2024年12月26日、待望のNetflix『イカゲーム:シーズン2』が一挙配信されました。
一気に全話視聴した時は見落としていたディテールが、あらすじを書きながら再度視聴するとよく分かり面白かったです。『ゲームを終わらせるためにゲームに参加する』というギフンの思いは、ゲーム参加者たちの目的と相反しているので、彼のジレンマと焦りが徐々に加速していく。
*ネタバレあり
シーズン1のあらすじと感想は以下でまとめています。ご参照ください。
『イカゲーム:シーズン2』主演キャスト特別映像
『イカゲーム:シーズン2』登場人物とキャスト
〔シーズン1から引き続き出演する人物〕
ソン・ギフン #456(イ・ジョンジェ): シーズン1のゲーム参加者の勝者で、ただ1人の生き残った人物。しかし「あんなことが二度と起きてはならない」という信念で、イカゲームに再度挑戦する。参加者全員に心を寄せ、1人でも多くの参加者を助けようとする。
フロントマン/ファン・イノ(イ・ビョンホン):ゲームの支配人。仮面を被り、ゲームの総指揮をする謎の人物。なぜ彼がゲーム首謀者側になったのかは不明。
ファン・ジュノ(ウィ・ハジュン):警察官。シーズン1で失踪した兄を捜して、ゲーム会場に侵入したが、フロントマン(兄)に撃たれて海に転落、しかし生き延びたようだ。兄を慕っていた彼は、兄に何が起きたのかを突き止めようとする。
セールスマン(めんこ男)(コン・ユ):スーツ姿で地下鉄に現れ、人生にどん底にある人とメンコで勝負し、ゲームに誘う謎の男。
〔シーズン2の新たなゲーム参加者〕
ミョンギ #333(イム・シワン): 元YouTuberだったが、暗号通貨の詐欺に遭い多額のお金を失い、登録者数も激減した。姿を消した後、ゲームに参加。彼のYouTubeを見て詐欺にあった人も多い。
ジュニ #222(チョ・ユリ): 独立心があり粘り強い性格の女性。生活のためにゲームに参加し、元彼のミョンギに会う。彼の助言で投資詐欺に遭い、彼を恨んでいる。
デポ #388(カン・ハヌル): 海軍兵士でマッチョな男。男っぽくて生き残る戦術を持っている。一方で親しみやすさもがあるが、ずる賢く詐欺師っぽい面がある。心の奥底はもろく、自分を守るために厚い鎧を纏っている人物。
ヒョンジュ #120:(パク・ソンフン): 元特殊部隊員でトランスジェンダーの女性。性別適合手術の費用を得るためにゲームに参加。強さと決断力に加え、天性のリーダーシップがある。しなやかな強さで、固定概念を壊す魅力的な人物。
ギョンソク #246(イ・ジヌク): 平凡で普通の男だが、白血病を患う娘がいる。娘の病気の治療費のためにゲームに参加。
ヨンシク #007(ヤン・ドングン): ギャンブルで多額の借金を抱えている。借金返済のためにゲームに参加。そこで母も参加していることを知った。
クムジャ #149(カン・エシム): ヨンシクの母。息子の借金返済のためにゲームに参加し、息子も参加していることを知る。生死を分けるゲームで、いつも自分より息子のことを考える。
チョンベ #390(イ・ソファン): ギフンの昔からの友人で、同志のような仲間意識がある。
ノウル(パク・ギュヨン):元軍人で北からの脱北者。新生児を残し脱北せざるをえなかった。子供を見つけるためにお金が必要、それでゲームに参加した。
ソンニョ(チェ・グクヒ):全盛期をすぎた巫女、人々に呪いをかけ預言を伝える。
ミンス(イ・デヴィッド):臆病で自信がなく 自己肯定感も低い。人の言いなりになりやすい。
サノス(チェ・スンヒョン):元ラッパー。ミョンギの動画を見て、彼の投資のアドバイスを信じ全財産を投資、全てを失いゲームに参加した。
ナムギュ(ノ・ジェウォン):クラブの元支配人。チームを組むサノスとはクラブの仕事中に知り合った。ナムスから下に見られ、ミンスをいじめる。弱いものに対してのみ強くなれる人間。
セミ(ウォン・ジアン):大胆で意志が強い。ミンスと絆を深める。強い者には厳しく、弱い者には優しい。
*注:ゲーム参加者の名前の後ろの数字は”参加者番号”。数字がない人物は、現時点では参加番号が分かりません。
『イカゲーム:シーズン2』の見どころ
1. シーズン1から疑問でしたが、 ”フロントマン” は何者? 彼はどういう経緯でイカゲームの支配人になり、支配人であり続けている理由は何なのか? 生き延びた弟のファン・ジュノが、その答を見つけてくれると期待しています。
2. 個人的に、新たなゲーム参加メンバーの内、特に3人に注目しています。
- ミョンギ #333:イム・シワンさんが演じますが、悪役かな? ご多分に漏れず、私も”ミセン”でイム・イワンさんの大ファンになりました。近年は悪役も演じておられますよね。彼の悪役ぶりもなかなか怖いです。イワンさんのどんな新しい一面が見みられるか期待大です。
- デポ #388:カン・ハヌルさんが、マッチョな男性って全然イメージ湧きませんが、どんな役でもできる俳優さんなので、すごく楽しみです。
第1話 パンと宝くじ
〔2年前〕
ソン・ギフンは飛行機に乗らずに戻った。彼はフロント・マンから、「飛行機に乗るべきだった」と電話を受けた。
ギフンはカッターを買い、左耳の後ろの奥に埋め込まれた”チップ”を取り出した。これでプロントマンはギフンを監視していたのだ。
ファン・ジュノは、フロントマン(兄のファン・イノ)に撃たれ崖から転落したが、一命を取り留めた。
〔現在〕
ギフンはピンク・モーテルというホテルを買いアジトにしていた。
サラ金のキム代表が来た。ギフンは彼に資金を渡し、地下鉄にいる”めんこ男”を捜し出すように依頼しているが、2年経過しても、何の手がかりもなかった。
ギフンは、人数を増員し始発から終電まで地下鉄全線を捜索するように依頼し、潤沢な資金を渡した。
ファン・ジュノは、交通課に勤務している、刑事課から異動したようだ。
