Netflix 『フォーハンズ ~2人のソナタ~』キャスト、1話~12話(最終回)までのあらすじと感想 *ネタバレあり

出典:Netflix

2026年8月29日から配信が始まったNetflix 韓国ドラマ『フォーハンズ ~2人のソナタ~』。

ソン・ガンさんとイ・ジュニョンさんの主演の二人のピアニストの物語。

生まれた環境も生い立ちも全く違う2人、カン・ビオとチェ・ジョンヨ。富める者と貧しい者、しかし音楽の神様は富める者ではなく貧しい者の方に宿っているような、、。葛藤、友情、意地、裏切り、、韓国ドラマのエッセンス満載のワクワクする展開です。

二人のピアニストを中心に、どんな人間模様が描かれるか?あらすじを紹介しながら、感想を書いていきたいと思います。

*ネタバレあり

『フォーハンズ ~2人のソナタ~』登場人物()はキャスト

〔主要人物〕

カン・ビオ(ソン・ガン):韓国芸術高校、ピアノ専攻、完璧主義者、トップを走り続けるが、、。

チェ・ジョンヨ(イ・ジョニョン):韓国芸術高校の理事長の目に留まり、奨学生として迎えられる。ピアノ専攻

ホン・ジェイン(チャン・ギュリ):韓国芸術高校、ビオラ専攻、ビオの友だち

〔カン・ビオの周辺の人々〕

カン・ジヘ(ユン・セア):ビオの母。カン・スンウンの娘

カン・スンウン(チョン・ジニョン):ビオの祖父、カン・ジヘの父。有名な指揮者

ユン・ソンジュ(ソ・ジェヒ):カン・スンウンの後妻、韓国芸術高校理事長

ト・ヒョンス(キム・ジュホン):ピアニスト、ビオとジョンヨにピアノを教える。カン・ジヘの先輩で元恋人

ハン・ヒョンジョン(キム・ヘファ):ジョインの母、カン・ジヘの友人、事務所「エデン」代表

〔チェ・ジョンヨの周辺の人々〕

チェ・ギテク:ジョンヨの父、アル中、悪徳金融業者に追われている

キム室長:チェ・ギテクの債権者、悪徳金融業者

チョ・ヒョンチョル:キム室長の子分、ジョンヨをかばってくれる

第1話 あらすじ

 〔2017年 プラハ ハーモニー国際コンクール〕

2人のファイナリストの1人、カン・ビオがステージに上がりピアノの前に座った。しかし、彼は右手の小指にケガをしていた。

演奏が始まった、ベートーベン、ピアノの鍵盤は血に染まっていく、、、。観客席にいた祖父カン・スンウンは身を乗り出してビオの演奏を聴いていた。

一方、チェ・ジョンヨが乗った車は山の中に入って行った。コンサート会場に向かっていない。気づいたジョンヨは無理やり車から降りて逃げたが、、、同乗の男にピストルで撃たれて水面に沈んだ、、、。


〔6ヶ月前〕

韓国芸術高校ピアノ科のカン・ビオは、コンクールでまた優勝し学校から表彰された。いつも1位、しかし彼はその表彰状をゴミ箱に捨てた。

ビオラ専攻のホン・ジェイン(ビオの友だち)が、ビオにビオラ練習の伴奏を頼んだが、彼は冷たく断った。彼女はいい演奏を聞き分けられる、”いい耳”を持っている。

チェ・ジョンヨは、ソンヨン高校に通っていた。彼には学校生活のすべての音が音楽に聞こえた。音楽のクラスの教師からコンサートのパンフレットを渡され、行けば実技の単位をあげると言われた。

彼は先輩チョ・ヒョンチョルと一緒に行動した。先輩はハッピー金融(悪徳金融業者)で働いていた。ジョンヨの父はここで多額の借金をしていた。

ジョンヨの家は、楽器商店街の行き止まりの小さな部屋。散らかった部屋で父は今日も酒を飲んでいる。借金返済、公共料金支払いの督促状ばかり。ジョンヨがピアノコンクールで優勝したカップは無造作に積み重ねてあった。


ビオは、ホン・ジェインの母ハン・ヒョンジョンが代表の事務所エデンに登録している。ビオの母とヒョンジュンは友だちだ。彼らは、カン・スンウン(ビオの祖父)が指揮をするオーケストラのコンサートを鑑賞し感激した。ピアニストはト・ヒョンスだった。

ビオと母が家に帰ると、コンサートを終えたヒョンスが来ていた。カン・スンウンはご機嫌だった。

ヒョンスがビオに「噂は聞いている」と褒めたが、祖父のカン・スンウンは、「才能のない子に希望を持たせるな」と冷徹な言葉を吐いた。

スンウンは娘のジヘが、父親のわからないビオを産んだことに怒っていた。

ビオは祖父に気に入られたい一心で、幼い頃からピアノを頑張ってきたが、いつも無視されるか心無い言葉を浴びせられ傷ついていた。

ビオは祖父に、「僕が憎いから才能を認めてくれないのでは?」と恐る恐る聞き、祖父の前でピアノ演奏を始めた。しかし祖父は苦い顔をしてピアノの蓋を閉めた。

ビオは土下座し、「ノボレス・コンクールに出たら来てくれますか?」と頼んだ。祖父は承諾した。

ビオは、ノボレスに出場するために、ト・ヒョンスに習いたいと母を通じて頼んだ。しかしヒョンスは、ビオの演奏を聴き、レッスンを断った。


ジョンヨは単位取得のためにコンサートに行った。ビオに見覚えがあった。プログラムの”カン・ビオ”という名前を見て、小さい頃に同じコンクールに出てハンカチを借りた子だと思い出した。

ビオはコンサートで優勝したが、カデンツァ(即興演奏)で失敗したことで落ち込んでいた。ジェインがコンサートを見にきていた。

2人が控室に戻ると誰かがピアノを弾いていた。ビオは演奏に動揺した、ジョンヨだった。彼はビオに「僕を覚えていない?」と聞いたが、ビオは知らないと言った。ジョンヨから「カデンツァが平板だったが、わざとか?」と聞かれ、ビオはドキッとした。

ジョンヨの演奏に感動した”耳のいい”ジェインは、ビオラの伴奏をしてほしくて連絡先を聞いたが無視された。


翌日、ジェインはソンヨン高校の前でジョンヨを待ち合わせた。ジョンヨは、伴奏料100万ウォンに釣られジェインの伴奏を引き受けた。

韓国芸術高校の練習室でジョンヨは伴奏をした。

理事長のユン・ソンジェとピアニストのヒョンスが廊下を歩いていてジョンヨの演奏に耳を止めた。

2人は練習室のドアをノックして中に入った。びっくりしたジョンヨはとっさに逃げたが、ヒョンスが追いかけて捕まえた。

ヒョンスと理事は改めてジョンヨの演奏を聴き、彼の才能に驚いた。

どこにもピアノを習っていないと聞き、もっと驚いた。ユン理事は、「寮も含め全て支援する。英才奨学制度で、無料でピアノに集中できる」とオファーしたが、ジョンヨは音楽では食べていけないと断った。理事は諦めきれず、彼に名刺を渡した。

ヒョンスは理事が、彼に即転校を勧めたのには驚いた。理事は「7年ほど前にコンクールで出会った子で、逸材を逃したと悔やんでいた」と理由を話した。


ジョンヨ家に戻ると父はいなかった。債権者が来て父の居場所を言えとヨンジョを殴ったが、彼は逃げた。

雨に濡れぼそり行く当てのないジョンヨは、ユン理事に電話して寮に何日かおいてほしいと頼んだ。迎えに来た理事は、彼を寮に送る車の中で再度転校を勧めた。才能のある生徒を集めるのは自分の実績になるからと。


ヒョンスの家の前では、雨にうたれたビオが待っていた。ヒョンスは家に入れた。

ビオは、「何がダメか言ってください」と訴えた。ヒョンスは、「君の演奏は君自身の音楽に聞こえない、偽物だ。楽譜の向こうにある君の感情で、聴く者の胸を打たなければ真の音楽ではない」と厳しいことを言った。


翌日、ジョンヨは芸術高校に転校した。クラスにはビオがいた。

彼は授業で、先生から早速ピアノを弾くように命じられたが、次の機会にと断った。

ジョンヨは、早速2人の生徒から絡まれたが、ビオが何気なく救ってくれた。彼にお礼を言おうとしたが、ビオは「つるむのはいやだ」とそっけない態度をとった。

翌日、ビオは早朝の練習室から聞こえてくるピアノを聴いた。子供の時、コンクールで大賞をとったチェ・ヨンジュだと気づいた。その時、ビオは初めて2位だった。母のカン・ジヘはヒステリーを起こし、2位トロフィーをその場で叩き割ったのだった、、、。

第1話 感 想

1話から面白いです。王道の韓国ドラマという感じです。

冒頭のプラハのコンクールの出だしも衝撃でした。血に染まるピアノと湖に沈むジョンヨ、、、これから展開が、この場面に繋がっていくのですね。

2人のピアニストの卵の対比、いかにもありありでしたが、このドラマではそれが効いていると思いました。

一見何もかも恵まれているカン・ビオ、全てのコンクールで優勝、しかしテクニックは完璧だが、”音楽の心がない”と祖父のカン・スンウンと尊敬するピアニストのト・ヒョンスに言われている。ビオの苦悩は深い、、、なぜなら、音楽の心は、練習では身につかないものだから。

一方のチェ・ジョンヨはアル中で借金まみれの父が失踪して、債権者からに追いかけれら、生活ができない。芸術高校の理事とピアニストのヒョンスに、ピアノの才能を見出され、芸術高校に転校してきた。彼には生まれ持った音楽の才能があり、現時点では彼の方が音楽の神様に愛されている気がします。

ビオの母のカン・ジヘは、韓国ドラマによく登場する典型的なお母さんですね。ヒステリックで、何がなんでも息子が一番でないと気に入らない、こういうお母さんの心情はまったく理解できませんが。

第2話 あらすじ

〔2026年3月2日〕

カン・ビオはチェ・ジョンヨの首を絞める夢をみて、うなされて目覚めた。そして優勝トロフィーの飾ってある棚から1つの箱を取り出し、優勝記念品に贈呈された時計をトロフィーで叩き割った。箱の中にはジョンヨの写真があった。


〔2016年〕

チェ・ジョンヨの早朝練習を聞いたビオは、ジョンヨのことを思い出したが、ジョンヨには覚えていないと言い張った。

ビオはソ教授に歯向かったため、ソ教授が手を回し、新しいピアノの先生も見つけられず、オーケストラとの共演も白紙になった。母のカン・ジヘはビオに「留学しなさい」とヒステリックに指図したが、ビオは拒否した。

ビオがコンビニに行くと、ジョンヨがバイトしていた。そこに芸術高校の2人のワルが来て、ジョンヨに嫌がらせをした。

店のオーナーが来たが、ジョンヨは親の許可なしでバイトしていたので、すぐにクビになった。

気落ちしたジョンヨは楽器商店街に行き、自分の名前を書いたシールを貼っている古いピアノの前に座った。母がコピーしてくれた楽譜がたくさんある。母が楽譜の所々に心情をメモしてくれていた。彼はそれを持って寮に戻った。

翌日学校に行くと、昨夜 コンビニに来たワル2人が、ジョンヨのコピーの楽譜を取り上げて、窓から外に投げ捨てた。楽譜はバラバラになって落ちた。怒ったジョンヨが二人を殴りケンカが始まった。

ジョンヨは調査室に呼ばれた。ビオは外にでて、落ちた楽譜を1枚1枚拾った。

ワル2人の母親たちは調査室でユン理事に「ジョンヨを退学させろ」と主張、理事は彼女たちの要求を聞いた。

教室に戻ったジョンヨは、大切な楽譜が揃えて机の上に置いてあるのを見た。彼はそれを持って学校を去った。


翌日 理事室にのワルたちの母親が呼ばれた。コンビニの防犯カメラに、息子たちがジョンヨにした暴行の一部終始が映っていた。理事からの示談に母親たちは応じ、ジョンヨは学校に戻った。

防犯カメラの映像は、ビオが店主にお願いして手に入れ、理事長に渡したものだった。

理事はト・ヒョンスに「ジョンヨを指導し、保護者たちに彼の実力を認めさせる。1ヶ月以内に結果をだして」と依頼した。


ヒョンスが家に戻ると、ビオの母のカン・ジヘが待ってきた。2人は若い頃 恋人同士だった。彼女は彼にビオを指導をお願いした。

ヒョンスはビオを呼び出し、「連弾を聴いて、指導するかどうか決めたい。相手はチェ・ヨンジョだ」と言った。ビオは承諾した、それしかヒョンスのレッスンを受ける方法がないから。

