Netflix【ヴィンチェンツォ:17話~18話】ソン・ジュンギさんの冷酷な悪党の凄み、必見です!

17話~18話のあらじと感想を簡単に。

*ネタバレあり。

注意:引き続き、ヴィンチェンツォは、ヴィンと省略します。

エピソード 17

母を殺害されたヴィンは、4人(ハンソク、チェ弁護士、ハンソ、ハン代表)にピストルの銃口を向ける。本気の怒りは静かである。じっと構え、威嚇のため数発、発砲。そして「今日は殺さない。苦痛のない死は祝福だ。今後2つ与えてやる。死よりつらい羞恥心、そして苦痛がじわじわと増す死を」と言って立ち去ろうする。が、「まず手始めに」とハンソクに銃口を向けて、右耳の端を撃ち抜いた。

ヴィンはお母さんが安置されている病院に戻り、遺体にすがって慟哭どうこくする、、

しめやかに葬儀が行われた。プラザの和尚さんがお経をあげ、住人たちは静かにお酒をのみ、オさんの死をいたみ、ヴィンの悲しみを共有した。

春の花が美しい日、ヴィンとチャヨンがお墓参りする。「30年ぶりの再会は、母の死を早めただけだった」と悔やむヴィンに「いいえ、短い間だったけど、お母様に永遠の幸せを贈ったの。お母様も与えてくれたでしょ」と慰めるチャヨン。

オさんがチャヨンに渡した手紙には ”マフラーは、死んだ後ヴィンに渡して欲しい” と書かれていた。ヴィンへの深い愛の手紙と共に。

プラダの住人たちは、それぞれの仕事をしばらく休むことにする。廊下で待つ住民たちは、ヴィンが現れると口々に「バベル潰しを手伝います」「ワンチーム」「一緒に闘わせて」「僕たちはカサノ・ファミリーです」と言った。

イタリアン・レストレアンで待っていると、事務長がカードを持って現れ「デパートに行きますよ。カサノ・ファミリーのユニフォームを買うんです

黒いスーツで現れた住人たち!一人一人デザインが違う!クール!最高に決まってる!

バベル主催パーティーをぶち壊す

ヴィンの死より辛い羞恥心を与える戦いが始まる。

その一番は、バベル主催のパーティーで仕掛けられた。

招待されたVIPたち(区長、警察署長、議員等)は、バベルに有利な条件でタワー建設及び周辺の開発を許可。その見返りにタワー分譲権を得、今後もバベルに有利になる契約書に嬉々としてサインした。

その様子を別室で見るヴィンとチャヨン。ヴィンは、腹部に時限爆弾を巻いた男を会場に送り込み、会場は大パニック!パーティーは惨憺さんたんたる結果となった。そして欲に狂った人たちの阿鼻叫喚あびきょうかんの様子の一切が、ビデオに収められた。

ウサン事務所、ハン代表の奥の一手

ハン代表は、次期大統領候補の代議士の秘書、キム室長に会いに行った。『ギロチン・ファイル』のことで先生に会いたい、と。

ヴィンとハンソ(バベル弟)

ヴィンとハンソの2人がアイスホッケーをしている。どうやら、ハンソが事前にパーティーの情報をヴィンに流していたらしい。(ハンソを味方に入れてあげたのだ

「次は?」と聞くハンソに「何か動きがあるだろう、そうなったらまたここで」とヴィン。(ハンソがヴィンを慕っている様子である!

カサノ・ファミリー勢揃い

ボスのヴィンチャヨンから、ファミリーの面々に次のミッションが与えられた。区長、区の警察署長、区の議員に、バベルタワーの許可の見直し、プラザ周辺の警備強化、プラザ周辺の開発を全て白紙にするように迫ること。強制撤去の阻止には、強面こわもて4名が派遣され、牽制した。

カサノ・ファミリー全員が横一列で、プラザの前の広間をビルに向かって歩いていく。格好いい音楽と共に!(ハハハ、、、痺れるね!この場面大好きです!

藁の事務長がギロチン・ファイルを分析

頻出するキーワードは「IUDCー革新都市開発公団:都市の不動産を開発して供給する団体」。次期大統領候補 ”パク・スンジュン”の義兄がIUDCの会長で、パクも利権を得ていることが判明。芋づる式に不正が出てくる、と嘆くチャヨン。

ヴィンは「俺たちの欲も叶えないと」と地下のお寺に行った。そこで何が話されたのか??