彼はあれから1年半に渡り、自分を救助してくれた”イカ釣り船”の船長にお願いして、毎週末、謎の島捜しをしていたがまだ見つからない。彼は今日も船長と捜索に出かけた。
サラ金会社”陽光キャピタル”には、多くの男たちが集まっていた。代表の片腕のウソクが「捜している人は180cm以上、上品な顔つきでスーツを着用、書類カバンの中は札束とめんこ」とスーツ着用のマネキンで説明し、めんこに勝つと渡される”○△⬜︎”が印刷された名刺をマネキンの胸に貼り付けた。キム代表が捜索方法を説明し、見つけたチームには5億のボーナスが出ると言った。
しかし、何日も経過したが、めんこ男捜しも、謎の島捜しも何の進展もなかった。
そして2024年8月になった。
ジュノと船長の船は渦に巻き込まれ転覆しそうになった。船長は、「ファン刑事を助けた為に金にならんことに命懸けだ」と嘆いた。ジュノは「感謝してます、もう十分やった、やめます」と言った。
キム代表とウソクは今日も何の収穫もなく疲れ果てベンチに座っていた。その時、向かいのホームで、”長身の男と帽子を被った男がめんこをしている”のを見た。
代表はすぐにギフンに、ヤツを見つけたと電話をした。
めんこ男から”○△⬜︎の名刺”をもらった男は裏をみた、”456-034”と書かれていた。彼はジュニから電話を受けたが出なかった。ジュニは産婦人科から電話をしていた、彼女も同じ名刺を持っていた。
めんこ男が移動し始めたので2人はその後を追った。
男は”あんぱんを100個”買い、その後”宝くじを100枚”買った。彼はそれを持ち”タプコル公園”に来た。たくさん浮浪者がいる。
ギフンは2人からの連絡で、車で現場に向かっていた。
めんこ男は浮浪者に近寄り、「贈り物です」とあんぱんと宝くじを見せ、「どちらか1つだけ選べます」と言った。浮浪者は宝くじを選び、めんこ男が差し出したコインでシールを削った、”ハズレ”だった。
男は浮浪者を一人一人回り同じことを繰り返した。ほとんどが”宝くじ”を選び、全員が ”ハズレ”だった。ひとりだけあんぱんを選んだ。
一通り終わると、めんこ男は残ったあんぱんを地面にぶちまけた。「私はチャンスを差し上げた。パンを捨てたのは私ではない、皆さんです」と言って、あらん限りの力で両足でパンを踏みつけて潰した。
ギフンはスピード違反で警察に呼び止められたが、チケットを受け取りすぐに車を発車させた。ジュノが対処した新人に様子を聞くと、車内に携帯とタブレットが何個もあったと。ジュノは運転手の名前、”ソン・ギフン”を見て、2年前のゲームの参加者だと分かった。彼は車の登録の住所をメモした。
めんこ男がタクシーで立ち去ったので、代表とウソクもタクシーで追いかけた。2人は男がタクシーを降りたところで、自分たちも降りて彼を尾行し、彼に襲いかかったが反対にやられてしまった。
ギフンは、代表たちがタクシーを降りた場所に来て彼らを捜した。代表に電話したが通じない。彼は路地の突き当たりで血痕と血がついたナイフを見つけた。
キム代表とウソクは向かい合わせに椅子に縛られて、目隠しをされ、口に猿ぐつわをかまされていた。
めんこ男が目隠しを外し、レコードをかけ、「ゲームをしましょう、”じゃんけんぽん どっち引くの”です。両手でじゃんけんをして、片手を引き、残った手で勝負する。敗者には罰ゲームが」と言って拳銃を出した。「ロシアン・ルーレット、この拳銃に弾を1つ込めて閉じる、そして頭に向けて引き金をひく」と拳銃を自分の頭に向けて撃った、フゥー、、、空だった。
2人の男たちは震えていたが、ゲームが始まった。出さなければ失格で撃たれた。ウソクは2回、代表は1回撃たれたが、大丈夫。めんこ男は「退屈ですね、確率を逆に」と言い、弾を5つ込めた、生きる確率6分の1、死ぬ確率6分の5。
ゲーム再開。何度も相子になった後、キム代表はどちらの手も引けず失格に。メンコ男が代表の頭に銃口を向けて撃った、、。
ギフンの車はレンタカーで、”陽光キャピタル”という会社が契約していた。ジュノがビルを登り中に入ると、めんこ男のマネキンと、胸の○△⬜︎の名刺が目に入った。彼はデスクの引き出しから、ギフンの書類を見つけて彼の住所を特定した。
ギフンがアジトのピンクモーテルに戻るとドアが開いていた。事務所にめんこ男が立っていた。
「招待状を配達させてるのは誰だ?そいつに会わせろ」とギフンは言った。
めんこ男は「私が伝える」と言ったが、「お前のような下っ端と話すことじゃない」とギフンは言った。
「若い頃あそこで、あなたのような人々の死体を山ほど燃やしてた。頑張ったら銃をくれた、生まれて初めて認められた気分。ある年、脱落したヤツを撃とうとしたら、見覚えのある顔、父さんが涙を流し俺を見つめてた。額に一発撃ち抜いて気づいた、俺にピッタリの仕事だと」言って、彼は銃をギフンに向けた。
「ゲームをしましょう」と男は、またロシアン・ルーレットを出した。
「普通は弾を込めて回して撃った後、また回し確率が6分の1に戻る。でも本気で取り組む、シリンダーを回さず一発ずつ交互に撃つ、6回のうちに勝負がつく」と言った。ギフンは頷いた。
ギフンが先攻で一発、セーフ、次にめんこ男、セーフ、3発目、4発目のそれぞれセーフ、そして残るは2弾、ギフンが死ぬ確率は2分の1。
めんこ男が、「恐らく今こう思っている、 ”銃は俺の手の中、ルールを無視し引き金を2回引けばこいつの顔をぶち抜ける”と。私のポケットにある物であの方に会える。でもこれだけは自覚を、お前もヤツらと同じゴミだ」と言って笑った。
ギフンは自分の頭に銃口を向けて撃った、、、セーフ、、、。
ギフンはめんこ男に拳銃を渡し、「どうした、ルールを無視して引き金を引けば俺を殺せる、だがこれだけは自覚しろ、お前はご主人様のいいなりになって、走って吠えて尻尾を振ってる、、クソ犬野郎だと」と言った。
めんこ男は、自分の顎の下に銃口を当てて撃った、、。
感 想
第1話、”めんこ男”が怖かったです😱。コン・ユさんの鬼気迫る演技が見ものでした。
