第7話 あらすじ
シン・ソンハンは、テーラーでスーツをあつらえた、”戦闘服”である。そしてクムファのパク・ユソクを訪問した。
「弁護士と詐欺師は紙一重だと弁護士になって悟った。実力もなく道理を知らない連中は、本物になれない。あなたのことだ」と言い、チン・ヨンジュの名刺を出し、「”1225”は実にナイスタイミングだ”と伝えて」と言って帰った。
ヨンジュはユソクから報告を受け「餌に食いついた」と喜んだ。
ヨンジョは ”クムファ無料相談”のイベントで海南に来ていた。離婚訴訟を進めたい保護中の妻(ディン・ティ・ホア)と赤ん坊がいた。二人を取り戻しにきた夫(マ・チュンソク)に、シン・ソンハン弁護士が力になってくれるはず、と自分の名刺を渡したのだった。
マ・グミは、ソンハンからの「妹が事故に遭った時、チン・ヨンジュがハワイにいたのか」の質問に、「ええ」と答えた。
彼女は「離婚するなら、必ず勝訴できるか?」と聞いた。彼は、首を横に振り「いいえ、ただ闘志は負けない」と答えた。
ラーメン屋の社長から、ヒョングンにお昼に来て欲しいとの連絡があった。特別メニューが用意されていた。「離婚したら たくさん食べさせろ」という社長のお母さんの言いつけで、彼女が作った料理だった。
チン・ヨンジュは、義父の会長に会い、義母が、ジュファの兄で、今は、離婚専門弁護士のシン・ソンハンに会っていると告げ口を。そして「ギヨンを彼に会わせたくない、今回、無料の弁護を行うが、相手側の弁護士はシン・ソンハン。この訴訟をきっかけに縁を切るつもり」と言った。
彼女は、パク・ユソクに、ホア(マさんの妻)を取材をし”無料弁護で社会的弱者に希望”という記事を挙げるよう指示した。
イ・ソジンは、先日相談に来たチョ・ミンジョンが、薬を過剰摂取して病院に運ばれたと知った。彼女は自分が失言したと責任を感じて、チェ・ジュン弁護士と病院に行った。
ソジンは、ミンジョンの両親に、彼女が離婚の相談で来たことを話した。父親は娘の気持ちを察したが、、そこに夫のヒョンテが駆けつけてきた。夫は大袈裟に泣いて、心配している風だったが、、ソジンは違和感を感じた。彼女は元夫を思い出した、外面はいいが、自分をコントロールしていた夫を。
ソジンはミンジョンに自分の体験を話した。ミンジョンは「私は不幸だから逃げるしかない、死ぬしかない」と言ったが、ソジンは「私は幸せになりたい。他の選択をして法律事務所の相談員になった。あなたも別の選択を」と話した。
ジュン弁護士は、ソジンから言われて、夫ヒョンテの様子を観察した。彼は周りを気にしながら、スマホを見て笑っていた。
ソンハンは、マ・チュンソクから受け取った、妻ホアの診断書を見ていた。
ホアは棒で殴られて左腕にヒビとあるが、マさん五十肩で右腕が上がらない。左腕でなぐると右腕に当たるケースが自然だが、ソンハンは詳しく調査するつもり。そこで、ヒョンソクとジュン弁護士に海南に行くようにお願いした。
イ・ソジンは、病院からの帰りラーメン屋に寄った。特別メニューを出す社長。ヒョングンだけの特別メニューではなかったようだ。社長は「自分を責める必要はない。ソジンさんに罪はない」と慰めた。
マ・グミは、やっと夫の会長に会った。夫は「戻ってこい、一緒に老いる方がいい」と言ったが、グミにその気はないようだ。
グミは、またソンハンと会い「離婚を決めるのが、実は怖い。テナムが弁護団を結成すれば、あなたは劣勢に見える」と言ったが、ソンハンは「心配の必要はない。弁護はショーではないので」と落ち着いて答えた。
その時、マさんから電話があり「なぜ俺の離婚がニュースに出てるんだ」と。チン・ヨンジュが書かせた記事”ベトナム人妻 夫から虐待” がネットにアップされ、マさんへの批判コメントの山、”クムファが解決に乗り出す”の記事の下に、ヨンジョンの写真も載っていた。
ソンハンは夜、マさんに電話した。マさんは、トロットを聴きながら、一人で酒を飲んでいた。
「母に懇願され、ベトナムに行き、ホアに初めて会った。ホアの家族を俺の稼ぎで生きさせ、お互いに幸せになろうと思った。だが思い上がりだった。50歳で子供を授かり喜んだが、貧しい女をカネで買って虐待した 人でなし、と言われる始末」とマさん。
ソンハンは「お好きな歌ですか?私も大好きです。マさん、名誉挽回を。外国人妻を虐待していないと明らかにするのが、名誉です」と話した。マさんは泣いた、、。
感 想
このドラマ、淡々としています。
3人のおじさんたちや、事務所の中で交わされる、どうでもいい(というと語弊があるけれど)、特にドラマの筋に関係することはない会話や間が、味わいかなと思って見てます。
そして、登場人物が、何らかの傷のようなものを持っていますね。
この曖昧な空気感をかもち出すのは簡単じゃない、トロットがいい仕事しているな、、とか感心しながら、味わってます。
第8話 あらすじ
シン・ソンハンはラジオ番組に出演した。
クムファが出した記事で、マさんの離婚が社会問題になった。妻のホアは世間から同情を買い、マさんは一方的に悪者になった為、ラジオ出演をして、世論を逆転させる狙いである。
ラジオ出演の為には”話題性”が必要。チェ弁護士は、ソンハンのストリートピアノ演奏 ”魔王” の動画を再びYouTubeにアップした。それが大人気、話題になり、晴れてラジオ出演が叶った。リスナーの反応は?