ヒョンスは、チェ・ジョンヨを家に呼び、来月の成果発表会(校内月例公演)に出るように言った。今回の件を収めるために、ジョンヨの実力を示したい、ビオとの連弾だと。ジョンヨに選択肢はなかった。


ビオはジョンヨに練習曲を送り練習時間を伝えた。しかしジョンヨはすごく遅れて来た。ピアノの前に座ったが、気分が悪と逃げて帰り、寮に戻って、吐いた。翌日の練習にも来なかった。

ビオは「これが最後だ、朝7時」とメールした。

翌朝、ジョンヨの寮の前でチョ・ヒョンチョルが待っていた。彼は、「キム室長が必死で探している」とジョンヨに警告した。ジョンヨは練習室に行ったが、ビオの姿はなかった。

ジョンヨは教室にいたビオに謝ったが、ビオは「やめよう。ピアノをなめてる。退学したら?」と、取りつく島もなかった。

翌日、ジョンヨが席につくと、ビオの机に何か入っているのに気づいた。ビオが席について、机に手を入れようとした瞬間、ジョンヨは机を蹴った。机の中から大量のガラスの破片が床に散らばった。ジョンヨの机も蹴ると同じだった。ワル2名の仕業だった。怒ったビオがひとりに殴りかかり膝をついたので、ジョンヨは止めて、ビオを保健室に連れて行った。ガラスの破片がビオの足に刺さっていた。

それを取りながら、ジョンヨは、練習に行かなかった理由を言った。

「1人で弾くのは平気だが、人前では弾けない」と。ビオは「あの時の?」と聞いた。子供の頃、同じコンクールでジョンヨが優勝した日、会場にいたジョンヨの母が急病で亡くなったのだ。


その夜ビオはジョンヨに「明日の夜9時小ホールへ」とメールを送った。

ジョンヨが現れると、小ホールいっぱいに火のついたろうそくが置かれていた。

ビオはジョンヨの手を引いてピアノの前に座らせた。「舞台だと思わずに弾いて徐々に慣れさせる。どんな演奏家も舞台は怖い」と彼は言った。

ジョンヨは目を閉じて鍵盤を弾いた。ビオがそれに続くと、二人の演奏が始まった。

二人は夢中になって連弾した。気がつくと夜中の1時を回っていた。急いでろうそくを消して部屋を出たが、学校には誰もいなくて門も閉まっていた。

二人はベランダから落ち葉の上に飛び降りた。そして正門を飛び越えて外に出た。

それからは、ジョンヨもビオとの練習を楽しんだ。

ビオから「明日でかけるぞ」とメールがきて、2人は電車に乗って出かけた。

到着したのはコンサートホール、外のピアノを弾かせてもらえるようにビオが手配していた。しかし、ジョンヨはまた怖気付き、逃げようとした。

ビオは「怖くても向き合うしかない。客席が怖いなら僕だけ見ろ、僕の音だけ聴け」と勇気づけた。ビオと一緒に座ったジョンヨ、ビオの音を聞き、目を閉じて鍵盤に手を置き弾き始めた。

演奏が終わった時、周りで聴いていた人たちから盛大な拍手が起きた。

疲れてきった2人は、帰りの電車でお互いの頭を肩に置いて眠った。

第2話 感 想

2話、良かったですね。

ビオは一見冷たく見えますが、ジョンヨのことを気にかけていることがよく分かりました。

ビオはもちろんジョンヨとの連弾を望んでいたわけではないけれど、ヒョンスのレッスンを受けるためには、それしかないと知ると、素直に従い、練習室もキチンと抑えていました。しかし、ジョンヨがサボってばかりで、何なの?と思ってましたが、彼には忘れらないトラウマがあったのですね。

それを知ったビオが、小ホールをろうそくでいっぱいにして、リラックスした幻想的に空間にして、ジョンヨの気持ちを落ち着かせました。二人で夢中になり気づいたら午前1時、2階から飛び降り、校門を乗り越えて逃走、、、青春でしたね!

また最後の野外のピアノで演奏する場面もとても良かったです。

ビオが、祖父の冷たさや母の過剰な期待という環境の中でも、ひねくれることもなく、ピアノに一生懸命な姿やジョンヨを励ます姿にとても好感を持ちました。

連弾している時の2人の幸せな表情が素敵でした。

第3話 あらすじ

ビオとジョンヨはト・ヒョンスの前で演奏を披露した。ヒョンスは感心し、これで発表会にでられると上機嫌だったが、ビオは「ノブレス・コンサートに出場したい」と主張した。祖父との約束があるからだ。ヒョンスは承諾した。

演奏のビデオを財団に送り、オーディションに合格した。

「ノブレス・コンサート」の当日、ジョンヨは、その会場が子供の時に優勝したコンクールと同じ会場で、直後に母が亡くなった場所だと知った。彼は不安になった。

コンサートが始まった。2人の出番。

ジョンヨはビオと一緒に舞台に上がったが、母が倒れた時の記憶が戻りパニックになり、舞台袖に逃げてしまった。息もできない。

ビオは「何も考えず、俺の声とピアノを聴け。レッスン室と同じように」と彼を励ました。

そして、ジョンヨに目隠しをして、彼の手をとって一緒に舞台に上がり、ピアノの前に座らせた。

ビオが弾く音を聞き、ジョンヨも練習のように時のように弾き始めた。素晴らしい演奏だった。

会場に割れんばかりの拍手が沸き起こった。ジョンヨは目隠しを取り、ビオと一緒に観客に礼をした。

控室に戻ったジョンヨは、ビオに抱きついて喜んだ。ビオのおかげで恐怖を克服し最高の演奏ができたから。

ヒョンスが控室に入って来て2人を褒めた。

ビオの母、カン・ジヘも来たが、彼女は硬い表情だった。ビオと連弾した相手が、7年前のコンクールでビオに勝って優勝したジョンヨだと演奏中に気づいたのだ。

ユン理事とカン・スンウンが入って来た。スンウンは「今日の演奏は悪くなかった」と初めてビオを認めた。

スンウンはジョンヨに興味を持ち、控室を出た後、理事に「彼を練習室に連れてこい」と言った。

ビオの母は不機嫌な顔で控室を出て行った。

母の車に乗ったビオは、「何が気に入らないの。これまでで一番いい出来で、演奏も楽しめたのに」と言った。

母は、「7年前に負けた相手となぜ?あなたのおかげで彼は窮地を切りぬけた。最大のライバルを助けた。今日の主役はあの子よ。あなたはまたあの子に1位を奪われる。今日からコンクールの準備を」とまたヒステリックに叫んだ。

一方、今日の演奏で自信をつけたジョンヨは、寮に戻ってから連弾のためのノックターンのメモを書いた。ビオと一緒に演奏したいから。

しかしビオに何度もメールと電話をしたが、無視された。ユン理事から、明日でかけましょう、とメールが来た。


翌日、ジョンヨはビオに、昨日のノクターンのノートを見せようと話しかけたが、ビオに「もう連弾はしない、コンサートの準備で忙しい」と冷たく断わられた。


ビオの母は突然、ヒョンスの家に行き、「なぜビオを引き立て役にした?先輩を裏切った私が憎いのでしょ」と言いがかりをつけ、ビオと自分がどれほど苦しんできたかと泣きながら訴え、「ビオを国際コンクールで入賞させて」と頼み、唐突にキスをした。


カン・ジヘ(ビオの母)は、ビオを迎えに行き、偶然ジョンヨに会った。彼はユン理事と待ち合わせていたのだ。

ユン理事はジヘに、「演奏を聞いて先生が個人的に会いたいと」とわざと言った。

ジヘはビオに、「お祖父さまがヨンジョを個人的の呼んだ。だからライバルは潰せと言ったのよ。ヒョンス先生と国際コンクールを目指すのよ」とまた感情的に強要した。


ジョンヨはカン・スンウンの前で演奏した。彼は楽譜通りに演奏しなかったが、その理由を聞かれると、「楽譜は音を書き留めただけ。僕は音楽を聴きたい」と言った。

スンウンは、「交響楽祭の協奏曲のオーディションを受けろ」と言った。

ユン理事は、「先生から推薦されるのはすごいことよ」と感激しジョンヨに話したが、彼はピンとこなかった。

理事は続けて、「ビオは面白くないでしょね、でも仕方ない。近い間柄でも公私は分けないと」と言った。ヨンジョは初めて、カン先生はビオの実の祖父で、理事はかカン先生の再婚相手、つまり法的にビオの祖母だと知った。ジョンヨは、「オーディションは気が進みません」と恐る恐る言った。

ジョンヨはビオに何度もメールと電話をしたが無視され続けた。


翌朝、ジョンヨは家の前でビオを待ち、無視する理由を聞いた。ビオは「ヒョンス先生の弟子になるためにイヤイヤ連弾をした。願いが叶ったから、お前に労力は使いたくない」と言った。

ジョンヨは「わかった、友だちかと思って浮かれていたよ」と言って去った。

体育のサッカーの試合中に、ジョンヨとビオは殴り合いの喧嘩に。ビオが頬に小さなケガをしてしまった。

迎えにきた母は、ビオの顔を見て、また「どうした、誰がやった、ピアニストは顔も大事」と大げさに叫んだ。

ビオは「僕のすべてを把握したい?息が詰まる。うんざりだ」と母に反発すると、「誰のためだと?」と母。

「僕のためだとわかってるから、母さんを喜ばせたくて必死に練習した。でも、僕はちっとも幸せじゃない。世界一じゃなきゃ、母さんは満足しない。どうやって期待に応えりゃいい」と訴えたが、「弱音は吐かないで。コンクールに集中して」と母は冷たく言うだけ。

「母さんは僕が苦しんでもコンクールしかないのか」とビオは呟いて、一人で母から離れた。

ヒョンスのレッスンに行き、ハーモニーコンクールの協奏曲の話を聞いたが、ビオは上の空だった。

ビオが外に出た時、「ジョンヨ」という声が聞こえ、彼が誰かに連れて行かれていた。ビオは後を追い、ジョンヨが殴られているのを見た。

ビオはとっさに石を投げ、彼らの注意をそらせて、ジョンヨの手を引いて逃げた。

なんとか逃げ出せたが、ジョンヨは、ビオの無謀さを(喜びながらも)責めた。

ビオから逃げてる事情を聞かれて、ジョンヨは、「決まってる、親が借金をして逃げた」と話した。

ジョンヨが「なぜ僕に冷たくした?」と聞くと、ビオは「悪かった、子供じみてた」と素直に謝った。

ジョンヨはビオを楽器商店街に連れて行った。

ピアノの修理のための倉庫で、ジョンヨと名前が貼ってあるピアノは、古くて売れ残ったピアノだった。「ラッキーだよ」と彼は言い、母がコピーしてくれた楽譜を見せた。

「母が死んでピアノが嫌になった。でも弾くと幸せでさ、だからここでよく弾いた」と彼は話した。

どの楽譜もよく弾いたので傷んでいたが、綺麗な楽譜があった。連弾曲で、一人では弾けなかったからだ。ジョンヨは、母がピアノを教えてくれたと話した。

ビオが「これを弾いてみよう」と言い、2人はピアノの前に座った。

「覚えておいて、この練習室、そして今日の演奏を」とビオが言った。

翌日、ビオはジョンヨに、「コンクールには出ない。お前と練習しながら、幸せに音楽を続ける方法を探す。手伝って」と頼んだ。ジョンヨは笑った。

第3話 感 想

3話も良かったです。

ビオがいい子、そしてとても不憫です。

ノブレス・コンサートの舞台で、パニック障害を起こしてしまったジョンヨを、「僕の音だけを聴け」と目隠しをしてステージに上がらせる、よく機転が効く賢い子です。

ビオはジョンヨと連弾で、自分でも一番いい演奏ができて、何よりも演奏自体を初めて楽しめた、、、、にも関わらず、母ジヘの酷い言葉。「ライバルを助けて、ジョンヨの引き立て役になっただけ」と、ひどすぎる、、ビオを一番傷つけているのは母親だと思います。

ビオは母親にプッシュされて、ほんとに一生懸命ピアノをしているが、「世界一」でない納得しない母。「どうすれば期待にこたえられるの?」と訴えても、「泣き言を言うな」と拒否され、、、もう、”この母親なんなの?”と私は怒り心頭ですよ。

