第7話 あらすじ
末期がんと医師から宣言されたヨンスンは、心ここにあらずだったが、、ガンホのために、登記簿や、貯金や、日々の生活の連絡先などを整理し始めた。
彼女は、組合(?)の代表に、養豚場をガンホに継がせることを相談すると、協力すると言ってくれたので、力を得た。
ガンホが高校生の悪ガキ3人に彼飼われているのを見たヨンスンは、彼らを追い返し、ガンホに「このクソ野郎!」と言い返すように教えた。
貴重品(銀行通帳や家の権利書など)をまとめたものをガンホに渡して、甘いことを言われ騙されそうになったら「このクソ野郎」というように教えた。
次に、ガンホに新品の長靴を履かせて、養豚場に連れて行き、豚の育て方を1つ1つ丁寧に教えた。自活して食べていけるようにと。
ミジュは、農薬社内を間借りして、ネイルサロンの開店を明日に控えていた。
サムシクは、働いていた賭博場で乱闘騒ぎを起こした件で、1億返金しろと借金取りから暴力を受けた。
ミジョの双子のソジンが「銭湯で、お祖母ちゃんとイェジンと女湯に入るのが嫌だ。他の子みたいにパパと男湯に入りたい」と泣いた。
ヨンスンは、養豚撤廃の酷い看板を見つけた。パク・フナが作ったものだった。彼が養豚場に無断に入り、またヨンスクを罵ったので、彼女は本気で怒った。
そこに、”口蹄疫”が発生したと、ヨンスクの養豚場に作業員たちが来て、土地に穴を掘っていた。半径3キロ内の牛や豚は殺処分が法で決められているため、養豚場のヨンスクの豚たちは穴に入れられ生き埋めにされた、、ヨンスンとガンホは泣きさけび、町の人々も泣いた。
ガンホが自宅でが育てているライオン(子豚)だけは、3キロ以上離れていたので助かった。
ウビョクの部下2人が、パクさんのとうもろこし畑を買い、ヨンスンの家を見張っていたが、サムシクに呼び出された。酒を飲み終わったころ、養豚場が大変になったとのニュースを聞き、2人は、ヨンスンの留守の間に、また家に侵入して書類を探した。
オ・テスの娘ハヨンと、大企業トサンを創設者の息子の縁談の顔合せが行われた。オは会長に「会長のように”成り上がれる社会を作る”のが大統領になる理由だ」と語った。
ヨンスンは翌日の朝早く、農薬店から除草剤を買って帰った。それを知ったミジュはすぐに里村に戻った。
ヨンスンは農薬を持ち、ガンホの車椅子を押して、亡き夫チェ・へシクの墓の前に来た。
これはピクニックかと聞くガンホに、母は「私は悪い母親だから、遠足にいかせてやれなかった。以前、私の母さんと父さんと弟が、私が作ったキンパを持ってピクニックに出かけて亡くなった。ガンホの父さんも私が作ったキンパを持って、永遠に戻らなかった。それが怖ったから、だからなの」と言った。
ヨンスンは除草剤を出して蓋を開けようとした開かない。ガンホが「僕が開けてあげるが、まずライオン(子🐷)に餌をやってから。ライオンが成長して出産したら、また農場ができます」と母に話した。
ミジュは急いでガンホの家に行き扉を叩いた。そこにサムシクが来て、2人がお墓から戻ってきた。ミジュは、ヨンスンの持っている除草剤の袋を取り上げ、「母のにんにく畑で使う」と言ってから「ガンホ、明日ソジンと銭湯に行って。サムシクも」と言って帰った。
夜、ヨンスンの家に、チョンさんとパクさんが訪ねて来た。ヨンスンは、ガンホの婚約者が置いていったブランド品を出してきて、二人にプレゼントした。
ヨンスンは弁護士に会い、「日々体調が悪くなりいつ死ぬかわからない。息子のリハビリ施設は決まった」と大事な書類や貯金通帳を預け、息子の記憶が戻ったら残りの財産相続を頼んだ。
ウビョクの部下はついに、目的の書類を見つけて、ウビョク会長に渡した。
ウビョク産業を脅迫していたのは、実はガンホだった。会長は、ガンホが後ろ盾を得るためにしたことだと言い、次は、オ・テスを調べろと部下に命じた。
翌日、ヨンジュは、ソジンとイェジンを連れて、ガンホとサムシクを迎えにきて、一緒に銭湯に行った。
お風呂から上がったガンホは、テレビで演説するオ・テスを見て、”妙な匂いがする”と言われた言葉を思い出していた。
ヨンスンがガンホを迎えてきて、施設に連れて来た。そして「ガンホはここで暮らして治療を受ける。母さんは一緒に暮らせないが、ガンホが歩けるようになったら、迎えにくる、、」と涙を堪えて言った。
「母さん、どこかへ行くの?ごめんなさい、二度と悪いことはしません。母さん行かないで。僕も連れて行って」とガンホは泣いた。ヨンスンはそんなガンホを振り払って施設を出て、家に戻った。
ガンホは携帯に道を聞いて、ひとりで車椅子で家に戻ろうとしていた。
ミジュの家では、ソジンが「ガンホが体も頭も洗ってくれた。パパみたいだった」と母と祖母に報告した。
ヨンスンは家に戻り、携帯の電源を切っていた。”ガンホ”と”村の皆さんへ”の2つの手紙を置いた。
ガンホは携帯に聞いて、ひとりで車椅子で家に戻ろうとしていた。
やっと家に戻ったガンホが部屋を開けると母が首をつろうとしていた、、、彼は「母さん、ダメだ」と言って母の足を持って、渾身の力で立ち上がった、、。
感 想
ヨンスンさんの受難、試練はいつまで続くのでしょうか?