イ・ソジンは、ラジオ局のチャン局長を訪問した。局長もソジンも復帰を望んでいる。局長は「まず深夜番組で復帰はどうだ?」と打診したが、ソジンは「リスナーが許してくるなら、朝9時のあの番組で復帰を」と言った。
ハンソンは、夫のマさんと事実確認をした。
マさんは、妻のホアさんから離婚を切り出された時、動揺して、あたりの物を投げた。妻は隣人に助けられ家を出た。翌日戻ってきた時、庭や家の中あちこちをドン、ドン。マさんは、暴力をふるう父親にトラウマがあり、人を殴れない。ホアさんは、女性支援団体の人を呼び、マさんは警察に連れていかれた。ホアさんは義母から子供を取り上げ、団体の人と家を離れた。
ソンハンは、”ベトナムの家族のために結婚したのに、永住権も放棄して子供を連れて帰国を希望” が不自然すぎると思っていた。
別件:チョ・ミンジョンの件で、イ・ソジンとチェ弁護士が、ソンハンに報告。
チョさんは夫パクさんと教会で知り合った。パクさんは、チョさんと彼女の両親に、真実を交えてウソを話した。2人は結婚した。チョさんがバリスタの資格を取りカフェをオープン、店は繁盛。夫は妻の病気(総合失調症)を知らず、経営を任せ自分は遊び歩いていた。おさまっていた妻の病気が再発した。
夫には姪と偽っていた7歳の娘がいた。それを知り、妻の病状は悪化した。夫は、妻が ”総合失調症”だと知り、家族会に出るようになった。
しかし、ソジンは、夫は妻が病気で治療中だと知っていたと推察していた。
ソンハンは、夫が出席していた”家族会”に接触してみては?とアドバイスした。しかし二人は顔を知られているので、事務長に相談することになった。
ヒョングンとジョンシクは、”マさんの件”を調べる為に、海南に来た。
ジョンシクは、相手側の弁護士がパク・ユソクと知り同行を申し出た。ソンハンの妹のジェファにパクを紹介したのは、彼だった。その頃、ソンハンはドイツにいた。パクの裏切りを知り、ジョンシクはずっと罪悪感を抱えている。彼は福祉会館から出てくるパクを見て、怒りに震えた。
ヒョングンは、海南で聞いた話をソンハンに報告した。
マさんは、奥さんとベトナムの家族のために人一倍働いたが、一方、奥さんは韓国語の勉強で毎日学校へ。しょっちゅう飲酒してタクシーで帰宅し、同世代の男と酒を飲んでたこともある。町中が知っていた。忠告してもマさんは聞かなかった。
ホアさんは、韓国語が上達していない。
翌朝、ソンハンの家に来客があった。
マ・グミが「夕方まで預かって」とギヨンを連れて来てくれた。彼女は数日前、息子のジョングクに古い家を見せ「改修して、ここでギヨンと暮らす」と話した。グミは息子夫婦が、ジェファからギヨンを奪い、今度はギヨンから大切な人を奪おう(伯父のソンハンに会わせない)としていることを知り、ギヨンを守りたいと思っている。
ギヨンとソンハンは楽しくゲームをしていたが、、、
また来客が、チン・ヨンジュだった。彼女は運転手にソンハンの住所を聞き、ギヨンを連れ戻しにきた。「ギヨンの書類上の家族は、夫と私と娘だけ」と連れて帰った。
ソンハンの中に歌曲”魔王”が流れていた。
彼は、海南にマさんを訪ねた。マさんは一人お酒を飲んでいた。ソンハンはマさんに「教えてください、必ず知る必要がある、名誉回復のために」と言った。
マさんは「俺の子じゃないとしても、書類上では俺の息子、一緒に暮らしていれば 家族になれるはず」と言った。
ソンハンはつらそうな表情を浮かべ、「若い外国人妻を虐待する人間だと誤解されながら生きる必要はありません。名誉回復を」と言った。
クムファ、パク・ユソクは妻ホアと会い、事実確認をした。
ホアさんは、家を出た翌日に戻ったが、その時、夫のマさんに殴られて、左腕をケガしたと言った。
パクは「私には真実を、実の父は?」と聞いた。「行方不明、ベトナムに帰ると言った」とホア。「氏名、年齢、職場、全部話して。見つけてベトナムに隠す」とパクは言った。
裁判が始まった。ソンハンは、裁判長に、マ・ヨングァン君と被告(マさん)のDNA鑑定を要請した。
感 想
とても面白かったです。
ここにきて、これまで、日常のありふれた様子を描きながら、丁寧に積み上げられてきたことが、徐々に集結してきたという印象です。
マ・グミが、ギヨンを守りたいと思っていることが心強いです。
チン・ヨンジュは、ソンハンを倒すことだけを目的に、マさんとホアさんの離婚を利用している、二人の人生には何の関心もない。マさんが”若い外国人妻を虐待する人間”と誤解されようがどうでもいい、、そこが耐えられないです。
マさんは、息子が自分の子供でないことを知っている。「書類上は俺の息子。一緒に暮らしていれば家族になれる」と言い、奇しくもチン・ヨンジュも、「ギヨンの書類上の家族は、夫と私と娘だけ」と言った。