一方、ジョンヨはカン・スンウンに呼ばれ才能を認められて、オーディションを受けろと言われた。

ユン理事長は大喜び。彼女は明らかに、ビオでなく自分が見出したジョンヨを世に出したい。そこにはビオの母(ジヘ)への当てつけや競争心もある(と思います)。

ジョンヨは、大人の事情に翻弄されるのを嫌がります。

彼も母を亡くし、父は借金をして逃げてるし、安心する居場所がない。

ビオとピアノを弾いている時が彼も一番しあわせ。ジョンヨは確かに音楽の才能があるのでしょうが、それは大人の都合のためではない。

最後の、ビオとジョンヨが、楽器商店街の奥のピアノ修理場で、ジョンヨのピアノ(古すぎて売れなかった)を演奏する場面がとても良かったです。

ジョンヨはビオがいるからよりいい演奏ができるし、ビオもジョンヨに触発されて、テクニックだけが完璧と言われている前のビオから変わりつつある、相乗効果なのですよね。

ソン・ガンさんとイ・ジョニョンさん、とてもいいです❤️

第4話 あらすじ

ビオは母に「コンクールには出ない。僕は小さい頃から、コンクール・マシンで優勝をさらったけど、魂がないと言われる。問題は解決法も原因も分かないってこと」と訴えたが、母は「弱音を吐かないで。コンクールが嫌なら、学校もレッスンもやめればいい」とまた感情的に叫んだ。

その後、母は父(カン・スンウン)とユン・ソンジュの部屋に入り、「吉報よ、父さんの望み通りビオは音楽をやめる。なぜビオをそんなに憎むの?私が挫折したのは、ガンになった妻を捨てて若い女に走った父親のせい。私の母は死ぬ間際まであなたを呪っていたわ、見届けてやる、呪いが効いたかどうか」と父とソンジュに叫んだ。


ビオはジョンヨを学校の楽譜売り場に連れて行った。「楽譜は版元によって違い、研究も進んでいる、自分に合うのを選ばないと」と言い、協奏曲の楽譜、ラフマニノフ、ベートーベェン、チャイコフスキーを2人分買った。

ジョンヨはビオに「幸せに音楽を続けたい」と言った意味を聞いた。ビオは「これまでピアノを楽しんだことがない気がして。5歳の時初めてピアノの美しさを知って、僕も弾いてみたいと思った。あの時は純粋にピアノが好きだったのに」と話した。

ジョンヨは、「ピアノの楽しみ方を教えてやる」と言い、1軒の楽器店に入った。彼の馴染みの店のようだ。ジョンヨは、”きらきら星”を弾き始め、それをジャズ風に自由自在にアレンジした。ビオに「弾いてみろ」と言うとビオは戸惑ったが、すぐにジャズ風にアレンジ、2人で息のあった演奏を披露した。ビオは楽しんだ。

ビオと別れた後、ジョンヨはキム室長に声をかけられた。室長は、ビオの後ろ姿を見て、金持ちそうだと言い、無理やりジョンヨの携帯を奪いビオの連絡先を見つけた。そして「俺の電話がなったら3回以内に出ろ」と脅して帰った。


翌朝、ビオは母から昨夜の行き先を聞かれたが、答えなかった。母はビオに、カードを返させ、好きに生きるなら家から出て行け、と言った。

ビオはジョンヨに、しばらく寮に泊めて欲しいと頼み、その夜から彼の寮に泊まった。

夜中、ジョンヨの携帯にキム室長から”ビオの家の写真”が送られてきた。彼は胸騒ぎを覚えた。


翌日、ビオとジョンヨは協奏曲の練習をした。ジョンヨがチャイコフスキーのコンチェルトを弾いた。

「コンチェルトとは、ラテン語で”戦う”と言う意味で、イタリアに渡り”協力”という意味になった。協奏曲で、ピアノは100人のオーケストラと戦い、時には協力もする。でもお前の音は内にこもっている。僕に音を投げつけるつもりで弾いてみろ」とビオは助言した。

ヨンジョがビオの助言を聞いて弾くと格段に良くなった。ビオは少し席を外した。戻ってくるとジョンヨが別の曲を自由に弾いていた。「チャイムをバロック風にアレンジした」と軽く言った。

その夜、ビオは、ヒョンスのレッスンを受けていた時、自由にアレンジしてと言われても、弾けなかったことを思い出した、、。


ジョンヨにキム室長から「一番大事な人は誰だ?」とメールが来た。

ジョンヨが急いで室長の事務所に行くと、父がいて殴られていた。「3日以内に8000万ウォン」と法外な金額を要求され、できなければ父親の臓器を売ると室長はいった。


翌日ジョンヨは、ユン理事長に助けを求めた。

ユン理事が、韓国グループ法務チームのイ弁護士を連れてキム室長の事務所に来た。出せる上限は1000万ウォンだといい、イ弁護士がキム室長の利息は法律違反だと指摘した。

ジョンヨの父は解放され、理事がジョンヨと父親を食事に誘った。

理事は「息子さんを奨学生として迎えた。息子さんには音楽の才能がある、立派に育てましたね」と労ねぎらうと、「こいつは俺の子じゃない」と突然父が言った。「お前にはゾッとする、お前の母に問い詰めたい。せめて俺の前から消えればいいのに」と父は怒鳴って出て行ってしまった。

ジョンヨは落ち込み、楽器商店街の古い自分のピアノを弾いた、、。


カン・ジヘは、ビオの事務所のエデンが、チェ・ジョンヨとも契約すると聞き、「終わりにする」と怒って出て行った。

彼女はビオに、「エデンが、あなたがコンクールに出ないなら、契約を破棄し、代わりにチェ・ジョンヨと契約するみたい」とウソを言った。

ビオは家に戻った。ジョンヨからの電話にも出なかった。


翌日、ビオとジョンヨは、練習室でラフマニノフを練習した。ホン・ジェインが聴きにきていた。

ビオは、彼女がジョンヨの演奏に感動しているのを見た。

その夜、ジョンヨに理事長から電話があった、「恩返ししてもらうわ」と。


翌日、ビオは一人で練習したが、、、乗らなかった。

家に帰ると、たくさんの靴の中に、見慣れた運動靴があった。ラフマニノフが聞こえてきた。ジョンヨが演奏していた。

ビオはそれを見て隠れるように2階の自分の部屋に上がった。ジョンヨが気づいた。

演奏を終えたジョンヨがビオの部屋に来て「病気の子に聞かせてくれと理事長に頼まれた来たら、お前の家だった。最初から聞いていたら、、」と話している時、カン・スンウンが入ってきて、「なぜ協奏曲のオーディションを受けない。もたもたしてないで明日私のところへ」とジョンヨに言って出て行った。

ショックを受けたジオは、祖父に「僕の何が劣っているのか、おじいさんとの舞台をこんなに望んでいるのに、どうして僕ではなくジョンヨと?」と聞くと、「2人は本質的に異なる、お前は計算で、あいつは本能で弾く。あいつは未完だが人を惹きつける、あれは天賦の才なんだ」と祖父は言った。

ジョンヨが入ってきて「先生は間違っている、あの日ビオが僕を支えてくれた。本当の原石はビオだ」と言ったが、祖父は「ビオ、もう分かるよな。2人の関係で結局傷つくのはどっちか」と冷たく言った。ビオは打ちひしがれて自分部屋に戻った。

ドアの外では、母のジヘが一部終始を聞いていた。遅れて出てきたジョンヨに「あなたのせいよ。警告する、二度と息子に近づかないで。近づいたらただじゃおかない」と睨みつけた。

ジョンヨは走って外に出た。

ジヘが息子の部屋を開けると、ビオが倒れていた。「ビオ!」という彼女の叫び声が、外まで響いた。

第4話 感 想

4話も面白かったです。

良くできたストリーだと思います。脚本がいいのですね。

カン・ジヘは、相変わらず叫んでいます。カン・スンウン(父)が、ガンの妻を捨てて、若い女性(ユン理事)に走ったので、母は呪いをかけた、と怖いことを言ってました。ジへはユン理事を憎んでいるようです。

ビオは、幸せに音楽を続ける道を探るため、コンクールに出ないと母に訴えたが、全く理解はされず、家を追い出されてしまいました。自分の思い通りにならない息子は受け入れない母です。

このカン・ジヘという人は、全く音楽を愛していないのだと思います。音楽を愛していたら、ジョンヨのことも認められると思うのですが。しかしジョンヨの才能は分かっているので、怖がっているわけですね。

ジョンヨはキム室長に脅され、ビオが巻き込まれたら困ると心配している。行方不明の父親が見つかったが、3日以内に8000万ウォンを返せと法外は要求をされ、ユン理事に助けを求めるしかなかった。

しかし、助けてもらった父は、ジョンヨが自分の子供ではないと言い、彼を憎んでいる。これは予想外の展開でした。ジョンヨの実の父親が誰か?今後のストリーに絡んでくるのか、それとも、ここはスルーなのでしょうかね?

いずれにせよ、ジョンヨは母を亡くし、父親からは憎まれ、どこにも居場所がない。ただ一つ安らげるのは、母との思い出の古いピアノを弾くことだけ。

そして、ジョンヨは、助けてもらった理事の要求を断ることができず、ビオの家で多くの観客の前でピアノ演奏するしかなかった。理事は自分が見つけたジョンヨを、みんなに自慢したくて仕方がないわけです。

ピアノ演奏をビオに見られて、ジョンヨは気が気でない。部屋に来て説明していたら、カン・ソンウンが来て、オーディションのことを言い出す、ジョンヨにすれば最悪です。

ビオが祖父に、「なぜ僕じゃなくてジョンヨなのか?」と問い詰めると、「お前の音楽は計算で、ジョンヨは本能、天賦の才だ、最後に傷つくのはお前の方だ」と、また徹底的な言葉を言われてしまいました。

ジョンヨはそんなカン・ソンウンの言葉を否定し、ビオを庇おうとするが、ジョンヨが庇おうとすればするほど、ビオは余計惨めになってしまうという展開で、、、、ビオが救われません。

それにしても、ビオ、祖父の異常な冷徹さと、母の異常な執着にも関わらず、素直に育っていると思いませんか?

ビオがジョンヨと練習しながら、彼にはあって自分にはないものに気づく、その繊細な場面がさりげなくドラマの端々に入れられているのも、とても良くできた脚本で、ソン・ガンさんの微妙な心の機微の演技も上手だなと思います。その場面があるので、ビオは祖父の冷徹な言葉もわかってしまい、精神的にギリギリになって、、、そりゃ、倒れてるよね、思ってしまいました。

第5話 あらすじ

ビオは入院した。退院が近くなると、ジョンヨを病室に呼んだ。

彼は、「退院したら、ハーモニー・コンクールを目指す。実力を証明するために。だからお前も同じコンクールに。断るな、友だちと思うなら」と言った。

ジョンヨはヒョンスに相談した。「僕が出ればビオも立ち直れそうな気がする。だから出る」と言った。ヒョンスは「引き立て役に回るならやめておけ」と釘を刺した。

退院後、ビオはよりピアノに集中し、小指の先に傷ができた。ジョンヨも熱心に練習した。

動画で演奏を送り、二人とも予選を通過した。


2人はプラハに着いた。

本選に進出する60名が集まった。今週24名のセミファイナリストが選ばれ、翌週12名の決勝出場者が選ばれると、主催者が説明した。

2人はセミファイナルに選ばれた。

ビオは右手の小指をケガしてた。ジョンヨが気づいて、治療を勧めたが、ビオは無視した。

ビオは毎日、宿舎で遅くまで練習していた。

ある朝、午前4時に母がどこからか帰ってきた。ビオは不審に思った。

ファイナリストの発表が行われ、ビオ、ジョンヨとも選ばれた。


12名のファイナリストは、ホームステイ先から礼拝堂に移り、共同生活をする決まりだった。

ビオは母の車で礼拝堂まで来た。

部屋に案内された時、スタッフの女性から「課題曲は現代音楽なので解釈にも苦労するはず、だから課題曲の楽譜は何があってもなくさいように。紛失した場合再発行はしません」と念を押され、楽譜を受け取った。携帯は没収された。

