Netflix『いつかは賢いレジデント生活』キャスト、1話~12話(最終回)までのあらすじと感想 *ネタバレあり

出典:Netflix

2025年4月12日から配信の韓国ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』。

鐘路ユルジュ病院で働くレジデント1年目の産婦人科医たちが、優秀な医師になることを目指し奮闘し成長していく姿を描くヒューマン・ドラマ。名作『賢い医師生活』の期待のスピンオフ作品。

あらすじを紹介しながら、レジデントたち奮闘を応援していきたいと思います。

*ネタバレあり

〔いつかは賢いレジデント生活〕登場人物( )はキャスト

〔主要人物〕

オ・イヨン(コ・ユンジョン):鐘路ユルジェ病院の産婦人科1年目のレジデント

ピョ・ナムギョン(シン・シア):鐘路ユルジェ病院の産婦人科1年目のレジデント

オム・ジェイル(カン・ユソク):鐘路ユルジェ病院の産婦人科1年目のレジデント

キム・サビ(ハン・イェジ):鐘路ユルジェ病院の産婦人科1年目のレジデント

ク・ドウォン(チョン・ジュンウォン):鐘路ユルジェ病院の産婦人科4年目のレジデント

キ・ウンミ(イ・ドヘ):鐘路ユルジェ病院の産婦人科3年目のレジデント

チャ・ダヘ(ホン・ナヒョン):鐘路ユルジェ病院の産婦人科2年目のレジデント

ソ・ジョンミン(イ・ボンリョン):鐘路ユルジェ病院の産婦人科教授

コン・ギソン(ソン・ジユン):鐘路ユルジェ病院の産婦人科教授

オ・ジュヨン(チョン・ウンソン):オ・イヨンの姉

ク・スンウォン(チョン・スンウォン):イ・ジュヨンの夫、ドウォンの兄

第1話 あらすじ

オ・イヨンは、借金5000万ウォンを抱えていた。返済時期を延長してもらうためには、”在職証明書”の提出が必須だと銀行から言われ、彼女はそのために、インターン時代に働いた”鐘路ユルジェ病院の産婦人科”に出戻り、1年目のレジデントとして勤務することになった。


初日、イヨンを含めたレジデント1年目の4人は、レイジデント4年目のク・ドウォンから、3年目のキ・ウンミ、2年目のチャ・ダヘを紹介された。

1年目のレジデントは以下の4名だった。

キム・サビ(女性):大学も国家試験も主席の秀才。ソ教授の論文を2つ読み、「産婦人科に決めた」と自己紹介した。

ピョ・ナムギョン(女性):イヨンと同じペジン高校出身。学年トップを争うライバルだったらしいが、イヨンは彼女のことをほとんど覚えていなかった。

オ・イヨン(女性:自己紹介で、名前と年齢が28歳とだけ言った。

オム・ジョイル(男性):元アイドルグループ出身らしいが、誰もそのグループを知らなかった。勉強は苦手だが体力はあるらしい。


イヨンはこの日、ソ・ジョンミン教授の手術に参加することになっていた。ナムギョンが、「ソ教授に目をつけられたらひどい目に遭うわ」と言って、あだ名を教えてくれた。

手術室に入ってきたソ教授は、イヨンに、「ようこそ。私のあだ名は“鬼ババア”って聞いた?」と言った。「はい、ピョ・ナムギョンから」とイヨンは正直に答え、周りのスタッフは失笑した🤣。

手術が始まり、ク・ドウォンが教授の助手をした。帝王切開で無事 女の赤ちゃんが誕生した。


オム・ジョイルは色々やらかしていた。

  • 医局のスタッフに渡さた検査結果の白紙の裏面にサインして、呆れられた。
  • 相談に来た女性患者の話を聞き、大急ぎでチャ・ダヘ先生に、「大動脈解離を発見した」と電話した。
  • 別の患者から透明な鼻水が出ているのを、「もしや頭蓋骨折では?」とダヘ先生に言い、先生「人類なら鼻水は出るものよ!」とキレました🤣。

キム・サビは、手術の同意書に署名をもらうために患者に会っていた。患者から手術が必要な理由を聞かれ、専門用語を用いて淡々と説明、患者が動揺して涙を見せたが、平然と同意書にサインをうながした。患者は泣きながらサインをした。

サビは、「自分は同意書に署名をもらうのが得意」とジョイルに自慢した。

彼女は、次の患者にもサインをもらいに行ったが、その女性は「手術を受けない」と言い、「賢い先生、教えてください。まじめに生きてきたのに、私はなぜこんな病気になり、こんなことが2度も起きたのですか?」と泣いた。サビはキョトンとし、「まじめに生きることと、がんが再発することは関係がありません」と、、その答えに患者は、「ええ」と言うしかなかった、、。


ピョ・ナムギョンは、急患の妊婦の担当になり、パニックになり、患者から心配されていた。


イヨンは、またソ教授の手術に立ち会っていたが、教授から、傷口を縫合した糸の切れ端を渡され、捨てるように指示されたが、捨てる場所が分からない。教授の怒りをかい、手術室の隅に立たされ、そこから手術を見学するように指示された。糸は床に捨てれば良かったのだが、、😰。


イヨンは残業し、マンションのエレベーターでク・ドウォンと一緒になり同じ家に戻った。「病院では、2人の関係は秘密に」とイヨンは言った。

家に戻り、姉夫婦と4人で食事をした。

姉が「大病院に入れたのはドウォンさんのおかげ、空きがあると教えてくれた」と言った。イヨンは知らなかったので、職権乱用と怒った。そこに病院から電話があり、ドウォンは病院に戻った。


翌日、イヨンはドウォンが徹夜したことを知った。

イヨンはまたソ教授の患者、イさんの担当になった。イさんに会いに行くと、彼女は初産ではないが、今の主人には内緒なので、主人の前では”初産”で通してほしいと頼まれた。

休憩中に看護師に呼び出されたイヨンは、イさんを診て、子宮口が全開だとソ教授に伝えた。教授はすぐに分娩室の手配をしたが、実際に教授が診ると、まだ2センチしか開いていなかったため、ソ教授の怒りが全開に。


ドウォンは電話で呼び出された。

サビは、「手術をしない」と言った患者を説得する方法を調べたので、病室に入ろうとしたが、そこにドウォンがいて、泣いている患者に寄り添っていた。

サビは、ドウォンがサインをもらったのを知り、「先を越された。自分の名前でサインをもらいたかった。初日に署名してくれればムダな時間を使わず迅速に処理できたのに」と言った。ドウォンは「競争してるのか?何のために。ここは病院、患者が望むことを考えて行動すべき場所だ」と彼女をたしなめた。


ジョイルは、ダヘ先生に、1人の患者の尿を午前4時から午後3時まで確認し、「輸液すべきだと考えている」と恐る恐る報告した。ダヘが「そうして」と言ったので、ジョイルは喜んで患者に伝えに行った😊。


イさんが、生まれそうになっていた。イヨンはドウォンに電話して助けを求めた。彼はすぐに分娩室に運べと指示し、ソ教授に電話したが、、、、分娩室に到着する前にイさんは出産に至り、イヨンは廊下で赤ちゃんを抱き上げた。ドウォンが来て赤ちゃんのへその尾を切った。イヨンは涙を流した。ソ教授は手術室でイさんの手当をした。

ソ教授はイヨンを呼び出した。反省点を聞くと、「子宮口が2センチの時に油断したことと、子宮全開に気づかず分娩時期を予測できなかったこと、この2つが大きなミスです」とイヨンは言った。教授は「神に感謝しなさい、母子とも無事だった。二度とミスしないで」と言った。


翌日、イヨンは別のミョン先生の手術に入った。イヨンが廊下で赤ちゃんを取り上げたことはみんなが知っていた。

ミョン先生が「赤ちゃんを取り上げた記念に仕上げを」とイヨンに手術の最後を任せようとしたが、イヨンは断り、空気が凍った。助手の先生が自分がやると言ってその場を収めたが、、、。手術を終えたミョンは看護師にイヨンの名前を聞き、意味深な顔をした。

第1話 感 想

なかなか面白かったです。

主人公のオ・イヨン、なぜ5000万ウォン(500万)もの借金をすることになったのでしょうか?

お姉さん夫婦と一緒に暮らしていますが、ク・ドウォンは義兄の弟なのでしょうか?ドウォンは、いい医者で、イヨン(と1年生レジデント)を気にかけてくれていますね。

イヨン、初めて手術室に入ったのなら、わからないことだらけ、小さな失敗は仕方ないですよね。

イさんが廊下で分娩する場面、臨場感ありました。本当に生まれたての赤ちゃんに見えましたが、、、まさか、そこまではできないと思いますが。ともあれ、母子とも無事で良かったです。

”鬼ババア”のソ教授ですが、いい先生に決まってますよね。ソ教授にしごかれながら、イヨンが成長し、二人が師弟関係になっていくのだろうと思います。

それからイヨン、インターン時代にこの病院で何かあったようですね。それも、徐々に分かってくるでしょう。


他3名の1年目のレジデントもそれぞれ個性的でした。

キム・サビ、大学も国家試験の主席の秀才ですが、患者の気持ちは全く理解できないようです。私が患者なら、担当になってほしくない先生ですが、ドウォンに注意された時の顔は何か感じていたようなので、これからですね。

オム・ジョイル君、勉強は苦手だけど体力はあるって、国家試験は通ったのよね🤣。いろいろやらかしてますが、一生懸命で可愛げがあるキャラなので、彼の成長も楽しみです。

1話では、ピョ・ナムギョンの出番が少なかったですが、イヨンにライバル意識があるようです。

第2話 あらすじ

1年目レジデントたちが勤務をはじめて3週間が経過した。彼らは食事を取る時間もないほど忙しい日々を送っていた。

彼らには、ミョン先生の指示で、1日の終わりに4人揃っての報告会が課せられていた。


4人のレジデントたちは、定期的にソ教授から授業を受けていたが、教授の質問に答えられるのはキム・サビだけだった。

しかしサビは、担当のチョンさんの気持ちを逆撫でする発言ばかりして、チョンさんは怒り心頭に達していた。

「患者が痛がってるのに”当たり前です”と?それでも医者なの?教授、こんな人医者になっちゃダメです」とコン教授に訴えた。

コン教授から「謝りなさい」と言われたが、サビは、「医学的観点から判断すると私は間違っていない」と反論。「相手を配慮し共感して謝ることもある。必ず解決するのよ」と教授はサビに強く言った。

サビは謝ろうと何度かチョンさんの病室の前まで行ったが、中に入ることができなかった。


病院にヨム・ミソさんが再入院してきたが、オム・ジェイルはヨムさんの外見から妊婦と間違い、彼女の機嫌を損ねた。ヨムさんはガンでお腹が張っていて、抗がん剤治療のため再入院してきたのだ。

ジョイルの失態で、ヨムさんの消毒はピョ・ナムギョンの担当になった。ヨムさんは気難しく、1日に4回消毒を希望した。ナムジョンは手術が9件もあるのに、また一人増えてテンパっていた。


イヨンは、また電話でミョン先生に叱られていた。

「ミョン先生は後輩いびりで有名。退官する教授のポストを狙っていて、今年は特にピリピリしている」とジョイルが教えてくれた。

イヨンとジョイルは中庭でイヤホンをシェアーして、”Run with Me(逃げよう)”を聴いていたが、またミョン先生から急患の電話、イヨンは急いで病院に戻った。

イヨンは婦人科の男性医師に電話し、無理を言って手術の補助に来てもらった。手術室もなんとか確保した。しかし30分経ってもミョン先生と妊婦は現れない。男性医師はイライラし始めた。そしてミョン先生は産婦のベッドを押してゆっくり手術室に来た。

男性医師がミョン先生に、「急患だと聞いた」と言ったが、ミョン先生は「何の話?」と白ばってくれた。男性医師や別の医師も、イヨンがウソをついたと責めた。


翌日:

ナムギョンは、ヨムさんの消毒をした。神経質に指示され、また1日4回と念を押された。医局に戻っても次から次へと仕事の依頼があってパニックに。そしてまたヨムさんの消毒の時間になり、悪態をついてしまった。それをヨムさんに聞かれ、ナムギョンは消毒をインターンにお願いした。

ジョイルは朝一の手術に入る予定だったが、ダヘ先生から緊急事態で昨夜終わったと告げられた。それから彼には何の仕事の指示もなく、夜の手術はインターンに頼むから帰っていいと言われてしまった。

サビは、昨日中にチョンさんに謝罪しなかったことで、コン教授からひどく叱責をうけ、「謝りなさい、これが最後の警告よ」と告げられた。

イヨンは別の教授の手術に入ったが、教授も昨日の男性医師も別の医師もイヨンを信用していなかった。ミョン先生が入ってきて、「先生方に迷惑をかけないで」とシャーシャーと言った。

レジデントの部屋に戻ったら、またミョン先生から電話でネチネチと小言を言われ、「社会人失格だわ」とまで言われた。イヨンは電話を切った。

ミョン先生は、「最後の仕上げを断るなんて生意気なのよ」と言って、宿直のベッドに入った。

イヨンは怒り心頭で、”絶対に辞めてやる”と思って病院を出ようとしたが、その時、”産婦人科コード・ブルー” の放送があった。イヨンは無視できず地下に走った。ソ教授は当直に電話したが出ない、彼女は急いで現場に向かった。