同じ、”書類上の家族”という表現ですが、そこに含まれている意味は全然違う。マさんには愛があり、ヨンジョはただ支配、コントロールしたいだけだと思います。
今回は、ピアノ曲 ”魔王”が効いていました。ヨンジュがギヨンを連れ戻した時、ソンハンの中に”魔王”が、怒りが満ちていたと思います。
ハンソンは”マさんの名誉回復”のために闘います。彼のマさんを思いやる気持ちや言葉に真実味がありますね。
次回が楽しみです。
第9話 あらすじ
マ・チュンソクさん(被告)と妻ホアさん(原告)の裁判が始まった。
原告代理人、パク・ユソク弁護士の証言:
- 原告は、被告を信じてベトナムから来て、慣れない土地で結婚生活をはじめたが、実態は、被告の農作業を手伝うため労働を強いられた。
- 産後うつ病を患い、ベトナム家族に会いたいと言っただけで、骨折するまで殴られた。
被告代理人、シン・ソンハン弁護士の証言:
- 原告は、1年間、オンライン講義を自宅で受講。美容技術習得のため、1年2ヶ月往復4時間も通った。家事と育児は、87歳の義母がやっていた。原告が農作業をした時間を計算すると、被告のマさんには遠く及ばず、労働搾取は認められない。
- 産後うつ病を放置していない。被告はベトナムにいる原告の家族を招待し、済州島旅行をさせた。出産後、被告はベトナム行きを提案し航空券も予約した。
- 原告は、出産4週間目から子供を義母に預けて頻繁に外出、酒に酔い夜遅く帰宅することも多かった。
- 裁判長に親子のDNA鑑定を要請。根拠は、子供の血液型はA型、母親の原告はO型、父親の血液型はAB型かA型のはずだが、被告マさんの血液型はB型だから。
パク・ユソクは、原告の不倫を認め、原告は深く反省している。有責責任者の原告からと離婚は求められないが、結婚維持が難しい1番の理由は夫の暴力。骨折させるほどの暴力は子供に悪影響をおよぼす、と。
ソンハンは、原告に殴られた状況を確認。原告は、右腕で殴られたと証言した。ソンハンは、マさんの診断書を裁判長に提出し、被告は右肩が五十肩で1年以上治療を受けており、箸を持つことも大変。原告はそれを知らなかったのか、と。
原告の証言は全て覆された。
裁判が終わって出てきたソンハンとマさんに、記者たちが「原告を名誉毀損で訴えるか?」と聞いた。ソンハンは「名誉を傷つけたのはホアさんだけでしょうか?」とマスコミを批判した。
おじさんたち3人はまたキャンプにやってきてBBQ中。「マさんは告訴せず、妻子のために部屋を借りてやったそうだ」とソンハンは話した。
その頃、マさんの家にタクシーがとまり、ホアが赤ちゃんを連れて降りた。マさんは、何も言わず赤ちゃんを抱き、義母はホアさんのために、追加の麺を茹でた。
”ラーメン屋”に、おばあさんが戻ってきた!!笑顔いっぱいおじさん3人。
3人を見て「老けたね」とおばあさん。ジュンソクが「俺の肌年齢は32歳です。J皮膚科の美人の院長に言われた」と。「チャ・ミジョ」とソヨンさん(ハハハ)。
おばあさんは、ヒョングンの離婚に「よくやった、縁の切れた人を引き留めてどうする」と激励。
ソンハンに「あんたはピアノが上手、ピアノ教室を開きな、子供を教えられるレベル」、そして「バカなのか、未婚のくせに他人の離婚に口を出してる」と、、ソンハンは言われ放題である。
3人は久々におばあさんのラーメンを食べた。ソンハンは「スープが絶妙」と褒めたが、ヒョングンは「娘さんの方が麺にコシがある」と。ヒョングンが食べる横顔をキラキラした目で見つめるサヨンさん。彼女はヒョングンにだけご飯をあげた。2人のケミに気づくおばあさん、そして、ソンハンとヒョングンであった。
イ・ソジンとチェ弁護士は、チョ・ミンジョンの件で、夫が通っていた家族会 ”心の荒波” に話を聞きに来たが、ソジンは中に入ることができなかった。チェ弁護士は、代表に、パク・ヒョンテのことを聞いた。
家に戻ったイ・ソジンは、必要な物をネットで注文していた。ヒョヌの運動靴も必要、”履き心地がいい”とのコメントの靴を「どう?」とヒョヌに聞いたが、彼は「履いてないのに、なぜわかるの?」と言った。
チェ弁護士は、チョ・ミンジョンの離婚調停に。病気の娘に代わり、父親が出席。夫パク・ヒョンテは弁護士と出席。
チェ弁護士は、パクが隠し子がいること隠し、独身だと偽って、チョさんと結婚したことを証言。
パク側の弁護士は、パクは深く反省している、妻も病気のことを隠していて、それを知ったのは結婚後と言った。
チェ弁護士は、パクは彼女の病気のことを知っていた。彼は”心の荒波”に加入した後に、チョさんが通う教会に登録して、意図的にチョさんに近づいたと証言。
パクは「ミンジョンを愛していたから」と言ったが、チェ弁護士は、パクが病院に駆けつけた後、待合室で動画を見て笑いこけている動画を全員に見せた。