ビオは早速、部屋のグランドピアノで課題曲を弾いてみた。

その日は、12名の全ファイナリストが集まり、最初で最後の晩餐会だった。もちろんジョンヨの参加した。

コンテスタントたちは、課題曲のむずかしさに文句を言っていた。ビオとジョンヨは、「君たちはどうか?」と聞かれて、ジョンヨは「ディフィカルト、ディフィカルト」と答えた。

「自由曲は何か?」と聞かれ、彼は「ラフマニノフ協奏曲2番」と答えた。

ビオはショックを受けた、自分の自由曲も同じだったから。ビオは3番を選びたかったが、ヒョンスが2番を押したのだ。なぜ同じ曲を選ばせたのかと疑問が湧いた。

その夜、ビオは、徹夜で練習した。隣のコンテスタントが「眠れない」と文句を言ったが、ビオは「防音設備が甘いのは僕のせいじゃない」と怒鳴り返した。


翌日は、各国のメディアからインタビューを受けた。

「あなたの祖父は指揮者のカン・ソンウンですね、祖父と孫の協奏曲も期待されています」とインタビュアーがビオに言った。

その後、ビオは、カン・ソンウンに指揮を頼みたくて、彼の前で演奏したが、祖父は「私よりバリシニコフに頼んだ方がいい。お前の演奏に合ってる」と、またビオの望みを拒否した。

ビオは、ジョンヨが祖父の前で演奏している様子を盗み聞きした。祖父はジョンヨの指揮をするのだろうかと気になったから。

ビオはまた夜中まで練習して、隣の男性が文句を言ってきた。2人はケンカになり、ジョンヨが止めて、ビオを自分の部屋に入れた。ビオが自分の部屋に戻った時、課題曲の楽譜がなくなっていた。

ビオは隣の男に盗まれたと思い、彼の部屋のドアを叩き強引に部屋に入って、彼の荷物を物色したが楽譜は出てこなかった。

その時、誰かが外を歩いているのを見て、ビオは大雨の中外に行った。ジョンヨが彼を追った。

ビオは楽譜が川に浮いている幻覚を見て、川に入った。ジョンヨも水に入りビオを止めた。

他のコンテスタント達は、「ビオは狂っている」と言った。

翌日、女性のコンテスタントが、決勝戦のために礼拝堂から出て行った。彼女のカバンに、昨夜盗んだビオの楽譜が入っていた。


その夜、ビオは夕食を食べなかった。ジョンヨがパンとジュースを持ってビオの部屋に来たが、ビオは練習もせずベッドで横になっていた。

「棄権する。暗譜はしたけど、解釈できなかった。だから怖かった。出場してもどうせ落ちる。最初からわかっていた、このコンクールは僕には過ぎた舞台だと。偉大なピアニストになるのも僕にはだいそれた夢なんだとも。でもピアノが好きすぎて諦められなかった。どうにかして美し曲を僕のこの手で弾きたかった。でも終わりにする、片思いだからな。お前に謝るよ、劣等感やひがみをおまえにぶつけていた。僕はやめるけど、お前には続けてほしい」と言って涙を流した。ジョンヨも涙を流して無言で部屋を出た。

ジョンヨは部屋に戻り、ピアノを弾きながら、ビオと一緒に練習した日々を思い出した。

そして、自分の課題曲の楽譜を、ビオの部屋のドアの下から入れた。

気づいたビオは、返そうと思ったが、思い直し楽譜を開いてみた。 ”僕は覚えたら、よければ使え”というジョンヨのメモが入っていた。楽譜にはジョンヨの解釈が書かれていた。

ジョンヨが目覚めると、ビオが課題曲を練習しているのが聞こえてきた。


ファイナル最終日:

まず、ビオが車に乗って会場に向かった。

会場の観客席には、もちろん母のジヘ、離れてユン理事とハン・ヒョンジョン(エデン代表)、審査員席には祖父のカン・スンウンもいた。

ビオの演奏が始まった。手強てごわい課題曲をどう演奏するか、注目が集まっていた。

ビオの演奏はいつもとは違っていた。観客の心を掴み、演奏後、スタンディングオベーションが起きた。ジヘは満足し、ユン理事はどまどいの表情を見せた。

ビオの自由曲の演奏が始まった。右手の小指から血が流れていた。

ラフマニノフ協奏曲第2番、、、

その頃、ジョンヨも礼拝堂を出て車に乗った。しかし彼の車は会場とは別の方角に向かっていた。気づいたジョンヨは、トイレに行きたいと車を止めよとして、前部座席の男からピストルを突きつけられた。

コンクール会場、誰かの携帯に”成功”とメッセージが届いた。

ビオの迫真の演奏が続いていた。ピアノの鍵盤は血で赤く染まっていた。

ジョンヨは拳銃を持った男と運転手が揉めている時に、拳銃の男の手を掴んだ。銃が発射され、運転手が運転を誤り車が木にぶつかった。

その隙にジョンヨは車を降りて逃げたが、追ってきた男に銃で打たれて、湖に沈んだ。

ビオの演奏が終わり、会場の全員がスタンディンオベーションで称えた。

彼はジョンヨのことが気になり、彼の控え室に行こうとしたが、その時、主催者が、「最終のコンテスタント、チェ・ジョンヨが行方不明になった」と説明していた。

ビオは激しく動揺した。母が朝の4時に戻ってきた日のことを思い出した、、。

母に「まさか、、、」と言って何も言えなかった。その夜、ビオは声を殺して激しく泣いた。

コンクールはビオが優勝した。母は喜び、ユン代表は呆然とした。


2026年、ビオは世界的に有名なピアニストとして、世界中を飛びまわっていた。

第5話 感 想

5話はまた怒涛の展開で、見応えありでした。

ハーモニー・コンクールでのビオの血染めの演奏、ジョンヨが打たれて湖に沈む、、、このドラマの第1話の始めの映像の意味が、この回で明らかになりました。

ビオが取り憑かれたように練習して、他のコンテスタント達に迷惑をかけていましたが。

ただ、国際コンクールで指定された宿舎の防音が甘いって、あり得ないのでは?とは思いました。奏者は、ここで初めて課題曲の楽譜を受け取り、1週間で仕上げなくてはならないという条件なのに。

楽譜を失くし、雷雨の中外に飛び出した後、ビオが「棄権する」とジョンヨに話すことばは、ビオの音楽に対する純粋な愛情に溢れていて、よかったです。「終わりにする、だって片思いだから」って、切なくいですね。ジョンヨに、劣等感やひがみをぶつけていた、と素直に謝ったのも立派でした。

それを聞いて、ジョンヨが自分の楽譜をビオの部屋の扉の下にそっと入れた。彼は、ビオの音楽への純粋な愛と、これまで努力を一番よく知ってて、ビオが本当は出場したいと思っていることも分かっている。ジョンヨもビオの棄権してほしくなかった、だから、それを言葉で言うのではなく、態度で示しました。


そして、ジョンヨを襲った悲劇、、。

お金を支払い、ジョンヨを拉致するように指示したのは、ビオの母(カン・ジヘ)ですよね。彼女はどうしても、ジョンヨを潰し、ビオを優勝させたかったから。

彼女の思惑通りジョンヨは演奏できなかった。

それ以上に、決勝戦でのビオの演奏は、素晴らしかった。祖父のカン・ソンウンも身を乗り出し聴いていました。

ジヘは感動の涙の後、してやったりの表情、一方、ユン理事は”ビオがこんな演奏ができるはずがない”というような戸惑いの表情を浮かべていて、その対比が面白かったです。

ジョンヨが行方不明だと知り、ビオは、声を押し殺して号泣していました。純粋にジョンヨを心配する気もちと、もし母が関係していたら、という恐怖もあったと思います。

ビオの押し殺した泣き声を、ジヘはどんな思いで聞いていたのでしょうか?

ビオは優勝しましたが、ジョンヨと正々堂々の勝負して、勝利したかったはず。今回のビオなら、優勝できるチャンスはあったと思いますが、そのチャンスは母によって永遠に無くなり、何よりも、ビオは心の拠りどころだったジョンヨを失くしてしまいました、、。

第6話 あらすじ

2026年、ビオは世界的なピアニストになり、世界各地での公演のため、忙しく飛び回っていた。

ホン・ジェインが、ビオのマネージャーになった。

ビオは再びプラハを訪れた。そこにジェインが合流した。

ビオは『ハーモニー・コンクール95周年記念』のTV番組に呼ばれ、インタビューを受けた。

質問が、9年前のチェ・ジョンヨの失踪に及んだ。

「激しく動揺されたと思うが、どう克服したのか?」との質問に、「随分前の事ですし、人生は続きます。音楽が救いでした」とビオは答えた。

「彼とは同じ学校でしたね?親しかった?」と聞かれ、「いいえ、特には」とビオは答えた。


しかし、ビオはずっとジョンヨの消息を調べていた。

エージェントのマルティン・フォーゲルから、目撃情報があったと連絡があった。早速、ルーマニアに向かったが、目撃情報は別人だった。マルティンと他の情報にも当たったが、すべて空振りだった。

ビオがジョンヨの消息の調査依頼をしてから5年の歳月が流れていた。しかし全く手掛かりがない、ビオは苛立っていた。

マルティンは、「打ち切りますか?インターポールも死亡と判定した。生きてる可能性はゼロに近い」と言った。

ビオは珍しく酒場でお酒を飲み、酔い潰れた。ジェインが迎えにきて彼をホテルまで連れ帰った。

彼女は、ビオが眠るまで側にいた。彼が不眠で苦しんでいることを知っていた。


韓国では、『国家文化振興基金』の運営員任命式が行われ、ビオの母カン・ジヘが、音楽部門の委員に任命された。


ビオの携帯にマルティンから、「チェさんを拉致した容疑者が出所した」とメールが来た。

ビオはマルティンと一緒に、容疑者がいるモルドバに向かった。

「容疑者の名前は、アンドレイ・チェバン、48歳、元傭兵」とマルティンは言い、彼の写真を見せた。

そして、「なぜ躍起になってチェさんを捜すんです?家族以上の執念だ。それほど大事な人なんですか?」と聞いたが、ビオは答えなかった。

酒場についた。アンドレイがいた。

ビオは彼にジョンヨの写真を見せ、「9年前、ハーモニー・コンクールで彼を拉致したのか?」と聞いた。

アンドレイは答えない。カネを出すと、「彼は死んだ。俺がやった。カネをもらったら解放するはずだったが、彼は抵抗しすぎた」と言った。

ビオが「誰かに指示されて?」と重ねて聞いたが、アンドレイは大金を要求してきた。

ビオはすぐに一番近い銀行でお金を用意して戻ってきたが、アンドレアは酒場でのケンカで殺害されていた。

もうビオには何も手がかりがない。ジョンヨが死んだということに、ただただショックを受けていた。


ビオは熱を出して寝込んだ。ジェインが電話してきて、彼のいるモルドバに駆けつけた。

ビオは彼女に、「ジョンヨを捜してた。彼を拉致した容疑者がいると聞きここにきたが、9年前に死んだそうだ。生存だけを願ってた。もう許しも請えない、ジョンヨの座を奪ったことを」と言って激しく泣いた、、。

ジェインは、「もう忘れよう、ジョンヨに別れを告げよう。彼もあなたが代わりに名ピアニストになることを願ってるはず」とビオを慰め、彼にキスをした。


ビオは韓国に戻った。

母の迎えで家に入り、祖父にあいさつをしたが、祖父は温室で植物の世話をしていて、相変わらず無愛想だった。

自分の部屋に入り、ハーモニー・コンクールの課題曲の楽譜を見た。ジョンヨのメモがそのまま残っている。

翌日、ビオはエデンに行った。代表はビオの新しいアルバムを見せた、『ラヴェル ピアノ独奏曲全集』。リリースに合わせて韓国の5都市でのリサイタルが組まれた。

しかしずっとビオの精神は不安定だった。リサイタル当日も抗安定剤を飲まずにはいられなかった。

リサイタル中に、ジョンヨの幻覚を見て、演奏が大きく崩れた。『夜のガスパール』でミスをして、ネットで酷評された。

ビオは何日も食べずに部屋に篭った。家で練習しても、思うように弾けない。

彼はイ・ヒョンスに会いに来た。

「先生はまだ僕を避けるんですか?僕を弟子だと思ってました?ずっと聞きたかった、なぜあの時、ジョンヨと同じ曲を?ラフマニノフ3番でなく、なぜ2番を弾かせたんです?ジョンヨとの差を際立たせるため?」と感情的になった。