末期ガンと知り、なんとか自分を奮い立たせて、ガンホが自立できるように、養豚場の豚の育て方を一つ一つ丁寧に教えた。それなのに、口蹄疫が発生して、豚舎にいた全ての豚を生き埋めにして殺処理しなくてはならなかった、、つらすぎです。
農薬を持ってお墓参りに来た時は、ガンホも道連れにするつもりだったのか?やはり、ヨンスンさんはもう”キンパを作れなかった”のですね。両親と弟だけでなく、夫にも、最後に持たせたのが手作りのキンパだった、だから、ガンホを”遠足”に行かせられなかった。お誕生日には”ワカメスープ”のように、遠足には”キンパ”が、決まりなの?他のお弁当でもいいのではと思いますが、、。
施設にガンホを預けて去る場面は、涙、涙、、。
首を吊ろうとしたが、ガンホが間に合って、渾身の力を込めて立ち上がり、母を助けました、、ガンホ、がんばりました👏👏👏
第8話 あらすじ
ガンホは、車椅子から必死で立ち上がり、母を助けた。危機一髪で助けられたヨンスンは、ガンホが立ち上がったことに興奮して「もう一度立って」と言ったが、母が自殺しようとしたことにショックを受けたガンホは、雨の中、車椅子で行ってしまった。
黄色の傘をさしたミジュが歩いてきた。ガンホはミジュを見て泣いた。
東屋でミジュはガンホの爪の処置をしてくれた。車椅子を激しく動かして、指をけがしたのだ。
ガンホは、母に捨てられたとミジュに言ったが、彼女は「もしお母さんがそうしたなら、何か理由があるはず。私も捨てられたから」とガンホに話した。
ヨンスンはガンホを見つけ、家に連れ戻した。ガンホが、自分を捨てた理由を聞くと、ヨンスンは「捨てたんじゃない。実は母さんは病気なの。だからお荷物になりたくなかった」と言った。そして「ガンホはさっき立ち上がった、次は歩けるようになるはず、そうなったら母さんの”保護者”になれる、さっきみたいに立ち上がって」と言った。
しかしガンホは立ち上がれない。ヨンスンは雨の中、車椅子を押してガンホを池に連れて行き、池に投げ「立ってあるきなさい!」と叫び、立ち上がれないガンホを何度も水に入れた😱。
次の日も、次の日も、池に投げ入れ、リハビリにも連れて行った、、、そしてある日、ガンホは、立って歩けるようになった。
村人たちは、ヨンスンが苦労しているのに養豚場を潰そうとしたことに罪悪感を感じ、ガンホのために医療用の電動車椅子を贈ることを決めた。
ウビョクの部下は、チョン里に家を買い住んでいた。その内の一人、チャ代理は、農業に夢中になり、サンチュの葉が出たとすごく喜んでいた興奮していた🤣
サムシクは、この二人に農業を始めさせたのを理由に融資を受けるつもりだったが、調査委員から2人が大企業に勤めているので融資は出せないと断られた。借金を返す術を失い、サムシクは困った。
ミジュの間借りのネイルサロンは繁盛していた。
双子から「パパが来ている」と電話があり、ミジュが急いで帰ると白い乗用車が止まっていた。男は、以前、双子が電話で話したいと言った時にミジョが咄嗟に頼んだ偽者で、実は借金取りだった。ミジョは男を追い返し「パパは急用で帰った」と双子たちに言ったが、子供たちは傷ついた。
その時、ガンホに贈る電動車椅子を青年団長が持ってきて、村人たちが集まっていた。みんなでガンホの家に行った。出てきたヨンスンが呼ぶと、ガンホが歩いて出て来た!!
村人たちは驚き、とても喜んだ。電動車椅子に乗ってきた青年会長は驚いて転び、彼が使うことになった。
ガンホの家でお祝いが行われ、村人たちに食事やお酒が振舞われた。新しい住民になったウビョクの部下2人も参加していた。そこで2人は、家の後ろの物置に、目的の物(ガンホの荷物)を見つけた。
双子は、立って歩くガンホに抱き上げられ、喜んだ。
ヨンスンは作曲家のパクに焼肉を持って行き、「私は末期がんで余命わずか。でも息子が歩けるようになった。あの養豚場は息子にあげられる唯一の財産で、生きるための術、だから奪わないでください。病気のことは誰にも内密に」と頼んだ。パクは何も言わなかった。
ミジュは双子と歩いて帰った。酔っ払ったサムシクが家の前で待っていて「結婚しよう」と言った。ミジュは「そうしようか、借金で逃げ回りながら、惨めな気持ちで幸せにくらそうか」言って家に入った。
翌日、ヨンスンは、ガンホが以前に住んでいたマンションに行った。管理人から呼び出され、以前に、ガンホから預かったという手紙を受け取った。
手紙には、ヨンスンが誕生日に届けた惣菜のお礼と感謝が綴られていた。
ヨンスンは、ガンホに「なぜ、前もって手紙を管理人に預けたの?」と聞いたが、ガンホは思い出せなかった。
ヨンスンとガンホが出かけようとしたところに、双子がやってきた。ヨンスンは黄色のスーツを着て化粧をし、ガンホはシャツを着いた。
イェジンは、歩けるようになったガンホに「にいさんには、黄色が似合うから」と照れながら小さな花束を贈った。ガンホは「かわいい花だ、イェジンには負けるけど」と受け取り、彼女の右手にキスをした、うっとりするイェジン。彼女はソジンに「ガンホ兄さんと結婚する」と言った。
ヨンスンは写真店に行き、ガンホと2人の肖像写真を撮った。その後、彼女一人の写真もお願いした。「弔問客が見るのできれいに撮ってください」と言って。
家に戻り、ヨンスンは、遺影を小さな机に置き、自分が弔問客になり、ガンホに喪主の挨拶の仕方を教えた。
その後で2人できゅうりパックをした。ガンホが ”母と自分の写真に、父の写真を入れた額”を指差し、「あれみたいに父さんの写真を入れよう。そしたら3人一緒だ」と言った。
その時ヨンスンは、ガンホの手紙の最後に書かれていた文面を思い出した。
”僕の心は父さんと母さんと一緒にいた頃の思い出の中にあります”
急いで額を取り外し、裏面の開けると、そこに1枚のチップが入っていた。
感 想
首を吊ろうとした母を、ガンホが、危機一髪で、渾身の力を振り絞り立ち上がって助けました。が、その後で、ヨンスクがまた、ガンホを立ち上がらせようと、池(?)に放り込む、、と言うスパルタに、またまた驚きで😳、、しかしこれがヨンスクさんの教育方針なのですね。そのおかげで、ガンホは立って歩けるようになったから。
村の人たちの贈り物、電動車椅子は必要なくなりましたが、彼らの気持ちは温かいですね。
作曲家パクは、ヨンスクの話を聞き、気持ちを入れ変えたのでしょうか?
双子はいつもかわいい、イェインはガンホに恋❤️ですね。
ヨンスクは、ガンホと2人の肖像写真を撮った後、自分の遺影も撮り、家でガンホに、喪主の心得を教えました。ガンホは戸惑っていましたが、、ヨンスンさんは、本当によくできた母親なのでしょうね。
額の中から見つかったチップ、何が入っているのでしょう?