ソ教授が着いた時、イヨンが心臓マッサージをしていた。他のスタッフも来て患者を担架に乗せて病院に運んだ。そこに当直のミョン先生がきた。ソ教授はイヨンに、行って助手をするように指示した。

そしてソ教授は、ミョンが電話に出なかったのを、手術だったとウソをついたこと、反省していない彼女の態度にうんざりして、「結構、もう会うこともないわ」と言って去った。

イヨンは先輩の医師から「よくやった、おかげで母子ともに助かった」と褒めてもらい、その妊婦の担当になった。イヨンはその日、病院で徹夜した。


翌日:

ジョイルはカフェでダヘ先生からの電話を受けたが、今日は自由にしててと言われ、がっかりした。その日はサウナに行って1日過ごしたが、ずっと電話を待っていた。

ナムギョンは、またヨムさんから消毒を頼まれた。インターンは気に入らなかったらしい。ナムギョンは昨日の悪態を謝った。

彼女はやっと病院の食堂で食事を取っていたが、そこで大学時代の同級生に声をかけられ、「一瞬誰だか分からなかった。結婚式に来てね」と言った。医局から「ヨムさんからクレームが、、」とまた電話がかかり、ナムギョンはキレてしまい、病院の前からタクシーに乗った。しかし病院からのメールですぐにUターンした。

すぐにヨムさんの病室に向かったが、ドアから名前が消えていた。ナムギョンはヨムさんが亡くなったのでは?と心配したが、隣の部屋に移っていただけだった。

彼女は泣きながらヨムさんの消毒をした。

ヨムさんが「迷惑をかけたのなら謝る。教授があなたの消毒をほめてた。上手な人にやってもらうと早く治るかと思って。明日は1回でいいわ、鼻のチューブも取る」と言ったので、ヨムさんが明日退院することがわかった。「退院おめでとうございます」とナムギョンは泣きながら言った。


イヨンは大きな荷物を用意していた。

彼女はミョン医師からの電話を拒否した。出張から帰って来たク・ドウォンが、頼みがあると言った。

松島のユルジュ病院に転院する妊婦に付き添って欲しいとの依頼だった。患者のチェックを終えたから、リフレッシュしてこい、との彼の気配りだった。

途中で妊婦がお腹が張っていると言ったので、イヨンはドウォンに電話して指示を仰ぎながら処置し、無事に松島のユルジュ病院に到着した。

患者が中に運ばれた後、入口で待っていると女医が現れた。なつかしのチュ・ミンハ先生

イヨンは、患者が無事か確認したくて待っていたのだ。

チェ先生はイヨンをコーヒーに誘った。そして、「重要な書類だから今日中にク先生に渡して」と封筒を預けた。


サビは、チョンさんの病室の前でウロウロしている時に、ソ教授から声をかけられた。その後、チョンさんをを待っている間に、いびきをかいて眠ってしまった。

チョンさんが戻って来て、「謝罪を受け入れたことにするわ」と言ったが、サビは「今日は心配で来ました。 ”得意なことで役に立て”とソ教授に言われて、カルテを確認したら血圧が上がっている。もうすぐ血液検査の結果が来ます」と言った。チョンさんは「明日の朝来て」と言って病室に入った途端倒れた。サビはすぐに緊急処置室にチョンさんを運んだ。

チョンさんが目覚めた時、サビはベッドの横にいた。赤ちゃんを見に行きたいというチョンさんに、「ダメです。6-8時間は安静にしていないと」とまた強く言ってしまった。そして、「医者に向いていないと言われて辞めようと思ったが、辞めたくない、夢なんです」と言うと、

辞めなくていい」とチョンさんは大きな声で言った。そして「私の赤ちゃん、双子だったが、30周目で1人になった。ベヒー洋品はみんな2つずつ準備した。捨てられないわ、だから2人目を産む、不妊治療は大変だけど。2人目は先生が取り上げてね」と言った。

「次も帝王切開なら、取り出す形になるかと、、」とまたサビらしい返事。

チョンさんは「謝ってるの、なぜ通じない?」と嘆いた。サビは「私も謝ります、感謝しています」と言った。


イヨンは病院に戻り、チュ先生から預かった封筒をドウォンに渡し、「受領したら電話をくれと」と伝言を伝えた。彼が中をチェックしたら白紙の紙が1枚入っていた。

そこに教授が入って来た。双子の分娩があるようだ。

そこに教授と別の医師たちが入ってきた。

教授は、イヨンに「あなたの報告が間違っていてチュ先生が怒られた。あの時の報告を言ってみて」と言った。

戸惑っているイヨンに、ドウォンが言うようにうなし、イオンは同じように報告した。つかさず、ドウォンが「僕の報告と同じ、何が問題が?」と言った。

教授は戸惑い、「えっ?問題はない、、彼女が関わると問題が起きるから。前も自分の患者の手術を優先しようと急患だとウををついた」と言った。

誤解です。彼女は私欲のためにウソをついたりしない。ミョン先生もご存知のはず」とドウォンはミョンに振った。「あの時は行き違いがあった」とミョンは白々しく言った。

あの時の男性医師が教授に、「ミョン先生がオ先生に急患だと言ったそうです」と事情を話した。

ドウォンは「1年目の指導係は僕です、問題があれば僕に連絡を」と言ってその場を収めた。

ドウォンは「双子の分娩を見ていくか?」と再度イヨンに聞き、彼女は「はい」と答えた。


ドウォンは、「あの書類のおかげで1年目が戻って来ました」とチュ先生にお礼の電話をした。チュ先生はイヨンの荷物が大きすぎたので気付いたと言って、「あの1年目、立派な医者になりそう」と言った。

イヨンは嬉しそうな顔をしてドウォンの肩を叩いた。ドウォンは「帰れ、明日も来るよな。逃げるな」と言った。


ジェイルは、ナムギョンの電話で飛んで病院に戻った。4人揃ってミョン先生に報告しなければ帰れないから。ミョン先生から電話があり、ジェイルが出たがすぐに切り、「もう連絡しなくてもいい。先輩がまとめる」とみんなに言った。

ドウォンが、ミョン先生のウソを知らないフリをしてあげる代わりに、報告会を無しにしたのだった。

そして今日は給料日、1年目の4人は逃げずに、1回目の給料を受け取ったのだった!

第2話 感 想

2話はより面白かったです。3週間を過ぎ、4人が日々奮闘している様子が描かれました。
ドラマ配信2日目で、すでに4人のレジデントに親しみを感じています(笑)。

それぞれにストリーがありました。

まず、オム・ジェイル君。2話では彼の活躍の場面はほとんどなかったですね。ダヘ先生が、ジェイルを休ませてあげようと自由時間を与えたのですが、彼はずっと電話を待っていた。

彼は、自分は必要とされてないのでは?、逃げても誰も気づかないのでは?と焦燥感を感じていました。その気持ち分かりますね。でも持ち前の明るさで吹き飛ばしました。

ジェイルの反対がピョ・ナムギョン彼女はすでに仕事が手一杯なのに、ジェイルの失態で、ヨム・ミソさんの消毒という仕事が追加になった。このヨムさんがまた気難しい人ですが、ナムギョンは「はい、はい」と素直に聞いて本当に偉いです。そしてますます食事をする時間もなく、髪を洗う暇もないほど。やっと食事にありつけたら、おしゃれをした同級生から「誰か分からなかった、結婚式に来て」と言われショック、、そこにナムさんからクレームの電話、”もうどうにでもなれ!”とキレる気持ち分かりますよね。逃げようとしたが逃げきれず病院に戻り、すぐヨムさんの消毒をしてあげました。その時の2人の場面がとてもよかったです。ナムギョン、すごく大変だったけど報われましたね。

ナムギョンは忙し過ぎて気が狂いそう、ジェイルは暇で焦燥感がある、、どちらがいいのか?ナムギョンかなと思いますが、仕事量が多すぎると過労になっちゃいますね。

キム・サビ:2話は、キム・サビのエピソードが1位かな?サビは1話同様、人の気持ちが分からず、担当のチョンさんの怒りをかい、「医者に向いてない」とまで言われてしまう。コン教授から謝るように指示されてもどう謝ればいいのか分からない。これまでの人生で、常に成績トップで、一度も叱られたことがないのに、コン教授からはコテンパンに叱られ、「医者になれないかも」と落ち込んでいました。

でもソ教授が助けてくれました。教授の「得意なことで役にたちなさい」は最高の助言でしたね。サビの場合、下手に謝ってもまたチョンさんを怒らせてしまう可能性大だから(笑)。

サビは知能や理解力は優れているから、チョンさんのカルテの数字から彼女の体を心配して、助言をしに来たのですが、チョンさんが倒れて彼女を救うことができました。

チョンさんが目覚めてからの、2人のかみ合わない会話にすごくユーモアを感じました。それでも、2人がお互いを理解し合ったことが分かって、すごくいい場面だったと思います。

私は、2話目にしてキム・サビ応援団の一員になりました(そんな団体があれば🤣)。

オ・イヨンは、ミョン先生にネチネチとイヤミを言われたり、いびられたりして散々な目にあいました。ミョン先生のウソで、イヨンがウソをついたと他の医師たちに誤解されたのは本当に気の毒だった。イヨンは耐えられず、辞めてやると思ったが、”コールド・ブルー”の放送を無視できず、患者を助けました。それをソ教授は見てましたし、教授がミョンに、「結構、もう会わないから」と捨て台詞を吐いたのは気持ちよかったです。

イヨンは「よくやった、母子とも助けた」と別の医師に褒められたけど、 ”病院から逃げる”気持ちは変わってなかったのですね。

ドウォンがそれを察して、リフレッシュさせようと、転院する妊婦の付き添いを頼みました。そこにチュ・ミンハ先生が出てきて、懐かしかったです。新婚で幸せそうでしたね❤️。

チュ先生が、イヨンが逃げようとしてることを察して、ドウォン先生に渡して、と封筒を託したのは、よくできたストーリーでした。

そしてドウォンは、他の医師たちがイヨンを誤解していることについて、堂々と「オ先生はウソをつくような人間ではない」と宣言しました、ミョン先生のウソだったことは伏せて。ドウォンは、イヨンとミョンの両方を救ったことになります、相当賢い人です。このことで、イヨンはドウォンを信頼できる人で、自分たちの味方だと分かったようです。

レジデントたちが逃げ出さずに踏みとどまり立派でした。初めての給料をもらうことができて、おめでとう!

第3話 あらすじ

ク・ドウォンは4人の1年目レジデントの前で、ある妊婦から預かったメモを出し、「1年目レジデント、オム・ジェイルへの感謝の印、掲示板に載せてほしいとの依頼だった」と言った。ジョイルは、婦人科の1年目が掲示板に載るのは初めてと聞き有頂天になった。


産婦人科のチョ教授は外来のクム・ソンミさん母娘に病気の状況を説明した。イヨンが同席していた。

母親は、「生検の結果、子宮体がん。腫瘍が大きいので子宮温存は難しい。卵巣に転移してるかどうかは手術をしてからになる」と聞き、激しく動揺した。娘は冷静に医師の説明を聞いていた。罹患している娘の方だったが、笑顔で母親を慰め、MRI検査を受けに行った。


ピョ・ナムギョンが1人の患者から、医者のくせに患者より無知なのねと呆れられていた。

そこに現れたオム・ジェイルが満面の笑顔で現れて、「たくさん食べて、運動が一番大事です」と言うと、患者の機嫌は良くなった。

ジェイルはナムギョンに、「誰も1年目に期待していない。だから、”たくさん食べて運動して”と言うんだ」とアドバイスした。


イヨンは、クムさんの病室に行った。母親がまた泣いていた。ナヨンは二人に、手術はあさっての午後だと説明した。

母親は「MRIをしたのに、なぜ転移が分からないのか?」とイヨンを問い詰めたが、イヨンは、手術しないと分からないと答えるしかなかった。母親はまた泣いた。

母親はイヨンの説明を不安に思い、別の医師にも説明を求めた。ドウォンが「まず、卵巣の腫瘍を摘出して生検を行う。生検の結果で卵巣を摘出すべきか決める」と言ったが、母親は「大丈夫だとはっきり言ってほしい」と泣いた。娘のクムさんが母親の泣き声を聞き、母を迎えに来た。


ピョ・ナムギョンは担当の患者から、「3日後に結婚式があるので、明日退院したい」と言われた。彼女は「明日 残尿が減ったら退院できる」と説明したが、患者は「家族で内緒で手術を受けた、退院できるいい方法はないか?」としつこく聞いてきた。ナムギョンは、「食事と水分をしっかり取って、運動してください」と言った。


1人の男性が、「ファン・ギョンジュの父、娘が倒れて運ばれた」と駆け込んできた。キム・サビが担当していたが、父は娘が妊娠しているのを知り動転、「どうする気だ、母親もいないの誰が面倒をみる?」と怒った。娘はまだ大学1年なのだ。そこにギョンジュの彼、子供の父親が現れた。

