
『その年、私たちは』6話のあらすじと感想を書きます。
*ネタバレあり
5話のあらすじは以下でまとめています。
第5話 傲慢と偏見
二人が別れるしかなかった理由。
ヨンスの回想
子供の頃から貧乏で、友だちもできなかった。
守るべき祖母がいたから、つらさを気にしないように過ごしてきた。
ウンと付き合いだし、ウンが現実を忘れさせてくれた。
大学時代も勉強とバイトに明け暮れたけど、いつもウンがいた。
将来は、まずインターンシップで入り、正社員になり、給料をもらったら貯金して、祖母に楽をさせる、それが夢で成功だった。他の人と同じ平凡な暮らしが。
しかし、現実は残酷だった
- 顔さえ知らない親戚の借金が襲いかかった
- 余儀なく引越し
- 過労による祖母の入院、入院費の現実
一方ウンは、
絵は趣味で描くと言った。
昼も夜ものんびりと過ごすのが夢、必死で生きたくない、家族と君の隣にいるのが幸せだと。
絵画で外国へ留学チャンスがあったが、1人では行きたくないと断った。
二人が別れなくてはならなかった理由は
2人の現実が違うから
私の現実が哀れで、それに耐えるだけで精いっぱいだから
これ以上一緒にいたら、私のひどい劣等感がウンにバレると思ったから
ウンが目覚めた時、台所で物音が、、ウノだった。
ウンは熟睡したような気がするが、昨夜の記憶があいまいだった。
テーブルの上に、黄色の保温瓶があった。
ヨンスは家で祖母に朝ごはんを作ってあげた。
祖母は、働きに出たいと言った。
ヨンスは反対するが、意志は変わらない。
きつい仕事はダメよ、とヨンスは念を押した。
ウンの両親がおめかしして出かけようとしていた。
ジウンが来た。
ウンがショーに招待してくれたと嬉しそうなふたり。
「餅を配らなくては」と心配している。
ジウンに「頼まれて絵を描くのだから、餅は配らなくてもいい。ウンは有名人です」と言われて喜ぶ両親(可愛い!)
ウンが会場に到着。
2階の控え室に入ると、ヨンスがソファで眠っていた。しばらくそのまま眠らせてあげ、ヨンスの顔を見ていた。
彼女が目覚めた。
ウンは昨夜のことを聞こうとしたが、ヨンスに電話が入り急いで出て行った。
ヨンスが会場に行くと、ウンの作業中の映像が再生されるところだった。
絵を描いているウンを初めてみた。
初めてみるウンの顔だった。
いよいよライブドローイングが始まった。
隣では、ヌアが挨拶をしていた。
ウンは、反対の自分の場所に行った。
ウンの両親も見学に来ている。
席につき、ストップウォッチ(95時間までカウント済)をオンにして、すぐに絵を描き始めた。
ヨンスは、後ろで立って見学、ジウンも来た。
「私の知らない姿ね」「僕も初めて見た時、ウンと思えなかった」
その後、ジウンは、別の部屋でヨンスをインタビュー。
変わらず、ウンのことを悪く言ってしまうヨンス。
「いいことは?」と聞かれ
「絵を描く姿は、今まで見たことがない姿だった、別人に見えた」と話した。
そしていつの間にか、高校生の時に、彼の絵をよごして怒られた時のことを懐かしそうに話していた。
「彼の真剣な姿は見慣れません。変わらないと思ってた」と最後に言った。
ライブ会場に戻ったヨンス。
帰ろうとしたウンの両親と会った。懐かしそうに挨拶するふたり。
「1人で絵を描く姿を見ていると心が痛む」と言うヨンオク(母)。
「いつでもご飯を食べに来なさい」とホ(父)が言って二人で行こうとした。
ヨンオクが戻り
「ウンがすごく苦しんでた。あなたもよね?食べにこいと言ったのは本心だから、必ず来てね」と彼女の手を取って優しく言った。
ヨンスは、ヨンオクの言葉を反芻し、昨夜のことを思い出した。
ウンのライブは、99時間47分28秒で終了した。
ストップウォッチを止めて、ウンが初めて口を開き「画家のコオです」と自己紹介した。
拍手が起こり、彼が立ち上がり、ヨンスに向かって歩こうとした時、
「おめでとうございます」とアイドルのNJ が花束を持って現れた。
ウンとNJの写真撮影が始まった。
ヨンスは、打ち上げには参加せず、ソリの居酒屋で一人酒。
「ウンが絵を描いている時の目は、すごく生き生きしている。あいつは変わったのに、その間、生活の心配をしていた自分は立ち止まってた気がして、情けない」と弱音を吐いた。
「立ち止まっていない。借金返済のため今まで必死で生きてきた、成功した人生よ」ソリは慰めた。
酔い潰れたヨンス。ソリはジウンを呼んで、家に連れて帰るように頼んだ。
二人は、外のテーブルで話した。
「ドキュメンタリーはうまく撮れてる?ウンが何て言ってるか少し気になる。ウンは私について何か言ってない?」聞くヨンスに
「まだ、ウンが好きか?」とジウン、「そんなわけない」とヨンス。
酔っ払って帰ると、家の前にウンが立っていた。
彼は、昨夜のことを聞いた。
ヨンスは、彼が覚えていないと思い「ボトルを置いて帰っただけ」とウソをついた。
ーー昨夜、ウンは「すごくつらいんだ」とヨンスの手を取って言ったのだーー
ヨンスが家に入ろうとすると
「これでいいの?なぜウソをつく、このままでいいのか?
本気で好きになって、つらい別れ方をした。
再会した時、元気か?どうしてた?そう聞かれたら、
つらかったと言ってもいい。
どうしてた?話してみて、何をしてた」と聞いた。
ヨンスは、何も言わず泣いた。
別れの原因は全て自分のせい、と思いながら。
エピローグ
絵は趣味で描く、と言ってたウンだったが、、、
ヨンスと別れて4ヶ月後、ロックして部屋に籠り、ひたすら1人で絵を描いた、、。
感 想
二人が別れた理由がわかった回でした。但し、まだウンは知りません。
だから、ヨンスはあんな追い詰められた顔で「私が捨てられるのは、あなただけ」と言って、去ったのですね。
最後、ウンがウソをつくヨンスに言う言葉、グッときます、切ないです。
ヨンス、本当につらかったのだから、つらかった、と言えたらいいのだけど、、。
ウンの両親が本当にいい人たちで、優しさが溢れています。
ウンがすごく興味深いキャラクター、これまでなかったタイプかもしれない。
これからどんな風に展開していくのか楽しみです。
第7話のあらすじと感想は以下にまとめています。
お読みいただきありがとうございました。
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