第7話 いつも一緒に
24Capsのユン代表は、ムン会長から、パン社長(キャピタル金融)を片付けるように指示され、「海外に逃亡しろ」とパンを痛めつけた。しかしパンは、ひき逃げ犯を手配した証拠を持っている、指示に従うフリをして、何かたくらんでいた。
チョウォンは、ジウムの家に行き、エギョンに紹介された。3人の間では本当のことが言えた。ジウムにとって、エギョンは前々世の姪、チョウォンは前世の妹、一緒に笑い合う風景が見られるなんてと感動した。ミンギに3人の記念写真を撮ってもらった。
ソハは、親族の食事会に参加したが、右耳の補聴器をはずしていた。親族の失礼な言葉に退席した。
パン社長からの電話で「指示したのはあんたのごく身近な人だ」と聞き、大きなショックを受けた。彼はスーツ姿のままプールに飛び込んだ。
ソハはハ秘書に電話をしたが、迎えに来たのはジウムだった。彼女は、濡れそぼったソハにバスタオルをかけた、ソハは彼女にキスをし、彼女がキスを返した。
「パンさんにあったら別世界に来たみたいだ。さっきまで世界の果てにいたから」ソハは言った。
ジウムは彼を家に連れて帰り、温かいスペイン風ビーフシチューを作った。ソハは「どこかで食べたような、おいしい」と言いながら食べた、そうジュウォンが子供の頃、作ってあげたのだ。
ジウムは2回目の告白をした。ソハは「好きです、でも少し時間を。3回目の告白は俺にさせて」と言った。(これって、もう”イエス”って意味ですよね)
ソハは、ハ・ドユンに「あの交通事故、ただの事故じゃない。指示した人がいる、内部の人間かも」と話した。ドユンは重く受け止め、「大丈夫か?」とソハを気遣った。
ジウムはミンギに「謝りますが、怪しいので部屋をみたら巫鈴があった」と正直に話した。彼は「前世を思い出したのはいつから?ぼくは23回目」と。ジウムは自分と同じような人がいることに感激した。
一番古い記憶を聞かれ、「1回目の記憶は断片的にしかなかったが、巫鈴を触ったら少し鮮明に」と言った。「1回目の人生と縁のある人を探す、そうすれば前世の記憶が蘇った理由が分かるはず」とミンギは言った。
ハ・ドユンはムン会長に呼ばれ、「交通事故、たかが過去を掘り起こすほど(ソハは)暇なのか。仕事に専念させろ、ソハのことを毎日報告しろ」と叱責された。ドユンは「はい」と答えたが、「”たかが”ではありません、あの事故は父が死んだ事故です」と会長に言った。
チョウォンは、昨夜、酔って、ドユンにキスをしようとした時、 ”おあいこだ” と彼が言ったことを考えていた。以前、彼が酔って、チョウォンにキスしようとしたことがあったのだ。
彼女は彼の気持ちを確かめたくて、「ハ秘書、私のこと好きでしょ」と聞くと、彼は「はい、好きです。でも付き合いません」と冷静に言った、、??のチョウォン(かわいいです)
ドユンは、ジウムに”宝箱”を知ってるかと尋ねた。彼女が、ソハの誕生日にプレゼントしたボックス、彼女はその材質、形状、色を詳しく説明した。ドユンは、彼女の ”前世がジュウォン”という話を信じるしかない。「もし本当なら、ソハには早めに言う方がいいのでは?」と彼は言った。
ジウムは、この前見た人にまた会った。「ジュウォン、久しぶり」と彼女、「おばさん?」、ハンナの前世は、ソハの母のサンアだった。二人は抱き合った。
ソハは、”証拠がある、取引を”とパン社長(キャピタル金融)からのメールですぐ事務所に駆けつけたがもぬけの殻だった。ジウムもすぐに来た。彼女は兄から交通事故のことを聞いたと言った。
ソハは「誰のせいか知りたい。あねえさんも、自分がなぜ死んだか知るべきです」と言った。
そこにパン会長から電話、「取引に応じるなら、一人で来い」と住所が送られて来た。
ジウムが運転した、入り口までとの約束で。
車を止め、ススキ野原の途中まで一緒に歩いた。「ここで。車で待っててください」と言って、ソハが一人で歩きだした。その後ろ姿が、巫鈴を持った時に見える、1回目の人生の風景と重なった。「1回目の人生と縁のある人を探すんです」とミンギのことばが蘇る。ジウムは、ソハの後を追った。
感 想
ハンナの前世が、ソハのお母さんだったとは、驚きでした。ミンギは、23回目が”大学の考古学科教授” ということなのかしら? 二人とも怪しい人ではなかったようですね。
ソハの後ろ姿が、ジウムの1回目の人生に縁があった人と重なった、ソハと同じ顔をしていた。つまり、ソハが1回目の人生と縁がある人で、1回目の人生で、すでに彼に出会っていたということ?