「バカな、どっちも僕にとっては大事な弟子だった」とヒョンスは言った。

「じゃあ なぜ僕に冷たくするんです?先生は死んだ弟子を哀れんでばかりいる」とビオ。

「君のことも気の毒に思ったし気にしてきた。だがもう私が教える必要はない。君は芯の定まったピアニストになった」とヒョンスが言ったが、

「ウソです、もともと僕を嫌ってた。魂のない演奏をする弟子なんて目障りだと言えばいい」とビオはますます感情的に言った後、力なくヒョンスの家から出て行った。

ネットのビオへのバッシングが続いた。ビオはピアノが弾けなくなった。

彼は精神科医の診断を受けた。「失踪した友達の幻をずっとみていた。死んだ友だちにに取り憑かれた気分です」と。

医師は、時間をとって悲しみに向うことを勧め、「受け入れて手放すことが大事なんです」と助言した。

ビオはまたプラハを訪れた。

誰がが置いていった ”ブルノ国際指揮者コンクール”のパンフレットが目に止まった。ビオはそれを見にいった。

プログラムの最後8番目、ルカ・ドメニコ ”サン=サーンス、死の舞踏”。

ジョンヨと最初に連弾で練習した曲だった。ビオは舞台に釘付けになり、指揮者から目が離せなくなった、、、チェ・ジョンヨがそこにいたから。

第6話 感 想

ワァ~、チェ・ジョンヨ、いや、ルカ・ドメニコ?かっこよすぎ!まさか、指揮者になって登場するとは、、意表を突かれました。

ずっとビオ(ソン・ガンさん)が出ずっぱりだったのに、最後に2−3分だけ出場したチェ・ジョンヨ(イ・ジョニョンさん)が、すべて持って行った感じ、、。指揮者姿が様さまになっていて、閉じた目を開けた時の目力がカッコよすぎて、この場面、何度も繰り返し見てしまった。

このドラマのテーマ曲であり、ビオとジョンヨが最初に連弾した曲が、”サン=サーンス、死の舞踏”という楽曲だと知ることができて大収穫!YouTubeで色々な演奏を聞きまくっています。

このドラマでクラシックの名曲を聴けるのも、大きな楽しみです。


ここからドラマの感想を。

6話は、コンテストから9年後、ビオは世界的に高名なピアニストになった。しかし、ずーっと苦しんでいて、ジョンヨを捜し続けていることが描かれました。

ジョンヨの演奏がなかった為、ビオは優勝しても心から喜ぶことも納得もできず、ずっと、ジョンヨの居場所を奪ったという罪悪感と、自分は偽者だという恐れに苛さいなまれています。どんなに孤独で苦しいことでしょう。彼の孤独は誰にも理解できない。

そして彼は、誰にも言わず、5年もジョンヨを捜し続け、、、結果、「彼は死んだ」という最悪の情報を得て、ますます苦悩は深く、ピアノ演奏もできなくなってしまった。

苦しんだビオは、ヒョンスに会いに行きました。ビオがヒョンスに感情をぶつける場面、私は好きでした。ヒョンスは、なぜ2人に同じ曲を薦めたのか?私も知りたいです。

1話からずっと、私はビオが可哀想で仕方ないです。しかしだからと言って、そういう主人公がイヤなわけではありません。ビオの苦しみや孤独やこの経験が、”魂がない”と祖父とヒョンスに酷評された彼のピアノに、独自の魂や陰翳を吹き込んでいるに違いないと思えるのです。


9年後の周辺の人々の変化。

カン・ジヘ:ビオがコンクールで優勝し、カン家での力関係が逆転したようですね。『国家文化振興基金』音楽部門の運営員に任命され、この世を春を満喫している様子。激情的な性格はそのままで、ホント、いけすきません。

ユン・ソンジュ:クリーニングのエピソードで、彼女が5年前にカン家を出たのが分かりました。カン・スンウンと離婚したのでしょうか?

カン・スンウン:温室で植物の世話をしていましたが、彼は音楽業界から引退したのでしょうか?

イ・ヒョンス:彼とカン・ジヘの間には、何か大きなわだかまりがあるようです。ユン・ソンジュがカン家を出たこととも関係しているのか?

何があり、それぞれが今の立ち位置になったのか、これから明かされことを期待しています。


ジョンヨが指揮者として再登場したことで、今後の展開がまったく読めません。脚本家ってホントすごいですね。

第7話 あらすじ

ビオは、ルカ・ドミンゴはチェ・ジョンヨだと確信した。

ビオはルカの滞在先のホテルを調べて、フロントで、「友だちのカン・ビオ」と名乗り取次を頼んだが、ルカ(ジョンヨ)はビオを知らないと断った。

韓国では、カン・スンウンが、ブルノ指揮者コンクールのルカ・ドミンゴをネットで見て、”チェ・ジョンヨが現れた”と興奮していた。彼はすぐにユン・ソンジュをブルノに派遣した。


翌日、指揮者コンクールの最終日。ビオはまた会場に行った。

ルカ・ドミンゴが優勝した。

記者会見で「あなたは9年前に失踪したチェ・ジョンヨと言われているが、どうか?」と質問されたが、彼は答えなかった。

しかし夜のニュースで、「なぜ改名したのか?」と質問を受け、「9年前の事故で記憶をなくした」と答えていた。彼は記憶をなくし、スロバキアの修道院にいたのだった。

カン・ジヘは、ネットでチェ・ジョンヨの生存を知り、激しく動揺していた。


ビオは事務所に行き、ジョンヨに面会を申し込んだ。

懇意のスタッフの計らいで会えたが、ジョンヨはビオを全く覚えていなかった。

ビオは、高校の同級生だったこと、死んだと思っていたが生きていてくれて感謝していると伝え、「抱きしめても?」と聞いたが、拒否された。ビオはジョンヨの他人行事な態度に傷ついた。

ユン・ソンジュは、『韓国交響楽団の代表』として、事前にジョンヨとアポを取って面会した。彼女はジョンヨを見て感無量の表情を浮かべたが、あくまでも「ルカ・ドミンゴ」に韓国で指揮を依頼したいという態度で彼と面談した。


ビオは韓国に戻ったが、まったくピアノに触れず、スランプから抜け出せる気配はなかった。

彼は『韓国芸術学校』に行ってみた。ジョンヨとの思い出が自然に蘇った。

ビオは何とそこで、ジョンヨと再会した。

ジョンヨは、「仕事で韓国に来たばかり。インターネットで自分が通っていた学校だと知って、ここに来た」と言った。

ジョンヨは、先日ビオが面会に来てくれた時、失礼な態度をとったと謝った。

ビオはジョンヨに学校を案内しながら、韓国に来た理由を聞いた。

「韓国交響楽団から客演指揮者の話があってきたが、引き受けるかどうか迷っている」と彼は答えた。

「僕とは親友でした?」とジョンヨが聞くと、「僕は親しいと思っていた」とビオは答えた。

ビオはジョンヨをピアノ練習室に案内した。

「ここで僕と連弾の練習を。お前はピアノに夢中で、僕もここに入り浸りだった」とビオは言った。

ジョンヨがビオに「弾いて」と促うながし、ビオはビアノの前に座ったが弾けなかった。

代わりにピアノの前に座ったビオは、左手だけで演奏した。

「9年前 右肩を銃で撃たれた。指の神経を傷めたのか演奏できなくなった。それで指揮者に転向した」とジョンヨは話し、「音楽を奪われるのは地獄だ。でもスランプは努力で克服できる。僕は違う、あなたが羨ましいです」と。


ビオは母のカン・ジヘを待っていた。

「ジョンヨの記事を読んだよね?」と聞くと、「ええ、生きててよかった」と母は恐る恐る答えた。

「ジョンヨに会ったが、自分のことは分からなかった」とビオが言うと、母は安堵したように、「指揮でも才能を発揮して不幸中の幸いだ」と言った。

ビオは、ジョンヨから聞いた指揮者に転向した理由(9年前に肩を撃たれ右手で弾けなくなった)を母に伝え、「それを”不幸中の幸いと言えるのかな”」と怒りをぶつけた。

「指揮者に転向する人は多い、また音楽ができるならいいじゃない」と母は答えた。

ビオは母の態度に不審感をもった。エージェントのマルティン・フォーゲルに電話して「極秘で、ジョンヨの拉致を誰が指示したのか探ってほしい」と依頼した。


ユン・ソンジュは、まだ決心がつかないジョンヨと面会していた。

彼は「カン・スンウン先生にお願いがある」と面会の機会を求めた。

ユン代表は了承し、彼に事務所「エデン」を勧めた。

ジョンヨはマネージャーのホン・ジェインに会った。


カン・ジヘは、変更申請の書類に、「客演指揮者 ルカ・ドミンゴ」の名前を見た。

事務局に電話し、父のカン・スンウンの強い勧めだと聞くと、父にまたヒステリックに怒りをぶつけた。

「チェ・ジョンヨを韓国交響楽団に招くの?またビオが傷つく。彼はビオを傷つけた子よ」と。

スンウンは「ビオは傷ついたんじゃなく、ジョンヨのおかげで成長できた。だからコンクールでも優勝できた」と真っ当なことを言ったが、ジヘは「ビオは実力で勝った。あいつは邪魔者でしかない」と。

父は相手にしなかった。


ジヘは今度は、交響楽団のユン代表を事務所に呼びつけ、「ジョンヨを交響楽団に招くなら、補助金を廃止する」と脅した。

ユン代表は屈せず、「ビジネスチャンスを逃すわけには行かない。補助金は辞退する。彼ならいくらでもスポンサーが付くので」と言って部屋を出て行った。


ジェインはビオを呼び出し、「ジョンヨは韓国交響楽団に入る。カン先生の立っての願い。彼のデビュー公演でソリストを務めてみない?」と勧めたが、

ビオは「イヤだ」と拒否した。

2人が家に戻ると、ちょうどカン・スンウンとジョンヨが歩いて家に戻ってきた。

カンはビオたちを家に入れた。

母のジヘも家に帰ってきた。彼女はジョンヨに親しげにあいさつしたが、彼は覚えていなかった。

彼女はジョンヨに、記憶を失った経緯を聞いた。

「気づいたら修道院にいて、元医師の修道士が治療をした。手術のショックで記憶を失った」と彼は話した。

カン・スンウンはビオに「彼はデビューでお前と協奏曲をやりたいそうだ」と話した。が、ビオは無理そうだった。

スンウンはジョンヨに諦める様に言ったが、ジョンヨは、「ビオとやりたい」と主張した。

ビオはこの件について、ジェインが自分に言う前に、ジョンヨに打診していたことを知り、気分を害した。


ジョンヨはホテルに戻った後、楽器商店街の古いピアノ部屋に入った。鍵は同じところに置いてあった。

”チェ・ジョンヨ”のピアノは、昔通り、そこにあった。

ジョンヨは記憶をなくしてはいなかった。

彼は、9年前、プラハのハーモニー・コンクールに出たことも覚えていた。

ビオが彼のホテルに訪ねて来た時、ジョンヨは丁度、ビオが先日のインタビューで、「ジョンヨとは親しくなかった」と話しているビデオを見ていた。しかし彼は、ビオのことを知らないと答えたのだった。

第7話 感 想

ルカ・ドミンゴが、チェ・ジョンヨであることはすぐに公になりましたね。

そして、ジョンヨは韓国交響楽団の客員指揮者に呼ばれて、韓国に来ました。

ジョンヨ、すごく落ち着いた大人になっています。9年前の高校生だったジョンヨとは大違い。そして、記憶喪失のフリをしていますが、記憶は戻っています。

それに引き換え、カン・ジヘ(ビオ)の母は、まったく変わっていません。

ジョンヨが、交響楽団の客員指揮者として呼ばれると知ると、父のカン・ソンウンにヒステリックに抗議し、交響楽団の代表のユン・ソンジュを呼び出して、補助金を打ち切ると脅す、、もう、最低ですね。

ジヘさんを見てて気づいたことは、すごく”弱い人間”だということ、だからいつもキンキン声で叫んでいるんだと。しかしだからと言って、彼女に同情心はまったくありませんが。

いずれにしても、ジョンヨは、高校時代 カン・ジヘが自分に対し高圧的な態度を取り続けていたことを覚えているはず。ジヘは、ジョンヨが記憶喪失だと思い、彼のことを心配していたと猫なで声で親しげに話してましたが、ジョンヨにすれば、ちゃんちゃらおかしい、ですよね。

カン・ソンウン(祖父)は今も交響楽団の指揮者で、ユン・ソンジュはその代表だと明らかになりました。2人は別に暮らしていますが、音楽上のパートーナーであることは変わりないようです。


ビオはスランプから抜け出せません。7話もビオは苦しんでいる、彼はずっと苦しんでいますね。

しかし、ジョンヨは指揮者デビューのソリストとしてビオを希望している。そこに何か裏はあるのでしょうか?インタビューで「ジョンヨと親しくなかった」と言ったことが気になっているのか?