ソ教授が来て、サビのエコーによって映し出される胎児の様子を説明した。鼓動が聞こえ順調に育っていた。父親と彼氏も画像を見ていたが、電話がかかり、彼は出ていってしまった。


イヨンは帰ろうとしたが、チョ教授に呼び出された。白衣に着替えて走っていったが、、「遅刻は許さない。スケジュールのも調整できないのか?また辞めるのか?」と大声で叱責されていた。

そこにクムさんの母親が来て、「点滴が漏れてるのですぐ来てください、オ先生」と言った。

母親はイヨンを教授の叱責から救ってくれたのだ。二人は病院の外のベンチに座って話した。

「娘みたいで見過ごせなかった。先生は幸せね、やりたい仕事をして、失敗して叱られて、、すごくうらやましいわ。娘も健康なら先生みたいに叱られてたはず。娘を一人で外国に行かせた私が悪い。私はもう泣きません、何でもしてあげるつもりです」と母親は言って涙を拭いた。

「卵巣への移転があるか、できるだけ早く知らせるように教授に頼んでみます」とイヨンは言った。


翌日:

ファン・ギョンジュが分娩室に入った。父親が彼女の彼氏に何度も電話したが出なかった。

無事赤ちゃんが産まれた。父親は赤ちゃんと対面、そこに彼氏が走ってきて、母を連れて来られずすみませんと謝った。彼の頬は、母親に叩かれ赤くなっていた。

彼は父親に「自分の人生をこの子とギョンジュに捧げます」と言った。新生児の家族は?と呼ばれて、彼氏が中に入った。

サビは赤ちゃんを見ている父親に「おめでとうございます。かわいいです、ママそっくりですね」と、昨日ジョイルに助言してもらったように話しかけた。

しかし父親は「めでたいことですよね、健康に産まれてありがたい、命の尊さもわかってる。何の罪のない赤ちゃんが、私には娘の足かせになる天使に見えます」と静かに言って、ゴミ箱に紙袋を入れた。

サビは病室に入り、ギョンジュのお尻の下にクッションを敷いてあげ、靴下を履かせてあげて、彼女を楽にしてあげた。

そして「お父さんが、ゴミ箱に」と紙袋を出した。そこには「これが必要だと妊婦に聞いた。他に必要なものがあれば連絡しろ」と言うメモが入っていた。ギョンジュは号泣した。


イヨンはチョ教授に、クムさんの術前検査は終わったので、7時に始められると報告して、手術室に向かった。昨日母親から、手術室から娘さんに同行するように頼まれたのだ。

イヨンはクムさんの車椅子を押して、手術室待合室の廊下から手術室に向かった。イヨンはクムさんに無理に話しかけたが、「やめてください、先生らしくない、黙ってていいですよ」と言われてしまった。そして手術室に入った。

クムさん、ずっと冷静だった彼女は、「おかしいわね、平気だったのに、すみません、、、」と泣き出し、涙は止まらない。

時計は19:20に、ナヨンは待機してる先生に後10分待ってくださいとお願いして、チョ教授に、「すぐに手術を始めるのは無理です。私のミスで、朝の検査を1つ忘れたんです」と電話した。チョ教授は「バカヤロウ」と電話口で激怒した。

クムさんは泣き止み、「ありがとうございます」と小さくイヨンに言った。麻酔がかけられ、手術が始まった。

21:32、卵巣の検査結果が手術室に知らされた。イヨンはクムさんの両親が待っている待合室に走った。両親はイヨンを見て、転移がなかったことを知り涙を流した。


翌日

9時にピョ・ナムギョンの患者は退院できなかった。患者は、結婚式はキャンセルしたと話した。その後、夫(になる人?)と娘と孫娘が病院に来て、結婚式は延期したと話した。新婦が出席できないから結婚式はできない、結婚するのは、患者さんのおばあさんだったのだ。


掲示板が変わった。しかし掲載されたのはジェイルではなく、”オ・ジヨン看護師”だった。

その日、産婦人科の集合写真が撮影された。遅れてきたク・ドウォンはイヨンの横に立った。合図で全員、”おぎゃあ”と言ったが、ドウォンは無理だった、そして下を向いた、イヨンが彼の手を握っていたから、、。

第3話 感 想

3話もなかなか良かったです。

クムさん母娘とイヨンのエピソード

クムさんの母親が、チョ教授に大声で叱られているイヨンを救って、ベンチで話す場面に感動しました。

教授にコテンパンに叱られているイヨンを”うらやましい”という母親の心情がとてもよくわかって、涙、涙でした。若くて、病気になった娘を思うと、涙がとまらないですよね。

また、ずっと気丈だったクムさんが手術室に入り、手術台を見た途端に、感情が溢れだし号泣する場面と、イヨンが、チョ教授に自分のミスだと電話して手術時間を遅らせた場面も、涙、涙でした。ありきたりのことばは、患者さんには響かない。それより、黙って泣かせてくれたイヨンをクムさんはほんとにありがたく思ったでしょう。

もう一つ感動したのは、急に娘が出産して、孫ができた父親の言葉。

サビは父親に「おめでとうございます、かわいいです」と、ジェイルの助言通り言ったけど、父親の心情は、そんなに簡単なものではなかったですね。無事赤ちゃんが産まれたことをありがたいと思いながらも、これからの娘のことを思うと複雑な父親の心情、それが描かれていたことに共感しました。

2つのエピソードの描かれ方、すばらしい脚本だと思いました。

第4話 あらすじ

オ・イヨンはいつも叱られていた。他3人のレジデントたちは、ログアウトし忘れたイヨンのパソコンの中に”辞表”があるのを見てしまった。

4人はソ教授に呼ばれ、論文の進行状況をまとめてほしいと頼まれた。キム・サビがいの一番にてを挙げたが、教授はイヨンを担当にした。サビは「辞めたがっている人になぜ」と嫉妬した。

翌朝、ソ教授は、当直明けのイヨンに、ファンボさんのケース(エブスタイン奇形:右心房が肥大する心臓病)の産前協診の説明を命じた。サビはますますイヨンに嫉妬した。

イヨンはドウォンと一緒に、胸部外科のキム・ジュンワン教授に説明しようとしたが、キム教授からの質問に何も答えられなかった。

ドウォンが、”ファボンさんは2021年に妊娠した時は20週で奇形が見つかり32週で死産となったこと”を説明し、今回の妊娠にも同じ奇形が見つかっているので、ソ教授、キム教授と今後の治療方針について話し合った。が、イヨンはこんな大事な場面でも、パソコンに隠れて居眠りをしていた、、。


オム・ジェイルは、また患者にトンチンカンな処置をして、ダヘ先生から大目玉を喰らっていた。ベテランの看護師のジュヨンが起点を効かせて救ってくれた。

しかし盗み聞きしていたナムギョンは、ジェイルが看護師にナメられていると誤解してしまった。そしてジュヨンさんに無礼な態度を取り始めた。これには理由があった。ナムギョンは、ミョン先生(2話の後輩いじめの先生)から、”看護師よりレジデントの方が偉い”と要らぬ助言を受けていたのだ。


ナムジョンは、抗がん剤の影響で気分が悪い患者を診察に、ジュヨン看護師と向かった。

患者はナムジョンが点滴のチェックをしている時に、吐いてしまった。驚いたナムギョンは体を引いたが、ジュヨンさんはそれを手で受けていた。

ナムギョンが吐き気止めを処方し病室に戻ると、ジュヨンが床の掃除を終えていた。チョ教授が来てチェックした時も、ジュヨンさんが助けてくれた。

その夜、ジェイルが患者からスイーツを看護師たちに持ってきた。ナムジョンがコーヒーを持ってきて、ジュヨンさんに無礼へのお詫びと感謝の気持ちを表した。


サビはウンミ先生から、手術室のノートの記録について注意を受け、「イヨンが上手に書いていた」と言われて、またモヤモヤした。

横のイヨンのパソコンがまた開いたまま、、、ソ教授の依頼で作成した資料が保存されていなかった。サビはその資料を削除した、、。

翌日、イヨンはソ教授から資料ができていない件で、また怒られていた。

”ソ教授はイヨンを許さない、手術室にも入れない、教授の手術に自分が入れる”とサビは期待していたが、戻ってきたイヨンは、3ヶ月間資料作りを任され、手術にも毎回出るように指示されていた。サビは納得できなかった。


イヨンはすぐに次の手術の助手に入った。

イヨンはドウォンにメスを渡したが、間違って刃の方を向け、彼は右手に怪我をしてしまった。手術は問題なく継続され、ソ教授が赤ちゃんを取り上げた。ドウォンは手の処置のため手術室をでた。ソ教授はイヨンに命じ、最後の仕上げを一緒にした。イヨンはきれいに仕上げた。


その直後に、急患が運ばれた。

ファンボさんだった。20週で破水していた。ドウォンはすぐにソ教授にファンボさんの状況を伝えた。

教授はファンボさんとご主人に、妊娠の維持は難しい、母体が持たないのですぐに誘発分娩が必要なことを伝えた。しかしファンボさんは赤ちゃんを諦めきれず泣いた。前回も32週で赤ちゃんを亡くしているのだ。

教授はご主人を病室の外に呼んで、「急ぎましょう。心臓に奇形があるかどうか検査しますか?」と聞いた。

ご主人は、「妻は前の子供が天使になった後 戻ってきたと思っている。また子供に出会いたいと思うはず、検査してください」と頼み、「痛みはないですか?」と聞いた。ドウォンが「ありません、ご心配なく」と答えた。


ソ教授はドウォンに、「ファンボさんの子供の検査はオ先生に任せる」と電話していた。それをサビが聞いていた。そして教授は、イヨンへの伝言をメモに書いてパソコンの横にくっつけた。

オ・イヨン:序論の早産に関するレファレンスは午後までに提出を”と書かれていた。サビはそのメモをわざと床に落とした。しかし気になりすぐ戻ったが、メモはなくなっていた。

サビは、イヨンがまた怒られている、と聞き心配していた。しかし、控室に戻ってきたイヨンは、メモを拾って、すでに教授に提出していた。彼女はサビがメモを落としたのを見たが、それは黙っていた。

イヨンはサビに、「教授に、ファボンさんの赤ちゃんの検査をやれと言われたが、”できない”と言って、すごく怒られた」と言うと、サビは「なぜ?妊婦が次に妊娠する手助けにもなるし、研究もできる。産婦や赤ちゃんのためになるから、やらなきゃ」と言った。

イヨンは「ソ教授みたい」と言い、「一緒にやってほしい、怖いから」とサビにお願いした。


ファンボさんは分娩し、イヨンは赤ちゃんを受け取った。布が被せられた小さな体、布の下で心臓が動いていたが、それが止まった。

イヨンは隣の分娩室に赤ちゃんを運んだ。サビが待っていた。

手術台に小さな体を置いた。2人は赤ちゃんにお別れをした。

サビが、今日の日時を言い、「かわいい赤ちゃんが天国に旅立ちました」と。

「お母さんが待ってるよ。天国で心臓を治療したら戻ってきて。ごめんね」とイヨンが言った。

検査が終わった後、イヨンはサビにお礼をいい、サビは謝ったが、その理由は秘密と言った。


ソ教授はファンボさんの病室の前に立った。キム・ジュンワン医師が来て横に立った。

「2回目だろ、妊婦も君も、怖い時は2人がいい」と彼は言った。「そうね、でも母親は独りだわ。待ってて」と言って、教授は病室に入った。

ソ教授は、「検査の結果ができるのに1ヶ月ほどかかるかと」と言った後、ベッドの横に座って、「ファンボさん、今日まではたくさん泣きましょう。次こそ元気な赤ちゃんの泣き声を一緒にききましょう」と言ってファンボさんの手を握った。ファンボさんは大声で泣いた。

ジュンワン医師は病室の外で泣き声を聞いていた。

第4話 感 想

このドラマ、4人のレジデントの奮闘・成長ドラマだけではないですね。

産婦人科という病棟での”命”が描かれていて、心が揺さぶられます。

今回のメインのエビソードは、ファンボさんの妊娠のケース、専門用語がたくさん出てきて、理解が難しかったです。しかし、医学的な知識や脚本がしっかりしていて、臨場感があるので、ドラマに重みを感じました。

サビはイヨンに嫉妬を感じて、イヨンを困らせることをしました。優秀でやる気もあるサビにすれば、やる気がない、仕事を辞めようと思っているイヨンにばかり難しい仕事が与えられることに、納得できなかったのでしょう。

サビは、仕事を与えられるのはチャンスだと知ってて、「妊婦と赤ちゃんのためになるなら、しなくちゃ」と分かっている、ソ教授と同じです。

イヨンは、ソ教授からあまりにもたくさんの大変なことを指示され、サビが嫉妬してるとか考える暇もないようでした。そういうことに興味もなさそうで、イヨンの良さですね。

イヨン、やる気なさそうだけれど、与えられた仕事を懸命にしている。今回はファンボさんの亡くなった小さな赤ちゃんの検査という重大な仕事を任され、サビと一緒にやり遂げました。この場面、なんとも表現できなかったですが、すごく良かったですね。