パクは「ちくしょう」と悪態をつき、妻の父を侮辱した。彼の言動にキレたチェ弁護士と、パクは調停室で乱闘騒ぎ、、、
チェ弁護士は事務所に戻り、協議離婚で決着がついたが、少々騒ぎになった、と報告した。
ソジンがマンションのゴミ出しをしていると、住人がコソコソと彼女を非難し、ソジンはいたたまれない。
ヒョングンは、夜、ソヨンさんから呼び出された。
彼女は「マカロンかラーメン、どっちにすれば?」と聞いた。ヒョングンは「社長の夢は大事。でも甘い物は苦手です」と言った。「ラーメンは?」と聞くソヨンに「ラーメンは、ものすごく、好きです」と答えた。
「もう1つ、妻だった方、もしかして最後の恋、、違いますよね?」と彼女は聞いた。
「”初恋です”と答えた」とヒョングンは、ソンハンとジョンシクに話した。それを聞き、2人は「おい、バカか」「女が一番嫌うのが”初恋だ”」と非難ゴーゴーに。
チン・ヨンジュは、テナムの会長の義父に呼ばれた。
義父は「”腐ったリンゴが樽全体を腐らせる”。腐ったリンゴはお前かもな。マ・グミから送られてきた」と離婚訴訟の書類をだした。「グミの弁護士はシン・ソンハンだ。弁護団はクムファからは選ばない。クムファを去れ。お前に初めて会った時、”恥を知らない”と思った」と言った。
マ・グミは、ソンハンの事務所に行き「韓国に古い家を買った、こちらで暮らしたいが今のままでは嫌だ。お力を」と離婚を決意したことを話した。
ソンハンたちは、マさんの件が解決して飲み会。
チェ弁護士が、事務所から酒を飲みながら生配信したことがバレてしまったが、パンPDが、チェの番組は魅力があると褒め、イ・ソジンにチャンネルを開設しないかと提案した。
イ・ソジンに気づいた酔っ払いが彼女に屈辱的なこと言いながら絡んできた。ソンハンが男を追い返し、彼女に「どうか強くなってほしい、あなたはヒョヌを守った」と言った。
翌日、ソジンは、学校帰りのヒョヌと一緒に靴を買いに来た。ヒョヌは、実際に履いてピッタリの靴を選んだ。ヒョヌは「ママ、大丈夫?一緒に外に出かけられてうれしい」と言った。ソジンは「ママはまだ大丈夫じゃない、でもやり抜いてみせる」と言い、二人で抱き合って泣いた。
感 想
9話、いいお話でした。
最初の、マ・チュンソクさんが堤防を歩いているところに、年老いたお母さんの「たこをゆがいて、酢味噌でたべよう」という語りが入る場面が、とても印象的でした。
裁判の後、ホアさんが赤ちゃんを連れてタクシーで戻ってきた時、何も言わず赤ちゃんを抱くマさんとよろこぶお義母さんの場面も、心打たれました。
そういえば、マさん、9話で一言も発していません、でも、すごく存在感がありましたね。
ラーメン屋におばあさんが戻ってきたシーン、これはボーナスシーンですよね。おばあさんが、ベテラン、キム・ヘクスさんで、すごい!俳優の皆さんたちが、とても楽しそうにみえて、私もニヤニヤしながら見てました。そして、”J皮膚科の美人の院長、チャ・ミジョ”は、ドラマ『39歳』の主人公の名前です。ソヨン役のカン・マルグムさんは、チャ・ミジョの姉役で出演されてたし、遊び心が楽しいです。
ヒョングンさんがモテキャラだった!傷心のヒョングんさんに、新たな恋が始まったようです❤️
マ・グミが離婚を決め、ソンハンに弁護を依頼しましたね。
イ・ソジンさんもヒョヌと一緒に「強くなろう、やり遂げよう」と頑張っています。
今回のカメオ出演、キム・ヘクスさん、『シュルプ』では大悪女を演じておられました。
第10話 あらすじ
“世紀の離婚訴訟が始まる”
テナム電子の会長夫婦の離婚騒動はネットで大きく報じられ、世間の関心の的になった。
が、ソンハンはヒョングンと、TVショッピングで注文した”カニ”を分けるのに揉めていた(セコイ😅)。
イ・ソジンは、後輩のパンPDたちの協力を得て、独自のチャンネル「イ・ソジンです」を開設。素敵な部屋を借り、公開ラジオのように収録。さすがベテラン、落ち着いた語り口で、応援者が増え、登録者2万人を達成していた。
ソヨンさんの「ラーメン屋」がスポンサーで ”ささやかな協力”をしていた。”コメントを残せばラーメン1杯、イヤ2杯無料”である!
ID”どうにでもなれ”だけが、悪質コメントを書いてきた。パンPDが消していたが、、。
マ・グミは、ソンハンに「相手は6人の弁護団、大丈夫か」と聞いた。ソンハンは、”ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3番” の逸話を話した。
この曲は初演の時、楽譜が未完成だった。当時、公演前に2回 リハーサルを行うのが通例だったが、1回しか行わず、手配した最高のオーケストラをハイドンに奪われてしまった。6対1、私もベートーヴェンのように緊張している、でもやるしかない。ベートーヴェンの公演は成功しました!