第9話 あらすじ
ヨンスンは、見つかった”チップ”をPCにセットして、ガンホと一緒に見た。それは、ガンホがソウル大学法学部に入学した時からの記録だった。
1. 2008.3.3: 主席入学したチェ・ガンホは、最初の授業で教授から法学部に来た理由を聞かれ「自分がなぜ法学部に来なくちゃいけなかったのか、その理由を知りたくて来ました」と答えた。
2. ガンホは、同級生を殴り警察に連行された。講義や試験を受けない同級生が、母親が裁判官という理由で主席になり、奨学金を得ていること、最高位の大学の法学部でこのような不正が通っていることへの怒りだった。しかし示談が成立しなければ、刑務所行きと言われ、母のヨンスンは同級生に謝り、ガンホに土下座を強要した。ガンホは泣きながら、司法試験を受けるために、土下座し謝罪した。
この時 気づいた ”なぜ法学部に来なくちゃいけなかったのか“に。
ガンホは検察に行き、父親の裁判記録と判決文の閲覧を求めたが、裁判資料の公開は担当検事に決定権があり、当時の検事:オ・テスが拒否した為、閲覧できなかった。
警察に捜査記録を求めたが「司法試験を受けて、検事として来たら見せてやる」と追い返された。
ガンホは、オ・テスの著書を暗記するほど読んだ。
3. 2013年度法学部卒業式、ガンホは首席で卒業。母から「ここに毎月送金する」と貯金通帳を渡されたが、ガンホは”刺身屋”でバイトをしながら、司法試験勉強をした。
この頃 彼女 (ミジュ)と再会し、暗く冷たく苦しかった人生に、一筋の温かい光がさした。
修習生となったガンホは、特別講義に来たオ・テス検事長と会話を交わした。
ガンホは、検察の記録保存室で、父の事件の裁判記録を閲覧し、証言内容をくつがえした消防士のファク・サンチョルに会った。彼は「ウビョク建設のソン会長に家を燃やすと脅され、怖くて、黙るしかなかった」と言った。
ガンホは任官式に1人で行った。首席で合格し宣誓した。
任命式の後 検事として警察に出向き、1988年チェ・ヘシク死亡事件の捜査記録を請求した。
現場の写真と解剖時の写真の違いに違和感を持った。当時の担当刑事に「殺害され、自殺を偽装されたのでは?」と詰め寄ると、刑事は「オ・テス検事の指示だった」と白状した。
ガンホは「しなくてはならないことがある」とミジュの元を去った。
4. ガンホは、オ・テスに近寄るため、まず、娘のハヨンを調べ、彼女が神経内科に通っていることを突き止めた。クラブに行った彼女を、麻薬所持容疑で取り調べた。麻薬は出ないが、パニック障害の薬がバッグに入っていた。彼女は「クラブ通いもパニック障害も親には内密に」と頼んだ。
その頃、ウ・ミジョン殺人事件が起きた。ソン会長の孫が犯人だったが、ガンホは上司から、これ以上調べるなと釘を刺された。ガンホは「自分がうまく処理するので、後ろ盾をつくってほしい」と頼んだ。彼は、逮捕された”チョン・ジョング”に面会し「あなたが殺していない証拠を捜し、必ず助ける。それまで僕を信じて、ここで生き延びて」と説得した。ガンホは裁判でチョンを有罪に導いた。
ソン会長に初めて会った時、彼は「孫を守ってくれた」とガンホに感謝し、現金を見せ、「息子になれ」と言った。
ハヨンはガンホに惹かれ、二人は恋人になった。オ・テスの誕生日にお祝い行き、付き合っていると紹介されたが、オから「変な匂いがする、育ちからか。別れろ」と侮辱された。
ガンホはオ・テスの弱みを探ろうとした。ソン会長とオ・テスは30年以上、殺人をはじめ、あらゆる汚いマネをしてきていた。
ソンはオの裏切りを恐れ、女性秘書官ファン・スヒョンをオに送った。ガンホはスヒョンに会ったが、彼女はオ・テスの子供を妊娠しており「子供と自分を守るために死んだことにしてほしい」と頼んだ。
ガンホはスヒョンに、2人を守る代わりに、ウビョクグループの機密資料を請求した。
ガンホは、スヒョンの子供とオ・テスのDNA鑑定をし、結果は、親子関係だった。
その結果をソン会長に見せ、「会長の正式な息子にしてほしい、息子として、オ議員の娘と結婚する」と言った。
その日、警備室から母が惣菜を持って来ていると連絡があったが、ガンホは居留守を使った。
ソン会長はオ議員に「スヒョンと子供はガンホ始末させる」と言った。ガンホは、2人を車に乗せ、スヒョンには飲み物を与え眠らせたフリをした。海岸でスヒョンと子供を車から出し、知り合いのフィリピン行きの密輸船に乗せ、現地住所、偽造パスポートと当面の所持金を渡した。
そして空の車を崖から海に投げ、その写真をソン会長とオ議員に送った。
5. ガンホは、オ・テスの家にハヨンを迎えに行き、実家へと向かった (2話で語られた通り)。
家に入り、壁に飾ってある親子3人の写真を外し額の後ろを開けて、”チップ”を入れた。
ガンホは、ソン会長の養子になる書面を出し、そこに母の捺印を得たのだった。
6. 最後の記述
”父の事件は、公訴時効が過ぎたので、彼らとは闘えない。僕が復讐を決めたのは、彼らに人生を台なしにされた母のため、母は最愛の息子にとって、一生悪い母でいる苦痛を強いられた。
ソンの息子とオの婿になり、彼らが積み上げた全てを壊すつもり。険しく危険な道だとわかっている、だから、母子の縁を切る悪い息子を許してください。
全てを読み終えたヨンスンは、泣きながら、ガンホに「何もしないで、何も思い出さないで」と言った。
そして、ガンホのマンションから持ち帰り、納屋に置いていた書類の箱を出し「これを持っていたら危険、父さんみたになるかも」と裏の畑のドラム缶に入れた。ガンホは素早く、検察官の名札だけ取り出しポケットに入れた。
ヨンスンは、書類に油をかけ火を燃やし、そこにチップも入れ焼いた、「これで全て忘れよう」と言って。
感 想
9話は面白い作りでした。1話、2話で描かれたことの、奥の深い事情、タネあかしが語られました。
ガンホは子供の頃から、父の死について不審に思っていて、その真相を知りたいと思っていたようです。表面では、”誰もが自由で平等”と謳いながら、実情は全く違う社会。
ガンホが同級生を殴り、ヨンスンが「司法試験のために謝って」と息子を土下座させるエピソードは、つらかったですね。
またこのドラマでは、ガンホの家が養豚場を経営していることが、子供の時から”臭い”、大人になっても同じように繰り返し、差別の対象となっています。
悪徳検事と言われていたガンホですが、チョン・ジョングを有罪にしたのは、ソン会長に命を狙われる危険性があるので、安全な刑務所の中で待っていてください、という意味だったのか?裁判所の前でデモしてるのは、彼の母親ですよね?「必ず無罪の証拠を見つける」と約束したのだから、ガンホは検察官にもどらなくてはならないと思いますが、、。
ガンホが、オ・テスの元秘書官の女性と赤ちゃんを救っていたのは良かったです。但し、9話の最後に不気味な映像があったのが気になります。
全ては母を思っての復讐だった、母は最愛の息子にとって、一生悪い母でいる苦痛を強いられた、これにはホント?と、ガンホできすぎ、と思ってしまいましたが、、。