わからないことばかりですが、面白いです。
交通事故、ソハの命を狙ったのは、ムン会長?すごく冷徹な人だけど、彼はソハの本当の父親なの?彼が関係していることは間違いなさそうですが。
第8話 のるか そるか
パン社長から指定された場所は廃墟だった。ソハが着くと同時に、パン社長が落ちて来た、即死だった。すぐにジウンも来た。現場近くに、24Capsのユン代表がいた。
ムン会長に”自殺で処理された”との知らせが入った。
ジウムはムン会長に呼ばれ、ソハが現場にいたことを口止めされた。
ジウムはミンギに「1回目の人生が見えた。数人いたが一人は知った顔だった。私の1回目の人生にミンギさんが?」と聞いたが、彼は否定した。彼に促されジウムはもう一度”巫鈴”を手に取った。いつもの血塗られた記憶ではなく、1000年前の自分の恋人がソハだったと分かり、幸せに包まれた。
実は、ミンギは彼女の1回目の人生の中にいた、、ジウムが見た1回目の続きに。
ソハの家の前に、”社長は自殺ではない、中に犯人の手がかりが”というメモと鞄が置いてあった。パンが殺される前に部下に渡した鞄だった。
中には”完済証明書”、”運転作業により、98年4月23日”のメモと債務者パン・ハクスの名前があった。ソハはジウムの履歴書から、それが彼女の父だと確認した。
チャン支配人は、花束の配達を受け取ったが、中のカードを見て慄いた。”私が一番好きな花よ、覚えてる?”と書かれていた。”グラジオラス”は、ソハの母、サンアが一番好きな花だった。”花言葉は?”
パン・ハクスがホテルのロビーで悪態をついていた。ジウムは、彼の腕を掴み、無理やりタクシーに乗せた。
ソハがそれを見て「お疲れ様」と言って、家に夕食に誘った。
ソハがスープを作ってくれた。
ジウムは「ロビーで騒いでいた人は父。あの人にはいい思い出が1つもない。傷つき我慢して、家を出た。行くあてのない私を育ててくれたのが、あのおばさん。本当の家族です」と話した。
「理解できます。私の父もいい親ではない。家族のことで悩むのはやめましょう。お互いのことだけ考えて生きましょう」とソハは言った。
しかし、ジウムは偶然、昨日ソハが見ていた書類を見てしまい、全てを悟った。
ジウムは、兄の家にいる父パン・ハクスに、98年4月23日に起きた事故のことを聞いた。
「殺すつもりはなかった、接触事故、過ぎたことだ」とハスクは言い訳した。ハクスのトラックは、ブレーキが効かないように細工されていたのだった。
ジウムはハンナから、ソハが死んだら一番得をする人はチャン代表と聞き、会いにいった。「昔のムン専務の事故の黒幕はチャン代表ですか?」の直球質問に、チャンは「私は会長に嫌われることは絶対しない、生きるためよ」と答えた。
ソハの伯父イ・サンヒョクが現れた。ジウムは、彼だと直感した。
ソハは、その交通事故の証拠書類を燃やしていた。98.04.08 の日付のかセットテープが鞄の底にあった。彼は急いで再生した。
聞こえてきたのは、伯父イ・サンヒョクの声だった。彼は”1人トラック運転手が必要”と言い、パン社長がパン・ハクスの名前を言うと、「男の債務帳消を条件に、接触事故を起こすように指示を」と依頼していた。ソハは大きなショックを受けた。
ジウムがソハに会いに来た。ソハは「あの時俺が死ぬべきだった、だから俺は幸せになってはいけない」とうなだれていた。
ジウムはピアノのカバーを開け、ジュウォンがいつもソハのために弾いていた曲を弾いた。
「この曲を作ったのは私。私はジュウォンだった」と言った。
感 想
事故の指示をしたのが、ソハの伯父さんのイ・サンヒョクだったとは、、。彼は、ソハの母の実兄で、ソハが母を亡くし、ジュウォンを亡くした後、唯一、信じていた人だと思ってましたが、ショックですよね。
ところで、グラジオラスの花言葉は ”密会” ”忍び会い” らしいです。誰と誰の密会を揶揄しているのでしょうか?