マ・グミの父は、娘が結婚する時に、6万坪の土地をソ会長に譲った。ソ会長は、その土地を基盤に事業を飛躍させた。「今があるのはあの土地のおかげ、テナムの株をもらう資格はある」とグミは主張し、20%を望んでいる。
会長はチン・ヨンジュを呼び「グミは全部、暴露するだろう、私の女性問題とか。話の真偽をうまい具合に弁護団に伝えるにはお前が適任。もう1つ、シン・ソンハン、うまく交渉して、こちらが望むものを得ろ」と言った。
ヨンジュは代償として”ギヨンに渡すつもりの株”を要求したが、会長は ”ハユルの分をお前にやる”といい「決裂させたら、分相応に生きるしかない」と彼女を突き放した。
ヨンジュは、パク・ユソクを呼び、辞職すると言った。ユソクは、クムファは弁護団に選ばれず地に落ち、ヨンジュという風よけを失い、自分の地位が失われると焦った。
ギヨンは塾の帰り、運転手さんに「間食を食べたい」と言って、コンビニの前で車を止めてもらって、カップラーメンやゆで卵を食べた。
ソンハンは、マ・グミから食事に誘われた。そして、1994年からのソ会長の過去の愛人たち関する記録と資料を見せられた。
離婚のために集めた資料ではなく、愛人たちに要求された、お金、車、家、子供の留学費用、最後という覚書など、、グミは数十年に渡り、夫の愛人関係の後始末をしてきたのだった。
ソンハンは2つ質問した「なぜ今?なぜ私に?」と。
「離婚を先延ばしにするうちに今に至った。最後まで投げ出さない弁護士はあなたしかいないと思った。最大限の成果を、お金が要るの」とグミは答えた。
「50%から」とソンハンは答えた。
ヒョングンは、ラーメン屋のソヨンさんをデートに誘ったが、プランが決まらず。ソヨンさんから「キャンプ」のお誘いのメールがきたが、彼は、テントは1つか2つかで悩んだ(ハハハ)。
イ・ソジンは、動画を応援してくれる視聴者が増え、温かいコメントに癒されていたが、ある日、ID”どうにでもなれ”の批判コメントを読んでしまい、これまで、パンPDが削除してくれていたことを知った。
ソジンは「ヒョヌが傷つかない為に、表に出ない方がいいのでは」と弱気になったが、パンPDは「黙って生きればヒョヌは安全ですか?訴えましょう」と励ました。
パク・ユソクが、何か企み、ジョンシクの不動産屋に来た。ジョンシクは彼を追い返す為に、ゴキブリスプレーをかけた。それを誰かが写真に撮っていた。その写真を、チン・ヨンジョが見ていた。
ヒョングンとソヨンさんは2人でキャンプに行った。ソンハンたちは、
火を焚き、ソーセージを焼き、ヒョングンがビールを勧めると、ソヨンさんは「帰り運転するので」と、、”あれ?日帰りのつもりなのか”と思うヒョングンであった😨
隣の小さなテントから、コソコソと笑い声が、、はい、ソンハンとジョンシクが来てました!
ヒョングンとソヨンさんがいい感じになった頃に、ジョンシクがトイレが我慢できなくなり、外に出てきてバレた、というお約束で、、4人で仲良くキャンプとなりました😆
ソンハンは、戦闘服を着て、テサン本社に乗り込み、6人の相手側弁護団と対面した。
会長弁護団は「離婚を望んでいない。有責責任者とはいえない」と言った。
ソンハンは、グミから預かった不倫の資料のコピーを相手側弁護士に渡した。
「この資料は、離婚を準備していたのではなく、被告とテナムを守った証の戦利品。夫のスキャンダルを防ぐために、原告が身を削ってきたことを証明する傷痕だ」と言った。
ソジンは、ID”どうにでもなれ”を突き止め、チェ弁護士と一緒に会い、戸惑った、目の前に現れたのは14歳の少女だったから。
「むかついて。お金がなくて学校は退学。母が大金持ちと不倫して、そのせいで父はがんで死に、祖母に迷惑をかけてる。おばさんは息子のために裁判を起こしたのに、私の母は私には無関心、だからおばさんが憎かった」と少女は泣いた。
ソジンは「誰か大人に助けを求めて。このおじさんが助けてくれる、弁護士なの」と言った。
事務所に戻ったソンハンは「簡単すぎる、手応えがない」と、戸惑っていた。
そこにギヨンが1人で来た。「シン・ソンハン弁護士さん、助けてください」と彼は涙を浮かべて言った。
感 想
マ・グミの離婚訴訟が始まりました。夫の不倫の後始末の膨大な資料、妻としての仕事は、夫の愛人関係の後始末をすることだったのでは?と思うほどです。シン・ソンハン弁護士が、この離婚訴訟にどう臨むのか、楽しみ!
イ・ソジンのチャンネルに悪質コメントを書き込んでいたのが、14歳の少女だったのは、衝撃でした。チェ弁護士が彼女を助けてくれることを願います。
ヒョングンとスヨンさんのキャンプ、そこにお邪魔虫2人、4人で楽しそうですね。まったりとした雰囲気がすごくいい。これがなければ、このドラマの楽しみがありません😆
ギヨン君、夜、コンビニで間食って、ご飯もちゃんと食べさせてもらっていないの?「助けてください」なんて泣いて言われたら、ソンハンも、ほんとにつらいですよね。
あと2話ですね。
ギヨン君が、あの家、ヨンジュから解放されて、ソンハンと暮らしていけるといいな。それとも、マ・グミさんが、ギヨンと暮らすことになるのかな?二人とソンハンにも幸せな結末になりますように。
第11話 あらすじ
大雨の日、ジュファはコンビニから外に出た時、チン・ヨンジュから電話を受けた。
「私と娘はハワイにいる、望みを叶えようと決心したから。シン・ジュファさん、でしゃばらないで。ギヨンが母親の顔を覚える前に消えてよ、ドイツの兄の元に行くか死ねばいい」と。
