『力の強い女 カン・ナムスン』1話~16話(最終回)までのあらすじと感想 *ネタバレあり

第7話 夜の虹

ファジャがナムスンをナイフで刺そうとしたが、ナイフが届かず、ファジャはナムスンに投げ飛ばされた。ファジャは足を折った。

グムジュは、”ヘリテージ”で、リュ・シオと1対1でポーカーをした。”負けた方は勝者の要求を何でも聞く”という条件で。

グムジュが勝利し「ドゥーゴーの今のパトロンは誰なのか?うさんくさそうだから、私がパトロンになる」と言った。

彼女は、オートバイの男から、リュ・シオが、会社設立前に、ロシアにいたとの情報を得て、当時の写真を受け取った。彼女はブレッド・ソンソンの名刺を渡し「詐欺師かと、江南の奥様方が餌食になってる」と言った。


ファン・グムドンが、ジュニの携帯をPCに繋いで、彼の娘になりすました詐欺師のアジトを見つけた。キル・ジュンガンはジュニを連れて、そちらに直行、怪力で2人の男を捕まえて、警察に突き出した。


ヒシクは、麻薬課のチーム長から、ナムスンが倉庫から持ってきた”白い物”は全てハズレだったと連絡を受けた。彼は「顧客リストが必要」と言い、ナムスンは、社長室に入る方法を考えた。


ナミンは、ダイエットの薬(怪しい白い錠剤)を飲んでから、食欲がなくなっていた。


リュ・シオは側近に、グムジュの資産を調べさせ、その総額に驚愕した。

物流チーム長から、ナムシクが白い物を盗む動画を見せられ、ナムスンを呼んだ。彼女は「盗んだのは謝る、モンゴルの両親にあげたかった」とタメ口で言った。リュは動じないナムスンが気に入った。彼女はリュの携帯の番号をゲットした。


ナムスンは、父とデートで遊園地に行った。父は、彼女が子供の時、空を見て「あの星まで飛んでいきたい」と言って、屋上からジャンプして落っこち、ケガをした話をした。「お母さんはお前の力を過信してる、でも俺は昔の今も心配だ」と。ナムスンは「危険なことはしない」と約束した。


翌日、グムジュホテルでパーティーが開かれた。グムジュの家族とジュニとヒシクも招待された。

ヒシクは、ナムスンとの関係を聞かれて「お互いに必要」と答え、ジュニは「キルさんと交際している」と堂々宣言した。

グムジュは「我が家の伝統を受け継ぐために、今年中にナムスンをベッドインさせます」と言い、ヒシクを見ながら乾杯した。

サプライズでボゴムの誕生日祝い🎉

ナミンは極上のステーキにも口をつけなかった。

屋上で、ヒシクはナムスンに、兄がアメリカ留学中に銃撃事件の犠牲で亡くなったと打ち明け、双子の弟を大切にするようにと話した。

ヒシクは、ボンゴたちとサウナに入り「必ず娘を産まなきゃならない」とプレッシャーをかけられた。

グムジュ、ナムスン、キル・ジュンガンの女3代が夜のプールに入り、水桶でプールの水を空に投げ、夜空に虹をかけた。


翌朝、ドゥーゴーの配達員の男が車で亡くなっていた。

麻薬捜査課では、チーム長が欠席で電話にも出ない。

ナミンは怪しい女からまた白い錠剤をもらった。

ナムスンはリュ・シオに呼び出され、テストのためにビルに連れて行かれた。上から、圧縮版が落ちてきた。彼女は力を振り絞りそれを持ち上げた、そのパワーがグムジュとキル・ジュンガンに共鳴し、彼女たちは胸を押さえた。

感 想

ナムスンは力が強いだけでなく、リュ・シオの前でも同じず、機転をきかせることができる頭のよさもあるようです。

ナミンが、急に食欲がなくなっていますが、、グムジュはそれには気づいていないようです。

母娘3代が、プールの水で、夜の空に虹🌈を架ける、、なかなか素敵でした。

第8話 江南の光と影

ナムスンは、渾身の力でプレス機を持ち上げた。再び落ちてきたが、その隙間から飛び上がり、リュ・シオがテスト操縦してる部屋に上がった。

ナムスンは、シオから”対外協力チームに異動”と言われた。怪力の理由を聞かれたが、”怪力が遺伝だと話しちゃダメ”と母から言われてたので、彼女はおいおい話す、とだけ言った。

ヒシクに、”リュ・シオと働く”と連絡した。

ナムスンに、倉庫チーム長から連絡があり、警察に行ってくれと頼まれた。

彼女は、警察で、倉庫で働く同僚が”過労死”したと聞き、大きなショックを受けた。「家族は高校生の弟、おばの家に居候してる。遺体の引き取りを拒否した」と聞き、彼女はおばの家に行った。

「葬儀費用にしてください。私が弟ジョンミンの学費を渡すので彼を育ててください」とおばさんにお金を渡しお願いした。弟には「私は両親とばぐれてモンゴルで育ったが、たくさんの愛情を受けた、その恩をあなたに返したい」と言い、連絡先も渡した。弟は涙ぐみ感謝した。名前を聞かれ「カン・ナムスン」と本名を教えた。


キル・ジュンガンはジュニに、娘のグムジュがいかにして、巨額の富を築いたのかを話した。

グムジュは一大企業”グムジュグループ”のCEOで、その傘下には、金融、建設、新聞、ホテル、質屋業もある。そして彼女は新たに”グムジュTV”を開局すると宣言した。


ヒシクはチーム長を家に迎えに行った。チーム長は、お前の家を出てから水を飲んでないと言ったが、それはウソ、彼は薬を舐め水を飲んでいた。

麻薬捜査課で会議。”タチウオ”の身元が判明、”シン・ガンス37歳、前科なし、ロシアでバレーを習っていた。ヘリテージクラブから給料を毎月2000万以上もらっている”。