あんぱんを渾身の力で踏みつけた時から、キム代表とウソクにゲームをさせる場面、そして最後のギフンとの対決の緊張感、、、だんだんと狂気度が加速しているくのがすごい迫力でした。俳優さんの本気度を感じました。
第2話 ハロウィンパーティー
ジュノはピンク・モーテルに来た。
ギフンは、死亡した めんこ男の胸ポケットから招待状を出した。その時ジュノが入ってきて、彼を殺人容疑で逮捕すると銃を構えた。
ウソクが後ろからジュノを殴って倒した。彼は別の部屋に監禁されていたのだ。
ウソクはギフンに、キム代表と一緒にめんこ野郎を捜してたチェ・ウソクと自己紹介した。ギフンはその顔に見覚えがあった。
ウソクはめんこ男が死んでいるのを見て、「この野郎が兄貴を殺したんです」と泣いた。
ギフンが招待状の中を見ると、”10月31日 零時 CLUB HDH”と印刷してあった。
ファン・ジュノは手錠をはめられ、浴槽に監禁された。ギフンは警察手帳を見て彼が家に来たことを思い出した。ジュノは「あなたとは2回会った、2回目はあの島の宿舎の乱闘の時、ファン・イノのことを聞いた仮面男は私だ」と言った。
ギフンは、「俺が(めんこ男を)殺したんじゃない、ゲームに負けたんだ。俺はゲームをやめさせるつもりだ。仕切ってたヤツを捕まえる」と言った。
「リーダーと呼ばれてる。顔は分からない、黒い仮面をつけている」とジュノは言った。
ギフンは”招待状”を見せ、「ヤツを殺してもゲームは終わらない。顧客のために作ってる」と言うと、ジュノは「VIPの1人を見た、手を貸す」と言った。ギフンは承諾した。
モーテルの奥の部屋には、夥しいピストルや銃が集められていた。そしてもっと奥には射撃場まで作られていた。ギフンはウソクに人材を集めるように指示した。
ノウルは遊園地で、うさぎの着ぐるみのバイトをしていた。いちごの毛糸の帽子を被った女の子に飴を1つあげた。女の子が楽屋に入ってきて、ノウルに”自分とうさぎの絵”をプレゼントした。父親が「ナヨン」と女の子を迎えにきた。
バイトの一人が、「迎えに来た父親は絵を描いてる、あの子は血液ガンで骨髄移植が必要だが難しいらしい」と話した。
ギフンは、サンウの鮮魚店を遠くから見ていた。サンウの母に預けたチョル(シーズン1のセビョクの弟)は大きくなっていた。
ギフンは脱北人のブローカーにセビョクの母のことを聞いたが、結核で今動くのが難しいと男は言った。
ギフンと入れちがいに、ノウルがブローカーのところに来た。彼女は1歳の男の子を北朝鮮に残してきた、その子の捜索を依頼しているのだが、状況は厳しい。彼女はお金を出し、もう一度だけ捜索をとお願いした。
彼女は、”○△⬜︎の名刺”を受け取った。
ジュノは義姉(兄イノの妻)の命日のお墓参りに来た。花は枯れていて兄が来た形跡はなかった。
兄とジュノは異母兄弟。兄はジュノに腎臓を差し出し彼の命を救ってくれた。しかし妻を病気で亡くし、職場で収賄を働き失踪、長年 家族との連絡を絶ったままだった。
ノウルは遊園地に行き、着ぐるみの仕事場に退職願を出した。その帰り、彼女はナヨンが救急車で運ばれたのを見た。父親が「ソヒョン大学病院へ」と言っていた。ノウルは、ナヨンが落としたいちごの帽子を持って病院に行った。医師がナヨンの父に「新薬が出たが保険がきかない」と言ってるのを聞いた。ノウルは眠っているナヨンの手に触れ、いちごの帽子をナヨンのお腹の上に置いて帰った。
ギフンは奥歯を抜き、代わりに裏側に発信機が埋め込まれた歯を入れてもらった。これで、ウソクとジュノは携帯でギフン位置確認ができる。
ピンク・モーテルの射撃場には、明日のために、海軍出身、UDT出身、特殊戦司令部出身の精鋭たちが集められた。
ギフンはアメリカに電話した。娘の声が聞こえ彼は涙ぐんだが、何も言えなかった。
ノウルは名刺の裏面の番号に電話し、生年月日と名前を言い、参加の意思を伝えた。すぐに確認され、集合場所と時間が告げられた。
10月31日 零時、クラブ HDHは仮面を被った客たちでごった返していた。ギフンとウソクが中に入り、ジュノは外で待機した。ジュノは島にいた”ピンク服”が2人クラブに入るのを見て2人に連絡、自分も中に入った。
ギフンはピンク服1人に案内され外に出て、待っていた白いリムジンに乗った。ウソクはもう1人のピンク服にスタンガンで気絶させられた。
ジュノがギフンの位置を確認し、精鋭たちにリムジンを尾行するように指示した。
リムジンにはブタの置物が置いてあり、ギブンはそれと向かい合った。声はそこから聞こえた。
「456番覚えているか、この車で話しただろ。あの飛行機に乗ることが最良の選択だった」とブタ(フロントマン)は言った。
ギフンは「あの時言われたことが頭から離れなかった。だからまた会いたかった。ゲームを止めろ」と言った。
「我々は作っただけで、参加は自発的な選択だ」と言うブタに、「”選択’という言葉でごまかし、追い詰められた者につけ込み、崖っぷちに立たせて楽しんでいるだけだろ」とギフンは憤った。
「すでにゲームに負けた人々、競争から脱落したゴミ、世の中が変わらない限りゲームは続く」とブタ。
リムジンはヨイドを周り始めた。追跡中の数台の車は、射撃隊にタイヤを狙われパンクし動かなくなった。ジュノの車のタイヤもパンクさせられた。ギフンは、フロントマン拉致計画が失敗したことを悟った。
「ゲームにもう一度参加させろ」とギフンは言った。
「望みとあらば かなえよう」とブタの返事とともに、室内に白い煙が充満しギフンは気を失った。
ノウルは、集合場所に到着した。大きな貨物トラックの荷台には、番号がついたドアが並んでいた。ノウルは”011”のドアを開け、ピンクのツナギを着て、△の印の黒いヘルメットを被った。トラックが動き出した。
感 想
2話も面白かったです。しっかり見るとよく分かります。
ギフンがゲームを止めさせるために周到に準備してきたこと、また彼がシリーズ1のセビョクとの約束を守り、弟のチョルの様子を気にかけていたり、彼女の母親を北朝鮮から脱北させようと努力していることもわかりました。