チャン支配人はムン会長の愛人だと思ってましたが、まさか、イ・サンヒョク?
黒幕はチャン支配人で、彼女の代わりに、イ・サンヒョクがキャピタル金融に依頼に行った?
パン・ハクスが、事故を起こしたトラックの運転手でした(ブレーキに細工されていたようですが)。ジュウォンは、自分を殺した男の娘として生まれ変わった、あまりに残酷ですよね?
ジウムは、ついにソハに、前世はジュウォンだったと告白しました。
ミンギは、ジウムの1回目の人生に関係する人物。
今後の展開が、全く予想できません。
第9話 去った者は必ず戻る
ジウムはピアノを弾き終わり「私はジュウォンだから、この曲を知っている」と言った。ソハは戸惑った。「”月と西と魔女の森”、12歳のジュウォンが好きだった本、誕生日のプレゼントにあげた宝箱の鍵は、あの本の中。宝箱を中身を確認してから、これを」と彼女はきれいに折った手紙を渡した。
ジウムは自分の部屋に”巫鈴”があるのに驚いた。カン・ミンギが置いたのだ。
彼女はそれに触れずにミンギに返し、「1回目の人生は今はどうでもいい、もっと大切なことに集中します」と言った。不満げなミンギ、、。
彼はジウムの1回目の人生の橋の上で、火花にまみれて、ジウムと目を合わせていた。
ソハは、宝箱を持って実家に行き、”月と西と魔女の森”を探した。本を取ろうとしたら、鍵が落ちた。ジウムの言ったことは本当だった。開けようとしたら誰か来たので宝箱を隠した。伯父のイ・サンヒョクと父が現れ、ソハはその場を離れた。
ハ・ドユンは、弟ドジンを迎えに来たが、酔った弟は言うことを聞かない。チョウォンが通りかかり、ドユンが絡まれていると勘違い、弟をバッグで叩いた。
ドユンは、親し気に話すチョウォンに「こういう会話はなしに、付き合う気はありません」と言った。チョウォンが「乗り越えられる」と言うと、「ソハといると、話の種にされるのは僕、見下しバカにされる。慣れたが平気ではない、耐えている。乗り越えることを考える心の余裕すらない」と彼は言った。チョウォンは涙ぐんで帰っていった。ドジンは、アイスを食べながら、二人の様子を悲しそうに見ていた。
ジウムは、遊園地のメリーゴーランドの前に来た。お化け屋敷の前にも行った。遊園地のライトが消え今日は終った。
ソハはまた実家に行き、隠した宝箱を取り出し、開錠してふたを開けた。中には1冊の本が入っていた。
”これはあなたに聞かせたい魔女、いえ、ある人の物語よ。’ある人’は前世の鮮明な記憶をもってるの” からで始まるジュウォンが描いた絵本、彼女の転生の物語だった。
”ソハ、来世でもあなたを覚えていたい。また会いにくるね” ソハは、あの交通事故で、お姉ちゃんが最後に彼に言ったことばを思い出した。
ソハは急いでジウムからもらった手紙を開けた。
”物語の主人公はユン・ジュウォン、今のパン・ジウムです。信じてくれるなら、宝箱をあげた日に行くはずだった所に来て。そこで待ってます”