最後、ヨンスンさんは「これを持っていると危険」と全ての証拠の書面とチップを燃やしてしまいましたが、ガンホはすでに命を狙われています。全て燃やしてしまったことで、もう何も証明できない、もっと危険になるのでは?と気掛かりです、、。
第10話 あらすじ
ヨンスンは、自分が入院して治療を受けなくてはならなくなる前に、ガンホを結婚させると決めた。
ガンホは焼かれるのを免れた”チェ・ガンホ最高検察庁”の名札を大事にしていた。
母はガンホに、「ライオン🐷のために、豚小屋を建てる、来週は他の豚たちがやってくる。これからはガンホが”幸せな農場”の社長よ、もう検事じゃない」と言った。ガンホは母の前では頷いたが、納得していなかった。
ヨンスンは、里長の家に集まっている村人たちに、「ガンホは検事には復帰しない。ガンホを結婚させたい」と言った。里長と村人は協力を約束した。
ミジュは、イェジンから「ガンホ兄さんは、幸せな農場の社長になった」と聞き驚いた。
作曲家パクが事務所に行くと、彼の名前で集めた投資金が持ち逃げされていた。債権者たちが、カネを返して、と押しかけていた。
ヨンスンは、ガンホを見合いに連れて行くために、前に買った婚約指輪を出し「あなたのお嫁さんにあげる。一緒に暮らしてお互いに愛し支え合う友だち」と彼に言った。ガンホは「ミジュさん?」と聞いたが、母は違う人だと言った。
ガンホは髪型、スーツ、メガネ、革靴と、頭のてっぺんから靴先まで、カッコよく決めた。しかし見合いの席の彼は子供っぽすぎて、3人も見合いしたが、全員に呆れられてしまった。
見合いが終わったガンホは、急いで農薬店に向かった、スーツ姿をミジュに見せたかったから。
ミジュの店に中年の男が来て、セクハラを始めた。ミジュが男を外に追い出した時、ガンホが来て、男を羽交い締めにした。男に「誰だ?」と聞かれ、ミジュは「ソウル中央地検の判事」と言った。
そこにバイクが来て、ガンホは、受験の日のことを思い出し、咄嗟にミジュをかばって二人は倒れた。”ソウル地検”の名札がガンホのポケットから落ちた。
ミジュが気づき、ガンホの頭から血が流れているのを見て「どうしよう」と泣いた。受験の日、ケガをしたミジュが同じように泣いたことをガンホは思い出した。「大丈夫だ、ミジュ。試験はまた来年受ければいい」と(大人の)ガンホは言い、彼女にキスをした。ミジュがキスを返し、、それをヨンスンが見た。
農場に戻って、ヨンスンはガンホの頭と腕の傷に気づいた。「ミジュが危なかった」と言った後、彼は大きな声で「だから何よ、死んでもない」と叫んだ。ミジュがケガをして、ガンホが試験を受けなかった日、ヨンスンが彼に言った言葉だった。彼女はガンホを深く傷つけたと思い知ったが、彼の記憶が戻る前に家庭を持たせなければ、と強く思った。
ガンホは、ミジュに手の手当てをしてもらった時、爪に塗ってもらった黄色のマニキュアを大事にしていた。
養豚場のバイト、アンドレアがヨンスンに、ガンホの花嫁候補を紹介したいと言った。
ヨンスンは、ガンホ抜きで、里長の車で村の人たちと一緒に女性に会いに行った。
女性はガンホの写真を見た後、動画も見たいと言った。ガンホが母の絵を描いている動画があったが、その絵を見て、ヨンスンは”ミジュ”だと気づいた。女性は「ガンホさんが気に入った、会いたい」と言った。
留守番をしているガンホに、サムシクがマッコリを持って来た。「飲んだから記憶が戻るかも」と言われ、ガンホはたくさん飲んだ。
「どうすれば検事に戻れる?」と聞くと、サムシクは「手錠が必要。俺がなんとかする。交換条件に指輪がほしい」と言った。ガンホは、’嫁、つまり友達’にあげるもの”と母が買った指輪をサムシクにあげた。サムシクがガンホの嫁になった😝
警察では、変死体の身元が明らかになった。DNA判定の結果、36歳女性ファン・スヒョンだった。旅券は偽造で、3000万ウォン相当のドル札も見つかっていた。
ヨンスンは警察に呼ばれて、村人たちと駆けつけた。サムシクが捕まっていた。盗品だと出されたダイヤのネックレスと指輪はヨンスンのものだったが、ガンホが来て「僕がサムシクにあげた、僕の嫁だから」と言った。
サムスンが感動して泣いた手に、手錠がかかっていた。ガンホは「僕の手錠」と喜んだが、、。
ヨンスンは機嫌が悪かった。ガンホは「検事になりたい」と言ったが、母は「ダメ、幸せな農場で嫁と一緒に、、」と言い始めると、ガンホは「嫌です、検事に戻る。ミジュが言ってた」と主張。ミジュのために検事に戻ると言うガンホを、ヨンスンは「なぜ母さんの言うことが聞けないの」と何度も叩いた。
「僕は母さんの言う通りにした。ご飯を食べ、運動も頑張って、薬も飲み鍼も打った、とても痛くて辛かった。水の中に投げられた時、本当に怖かった。でも母さんの喜ぶ顔を見たくてがまんした。でも母さんは僕に”ダメ”ばかり、僕がバカだから?」とガンホは泣いた。
ヨンスンは、ミジュに会いに来て、「ガンホはもうすぐ結婚する。ベトナム人で母国で看護学校を卒業、ガンホの世話を任せられそう。でもガンホはあなたのことが好きで、あなたが結婚していると何度説明しても分からない。ガンホに結婚するように説得して」と頼んだ。
ミジュは「事情があるんですね。どうかお話を、お手伝いするためにも」と冷静に聞いた。ヨンスンは「私、重い病気で、もうすぐ死ぬの」と打ち明けた。
家に戻ったミジュは、子供を産む決心をした時のことを思い出した。
ガンホが「やりたいことがある」と出ていった後で、妊娠が分かった。ミジュは、彼の人生を台なしにしたくないと妊娠を告げなかった。彼女は、3人で待つつもり、ガンホは終わったら必ず帰ってくると信じていた。
双子が生まれてから一緒に住みたかったが、住む場所がなかった。ミジュは、赤いスポーツカーの女性(ハヨン)が、裁判所から出てくるガンホを迎えに来たのを見た。
ミジュは朝早く、実家の家の扉を叩いた。母が出てくると、ベビーカーに乗せられた双子と置き手紙だけがあった。
ミジュは「ガンホに妊娠を告げるべきだった、私が悪かった」と母のチョンさんに打ち明けた。双子の父がガンホと知り、「ダメよ、なんであんなバカと。あういう人は介護がすごく大変なの。どうしよう。なんて運が悪いのかしら。双子が不憫でたまらない」と母は嘆きに嘆いた、、。
「なぜ?私たちがかわいそう?違う、かわいそうじゃない」ミジュは立ち上がった。
翌日早く、ミジュは双子におしゃれをさせて、彼らの手を引いてガンホの家に来て、外の扉を大きく叩いた。
感 想
ヨンスンさん、今度はガンホに「農場の社長になれ、検事はダメ」と言い、彼を結婚させることで頭がいっぱい。ガンホのことを考えているのは分かるのですが、いつも頭ごなしで、ガンホの思いに耳を傾けたことがなくて、正直、ついていけないなぁって思うこと度々です。今回、ガンホは初めて反発しましたね。
変死体は、ガンホが助けようとしたファン・スヒョンでした、、オ・テスの仕業なのでしょうね。無事に逃げてほしかったですが。
ミジュの妊娠が分かったのはガンホが出ていってからで、彼が”やるべきことを応援する”ために、妊娠を知らせず身を引いていたようでした。ミジュも苦労しましたね。
ヨンスンの話を聞き、気持ちを決め、双子の父がガンホであることを知らせようと行動しました。
来週は、いよいよクライマックスでしょうか?