ジュファは過呼吸になり、道路に踏み出し、、、交通事故で亡くなった。
ソンハンは、一人で事務所に来たギヨンと話した。
「伯父さんは、父親でも母親でもないから何もできないの?伯父さんは僕を守れる?」と聞いた。「車の中が一番ほっとする。運転手のチョンさんが、学校や塾に連れて行ってくれる。チョンさんは知らんぷりしてくれる。でもチョンさんも辞める、もう僕の味方は誰もいない」と言って泣いた。
ソンハンはギヨンが、そんなつらい思いをしていることを知らなかったことを悔んだ。「落ち着ける場所や気楽な人たちを探してやる」と彼を抱きしめた。
ソンハンは、ギヨンをラーメン屋に連れて行った。ヒョングン、ソヨンさん、そしてジョンシクもやってきて、ギヨンを可愛がった。
ソンハンはギヨンを家に送ったが、名残惜しい2人である。
ヒョングンとジョンシクは、ギヨンの事情を察し、ソンハンを心配した。
翌朝2人は、ギヨンが生まれた時からそばにいたチョン運転手が解雇されたと聞き、憤った。
マ・グミは、運転手のチョンさんを呼んで、ずっとギヨンの世話をしてくれたことにお礼を言った。チョンさんは、ギヨンがよく暴食して、それを全部吐いてしまうので、若奥様に伝えたら気を悪くして、他の運転手を雇った、と話した。
イ・ソジンとチェ弁護士は ”レンギョウすいとん店”を訪れた。そこは、ID”どうにでもなれ”のジュニのお祖母さんのお店。ジュニの母は、お祖母さんの店を真似て、不倫した男と一緒に チェーン店 ”とうもろこし すいとん”を構えている。
祖母は、母親は養育費を一銭も払ったことがないと言った。チェ弁護士は、訴訟を起こせば養育費を受け取れると助言し、ソジンと一緒に祖母を助けることにした。
ソンハンは判例を読み漁り、伯父が親権を求める裁判を探したが、見つからなかった。彼はマ・グミを呼び出し、
「離婚を成立させるのに十分は証拠、楽勝な訴訟に、ギヨンの家出、チョン運転手の解雇、何かがある証拠なのに、何なのか解釈できない、この訴訟から降ります。弁護団との交渉は終わり、27%で決着できそうです。あと少しで終わるが、解釈できない楽譜は演奏できません。後はどの弁護士でもできる」と言った。
ジョンシクは、不動産店のシャッターに”臨時休業”の張り紙を貼り、車で、ギヨンの新しい運転手の車を尾行した。
マ・グミは、息子夫婦に会い、チョン運転手を解雇したことに不快感を示した。
ヨンジョは、グミに「ケリをつけたい。なぜ私を憎むのか?お義母さんは私を見下してる」と反発した。グミは、ヨンジョの強引さにうんざりしたが、どうでも良かった。
彼女が「ギヨンは伯父と暮らした方がいい」と息子に言うと、ヨンジュが「私たちは親です」と。
グミは「親?ハワイからあなたが電話した後、ジュファが事故に遭った。あの電話、私が聞いてた可能性は考えなかった?」とヨンジュに言った。彼女は黙った。
グミは息子に再度「ギヨンの望み通り、伯父と暮らさせてやって」と頼んだ。
イ・ソジンとパンPDは、チャン局長をつれて”ラーメン屋”に来た。
局長は、ラーメンと赤ワインが気に入った。そしてソジンに、”夕方4時のラジオDJに復帰できる”と話した。ソジンは早速ヒョヌに話し、彼は喜んだ。
ソヨンさんとヒョングンはデート。ソヨンさんはヒョングンが、元奥さんのことで心の整理がついたことを確かめて「私も罪悪感を抱かず幸せになっても?」と聞いた。ヒョングンは彼女の手を握って走った。
チン・ヨンジュは、弁護団の代表から、マ・グミが27%取ったと聞き「あの老婆 欲が出たの?」と言った。
チョン運転手が、ソンハンの事務所に来た。彼はギヨンの様子を細かく話してくれた。「3年の頃から口数が減り表業も暗くなった、シン弁護士に会う日だけ明るい顔を。4年になって、摂食障害、若奥様だけに話したが、病院にも連れて行っていない。精神的な成長が早い子でした、継母の元で育ったせいか、、」
ソンハンは話を聞き、涙を堪えられなかった。ギヨンを気にかけてくれたチョン運転手に、感謝を述べた。
ヒョングンとソンハンは、店を休んでいるジョンシクを心配していた。そこに電話があり、2人は警察に、ヒョンシクを迎えに行った。
チン・ヨンジュが運転手と出てきたので、ソンハンは謝った。彼女が雇った運転手が、ジョンシクの尾行に気づいて通用したのだ。
その後、ヨンジュはソンハンと二人になり、「なぜギヨンに執着を?ギヨンの財産を狙ってる?義母は無欲な人、そんな人が突然、財産を要求しますか?あなたの妹も養育権を要求して悪あがきしてた」と言った。
ソンハンは「妹にも同じことを?あの日妹に電話で何を言ったんですか?あなたの言葉は凶器だ。人をズタズタに裂いて殺す凶器」
「私があの女を押したとでも?自分が車に飛び込んで死んだだけでしょ」とヨンジュは興奮して叫んだ。
ソンハンは耐えて、何も言わずに彼女の前から去った。
ソンハンは、すぐにマ・グミを呼び出し「やっと解釈できた、なぜ大金を必要としているのか。ギヨンの分?あの嫁が手を出す前に確保したかったのでは?事故の日の通話を聞きましたね」と言った。
「やっと曲を理解しましたね。協力な武器を握らせたのになぜ引き下がるんですか?」とグミは聞いた。
「なぜ?ギヨンを守ろうとする理由は?」とソンハンが聞くと
「ジュファの息子だから。娘のような嫁、ジュファはそんな人だった」とグミは言ったのだ。