ハン代表、次期大統領候補パクに会う

ハンは、マフィアの弁護士(ヴィン)が、バベル・タワー敷地の下に隠されている金塊とギロチン・ファイルを握っていることを話す。ギロチン・ファイルはパクにとって、大きな刃である。ハンは「先生の盾になります」と土下座し、見返りを得ることに。

バベル:ハンソクの家に大物のVIPが集っていた

ヴィンの妨害で、区のVIPの懐柔に失敗したハンソク。

しかし大物VIP(13話でタワー分譲権を与えた、法曹界、マスコミ、政府、国会、情報機関の関係者)を離すわけにはいかない。そこで彼らを招き今度は『金のカエル』をプレゼントしていた

その様子を時計のカメラで撮影していた人物がいた。対外安全情報院国際犯罪対策局長、テ・ジョング、そうです、アン君の上司。やはり味方だった!

ヴィンはアン君に、ギロチン・ファイルを持っていることを話し、事前に2つのことをお願いしていたのだ。

1. 局長にバベルに接近してもらい、情報を得ること(スパイですね

2. 韓国の大物(大統領候補パク関係者)がヴィンに手出しできないように、局長に口添えしてもらうこと。

ウサンのハン代表は、大統領候補の右腕キム室長と共にハンソクの家を訪れた。

ハン代表は「南東部地検長」になり(パク大統領候補からの見返り)、チェ弁護士がウサンの代表になる、と告げられた。

そして、キム室長はハンソクとチェ弁護士に「イタリアのマフィアには手を出すな、ハンソク会長はしばらく休み、ハンソ(弟)が会長に戻ればどうだ」と。二人は異議を唱えたが、次期大統領候補の命令だと匂わす。

ハンとハンソ

地検長になったハンと、会長に返り咲いたハンソは、祝いの酒を酌み交わしていた。その席で、ハンはハンソに「イタリアのカサノ家のボスと話して罠を仕掛けた。インターポール(国際警察)が24時間以内にヴィンを捕まえる」と話した。

藁:ヴィン、チャヨン、事務長

3人は「ハンの地方検察庁就任式」の放送を見て、上の力が働いたことを知る。その時、ハンソからヴィンに「至急相談があります」と電話がかかる。

アイスリンク

インターポールは韓国に到着した模様。

ヴィンはハンソに呼ばれて、アイスリンクに来た。

ハンソが「お遊びは楽しかったのに」と振り返りヴィンに拳銃を向けた。が、ヴィンも拳銃を構えて待っていた、、、。

そこにインターポールがやってきて「逮捕して、本国に送還する」とヴィンに銃を構えた。

向きを変えるヴィンの左胸にハンソが打った銃弾が当たった。リンクに倒れ込むヴィン、真っ赤な血に染まるアイスリンク、、、

エピソード 18

アイスリンク

インターポールの一人が、ヴィンが死んだのを確認するため近寄り、ヴィンの首に触れた、、とその時、ヴィンは相手の腕を取り起き上がり、ピストルを奪い銃口を向けた。

ハンソ入院

一方、ハンソは、ヴィンに打たれて入院していた。見舞いに来たハンソク、チェ弁護士、ハン地検長に「本当に死ぬかと思った。ヴィンがインターポール2人を銃で殺害し、韓国の2人の警官は脅して釈放、自分は腕を打たれた。手下5人も現場に隠れていた。」と言った。

話に疑いを持つハン地検長だが、病室を出たところで、チェ弁護士から「ヴィンのデスノートに地検長の名前も載った」言われ怯える。

藁では、3人がビールで乾杯しながら、、、ヴィンは回想していた。

全てはヴィンたちとハンソと仕組んだことだった。インターポールが来るとの情報をハンソから得て、ヴィンは左胸に偽の血を仕込んでいた。撃ったのも撃たれたのも芝居。

そして、ヴィンはインターポール2人に、パオロが議員や長官に賄賂を贈った証拠のUSB、韓国の2人の警察官にはバベルのペーパー・カンパニーの情報が入ったUBSを渡し、全員を返した。