4話は、ソ教授のドラマでもありました。ファンボさんの待望の2度目の妊娠、最初の子供は死産。特殊なケースでソ教授も今度こそと言う気持ちが強くありました。無事産まれたら封をあけるウイスキーが教授の棚に置いてあったし。

でも残念な結果になってしまい、、、教授が手術後、ファンボさんの病室の前で緊張している時に、キム・ジュンワン医師が来て、「怖い時は2人がいい」と言いました。ソ教授でも怖いんだ、どんなにベテランになっても怖いんだと、それに胸を打たれました。いつも冷静、しかし常に妊婦に寄り添っている教授に感動しました。

チョン・ギョンホさん(キム・ジュンワン医師)のカメオ出演にときめきました❤️。

第5話 あらすじ

イヨンは、ナ・セジンさんに手術の手順を説明していたが、息子のミンジュンはその横で、WiFiを繋いでとダダをこねていた。

セジンさんは「全身麻酔をすると目覚めない人もいると聞いた」と心配していた。イヨンが「手術の後 名前を呼ぶと皆さん意識が戻る」と言うと、「それでは、”ナ•セジン”と大声で呼んでください」とイヨンに頼んだ。

同室のハさんの横では、娘のヘミンが静かにしていた。セジンさんは、ヘミンがしっかりしているので自分の息子より年上だと思っていたが、へミンも同じ10歳だった

チョ教授が入ってきた。

ハさんは教授に、抗がん剤治療はできるか?と聞いた。教授は「免疫力を高める注射を打って明日血液検査を」と答えた。

教授が「10年で手術を4回、抗がん剤と放射線治療で体が疲れたようです」と言うと、ハさんは、「前回は大変だったけど回復しました、今回も大丈夫です」と笑顔で答えた。

イヨンはハさん頼まれ、病院の食堂でへミンと一緒にランチを取った。


へミンは泣いているミンジュンを連れて医局に来て、彼の母のセジンさんの手術はいつ終わるか聞いた。

その頃、セジンさんの手術は無事終了していた。イヨンは、「ナ・セジンさん」と大きな声で呼んだ。セジンさんは驚いて目覚め、安堵した。


病室に戻ったセジンさん、息子のミンジュンは母親に抱きついて寝ていた。

チョ教授が「転移はなかったが、塞栓そくせん症に注意を」と言った。

同室のハさんが、「抗がん剤の治療中に塞栓症で急に亡くなる人も多い」と言った。

教授はハさんに、免疫の数値が良くなったので、抗がん剤治療を行うと言った。


しかしその夜、「産婦人科 コードブルー」の放送が流れ、ハさんはICUに運ばれた。

イヨンがチョ教授に、「午後は安定していたが、1時間前に呼吸困難と胸痛を訴えた。塞栓症かと」と報告した。

家族として娘のへミンが呼ばれた。

教授が、「お母さんは息をするのが苦しいんだ」と言うと、へミンは「お母さんは死にません。お母さんは私が生まれた時からずっと病気、この前も退院しました」と言った。教授はそれ以上何も言えなかった。

へミンのために、ハさんが支援を受けてる財団から人が来ることになっていた。事前にハさんが準備していた。

教授はイヨンに「その人が来るまで娘さんと一緒にいて、説明してあげてほしい」と頼んだ。


暗い待合室にイヨンはへミンと座った。

「お母さんは天国に行くの」とイヨンが口を開いた。「行かないわ。いつも良くなって退院する」とへミンは同じことを言った。

「今回はちがう、お母さんは天国にいく。お母さんの顔を見ておいて」とイヨン。

へミンはしばらく黙って、、「じゃあ、私は、どうなるの?」と涙を流した。

「世話をしてくれる人をお母さんが用意してくれた。もうすぐ来るわ」とイヨンは言って、彼女の手を取った。

「明日の早朝ぐらいにお別れかもしれない。お母さんに気持ちを伝えて。写真があるからお母さんの顔は覚えてるけど、においはすぐ忘れちゃう、だからお母さんの服を大切にするのよ

”これからは強く立派に生きるのよ。よく食べて勉強しなさい”、みんながそう言うはずよ、私も言われた。中学生の時にお母さんが天国に行ったの。でも無理だった、お母さんが亡くなって心に大きな穴が開いたからよ、今でも開いてる。泣きたいのを我慢したり、無理に笑ったりしなくていい、分かった?」と言った。へミンは頷いた。イヨンは「私の連絡先よ、辛いことがあったら連絡して、毎日でもいい」と言ってメモを渡した。へミンは受け取った。

そこに財団の男性が現れた。「ハさんを支援する財団の者です。へミンとも顔見知りです」と自己紹介したのは、あしなが財団のアン・ジュンウォン先生だった。

へミンのこれからを心配するイヨンに、「親戚の人がこちらに向かっている、我々も引き続きケアする」とアン先生は答えた。イヨンは安堵した。

アン先生はへミンに優しく話しかけ、「お母さんに会いたい?会いに行こう」と言うと、へミンは「お母さん」と激しく泣いた。先生は彼女を抱き寄せた。


翌朝イヨンは、母の声で目覚めた。だが母の姿は(もちろん)ない。彼女は泣き崩れた。

第5話 感 想

5話もジーンとしました。

10歳のミンジュンへミン、それぞれのお母さんが病気で同室。

大人の事情は何もわからず、お母さんが大事な手術の話を聞いているのにWiFiとダダをこね、お母さんが手術室に行ってしまうと泣いてしまうミンジュン

一方、生まれた時からお母さんはずっと病気で、4回も手術をしているが、いつも良くなって退院するから冷静で落ちつているへミン

しかし今回、へミンのお母さんは、「抗がん剤の治療中で命を落とす人もいる」と本人が言ってた塞栓症になって、命は助からない、、。

暗い病院の待合室で、イヨンが娘のへミンに淡々とそのことを話す。「匂いはすぐ忘れるから、お母さんの服は大切に」と言った時、彼女もお母さんを亡くしていることがわかりましたね。

イヨンが淡々と話したからこそ、へミンの心に届いたと思いました。同じように子供の時にお母さんを亡くしてるイヨンの言葉だから。イヨンからもらったメモは、へミンのお守りになるだろうと思います。つらいときにいつでも電話できる人がいると思うだけでも、救われるから。

イヨンの話を涙を流しながらも、静かに聞いているへミン、この子役の演技が上手すぎで、涙なしでは見られませんでした。

ハさんは万が一のことも想定して、財団の方を準備していました。明るく「よくなります」と教授に話しているハさんでしたが、覚悟をしていて、娘の今後のことを準備していたのですね(涙)。

ハさんを支援する財団の者としてアン先生が出てきた時は、すごく嬉しかったです。アン先生たちがついているなら、ヘミンは大丈夫なはずと安堵しました、ドラマなんですが。

アン先生を医師ではなく、”あしなが財団の人”として登場させる脚本も素晴らしいと思いました。

ユ・ヨンソクさん、いつでも本当に素敵です❤️


以下、ユ・ヨンソクさん主演のドラマ2つ、とても好きなドラマです。

第6話 あらすじ

オ・ジュヨン(イヨンの姉)は、夫のク・スンウォンと不妊治療のために病院に来ていた。スンウォンは、妻が無理をしているのではと気遣っていたが、ジュヨンは「最後に自分のためにしたいの」と気丈に言った。


妊婦のムン・ヨンシンさんは、超音波検査の回数が一番多いことで有名だった。最低週1回で、最近は2回来ていた。ウンミ先生やダヘ先生が検査するが、いつも問題なかった。オム・ジェイルは、いつも検査を見学していた。


イヨンク・ドウォンの車で一緒に帰っている時、ミョン先生から電話があった。

「先週、論文を提出したが、共同で筆頭著者になるのは貢献度が違いすぎるので、ク先生を第2著者にした。それのことを言い忘れた」と言うことだった。

しかし、その論文を実際に書いたのはドウォンだった。彼は気を悪くしたが、「運転中なので」と言って電話を切った。横で聞いていたイヨンは、ミョンに怒りが沸き起こった。


翌日、ミョン先生の名前で発表した論文は”学会発表賞”に選ばれた。

妊婦のチャ・ボンミさんが出血してると連絡がきて、コン教授、ドウォン、イヨンはすぐに病室に、緊急帝王切開になった。

イヨンは外出から戻ってきたご主人に、経緯を報告し、手術室のそばで待つようにお願いした。

チャさんの赤ちゃんは無事に取り上げられたが、癒着がひどかった。教授はイヨンに、子宮摘出の可能性があるので同意書をもらうよう指示した。事前にご主人に説明済みだったので、イヨンは同意書をもらった。

出血を止めることができ、手術は無事終了した。待っていたご主人は、子宮摘出せずに済んだと知り涙を流して喜んだ。

しばらくして、チャさんを乗せたベッドが手術室から出てきた。ご主人は妻にやさしく声をかけた。このご主人は、”奥さん思いの優しい人”と病院中で噂されていた、、、しかし、

「もう心配ない。2人目を考えよう、次は男の子を。息子と娘を持つのが夢なんだ、2ヶ月休んで妊活を始めよう」と言った。

その言葉に、付き添っていたドウォンたちは驚きベッドを止めた。奥さんの顔が引きつっていた。奥さんは、イヨンに「先生」と小さな声で言い、耳元で何か言った。

この野郎が、、2人目なんてよくそんなことが、、このXXったれ”」とイヨンが突然 悪態をつき、「奥さんに伝えてくれと言われて」と普通の声で付け足した。

ご主人は驚いたが、奥さんはまたイヨンに伝言した。

「残りも伝えてほしいそうで、、。”黙れ!XXXXXX」と悪態が続いた、、。ドウォン、看護師たちは驚いたが、笑いをこらえていた。ご主人は困りきり、奥さんはニンマリ笑った🤣🤣🤣。


ジェイルは3日ぶりに家に帰ろうとしていたが、呼び出で引き返した。

ムンさんがまた超音波検査に来ていた。ダヘ先生が検査し問題なかった。

しかしムンさんは不安そうだった。ジェイルは「ご迷惑じゃなければ、僕が時間をかけてみます」と声をかけ、「ここが頭、目、鼻、口、蹴ってます、心臓の音も聴かせます」と言って丁寧に検査した。ムンさんに笑顔が戻った。

ジェイルはまた病院に泊まった。


翌日、ジェイルはムンさんの指名で、また彼女の超音波検査を行った。何かが見えて、すぐにソ教授を呼んだ。

教授は「これはなかなか見つからない」と言い、ムンさんに状況を説明した。

すぐに手術して帝王切開で出産になり、元気な赤ちゃんが誕生した。

ソ教授はムンさんに、「何度 超音波検査を受けても、急に症状が出ることがある。赤ちゃんは問題ない」と、ムンさんが納得できるように何度も説明した。

その後、教授は「生まれてからが始まり。生まれたらもっと心配事が増えます。子供がその分、たくさん喜びをくれます。幸せの代償です」と言った。ムンさん涙を流して教授にお礼を言った。

彼女は、ジェイルにお礼の品物を用意していたが、その頃、彼は、ムンさんに赤ちゃんの写真を見せてあげようと新生児室に来て、赤ちゃんに見とれていた。


キム・サビは、ピョ・ナムギョンとけんかばかりしていた。食堂で偶然一緒になったドウォンに、「理解できません」と訴えると、彼は「理解しようとするな、受け入れろ。人は変えられないから」とアドバイスしたが、サビは、自分は言いたいことを言う、と言った。


オ・ジュヨンは、採卵後の痛みを抱えながら電車に乗っていた。そこに病院から電話、「採卵翌日に、2つを授精させたが、2つとの状態が悪く培養に失敗した」との知らせだった。


イオンとドウォンはコン教授の指示で、ミョン先生が表彰される学会に出席した。

表彰の後、ミョンはドウォンに賞金を渡そうとしていたが、彼は断った。

「私は手柄を横取りした訳じゃない。変な噂が教授たちの耳に入ったら困るわ。あなたに言うのを忘れたのはミスよ」とミョンは言った。

そこにイヨンが来て、ミョンに「2回も会話が耳に入った。謝ってませんよね」と言った。

「えっ?謝らなかった?、、、ごめんね、ク先生」とミョンは言い、帰った。


イヨンとドウォンは、公園でビールを飲んだ。

「気が晴れた」と言うイヨンに、ドウォンは「目をつけられたぞ」とちょっと脅したが、イヨンは、「考えるだけで腹が立つ、”XX野郎”」と悪態をついた。

ドウォンは「もう一度言って」とリクエストした、悪態を。

「あのXX野郎、ふざけないで、言いたい放題いいやがって、クソッタレ、バカ野郎」とイヨン。

その悪態にドウォンは心から笑った、イヨンも一緒に笑った。

第6話 感 想

ずっとドジで失敗続きだったオム・ジェイル君が活躍しました、おめでとう。

新生児室の前で、ムンさんの生まれたばかりの赤ちゃんを見ている時のジェイルと先輩の医師の会話。

「この中で一番背が低くて軽い赤ちゃん、最下位なんです」とジェイルが言うと、「今は最下位だとしても1位になって出ればいい」と先輩が言いました。これは、ジェイルへの励ましの言葉でもありましたね。

このカメオ出演の先生、名前は忘れましたが、「賢い医師生活」の双子のレジデントの弟の方で、いつも、胸部外科教授のチョン・ギョンホ先生に問題を出されて、答えられず、絞られてました。彼もその頃は最下位だったけど、今は、立派な医師になったようですね!