ヘリテージクラブとは、上位0.01%だけが入れる最上流階級クラブ、管理者はマダム・キム。リュ・シオも会員である。

チーム長に禁断症状が現れた。トイレに入り、鏡を拳で叩き割った。


グムジュは、ブレッド・ソンに夢中の江南マダム達たちに「詐欺師なのでは?」と警告したが、彼女達は「彼を正体を調べたが、どこにもない。でもお金を稼いでくれる」と全く問題にしていない。

彼女は”ブレッド・ソンの正体は分からなかった”と、ヘリテージクラブで名刺をくれた男性から連絡を受け、彼の写真を要求された。

ブレッドの秘書に写真を頼んだ。秘書は彼に「グムジュは大富豪で独身、代表に好意がある」と言った。


ナムスンは、リュ・シオの側近として働くことになった。ヒシクは安全のために、彼女にスマートウォッチを渡した。位置がわかり、隠しカメラ内蔵の時計。

彼女はウォッチで、シオの部屋をヒシクに見せ、これから会う人物の資料を声を出して読んだ。

彼女は、仕事用の英語名を ”ヒラリー・カン”に決めた。

シオはナムスンをヘリテージクラブに連れて行き、「彼女が仕事を引き継ぐ」とマダム・キムに紹介した。

ヒシクたちもマダム・キムを調べるため、ヘリテージクラブに着いた。

マダムはお酒に薬をまぜてナムスンに飲ませた、3時間は神経まひを起こさせるつもりで。ナムスンは喉を押さえて倒れたが、1分もせずに立ち上がった。

クムジュはマダム・キムの情報、”本名、キム・ジョンスク、1983年ソウル生まれ”をヒシクに送った。「自分もリュ・シオも会員、彼はロシアのマフィアパベル」と言った。

ナムスンはヒシクに「クラブは怪しい、今夜会社に行き、顧客リストを盗んでくる」と言い、変装し代表の部屋に入り、パソコンごと盗み出した。


その夜、麻薬課のチーム長が人気のない場所に来ていた。現れたのは、タチウオこと”シン・ガンス”だった。

ナミンは、怪しい女性の名刺の会社、”クイックダイエット”に500万ウォン送金した。そして届いた白い錠剤を、また1錠飲んだ。

グムジュは、リュ・シオのロシア時代の写真の中に、ブレッド・ソンが写っているのを発見し驚いた。そして、10年前に失踪した父から、韓国にいると電話を受けた。

感 想

キル・ジュンガンがジュニに、グムジュの天才的な商才と巨額の富を築いた経過を話すところが面白かったです。続きも気になりますね😆。

リュ・シオは、ナムスンに警戒心がありませんが、、ナムスンが過労死した同僚の弟に本名を教えたので、そこからバレるんじゃないかと気掛かりです。

第9話 悪の根源

ナムスンは幽霊コスチュームとパンダメイクで、リュ・シオの部屋からパソコンを盗み出した。

ナミンはまた、怪しい女から買った白い錠剤を飲み、幻覚を見ていた。それから水ばかり飲み始めた。


グムジュは、ナムスンを襲ったファジャが入院している病院に行った。

「なぜなの?」と聞くグムジュに、ファジャは「ナムスンに全部奪われた、憎かった」と。グムジュは「心から反省しなさい、罪を償うの、そうすれは神も私もあなたを許す。あなたも私の娘になれる」と言った。グムジュは涙を流した。


リュ・シオは、行方不明だったグムジャの娘がナムスンで、彼女がPCを盗んだのでは?と疑い、グムジュに会いに来た。シオが「ツェツェグ(ナムスンの偽名)か、キム・ナムスンか?」と聞くと、彼女は「違う」と答えた。


リュ・シオは、子供の時からロシアのマフィアに育てられた。その時の名前はアントン。そこで一緒だったのがビンビンという少年だった。

麻薬班は、ナムスンが盗んできたリュ・シオのPCを分析していた。そこに、この2人の正面の写真が入っていたが、それ以外には何の手掛かりもなかった。

彼らは、ヘリテージクラブが怪しいとあたりをつけ、ヒシクがグムジャをコネに潜入することに。


オートバイの男がグムジュに”パベル”について報告していた。

1954年にダゴール・パベルとロシアのマフィアが結合した暴力集団だったが、80年代にサバキという男が方針転換。孤児で英国の名門大を出た彼は、ホテル事業を展開し、世界一の座を手にし、裏社会の実権を握り経済マフィアを育成した。

最近、有力な後継者が現れた。名はノッシュ、素性は確認中。バベルのメンバーは全員孤児。子供を鍛え人間兵器にする。


グムジャとヒシク(資産家に扮装)がヘリテージクラブに来た。そこに、リュ・シオとナムスンが現れた。ヒシクは、チョン本部長(検察の本部長)が使用した部屋に入り、盗聴器を設置した。

グムジュは「ドゥーゴーノの影の権力は誰かしら?裏にロシアのマフィア、パベルが?」と、わざとシオを挑発した。

シオは怒り心頭で「ファン・グムジュを殺す」とナムスンに言った。


グムジュは、母ジュンガンが警察庁で表彰されるので、写真を撮りに来た。しかし母は、夫が明日帰国すると知り、暴れて倒れた。グムジュは母を家で休ませた。

元夫ボンゴが「ナミンの様子が変、何も食べずに、一日中水しか飲まない」とグムジュに相談したが、彼女は「水はダイエットの基本」と気にもかけなかった。

家に戻ったナムスンは、グムジュに「お母さん無謀すぎ、リュ・シオは恐ろしい人なの」と意見した。グムジュは「夢に見た瞬間、我が子が堂々と私に意見するなんて」と感激。


翌日、グムジュはブレッド・ソンに会いに来た。「リュ・シオを知ってるわね?」と、シオとブレッドが写っている写真を見せると、彼は興奮し、写真を破り、グムジュを部屋から追い出した。