第11話 あらすじ
ミジュは双子におしゃれをさせ、朝早く、ガンホの家の扉を叩いた、そこに”ファン”さんが来た、ヨンスンがガンホの嫁にと思っているベントム人の女性だ。
その時「母さんが倒れた」と血相を変えたガンホが出てきて、ミジュとファンは急いで中に入った。看護師の資格を持つファンが応急手当てをして、ミジュは双子を家に帰し、養豚場のトラックに、ヨンスン、ガンホ、ファンの3人乗せて病院へと急いだ。
ガンホは”保護者”として、医師から話を聞いた。母が胃がんで転移しており、余命いくばくもないと知り、ガンホは動揺、母を起こして家に連れて帰ろうとした。
ファンは、ガンホと彼を気遣うミジュの様子から2人の関係を察し、ガンホのことを諦めた。
チョンさん(ミジュの母)は、作曲家パクの家を訪ねた。彼は資金を持ち逃げされ酒浸りに。チョンさんは、彼からヨンスンがガンの末期だと聞き、ヨンスンのあまりに過酷な運命に涙した、、しかし、ミジュがガンホと病院にいると知り、彼女をガンホから引き離そうとした。
気がついたヨンスンは、寝ている暇はないと家に帰った。ファンさんに電話が通じたが、彼女は、ミジュを理由に縁談を断った。
ヨンスンはミジュに会いに行き「なぜいつもガンホの邪魔をするの」と怒った。それを聞いたチョンさんが本気で怒った。「我が子のためなら人の子を傷つけてもいいの?昔もミジュが事故にあって、ガンホが試験を受けられなかったをミジョのせいにした」と。
サムシクは、ブランド品のバッグを誰かに売ったが、穴が空いていたと突き返された。バッグを調べると底に”DNA鑑定書”とパソコンの”チップ”が入っていた。
サムシクはガンホに会いに行き、DNA鑑定書が、大統領候補のオ・テスと秘書だったファン・スヒョンの間にできた子供との鑑定書だと知った。チップには、オ・テスとソン・ウビョクが、親子を殺し、ガンホに罪を被せる会話が入っていた。
サムシクはこれを使い、オ・テスの娘を脅迫して、お金を奪うことを思いついた。ウビョクの部下のソ室長とチャ代理がソウルに行くと聞き、その車に乗った。
サムシクはハヨンに近寄り、DNA鑑定書とチップの会話を聞かせて、金を請求した。
1時間後に同じカフェで会うと約束したが、カフェから出たサムシクは、オの部下に捕まってしまった。絶対絶命だったが、ソ室長とチャ代理に助けられた。
オの部下は、サムシクを助けたのがウビョク部下だったので、「ソン・ウビョクの仕業」とオ・テスに報告した。
オは、ハヨンがサムシクにお金を持って会いに行ったことを知った。ハヨンは父を「目的のためなら人を殺す。ガンホさんも利用された」と責めたが、「お前が睡眠薬を入れてガンホを殺そうとした、お前が黙っていたらなかったことになる」とオ・テスは言った。
ガンホは、母の病気のことを知り、つらくて父のお墓に行った。そこに母が来て「死んだら、お父さんの横に埋めて。死んでも、あなたのお腹の中であなたを守る。でも急いではいかない、だから悲しむのはやめて、幸せにいきよう」と約束した。
その夜、ヨンスンはチョンさんを訪ね、ミジュを傷つけたことを土下座して謝り「死ぬのが怖い、助けてください」と、二人は抱き合って泣いた。
ハヨンとトサンの息子の結婚式の当日、ソン・ウビョクは招待されていないのに来た。オ・テスは非常に不機嫌になった。花婿が登場し、花嫁の入場となったが、花嫁の姿はなかった。
ハヨンは、ウビョクからお祝いの箱を受け取り、そこに、ガンホが立っている写真が入っていた。ハヨンは式場を抜け出しタクシーでガンホの実家の近くで止めた。さっそうと立つガンホが見えた。彼女はそこに向かって歩いたが、父が手配した追手に捕まった。
家に戻ったハヨンを父は殴り、選挙が終わるまで病院に監禁するよう部下に命令した。
オは、部下から、死体はファン・スヒョンで、警察は殺人を視野に捜査していると聞き怒り狂ったが「すぐ対処する」と言った。
ガンホとヨンスンはおしゃれをして、焼肉屋でデートした。2人で外食するのは初めてだった。ヨンスンは、ガンホとやりたいことをリストにして、息子に見せた。
ガンホは、何度もサムシクに電話したが、通なかった。
夜、ガンホは「母さんを守る」と母の横に布団を敷いた。母がガンホに歌を歌ってほしいといった。彼は、昔、ミジュのために作った歌を歌った。
その頃、ミジュも同じ歌を歌っていた。イェジンが「悲しい歌だね。もうパパがいなくてもい。人生って難しくない。大好きな人と幸せに過ごせはいいだけ。だから大好きなママとわたしたちだけで幸せに生きよう」とミジュに言った。ミジュは娘を抱きしめて泣いた。
夜中、ヨンスンの携帯が鳴った。「農場から煙が」という知らせにガンホと養豚場に行くと、そこは炎🔥に包まれていた、、。
閉じ込められた2人、ガンホは、窓を割って、まず母を外に出した。
自分も外に出ようとした時、爆発が起き、ガンホは頭を打って倒れた、、。
父親がお腹の中にいる自分に「そろそろ起きよう」と話かけていた、、そして、あの日、車の中で睡眠薬入りの水を飲んで眠っていたガンホは目覚めた、そこに車がつっこんで来た、、、ガンホは記憶を取り戻した、、。
感 想
エェーー、また豚小屋が火事😭😭😭、これでもか、これでもかというほど、ヨンスンさんとガンホに試練と悲劇が襲いますね。
この回で、双子の父親がガンホだと分かる!と予想していましたが、まだ、明かされませんでした。
サムシクが、やっと活躍するのかな?とちょっと期待しましたが、、いつもの通り、何の計画性もなく、ウビョクの部下たちに助けられラッキーでしたが😰
ガンホの書類や大切なチップは焼かれてしまったけれど、DNA鑑定の原本と悪役2人の会話の録音は残されていた、、しかし、それもまた無くなった。しかし、ガンホのスーツの胸ポケットに携帯があったので、そこに大事な証拠が残されているのか?慎重で頭のいいガンホ、何重にも、オとソンの悪事の証拠を隠し持っていると考えたいです。
豚小屋の火事で、ガンホの記憶が戻ったようですが、、彼が子供に戻った後の記憶はどうなる?記憶が戻ったとしても、自分の身を守るために、ガンホはまだ子供の脳のフリをして過ごしていくのかな?と予想。
オは、ガンホにファン・スヒョン殺害の濡れ衣を着せようとするでしょうが、ガンホはどう対処するでしょうか?