ソハは急いでタクシーに乗って、遊園地に向かった。ジウムは、もちろん今日も遊園地で待っていた。
ソハは、メリーゴーランドの前にいるジウムを見つけた。
「おねえちゃん」とソハ、「また会いたかった」とジウム(ジュウォン)は言って、二人は抱き合った。
ジウムは、チャン・ヨノクに、ハンナ(サンア)からの伝言を伝えた。「ヨノクさんが腹立たしくて成仏し損ねた。ずっと見てた。心から専務に謝罪を、そうでなければこれからもあなたから離れない」と。ヨノクは震え上がった。
ハンナはジュウォンに「私たちのような人は今世では今世の縁といきなきゃ」と言った。
ミンギから、池と花火の写真が送られてきた。それは1回目の人生で出てきた風景だった。
”無尽亭、ハス池、落下花火”で検索するとたくさんの写真が出てきた。本当にあるのだ。
ソハは伯父のイ・サンヒョクに会った。「僕を殺そうとした理由は?」単刀直入に聞いた。
伯父は、ムン会長の乗った車を、ただ当て逃げさせるつもりだった。ソハが乗ってるのは知らなかった。サンアが死のうが会社のことしかないあいつに、夢中なヨノクを見たくなかった。殺す気はなかったと言った。
ソハは伯父に「24年前の交通事故、パン社長の件、自首を」と言った。
イ・サンヒョクは自首した。
ジウムは、ソハに「専務の前世も見た。ある所へいきませんか」と誘い、無尽亭、ハス池に一緒に行った。1000年前の男に会えると。
ミンギが、巫鈴を持って何か考えていた。ハ・ドユンも橋と花火の写真を見ていた。
橋の向こうからこちらに向かってきたソハと抱き合った時、ジウムに、巫鈴の音が聞こえ、不吉な光景が浮かんだ。
感 想
ジュウォンからの誕生日プレゼントの宝箱、24年の年月を得て、ソハは鍵の隠し場所を教えてもらい、中身をみることができた。ジュウォンの転生の物語、ソハは、ジュウォンが交通事故で亡くなる直前に言った言葉を思い出し、その言葉どおり、彼女はジウムに生まれ変わって、また会いに来てくれた。
そして、二人はあの日行くはずだった遊園地のメリーゴーランドの前で会えました。
鍵の隠し場所も、宝箱の中身も、それからも展開も、とても良くできた美しい流れだったと思います。
やっと会えた二人、このまま、平穏に過ごせればいいのですが、そうもいかないようで、、。それはミンギと1回目の人生に関係がありそうです。
24年前の交通事故、イ・サンヒョクは、会長を狙っていた、但し、当て逃げだけで、殺すつもりはなかったようです。その理由が”ヨノク”って、つまりイ理事はヨノクが好きだったということなのですか?
この事故には、まだ裏があるでしょう、トラックのブレーキに細工を指示した人間がいるはずで、それは会長、またはヨノク、もしくは共犯?
サラ金のパン社長殺しは、会長の指示だと思いますが。
一番の黒幕は会長だと推察します。ただ、その場合、何が目的だったのでしょう?