ジュンガンは、空港に夫を迎えに来たが、彼を手で軽く押して飛ばした。夫は入院した。

ナミンは家のトイレで倒れていた。

リュ・シオは誰かに、グムジュの殺人を依頼した。

ナムスンは、事務所の先輩のPCで、輸出品番号をCTA4885を見た。

シオに呼ばれて部屋に入ると、「人を殺せる?ファン・グムジュ」とナムスンに聞いた。固まった彼女に「心配しないで、もう死んだから」と彼は笑った。

その頃、グムジャは交通事故で、転倒した車の中で頭から血を流していた。

感 想

リュ・シオは孤児で、”パベル”で育ったことがわかりました。”パベル”の後継者といわれるノッシュがリュのことなのでしょうか?

ナミンの異変に、グムジュは無関心ですね、、。

第10話 ニセ患者 ニセ職員 そしてニセ旦那

交通事故にあったグムジュは、グムジュ病院に搬送された。包帯でグルグル巻きにされてベッドに横たわり、面会謝絶、だが、それはニセ患者だった。

グムジュは、用意万端した整えた上で、リュ・シオをわざと挑発して、激怒させた。人間は感情的になるとミスをすると知っていたから。

チャン秘書は、取引先や関係者に、グムジュが入院中だとニセメールで知らせた。


リュ・シオから、グムジュが死んだことを確認中と聞き、ナムスンは母を心配した。母からの無事とのメールを受け取りほっとした。

ナムスンが倉庫に行くと、大量の荷物が床に落ちていた。前夜、シオが怒りで鉄棚を折ったのだ。ナムスンは荷物の中にCTA4885の箱を見つけた。


ヒシクは、ヘリテージクラブに設置した盗聴器から、”解毒剤”についての会話を聞き、同時に、ナムスンとシオの様子を盗聴しPCの画面で見ていた。見ていた。

ナムスンは、シオにまた呼ばれた。ドアを開けると、彼は青紫の液体を飲んでいた。

彼は、ナムスンを食事に誘い、2人でモンゴル料理を食べに行った。

ナムスンは彼の生まれた場所を聞いたが、彼は「捨て子なので知らない、韓国のどこか。5歳の時にロシアへ」と話し、ナムスンに「生まれつき力が強いのがうらやましい、いい両親もいて」と言った。

シオに電話がかかり、ロシア語で「明日発送、CTA4885」と話していた。

食事が終わり、シオはナムスンを家まで送ると言った。彼女はヒシクの住所を言い「友達の家に住んでいる」と言った。

車の中でナムスンが「私は本物の光を見抜ける」と言ったので、シオが「僕は本物の光?偽物の光?」と聞いた。ナムスンは「本物か偽物か本人は分かってないけど、努力すれば本物になる光」と答えた。その言葉が彼の胸に迫った。

子供の頃「裏切り者は殺される、殺せ。パベルの掟だ」とピストルを握らされ、初めて人を撃ったことを思い出していた。

ナムスンがヒシクに、「リュ・シオは確実に麻薬を使ってる。でも無事で水も飲まない」と話すと、ヒシクは、「ヘリテージクラブで解毒剤の話をしてた。それを商売にしている」と言った。

「明日、CTA 4885が出荷される」「奪おう」と二人は話した。


チョン秘書がファジャを、グムジュが経営しているゴルフ練習場に連れて来て、落ち着くまでいるようにとのグムジュからの伝言を伝えた。グムジュは彼女のために弁護士も用意した。

リュ・シオが、グムジャの本物の娘を捜していると知り、彼女はナムスンに「一緒に住んでたら危険、ヒシクとこのまま同棲するように」と話した。


ナミンはベッドで弱っていた。父ボンゴがナミンの痩せ薬をネットで検察したがそんな薬はなく、”クイック・ダイエット”という会社もなかった。

父はヒシクを訪ね、痩せ薬を渡し「ナミンが食事もせずに水ばかり飲んでる。この成分を調べてほしい」とお願いした。


CTA4885の出荷日、出荷時間は12:30。ナムスンその時間に合わせて、倉庫に行った。

彼女は、CTA 4885の段ボール箱が積まれたトラックの荷台に隠れた。トラックが出発した。ナムスンは箱を1つ開けて大きなダウンジャケットを1着取った。

トラックの前に女装したヒシクが現れ、急停車。「お兄さん、助けて」と運転手に頼み「車が壊れた」と自分のジープに誘導した。

その間に、同僚がトラックの荷台を開け、ナムスンがダウンジャケットを持って出た。2人が隠れたのを確認したヒシクが、運転手を解放した。

警察でヒシクたちはダウンジャケットをカッターで破り、羽毛を出した。それを水につけると麻薬が検出された。

ヒシクは、痩せ薬の成分は”麻薬’だったと電話を受けた。彼はすぐにグムジュに電話した。グムジュは大変なショックを受けた。

事務所に戻ったナムスンは、急いでシオの部屋に行った。シオが彼女に近寄り「僕と付き合う?」と言った。

感 想

麻薬班とナムスンは、だいぶ麻薬に近づいて来ました。

しかし、その間に、ナミンが麻薬の犠牲になり、弱っています。それをグムジュが知りました。

リュ・シオのロシアでの過酷な少年時代が時々、回想シーンで再現されますが、孤児でつらい人生をおくってきたようです。彼にとって、ナムスンが初めて心を許せる人なのかなと思うと、彼が可哀想にも感じます。