第12話 あらすじ
ヨンスンの養豚場が火事だと聞き、里の人たちが集まってきた。ヨンスンが「ガンホが中にいる」と言うと、サムシクが水を被って中に入り、、、しかし、ガンホがサムシクを負ぶって出てきた。
ウビョクの部下2人は、養豚場に放火したオ・テスの手下を見たが、また逃げられてしまった。
ガンホもサムシクも病院に運ばれた。
警察官が来て、火事🔥について、発火地点でガソリン成分を検出したと言ったが、ヨンスンは「私のミスです。捜査の必要はない」と。それを、ミジュが聞いていた。
ミジュはサムシクが何か知っていると思い問い詰めた。「オ・テスがやった。実はガンホが危ない」と彼は言い、事情を話した。
ミジュはヨンスンに「警察に通報を。ガンホがオ・テス議員の婚外子のDNA鑑定書をバッグの下に隠していた。サムシクがそれを知り持っていたが、オ議員の手下に奪い取られた。ガンホは秘密を知っているので命を狙われている」と。
しかしヨンスンは「証拠がない。ガンホが目覚めたら遠くに逃げる。昔、養豚場に火事があり、夫は真実を明かそうとして非行の死を遂げた、力がなかったから。だから息子は力のある人になって欲しくて厳しく育てた。孤独でつらい思いをさせた。あの子を父親のようにはさせない」と泣いた。
「ガンホがつらい時間を耐えられたのはおばさんのおかげ。司法試験の準備中、つらい時は”僕は幸せです”と歌ってた。おはさんの緑豆のチヂミに勝る店はソウル中になかった。ガンホはおばさんを恨んでいない、恋しがっていた」と話すミジュに、ヨンスンは「ガンホが日記に書いてた子、あんなにも愛していたのはミジュだったのね」と気づき「つらい思いをしたでしょう、ガンホの代わり謝る」と手を取った。
「私も謝ります。結婚していません。イェジンとソジンはガンホの子です。別れた後妊娠が分かり、1人で決意して産んだ子、復縁を迫るつもりもありません。私は捨てられました」とミジュは言った。
「捨てたんじゃない、父親の敵を討つために、父親を殺した男の養子になり、共犯の娘と結婚しようとした。人殺しは、ソン・ウビョクとオ・テス。ガンホは私たちを捨てない。計画が失敗した場合、家族や恋人に危険が及ばないように自分から離れたの」とヨンソンは言った。
ガンホは病室で2人の会話を聞き涙を流していた。
彼がベッドから起き上がった時、警察が来て、ファン・スヒョン殺害容疑で緊急逮捕された。
ガンホとヨンスンは警察で、スヒョンを逃した日に、ウビョクたちに送った写真を見せられた。警察は、ガンホが子供の父親で、当時婚約していた令嬢と結婚するのに邪魔になり、母子を殺害したと結論づけていた。
ヨンスンが、本当のこと(オ・テスの婚外子)だと言いそうになったので、ガンホは立ち上がり「母さん、ごはん!腹ぺこ、怒られ怖い、家に帰る」と子供のフリをして暴れ、一旦家に戻った。
ガンホは、写真の額に入れた”チップ”を取り出そうとした。母は「おかえり、待っていた、怖かった、あなたに許しを請えないまま逝きそうで」と涙を流した。「ただいま、母さん」とガンホは母を抱きしめた。
ヨンスンは、警察でのガンホの演技に気づいていたのだ。ガンホは「やることがあるから必死だった。奴らは必ず僕を見つける。奴らを潰すための証拠をみつけないと。証拠はどんな状態でも残ってるはず。すべてが終わるまで記憶が戻ったことは秘密に」とガンホは言った。
ガンホは双子を見かけた。「ごめん、気づかなくて」と言って、2人をきつく抱きしめた。
ガンホはミジュのネイルの店に行き「全て思い出した」と言った。ミジュは「あなたを恨んだ、再会したら殺そうと思った、でも記憶喪失に、治るまで待ってた。でもあなたの方が苦しんでた、なぜ私より苦しんでるのよ」と泣いた。ガンホは彼女を抱きしめ「まだ僕を許すな。まだ終わっていない。全てが終わったらひざまずいて謝る」と言った。
ヨンスンは村人たちに「6時に集会所に、夕食は食べずに」と電話していた。その時作曲家のペクが来た。彼は村を出ていくと焼肉の容器を返して、ヨンスンに無礼を謝り「お大事に、生き残って」と言った。
村人たちが集会所に集まった。それはペクの送別会になった。ヨンスンは大量のご馳走をひとりで作っていた。
「養豚場を営んでこられたのは皆さんのおかげ、忙しさにかまけてお礼もできなかった」と挨拶した。どうしたの?と笑顔で聞く村人の中で、チョンさんとパクは神妙な顔だった。みんなでお酒を飲み🎵明日は明日、新しい風が吹く、悩みを打ち明け一緒にチャチャチャ🎶とゆかいに歌って踊った、、。
ソン・ウビョクに、ソ室長とチャ代理が呼ばれた。別に男たちがいて、ウビョクは「あんなバカ1人の殺せないのか」とバッドで殴った。ガンホを殺そうと男を送ったのは、ウビョクだったのだ。
その時「ガンホが放された、事故現場で見つかった車は中から鍵がかかっていた」との報告を受けた。ウビョクはガンホが自分を裏切ったことを知り、誰がファン・スヒョンを殺した?と言った時、オ・テスから電話があった。
ガンホは裁判所に来た。”最高検察庁 チョ・ガンホ”の名札でセキュリティーを通過し、そこに置いていた車を出した。
スヒョンの密航をお願いした刺身店の店主に会いに来たが、店主は別人に変わっていた。
ガンホの部下だった捜査官が電話してきた。ガンホは彼に会い、全て終わるまで秘密厳守をお願いした。捜査官は約束した。彼はガンホに恩があった。母親の手術費で困っている時に、ガンホに助けられたのだ。
チョンさんは、酔っ払ったヨンスンを家に連れて来た、双子を一緒に寝たいと彼女が言ったから。
ミジュはイェジンの携帯から、ハヨンがヨンスンの家に来た時、車の中でペットボトルに何か薬を入れている動画を見つけ、サムシクに相談した。
「最初はガンホが運転していたが、途中で婚約者が運転を代わった。ガンホは居眠りを、しかも事故が起きた時 彼女は外に、偶然にしてはできすぎている」と二人の意見は一致、真相を探ることに。
ミジュとサムシクは、ハヨンの家に行き、友達のフリをしてはハヨンに面会を求めたがいなかった。出てきた家政婦から「入院している、今は会えない、選挙が終わったら」と情報を得た。
サムシクは「大統領選は4ヶ月後、結婚式場から失踪したハヨンは監禁されているのでは?」と推理した。
ミジュは、ネイルサロンにハヨンが来て無礼な態度を取った日のことを思い出した。ミジュが蹴るフリをした数日後、ハヨンが全治14週間の診断書を持って現れ「父は次期大統領候補のオ・テス。診断書のねつ造なんて朝飯前」と言い、ウソン病院の診断書を出したのだった。
ミジュとカツラを被ったサムシク(ハヨンに面識があるので?)は、ウソン病院に入った。
その頃、ガンホは漁港で、刺身屋の主人の写真をみせて、人捜しをしていた。そして、チョ・ヨンジェ55歳、”クァンミョン号”という船の持ち主を捜しだした。
感 想
12話、良かったです。
ヨンスンは、ミジュの話から、ガンホが深く愛していたのはミジュだと分かり、ミジュが「私は捨てられた」と言った時に「ガンホは誰も捨てていない」と言いました。ヨンスンは、ガンホがどれほど母親を恋しく思っていたのかを知り、ミジュは、ガンホが去ったのは、自分を守るためだったと知りました。
その2人の話を聞き、ガンホは双子が自分の子供だと知り、二人を強く抱きしめました。まだ双子は知らないけれど、、。
ガンホの記憶が戻った後で、ヨンスンとガンホの会話と演技にも胸が熱くなりました。
嫌味な作曲家、ペクさんとも和解でき、ヨンスンが、村人たちを集めて、食事を振る舞って、みんなで歌う場面も、すごく温かみにあふれてあふれていました。俳優さんたちが素晴らしいです。
イ・ドヒョンさんも、7歳のあどけないガンホと、記憶が戻った後のキリっとしたガンホ、演じ分けていて、さすが俳優さんですね。
ガンホは、あと2話で、オ・テスとソン・ウビョクの悪事をどう暴いていくのか?
ヨンスンさんの残された時間は少ないですが、親子はどんな時間を過ごすのでしょう?