第10話 始まりと終わり
”無尽亭、ハス池”の橋の上で、ジウムはソハから告白され、承諾した。ネックレスとイヤリングをプレゼントされた。ソハが橋の向こうに行った。こちらに戻ってくる彼を見た時、ジウムに巫鈴が聞こえ、1回目の人生の映像が浮かび息が苦しくなった、すぐに回復したが。
その夜、二人は予約していたコテージで穏やかな夜を過ごし、それぞれの部屋で眠った。
ジウムは1回目の人生の夢を見た。
ジウムは”ス”で、ソハは”神堂のハヒャ様”と呼ばれていた。そして、花火の日、あの橋の上で、スがハヒャ様を刀で刺した。目覚めたジウムはお茶を入れ、ソハの部屋で一緒に眠った。
翌日、ジウムはソハの前世が見える神社に連れて行った。そこには大きな”亀の石”があった。子供の時、ソハが「母さんが、”僕の前世は亀”と言った」とジュウォンに話したことを覚えていたのだ。
帰りの車、ソハはイ・ジソクからの電話を無視した。
エギョンから電話、ジウムが出るとミンギだった。彼は「おばさんが病院に」と言った。ジウムたちは急いで病院に駆けつけた。
彼女はミンギから、おばさんは結構前から具合が悪かったが、口止めされていた、と聞いてショックを受けた。ミンギとソハは挨拶を交わしたが、ミンギはソハを挑む目で見た。
目覚めたエギョンは「悲しませてごめん」とジウムに謝った。「どこにも行かないで、そばにいて」とジウムは頼んだ。
ソハが家に戻ると、ドアの前に箱が置いてあった。そこには母の手帳が、”プレゼント”とメモがついていた。
チョウォンは、イ・ジソクからの電話で、”ガビが結婚式の招待状を渡す集まり”に参加した。
ジソクはソハが電話に出ないので、秘書のハ・ドユンに連絡、彼が代わりに招待状を受け取りに来た。すぐに帰ろうとする彼に、酔ったジソクが「飲んでいけ」と絡んだ。
チョウォンが止めてドユンは帰った。ジソクがドユンを”金の臭いがするところに敏感”と見下した。チョウォンは我慢できず抗議した。
翌日ドユンはソハに招待状を渡した。「仕事で行った、有力な取引先なので」というドユンに、ソハは「これからは俺が行く」と。
ソハはチャン・ヨノク代表と対決した。横領の証拠を見せたが、彼女は強気。20年前の母の手帳を出した、そこにはチャンが横領した金で作った裏金が全て記載されていた。「病人相手に卑怯な手で奪い取って、伯父の弱みを握り父を脅して居座り続けてきた。横領の件は法的措置をとる」ソハは毅然と言った。
ソハが部屋を出ると同時に、会長(父)が役員と共に代表部屋に入り「役員満場一致で代表を解任になった。1階に警察がいる」と。チャンはホテルを去った。ハンナは全て見ていた。
ソハは花を買って、ジウムの家に向かった。
ハンナが、ソハの後をつけ、交差点に立っている彼を後ろから抱いた、「ソハ、元気でね」と。振り返った彼に「プレゼントです」と”毛糸で編んだ”亀”を出した。ソハは受け取り、二人はしばらく見つめ合い、彼女は去った。
ジウムはミンギから「おばさんはよくならない」と言われ、憤った。
「僕らのような人間が、前世の縁と絡んで起こる出来事を見てきたから。前世で終わった縁を再び結ぶと問題が起こる。問題が起こるのは、相手のほう、このままじゃ、エギョンさんは死ぬかも。彼女とおなじように、関わっている人がいますよね。その人たちも同じ末路を辿る。助けたいんです。前世の記憶をリセットするチャンス、答えは1回目の人生に。全部思い出したら解決できるはず」ミンギは言った。
ジウムは、再び、巫鈴を持った。
何度か見た情景、、。
「スや」と呼ぶ声はチョウォン、1回目の人生では彼女がお姉さん。姉妹は走って逃げている。二人を追うのは、巫鈴を持った男と、侍たち。
ソハが家にきて、ジウムの部屋に向かっている。
「たすけてあげなくちゃ」とス(ジウム)、刀を下げて去る神堂のハヒャ(ソハ)、