第11話 一触即発

シオは「僕とつきあう?君に会いたかった、人を好きになった感情かなと思って。でも急がない」と穏やかな顔で言った。

ナムスンは、グムジャからの電話で、ナミンのことを聞いた。


ヒシクはハ・チーム長から、うちに来いとメールを受け取りすぐに行ったが、チーム長は自宅で亡くなっていた。

”本棚2番目の茶色の日記帳”とのメッセージ、ヒシクが取り出すとびっしりと何かが記録されていた。


グムジュは、ナミンをすぐにグムジュ病院に入院させた。ボンゴは初めて、痩せ薬が麻薬だと知った。

ナムスンがヒシクに電話すると「24時間、絶対に水を飲ませたらダメだ」と言われた。

彼女は両親に「解毒剤がある」と話したが、手がかりは、ナミンが送金した口座だけ。

ナムスンは父と警察に行き、口座の名義人と電話番号を手に入れたが、それは売人ではなく、ホームレスの名義だった。

ナムスンは元ホームレスのヒョンスのコネを頼り、名義人にたどり着いた。

名義を貸したホームレスは、「1年程前、赤いハイヒールを履いた女から、俺名義の口座を4つ作れば金をくれると言われた」と言った。

ナムスンと父は、その女の電話番号を入手できたが、いくら電話しても出なかった。


グムジュTVの試験放送で、チョン秘書とグムジュ日報のキム記者が、”成分が検出されない麻薬が世界を破棄しようとしている。合成麻薬の名称はCTA4885”と伝えた。


リュ・シオのもう一つの携帯に、”ボム”から「4885 1つ足りない。24時間以内に必ず見つけろ」と電話があった。シオは今でも自分を10歳の従順なアントンだと思っているボス?に怒りが込み上げた。シオは、少年時代、ビンビンと一緒に逃亡を試みた時のことを思い出した。

彼は出荷日の運転手に当日のことを聞いた。運転手は「倉庫を出て40分後に、女性に車を直して欲しいと言われ一度停止した」と言った。シオが車内カメラを映像を見ると、女装したヒシクが写っていた。


ヒシクは、チーム長の手帳にあった”シン・ガンス”を麻薬類管理法違反でヘリテージクラブで逮捕した。

マダムは、リュ・シオに「タチウオ(シン・ガンス)が捕まった」と言い、グムジュTVの麻薬放送を見せた。シオは、タチウオを殺すと言った。

ヒシクはタチウオを取り調べた。チーム長が自らがおとりとなり、タチウオの行動が茶色の日記帳に詳細に記録してあった。


麻薬売人の女は顧客の電話にしか出ないので、グムジュが、ナミンの携帯からかけたが、出ない。

その直前、売人の女に、ヘリテージクラブのマダムから「タチウオが捕まった、身を隠せ」と指示があったのだ。

ナミンは危機的状況だった。

グムジャは、売人に”解毒剤をください。引き換えに現金で10億を渡す、麻薬を渡したカフェで”とメールした。

カフェに現れた売人にグムジュは現金を渡し、彼女から「水で薄めて飲みな」と”解毒剤”を受け取った。

グムジュはすぐに病院で、解毒剤を水で薄めた青紫の水をナミンに飲ませた。ナムスンが病院に戻って来た。彼女はリュ・シオが同じ水を飲んでいたのを思い出した。

ナミンはすぐに回復した。家族は抱き合って泣いて喜んだ。


ブラッド・ソンは、ある女性と中華レストランの個室で会い「知っているか?」とグムジュの写真を見せた。「よく知ってる、貸金業者の頂点捕食者」と女は言った。ブラッドは女に頼みがあると言った。


ヒシクはアン警視庁長官に会いに来て、シン・ガンスの逮捕状を請求、その裏にいるドゥーゴーのリュ・シオと、会社の捜索令状も請求した。

しかし、彼に「シン・ガンスが死亡した」との連絡が入った。


グムジュは、協力者のオートバイの男に会い「リュ・シオの本当の目的は”解毒剤”」と言った。男は「パベルのノッシュが韓国に」と彼女に言った。

感 想

家族全員が協力して、売人の女を突き止め、解毒剤を入手し、ナミンを助けることができました。ナムスンの元ホームレス友達のネットワーク、そしてグムジュの経済力は、力があります!

ノッシュ”は、ブレッド・ソン?もしくは、彼に会いに中華レストランに現れたの女?なのでしょうか?

第12話 龍虎相搏つ

リュ・シオは倉庫に来た。ボムの使いのロシア人が「解毒剤のサンプルを出せ」と言ったが、シオは「解毒剤の権利は俺にある。パベルは関与するな」と拒び、その男を鉄パイプで殺した。

ナムスンは、シオの机の上に、ナミンが飲んだ同じ液体(解毒剤)があるのを見た。シオが戻ってきてそれを飲んだ。彼はシン・ガンスを始末したと連絡を受け、ナムスンを食事に誘った。

シオはナムスンに「僕と友達になる?」と言い、ナムスンは承諾した。「友達って何?」と聞かれ「私の秘密を知っても守ってくれる人」と彼女は答えた。

シオは「10歳までそんな友達がいた。同じ境遇だった僕らは違う選択をした。友達や恋愛は苦手だったが、君を見てると興味がわく」と話した。

マダムからの電話で、グムジュが生きてると知ったシオは憤り、「ファン・グムジュの娘を捜す、母娘で動いる可能性が高い。一人残さず殺す」とナムスンに言った。

シオは、ボムという女からまた電話をうけ「アントン」と呼ばれて、激怒した。

ナムスンが「アントンって?」と聞くと、「僕のロシア名です。何があっても僕の側に」と言った。


ヒシクは、シン・ガンスが死亡した拘置所にきた。弁護士と接見後、瓶の液体を飲んで死んでいた。ヒシクは遺体の解剖を指示した。弁護士の登録証は偽物だった。

グムジュから、売人の女の情報を聞いたヒシクは、彼女の車を尾行し、麻薬取締法違反で逮捕した。

彼は女を取り調べた。「解毒剤に大金を払える金持ちがターゲット。事業を管理してるのはドゥーゴー。全国に私のような仲介人が大勢いる。解毒剤にアメフラシの血をつかっている」と情報を得た。