ノウルはゲーム参加者だと思っていたのですが、違いました。ピンク服の射撃要員ですね。ピンク服を着た人間が描かれるのはシーズン1ではなかったので、彼女が今後どう描かれるか、興味深いです。
第3話 001
フロント・マンの拉致に失敗したジュノたちはプランBを決行、ギフンはゲームの島に連れて行かれたはず、ギフンの歯に埋め混んだ発信機を頼りに、イカ釣り船の船長の協力で島に向かっていた。
ギフンは聞き覚えのある音楽で目覚めた。3年前と同じ緑のジャージ、456番がついていた。同じユニフォームを着たゲーム参加者たちが起きてきた。
ピンクのつなぎに、”⬜︎”と”○”がついた黒い仮面をつけた進行係が出てきた。⬜︎の仮面がゲームの説明をした。「これから6日間で6つのゲームをする。全てクリアすると巨額の賞金が支給される」。
何人かの参加者たちが、「ゲームをだしに誘拐するような人の話を信じられない」「その仮面は何?」「服がダサい」「限定モデルの俺の靴はどこ?」などと言い出した。
#333が「携帯と財布を返して、暗号資産のチャートをリアルタイムで見る必要がある」と言ったが、却下された。
そして「333番、イ・ミョンギ、30歳 YouTubeで”MGコイン”を運営。登録者に推定152億の損害を与え失踪、詐欺で手配中、本人の債務18億ウォン」と情報が読み上げられ、めんこ対決のビデオが大型スクリーンに映し出された。
その後、参加者の番号と名前、負債の額などが次々にスクリーンに映し出された。
「ここにいる方々は全員 巨悪の借金を背負い人生の崖っぷちに。皆様は自らの意志でここに集まった」
天井から大きな透明のブタの貯金箱が吊るされてきた。
「これは皆様の賞金を入れておく貯金箱、1回ゲームが終わるごとに賞金が積み立てられる。賞金の総額は456億。今回は特典が、各ゲーム後に投票し続行か中断かを決める。過半数の同意で中断可能、その時点の賞金を持ってお帰りいただける。参加希望の方は同意書にサインを」と続けた。
サインを終えた#333 ミョンギは、ラッパーのサノスと彼の子分のナムジュに殴られそうになった。「MGコインのチャンネル登録者だ、お前のせいで大損した。ゲームに勝て、集金に行く」とサノスが言った。
ギフンは参加同意書を読んでサインした。
- 勝手に中断はできない
- ゲームを拒否したら脱落
- 過半数の同意で中断可能
- 同数の時は再投票
参加者は1人ずつ写真を撮った。
ギフンが階段を上がっていると、名前を呼ぶ声が聞こえた、チョンベだった、3年ぶりの再会、彼は奥さんと離婚していた。ギフンは彼に「何があろうと俺のそばを離れるな」と厳しい口調で言った。
ドアが開き広いグランドに出てきた。目の前に女の子の大きな人形、3年前と同じ。
”第1ゲーム、だるまさんがころんだ”
ギフンは、奥歯のインプラントが気になり取り外した、発信機が抜かれていた。
ジュノたちは、発信機からの信号がある島の近くまで来た。ウソクたち数人はボートでを島につけ上陸、ジュノたちは船からドローンを飛ばして島を探索した。
ウソクが発信機の近くに行くと男が釣りをしていた。発信機は釣りの餌の中に入っていた。男は「さっき知らない人が餌をくれた」と言った。ウソクはジュノに「気づかれた、発信機を抜き別人に持たせてた」と連絡した。ジュノたちは一旦、引き返すことにした。
「5分以内にゴールラインを越えたらクリア」とルール説明があった。
ギフンは参加者たちの前に出て、「皆さん 注目!このゲームで、動いてるのが見つかると銃で撃たれて死ぬんです。あの人形の目が動きを感知する装置」と声を張り上げたが、みんなは笑うか、怖がらせて賞金を独り占めする気かと怒り出した。
フロントマンはウイスキーを飲みながら、大きなスクリーンでゲームの様子を見ていた。
「何が起こっても走って逃げてはいけません」、ギフンは叫んだ。
ゲームが始まった。
人形が後ろを向き、「だるまさんがころんだ」、こちらに振り返った、「止まれ」とギフンが叫んだ、誰も動かない。人形の「だるまさんがころんだ」とギフンの「止まれ」の叫び声が数回続き、誰も動かなかった。
しかし、蜂が196番の女子の首にとまった。彼女が動き、「あー、動いちゃった」と笑った途端、射殺された。それを見てパニックになった人たちが逃げ出した、彼らは全員射殺された。
ギフンは走って先頭に行き、「時間内にゴールしないと射殺される。陰にいれば感知されない。大きな人の後ろについて進め」と言った。
何組かの列ができた。
サノスは十字架のペンダントから薬を出して飲み、列の前の人を押した、3人が転んで射殺された。
11番のノウルは射撃者の一人だった。彼女は指示された番号に狙いを定めて撃った。
彼女は参加の#246が、ナヨン(いちごの帽子の女の子)の父親だと気づいた。
ギフンたちはゴールした。
#444の男性が撃たれたが急所を外れていた。彼は「助けてください」と言った。ギフンは彼を助けに行った。ヒョンジュが加わり、二人が両脇から支えてぎりぎりゴールしたが、その直後、男性は射殺された。撃ったのはノウルだった。
ゲームが終わり、グランドの屋根が閉じられた。
ゲームで勝ち残った者たちは疲れてきっていた。
⬜︎の仮面と数人の進行係が現れ結果を発表した。「456名中91名が脱落、365名がクリアした」と。
参加者たちの何人かが、「許してください」「殺さないでください」とすがり出した。
ギフンは「今すぐ投票させてください」と言った。
仮面が「その前に積み立てられた賞金額を発表」と言い、また天井からブタの貯金箱が降りてきて、そこに現金が注がれた。
「脱落者91名分の91億ウォンが積み立てられた。今ゲームを止める場合、91億の365等分、1名当たりの賞金は2493万1500ウォン」
「ゲームのルール、脱落者1名につき1億が積み立てられる。次のゲームで脱落者が発生すればその数だけ賞金が増える。賞金総額は465億、第6ゲームまでクリアした参加者で分け合う」と付け加えられた。
