Book

村上春樹「品川猿」感想【猿は丁寧な言葉で、愛情をもって核心をついた話をした】『東京奇譚集』より

わたしは名前をとる猿なのです。心惹かれる名前があるとそれを手に入れずにはいられません。悪いことだとは承知しています。しかしプラスの面がないわけではありません。同時に名前に付随しているネガティブな要素をも、いくぶん持ち去ることになるのです。
Book

村上春樹「日々移動する腎臓のかたちをした石」感想【心がざわっとする】『東京奇譚集』より

彼女は、河原を歩いているときに、石を一つ見つける。赤みがかった黒で、つるつるしていて見覚えのある形、腎臓のかたちをしている。彼女はそれを持ち帰る。その腎臓のかたちをした石は意志を持っている。彼女を揺さぶり続ける。
Drama

Netflix『グレイス&フランキー』アメリカドラマ【シリーズ7配信中】感想 人生現役!

Netflixで2015年にシリーズ1が始まり、現在シリーズ7配信中。1話30分の短いヴァージョンで、軽いタッチのコメディー仕様なので、次々と気楽に見ているうちに、シーズン7の最新配信まで来て、いつの間にか元気をもらっていました!
Drama

Netflix『ヴァージンリバー:シーズン1~3』感想【ヒューマンドラマ 】壮大な自然が美しい!

物語の舞台は、アメリカ、カリフォルニアの北の小さな町「ヴァージンリバー(架空の町)」この町にLAで看護師をしていたメルが移ってくるところから物語が始まる。この美しい小さな町でのメルの再生と住民たちの物語
Drama

『結婚作詞 離婚作曲 シーズン2』あらすじと感想【それぞれの顛末・謎の結末は脚本家の作戦?】

シーズン2、16話完走しました。最後まで飽きさせない脚本でしたが、最後の最後に、本当にやられた!という感じ。謎の結末は脚本家の作戦?ドラマをどのように終わらようとも、それは、脚本家や製作者の自由なんだ!と目から鱗でした。
Movie

映画『シークレット・サンシャイン』感想【深い深い映画】*ネタバレあり

『バーニング 劇場版』で心を鷲掴みされたイ・チャンドン監督作品。この深い映画の魅力を言語化できるだろうか? 癒されることがない苦しみ、宗教の矛盾、絶望の極み、それでも生きていくための僅かな光、観賞後、いろいろな思いが渦巻きました。
Drama

Netflix【ヴィンチェンツォ:20話 (最終話)あらすじ】悪党を悪党のやり方で徹底的に倒したヴィンチェンツォ!

最終話、ソン・ジュンギさん(ヴィンチェンツォ)は、真の悪党を悪党のやり方で徹底的に倒した。迷いは一切なかった、ハードボイルドだった!全ての登場人物が魅力的で生き生きして、最高に楽しめるドラマだった。
Drama

Netflix【ヴィンチェンツォ:19話 あらすじと感想】最後の闘いの火蓋が切られた!

バベルタワー崩壊!グムガ・プラザ住人が勝利を勝ち取った。ハンソク会長は人知れず拘置所を出た。いよいよ、ヴィンチェンツォ(腹ペコのネコ)とハンソク(見境のない怪物)の最後の闘いが始まる!
Drama

Netflix【ヴィンチェンツォ:17話~18話】ソン・ジュンギさんの冷酷な悪党の凄み、必見です!

〈悪魔を苦しめるのは、もう一人の悪魔だ〉ヴィンチェンツォたちは、用意周到に”死よりつらい羞恥心”をハンソクとチェ弁護士に与えていく。「”腹が膨れたネコ”、これが本当の俺だ!」ソン・ジュンギさんの悪党ぶり、静かな凄みの表情は必見です。
Drama

Netflix【ヴィンチェンツォ:15話~16話】緊迫感マックスで16話終了、震えます!!

爆笑で始まった15話、緊迫感最高潮で終了した16話。真の怒りをヴィンチェンツォはどうするのか??