ジョンヨが左手だけでピアノ演奏をする場面がありました。彼は、指揮者に転向した理由をビオに話し、

「どうしても弾きたい時は今の曲を弾く。ブラームスに感謝しつつ」と言ったので、私は彼が弾いたのはブラームスの曲だと思っていたのですが、 ”バッハのシャコンヌ”という曲だとコメントで教えていただきました。

じゃあ、なぜ「ブラームスに感謝」と言ったのか? AIで調べたところ、元々 バッハが作曲した”シャコンヌ”はヴァイオリン曲で、ブラームスがピアノ曲(左手用)に編曲したそうです。だからジョンヨは、「ブラームスに感謝」と言ったのでしょね。色々勉強になりますね。

第8話 あらすじ

5年前、チェ・ジョンヨはスロバキアの修道院にいた。ある日、修道士の一人が1枚のチケットをくれた。それは ”ピアノ協奏曲の夕べ カン・ビオ”のチケットだった。その夜は嵐、ジョンヨはビオの夢にうなされ、記憶を取り戻した。


チェ・ジョンヨが韓国交響楽団と最初のリハを行った。

団員たちは、”27歳の新人の主席客演指揮者の腕前拝見”と待ち構えていた。

ジョンヨが、「不満があれば、直接僕に言うように。練習中にしていいのは音楽に関する話だけ」と挨拶した。

リハ開始、しばらくして指揮棒が止まった。「チェロの1人が遅れた」と。

チェロのソクファン(芸術高校時代のワル)がわざと仕掛けた。

「僕のミス、でも遅れたのではなく早かったんです」と言い訳したが、ジョンヨは、

「いや遅れた。あなたは自分の悪い癖に気づいていない。明らかに練習不足」とズバッと指摘した。


ジョンヨにお客さんが待っていた。ト・ヒョンスだった。

「君にピアノを教えていた。よかった、抱きしめても」と言って彼はジョンヨを抱きしめた。

「君の失踪後、ユン代表と捜し回ったが見つからなかった。君をコンクールに参加させたことを悔やんでいた。戻ってきてくれてありがとう。ビオと共演したいそうだな。高校時代 君たちの相性は抜群だった。ビオを舞台に戻してやってくれ」とヒョンスはジョンヨに頼んだ。


ジョンヨからの誘いで、ビオは彼に会った。

「協演を拒む理由は?舞台が怖いのか?僕が気まずいのか?」と聞かれ、ビオは「両方だ」と言い、「リサイタルで大失敗をした。まだ克服できていない。他を当たってくれ」と言った。

ジョンヨは諦める気持ちはない。「スランプは避けてても解決しない、一度は向かい合わないと」と言った。ビオは高校時代、トラウマのため、人前での演奏できないジョンヨに同じことを言って励ましたことを思い出した。しかし彼は協演を承諾しなかった。


ジョンヨは昔から ”兄貴” と慕っていたチョ・ヒョンチョルに会った。彼だけは、ジョンヨの記憶が戻っていることを知っている。ジョンヨは、アル中の父に、今も金銭的な援助をしているようだ。


ジョンヨは、カン・ジヘを高級料理店の個室に呼び出した。

彼は「僕のせいで楽団に迷惑をかけた。実力は公演で証明するので、予算の再検討を」とお願いした。ジヘは検討すると約束した。

彼女はまたジョンヨに、記憶喪失のことを聞いた。彼が、「事故前の記憶がない。病院に行ったが、(記憶を回復するのは)難しい」と言うとジヘは安堵した。

ジョンヨが、「親について何か知ってたら?」と聞いた。

ジヘは「お母さんは、あなたが10歳の時のコンクール会場で倒れて脳溢血で他界した。私が救急車を呼んだのよ。だからあなたを気にかけて来た」と自慢とウソを交えて答えた。

ジョンヨは「親に捨てられていなかった。それが一番怖かった」と言って泣いた(演技)。

「ビオさんとの協演に反対か?」と彼は重ねて聞いた。

ジヘは、「無理強いをしたくない。あなたはなぜ?大事なデビュー公演なのに?」と質問した。

「大事だから彼と組みたい。公演の映像を見たが圧巻でした。ソロ演奏でスランプを克服するのは難しいが、協奏曲なら助けられる。説得してくれませんか?」とジョンヨは頼んだ。

気をよくしたカン・ジヘは、ビオにジョンヨと会ったと話し、「ビオと共演したいから説得してくれと頼まれた。あなたの演奏を見てほれ込んだみたい。彼とは昔から相性がいい。前向きに考えてみて」と言った。


ビオは、ジェインの誘いで、ハンリム(芸術高校時代のもう一人のワル)のピアノ三重奏に行った。ジョンヨも来ていた。

演奏後、ハンリムがジョンヨを見つけ、協奏曲のソリストに名乗りをあげた。

ジョンヨが「考えます」と答えたのにビオは驚いた。

「本気のなのか?お前の大事な公演なのに」と意見すると、「じゃあ、ビオさんがやってください」とジョンヨはビオをうまく誘った。

ビオは、ジョンヨの熱意を感じ、その夜、「やる」と彼にメールした。


ジョンヨ、ビオ、カン・スンウン、ユン・ソンジュの4者会議が行われた。

スンウンは、ビオを危うく思っていたが、ジョンヨは否定した。

プログラムについて、指揮者コンクールで優勝した、”ブラームスの交響曲第一番”は決定だが、もう一曲は未定。

カン・スンウンは、”モーツアルト ピアノ協奏曲第20番”を勧めた。「”闇から光へ”という2人の持つドラマを一貫して描ける」と。

ソンジュは難色を示した、ビオはモーツアルトの20番を演奏したことがないからと。

スンウンに、「慣れた曲だけ弾くのがプロか?」と問われ、ビオは、「できます、やります」と言った。


ソンジュはまだ反対だった。ジョンヨの大事なデビュー公演なのに、失敗したらと恐れていたのだ。

「彼の魅力は、不可能に挑む度胸とやり遂げる執念だ。失敗したらその時はその時だ。まもなく創立80周年、私の後継者を見つけねば」とスンウンは言った。


ビオは久々にピアノを弾いたが、全く弾けなかった。色々試したが、突破口が見つからない。

彼はジョンヨに助けを求めた。

ジョンヨはビオを散歩に連れ出した。路上でバイオリン奏者している人がいた。道ゆく人々が立ち止まり、思い思いに彼の演奏を聴いていた。

「なぜ人は音楽を聴くのか?少しでも慰めを得るためです。今聴いている人たちは、癒やされているだけ。奏者は自分の音楽に浸って幸せそう、なぜなら一番慰められいるのは彼だから。スランプは心に傷を負ったせいかも。最初の聴衆は自分自身、他人を慰める前に、まず自分を慰めてやらなきゃ」とジョンヨは話した。

ビオはジョンヨの言葉を反芻していた。

幼い頃、ビオは階下で、祖父と母の言い争いの声でにおびえていた。「あいつの親は誰だ」と祖父の怒鳴り声と、「あの子に父親はいない。ビオは神様がくれた贈り物なの」と答える母の声。ビオはヘッドフォーンで音楽を聴くことで、二人の言い争いの声を遮断して耐えていたのだった。

そして、自分が音楽に慰められたのは、ジョンヨと連弾している時だったことを思い出した。

ビオはピアノ前に座った。彼は自分を癒すために演奏した。そして自由にいくらでも演奏することができた。

カン・ジヘは部屋の外でビオの演奏を聴きながら涙した。


ビオは、韓国交響楽団とのリハに参加した。

ソクファンが早速、「9年前のジョンヨの失踪の黒幕はお前だという噂が立ってた」とイヤなことを言った。

ビオは緊張していた。団員たちの”スランプなのでは?”との疑いの視線を感じた。

リハが終わり、ビオは落ち込んでいた。

ジョンヨに「なぜ誘ったんだ、みんな俺の失敗を望んでいるようだ」と言った。

ジョンヨは、オーケストラの椅子だけが並んだ舞台にビオを連れて来た。

「修道院にいる時 対人恐怖症になった。でもどうしても音楽がやりたかった。だから頭の中のオケと演奏した。それが指揮者として最大の武器になった。恐怖に負けそうになったら、頭の中で演奏するといい。恐怖は去っていく。僕を信じて。オケを動かすのは僕だ、想像の音楽を聞いてみます?」とジョンヨは言って、指揮台の上に立った。

ビオはピアノの前に座った。

ジョンヨが、「バイオリン、チェロとコントラバス、、、」と次々に空席の楽器に指示すると、頭の中で彼らの演奏の音が聞こえて来た。「ピアノ」の声を合図にビオの演奏が加わった。


ジョンヨのデビュー公演、ビオのソリストの協演は、大成功に終わった。

公演の後、ジョンヨとビオはリラックスして打ち上げをしていた。

と、ビオの携帯に、マルティン・フォーゲルからメールが届いた。

”拉致の依頼主が分かりました”の文面の下に写真、アンドレイと向かい合って話している人物は、母のカン・ジヘだった。

第8話 感 想

やはりジョンヨの拉致を指示した黒幕は、カン・ジヘでしたね。

ビオはスランプから抜け出せ、ジョンヨの指揮者としてのデビューで、ソリストとして素晴らしい演奏をして、公演は大成功。打ち上げでワインでお祝いして、人生で初めてと言えるほどの幸せな時間を味わっていたのに、、そんな時に、最悪の知らせが来てしまいました。

母が勝手にしたことで、またビオが苦しむことになる、ビオが気の毒でなりません。


ジョンヨが、何か企んでいるような雰囲気がところどころ出ていましたが、私は彼がビオに復讐を考えているとは思えないのですが。

スランプのビオに、路上演奏のバイオリンを聴かせて、「音楽は慰め、まず自分自身を慰めなくちゃ」と話し彼をスランプから救い、韓国交響楽団とのリハで落ち込むビオに「想像の音楽を聞いてみたら」と助言し、ビオに自信を持たせました。ジョンヨってすごい、ビオに的確な助言をして、彼を立ち直らせ、自分のデビューの成功させました。そんな彼が、ビオに復讐するはずないと思います。

ただ、カン・ジヘには思うことがあっても、当然だと思いますが。


カン・スンウンの「失敗したらその時はその時だ」という言葉がよかったです。彼はジョンヨを後継者にしたいと思っていますね。何かの病気なのでしょう、薬を飲んでいますし。


次回、ビオはジョンヨに、母が彼を拉致したことを話すのでしょうか?