投票が始められた。続行希望なら🔵を、中止なら❌を押す。
456番のギフンから投票が始まった。もちろん彼はバツ。
投票の🔵と❌は拮抗した。
ギフンが「続けたらみんな死んでしまう。止めなくちゃ」と大声で言った。「3年前ここでゲームをした、一緒にやった人たちは全員死にました、ゲームを続けると全員死ぬ」言った。
しかし、続行希望者たちが、「一人勝ちして456億も賞金を得たならここに来るわけない」「優勝経験者ならノウハウを教えて」などと言い出した。
ギフンはまだ投票していない人たちを説得しようとしたが、進行係に銃を突きつけられ、「投票の妨害行為は一切許さない」と警告された。
投票が再開された。
❌182、🔵182の対になった。
最後の1人#001が投票に向かった。001は🔵を押した。
❌182、🔵183で、ゲームの続行が決まった。
001が振り返った、フロントマンだった。
感 想
3話、いよいよゲームが始まりました。ギフンがずっと叫んでいましたね。
ギフンがゲーム経験者と自分のことをバラし、「ゲームを続けたら全員死ぬ」と言ったら、ゲームを止めさせられると思ってたんじゃないでしょうか?でも続行の希望者たちは、とにかく賞金がほしい、それに自分は死なないと思ってるのですよね、 人間ってそういうところあると思います。
フロントマンがウイスキーを飲みながら、大きなスクリーンで平然とゲームを観てました、人形のジャズバンドが奏でる音楽を聴きながら。フロントマンの無表情が不気味でしたし、音楽が素敵でした。
シーズン2は001がフロントマン、ってことは、ギフンの作戦が敵に筒抜けになるってことですね。
ノウルの射撃の腕は超一流、そして容赦ないのに、ドキッとしました。
第4話 6本の脚
ゲームの続行が決まった後、参加者たちに弁当が配られた。
ヨンシクの母のクムジャは弁当の目玉焼きをジュ二に分けてあげた。クムジャはジュニが妊娠していて、それも臨月だと気づいていた。
ギフンは投票の結果に打ちひしがれていた。
001がギフンのところに来て、「経験者のあなたがいるから🔵に。あと1回だけやる気になった」と言い、「なぜまた来たのか?優勝して帰ったなら465億もらったはず」と聞いた。
「俺の金ではない、死んだ人たちの命の代償」とギフンが答えると、
「そこまで考える必要が?あなたは殺していない」と001、
「最後がバツだったらみんな生きて帰れました」とギフン、
「もし私がバツを押したら、みんな言うかな?”帰れてよかった、幸せだ”と」と001。
2人が口論になりそうだったのチョンベが止めた。
そこに一人の若者がきて「カン・デホ」と名乗り、「ぜひお近づきに」と言った。
彼は海兵隊の出身で、チョンベの海兵隊の後輩、2人は意気投合した。
ミョンギが弁当を食べているところに、サノスとナムジュが来てまたミョンギに嫌がらせをした。3人のケンカが始まった。
001が止めに入った。サノスが「説教かよ、おっさん、家で自分の子供に説教しとけ」と言った。001はサノスの腕を捻り上げ、彼の首を絞めて殴ろうとした。サノスは「許してください」と哀願し、001は手を離した。
参加者たちの拍手が起きた。
チョンベとデホは「何者だ?」と言い、腕の袖をおろして海兵隊のタトゥーを隠した(ハハハ)。
消灯の時間になったが、001がギフンのところに来た。2人は、さっきは言い過ぎだったとお互い謝った。
001は身の上話を始めた。
「妻が肝硬変で移植が必要。検査を受けたら妊娠が分かった。妻は死んでも産むと言う。移植の当てがなく容体は悪化、可能な限り借金をしたけど賄えなかった。よく知る取引先が事情を知り金を貸してくれたが、それが賄賂とみなされ職場を追われた。ゲームは最後の希望、あの金が欲しい、誰かの命の代償でも、妻と子供を助けたい」と涙ぐんだ。
射殺された死体を医師が解剖し、臓器を取り出そうとしていたが、ほとんどが即死で使える臓器はなかった。
一人の兵士が手術室から部隊長に「頭や心臓を打たれた即死者が多く、半死者は再度撃たれており商品になりません。撃ったのは11番」と電話した。
11番のノウルは部隊長に呼ばれ、「トドメの一発を?」と聞かれた。
ノウルは7年くらい前に本部長に会った。彼女は狙撃銃1丁で捜索隊を全滅させ北から軍事境界線を超えてきたが、病院で死人のように横たわっていた。彼は彼女に生きる機会を与えた。
ノウルはそのことに感謝しているが、指示には従えないと言った。
「本部長は、私の仕事について、”希望なき人の苦を取り除き楽にしてやること”とおっしゃった。変わったのは部隊長です」と言って退室した。
ジュノは警察の協力を得ることができず、ウソクに自力でやると連絡した。
ウソクはジュノの指示で、パク船長にもう1隻船を用意してもらい、兵士も増やし1班と2班に分けていた。
彼は船長と飲みながら、明日の出航を確認した。船長がジュノから話しは聞いてると言ったので、ウソクは船長には話しても大丈夫だと思い、ギフンのことを詳しく話しだしたが。
朝になった。
ジュニがミョンギのところに来た。彼はジュニに気づいていなかったが、彼女を見て、子供を堕していなかったと分かった。彼はジュニに半年も連絡していなかったのだ。
参加者たちはゲーム会場に行った。
「ゲームは団体戦、10分以内に5人一組になってください」とアナウンスが流れた。
001がギフンと組みたいと言い、チョンベ、デホの4人は決まった、あと1人だ。
ジュニが「入れてください、子供がいます」とギフンたちにお願いして、自分のお腹を触った。
トランスジェンダーのヒョンジュはどこからも拒否された。095がヒョンジュを誘った。クムジャが高齢なので、彼女とヨンシクもどこにも受け入れられない。ヒョンジュと095が2人に声をかけチームに、そこに巫女のソンジュが加わった。
第2ゲームは、『五人六脚 近代五種』。
5人が足を結んで出発し、10mごとの通過点で1人1つミッションに取り組む。