ハンソは、(ハンソクたちに)怪しまれないようにと、ヴィンに頼んで左腕の肘のあたりを撃ってもらったのだった。

藁:3人の次の目標

1. バベルに協力した大物VIPたちを始末すること

ハンソクの名前で、VIPたちを人目につきやすいカフェに呼び出し、金をもらって興奮しているビデオを流す、、。脅されたと思ったVIPたちは、ハンソクに怒りを表す。

2. バベルに対する損害賠償請求の訴訟を起こした。

ハン地検長(元ウサン代表)を呼び出すヴィン

ヴィンはハン地検長を呼び出し「あんたの命について、気が変わったんだ。インターポールの件で殺すことにした」と言う、怯えるハン。そこで何かを話した。

追い詰められるハンソクそして拘置所へ

夜、不審者数人が、ハンソクの家に侵入した。必死で逃げ難をのがれたが、翌朝、再び駐車場で襲われた。恐怖を感じるハンソク。

ハン地検長は、チョ弁護士に「このままでは会長が殺されてしまう。今、安全な場所は塀の中だ。ヴィンチェンツォでも拘置所の中は攻撃できない」と話す。

チェ弁護士は、ハンソクに拘置所に入るようにお願いした。「会長を守るためです」と。翌朝、ハンソクは拘束された。

ヴィンとハンソ

2人で食事をしている。「酒のマナーはいい」とハンソを褒めるヴィン。「俺のことは殺しませんよね?」と尋ねるハンソに「うん、反省しているようだからな。」「なぜわかるんですか?口先だけかもしれないのに」「反省とは変わろうと行動することだ、よく続いている」と褒める。

「なぜ俺を手伝うんだ?」と今度はヴィンが尋ねると、うーんと考え「あなたは兄貴みたい。怒られてもうれしいし、ホッケーするのも楽しい、酒を酌み交わすのも気楽だ、そんな感じです」と。

ここは本当に良い場面ですね。ハンソの素直さと可愛がっているヴィンがよく出ている。

チョ社長、捕まる

キム室長の指示で、チョ社長が捕まり「クムガ・プラザの密室を開けるため、システムを設計した人物を探し出せ」と命令される。軟禁され、4名の候補を見つける。その中にプラザ住人のソさん(システムを作成した本人)の名前もあった。

ヴィンはハンソクの面会に行く

「塀の中で安心しているだろ。水を差すようで悪いが、お前を囚人にしたのは俺だよ」と。不審者で脅しをかけ、ハン検察長に拘置所に入れるように働きかけたのは、全てはヴィンの仕業だったのだ。

「なぜ俺を殺さない。怖いんだろう、後のことが」というハンソクに

「あーあ、お前は賢いと思ってた、でもわかってないな。マフィアの世界で、俺がなんと呼ばれてると?〈腹が膨れたネコ〉満腹のネコはーー捕まえたネズミをもてあそぶんだ。俺がお前を生かす理由は、お前はネズミだからだ。これが本当の俺だ。食い尽くす前にもてあそぶ

この時のヴィンの顔と声、右目だけが細くなって、非常に冷徹、、。

ヴィンが緊急でイタリアに行くことに

イタリアのルカが突然韓国へ。カサノ・ファミリーに問題がおき、ヴィンは緊急で2週間イタリアに行くことになった。空港に送るチャヨン。

キム室長が手下とプラザに現れ、ソさんを捕らえた。

地下のお寺に連れていかれ、金庫を開けるように命令されたソさん。2人の和尚さんとチェ社長も捕えられていた。拒むことはできず、金庫を開けるソさん。

キム室長とチェ社長が地下に降りていくが、そこはもぬけの殻、何もなかった、、、。

隙をみて逃げ出したソさんは助けを求めて3階へ、追うキム室長と手下たち。

チャヨンが守ろうとするが、暴力を振るわれそうになったその時、、、イタリアに行ったはずのヴィンが現れて助けた。

まとめ

17話ー18話は、ヴィンがハンソクとチェ弁護士に、1つ目の『死よりつらい羞恥心を徐々に確実に与えていきました。綿密で用意周到な計画と実行力で、ハンソクたちは追い詰められる一方。

ヴィンが一人で赤ワインを飲みながら〈悪魔を苦しめるのはーーーもう一人の悪魔だ〉とイタリア語で静かにつぶやく シーンがありました。ヴィンは本物の悪魔でした!

拘置所のハンソクに面会に行く場面が秀逸と思います。冷徹を演じ切るソン・ジュンギさんも最高に素敵ですね!!!

次回、いよいよ19−20話、最終回です。

お読みいただきありがとうございました。

Drama
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