第13話 あらすじ
ガンホは、ファン・スヒョンの密航をお願いしたチョ・ヨンジェを捜しだし、事情を聞いた。チョは、仲間が待っているはずの場所についたが、待っていたのは、オ・テスの部下で、スヒョンは自ら海に身を沈めて自殺したと話した。
2人の刑事がヨンスンの家にきた。ファン・スヒョン殺しの件で、まだガンホを疑っているのだ。ヨンスンは「ガンホは病気、寝ている」と言ったが、彼らはずかずかと家の中に入ってきた。頭から布団にくるまって、奇声を発するガンホ、ヨンスンは、令状なしに二度と来ないように、と2人の刑事を追い出した。実はカナダ人のアンドレアが布団をかぶって、ガンホの身代わりになっていたのだ。ヨンスンは、カナダに帰る彼にお餞別を渡した。
作曲家のパクの新曲『恋の住居侵入罪』がブレイクしていた。
”犯罪のない村” チョウ里の表彰を受けるために、里長は、テーラーでスーツを作っていたが、例の刑事2人が尋ねてきて、’殺人事件’でガンホのことを聞いた。里長はうまく誤魔化した。
ヨンスンはご馳走を作り、双子に食べさせながら、パクさんとチョンさんと花札をしていたが、、些細なことでパクさんが「ガンホはいつでも村の英雄で、サムシクはガンホと比べられて惨めな思いをしてきた」とヨンスンに怒って帰ろうとした。チョンさんが急いで追いかけて、「ヨンスンさんは死ぬ、胃がんの末期よ」と言った、、驚いたパクさんと夫の青年団長は引き返して、「治らないと許さない」と言って泣いた。そこに、里長と妻もきて、ヨンスンの病気のことを知った。
ガンホは捜査官に会い、チョ・ヨンジェに会えたお礼をした。2年前の転落事件の被告人の携帯を出し解析を依頼、ウビョクの罪を暴きたいと言ったが、捜査官は、ガンホがウビョクの敵なのか味方なのか判断できないと返事した。ガンホは「私のそばで一番長く働いて助けてくださった捜査官に、僕がどんな人間か見せます。恥にはさせません」と言った。捜査官はガンホの言葉を信じて、何かを渡した。
一方、オ・ハヨンが監禁されている病院に侵入したサムシクとミジュは、病院の職員になりすまして、ハヨンを拉致、いや、救いだした。
そこにガンホが来て、危険な真似はしないでとミジュたちに言った。
サムシク、ミジュ、ハヨンの隠れ家が必要、、サムシクは、自分を追いかけている借金取りのホテルに来て、ここが一番安全だと言った。借金取りは、検事ガンホから、罪状を1つ1つ羅列され、逃げることはできないと諦め、サムシクたちを匿うことを承諾した。
ソ室長とチャン代理は、ソン・ウビョク会長によばれ、「オ・テスがスヒョンと子供を殺し、ガンホを子供の親にして、容疑者に仕立て上げた。ガンホが記憶を取り戻す前に消すように」と命令された。
2人はチョウ里に戻り、ヨンスンの家の外から中を伺っていたが、怪しい車に尾行されていた。彼らは気づかないフリをして、ヤンさんの醸造所におびき寄せた。尾行していたのは、ソン会長の手下、会長はガンホの次に、ソ室長たちを殺すつもりだったが、ヤンさんから通報を受けた警察に部下たちは取り押さえられた。
翌朝、ヨンスンがガンホからの電話で目覚めると、両隣には、チョンさんとパクさんと双子、別室には里長と青年会長が寝ていた。「みんなが守ってくれるから大丈夫、そっちは?」と聞くと、ガンホは「まだ序の口です」と答えた。
オ・テスは水族館の子供の行事に参加していた。参加親子にサインと握手をしている彼の前に「僕も握手を」とガンホが手を出した、オ・テスは驚愕した。
感 想
ヨンスンが、胃がんの末期だということを、チョウ里の村人たちが知りました。このドラマ、この村人たちを抜きには語れません。
今回は特にパクさん、いつも出来のいいガンホと比べられてきた出来の悪い息子サムシクの母、そのみじめな思いや怒りをヨンスンにぶつけました。しかしヨンスンが死ぬことを知り、「死なせない、サムシクが成功するのを見て、私を羨んで」と泣く場面に、心を動かされました。
ハヨンはミジュたちに助けられました。ガンホはハヨンと初めて向かい会い「愛している人がいた」と本当のことを話しました。ハヨン、ガンホの計画のために利用され、そして父の命令でガンホの水に睡眠薬を入れ、それに罪悪感を感じ、父に監禁された、、、考えるとかなりかわいそうです。
サムシクの借金取り、この人たち必要ある?とドラマを見ながら思ってましたが、ここで重要な役割がありました。サムシク、役に立ちました!
イヤミな作曲家ペク氏、新曲が大ブレイク!”住居侵入罪”と言う言葉が彼にインスピレーションを与えたようで、何が幸いするかわかりませんね、良かったです😄
いよいよ最終回、ガンホとヨンスン親子の闘いが終わりにむかいます。
第14話 (最終回) あらすじ
ガンホはオ・テスに「ターゲットは、35年前に父を殺し僕と母を殺そうとしたソン会長。ソン会長の犯罪と不正の証人になってくれたら、ソン会長との悪い噂を払拭できるチャンスになる」と言った。
ソン会長の前にソ室長が現れ「なぜ殺そうと?」と屋上で泣き、「一人でも残っていれば会長の罪をあばける」と会話を録音した携帯を見せた。会長は激怒し彼を杖で叩き殺害しようとした。そこにガンホが現れ、会長を殺人未遂現行犯で緊急逮捕した。これは室長とガンホが前もって打ち合せをしていた筋書きだった。
ガンホは、記者たちの前で、ソン・ウビョクを緊急逮捕したと語った。
ヨンスンの家にチョウ里の住民が集まり、ペクの新曲のTVを見ていたが、”殺人未遂ソン・ウビョク緊急逮捕”の映像がながれ、記者の前で経過を説明するガンホの姿が映った。ガンホが回復していることを知り、チョウ里の人々は驚き歓喜した。チョンさんはヨンスンに「なぜ黙っていたの?婚姻!」と態度を急変させた(笑)
村人たちはガンホの裁判を傍聴するためにソウルの裁判所に行った。ヨンスンは亡き夫に”今日、終わらせられなかった裁判をガンホが終わらせる。細胞の隅々まで力を与えて”と祈りを捧げた。
裁判開始。
裁判は、ソン・ウビョクが、ソ室長を殺害しようとした件で始まった。室長は、ソン会長の側近で、会長の過去の悪事を知っているから殺害されそうになった。過去4人の側近たちも不審な死を遂げ、その一人はファン・スヒョンと明らかにされた。ソ室長は会長から殺人教唆されたと証言したが、ソン会長は否認、ガンホは証人を申請、オ・テスが呼ばれた。
オ・テスは「過去30年間、何度もソンを起訴したが、ほぼ棄却された。死亡による棄却が13件もあったが疑問を抱いたことはなかった。しかし1つ疑問がある、ソンの秘書だったファンさんの死亡事件、彼女は2018年から2年間、私の秘書官を務めたが、2020年にソン会長の子を妊娠し、命の危機のため、退職した」と証言した。
これにはソンも激怒し「娘を使って、ガンホを殺そうとしたのに」と叫んだ。
その時法廷に、オ・ハヨンが入ってきて「その通りです。チェ検事に睡眠薬を飲ませた」と言い、驚愕したオ・テスの横に証人として座った。