彼女の手錠を外し、釈放する条件を言った。「マダム・キムに、売上を全額渡して、二度としないと約束を。そうすれは彼女は信じる。全国の売人リストを持ってくること」と。


ナムスンがヒシクに「リュ・シオがうちの家族を狙っている」と話すと、彼は「俺の家に住もう、君が家に帰ったら家族に危険が及ぶ」と言った。「好きな人と初夜を過ごし健康な女子を産む、それが我が家の伝統よ」と話すナムスン。

グムジュは、チョン秘書を安全のためにグムジュ・ホテルに移動させた。また、ボンゴとナミンの家にも警護をつけ、しばらく写真館を休業するように指示した。


ムン検事は、ヒシクが預けたチーム長のノートのコピーを読んだ。そこにドゥーゴーが麻薬に関わり、リュ・シオがロシアのマフィアとの記述があった。

検事がシオを呼び確認すると、彼は全て肯定した。シオは、ムンの経歴と家族構成、住まいを暗唱し、「俺は麻薬を使ってる、一緒に使っただろ、お前は薬物依存症だ。俺が証言する」と脅した。そして「刑事がダウンを提出するだろうが、違法に収集した物なので証拠にはならない。証拠は何もない」と言った。


「バベルは、マフィアで唯一、法律、政治、金融を体系的に学ばせる」オートバイの男がグムジュに言った時、彼女は彼に「以前何を?」と聞いたが、彼は「そのうち分かります」と濁した。


ナムスンは、リュ・シオに「全てを知りたい。なぜ研修所をもってるの?私は仕事を頑張りたい」と言うと、彼は彼女を研究所に連れて行くと約束した。


グムジュは、ブレッド・ソンを自分の会社に呼び出し、リュ・シオとの関係を聞いたが、彼は「私と付き合ったら教えてあげる」と条件を出した。

その後、ヒシクが麻薬が詰められたダウンを着て、グムジュに会いに来た。

グムジュは、チョン秘書に電話して、すぐにグムジュTVの放送の準備を依頼した。チョン秘書が放送局に行くためにタクシーに乗ったが、それはリュ・シオが手配したタクシーで彼女は麻薬で眠らされた。

TVの放送が始まる時間になったが、グムジュはチョン秘書と連絡が取れない。

シオはナムスンを家に送り、「ツェツェグさえいればいい。今ならパベルにも勝てる」と思った。

家に戻ったナムスンは、ソファで寝てるヒシクを抱き上げてベッドに運んだ。目が覚めたヒシクが、彼女の手をつかみ「今から力を使うな」と言って彼女にキスした。

感 想

リュ・シオはナムスンにだけは丁寧語で話しますね。愛を知らずに育った彼が、ナムスンを信じて、彼女には心を開いているのが、、、切ないです。

”10歳までそんな友達がいた”という友達は、ビンビンで、違う選択をした彼は、今、グムジュにパベルなどの情報をくれている”オートバイの男性(ジェントルマン)” だろうと推察してます。

第13話 その血を死守せよ

タクシーで拉致されたチョン秘書は、電話の音で目覚た。リュ・シオからで「麻薬を吸引した、早く検査した方がいい。今後は俺に従うべき」と言った。”薬物検査キット”が花束のカードの中に入っていた。


グムジュTVはキム記者だけで放送された。

「新種の合成麻薬CTA 4885はドゥーゴーが出どころ。リュ・シオ代表は各界の要人の人脈を利用し、麻薬事業を拡大して来た」と伝え、麻薬がダウンの中綿に偽装されていることを、水を注いで証明した。

リュ・シオは部下に「フェイク・ニュースとして法的処置をとるように、前に死んだ物流職員の遺族に会ってくるように」命じた。

ヒシクは長官から、グムジュTVにダウンを渡したことを叱責されたが、彼は反対に、リュと手を組んだ長官を糾弾した。

リュ・シオは、彼からヘリテージクラブで賄賂を受け取った放送界・法曹界の人間をクラブに集め、事態の収拾を命じた。検事にhs「ファン・グムジュをたたけ」、TV局長には「グムジュが最近再会した娘カン・ナムスンの情報を集めろ」と命令した。


ナムスンは、リュ・シオのデスクの引き出しから、サブ携帯(パベルとの連絡用)を盗み、中身をUSBにコピーした。それを、バイク便でヒシクに送った。

ヒシクはUSBを受け取り通話記録を分析した。1つだけ韓国の番号があった。名義人の身元は、2021年8月にロシアから来た女性、写真も送られて来た。ヒシクは、グムジュに「ナムスンがリュの直属ボスに研究所で会う。やはりアメフラシで、フィリピンから輸入し、釜山港から運ぶようだ」と言った。


リュ・シオはナムスンを研究所に連れて来た。2人の前に現れたのは、写真の女性(ボムでしょう)で、リュの監視役だった。ナムスンはすぐにその場を離れ、研究所に潜入して、スマートウォッチで写真を撮った。

シオはボムに「解毒剤は俺が開発した、所有権は俺にある」と言うと「死ぬわよ」と彼女は笑った。

ナムスンがマンションに戻った時、ヒシクから電話で「アメフラシの次の入荷日が知りたい」と。彼女は事務所に戻り、先輩から「アメフラシが釜山に到着するのは毎月25日」と情報を得た。