ミッションは、1番 めんこ、2番 碑石打ち、3番 コンギ遊び、4番 コマ回し、5番 チェギ蹴り
全てのミッションをクリアし5分以内にゴールすれば成功。
各グループは、それぞれ誰が何を担当するかを決めた。
1班と2班が位置についてゲームが始まった。前の壁には”5:00”と制限時間の5分の表示、これが減っていく。
5人で足を縛って歩くだけでも大変、焦ると失敗する、失敗するとまた焦る。結局1班も2班もクリアできず、4人の兵士に全員が見てる前で射殺された。現場は血の海に。
1人、まだ息絶えてない男がリボンのついた棺に入れられ、棺の外に”十”と書かれたが、一人の兵士がフタを開けさせて、頭にトドメの1発を撃った。本部長がスクリーンで見ていた。
次のチームは、ヒョンジュたちだ。彼女は「私はチョン・ヒョンジュ、あなたは?」と名前を聞いた。「キム・ヨンミ」と彼女は答えた。「私はチャン・クムジャ」、「俺はクムジャの息子のパク・ヨンシク」「ソンニョ」とそれぞれが名前を言った。
ゲームが始まった。
感 想
フロントマンは、シーズン1の情報によると、確か数年前にこのゲームに参加して優勝した人物。彼がギフンに語った身の上話は本当のことだったのでしょう。但し、妻と子供は既に死亡してしまっているのですが。彼にも悲しい過去がありました。
彼がサノスを血相を変えて殴ろうとしたのは、「家で子供に説教でもしてろ」という言葉が許せなかったからなのでしょう。
ギフンの友達のチョンベが、ちょっと緊張を和らげてくれる存在です。
ギフンは「ゲームをやめさせる」と言う使命に燃えていて、第1話からずっとシリアスな感じのままです。
ノウルは北朝鮮の凄腕の兵士だったようです。彼女は半死人にトドメをさしている。
本部は、脱落者を半死人のままで解剖して、臓器を取り出し売りたいと思っているのですが。 ”臓器売買”って、韓国ドラマでは時々登場するワードですね。
本部長は黒いつなぎに⬜︎のヘルメットでしたが、彼の過去や正体も今後明らかになるのでしょうか?
第2ゲームも子供の単純なゲームだけど、クリアするには偶然性が高くて、5分以内の時間制限はプレッシャー。ゲーム自体は単純、でも失敗した時の結末が凄惨すぎて、、怖いです、、、。
第5話 もう一勝負
ヒョンジュたちのゲーム開始。
1人目、2人目、3人目と次々にクリアー、全員が声援をおくり、4人目、5人目もクリア、4分59秒でゴールテープを切った、成功!!大歓声が上がった。
彼らの成功の後もクリアする班と脱落者たち。射殺された脱落者の血が地面を覆った。
ギフンたちのグループは最後の2班の1つ。
ギフンたちはなんとかクリアしたが、その後すぐ銃声が聞こえた、もう1班は脱落し、5人は射殺された。
11番兵士のノウルが部屋に戻った時、2人の男の兵士が部屋に入って来た。彼女を力づくで押さえ仮面を取った。彼女の頬にナイフで傷をつけ、「今度邪魔したら、指を全部切り落とし焼却炉にぶち込む」と脅した。
ギフンたちは部屋に戻ったが、生存者たちの冷たい視線を感じた。
ギフンたちの班は打ち解け、おじさんたちがジュニの体を気遣った。デホがお互い名乗ることを提案し、「カン・デホ」、「パク・チョンべ」、222番は「キム・ジュニです」と。001は「オ・ヨンイル」、ギフンは「ソン・ギフン」と名乗った。
進行係が出てきて、第2ゲームの結果を発表した。
前のスクリーンにクリアした人数、天井のブタの貯金箱には賞金が注ぎ込まれた。
「第2ゲームで110名が脱落、積み立て総額201億ウォン、残った参加者1名当たりの賞金は7882万3530ウォン」と発表された。
生存者から「8000万ウォンもない」「110人しか死んでないの?」と不満の声が上がった。
続行か中断かを決める投票が始まった。
クムジュが、息子ヨンシクに「今日帰ったら豚肉たっぷりでキムチチゲを作ろう」と言い、「うちで一緒にご飯を」とヨンミとヒョンジュを誘い、2人は行くと言った。
ギフンは「絶対ここを出る、団結を」とチームメイトに言った。
001ヨ・オンイルから投票が始まり、彼は今度は❌を押した。
しかしヨンシクは🔵、ヨンミは❌、しかしヒョンジュは🔵。
投票は🔵がリード、その時、「イカれたのか、死なない自信でも?みんな死ぬぞ、あの金をもらえ、生きてこそ次がある」とヨンイルが大声を上げた。
「こんな金じゃ全然足りない」と続行希望者たちが次々に言った。
「もう無理です、帰らせてください」とヨンミが泣いた。
しかし続行希望組は「もう一勝負、もう一勝負」とシュプレヒコールを上げた。
投票が続けられ、最終結果は、🔵139 対 ❌116の大差でゲーム続行が決定した。
クムジュは息子に怒っていたが、息子は「他にも闇金から1億ほど借金があり、来月返さないと内臓を取られる」と言った。
クムジュがヒョンジュに🔵を押した理由を聞くと、彼女は「女性になりたいと性転換を始めたら、両親とは絶縁、職場を追われ、友達は去った。稼ぎはなく借金が膨らむばかり。前は軍人だった。あと1回ゲームしてお金を持ってタイに行く」と言った。
チョンべも🔵に投票したので、ギフンたちに合わせる顔がない。デポが離れて座っている彼を連れ戻してきた。チョンベは「借金取りが元妻と子供を苦しめている、あと1回やれば完済できる、俺たちチームワークがいいだろう」と言ったが、ギフンは「次のゲーム?チーム内で殺し合うかも」と暗い声で言った。
サノスたちはトイレでまたミョンギに嫌がらせをした。
消灯時間前に、ギフンはチームの連中のマットを地面に移動させ、下で寝るように言った。3年前、暴動が起きて殺し合いが始まったから。ギフンが見張りをした。
チョンベが起きてきた。彼はギフンに昔話をして、彼をからかった。ギフンがムキになり怒ったので、チョンベは「やっと昔のお前に戻った」と嬉しそうに言った。そんな二人の会話をヨンイルが聞いていた。
朝になり、ジュノたちは2隻の船に分かれ、島を探索に出かけた。あと4日だ。