ハヨンは「当時婚約中だったチェ検事に女と子供がいて2人は検事に殺されたと、父オ・テスから聞いた」と証言。
オ・テスは「ソン会長から脅され続けた。それは35年前、会長がチェ検事の父親を殺したから。会長にとって邪悪な人間が2人いた、愛人のファン・スヒョンとチェ・へシクの息子のガンホ、それでファンを殺し、チェ検事に罪を着せ、私の娘の手を汚しチェ検事を殺そうとした」と証言。
ハヨンは「ウソはやめて。チェ検事を殺そうとしたのもファンさん母子を殺したのもパパ。あの母子はパパの愛人と実子」と言ったが、テスは胸ポケットから診断書を出し「娘は精神を病んでいる。神経衰弱である点を考慮、、」と。
ハヨンは立ち上がり「35年前、父はソン会長と共謀してチェ検事の父親であるチェ・へシクさんを殺した」と衝撃の発言をした。
ガンホは「本件の重要な鍵は、ファン・スヒョン死亡事件にある。誰がスヒョンさんを殺したのか?鍵となるのは”子供の父親は誰か”? 確かめる方法は1つ、子供とオ・テスと私の3人のDNA鑑定を行う」と言うとそこに、男の子の手を引いたチョ・ヨンジェが現れた。
ファン・スヒョンは、自分と子供が殺されると悟った時、赤ちゃんを船室の奥に隠し、消化器を毛布に包み、赤ちゃんのように抱きかかえて、海に入った。赤ちゃんは生きていたのだった。
オ・テスは法廷から去ろうとした。ガンホは彼の手をつかみ「ファンさん母子、チェ・ガンホとチン・ヨンスン、1988年ポンウ洞火災事件、殺人教唆と容疑でソンと共に緊急逮捕する」と手錠をかけた。
ヨンスンが立ち上がり「万歳!チェ・ガンホ万歳!息子万歳!」と両手をあげて叫んだ。チョン里の村人たちも立ち上がり「ガンホ万歳!万歳!」と。
ヨンスンの誕生日会が、彼女の家での庭で行われた。もちろんチョウ里の村人たちが集まった。村人たちは、法廷でのガンホの活躍に胸がすいた思いだった。
主役のヨンスンがみんなの前で挨拶した。
「この村に豚1匹と来てから早35年、妊婦の私を迎えてくれ、急に出産が始まりガンホを取り上げてくれた。ミジュも同じ日に。人生の始まりも唐突だが、終わりも唐突。
人は私を運のない女だと言うでしょう。でも人生って、案外 律儀なんです。何かを奪ったかと思うと代わりのものをくれる。失くしたからたくさんの大切なこと、みなさんがどれほど大切さかを知りました。私は本当に幸せな人間だと思います」と。
ガンホがケーキを用意してきた。ヨンスンは願い事をしてロウソクの火を消した。
ヨンスンは、ミジョの左薬指に、夫が初めてくれた指輪をはめ、ガンホの左薬指に、夫に初めてあげた指輪をはめ、”最後だと思って愛せ”という言葉を二人に送った。「今話している言葉は、この人への最後の言葉、この人に見せる最後の姿と思って。そうすれば、もっと真剣に人と接することができる。お父さんの最後のことばが今の心に残っている、”またあとで”、繰り返せばまた会える気がして胸がときめく」と。二人の手を握って、幸せに暮らすようにと話した。
その夜、ガンホは枕を持ってきて、母の横で眠った。ヨンスンがガンホに子守唄をねだった。ガンホが歌っている途中で、ヨンスンは、安らかに永遠の眠りについた。
ヨンスンの葬儀が執り行われ、ガンホは、母から習った通りに喪主を果たした。チョウ里の人たちが集まって涙を流した。その時、ヨンスンの携帯音、”僕は幸せです🎵”がなった。ガンホは、’僕は幸せです”と歌った。チョウ里の村人たちがみんな涙をながして”僕は幸せです”と歌って踊った、、。
チョンさんの携帯にまた電話、作曲家のペクから頻繁にかかってくる。双子のイェジンが、ロマンス中の祖母をビデオに撮っていた。
ソ室長とチャ代理は、すっかり農業のプロに。ソ室長は何を育てても豊作、コツは”蒔いた分だけ刈り取るだけ”らしい。
里長の謎の妻、父の新興暴力団の立て直しのために日本から迎えがきたようだが、、妊娠が発覚して、チョウ里に残ることになった。
ガンホは、刑務所の前でチョンさんが釈放されるのを待っていた。彼の両親も待っていた。チョンさんは刑務所にいたので、ウビョクに殺害されなかった、ガンホは約束を果たして、彼の無罪が証明され釈放されたのだ。
双子は、ガンホが父だと知ったが、ガンホと結婚するつもりだったイェジンは不服、でも、すぐにイケメンの男の子に会った。
ガンホとミジュは、二人で”幸せな農家”を営んでいるようだ。ガンホの両親の結婚式の写真の横に、同じような写真を飾るらしい。
ガンホはミジョに「着替えてきて」と言った。母とガンホと父の写真を入れた額の後ろを開けると1通の手紙が入っていた。ヨンスンが亡くなる前に書いた手紙だった。
ガンホは丘の上のベンチで読んだ。「縁のおかげで私はあなたの母親になれた。誕生日の願い事は”もう一度、ガンホの母親に生まれ変わりたい”。願いがかなったら今度こをいい母親になる。愛してる、家族で幸せに暮らしてね。また会おうね。悪い母親より」と書かれていた。ガンホは涙を流した。
ミジュが白いスーツをきて、黄色い花束を持って現れた。ガンホは「イ・ミジュ、チェ・ガンホの妻として緊急逮捕する。僕と一生幸せに暮らそう」とプロポーズして、父が母にしたように、”子🐷”をプレゼントした。子🐷は丘を走って、2人は追いかけ、抱き合った。
ーー完ーー
感 想
『良くも、悪くも、だって母親』、ハッピーエンドで幕を閉じました。
前半は、ソン・ウビョクの裁判で、オ・テスを証人に呼び、ファン・スヒョンの子供が生きていたことで、ソンとオの2人の罪状を明らかにすることができました。ハヨンが勇気を持って証言してくれました。
ヨンスンが「万歳!チェ・ガンホ万歳!」と言い、村人たちが続く場面に、込み上げるものがありました。
ガンホが悪徳検事のように見え、無罪の人を有罪にして刑務所に入れたのは、実は、ソン会長から守ためだった。ソンの悪事が証明され、再審議、または釈放という結果まで描かれて良かったと思います。
後半は、ヨンスンの村人への挨拶や、ミジュやガンホにかけることば、お葬式の場面、全て良かったです。俳優さんたちの演技が光りました。
ユニークな里長の妻、パックで顔を隠して、辛辣なこと(真実?)を言うキャラクター、最後には美しい顔をみることができましたね。ソ室長とチェ代理はすっかり農業のプロになっていたし😆 チョンさんは作曲家ペクとロマンス中❤️、それぞれ幸せそうで何よりでした。
ヨンスンは悪い母親を自覚していましたが、ガンホは、ヨンスンの苦悩も愛も理解している本当にいい息子でした。ガンホがミジョと双子と幸せに暮らす未来が描かれて、本当に良かったなと思います。
たくさんの愛が描かれたドラマだったと思います。ヨンスンが、ミジョとガンホに送った”最後だと思って愛せ”ということばがとても印象に残りました。
ガンホがミジョのプロポーズでプレゼントした小🐷ちゃんが、最高に可愛かったです💕
最後までお読みいただきありがとうございました。
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