リュの部下が、屈強な男数人に、祖母、息子、元夫の写真を見せ「1人ずつ半殺しに。手始めにと」と祖母ジュンガンの写真を指した。

ジュンガンが車で帰ろうとすると、男たちが彼女の車に乗っていた。彼女は指示された通り、倉庫の前に車を停め中に入ったが、あっという間に男たちを倒し、悠々と出て来た。(”手始めにの祖母”が間違いでした😆)


リュは、チョン秘書に電話し「あの麻薬は毛髪検査で一発、車内に毛髪がたくさん落ちてた。上海に留学中の妹にも、じき麻薬が届く、中国では麻薬の運搬も死刑になりえる。妹を助けたければ、明日、ウソのニュースだったと言え」と脅した。


売人の女は、ヒシクの指示どおり、現金10億を持って、ヘリテージクラブのマダムに会いにきた。


上層部に呼ばれていたヒシクの先輩刑事2人が戻ってきたが、「懲戒免職だ、麻薬捜査隊は解散、職務停止、捜査権剥奪」と憤った。

ヒシクは「警察をやめる」といい、グムジュからナムスンを救ったお礼にもらった小切手をだした。刑事たちはにわかに活気づき “独自で捜査をする”と祝杯した。その時ヒシクにメールが、彼は同僚たちに「新しいアジトへ」と言った。


リュは「物流職員の遺族の弟は、カン・ナムスンから援助を受けている」と報告を受け、すぐに弟を連れてくるように命じた。

弟が連れてこられた。「カン・ナムスンから援助を?」と聞くと、彼は「はい」と言い、連絡先を聞かれ、携帯に登録してる番号を見せた。その時リュは、TV局から、ナムスンがビル火災で子供を助けた写真を受け取った。弟がそれを見て「カム・ナムスンです」と言った。

感 想

ついに、リュ・シオは、ツェツェグが “キム・ナムスン”だと知りましたが、ナムスンは、その前に研究所に行き、そこの写真を撮り、ヒシクに送っていました。

ナムスンって、力が強いだけじゃなく、賢いし、人の懐に入って、ほしい情報をうまく取ることができる天才ですね。

リュ・シオの心情はいかばかりか?ビンビン以来、初めて心を開いたツェツェグがスパイで、裏切られてたと知った彼ですが、ナムスンを本当に憎めるのでしょうか?

第14話 嵐の前の静けさ

グムジュは、チョン秘書の様子がおかしいことに気づき、彼女から事情を聞いた。秘書は、リュ・シオに中国にいる妹をにと人質にされ脅されたと話した。グムジュはすぐに”ジェントルマン”に電話して、彼女の妹の身柄の安全を依頼した。

TVの収録は問題なく行われた。収録では ”リュ・シオが麻薬の隠蔽の為、ファン代表の殺害を指示、国内の売人、シン・ガンスが逮捕されると偽弁護士を送り殺害したこと”も伝えられた。


リュは、チョン秘書もカム・ナムスンも殺すべきだったと後悔し、パベルが裏切り者を容赦なく殺す理由を理解した。

リュは、記者たちを倉庫に入れてた。ダウンから羽綿を出し水につけ、「麻薬は出ない、グムジュTVの報道は事実ではない。僕が殺人に関わったというのは作り話」と言った。


グムジュは、ナムスン、ナヨン、ボンゴ、弟を家に集めて、明日、全員で釜山に行くと話した。脆弱な男3人を残すのが心配なので、彼らも一緒に。

グムジュは、ナムギルから「検察が家宅捜索に入った」と連絡を受けた。彼女は「全て押収を、グループ会社も全面的に協力する、作業を手伝って食事を出すように」と彼に指示した。

グムジュの会社を調べた検察官が、ムン検事に「何も出ない。大統領からも表彰されるクリーンな金持ち」と報告した。


ヒシクたち麻薬捜査隊の4人の刑事は、グムジュの家の来た。地下の金庫室に、捜査のアジトが準備されていた。

ヒシクにナムスンから電話、「釜山に行く。研究所の映像を流して、事件を解決したい。家族がみんな死にかけた。麻薬隊のチーム長は亡くなった」と。

売人の女が、ヘリテージ・クラブのマダムが持っているVIPリストをヒシクに送って来た。


TV局で”麻薬”関連のニュースが放映され、ムン次席検事が出演していた。ヒシクたち3人の刑事が放送局に入り、1人はアジトに残り遠隔操作をしていた。検事が「検出されない麻薬はない」と断言した時、「痩せ薬が麻薬だったが検出されなかった」という被害者の母親の映像、そして解毒剤売人の女の音声と、ナムスンが撮った”解毒剤研究所”がTVに映し出された。


ナムスンたちは釜山のホテルに到着した。

「ツェツェグ」と懐かしい声が、モンゴルのお母さんが来ていた。2人は涙の対面を果たした。お父さんは、心臓が悪くて来ることができなかった。

ナムスンはモンゴルの母を韓国の家族に紹介した。両親はモンゴルの母に心から感謝した。


ヒシクたちは放送局ジャックした為、警察に捕まり留置場に入れられた。


グムジャは、偶然ブレッド・ソンを見かけた。彼女が「なぜ釜山に?あなたは何者?」と聞くと、「実は孤児で釜山生まれ、14歳で魚船に乗ってロシアへ行き、チョコパイを売って稼いだ」と言った。例の写真について聞くと「黒歴史、チョコパイを密輸しロシア政府にバレた。押収されなかったチョコパイを売り歩いてた時代の写真。リュ・シオは知らない。ロシアに知人が多い、何を手伝えば?」と聞いた。

2人が話してる様子をみた元夫ボンゴは、ブレッドをグムジュの恋人だと誤解し、嫉妬で胸が痛くなった。


ファジャは昔の仲間たちと食事をした。すっかり明るい表情になり「今後は、私があなたたちを助けるわ」と言ってグムジュに電話したが、出なかった。一人で帰る道で、後ろから来た人物に刺されて倒れた。リュ・シオがきて「ウソをついたな」と言った。その時ファジャの携帯に電話が、シオが取ると、グムジャの声が聞こえた。