グミが夫の浮気で傷心の時、ジュファがそれには触れず、”デート”だと自ら運転してドライブに連れて言ってくれた。翌朝、ホテルで朝食の時に、ジュファが妊娠していることがわかり、帰りはグミが運転した。そうやってギヨンに巡り会えた、と言った。
ソンハンは涙を流した。
ソンハンは、不動産屋に戻り「このバカ、前科者になるところだった。もう家賃は払うな」とジュンシクを抱きしめた。そこにヒョングも加わり、男3人で泣きながら抱き合った。
翌朝3人は、「2つのバイオリンのための協奏曲 (2人の依頼人のための協奏曲)」を聞きながら、ギヨンを、家の前で待っていた。
ギヨンはソンハンに駆け寄った。ソンハンは、ギヨンの財布からお札を1枚抜き「着手金。依頼人のソさん、弁護士のシン・ソンハンが最善を尽くして、息の詰まる城から連れ出します」とギヨンを抱きしめた。
感 想
11話、良いお話でした。
ソンハンとギヨンを心配する、ジュンシクとヒョングンの友情に打たれました。ジュンシクは、ギヨンのために、新しい運転手の車を尾行して、警察に通報されてしまいました。彼は、実質的には、役に立ってはいないけれど、そこには愛があって、そうせずにはいられなくて、、感動しました。
そして、マ・グミが、「ジュファの息子だから。娘のような嫁、ジュファはそんな人だった」とソンハンに話した場面にも感動。ジュファがマ・グミに可愛がられて幸せに暮らしていた、ということがわかって、ソンハンもうれしかっただろうと思います。
ギヨンのことを心から心配してくれている人がここにもいました。チョン運転手も良い方でした。
明日の最終回は、ギヨンが、解放されることになるでしょう。楽しみです。
第12話(最終回)あらすじ
シン・ソンハンは、マ・グミに「離婚の本当の目的が、ギヨンの財産を守ることなら、離婚はせずに、”苦痛を共なう屈辱的な王冠”を守ってみては?」と助言した。ギヨンのために犠牲を払わないで欲しいという思いからである。
そして、ソンハンはソ会長に会い、会長自身は離婚を望んでいないことを確認し「離婚せずに、奥様の望み通り財産分与を」と妥協案を提案した。会長は「真の目的は何か?」と聞いた。「ソ・ギヨンの親権喪失請求訴訟」とソンハンは答えた。会長は”離婚せず財産分与”を承諾した。
ソンハンたちは、パク・ユソクがチン・ヨンジュを脅迫して、退職金としてカフェを手に入れたことを知った。
ソンハンは「チョン運転手は証言してくれるが、マ・グミには断られた。ジュファが離婚した時、ソ社長とチン・ヨンジュが違法な手を使ったと証明できれば、勝算はある」とヒョングンとジョンシクに言った。
マ・グミはソ会長と食事をして「賢い弁護士のおかげで対面が保てた」と言った。
会長は「ギヨンに譲る株をお前にあずけよう。だが伯父にギヨンを送るのは許さん。彼もヨンジュと同じ、金に目がくらんでいる」と言った。
マ・グミは「シン弁護士からこんな条件をつけられた。”財産分与を受けてもギヨンに渡すな。所有するビルを売ってでも立派に育てるから”と。価値基準が異なる人も存在する。もう耐える気力もないし、やっぱり離婚しましょう」と言って席を立った。
公判初日、ソンハンにヒョングンとジョンシクが付いて行った。2人は裁判所の廊下で待っていた。
”請求人 ソ・ギヨンの親権喪失請求とシン・ソンハンを後継人として選任する要請” 裁判長から要請の理由を聞かれたソンハンは、以下のように答えた。
「満3歳の時、ギヨン君は実母と引き裂かれ、他人が母親の部屋で生活し妹が生まれた。この現実をギヨン君は受け入れるしかなかった。11歳に至るまで、両親はギヨンくんの心の内に気づかなかった。彼は今、重度のうつ病で苦しんでいる。診断書を提出します」
証人として、チョン運転手、次に今の運転手、そして家政婦が尋問に応じた。
最後に”パク・ユソク”が証人として呼ばれ、ソンハンが尋問した。
「証人は、ソ・ジョングクさんと離婚したシン・ジュファの代理人でした。離婚と養育権の決定に最も影響を及ぼしたのは、シン・ジュファの精神科の通院歴だった。それは、夫も実家の両親も知らないアメリカ留学時のもの、証人は依頼人の病歴を把握していましたか?」
パク・ユソクは「知って入れば、必死で隠したはず」と答えた。
「離婚訴訟が終わり、養育権が奪われたあと、実母の離婚訴訟代理人は、実夫の影響下にあるクムファに移った、不自然では?証人は、当時、シン・ジュファの病気に関する情報をご存知でしたね?」ソンハンは再度聞いた。
パクは「知りませんでした」と再度否定した。
チェ弁護士は、ジュニの養育費の交渉について、ソンハンから、相手の一番痛いところを攻めるように助言された。
元嫁がジュニのお祖母さんが経営する店を前の夫と手伝い、そのレシピを盗み、今の店を営業していることを突き、”営業秘密の流出に関して先に提訴する”と言った。
翌日、チェ弁護士はソンハンに「変化球を投げ、一番痛いところを攻めたらすぐに降参した。月に180万ウォン、未払い分もさかのぼって請求することに。シン弁護士のおかげです」と報告した。
ソンハンは「それは違う。方法を見つけるよりも、見つけた方法で解決に導いたことが立派だ」と。チェ弁護士は「??褒めてくれたんですか?」と目を白黒させ、、喜んだ😄
ジョンシクは、パク・ユソクに会い、「ジュファの病歴を伝えたと証言してほしい。弁護士法を違反すれば資格停止と罰金刑だ」と封筒2つ分の現金を出し「これで罰金を。ギヨンを助けられるように力をかしてほしい」と頼んだが、パクは、否定して立ち去った。
ソンハンの家に、ジョンシクとヒョングンが来て、お酒を飲んだ。
