
『その年、私たちは』8話のあらすじと感想を書きます。
*ネタバレあり
7話のあらすじは以下でまとめています。
第8話 ビフォー サンセット
ウンとヨンスは、撮影隊に無理やり山の中のコテージに連れてこられた。
ジウンがウンを撮影しているが、ウンはやる気のない受け答え。
「今まで心に残る旅の思い出は?」と聞かれて、ウンは、日帰りの海辺の町への旅を思い出していた。
海外に半年留学することが決まったある日、急にヨンスに連れて行かれた旅。
「別れる前の思い出づくり?」とウンは疑っていた。
ヨンスがポラロイドカメラで、ウンだけを撮影したから。
でも、帰りバス停で待っている時、急に「知ってた?私の方がたくさん愛している」とヨンスが言ったのだ。
全てを鮮明に覚えていた。
しかし、インタビューでは「旅行は嫌いです。思い出に残る旅行はありません」とウソをつくウン。
知らないふりをしながら聞いているヨンス。彼女にとっても初めての旅行だったのだ。
こちら”ウン食堂”のご近所。
若い女性が急に増えてきた。
ウンが描いた近所のお店の絵がSNSで人気になり、お店めぐりをしているのだ。
ウンの絵のおかげで、近所は新名所になっていた。
こちらNJ
ウンに告白したことをマネージャーに話したが、ウンからは何も返事がない。
心の準備をしているのよ、と余裕のNJがウンに電話をかけたが、出ない。
憤慨するNJ。
山の中のヨンスたち
ヨンスに会社のスタッフから「プロジェクト大成功。ゆっくり休暇を」というメッセージとともに、ネットに上がったサイトが送られきた。
NJとウンが一緒の写真もネットで拡散されていて、気になるヨンス。
午後は、ジウンがヨンス、チュランがウンを撮影することになった。
ジウンとヨンスのことが気になるウン。
ヨンスはジウンとリラックスして撮影。
自転車に乗りたいというヨンスに合わせるジウン、彼も自転車を借りて撮影した。
村まで行った。公園に縁台があり、そこに仰向けに寝るヨンス。その顔をジウンは見ていた。
村のおばさんたち来て
「見かけない顔だけど、彼女と旅行に?丘から見える夕日がすごく綺麗だから、後から彼女と行ってみてね」と言った。
「はい」と笑顔で言うジウン。
ウンは、コテージの近くで絵を描いた。それをチュランが撮影していた。
二人は当たりさわりのない話を。
「10年前の映像はどうですか?」と聞くウン。
「改めて放送したいくらい楽しい。ウンさんがいつからヨンスさんを好きかも当てられますよ」とチュランは言った。
「今はどうです?」とウンが聞くと
「秘密にします。撮る側はこれ以上介入できません」と彼女は答えた。
ウンの両親が、店じまいをして帰ろうとしているところに、NJが来た。
山の中のコテージでは、夕食の野外でのバーベキューが始まった。
ウン、ヨンス、ウノ、ソリの4人で食事。
ソリがヨンスに「今日はどこに行ってた?」と聞いた。
「自転車で村を撮影して、昼寝した」と答えたヨンスに、
「昼寝は大嫌いだったはずだ」とウンが反応。
二人の口喧嘩が始まった。
その時、ウノの携帯に、ウンのお父さんからビデオ電話が入った。
ウンに代わり、お父さんが「友だちが来ている」と言った。
NJが現れ「私のせいで逃げたかと?」と。
あわてて「電話をしてくる」とウンは中に入った。
残ったみんなは、微妙な空気に。
夜、廊下でウンとすれ違ったヨンスは、彼を避けてしまった。
ジウンはウンの部屋に入って来て
「これからの撮影は二人の感情を中心にする。分からなくなるんだ、ヨンスを見つめる視線は、居心地の悪い過去のせいなのか、もしくは、、、」と言って黙った。
ウンは「チュランさんが言ってた、撮る側は介入しないと。何が気になる?」と聞いたが、
「介入しないのは撮っている時。気になることは多いがまた今度な」とジウンは言って部屋を出た。
ヨンスはウンに「もう うんざりだ」と言われたことや、NJとウンのことが気になり眠れない。
何よりも「印象に残る旅はない」と彼が言ったのが悲しかった。
ウンも眠れずに絵を描いていた。ジウンに言われたことが気になった。
ヨンスに連れて行かれた海への旅、全て思い出が鮮明すぎて、眠れなかった。
翌朝
珍しく熟睡したヨンスとウン。
起き出したヨンスだが、コテージには誰もいない。
ウンの部屋をノックして、開けると、彼はまだ寝ていた。
机に描かれたばかりの絵があった。木とコテージの絵。
ウンの寝顔を見て、彼の眉間のしわを緩ませた。
離れようとすると、眠ったままのウンに優しく手を掴まれた。
その手をそっと離した。
この日の撮影は、チュランがヨンス、ジウンがウンの担当。
撮影の途中で、チュランのバッテリーが切れてしまい、彼女は取りに戻った。
ヨンスは丘の上の縁台に、また仰向けに寝転んだ。
急に雨が降ってきた、、、。
10年前の撮影最後の日も、雨が降ってきた。PDが切れたバッテリーを取りに行っている間に。
”以前にもこんなことがあった。デジャブ”
雨は勢いを増していた。
そこに傘をさした人物が近づいてきた。
ウンだった。
「なぜここに立っているんだろう?」とウンは言った。
ヨンスは、雨の中を帰ろうしたが、ウンが遮った。
「帰る?ここに残る?」
雨に打たれながら2回同じことを聞くヨンス。
ウンが差し出した傘を取ろうとしたヨンスの手をはらい、
雨に打たれながら、ウンは彼女にキスをした。
感 想
前回も書いたけれど、このドラマは大きな事件は起きない。
場面場面で、二人の心情が語られるドラマです。
ウン役のチェ・ウシクさん、ヨンス役のキム・ダミさんは、ちょっとした目の動きや表情で、微妙な感情を表します。
そして、ジウン役のキム・ソンチョルさんも目線だけで、心の中の感情を表現できる方です。
俳優さんが本当に上手だなぁと思います。
ジウンはヨンスが好きだけど、まだヨンスとウンの間に思いがあるようです。
ヨンスたちが休暇に行った田舎、日本の田舎とよく似ています。
紅葉の季節の撮影で、風景がきれいです。
そして、キラキラ光る雨粒の映像が本当に美しいです。
癒されるドラマ。
第9話のあらすじと感想は以下にまとめています。
お読みいただきありがとうございました。
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