ヒシクたちは釈放され、「リュ・シオは出国禁止になり逮捕される。関係者は総辞職」と聞いた。イ新長官から「麻薬捜査隊全員の復帰を命じる」と連絡があった。


リュに、マダムから「捕まるのも時間の問題。新任のイ長官が、ワイルドカードを使った」と切迫した電話があった。リュはイ長官の居場所を聞いた。

彼は、古びた文具店で”5mm”のボールペンを買ったが、その中に麻薬が入っていた。吸い込むと、彼の中に力がみなぎった。

リュは、イ長官を乗せた車の前に立ち、急停車させた。出て来た長官をすごい力で道路に叩きつけ、上から足で踏んで殺害した。

ヒシクに長官が亡くなったとの連絡が、、。


夜、ナムスンにファジャからメールが届いた、、が、”私は、死んだ。リュ・シオが殺した、私があなたの正体を隠したから、、次はお前だ”と。ナムスンは、リュ・シオが自分の正体を知ったことを知った。

感 想

ナムスンがモンゴルのお母さんと再会した場面に、うるうるしました。

ナムスンの活躍で、研究者がTVで放映されてしまい、リュ・シオは逃げ場がなくなった。今の彼は、ナムスンたちを殺すこと意外に考えられないのでは?

ブレッド・ソンが何者なのか、彼がどれほど重要人物なのか、全くわかりません。

いよいよ来週で、決戦ですね。モンゴルの母や父に危険が及ばないことを願います。

第15話 力のつよい女 キム・ナムスン

リュ・シオは、イ長官を拉致して消えた。

グムジュとナムスン一家は、ファジャの葬儀を行った。グムジュは、ファジャの友達をみんな葬儀に呼んだ。

麻薬捜査隊は、リュのサブ電話を盗聴するために、CTA 4885のVIPリストから、ロシアの電話番号を取り出し、その番号でリュの携帯にメッセージを送った。

ナムスンが麻捜隊に来て「リュが私の正体に気づいた、私がシオと対決する」と宣言した。

ナムスンがリュに電話し、「あなたを捕まえるために入社した。他の人を相手にせず私と対決を」と言った。

麻薬捜査隊からのメールをリュが読み、彼の携帯の盗聴が可能になった。

リュにパベルのノッシュから電話があり、「ツァーリ・ボンバ」と言った。”ツァーリ・ボンバ”とは、核爆弾のことだが、この場合は、パベルからリュへの”自殺命令”、しかしリュは拒否した。

リュは、部下から、”召喚命令が来た”と連絡を受けた。

彼は部下に「今すぐ、ドクター・チェを連れ出し隠せ。カン・ナムスン一家の位置情報を」と電話で命令。部下から ”位置確認ができたことと、モンゴルの母が来ている”という情報が知らされた。

リュはノッシュに電話し「指名手配された、俺が掴まれば麻薬も解毒剤も終わりだ。俺を守れ、俺を出国させろ。チェ・ドクターはドガン文具店に」と言った。

ナムスンたちは、ドクター・チェを確保するため、ドガン文房具へ急いだ。

パベルの部下たちが文具店に駆けつけた時には、ドクターの姿はなかった。リュはパベルから、ドクターがいなかったと連絡を受け、電話が盗聴されていることに気づいた。ドクター・チェはナムスンが連れ去ったと悟った。

ナムスンが、ドクター・チェを麻捜隊本部に連れて来た。

彼女はリュに「ドゥーゴーに来て」とメールした。

心配するヒシクに「韓国に来たこともあなたに出会ったことも運命。特別な力を授けられたのには理由があるはず。決して死なない」と約束した。


ナムスンのモンゴルの母が一人で歩いているところに、人が近づき、紙袋を渡した。

ナムスンは、リュの部屋で、解毒剤の化学式を探したが見つからない。

そこにリュから電話、「君の義母は何でも受け取るんだな。住所を送るから来い、警察を呼べば義母は死ぬ」と。


グムジュは、ジェントルマンから「ドゥーゴーの資金洗浄の証拠を掴んだ。ヨム・スサンがドゥーゴーの資金洗浄を行い、ブレッド・ソンと頻繁に密会している」と報告を受けた。グムジャはヨムに会い、ブレッドレ・ソンの居場所を聞いた。


ナムスンは、リュから指定された場所に行った。そこは廃工場だった。

「最後のテスト」と言って、彼は麻薬が入った缶をナスムンに投げた。

「強いのは俺の麻薬か、義母を思うお前の気持ちか。お前の母親は爆弾を持っている。麻薬摂取後、1時間水を飲まなけれは爆発しない。水の容器の下にセンサーがついてる。乾きに耐えかねて、水に触れるとセンサーが反応して爆発する、育ても母も周りの人も死ぬ」と微笑んだ。

ナムスンは麻薬を飲んだ、すぐに苦しくなった。

「どちらにせよ、1時間以内に死ぬ。喉の渇きで心臓が破裂するかもな」と彼は冷たく言い、外に出て、扉に爆弾仕掛けた。

グムジュが、ブレッド・ソンに会い「あなたの正体は何?31回目の質問よ」と聞いている時、ナムスンが廃工場で苦しんでいる動画が送られてきた。

グムジュはすぐにオートバイを飛ばしてナムスンの居場所に向かったが、喉が乾き胸が苦しくなり倒れた。リュから「お前の娘は死ぬ、水が飲めなくて」と電話があった。グムジュはって、公園の水道管にたどり着き、ホースから水を飲んだ。