ジュンシクは車を売ったと言い、例の現金を出し「パク・ユソクに渡そうと」と言った。
ヒョングンは、レコードを出してプレイヤーにかけた。「力になる曲を探した。ラフマ二ノフさんが力を振り絞って、自分の限界を超えて作った曲だそうだ。ジョンシクも渾身の力を振り絞った。俺も全力で支える。お前も力を出せ、一緒に限界を超えてみよう」と言った。
ソンハンは泣いた、、3人はまた抱き合って泣いた。
ソンハンは、ギヨンの父親のソ・ジョングクに会い、ギヨンの親権は諦めないと言った。
「父親は僕、親権は渡せない」というジョングクに、ソンハンは、「ハワイから、チン・ヨンジュさんが妹に電話して何を言ったか、それで気が動転したジュファが事故で死んだなら、平気ですか?なぜ父親なのに何もしない。敗訴したとしても諦めない、ギヨンの味方がここにいることをわからせる」と言った。
パンPDがソンハンに会いに来て「先輩にラジオに復帰してほしい、先輩は ”今はシン弁護士を応援したいと言っている”が、、 私のせいなんです。先輩がラジオに復帰しないと、、」と泣いた。
イ・ソジンの個人放送チャネルで、悪質コメントが書き込まれたが、ソジンはヒョヌの”負けないでほしい”との言葉を思い出し、「そんなに暇なら、自分のケツぐらい拭いたらどうですか?」と辛辣に返した。
夜、ソンハンはイ・ソジンと話し「ラジオから聞こえるイ・ソジンDJの声も聞かせてほしい」とラジオ復帰を応援した。
最後の公判、ヒョングンとジュンシク、もちろん廊下で待機。
相手側の弁護士は、実父のソ・ジョングクに、親権を喪失するほどの事由はないと証言した。
ソンハンは「200年前の音楽が感動をもたらす、なぜなら、感情が揺さぶられるから。感情は子供にとっても大切。情緒を育てること、愛情表現、心が安定する暮らし、子供にはそのような環境が必要です。被請求人の家庭環境はギヨン君にとって、十分だと言えますか?」とジョングクに聞いた。
そして「離婚した場合、子供にどちらで暮らしたいか聞くべきでしょう。一度だけでもいいんです、聞いてください」とお願いした。
実は、ジョングンはマ・グミに、ハワイからヨンジュがジュファに電話した内容を聞いていた。
ジョングクが弁護士に「尋問に応じます」と言って、証人席に座った。ソンハンはジョングクに尋問した。
「シン・ジュファの診断記録はどちらで入手を?」
「ニューヨークの病院です」
「そのことをジュファも承知で?」
「いいえ、彼女には知らせていません」
「彼女の病歴と病院の情報はどこで?」
「ジュファの弁護人、パク・ユソク弁護士からです」
「養育権を奪うために実父が不誠実な手を使った。被請求人の家庭は、ギヨン君が育つのに適切な環境でしょうか、以上です」
判決が言い渡された。
被請求人の請求人の対する親権を制限する。
養育権、教育権、住居指定権、懲戒権、その他養育に関する権限に関し、後継人 シン・ソンハンを選任する。
ソンハンは、すぐに、ギヨンを迎えに行った。
ソヨンさんは、お店を休んで2ヶ月ほどヨーロッパ旅行に行くことにした。そして、ヒョングンも一緒に行くことにした。
マ・グミは、ソンハンに、ソ会長との離婚を早く進めるように依頼した。
裁判以来、ソ・ジョングクは妻のヨンジュに初めて口を聞いた。「裁判で証言する代わりに、親権制限にしてくれと頼んだ。テナムからギヨンを消さないために。犯した罪は背負っていくしかない」と言った。
パク・ユソクは、カフェも無くした。
イ・ソジンは、午後4時のラジオに復帰した。
晴れた午後、ラジオを聞いた後、ソンハンはジュファが最後に行ったコンビニに行き、ワインを紙コップで飲んだ。やっぱり、ヒョングンとジョンシクが来た。ヒョングンは明日、ソヨンさんとヨーロッパに出発するけれど、焼酎にも参加するようです🤣
ーー完ーー
感 想
最終回も、とても良かったですね。
『伯父が甥の親権を得る』という大変難しいことを、苦しみながらも、ソンハンは成し遂げることができました。ヒョングンとジョンシクが支えましたね!
このドラマ、なんとも言えない味わい深いドラマでした。
ソンハンの妹ジュファの死、ギヨンの養育権という大きな柱に、第1回から、さまざまな離婚や家族の問題と訴訟が絡まってきました。それらは、決して大きな事件ではなく、どこにでもありそうな問題ばかりで、それを通じて、人々の生活が描かれました。
12話では、チェ弁護士もしっかり仕事していましたし、彼の憎めないキャラも面白かったです😆。
イ・ソジンを思うパンPDの存在も良かったです。
マ・グミさんはカッコいい方でした。彼女はやっぱりソ会長と離婚することに決めましたね。夫が、ソンハンとヨンジュの違いもわからない人だからかなと思います。
ヒョングンさんとジョンシクさんの、なんとも言えない、得に特徴がない普通のおじさんっぽいキャラが秀逸で、それを演じられる俳優さんがすごいと思いました。
最後の場面は、妹のジュファさんが大雨の日にラーメンを食べたコンビニでしたが、今日はいいお天気で、ソンハンの表情も晴れ晴れして、またおじさん3人組が飲んで、、、悲しい場所から、明るい場所に変わりましたね。
最終回まで見て、愛のあるドラマだったなぁと思います、感謝です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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