”すごく妻 思いでやさしい”との評判の夫が、実は妻の気持ちや体のことを何もわかっていなかった、というのも、すごくユーモアがありました。

イヨンの罵倒の言葉(奥さんの伝言)に、ご主人は引いてましたが、ドウォンたちは笑ってたし、何よりも奥さんが満足げだったのが、ほんと笑えました🤣👍


そして、ミョン先生、やはり彼女は期待(?)を裏切りません。

ドウォン先生が彼女から論文を頼まれている時からイヤな予感がしてたけど、やっぱりでした。論文はドウォンに書かせて、筆頭著者は自分にし、手柄を横取りしました。

ドウォンは、腹が立っても、相手は変わらないから受け入れようとしてましたが、イヨンは我慢ならなかったようです。イヨンは肝が座っているから、今後ミョンに目をつけられても大丈夫でしょう。

公園で、ドウォン先生がすごく期待して”イヨンの悪態”を待っている表情と、悪態を聞いて大笑いする彼がすごくがよかったです。きっとこれで、ミョン先生へのくすぶった気持ちは全て消えたと思います。イヨンも笑って、、、2人の笑顔が最高でした!

怒りのような感情を、こうやって発散させらるとほんとにいいなと思いました。

よい脚本と俳優さんの演技がいいです。

第7話 あらすじ

リュ教授ナムギョンインターンタクギオンは、ある患者の担当になった。患者の息子から、「母には、がんを隠して手術をしてほしい。母は、がんになっても手術しないと言っているから、今回は良性の腫瘍だと言って入院させた」と事情を話した。

患者は、”緑豆チヂミ店のおばあさん“で、お金は子供ために使うべきだと小児科に毎年1億ウォン寄付している人だった (すごく立派な方ですね)。

リュ医師は、「これまで恩返し、病名は伏せることにしよう」とナムギョンとギオンに話した。


レジデントたちは、ク・ドウォン先生に焼肉をご馳走になった。4人はそれぞれ悩みを打ち明けた。

オム・ジェイルは、救急科のパク先生が、腹痛の女性患者がきたらすぐ産婦人科をコールするので、ストレスだと言った。

キム・サビは、小児科のパク先生が、呼ぶのが早くても遅くても文句を言う、小児科には医師が少ないと訴えた。

オ・イヨンは、麻酔科のハム・ドンホ医師に、1日に何度も呼びすぎだと怒られていた。

ドウォン先生は、「産婦人科は、いきなり手術室を占領して、赤ちゃんで脅すから、”チンピラ”と呼ばれ嫌われてる。ケンカしても損するだけだから、仲良くしろ」とさとした。


オ・ジュヨン(イヨンの姉)は、また不妊治療を始めた。


ク・ドウォンは、翌日から3日間の休みを取る予定。

ソ教授、「忙しかったし、論文で苦労したでしょ、ゆっくり休んで」と言った。

コン教授は、「今日は手術2件を手伝って。論文の資料、教授の退任式の計画も」とたくさんの仕事を頼んだ。

チョ教授からは、ナムギョンが提出したレポートについて、彼女に指導するように頼まれた。ドウォンは彼女から、「インターンのタクがミスが多くて心配だが、指導している、頼りにされてるので」と得意げに話した。

そしてドウォンは、その夜11時半過ぎ、「明日から3日間休暇、絶対電話してくるな」とレジデントたちに言って帰った。


翌日:

インターンのタク・ギオンが一人で、緑豆チヂミのおばあさんに手術の同意書の説明をしていたが、”ガンの手術”と言ってしまい、おばあさんはすごくショックを受けた。

患者は、リュ医師とナムギョンを呼び、「だまされて不愉快だから手術をする気はなかったが、先生が正直に言ってくれた、ありがとう」とギホンに感謝し、手術に同意し、彼に手術に立ち会うように頼んだ。

ナムギョンは、小さい文字だと患者が読みづらいと思い、大きな文字で同意書を作成していたが、患者は文字が読めなかった。


その夜、イヨンは当直だった。そこに急患の連絡が入りすぐに駆けつけた。

他院で破水して運ばれてきた妊婦で、”マルガリータ、カラシニコバ”という長い名前の外国人、韓国語も英語もよく通じなかった。

イヨンは、すぐに手術中のソ教授に電話し指示を仰いだ。教授の手術はすぐ終わる予定だったが、、。

妊婦が痛がり出したので、イヨンが見ると、赤ちゃんの足が出てきていた。

すぐに手術をしなくてはならない。イヨンは救急科のパク医師と一緒に妊婦を手術室に移動させた。パク教授が麻酔科のハム医師を呼び、小児科のパク医師も緊急を察して手術室に入ってきた。

イヨンはソ教授に電話して緊急事態だと言ったが、教授の手術は長引いていて手が離せない。

他の医師も手術中で、医師は誰もいない。救急科のパク医師が、妊婦のご主人が手術に同意したと言った。

イヨンが開腹するしかない。他の医師たちは彼女を励ました。

イヨンが緊張しながらメスで腹を切った時、「もっと深く」とク・ドウォンが入ってきた

みんなが安堵、イヨンは彼にメスを渡し、助手としてドウォンを助けた。

彼は、宿直室で寝坊してしまい、休暇に行く予定の台湾行きの飛行機に乗れなかったようだ。

帝王切開で男の子が生まれた。イヨンが取り上げてベッドに寝かせたが、泣かない。小児科と救急科の両パク先生が、赤ちゃんを泣かすために働いた。ソ教授が入ってきて、イヨンと代わった。

イヨンとドンホ医師も赤ちゃんのそばにきて、”泣く”ように祈った。赤ちゃんが泣いた4人の医師たちは涙を流した

そして、イヨンと麻酔医のドンホは思わず抱き合った。ドウォンは複雑な目で見ていた。

手術が終わった後、ソ教授はドウォンに感謝し、「オ先生は手際がいいし度胸がある」とイヨンを褒めた。


手術を終えて、ナムギョンは宿直室のベッドで寝ていた、そこにギホンから着信があった、ずっと待っていた電話だ。

彼は救急センターに来ていた。お母さんが階段で転んだので、急いで連れてきたのだ。

ナムギョンが、彼のお母さんの状況を別の医師に聞き、お母さんは心配ないと伝えると、彼は感謝した。彼女はいつもの通り、またすぐによりを戻せると思っていたが、彼にその気はなかった。

「君にとって”別れる”と簡単に言える存在の自分が悲しかった。君が他の男と会ってることも、就活中の自分を恥じてることも知っていた。でも、君が別れようと言った日、初めて悲しくなかった。母のことで電話してごめん、もうしない」と言った。

ナムギョンは、「よりを戻そうとは言わない、でも電話して、誰かが病気になったら、私は医者だから」と言って去った。少しして振り向いたが、彼の姿はなかった。ナムギョンは泣いた。


イヨンは、ドウォンに、「コーヒーをおごって」をメールした。

外で待っていると雨が降り出した、そこに傘が、、、差し掛けたのは、ドウォンではなく、麻酔医のドンホだった。彼はドリンクを出した。人を待っているというイヨンに「傘を返してくれる時に、一緒に食事を」と誘った。ドウォンが2人の様子を見ていた。

第7話 感 想

7話もよかったです。

急患で外国人の妊婦が来た時のピンチを、救急のパク医師、小児科のパク医師、麻酔科のハム医師の3人の医師が協力し、イヨンを励まし助けてくれた場面がよかったです。赤ちゃんが泣いた時に、4人が安堵の涙を見せたのが、感動でした。

最初に、レジデントたちにそれぞれの科の先生たちのグチを言わせていたのも、この流れに持っていくためでしたね。

そして休暇に行っていたはずのドウォンが手術室に現れ、イヨンを助け、赤ちゃんは無事に誕生しました。

冒頭ではイヨンにすごく怒っていた麻酔医のハム・ドンホ医師は、イヨンにすっかり心を奪われたようです。

イヨン、超絶忙しいけれど、モテ期にも入っているようです😍


ナムギョンの一生懸命さもいいです!。うっかりガンだと漏らしてしまったインターンが、患者の信頼を得たのに、読みやすいようにと文字を大きくしたナムギョンの努力は報われないというの皮肉でしたが、こう言うことあるあると思いました。

また彼女は、とうとうギホンに振られてしまった。彼女はまたよりを戻せると簡単に考えていたけれど、そうはいかなかった。振られて泣いてる彼女、それを見て笑うインターン、なんかいい場面でした。


ソ教授が、ドウォンの休暇の前日、「論文で苦労したでしょ」と言ったは嬉しかった。教授は、ミョン先生が手柄を一人じめにしたことをお見通しだと分かったので、ドウォン先生は大丈夫ですね。


小児科のパク先生、優しそうで、小児科にピッタリのいい先生なんだろうって思います。

人物のキャラクターがうまく描かれていますね。

第8話 あらすじ

キム・サビは、チョ教授から、報告について注意を受けながら歩いていたが、突然倒れた。リュ教授に手術が必要と診断され、翌日手術をした。


イヨンは、ソ教授から”100日祝いのケーキ”の手配を頼まれた。

母体・胎児集中治療室MFICU)のチさんのためだった。彼女は入院して100日目、妊娠期間を家族の代わりにソ教授と看護師たちがお祝いしたのだ。チさんは、”どうか無事に生まれますように”とお祈りした。彼女は、以前に双子を産んだ時も80日間入院していたから、入院には慣れてるが、子供たちに会えないのがつらかった。

チさんは、自らをMFICUの専門家だと言って、新しく入院してきた妊婦たちの悩みを解決してあげた。例えば、「眠れない」と言う妊婦には、手先を動かして集中すればいいと折り紙を勧め、便秘の人には、プルージュースを勧めた。イヨンはチさんに助けられた。


イヨンはエレベータの前でドンホ医師に話しかけられ、金曜日に食事をすることになった。

翌日、イヨンが携帯をチェックすると、毎日ドンホから食事の誘いのメッセージが来ていた。

イヨンは、デートの誘いなのか分からず、「友達のことだけど」とウソをついて、ジェイルとナムギョンに相談した。ジェイルは「デートの誘い」と言ったが、ナムギョンは「打ち上げに誘っているだけ」と意見が分かれた。


ナムギョンの母親が入院してきたが、ナムギョンは初耳だった。母は、キム・サビと同じ部屋になった。

リュ教授が、「良性なので心配する必要はない」と母親に説明していた。母親はナムギョンのことを、「夫が”お姫様”と甘やかして育てたから、1人では何もできない子」だと言ったので、”お姫様”は、すぐに病院に広まった。

ナムギョンは母親に明日の手術の確認に来た。母はパンしか食べていない娘に、持参した肉まんを食べさせようとしたが、娘は拒否した。母は大量の肉まんを持参していた。家は「有名な肉まんの専門店」なのだ。

夜、ナムギョンは母親のベッドの横にマットレスを敷いて寝た。手術のことを心配する母に、大丈夫よと慰めた。


オ・ジュヨンは「昨夜、生まれて一番泣いた日の夢を見て、夢の中で泣いていたら息ができなくなって目覚めた」と夫に話した。

夫はもちろんその日のことを覚えていて、「イヨンが泣くのを初めて見た」と言うと、ジュヨンは、イヨンが泣いたことを初めて知り驚いた。

ジュヨンは、夫の協力で不妊治療を始めた。


翌朝、チョ教授はキム・サビの姿を見て急いで逃げた🤣。

サビはまだ入院中だが、仕事をしようとしていた。ジェイルが「退院したら?」と言うと、サビは「チョ教授から止められた」と言った。(チョ教授、サビのこと責任感じてる心配してますね)。

ナムギョンのお母さんが持ってきた肉まんは、ナースステーションでも、婦人科、産科でも大人気だった。

ナムギョン、ジェイル、サビは肉まんを食べながら、親に対して不満を言い出したが、イヨンが「いるだけで幸せよ」と言ったので、3人は無言になった。


ナムギョンはお母さんを手術室の前まで送って、「ゆっくり寝るだけよ」と励ました。医師に、「母は寒がりなので、手術後に毛布をかけてください」と頼んだ。

ナムギョンが別の手術を終えて母の病室に行くと、母は戻ってベッドに寝ていた。サビが母に毛布をかけてくれていた。気づいた母が「痛いわね」と言うと、サビが「痛いのが正解です」と言った。すぐ呼び出されていく娘に、母は「パンじゃなく、ご飯を食べて」と心配した。


MFICUのチさんは、泣いていた。

病室の外で、クウォン先生がソ教授にチさんの経緯を説明していた。「胎動を感じないと言われ再検査したところ心拍がみえず、体内死亡かと」と。ソ教授は「私はどうすれば?同じ母親として言葉がみつからない。哀悼の言葉も簡単には言えない」と途方に暮れていた。

