映像にフードの男が写っていて、その後、ヨンミンを尾行している映像があった。
刑事は、鉄球事件のことで話を聞きにヘンソンの店にやってきた。ソジンは、店から出て来た刑事とすれ違い、彼が「鉄球に関連する事件が連続で起きている」と話しているのを聞いた。
チヨルは、紹介されたピアニスト、ミソンと食事をした。それなりに話がはずみ、彼は「今度は夜にワインを」と約束までした。”いい感じだ、きれいで性格もいい。あの女をいいと思ったのは気の迷い”と言い聞かせたが、、、。
夜は家庭教師。チヨルは、しかし、ヘンソンを見てやはりドキドキ。焦って帰ろうとしたが、彼女がお弁当を持って来た。左手首も痛い。彼女から「明日夜、昔から通っている漢医院を紹介します、一緒にいきましょ」と言われた。”デートじゃないし、手をケガしてるし、他意はない”と必死に自分に言い訳するチヨルであった(ハハハ)
ソジンは、教務部長から相談を受けた。
「有能な弁護士に相談するのがいいと思い、恥を忍んで電話をした。息子が集団暴行し向こうの親が告訴、警察が捜査中。子供を24時間監視できない、何をしているか、子供に隠されたら知るすべがない」と母親の部長は苦しい胸のうちを話した。
ソジンは、他人事とは思えずに聞いた。家に戻り、ヒジェの部屋に入り、引き出しの中にたくさんの”鉄玉”があるのを見つけた。彼が戻って来た。「これは何?毎晩外で何をしてるの?」と聞いたが、彼は何も言わず、母親の手を強くつかんで部屋から追い出し、ドアに鍵をかけた。
学院の駐車場で、チ室長が「キム・ヘイさんの教材です、家庭教師の前にどこかに?」とチヨルに話しているのを、チン・イサンが聞いていた。彼は、誰かに、ナム・ヘイについて調べるようにと電話した。
チヨルは家庭教師を終えて、ヘンソンと一緒に”ケソン漢医院”へ。ヘンソンは花柄のワンピースとカーデガンを着てメイクもしていた(ヘンソンさんは花柄をよく着てて、似合ってますね)
院長のナムグン・チャン氏は「単なる捻挫じゃない、手首を酷使してる、手根管症候群」といい職業を聞いた。講師ですとチヨルが答えると「ただの講師じゃなく、イルタ講師で大金を稼いでます、多めに請求を」とヘンソン。
院長は「そうか、ぼったくろう」と笑ったが「大金を稼いでいても、体は完全にごみだな、ボロボロだ。脈があまりに弱くて取りづらい。虚弱なうえに過労にストレス、不眠症か?」とお見通しで「鍼を打って灸を据えよう。1回では治らないので、また来るように」と言った。「忙しいので」というチヨル、「死にたいならご自由に」と言われてしまった。
次は診察台に仰向けに寝かされ「鍼は、首、頭、手の甲、手首、腹、足首、足の甲に打つ」と言われて、あわわわ、とまたビビるチヨル先生、ヘンソンさんの手を強く握りました(ワハハハ)
治療を終えると、すっきりしたようだ。
ヘンソンが「食事をおごります。ドジョウ汁、知り合いが24時間営業の店をやってます」と言った。チヨルは、彼女のナビでお店まで運転した、彼がよく知っている町だった。
「実は母が営んでいた店なんです。母の死後、知り合いが買い取りました」とヘンソンは言い、彼女の言うとおり彼は運転した。
お店に着いた。”スジャのドジョウ汁”、でも、チヨルが知ってるのは”ソンの考試食堂”。
「ここですか?」とチヨルは聞いた。「ええ、古びた店ですが、名店ですよ。母の時も常連客が多かった、母は口は悪いが情に厚い人でした」とヘンソン。
「まったくあんたは、早く入って。ちんたらしてたら食べさせないよ、ハハハ」お店の前に立って、チヨルを呼んでくれるおばさんの、口とは反対のやさしい笑顔が見えた。
感 想
チヨル先生が、自分がヘンソンさんに好意を持っていることに気づいて、アタフタする、”この俺が、ありえない、認めたくない” でもドキドキ、あわわわ、の演技が面白すぎでした🤣🤣 ほんとうに上手!
鉄玉事件や、ヘイの家庭教師がバレるのでは?とドキドキする場面もありますが、チヨル先生のアタフタぶりにみんな持っていかれます。
漢医院では「大金を稼いでいても体は完全にごみだな」とはっきり言われましたね(笑)。「代替医療は云々」とか難しいことを言ってたチヨル先生ですが、ナムグン院長の腕は確かなようで、ヘンソンさんのおかげです。健康管理に気をつけて、きちんと通って、ゴミからの脱出をお祈りします。
そして、とうとう先生は、苦しかった時、食べさせてくれたおばさんのお店が、実はヘンソンさんのお母さんの店だったことを知りました、まだヘンソンさんは知らないけれど。
最後の場面にジーンとしました🥹
コメント
チョン・ギョンホ君の食べるシーンが大好きでした!
賢い医師生活でも食いしん坊さんでしたし、山村生活では、料理が上手❗️
演技も悪役から、コメディまで!
これからもずっと応援したいです。
チュンちゃん様
コメントありがとうございます。
私もチョン・ギョンホさんの食べるシーン、大好きでした!
料理も上手なんですね。
私もこれからも応援したいです。
またブログ読んでいただけるとうれしいです。
これからもよろしくお願いします。