島では、第3ゲームの説明。
”マッチゲーム”、参加者は全員中央の円板に上がる。ゲームが始まると円版が回り人数が発表される。30秒以内にその人数のグループを作り、部屋に入りドアを閉めると成功。
ゲームが始まった。
感 想
ヒョンジュたち5人のゲームを、参加者が全員が一丸となって応援する場面、臨場感がありました。
ギフンの班がゲームを終えて部屋に戻った後、デホやチョンベが、お互いにすごかったと興奮して言い合う場面、皆さん演技とは思えない自然さでした。ヨンイル(フロントマン)は、いつもジュニの体調を気遣っていますよね、お腹のに赤ちゃんがいるから。
チョンベさんのファンになってしまいました。ジュニにもデホにも優しい、でも裏切って🔵を押し、みんなに合わせる顔がなくていじけてたり、ギフンをからかって彼の緊張を緩ませようとしたり、ほんといい人だなって。殺伐としたドラマの中で、チョンべさんの人柄は救いです。
ゲームの結果で、脱落者が110人と発表された時、「たった110人しか死んでいないの?」というセリフ、相当怖いです。
投票で🔵が優勢になった時、ヨンイルが「死ぬぞ」と声をあげました。これでギフンは彼が味方だと思ったでしょう。このあたりの脚本も見事だなと思います。
クムジュさんは情が厚い人。ヒョンジュさんは、本当の自分を出し気持ちは楽になったが、性転換をすると言ってから社会から拒否されたわけですね。
参加者の人物像が少しずつ浮き上がって来ました。
第6話 🔵 ❌
第3ゲームが始まった。
まず10人、ギフンたちは部屋に入ってドアを閉めた。
ギフンが窓から外を見ると、入れなかったも者たちが次々に射殺された。彼は顔を歪めた。
一人の男は半死人状態、しかし△仮面(#11)は、トドメを刺さずにその場を去った。
フロアーには何箇所も血の海ができた。
次は4人、5人チームの1人は外された。
ヒョンジュたちのグループから外された巫女のソンニュは助かっていたが、彼らを睨んだ。
ギフンのグループから離れたヨンイルも無事で戻ってきた。彼はまたジュニの体を気遣った。
3名:ヨンシクは2人の男に誘われ母クムジャの手を離した。クムジャはギフンとヨンイルと同じ部屋で大丈夫だった。
6名:ヒョンジュたちのグループ4人とジュニとデホが同じ部屋に入ろうとしたが、ヨンミが誰かとぶつかり倒れた。ヒョンジュがヨンミを迎えに行こうとした時、ミョンギが彼女を押し入れ自分も入り鍵を閉めた。これで6名。ヨンミは外、彼女は射殺された。ヒョンジュがミョンギを責めたが、彼は「時間切れだった、俺が入ったから6人助かった」と言った。
最終ラウンド2名。残り126人で部屋の数は50、早い者勝ち。
ヨンイルはチョンベをの手を引いた。誰かがチョンベを押し、部屋に入ろうとしたがヨンイルが外に押し出した。しかし部屋の中にはすでに男が1人いた。ヨンイルは男の首を捻って殺害した。チョンべは慄いた。
ゲームが終わり、生存者は部屋に戻った。
ミョンギはジュニに「ここを出たら2人でやり直そう、2人の賞金で借金を返し、、」と話したが、ジュニは彼が自分の賞金に興味があるだけだと分かり拒否した。
ギフンたちは、🔵と❌を数えた。🔵が56人、❌が44人、12人差、🔵 が6人変われば同点、7人変われば❌の勝ち。バツの人は少額でもやめたかった人だから余程のことがない限り変わらない。
ギフンは「マルの人たちを説得すべきだ。無理なら力づくでも」と言ったが、ヨンイルは「今 刺激すれば投票以前に暴動が起こる」と意見が分かれた。チョンベとデポが、「俺は怖くてもう無理、俺のような人がきっといる」「今 賞金は約3億ウォン、勝ち目は十分ある」とギフンをなだめた。
進行係が第3ゲームの結果を報告した。
参加人数100名、賞金額1人当たり35億以上。
投票が始まった。🔵7人が❌に変更したが、バツの女性が1人⭕️に変更。この女性は巫女のソンニョの子分になっていた。
最終結果は、🔵50 対 ❌50 の同数になった。
投票の途中で、チョンベは、さっきのヨンシクの行動をギフンに言おうとしたがタイミングを逃した、ヨンシクが最後に❌を押したから。
投票結果が同数なので、明日再投票が行われると発表された。
食事に各自キンパが1本配られたが、そこにフォークが入っていた。
ジュノたちは、ドローンの撮影で島にドアのような物を見つけた。兵士たちと上陸して確認したが、ドアを開けた途端、爆発し、兵士がひとり命を落とした。
男子トイレでは、サノスとナムギュが、ミンスに明日の投票は🔵にするように強制していた。それを聞いたミョンギが2人に抗議、トイレにいた🔵組と❌組のケンカが始まった。
サノスに首を絞められそうになったミョンギだったが、彼はサノスの首にフォークを刺した、、。
感 想
第3ゲームも残酷でした。
「家に帰りたい」と泣いてたヨンミが、部屋から閉め出され射殺されてしまいました、可哀想すぎます、、。
ヨンイルが男の首を捻って殺したのはとても怖ったです。チョンべがそれを見て慄いていました。しかし、ヨンイルがしたことは自分とチョンベが生き残るための唯一の方法だったのです、この異常なゲームのルール上では。だとすると、ヨンイルの行動を悪とは言えないでは?と思いました。
第3ゲーム終了時点での生存者は100人、すでに356人の殺害されたということです。ギフンの生きて連れて帰るという目的は全然果たされていないままです、、。
第7話 敵か味方か
サノスはミョンギにフォークを顎に突き刺され死亡した。トイレの中では、続行組と中止組の壮絶なケンカがしばらく続いた。
宿舎に、脱落者の番号を知らせるアナウンスがあり、5人の賞金がブタの貯金箱に加算された。
「参加者95人、1人当たり賞金3億8000万」と、大きなスクリーンに表示された。
そこにトイレから戻ってきた🔵組と❌組がそれぞれ、「相手が仲間を殺害した、再投票で勝つために」と訴えた。それぞれの組みが人数を数えた。
🔵が47人、❌が48人、つまり🔵が3人殺害され、❌が2人殺害されたということ。