カン・ジヘがまたジョンヨに何かするのではと心配です、、、。

第9話 あらすじ

ビオは、マルティン・フォーゲルから受け取った写真を見て大きなショックを受けた。

家に戻り、母に9年前の拉致のことを問い詰めた。母は最初しらを切ったが、写真を見せると認めた。

「殺すつもりはなかった。あなたに話すことも考えたが、あなたは1位になってしまった。苦労して手に入れた勝利を台なしにできない。あなたの成功のためにやった」と母は言った。

ビオは耐えられず、「そんな手段で勝って喜べると思う?」と憤ったが、

「私だってつらかった。後悔したが今更仕方ない。明るみで出れば、あなたも私の終わりよ」と、あくまでも自分の都合と言い訳ばかり。

ビオが「罪は償わなくちゃ。ジョンヨに話して許しを講う」と言ったが、母は、「2人の秘密にすればこのまま暮らしていける」と。

ビオは「どん底まで落ちるつもり?ジョンヨに告白するんだ」と再び母の手をつかんだが、

母は「ダメー」と叫び、手をふりほどき、近くのハサミをとって自分の首に当て、「表沙汰にするなら死んでやる。あなた母親を死なせる気?」と脅した、、、。

ビオは母の部屋から出ていったが、怒りや罪悪感などで気持ちが整理できなかった。


翌日ビオは決心して、ジョンヨを訪ねた。しかしなかなか口を開くことができない。

「許しを請い来た。9年前のコンクールで、、」とやっと話し始めたが、昨夜、母が「表沙汰になるなら死んでやる」と言った言葉を思い出し、言えなかった。

代わりに「僕が1位になれたのはお前が楽譜を貸してくれたから。お前のメモのおかげでいい演奏ができた。だから今の地位はお前のものだ、ごめん」と謝った。

ジョンヨは、「話ってそれだけ?解釈が良くても演奏できるとは限らない。僕は気にしない」と軽く答えた。


ビオが家に戻ると、母は、「どこに行ってたの?話したのね」とビオを問い詰めた。

玄関のベルがなり、「いい忘れたことがある」とジョンヨが来た。

ビオは彼を練習室に案内した。

ジョンヨは、「ピアノ協奏曲を作った、5年がかり。これを世に出してくれるソリストを探していた。ビオさんにお願いしたい」と言って楽譜を差し出した。

ビオは「できない」と即答したが、ジョンヨに中を見るようにうながされた。

『ピアノ協奏曲 ネメシス チェ・ジョンヨ』と書かれた楽譜を開いてみた。楽譜から音楽が聴こえてきた。ビオは心を揺り動かされたが、「できない」と断った。

ジョンヨは諦めない。「僕と同じ熱量で演奏できる人が欲しい。僕に負い目があるなら、これは償いの機会になる」と彼は言って帰った。

ビオは迷っていた。夜、家に戻るとジョンヨが家の前で待っていた。ビオは「やるよ。本気で努力する」と彼に返事をした。


ジョンヨは、カン・スンウンに、自分が作曲した『ピアノ協奏曲 ネメシス』を見せた。

スンウンは「悪くない。だが音楽より先に作曲家の思いが聞こえてくる。楽譜を見せた理由は?」と聞いた。

「これを創立80周年公演で披露しようかと」とジョンヨは答えた。

「やってみろ。ただし個人的な感傷を超え、万人の胸に響く演奏にしてほしい」とスンウンは言った。ジョンヨは、分かりましたと答えた。

ソリストを聞かれ、「カン・ビオさんを考えている」とジョンヨは答えた。

スンウンは「ビオ?もっと爆発的で線の太い演奏家はどうだ?」と意見を述べたが、ジョンヨは「その資質は彼にもあると思う。僕が引き出します」と答えた。


ユン・ソンジュは、カン・スンウンから、ジョンヨの『ピアノ協奏曲』の楽譜を見せられ、「なんて美しい曲」と感激した。

そして彼女は、「1つ聞いても。先生はビオに厳しすぎませんか?」と言った。

「私に似ているんだ。極限まで自分を追い込んで、うまくいかないと自滅を選ぶ。芸術とは怪物だ、才能がある者でも苦しむ。ましてや才能がないとなると、、」と彼は言った。


カン・ジヘは、ビオが再びジョンヨと組もうとしていることを知ると、「ダメよ。距離をおくべき人となぜ関わるの」とまた感情的に叫んだ。

ビオは、「初演で頑張ることが罪の償いになる」と言うと、ジヘは「何かたくらんでいるかも」と不安げに言った。

「だとしても、ジョンヨの力になれるなら僕はやる」とビオは毅然と答えた。


韓国交響楽団は記者会見を開いた。創立80周年公演で、ジョンヨ作曲の協奏曲を、ソリスト  カン・ビオで初演することを発表した。


カン・スンウンは、ユン・ソンジュに、「創立80周年公演を最後に芸術監督を退くつもり。後継者にジョンヨを考えている」と話した。

ソンジュは大変なショックを受け、「反対です」と言ったが、スンウンの決意は変わらないようだ。ソンジュは「体の具合が悪のでは?」と聞いたが、スンウンは否定した。


スンウンは、”マーラー交響曲 第5番”の練習の指揮をした。

彼は演奏を止め、「皆さんの演奏に欠けているものがわかりますか?これはマーラーがアルマに送ったラブレターです。若い女を愛するあまり、音楽で手紙を書いた。我々の演奏にはその愛が欠けている。感情を理解し魂を込めるのです。皆さん一人一人が主人公になって、その熱が共鳴してこそ観客の心を打つ。一番大事な人を思い浮かべて愛を伝えるつもりで演奏しよう。さあ、もう一度」と話した。

演奏が始まった、音が変わった、、、。スンウンは発作で胸を押さえたが、誰にも気づかれなかった。


カン・ジヘは、ユン・ソンジュから、「先生が引退する話は聞いてる?ジョンヨを後任に据えて引退されるつもり」と聞くや否や、またすぐに父親の部屋に入り「引退するつもり?ジョンヨを後任に?なぜあんな青二才に?」と感情的に言った。

「何なんだ、ジョンヨを目の敵にして。弱みでも握られているのか?穏やかになれ、でないと敵が増えて息子にまで報いが及ぶぞ」と父は娘に忠告した。


ジョンヨは、ビオがソリストを引き受けた時に、練習を時々聞いて、一緒に音楽を作っていきたいと言った。

ビオは練習した成果をジョンヨに披露した。

ジョンヨは一通り聴き、「曲の解釈が浅い気がする。僕が意見を言う以前の問題だ、また来週」と言って帰ろうとした。

ビオが「具体的に言ってくれ」と言うと、「この曲のテーマは?」とジョンヨは聞いた。

「”傲慢な者への報い”」とビオ。

「それならなぜ全フレーズを美しく弾くのかな。まだ自分の殻に閉じこもってるんですか?また来週」とジョンヨは言って帰った。

ビオはイ・ヒョンスに相談して、練習室のチェンバロ(現在のピアノになる前のピアノの原型)で練習させてもらった。

ビオは何かを掴んだようだ。まず自宅での演奏をジェインに聴いてもらうと、彼女はとても褒めてくれた。


1週間後、ビオはジョンヨの前で演奏した。

ジョンヨは、「カデンツァもう一度」と言った。

ビオが引きは始めると、ジョンヨは「遅すぎる」、今度は「速すぎる」、また「遅い」、「それじゃ速い」とイラだち、拳で机を叩き、「僕が望むテンポと違う。練習してきて」と言った。

ビオは「譜面上のテンポで弾いてる」と反発した。

「やれやれ、昔から一つも変わりませんね。魂でリズムを感じてください。それで100人のオーケストラと戦って勝てますか?」とジョンヨは呆れて帰っていった。


ジョンヨは、チョ・ヒョンチョルから、父親が病院からいなくなったと電話を受け、すぐにタクシーで病院に向かった。カン・ジヘがジョンヨを尾行した。

ジョンヨは ”ヘオサラン、アルコール依存症治療センター”でタクシーを降りて、中に入った。

ジヘも車を止めて中に入ったが、ジョンヨを見失った。

しかし当のジョンヨから声をかけられ、「知人の見舞いに来た」とウソを言った。

ジョンヨたちは父親を見つけ、ヒョンチョルがタクシーで病院に連れ戻した。

父のことは病院に固く口止めしているが、ジョンヨは、カン・ジヘに何か気づかれたのではないかと心配していた。


ビオは、ジョンヨの言葉を思い出し、メトロノームを止めて、魂の感じるままに弾いてみた。

翌朝、カン・ジヘが、「ジョンヨが記憶喪失じゃなかったら?」とビオに言った。

「記憶もないのに韓国交響楽団に入り、あなたに関わってくる。怪しいから昨夜あとつけたら、アルコール依存治療センターに入っていった。ソダムセンターでも練習室に入ってカーテン越しに外を見てた。母親が亡くなった場所を忘れるとは思えない」と言った。

ビオはジョンヨが、「昔から一つも変わりませんね。100人のオケと戦って勝てますか?」と言ったことを思い出した。”100人のオケと戦う”は高校生の時にビオがジョンヨに教えたことだった。

ビオは、ジョンヨが高校生の時に書いた”ノックターン”の楽譜を取り出した。そこには、彼の今の協奏曲と同じテーマが書かれていた。

ビオはソダムセンターに行ってみた。練習室のカーテンを開けると、10歳の時、ジョンヨとビオが書いた落書きが残っていた。それはジョンヨと自分だけが知っている秘密だった。

第9話 感 想

このドラマ、今一番楽しみにしているドラマで、1週間が待ち遠しかったです。

しかし、9話を見終わり、すごくスラストレーションが溜まりました。

原因ははっきりしています、ビオの母のカン・ジヘです。


9話で良かったのは、カン・ソンウンでした。ビオに厳しいだけの頑固な祖父だと思っていましたが、実はビオを認めている、しかし今もとても心配しているのですね。

彼が、交響楽団の練習の指揮をした時に話す言葉が、音楽への愛に満ちていてとても良かったです。引退を決めて楽団員がいなくなった練習室で指揮棒を箱に入れる場面も、しみじみしました。

イ・ヒョンスも、カン・ソンジュも、ビオを認めていますね。


ジョンヨが作曲した協奏曲のソリストをビオが務めることになり、ピオの練習を聞き、ジョンヨが非常に厳しいダメ出しをしていました。でもこれは、ジョンヨがビオの潜在能力を引き出そうとしてわざと強く言っているんですよね。ビオを信じ、殻を破って欲しいからこそ言ってるんだと思います。ビオは苦しんでいますが、ピアノのことで苦しむのはいいです。


しかし問題は、母のカン・ジヘです。

ビオは、母がジョンヨに対して犯した罪をなんとか償おうと思っていますが、当の母親は、まったく反省も罪悪感もない。「ビオのことを思ってやった」と自己犠牲を装い、「明るみに出れば死ぬ。あなた母親を死なせるつもり」と脅す、、、。いや~~、これほど酷い母親いますかね。

第1話から、カン・ジヘさんのこと理解不能でしたが、9話でマックスになりました。

これは脚本のせい?それとも俳優さんの演技のせい?ヒステリーリックに叫ぶ、高圧的、傲慢でありながら、猫なで声、泣き落とし、悲劇のヒロインまで入っているので、ほんと疲れます。悪女なら悪女に徹して、もうもう少しクールに演じてもらえたら、見やすいかもですが。

主人公2人がよくて、音楽も美しくて良いドラマなのに、カン・ジヘが浅すぎて、、、残念で仕方ないです。

第10話 あらすじ

ビオはジョンヨの家に行き、「いつまで(記憶喪失の)芝居を続けるつもりだ」と問い詰めた。ジョンヨはしらを切ったが、ビオが、練習室のことを言うと、「そうだ」と認めた。

ビオが「なぜウソを?」と聞くと、

「記憶があると知ったらまた殺そうとするからだ。お前が拉致犯に会うのを見た。信じられなかったが、犯人からお前から指示されたと聞いた」とジョンヨは言い、「なんであんなことを」と怒りの声を出した。

「すまない。その通りだ、僕がやった。犯した罪は自首して償う。僕が責任を取る」とビオは母をかばったが、

「人の人生を狂わせた償いが、刑務所に入るだけか。おい、裁くのは僕で、手を下すのも俺だ。簡単に済むと思うな。待ってろ、地獄を見せてやる」とジョンヨは声を低くした。


カン・ジヘは楽器商店街で、高校時代のジョンヨの写真を見せ、彼を父親の居場所を嗅ぎ回っていた。そこでヤミ金のキム室長に声をかけられた。ジヘは、ジョンヨの父親がアル中だと知り、彼がアルコール依存回復センターに行った理由が分かった。記憶喪失ではない!恐怖が彼女を襲った。キム室長は「必要なら連絡を」と、ジヘのバッグに名刺を入れた。

ジヘはビオに電話して、「ジョンヨは記憶を失っていない。彼は復讐するために来た。暴露される前に手をうたなきゃ」と泣きながら叫んだが、ビオは「復讐は僕が受ける」と言って電話を切った。


ジョンヨ(指揮者)とビオ(ソリスト)の契約書が交わされた。ソリストに不利な内容だったが、ビオは黙ってそれにサインした。


ビオの練習時間が増えた。

ジョンヨは容赦なかった。ビオの手がダメになる程、速いテンポで弾くことを強要した。

「頭に銃を向けられ、車は森の奥に向かっていた。彼らは人目のない所で僕を殺す気だった。でも奇跡的に助かるチャンスが訪れた、仲間割れだ。僕は死ぬ気で抵抗し脱出した。助かった、自由だ、そう思った。だけど右肩を撃ち抜かれた音がした、、、そのショックで5年間記憶を失った。当時の地獄をこのカデンツァに込めた。その恐怖をお前は表現できているのか?手の心配をする前に、作曲家の意図をくみ取れているか考えろ!」とジョンヨは怒鳴った。