イヨンは食事を用意して、カーテンの外で、チさんが泣いているのを聞いていたが、クウォン先生に、「手術の説明は私がする」と言った。

イヨンは、チさんのベッドのテーブルに食事を乗せて、「食べてください」と言った。

チさんは何も言わず、手術の同意書にサインを始めた。イヨンが、慰めのことばを言おうとしたが、チさんは首を横に振った。

イヨンは、淡々と手術について話始めた。

「手術は朝行うので、0時から絶食で、手術後も食事はできない、だから今食べないと空腹になる」と言ったが、チさんは食べる気がなかった。

「空腹になる自分を責めるはず、”母親として失格だ”と。姉が言ってました、泣きながらそんなことを。翌日も目が覚めるなり、”空腹だ、赤ちゃんも空腹だろう”と泣いてました。もう赤ちゃんに食事は必要ないと話しても、聞きませんでした。もう5年経ったのに、まだ夢にみるそうです。空腹だと自分を責めないためにも食べてください」とイヨンは言って、お箸とスプーンを渡した。チさんは泣きながら食事を始めた。

ソ教授が、カーテンの外で聞いていたが、そっと病室から出ていった。


翌日、サビは退院して、レジデントたちとナムギョンのお母さんに飲み物を買ってあげた。

ナムギョンが母の病室に行くと、サビ、ジェイル、イヨンが母と一緒にいた。ナムギョンは安心した。

彼女は病院の前で母とタクシーを待った。

「もう病院には来ないで。病気にならないで」とナムギョンは言った。

「分かった。手術は怖かったけど、幸せだった。娘と一緒に寝られたのは中学生以来だわ。幸せな2泊3日だった」と母が言ったので、ナムギョンは泣き出した。子供みたいに母に抱きついて泣いた。


イヨンがレストランに行くと、個室を案内されびっくりした。

中に入ると、ドンホ以外に、救急科のパク先生、産婦人科のパク先生、そしてドウォンを見つけたチュ先生がいた。あの日の打ち上げだったと分かり、イヨンはホッとした。

ドンホは、イヨンが好きな人が誰だか分かってしまった、だから他の医師も誘って打ち上げにしたのだったが。

帰り、同い方角のイヨンとドンホが歩いていた。

「片思いならやめて、僕はどう?」とドンホは告白したが、イヨンは「ク先生のことがすごく好きなんです」と断った。

イヨンは病院に携帯を取りに戻った。ドウォンは、イヨンが食事に行ったことを知り、彼女を待っていた。(もちろん、彼女には言わないが)。2人はバス停にいた。イヨンから、あの日の打ち上げの食事会だったと聞き、ドウォンはほっとした。彼の心拍数が上がった、彼女の横にピッタリ座ったから。

第8話 感 想

8話も良かったです。

MFICUのチさんが、100日の入院していたのに、体内死産になったのは、ほんとにつらかったです。ソ教授でさえ、「私はどうすればいいのか、なんて言えばいいのか」と途方に暮れていました。こんな時、簡単に同情されたり、哀悼の言葉を言われるのは、当事者には耐え難いでしょう。

イヨンは、ただ「食事をしてください」と淡々と話しました。5年前に同じ体験をしたお姉さんのことを話しながら。その言葉は、チさんに通じました。

イヨンの話から、お姉さんのつらい過去と不妊治療を再開した事情も分かりましたね。

5話の母親を亡くした娘さんへの話もそうでしたが、ほんとうにつらい思いをした人に、簡単にかける言葉はありませんね。黙っていることが一番の思いやりだったりします。


冒頭では、サビの手術がありました。彼女も手術を受けて、患者さんの気持ちがわかるようになってよかったですね。ナムギョンのお母さんにとても親切でした。

ナムギョンとお母さんの話も良かったです。親に怒る娘、、安心しきってるから怒るのですが、母ほどありがたいものはありません。

レジデントたち、いい仲間になってきましたね。


イヨンとドウォンの恋路に、ドンホが割り込んでくるのかな?と一瞬思いましたが、そうはならないようです。

ドウォンはまだイヨンに思いを伝えていませんが、いつ、どう言う形で伝えるのでしょうか?

第9話 あらすじ

産婦人科にTVのバラエティ番組の取材が入ることになり、オ・イヨンが担当になった。

それに合わせたようにミョン先生が、倒れた妊婦(ソンさん)と一緒に救急車で現れ、早々にミョンがTV番組の主役に踊りでた。ミョンはカメラの前では患者に最高の笑顔を見せ、頼りになる女医を演じた。

看護師たちは、ミョンの行動をあやしんでいたが、一番の被害を被ったのはイヨンだった。

ミョンはイヨンに、自然分娩の準備を指示した。イヨンは、妊婦のデータから、自然分娩は難しいと意見を言ったが、ミョンは「カメラの前での約束した、自然分娩にする」と取り合わなかった。


オム・ジェイルは3年目のウンミ先生の指示を忘れていて、チョ教授からひどく叱られたが、ウンミ先生は、「自分が悪い」とジェイルをかばってくれた。ジェイルはウンミ先生に感謝して、彼女をローモデルにしようと思った。

一方、キム・サビは、2年目のチャ・ダヘ先生の下につき、ダヘ先生から「1年目がミスをすると私が怒られる、ミスをしないで」と注意されていた。


オ・ジュヨンは、不妊治療を勧め、今度こそと期待を持っていた。

イヨンは、姉が妊娠することを信じて、甥か姪になる子供の誕生のために、銀行で積立預金を始めた。

その日彼女は、ク・ドウォンから、「明日の9時に食事をしよう」と誘われて有頂天になった。


ジェイルとサビは、患者に、インターンのナムの失敗を謝罪した。

サビはナムに注意したが、ジェイルは彼を叱らなかった。患者の娘が出てきて、ジェイルに、“ハイボーイズ”のメンバーだったJAYでしょ? ファンでした」と感激し彼に握手を求めた。サビが怪訝そうに見ていた。


ミョンの手術(助手だが)にもカメラが入り、”ミョンが患者に寄り添っている”の絵が撮られていた。

その後、ミョンは自宅からイヨンに電話して、まだ撮影していると知ると、ソンさんを診ると言い出した。それは、彼女がイヨンとビデオ電話をしながら、病室のソンさんに話かけるという形式だったが、ソンさんはひどく感動した。そしてミョンは、イヨンに1時間毎にソンさんの様子を報告するようにと指導した。もちろん、カメラを意識してのことだった。イヨンは白けながらも指示に従った。


ジェイルは、またナムのミスの件で対応していた。ナムは、手術の見学をするように指示されていたが、別の科の手術に入っていたのだ。ジェイルはこの時もナムを叱らず、優しく諭した。


サビは、患者の手術後の経過が気になり、何度もダヘ先生に確認したが、先生からの指示は「経過観察」と変わらなかった。しかしサビはどうしても気になり、チョ教授に電話してしまった。

翌朝、サビとダヘはチョ教授から、「なぜ1年目が夜中に教授に電話してくるんだ!2年目は何をしている」とすごい剣幕で叱責された。

サビはダヘに謝ろうとしたが、ダヘは、彼女を無視して行ってしまった。


ジェイルはまた、ナムに電話した。彼が確認を怠っていたから。しかしナムは恐縮することもなく、確認するフリだけした。そして同期のインターンと食事をしながら、「1年目が扱いやすい。全部仕事をしてくれる」と話していた。それをドウォンとジェイルが聞いていた。

ジェイルがドウォンに、「僕はウンミ先生をローモデルにしている」と言うと、ドウォンは「それは、君がウンミの善意に感謝できるから。そういう人は少ない、利用しようとする人がほとんど、真面目にやっても損をする。間違えれば叱り、正解すれば褒めれば、そうしているうちに分かってくる」と諭した。


夕方、ソさん出産のために、イヨンが”いきみ”を担当した。2時間経ったが、ソさんは苦しむばかりで変化がない。ミョンに電話しても返事なく、手術室をとるべきか?とメッセージを送っても返事がなかった。イヨンが再度超音波をすると赤ちゃんが上を向いていた。

やっとミョンが電話に出た。イヨンは「自然分娩は無理、手術室の手配を」と何度も言ったが、ミョンは「今さら帝王切開はできない」と電話口でイヨンにどなった。

そして3時間が経過し、やっとミョンがソンさんの様子を見た。

そして、「オ先生、なぜ手術室に運ばず、胎児に危険が及ぶまでほおっておいたの?」と叫んだ。カメラマンが目を覚まし、その様子をカメラに収めた。

帝王切開で、無事に男児が産まれた。

手術後、ミョンはカメラの前で「手術するタイミングを学ぶべきね」と笑顔で言い、イヨンの肩を叩いた。

カメラマンが「いい映像が撮れた」と会社に報告していた。

イヨンの怒りは治らず、 ”辞表:ミョン・ウォンの理不尽な態度にこれ以上対えられない”を印刷したが、ナムギョンに破られてしまった。

ナムギョンは、「惜しくない?12月にボーナスがでる」と言った。

そしてイヨンは、ドウォンから、今夜の食事はキャンセルとの電話を受け取った。彼女は怒る気力もなかった。


1年目の4人は、カラオケに行った。ジェイルは、アイドル時代の歌と振り付けをみんなに見せたかったのだ。イヨンとナムギョンは感心して見ていたが、、、。

もっと驚いたことは、2番から、サビが完璧な振り付けでジェイルの横で踊ったことだった。

実はサビは、ハイボーイズのファンで、患者の娘さんより詳しかった。


ドウォンが公園で、イヨンの帰りを待っていた。

彼は、「店の予約が取れてなかった、花束も買ったのにダメになった。カードもわすれた。だからこれしか、、俺は、オ・イヨンが好きだ」と言った。イヨンは感激してドウォンに抱きついた。


撮影されたテレビ番組の予告がアップされた。「なぜ胎児に危険が及ぶまで放っておいたの?」とミョンに注意されるイヨン、、、ミョンの満面の笑顔のやらせ映像だった。

第9話 感 想

9話は、”人が良ければ、結局、損をする”という教訓だったのでしょうか?

イヨンは、またまたミョンにやられましたね(泣く)。イヨンの悔しい気持ち分かります。カメラの前では満面の笑顔のミョン。自分の身を守るためには、こういう人とは関わらないことですが、イヨンの立場なら無視できないし、、ほんと気の毒です。

ジェイルも、インターンのナムに決して怒らず、優しく諭していたら、インターンから”扱いやすい”と舐められてしまいました。

でも、ドウォンやウンミ先生やソ教授のような医師たちが、最後には信頼を得ることになるのだと思います。


やっとドウォンがイヨンに告白しました。

ミョンの理不尽さに振り回されて大変な1日だったけど、イヨンにとっては、ドウォンの告白で、それも吹っ飛んだと思います。

サビのキレッキレッのダンスも見ものでした🤣。

第10話 あらすじ

イヨンは、妊婦がPPH(分娩後の異常出血)で亡くなる夢を見た。実際に病院で起きたことだった。

PPHになる原因も、あらかじめPPHになる妊婦かどうかも予想できない。出血したらどう対処するかが重要、ソ教授はレジデントたちに週2回スタディーをすることした。

以前コン教授が講義していたので、彼らは資料を持っていたが、ソ教授は自分が用意した資料に差し替えた。

コン教授とソ教授はライバルでお互いに張り合っていた。

イヨンはソ教授の下につき、ナムギョンがカン教授の下についていた。2人のレジデントたちも、それぞれの教授を要求を聞くために、ケンカが絶えなくなった。

婦人科のサビは仕事が終わった後、わざわざ産科の手術を見学に来た。珍しいケースの手術だと聞いたからだ。


イヨンとドウォンは車で一緒に帰ったが、イヨンは「病院の人に、付き合ってると知られたら大変。恋愛なんかしてるからミスすると思われ、オッパーに迷惑をかけるかも」と心配していた。ドウォンは、オッパーと呼ばれて喜んだ。


翌日、サビはチョ教授から大声でネチネチと叱られていた。昨夜、サビが婦人科のチョ教授の手術ではなく、産科の手術を見たのが教授は気に入らなかった。教授に目をつけられてしまったようだ。

サビがチョ教授と患者のチョンさんを見に行くと、チョンさんの前に食事が置かれていた。教授は焦って、患者が食事をするのを止めた。

教授は、「チョンさんは朝一に手術、絶食の患者になぜ食事を?これは外科と共同の手術だ」と、また大声でサビを叱っていた。そこに外科医とレジデントが来て、「うちのレジデントがミスを、チョンさんに食事をだした」と言った。謝る外科のレジデントに、チョ教授は、「気にすることはない」と穏やかに言った。サビへの大声の叱責とは大違い。教授は外科の教授をお茶に行った。

一部終始を聞いていたリュ教授がサビに「君は悪くない」と励まし、「アイスコーヒを買ってきて、君の分も」と言ってカードを渡してくれた。サビは教授の気づかいがうれしくて、買ってくれたアイスコーヒーを大切に飲んだ。


ジュヨンは3回目の血液検査を受けた。数値が高ければ、次に超音波を受けられる。イヨンが姉のところに来て一緒に待った。連絡があったが、数値は2回目より悪かった。「期待してなかったら大丈夫」とジュヨンは気丈に言ったが、落胆は隠せなかった。