❌の人たちは、「我々が勝つ、明日家に戻れる」と喜んだが、、。
消灯30分前のアナウンスがあった。
半死人から取り出された臓器を持った配達班2人が、潜水服で海に潜って島を出発した。
本部から「まもなく特別ゲームがはじまる、全員所定の位置に」というアナウンスが流れ、兵士たちは銃を持って位置についた。
ジュノたちが乗った船は悪天候で大揺れに揺れた。精鋭隊の一人が船酔いで起きた時、船長が自分のドローンを触っているのを見た。男が船長を問い詰めると、船長は男の胸をナイフで刺し海に投げた。
消灯20分前、🔵組が怪しい動きを始めた。
ギフンが「明かりが消えたら我々を殺す、投票で勝てるし賞金も増えるから」と言うと
「帰るために先制攻撃を」とヨンイルが言ったが、ギフンは「参加者同士で殺し合いはできない。我々が戦うべき敵はこのゲームを作り今これを見てるヤツら、最上階にいる黒仮面のリーダーを捕まえれば勝てる」と言った。
「仮面から銃を奪って戦う。奇襲なら勝算はある。これがこのゲームを完全に終わらせる最後のチャンス」と彼はみんなを説得しようとした。
「銃を奪う方法は?」とヨンイルが聞いた。
「今夜乱闘が起こればチャンスが来る。攻撃してくるヤツらに見つからないように下に隠れてじっと待つ。❌組に不利だが、この機会を逃せば犠牲は拡大する。犠牲を払ってもゲームを終わらせるべき」とギフンは言った。
🔵の人たちが、寝ている❌の人たちに向かってきて、フォークで❌の人たちを次々に刺した。
ギフンたちは下に隠れて乱闘に加わらないようにしていた。
明かりがつき、兵士たちが事態の収拾を始めた。脱落者の情報をスキャンして確認、その隙を見て脱落者のフリをしていたギフンたちが兵士から銃を奪った。
激しい撃ち合いが始まった。ギフンはヨンイルの援護射撃で命拾いした。
スクリーンを見ていた本部長が「退去」の指示をだし、兵士たちは中に戻ったが、1人の兵士が取り残された。
戦闘が収まり、ギフンは生きている参加者たちに下に集まるように声をかけた。
ヒョンジュは、ギョンソクに、銃と装弾を集めるように言った。ヒョンジュは防犯カメラを銃で撃って壊した
ギフンは「我々はこれから仮面たちの本部に行き、俺たちを監禁した奴らを捕まえゲームを終わらせる。一緒に行く方は前にきてください」と言った。
❌の男性が3人手を上げて前に出た。
戦う人たちは銃一丁と無線を1台ずつ持った。
ヒョンジュが前に出て、MP5短機関銃の取り扱いを説明した。彼は特殊戦司令部の中士だったので銃の扱いに詳しいのだ。
ギフンが取り残された兵士の仮面を外させた。まだ10代に見える若者だった。
ギフンは彼を先頭に階段を上がった。
兵士が「あのドアの向こうが管理室。入るのには仮面が」と言って振り向いた時、ヨンイルと目があった。兵士は仲間に撃たれ死亡、同時に敵の銃撃が一斉に始まった。
ギフンは「チョンベと管理室を探す、時間稼ぎを」とヨンイルに言って2人で進んだ。
ギフンが死んだ兵士の仮面をカメラに当てると秘密のドアが開いた。「管理区内にいる」と無線でヨンイルに知らせた。
ギフンたちの動きは本部のカメラに写っている。制御室を守るために兵士たちが待機し、激しい撃ち合いになった。
チョンベが、「人が足りない、応援を」と無線をした。ヨンイルが2人を募って応援に行った。
ギフンが「弾倉は兵士のポケットにある」と無線で情報を送った。
デホが自分が弾倉を取りに行くとヒョンジュたちに言い、宿舎に向かった。
ヨンイルがギフンとチョンベのところに来て、別の階段から探すと言った。ギフンは彼に最後の弾倉を渡した。
ヨンイルは「見つけました」とギフンに無線した。
そして一緒に来た2人を先に行かせて、後ろから1人を撃った。もう一人の若者が驚いて振り返るとヨンイルが彼を撃った。ヨンイルは、「やられてしまった」と無線でギフンに言い、自分が撃った若者の最後の息を無線で送った。「ヨンイルさーん」とギフンが叫んだ。ヨンイルは彼からもらった弾倉の弾で若者にトドメをさした。
ヨンイルは無線を本部との周波数に合わせて、「終わらせる」と言った。
デホは兵士のポケットから弾倉を集めて戻ろうとしたが、銃撃の音を聞き恐怖で動けなくなった。ヒョンジュがデホを無線で呼んだが応答がない。
ヒョンジュが宿舎に戻ると、デホはベッドの奥で震えていた。
兵士たちが入ってきて、全員伏せろと言った。
ヒョンジュが弾倉を装備したが、クムジャが彼女の肩を押さえ「ムダ死にだよ」と首を振った。
階段で戦っていたギョンソクも弾が切れ降参した、手を上げて「助けてください、娘が、、」と言ったが銃声が聞こえた。
ギフンとチョンベの弾倉も切れた。2人は銃を差し出し手を上げて降参した。
黒い仮面を被ったフロントマンが2人の前に現れた。
「456番、英雄ごっこは楽しかったか」と言って彼に銃を構えた。「よく見ろ、お前の英雄ごっこが何をもたらすか」と言い、彼はその銃をチョンべに移した。「ギフン」とチョンベがギフンを見た。フロントマンはチョンベを撃った、、ぎゃーーーとギフンは叫び声を上げた、、、。
『イカゲーム:シーズン2』を最後まで視聴した感想
「イカゲーム:シーズン2」は、クリフハンガーで終了しました。
親友のチョンベがギフンの目の前で射殺されるという衝撃的な結末で、、。
果たして、ギフンはシーズン2で一体何をしようとして、どんな結末を招いたのでしょう?
ギフンは、「ゲームをやめさせる」と 正義感(?)に燃えていましたが、彼はずっとシリアスで叫んでいるだけのように見えました。ギフンにもやもやしていましたが、そのもやもや感が、7話で最高潮に達しました。
シーズン2について改めて考察したブログをアップしました。以下をご参考いただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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