ソハは、ジウムに「大丈夫?」と聞くが、彼女は1回目の人生の中にいる。
”今消えてゆく命があるのに、祭祀や天など無意味でございます、祈る人がいてこその天です”、スは、ハヒャに訴えている、、
その時、1人の侍が刀を抜き、、チョウォンが切られて、血を流して倒れた、
1回目の人生の中にいるジウムは涙を流し、「どうしようお姉さん」と泣いている、
「しっかりしろ、大丈夫、ジウム」と呼びかけるソハ、
「殺してやる、必ず殺す」、ジウムは低い声を出し、ソハを睨み、彼の首を締めた、、。
感 想
緊迫の場面で10話終了。
ジウムには、すっかり第1回目の人生の”ス”が乗り移って、ソハを睨んでいます。
1回目の人生には、ソ・ハヨンもいました。ミンギもいますが、彼がとても不気味です。
ハンナは、ソハに自分が母だとは名乗らなかったけれど、ソハには多分わかったでしょう。
20年前の手帳でソハを助けて、チャン・ヨノクをホテルから追い出し、毛糸の亀のキーホルダーをソハに渡しました。母もソハを守ってくれました。
このドラマ、残すところ後2回ですね。
ジウムの1回目の人生の全貌が明らかになるのでしょう。同時に、彼女が前世の記憶をもっている理由も。
予告を見て予想したのは、ジウムが1回目の人生を思い出した後、何らかの理由で、前世の記憶を失う、ユン・ジュウォンの記憶も失う、つまり前世の人生を手放す、ということです。そして現世の一人女性パン・ジウムとして、ムン・ソハと会うのでは?と思いました。ソハは、彼女の前世がジュウォンだと知っている、そんな展開になるのではと。
映像もストリーも俳優さんたちも素晴らしくて、このドラマ、とても楽しんでいます。
第11話 立ち向かう覚悟
1000年前、1回目の人生で、ス(ジウム)は、神堂に供えられている巫鈴に結ぶ三色の布を献上した。姉(チョウォン)は重い病で、姉を助けるためには、巫鈴が必要と知らされた。スは夜中に巫鈴を盗み、姉と共に逃げたが、追手に見つかった。そして姉が、ハヒャ(ソハ)に切られて、亡くなった。
ジウムは1000年前の人生の中にいる、姉を切ったのがソハだと思い、「殺してやる」と首を締めた。
ソハは必死で、ジウムに声をかけた。ジウムは「1回目の人生でお姉さんが死んだ、、ハヒャが殺した」泣き崩れ、正気に戻って、ソハをハヒャと間違って首をしめてしまった事に動揺、一人にしてほしいと泣いた。「連絡を待ってる」と言ってソハは去った。
ソハはミンギから呼び出された。僕も前世の記憶があり、ジウムの1回目の前世に僕もあなたもいる。彼女を助ける方法は1つ、彼女が平凡になれるように協力を、とミンギは言った。
チョウォンは、ハ・ドジン(ドユンの弟)から、「兄は父の死後、僕を育てるために大人にならざるを得なかった。あの日、兄は泣いていた。大好きなんだと分かった」と話した。ドユンの自分への想いの深さを知り、チョウォンは、どうしたらいいのかと泣いた。
MIグループのイ理事(ソハの伯父)は送検された。
ソハは、ユン・ジュウォンの母に会い、ひざをついて謝罪した。「事件の真相をずっと前から知っている。あなたのお父さんが同じように謝罪して、話してくれた。生きているあなたは守りたかった」とジュウォンの母は言った。
ソハは父に、僕を守ろうとしたのは分かるが、間違いだった、二人とも傷ついただけ、と言った。
伯父が事件のことをチャン・ヨノクにしゃべり、会長はヨノクにずっと脅迫されていたのだった。
ジウムはミンギに「”チョヌン’”、1回目の人生にあなたもいた」と言ったが、ミンギは、まだ全てを思い出していない彼女に「エギョンさんを救いたければ最後まで思い出して。そこに前世の記憶を持つきっかけになった人物がいる」と言って巫鈴を渡した。
ソハは「待つのがイヤで」とジウムに会いに来た。ジウムは「平凡になろうかと。前世の記憶がなくなれば楽になる」と言うと、ソハは「君がどんな選択をしても、そばにいる」と言った。