ソ教授は、緊急外来にきた友だちのイ・イクジュンを見て、笑いを抑えられなかった。彼の両手がひっついている。接着剤に気づかず、手でキャッチしてしまい、ひっついてしまったらしい。

そこにチェ・ソンファが来た。ソ教授とランチの約束をしていたのだが、彼女はイクジュンを見て驚いた。

そしてまた一人、「イクジュン」と言って現れたのはカン教授、真っ赤なルージュをつけ、髪にピンクのヘアピンで。カンはイクジュンしか目に入っておらず、ソンファに気づきびっくりした。

そして、カンはイクジュンとソンファの様子を見て???。ソ教授が「あなたの初恋の人はソンファと付き合ってる」と言った。

イクジュンとソンファは、”あっち向いて、ホイ”で遊んでいた🤣。


サビはまたチョ教授から、「手術室も手配できず給料をもらう資格が?産科の手術しか興味がないんだろ」とみんなの前で、ネチネチ怒られていた。

リュ教授が今回は口を開いた。「科長、手術室のことだけ注意すればいいでしょ。ミスしたら叱るのは当然ですが、叱る内容や場所にも気をつかってください」と言った。

チョ教授がリュ教授に意見を言いかけた時、ジェイルと看護師がサビにティッシュを渡し、サビは泣くフリをした。

チョ教授は、「分かったよ、みんなすまなかった、仕事に戻って」と言って去った。

リュ教授が、サビに「謝ってもらった?」と確認し、サビは「教授、チョ教授は謝ってくれました」とお礼を言った。


ナムギョンとイヨンはまだケンカをしていた。2人は無言で提出書類を作成していた。ドウォンが来て、「未記入の書類を提出するまで帰れないと思え」と2人に喝を入れた。

その時電話が鳴った。

ヘリで、2時間前に出産を終えたばかりのPPHの妊婦が運ばれてきたのだ。

ナムギョンが他の医師と迎え、担架で救急病棟まで運んで来た。

ナムギョンは怖気付き震えていた。イヨンが救急に来て、ナムギョンにしっかりしろと言った。イヨンは、自分が出した治療指針を思い出しながら医師やナムギョンに指示をだした。

看護師がカルテを持ってきて、「妊婦は7年前に脳死肝移植を受けている」と言った。そこにイクジュンが来て、「本院の本院の肝胆臓膵外科」と自己紹介してカルテをみた。「数値は正常、通常と患者と同様の処置を」と指示した。

イヨンとナムジュンたちは、患者の名前を呼び、励ましながら手術室に運んだ。

ソ教授が手術室にきた。教授はナムギョンかイヨンに助手をと言ったが、2人とも動揺して出来ない。そこにカン教授が入っていて、ソ教授と2人で手術が始まった。

イヨンたちが途中から助手をした。手術は成功、産婦は助かった。

無事手術を終えたソ教授とカン教授だったが、実は2人とも驚き、緊張し動転していたのだった。そしてまた口げんかが始まった。

リュ教授が入ってきて「ありがとうって言えばいいだけなのに、20年もケンカしてる」呆れて出て行った。

サビは手術の助手を終えた後、「リュ教授の手術をみたい」と教授にお願いした。


ジェイルはサビにお菓子を渡して、「2人で食べよう、あそこでに」と言った。

ドウォンとイヨンも2時間後に「あそこでと」約束していた。

イクジュンとソンファと手を繋いで、夜の外来にきた。イクジュンの手は無事に離れたようだ。

イクジュンは「若者は忙しい、外で会う時間がない。ここでこっそりデートしてる」と言って1つドアを開いた。中にジェイルとサビが隠れていたが、気づかれなかった。

他のドアの開いたが、誰もいない。イクジュンとソンファは話しながら歩いて行った。

ジェイルとサビが部屋から出てきて病棟に向かった。しかし、ジェイルが忘れ物を取りに来て、その時、ドウォンとイヨンが手を繋いで出てきたのを見た。

第10話 感 想

10話はそれぞれの教授の性格が出てました。

ソ教授とカン教授は20年もケンカしている。ライバル、お互いに負けたくなく。それでも、いざという時には助け合う、しかしその後も意地を張りあう、、面白いです。

チョ教授、いつも大声で叱ってます。一度サビが倒れたので優しくなるかなと思いましたが、彼女が、婦人科の担当なのに、産科の珍しい手術を見たことが気に入らず、ネチネチと怒ってました。教授、もう少し大きな人になってください。

リュ教授、彼はいろいろな人のことが見えている人のようです。サビはリュ教授に助けられましたね。


そして、10話の見どころは、なんと言っても、「賢い医師生活」のイクジュン先生とソンファ先生のカメオ出演!。イクジュン先生の登場が、接着剤で両手がひっついてしまい、ソ教授に助けを求めるって🤣。「賢い医師生活」のイクジュン先生も、たしか接着剤で頭にカブトがひっ付いたままが初登場だったような気がします。そのオマージュですね。ソンファ先生、髪が長くなってました。感じのよさはそのままです。そして、カン教授の初恋の人がイクジュン先生で、教授がピンク系女子になってたのも笑えました🤣。


10話は面白い場面が多かったですが、最初にイヨンのPPHの患者の夢、ソ教授のスタディーの話があり、最後に実際にPPHの妊婦がヘリで運ばれてきた緊迫シーンでした。イヨンとナムギョンたちの奮闘、教授たちの手術で妊婦を助けることができました。イクジュン先生も、肝胆臓膵外科として大事な一言がありました。


ジェイルはサビのことが好きになったのかな?ドウォンとイヨンの恋愛、ジェイルにバレましたね。

第11話 あらすじ

ドウォンはマンションを購入するために、イヨンと不動産屋に来たが、社長は外出中だった。そこで1人の男性から、「いい物件がある」と声を掛けられたが、イヨンは彼を詐欺師だと思い込み、腹を立てて出て行った。

2人でランチに行き、イヨンはドウォンに自分と同じスニーカーをプレゼントした。

その時、別のテーブルの男性が食べ物を喉に詰まらせて倒れた。ドウォンとイヨンがすぐに処置し、男性は助かり、到着した救急車ですぐに病院に運ばれた。


翌朝、イヨンとドウォンは早朝の5時前に出勤した。イヨンは早朝しかドウォンと会う時間がないから。そこに一人の女性が来た。イヨンと女性はお互いに驚いた。その女性は、今日から勤務する看護師のイ・チェリョンだった。


手術が終わったジェイルは分娩室で仮眠を取ったが、朝になり脚が動かず、サビに助けを求めた。彼女に車椅子を押してもらってステーションまで来た。ジェイルはサビに色々お願いして嬉しそうだった。サビはジェイルが「自分のことを好きなの?」と思った。

ジェイルは車椅子で入院患者を診察に来た。妹が患者に付き添っているが、いつもケンカしていた。75歳を超えた患者は、時々記憶が混乱し、ある時はジェイルを自分の息子、ある時は主人だと思って話しかけた。ジェイルは笑顔で、息子や主人になって声掛けした。


イヨンは妊娠中のクム教授を担当していた。教授は臨月で予定日もすぐなのに、まだ仕事をしていて、イヨンにも細かく指示した。イヨンは、本陣痛が始まってるのに仕事を続けてる教授を心配していたが、教授は、”自分は分娩のプロだから予定通りにいく”と高を括っていた。


翌日:

ジェイルは、担当の患者に会いにきた。患者は意識もはっきりしていて、今日はジェイルを医者だと分かった。ジェイルは、抗がん剤を変えるので同意書を持ってきて、妹にサインしてもらった。

しかしジェイルが抗がん剤を持ってくると、赤い液はダメだと妹が泣き出した。

彼女は、お姉さんがもうすぐ亡くなるので薬を変えたと思っていた。ジェイルは勘違いしている妹に辛抱強く説明して慰めた。

泣き疲れてベッドの端で眠ってしまった妹、患者のお姉さんがジェイルに、「先生、頭がしっかりしている間に1つだけ頼みたいことがある」と言った。

お姉さんは中庭のベンチで、ピンクの可愛いカーディガンを妹さんに着せてもらった。ジェイルに”遺影写真”をお願いしたのだ。

妹さんはお姉さんに口紅を塗ってあげた。お姉さんは妹に「あなたはすごくきれだわ、美しい」と言った。「やめて、もう75歳よ」と妹は言って涙ぐんだ。

ジェイルはいいカメラで、お姉さんの写真を取って、よく撮れたと妹さんに見せた。そして彼は、「一緒に撮りましょう」と妹さんに言ってベンチに座った2人の写真を撮った。もう1枚、姉妹が見つめあい、穏やかにほほえんでいる写真も。


ナムギョンとウンミ先生は、インターンのタク・ギオンを来年、産婦人科に入れたいと思っていた。誰も入らないと、今の医師たちが苦労する。

2人は患者を見にきた。そこにギオンもいるので、「落ち着いて、声を荒げず」と言い合ったが、患者は容態が変わっていた。緊急手術が必要、ウンミ先生とナムギョンは殺気立ちながら、迅速に全ての手配をした。

手術が終わり、妊婦も赤ちゃんも無事だった。ナムギョンとウンミ先生は、インターンの前で大きな声を出してしまったと後悔していたが、、、ギオンは2人を「かっこいい」と思っていた。


クム教授は入院した。痛みがあっても自分で対処しようとしていて、イヨンを心配させた。教授はまだ出産を見たことがないインターンたちを、よく見える位置に配置するようにイヨンに命じた。

数時間後、教授はすごく痛がり始め、手術室に運んでと言った。イヨンが困っていると、新人のイ・チェリョン看護師が入ってきて教授をうまく慰め励ました。

イヨンは手術の手配をして、教授は手術室に運ばれた。

ソ教授が執刀し、ドウォンとイヨンが助手を勤めた。帝王切開で無事 女の子が誕生した。

クム教授はソ教授に1つ頼み事をしていた、1年目に縫合してほしいと。イヨンはソ教授に促されて、執刀医の場所に移った。ソ教授とドウォンが助手を務めて、イヨンは初めての縫合という大役を果たした

イヨンはクム教授が出血しないか心配で、1時間おきに様子を見に行った。イ看護師もイヨンと一緒に病室に入った。

イ看護師はイヨンに、「恩返しがしたかった」と言った。彼女はイヨンが勤務していた前の病院の看護師だった。イヨンは、彼女が医者からセクハラを受けているのを見て、医者の手にかみついた。それがイヨンが前の病院で起こした事件で、彼女は前の病院を辞めたようだ。


翌日、医師たちの住所を調べていたサビのところに、イヨンとドウォンからメールが来たが、2人の住所が同じだった。

ナムギョンは帰宅前のドウォンが、イヨンのお姉さんに「義姉さん」と声を掛けているのを見た。

医局ではサビとジェイルが、レストランで倒れた人を助けてる医者の写真を見て、ドウォンとイヨンだ気づいた。そこにナムギョンが入ってきた。

3人がイヨンとドウォンの関係を推察しているところに、本人のイヨンが入ってきた、、。

第11話 感 想

11話も良かったです。

ジェイル君は、いいお医者さんですね。いつも笑顔で患者さんに接して。2人の老姉妹のお話が良かったです。患者さんが、時々変なことを言っても優しく合わせて、思い込みの激しい妹さんにも丁寧に説明してあげていました。いいカメラで2人の写真を撮ってあげる場面、お姉さんが妹を「あなたはすごくきれいだわ」という場面、、、涙なしでは見れませんでした。

イヨンは、クム教授の担当で大変でしたが、教授のお願いで、初めて縫合という大役を果たしました。イヨンが縫合している時のソ教授の目の演技に感動しました。その目にいろいろな感情が現れていました。イヨンの成長を喜んでいるソ教授が素敵です。

タク・インターン、来年、少なくても1人は産婦人科に入ってきそうですね。


今回のカメオ出演、そうだった、マンション購入で詐欺に合ったお医者さんだった。胸部外科で、ジュンワン先生にいつも叱られていたト・ジェハク先生!。気の弱い、いい先生なのに、イヨンに詐欺師と間違われるなんてお気の毒。カメオ出演も前のストリーに繋げているのが憎いです。

いよいよ明日で最終回です。明日は、産婦人科のヤン・ソッキョン先生が登場すると期待しています!