ジュニとお寺に参拝していた母ジュンガンが、急に胸が苦しくなった。グムジュから「ナムスンが大変なことに。麻薬を飲まされて水を飲まないと死ぬ」と聞き、「私がやる、大丈夫」と言い、大仏を持ち上げた。

その力がグムジュとナムスンに電動し、ナムスンは目覚めた。工場の扉を開け、扉に装置されていた爆弾をドアごと投げ、爆弾は宇宙で爆発した。

第16話 愛と正義の名に懸けて 

リュは、ナムスンが息を吹き返し、工場の扉を壊し投げ宇宙で爆破させたのを見た。彼は麻薬を吸い込み、怪力をつけ、ナムスンの首を絞めてたが、ナムスンにはまだ力が残っていた。彼女が投げ返した棒で、リュは傷を負った。。

ヒシクがナムスンを助けに来た隙に、リュは逃げた。

ナムスンの義母が爆弾を持って搭乗したモンゴル行きの便は、離陸せず、乗客たちは飛行機を降り、全員無事、爆弾は爆発しないように処置された。

ヒシクはナムスンを病院に搬送したが、解毒剤がないと命が危ない。

彼は、解毒剤をドゥーゴーの倉庫で見つけた。青紫色の液体を水に混ぜて飲ませるとナムスンは息を吹き返した。


リュは、パベルが最初に彼を連れてきたジムにいた。そこに、少年時代の唯一の友達だったビンビンが来た。しかし彼は「ハンガリーにもパベルがいた、そこで訓練を受けていた。お前を殺さないと俺は殺される」とリュにピストルを向けた。

「俺は3回も捨てられた。1回目は両親に、2回目は信じた女に、3回目は俺が唯一恋しかった友に。捨てられるのは2回で終わりにしたい」と言った。ビンビンはピストルをリュに渡した。

ナムスンやヒシクたちが、アジトに到着し「投降しろ」とリュに拳銃を向けた。

しかしリュはピストルを自分の頭に当て、引き金を引き、自殺した。


イ長官は救出された。

次の麻捜隊の任務は、パベルより早く解毒剤を見つけること。ナムスンは、ドクター・チェが隠れていた文具店だと目星をつけ、ヒシクたちとそこに向かった。彼女の予想通り、解毒剤が隠されていた。

グムジュも”解毒剤”がこの事件の鍵だと悟っていた。彼女は警察の協力でドクター・チェを誘導し、解毒剤の化学式が入ったSUBを手に入れた。

グムジュは、ブレッド・ソンの秘書から、ブレッドが蒸発したと聞き、またヨム・スサンに会いに来た。ブレッドはイタリアに密航したと、ヨムは言った。


ナムスン、母グムジュ、祖母ジュンガンの3人が、久々に平和に食事をして、それぞれ”目標ができた”と言った。

ジュンガンは、多数の高齢者が詐欺被害に遭っていることを知った。ジュンガンは「ただじゃおかない」と決意した。

グムジュは、”パベルをぶっ潰す!膨大な時間とお金かかっても構わない”と取締役会で決意を述べた。

麻薬捜査隊の4名の刑事は、麻薬根絶に貢献したことで表彰を受けた。そして、ナムスンは麻薬根絶のために警察に協力したことを讃えられ、”特別採用警察官”に任命された。


文具店の店主が、リュ・シオの実父だとDNA鑑定の結果分かった。リュが、父に文房具店を与えたが、店主はそれが養子に出した息子だったとは知らなかった。

ナムスンは「リュ・シオが自分を捨てた実父を捜したのは、寂しかったからでは?自分をわかってくれる人が1人でもいたら人は生きられる」とヒシクに話した。「彼がパベルに捕まらず、一般家庭で育ったら、賢い人になってただろう」とヒシクは言った。

そして「俺はすごくいい父親になる自信がある。もし力の強い娘が生まれたら、力を善行に使うように教えられる自信もある」とナムスンにプロポーズした。ナムスンは喜びのあまり、ヒシクを持ち上げて走った。

両家の顔合わせが行われ、無事、婚約が整った。


グムジュは、ジェントルマンから、ノッシュが韓国に来た理由について情報を得た。「彼はパベルで最も残忍な殺し屋だった。体が弱いサバキは、マフィアの伝統を守るために、極悪非道な彼を後継者に選び、金融と経済を学ばせるために韓国に送り、資金洗浄から始めた。リュの死後、パベルのアジア支部に亀裂が、近々、ノッシュの正体がわかる」と。


ナムスンは、警察官として仕事を始めた。

ジュンガンは、高齢者を騙すセミナー会場で、暴れ、詐欺師たちをぶっ飛ばした。

グムジュは、ジェントルマンから、ノッシュの写真を受け取った、それはブレッド・ソンだった。彼女は「私が殺す」と決心した。


グムジュは、従妹のユニに会いに来た。彼女の息子は、Y染色体の異常で、男だが力が強い。その”力の強い男チャン・チュンドン”を借りるために。

ーー完ーー

最後まで見た感想

16話まで完結しました。

リュ・シオは結構あっさり死にました。彼も可哀想な人でした。ヒシクが言ったように、パベルに連れてこられなければ、彼の頭脳を良いことに使うことが出来たでしょう。

力の強い女系、ジュンガン、グムジュ、ナムスンが、それぞれの目標のために、その力を善行に使うと決意を新たにしたのも良かったです。ナムスンが警察官になったのは、ピッタリです!

ところで、ブラッド・ソンがノッシュだったのは、ちょっと驚きでした。極悪非道な後継者には見えなかったけれど、、その正体が最終回でわかりました。

このドラマは続きがあるようです。グムジュとノッシュの戦いはこれからですから。

力の強い男チャン・チュンドン“というタイトルで、近いうちに続きが見られるのではないかと期待しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Drama
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