ジウムが、もう一度、巫鈴をもって1回目の人生を思い出す時、ソハはいた。
花火の日、無尽亭、ハス池の橋の上、巫鈴を台に乗せてチョウン(ミンギ)がお供を連れて歩いて来た時、ス(ジウム)が短刀をもって向かってきた。彼女が短刀を振り上げた時、チョウンをかばって前に出たハヒャ(ソハ)、スはハヒャを刺した。「チョウンを殺す」というスを、ハヒャは「己を大切に」止めた。
ジウムは、何かを見逃していると気づき、再度、鈴を持った。
追手に囲まれた姉とスに、ハヒャが「このままでは死ぬ」と巫鈴を渡すように説得している時、チョヌンが姉の首を切ったのだ。スも切ろうとするチョヌンをハヒャが止め血のついた刀を持った。チョヌンは、巫鈴を持った。
スが、無尽亭ハス池の橋の上で、姉を切ったチョヌンを刺そうとした時、後ろから弓矢で射抜かれた。スは巫鈴を持ち「この恨み、1000年経とうと忘れず、晴らす」とチョヌンに言った。
感 想
23年前の交通事故について、父の会長は関係していなかったようです。しかし、そもそもなぜ伯父のイ理事が、会長を事故に遭わせようとしたのか? なぜヨノクにしゃべったのか?ブレーキの仕掛けは誰がしたのか? は分からないままでした。重要でなかったの?
ジウムが前世の記憶を持ち続ける理由は、1000前のチョヌンヘの恨みだったということですね。チョヌン(ミンギ)は、ス(ジウム)を「忘れられない」と言ってましたが、この意味は、好き?ということ?
いずれにせよ、ジウムはミンギに会いに行って、どんな決着をつけるのでしょう。
”平凡”になるとは、前世の記憶をなくすということでしょうね。
最終回、もう配信させていますが、見る前にアップします。
第12話(最終回)運命の糸を解くのは自分
1回目の人生を全て見て、ジウムは、前世の記憶を持ち続けた原因は、1000年の呪いをかけた自分自身だったと気づいた。
ジウムは考古学教授カン・ミンギに会った。彼は「ずっと後悔していた。謝罪させてください」と言った。ジウムは「今世が重要。今世では愛する人と幸せになるのが目的。これから私は何をすれば?」と訊いた。
「平凡な人になったら、前世の縁と関わった記憶を失う。エギョンさん、チョウォンさん、ソハさんが記憶から消える。エギョンさんは助かる」とミンギは言った。
ドユンは、チョウォンとの数々の場面を思い出していた。彼はプールにいる彼女会いに行った。チョウォンは「最後の贈り物です」と用意していた花束を渡した。ドウンは「すごく好きです」と彼女を抱きしめた。
ソハは、収監中の伯父のイ・サンヒョクに面接に行った。ソハは「母が亡くなった時、父と一緒に泣くべきでした。顔には出さなかったが、父もつらかったはず。僕は幸せを追い求めます」と話した。ドユンも後で、イに面会した。
エギョンは立派な病院に移った。手術室に向かう時、エギョンは「おじさん、人のためじゃなく自分のことを考えて選択して」とジウムに言った。
ジウムはエギョン、チョウォン、ソハとの数えきれない瞬間、瞬間を思い、”忘れたくない。覚えていたい”と泣いた。
ソハが現れジウムの手を引っ張って全速力で走った。それはソハが悩んでいる時、ジウムが彼にしたことだった。
ソハは「ミンギさんから聞いた、俺たちのことを忘れるって。でもパン・ジウムを1人にさせない。俺が行く、ジュウォンが俺の所に来たように。信じている、パン・ジウムは俺を愛してくれるって」と言って、ペアリングを出し、彼女の左薬指にはめた。ジウムもソハの左薬指にはめた。「心配いらない、僕が全部覚えているから」と彼は言った。
チョウォンはジウムを呼び出し、お揃いのイヤリングとネックレスをプレゼントした。