ビオのすべても指は感覚がなくなるほど傷んでいたが、彼は自宅でも練習を続けた。

指先はばんそこうだらけになり、肩まで痛みが及んだ。痛み止めが手放せなくなった。


ジェインが練習を見にきた。ジョンヨがビオを罵倒する声が廊下にまで聞こえてきた。

ジェインは部屋に入り、ジョンヨに文句を言ったが、ビオが止め、彼女を外に出した。

ビオは、「首を突っ込むな。この公演は何としてもやり遂げたい」と彼は彼女に言った。

翌日、ビオはジェインを呼び出し、「別れたい、君がいると音楽に集中できない」と一方的に告げた。


ユジン・アートセンターが1日だけ空きがあり、録音が行われた。

しかし、ジョンヨはビオの演奏が気に入らず、テイク3。

また指揮が止まった。ジョンヨは、「感情の高まりは頂点に達してない。このパートは迫り来る恐怖を表した、裏切りと復讐をマルカートで表している。言いましたよね、作曲家が見た風景、抱いた感情まで表現してほしいと。あなたは逃げ続けてる。向き合え」と大きな声を上げた。

カン・スンウンは、録音室から舞台の様子を見ていた。

テイク27、ビオの指は限界になり、とうとう動かなくなった。

ジョンヨは、「あなたに頼んだのは間違ってた、降りてもらいます」とビオに言い、オケの団員に、「録音は中止です」と言って舞台から降りた。

ビオはジョンヨを追いかけて、「こんなふうに弄もてあそぶなら、暴露しろ」と迫った。

「言っただろ、裏切られた僕の怒りも苦しみも味わわせると。お前には失望した。限界を超えられるか期待してた、でもお前は、音楽を始めるべきでない 劣等感まみれの負け犬だった。その程度で俺を殺して1位になろうとしたのか、僕には勝てないぞ」と不気味に笑って部屋を出て行った。


ジョンヨは、ソン代表に「ソリストを変更する」と言って、代わりにイ・ミンソンを提案した。

ピアニスト変更はすぐにネットの記事になった。

ジョンヨはカン・スンウンに会い、「ビオを主張したのは間違いだった」と謝った。

スンウンは、ソリスト変更については何も言わなかったが、「万人の胸に響く曲にするように言ったが、その努力はしたか?君の曲に何か不純なものを感じる」とジョンヨに警告した。


ジェインは、イ・ヒョンスに、「2人の間に何かあったに違いない。ジョンヨが意図的にビオを陥れようとしているように見える」と相談した。

ヒョンスは、カン・ジヘが、「ジョンヨをビオから遠ざけて、怖くてたまらない」とヒョンスに涙で訴えたことを思い出した。

彼はジヘを練習室に呼び出した。

ヒョンスは、「当時、ビオが失踪に関係してると噂されていたのは、真実だったのか?」と核心の質問をした。ジヘはシラを切ったが、「この前の”怖くてたまらない”の意味は何だ」と激しく問い詰められ、「ビオは何もしてない。全部私が、私がやった」と白状した。


夜、カン・スンウンは、練習室でビオが咽び泣いてるのを聞いた。

ビオはそのまま床で眠ってしまった。目覚めると、祖父が椅子に座って彼を見ていた。

「つらいか」と祖父は言った。

「それが芸術だ、追えば追うほど遠のき、深追いすれば更に遠ざかる。それでもいばらの道を行くのか?お前の寿命があと1ヶ月でもピアノを弾きたいか?」と祖父は聞いた。

「はい、弾きたいです。才能がなくても弾いてる時は幸せです。あと1日の命だとしてもピアノが弾きたい」とビオは答えた。

祖父はピアノを上のメトロノームを指差した。ビオが取って祖父に渡すと、彼はそれを窓から投げ捨てた。

「殻を破れ、カン・ビオ。内なるリズムを見つけろ。ソリストに必要なのは気迫だ。そのエネルギーで舞台を支配しろ。指揮者もオケもお前の流れに引き込める。人の心を動かす音楽とは、人生を映した音なんだ。だから最後の日まで弾きたいと願うお前の覚悟の人生を音に込めるんだ。分かったな」と祖父は言い、ビオの両肩に手を置いた。ビオは頷いた。


ジョンヨの練習室にイ・ミンソンが来て、『ネメシス』を演奏したが、ジョンヨの顔は曇っていた。


ジョンヨはチョ・ヒョンチョルから、カン・ジヘが拉致犯と話している写真と、先日のビオの「僕がやった」という録音をコピーしたUSBを受け取ったが、上の空だった。

ジョンヨが家に戻ると、ビオがドアの前で待っていた。

「もう一度機会をくれ、公演をやらせてほしい」とビオは言った。ジョンヨは無視したが、

「あの曲は僕への憎しみだろ。ありがとう、ジョンヨ、今度のことで己の限界を知った。でも『ネメシス』は僕でなきゃ弾けないはずだ。復讐のためにその機会を逃すのか?」とビオは聞いた。

第10話 感 想

あ~あ、よかった!10話はすごく面白かったです。

ジョンヨが、拉致を指示したのがビオだと誤解し、ビオに復讐しようとしているとはまったく予想外でしたが。

ビオは、まったく言い訳せず、母の罪を被り(母を守り)、自分がやったことにしました。ビオってなかなかすごい人だなと思います。だって母が勝手にやったことで、ビオは5年もずっとジョンヨの消息を捜し続けていたのだから、普通なら言い訳すると思うのです。でも彼は一切しなかった、立派だと思いました。

ジョンヨは、記憶喪失のフリをする必要がなくなり、ビオに対して憎しみを隠しません。ビオが拉致指示の首謀者だと思い込んでいるから仕方ないと思います。彼の身に起きたこと(外国で突然拉致され、殺されるかもしれない恐怖と、右肩を撃たれ生死の境を彷徨い、5年の記憶喪失だった)を考えたら、ジョンヨの態度をひどいとは思わないです。

「ネメシス」、ほんとはジョンヨ本人が演奏したいでしょうが、それは叶わない。最後にビオが言ったように、メネシスを演奏できるのはビオしかいない、ジョンヨもそれは分かっているはず。

ずっとビオに冷たく当たっていた祖父のカン・ソンウンがビオに、芸術について語る言葉とビオを励ます言葉にうるっときました。ビオは嬉しかったでしょうね、ずっと待ち望んでいた言葉だっただろうから。

今回少なくとも、カン・ジヘがイ・ヒョンスに本当のことを告白したのは良かったです。(9話で、彼女がバーでヒョンスにしなだれかかっていたのは、必要な場面だったんですね、笑)

いよいよ残り2話。

ジョンヨの撃たれた右肩が痛そうだったことと、右手を気にしていたことが心配ですが、ハッピーエンドになるだろうと期待しています。

ところで海外のYoutubeで、”ビオとジョンヨの父親は同じ人物で、2人は異母兄弟なのでは?”という考察動画が上がってました。そんなこと考えたこともなかったので、ヘェーって驚きましたが、2人の父親について、最後の2話で語られるのでしょうか?

コメント

  1. すっぴん より:

    ep.7でバッハのブゾーニを弾いたのに
    ブラームスに感謝していると言うのは何故かわからない。
    この後の伏線なのか?

  2. すっぴん より:

    シャコンヌですね

    • yknetworks より:

      すっぴん様

      コメントありがとうございます。
      ジョンヨが左手だけで演奏したのは、バッハの“シャコンヌ”という曲だったのですね。ブラームスの曲だと思ってました。教えていただきありがとうございます。
      じゃあ なぜ、「ブラームスに感謝」と言ったのか?本文の7話の感想の最後に、調べたことを書きましたので、よろしければご参照ください。

      これからもよろしくお願いします。

  3. すっぴん より:

    ep.7の件、ずっとモヤモヤしてたのでスッキリしました。ありがとうございます♪
    あのシーンを見ながら思い出したのは舘野泉さんです。
    過去、(のだめの影響で)このかたのシューベルトPソナタ16ー1が好きだったのですが、2002年に右半身不髄で左手でしか弾けなくなってしまい…今晩のネトフリの更新楽しみですね

    • yknetworks より:

      すっぴん様

      コメントありがとうございます。
      ずいぶん以前に、舘野泉さんのドキュメンタリーを見たことがあります。右半身が不自由になられた後は、左手だけで演奏するスタイルを確立されたそうですね。現在も「左手のピアニスト」として演奏活動を続けておられるようです。素晴らしいですね。

  4. すっぴん より:

    お世話になっています。
    このドラマで使われている曲、好きな曲が多く
    モーツァルトのピアノ協奏曲20番は特に好きでゾクゾクします😆

    まだ使われていませんがピアノ協奏曲だと
    ショパンのピアノ協奏曲第一番も好きで使われるといいな😆
    さらば故郷よ と背景を考えながら聴くとウルウルきます。
    ネトフリ観るのが無くて、ブラームスはお好きですか?を見始めました。この主演女優、誰だっけ?…あっウヨンウか!

    映画 オーケストラ(邦名)はアマプラで配信終了間近なので良かったら観てください。
    チャイコフスキーバイオリン協奏曲を聴く度にあの回想シーンを思い出してウルウルきます。

    • yknetworks より:

      すっぴん様

      素敵なコメントありがとうございます。
      私はクラシックに全然詳しくないので、モーツァルトのピアノ協奏曲20番もショパンのピアノ協奏曲第一番も、YouTubeで初めて聴いてみました。感動しました。新しい扉が開いた感じがします。
      映画 オーケストラも機会があればぜひ見たいです。
      ありがとうございます。

  5. すっぴん より:

    ご丁寧なお返事ありがとうございます。
    こちらのドラマは保留にして、ブラームスは好きですか?隙間時間で観ています。お好きですか だとピンク🩷でしたw (ももクロリーダーっぽい)ウヨンウじゃなくてパクチヒョン(新木優子に似てる?)見たさです😆他のドラマで見たなーと思ってましたが、ライカのカメラの
    ウンジュンとサンヨン でした。 性格が悪い役ばかりだけど釘付けです😰 そろそろクライマックスです。

    • yknetworks より:

      すっぴん様

      再度、素敵なコメントをありがとうございます。返信が遅くなってすみません。
      私はブラームスを全然知らないのですが、お勧めの曲はありますか?またYouTubeで検索してみようと思います。ドラマもまだ観てないです。
      パクチヒョンさん、きれいな俳優さんですね。彼女を『ウンジュンとサンヨン』で知りました。このドラマは私の2025年ベスト1です。見ている間、苦しく心が掻き乱されたけれど大好きでした。あの脚本を書き上げた作家も演じ切った俳優さんたちもすごいなぁと思いました。

  6. すっぴん より:

    好きなピアニストはグレングールドです。もう亡くなってますのでどうしようもないですが、彼が一番好きだったバッハらしいので、ブゾーニ シャコンヌは聴いてみたかったです。
    グールドのモーツァルトピアノソナタ、ベートーヴェンピアノソナタをループで聴き込み、のだめカンタービレ アニメ、コミック、ドラマに出てくる曲を調べて聴き…と言う感じです。
    ベートーヴェンの第九をいくつか聴き込みましたが,自分は佐渡裕さんのCDのテンポが一番でした。
    このドラマの影響で、好きじゃなかったラフマニノフピアノ協奏曲、やっぱいいかも!と再認識させられました。
    聴いてないラフマニノフも聴いてみようと思いました。

    • yknetworks より:

      すっぴん様
      バッハといえばグレングールドですよね、私でも知ってます(笑)。独特の演奏スタイルで、小さな声でぶつぶつ言いながら(歌いながら?)弾いてますよね。他の演奏家のバッハは聴いたことがないです。

      私がラフマニノフという作曲家の名前を初めて知ったのは、2010年のバンクーバーオリンピックで、浅田真央さんがフリーで『鐘』を使用した時です。 当時19歳だった真央さんには、この曲は少し重厚すぎるのではないか?と私は生意気にも思ってました。でも今、当時の演技を見るとほんとに感動します。世界観を見事に表現していて芸術だと思います。真央さんはソチオリンピックのフリーもラフマニノフを使用、『ピアノ協奏曲第2番』でしたね。

      このドラマを見ている時に偶然、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』を手に取り、夢中になって読みました。ピアノコンクールに参加する4名の演奏家たちの物語です。ここでもラフマニノフは出てきます。

      ドラマと本の影響で私も最近ラフマニノフを聴いています。辻井伸行さんや角野隼斗さんの演奏で。ベートーベンも好きです。

      ところでドラマですが、最後の2話よかったです。ラストシーンも、とても満足しています。

      すっぴんさんともコメントでお話しできて、楽しかったです。ありがとうございました。