第12話(最終回)あらすじ

イヨンは同期のレジデントたちに、ドウォンと付き合っていることを打ち明けたが、病院には内緒にとお願いした。しかしすでに病院内では、2人のことを知っている人も多かった。


12月30日:

ジェイルは、子宮頸がんの患者ホンさんが2時間毎に呼び出すので、何日も病院で泊まり込んでいた。モルヒネも効かず、ホンさんは、全身が痛くて眠れないと訴えた。

リュ教授は、明日手術を受けるソさんを回診して患者を励ましていた。サビが教授に「今回の手術は出血が多いのでは思うと怖いです」と話すと、教授は「俺も怖い、だから何度も回診して冗談を言ったり、励ましたりすんだ」とサビに話した。

イヨンは、ソ教授と出産を控えた3人の妊婦を回診した。そのうち2人は、1月1日午前0時に出産したいと教授に訴えたが。


12月31日:

ジェイルはまた徹夜した。ホンさんの痛みが増していて、何度も呼び出されたようだ。

しかし、サビは、ジェイルがただ話し相手になっているだけと知り、「話し相手になっても痛みは消えない。がんが転移して全身が痛くて、モルヒネも効かないのよね?」と不思議しがった。ジェイルはサビが読んでいた論文を読んでみた。


リュ教授の患者、ソさんの手術が始まりサビは助手に入った。骨盤下部からの漏れている出血がどこからかはっきりしないので、手術は一旦中止になり、患者はICUに移動された。


イヨンが担当の妊婦の1人の出産が始まった。妊婦は「もう少し我慢する」と言ったが、ソ教授が赤ちゃんを取り上げた。赤ちゃんは12月31日、16:28に生まれた。


年末の救急病棟には、たくさんの患者が運ばれてきていた。

インターンのタク・ギオンナムギョンに、「運ばれた女性は、がんの再発患で呼吸困難、血圧も下がり危険な状態、蘇生処置拒否指示を出している。名前はヨム・ミソさん」と言った。

ナムギョンは驚いた。ヨムさんは、彼女が婦人科で初めて担当した患者で、逃げた自分を病院に引き戻してくれた人だった。ナムギョンはギオンに、ご家族を呼ぶように指示した。

そしてヨムさんに、「弟さんがきます。容態はあまり良くないです。鎮痛剤を処方しています」と話すと、ヨムさんは頷いた。もう話をすることができないのだ。

「他にできることがなくて、、」とナムギョンが言うと、ヨムさんは右手でナムギョンの手に触った。ナムギョンは携帯で聖歌を流して、ヨムさんの左手に持たせて彼女の胸に置いた。そして両手で彼女の右手を握った。


イヨンは2人目の妊婦を分娩室に運んだ。1月1日0時出産を望んでいた2人の妊婦だったが、31日の23時2分に無事に女の子が生まれた。

ソ教授はイヨンに「今年最後の機会」と言って、胎盤の取り出しを指示した。前の妊婦さんの時は失敗したが、今度は成功した。

教授が「急に上達したわね」と言うと、「私がミスしたら妊婦に被害が及ぶので、映像を見たり練習しました」と話すと、教授は「よくやった」とイヨンを褒めた。

そして自分の部屋に呼び、”特別な日に飲むウイスキー”を出してきた。

「今日が特別な日、望みが叶った。縫合も胎盤を出すのもうまく出来てた。腕がいいのは知ってたけど、産婦に被害が及ぶかもと勉強したり練習したり、驚いたわ。嬉しいからこれをあげる」と言った。

その時3人目の妊婦、ナムさんがそろそろ分娩との連絡が入り、イヨンは、「ウイスキーは今度いただきます」と言って、教授と一緒に妊婦の元へ急いだ。

イヨンは教授の指示で、ナムさんの赤ちゃんを取り上げ、お母さんに渡した。そして「2024年1月1日0時ちょうどに生まれました」と宣言した。「おめでたい」とみんな笑顔になった。


ジェイルは医局で居眠りをしてて、チョ教授から叱られたが、ダヘ先生が「当直は私です」と言った。ジェイルは、「ホンさんが痛みを訴えているので、何かできることがないかと」と話していると、ホンさんから呼び出しがあった。

ジェイル、ダヘ先生、教授の3人でホンさんの病室へ。ホンさんは「不思議と痛くなく、今日は4時間も眠れました」と言った。ジェイルが「疼痛ガイドラインでいろいろ調べると補助薬を使えとあったので追加しました」と教授に説明した。ホンさんは「よく眠れたので、明日新年のあいさつに来る娘を笑顔で迎えられそうです」と喜んだ。

ジェイルはサビの本を読んだことを教授に話した。教授は「卵巣がんの資料を送るからそれをまとめろ、うまく整理できたら、筆頭著者として論文を書くのをみてやる」と言った。

ダヘ先生が「チョ教授が褒めるのを初めて見たわ。”論文を書け”と言ってたでしょ。ビッグニュースだわ」と興奮した。ジェイルはやっと自分が褒められたと分かり、嬉しかった。


ICUにいるソさんのバイタルが下がり、すぐに再手術が行われた。リュ教授、ウンミ先生、サビも手術室に。一時はどうなるかと思われた手術は成功した。リュ教授は「ハッピーニューイヤ」と言い、「患者が目覚めたら、”こう言おう”」とあることを提案した。


ヨム・ミソさんのカーテンで仕切られただけのベッドの側に、弟さん夫婦が来ていた。ヨムさんはもう意識がなかった。

医療用のモニターがピーと鳴り、全ての波が消えた。ナムギョンがヨムさんをチェックして、「2024年1月1日 0時15分 ご臨終です」と弟さんたちに伝えた。

ナムギョンは部屋を出た。そして、パソコンに向かって死亡診断書を書こうとしたが、泣きながらうずくまってしまった。

そこに、「産婦人科の先生は?」と破水した妊婦が運ばれてきた。

ナムジョンはすぐに、妊婦が運ばれたベッドにきた。そこにいた男性が、「産婦人科?」と聞き、上着を脱いで指輪と時計を外して手袋をはめ「安心して取り上げて」とナムギョンに言った。そして妊婦を励ました。

ナムギョンは赤ちゃんを取り上げた。2024年1月1日 0時24分、男の子だった。

カン教授が来て妊婦をチェックして、問題ないわと言って、ナムギョンを褒めた。

ナムギョンは、さっきの男性を探したが、どこにも姿が見えなかった。

カーテンで閉じられたにヨム・ミソさんの部屋から、聖歌が聞こえてきた。


ソさんが目覚めた。リュ教授がソさんに「休みながら回復に努めましょう」と言った。

サビは、教授が手術室で、「患者が目覚めたら言おう」と言った事を言い忘れているので、自分が言った。

最後にお会いしたのは去年でしたね。お久しぶりです。見違えるほど元気になりました

新年を迎えたのね」とソさんは言った。

笑うと回復が早いそうなので、笑いましょう」とサビ。

いい年になるといいわね」とソさんは言った。サビは頷いた。

ソさんも」「いい年にしましょう」とリュ教授とウンミ先生が言った。


忙しい1日が終わり、4人のレジデントたちは帰途についた。

イヨンは焦ってどこかに。

雪が降ってきた。

ジェイルサビが一緒に帰った。ジェイルはサビに「好きだよ」と告白したが、サビは「あなたが気になるけど、付き合うのは早いわ。1年ほど様子をみるのが私のルールなの」と言った。

ナムギョンがバス停で待っていると、インターンのタク・ギホンが来た。彼は「科を決めました。産婦人科です」と言ったので、ナムギョンはすごく喜んだ。ギホンは右手を出しナムギョンと握手をしたが、彼はその手を離さなかった、、。

イヨンドウォンが待っている車のドアを開けて座った。ドウォンはイヨンに花束を渡してから、「シートの下を見て」と言った。指輪のケースがあった。彼はイヨンの左薬指にはめてあげ、自分の左薬指を見せた。彼とのペアーリングだった。


産婦人科のイム・ドンジュ教授の退任式が開かれた。

ユルジュ病院の産婦人科医、看護師たちが集まっていた。本院からヤン・ソッキョン教授も出席していた。

その数日前に、ドンジュ教授が退任後の教授の人選が行われていた。ソ教授は他の教授たちに、「私たちよりも現場で働く職員の方がよく知ってるはず、そこで彼らの意見を参考にしました。ゴールに到達する過程で誠実に向き合う先生を教授に任命します。この先生に決めました」と2人の候補から1人を選んだ。

ミョン先生は教授から電話を受けた携帯を投げて捨てて、”ギャー”と叫んだ!


オ・ジュヨンは夫と一緒に血液検査の結果を聞いた。0.2以下で妊娠していなかった。

医師は「数ヶ月休んで、体力回復してから再挑戦しましょう」と言ったが、ジュヨンは、「もう、やめます。未完成だとしてもそれなりに幸せです。これ以上自分を恨まず大事にしながら幸せに暮らします」と言った。夫は泣きながら妻を見て頷いた。


退官式が終わり、ソ教授はヤン教授と話していた。1年目のレジデントたちがソ教授に挨拶した。彼女は「本院のヤン・ソッキョン教授」と紹介した。ナムギョンは、”あの時の、、”と分かったが、ヤン教授は何も言わず後ろに隠れた。彼は1年目だと聞き驚いた。「判断力と技術力があるし冷静だった、、、そう見える」と褒めた。


鐘路ユルジェ病院の新しく就任した産婦人科の教授は、なんと、チュ・ミナ教授(ソッキョンの奥さん)だった!


そして4人のレジデントたちは1人も欠けることなく、2年目を迎えた。

ーー完ーー

全話視聴した感想

それぞれの1年目レジデントたちについて

ピョ・ナムギョン:

最終回で一番心を動かされたのは、ナムギョンの最初の患者さんだった”ヨム・ミソさん”が大晦日に救急病棟に運ばれきてからのシーンでした。ヨムさんは全ての数値が低下していて、もう話すこともできなかった、まだ38歳の若さでした。ナムギョンが心込めてヨムさんの最期を看取りました。その場面を思い出し、こうして書いているだけで、涙が溢れてきます。

そして、ヨムさんを看取った数分後に、破水した妊婦が運ばれてきました。ナムギョンはすぐに駆けつけ、冷静に判断して、的確に初めて赤ちゃんを取り上げました。

ヨムさんのカーテンで仕切られた部屋から聞こえる聖歌、、、逝く命と生まれる命、、、尊いシーンでした。

オム・ジェイル

最初の頃は、失敗ばかりで、怒られてばかりで、誰にも頼りにされていなかったジェイル、しかし持ち前の明るさで本当によく耐えて頑張ってきたなと思いました。

ガンが全身に転移して痛みを訴えるホンさんの力になろうと、毎日病院に泊まり込んで、ホンさんの”話し相手”になっていた。しかし彼はサビの「話し相手では痛みは消えない」と言う言葉から、論文を読んで、”補助薬を追加”する事を学び実行し、ホンさんの痛みを緩和することができました。患者に寄り添う彼の優しさに、医学的な知識を増やし経験を積めば、彼は最強の医師になっていくのではないでしょうか?

キム・サビ

ジェイルとは、 ”水と油”のキム・サビ。彼女は最初の頃は、医学的な知識はあるが、患者さんの気持ちが全くわからず、患者さんの気持ちを逆撫でするようなことばかり言ってました。しかし最終回では、リュ教授の”患者に寄り添う姿勢”を学び、手術後 目覚めたソさんに「最後にお会いしたのは去年でしたね。お久しぶりです。見違えるほど元気になりました」って言いました。彼女もすごく進歩です。彼女の賢さに、患者さんに寄り添う姿勢がに見につけば、彼女も最強の医師になることでしょう。

オ・イヨン

一番やる気がなく、”辞める”が口ぐせの彼女でしたが、ソ教授に良い意味で ”目をつけられた”のは、イヨンにとってこの上ない幸運だったと思います。教授にしごかれながら、教授の側で、手術や患者さんに接する態度を見ることができたイヨンは、学びの日々だったことでしょう。そして教授から、”今日夢が叶った”とまで言われて、本来に幸せな人だと思います。

4人の1年目のレジデントたちの奮闘に心を打たれました。すごく過酷な日々を生き抜き、全員2年目になり、おめでとうですね。そして過酷な日々に終わりはなさそうですが、、。

全体を通じての感想

産婦人科医の1年目のレジデントの4人の奮闘と成長の物語でしたが、2年目、3年目、4年目、教授たち、そして看護師たち、全ての病院で働く人々と患者さん・妊婦さん、その家族たちの物語でもありました。

素晴らしい群像劇で、全ての人々が主役だったと思います。

最終回で登場したソン・ソッキョン教授、緊急時のナムギョンをそっとサポートしましたが、名前を言わずにその場を去りました。そして教授の退任式の後、ナムギョンを見て隠れてました。ソン教授の人謙虚な人柄が溢れたシーンでした。

ミョン先生が教授になれなかったのには、スカッとしました(笑)!。現場のスタッフは見てますよ、ズル賢い人が教授にならなくて本当よかったです!選ばれた教授が、チュ・ミナ教授だったのも最高でした。

それからオ・ジュヨンさん、不妊治療はうまくいきませんでした。最終回で成功するのかなと思ってましたが、そうではないストリーでした。妊娠したくて不妊治療を頑張っている人たちが、実際にも、たくさんおられると思いますが、そういう方々にも寄り添う脚本だなぁと思いました。「これ以上自分を恨まず、大事にして」というジュヨンさんの言葉、、やさしい夫のスンウォンがいるし、、幸せですよね。

イム・ドンジュ教授の退任式でのあいさつが、本当に素晴らしくて、このドラマで脚本家が言いたかった事が、ここに要約されたのかなと思いました。ブログではスピーチの内容を少しも書きませんでしたが、時々、ドラマを見直して聞いてみたいと思います。

毎回泣いてしまいました。懸命に働き、懸命に生きている人たちの尊さを感じたドラマでした。

「賢い医師生活」の俳優さんのカメオ出演もよかったです。

素晴らしいドラマをありがとうございました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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