夕ご飯はチョウォンの家で、お母さんの手料理をご馳走になった。その後、ジウムはジュウォンの部屋にいた。そこに母が入ってきた。部屋を残しておいた理由をきくと「ジュウォンが戻ってくる気がして」と母は言った。ジウムは「抱きしめても」と言って母を抱きしめた。ジウムの背中に12歳のジュウォンがもたれかけた。
ジウムは無尽亭 ハス池の橋の上で、巫鈴を握った。1000年前のス(自分)に会った。ジウムは「私は今は幸せ。もういい」とスに笑って言った。
全てを忘れる軽やかな心と”4文字言葉”? さよなら、エギョン、お母さん、妹チョンウォン、さよならソハ、もういい、、
パン・ジウムは、MIのモビティのエンジニア。
ソハとドユンは、パン・ジウムをホテルに復帰させる計画を。
ドユンはチョウォンとデートしながらブティックへ、そこに、パン・ジウムが入ってきた。
チョウォンは偶然を装ってジウムに話しかけ、名刺交換。そして「キムチ煮込みの店があります」とエギョンの店を紹介し、「また会いましょう」とジウムに言った。
ジウムは『エギョンのキムチ煮込みの店』に入り、味見して感激。後ろの席から立ち上がった男性がイケメンでびっくり!エギョンが「キムチ鍋」を持ってきた。「私と同じ味」と驚くと、エギョンが「お嬢さんが作ったレシピ。週末はキムチを取りに来て」と笑顔で。「常連になります」とジウム。
ジウムがMIホテルのプールを見ていると、先ほどのイケメンが話しかけ、「MIホテルの代表ムンです」と自己紹介した。「モビティのパンですが、、」というジウムに、
「僕が引き抜いたんです。会いたくて。強引ですが時間をかけたくない。判断に迷うなら僕と付き合ってみます?」と言った。ジウムの左薬指のリングに気づき、
「ペアリングですね。パンさん、今日から3回 ”付き合って”と告白します。3回断られたら諦めます。付付き合います?今世で1回目の告白です」とソハは言った。ジウンは笑い、二人は見つめ合った。
感 想
とてもとてもいい最終回でしたね。感動しました。
ジウンが、前世の記憶を持ち続けていたのは、自分にかけた呪いのせいでしたが、そのおかげで、19回目の人生で、ソハと再会し、彼を苦しみから救い出すことができました。
平凡になるためには、前世で縁があった大切な人たちの記憶も失くしてしまう、ジウンがとても苦しんでいる時、ソハが彼女を手を引いて全速力で走って彼女を助けて「俺が全部覚えている」と言った場面もよかったですね。
ジウンは記憶を手放す決心をして、最後にお母さんに会い行きました。この時、お母さんもジウムがジュウォンだと分かっていましたね。この場面に胸がいっぱいになりました😭。
伯父のイ理事が、ムン会長を事故に遭わそうとしたのは、会長が妻のサンア(伯父には妹)の死を悲しんでいないように見えたからだったから、ということがやっと理解できました。
ドユンもイと面会して、心の区切りをつけたようでした。
ドユンが自分の気持ちに素直になって、チョウォンに告白できて良かったです。
”4文字言葉”?とは、”お・も・い・で” ですね。
ジウムは覚えていなくても、ソハ、エギョン、チョウォン、ドユンたちは、彼女を覚えている。みんなのジウムをみつめる温かい眼差しに、胸が熱くなりました。
ソハがジウムに迫る方法は、ジウムがソハに迫ったのと同じ方法で、それもとても可愛らしかったです。ソハは、すっかり自信に溢れた男性に成長していました。
最終回では、過去の思い出の映像がたくさんが流れて、美しかったです。特に防波堤で、ジウンとソハがダンスをする場面が大好きです。
”生まれ変わってもよろしく” というタイトルのとおり、ジウンは、この現世で、ソハやエギョンたちとたくさんの新しい思い出を作っていくのですね。
素敵な物語をありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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