Netflix『御手洗家、炎上する』1話~8話(最終回)までのあらすじと感想 *ネタバレあり

第6話 あらすじ

真希子の闇日記は、御手洗皐月に対しての、嫉妬、憎悪のことばで溢れていた。


真二は柚子について、皐月の病院にきたが、柚子だけが病室に入った。

真二は子供のころ皐月に救ってもらった話しをした。

学校に行きたくなくて公園にいたら、家に呼んでくれた。「俺、誰かとしゃべったりするのが苦手で」というと「おばさんも人とおしゃべりするの苦手。つらい時はまたここにおいで」と言ってくれたと。


真二の学校の友達、葛城七海は、お金の匂いを嗅いで、風邪で寝込んでいる真二の家に来た。真希子が戻ってきて、七海の本性を見抜いた。「体中、野心と物欲で溢れている」と。

七海は「うっざ。前から真希子さんのインタビューって嘘くさいって思ってんです」と言うと、「確かにインタビューは全部ウソよ。お金のためだったらなんだってやる」と真希子は言った。

燃えました、大炎上🔥

”衝撃、これが御手洗真希子の本性”、七海は録音した真希子の言葉をネットにアップして、拡散した。

真希子は、必死に否定。杏子は真希子の指示で、葛城七海を、お金と援助交際の写真で黙らせたが、七海にコーヒーをかけられた。

真希子は家で着替えをと、杏子にお金を渡した。

杏子が洗面所で着替えていると、希一が入ってきて、コーヒーで汚れた彼女のシャツを見た。

彼は、自分が作った料理を杏子に出した。

”唐揚げ、サラダ、お味噌汁、卵焼き、ご飯” 「おいしい」、杏子は感動した。

杏子が涙ぐんだので、希一は焦った。

「すみません、なんだか、久しぶりに人と話した気がして」と杏子は言った。

「何か俺にできることがあったら、いえよ」と希一は言った。


真希子は、ある投稿を見て戦慄した。

”13年前にある人と知り合いました。Mさん、、”と文章が続き、最後に ”投稿者ムジナ。Mがついた嘘を暴露します”と。

”エリーゼ”と名乗っていたころの、管理人”ムジナ”の顔浮かんだ。

真希子はムジナの投稿をチェックした。最初の閲覧数は少しで、世間に知られることはないと思ったが、閲覧数が爆発的に増えてきたと同時に、”Mって誰?” とのコメントと拡散が始まった。コメント欄に柚子の名前があった。

柚子は、火事の日、母の衣装部屋に真希子がいて、母の服を盗もうとしていたことを思い出した。

真希子が柚子を無理やり家に連れてきた。


柚子は「思い出した、あの日、家に来てお母さんの服を盗んで、全ての証拠を消すために火をつけたんでしょ。ムジナさんが告発記事を書いてる」と携帯を探したが、今まであったムジナの記事が消えていた。

「あの日、あなたの家に行ったと言う証拠を出して」と真希子は迫り、柚子はくやし涙を流した。

その時、杏子が入ってきて「始末しておきましたよ、ムジナさんの暴露記事、ムジナさんに直接会えました。ご両親と暮らしていて介護と仕事で忙しく、御手洗真希子のことも知らなかった」と言った。

困惑する真希子。

杏子は「あの投稿も、騒いでいたコメント欄も、全部ウソ、偽サイトです」と続けた。希一に知恵を借りて、“ウソの炎上”を作ったのだ。

そして、ムジナさんから借りてきた写真を見せた。13年前の火事の日に開催されたファンミーティングの写真、そこにはあのセーターを着た真希子が写っていた。

「私、山内しずかじゃなく、御手洗杏子です」と真希子に挨拶した。

感 想

希一が作ったご飯を杏子が食べ、涙ぐむ場面が最高でしたね。なにげない会話、日常。

SNSやネットで繰り広げられる華やかな世界(「セレブリティー」もそうでしたが)ばかり見てると、丁寧につくられた普通のご飯、さりげない会話が、宝物のように見えました。

第7話 あらすじ

杏子は「火事の真相を追っていた。出火直後にうちから出てきたのはあなたですね」と真希子に迫った、、真希子は迫ってくる杏子をぶって、階段を上がったが、上に希一が立っているのを見て、「私がやりました」と言った。

杏子は「要求することはただ一つ、母に謝罪してください」と。

治の提案で、明日また話すことになったが、、。


翌日、真希子は独断で記者会見を開いた。”MAKIKO”という自分の本の出版記念会見で、それはLIVE配信された。

治は真希子からのウソ情報で、あわてて彼女の滞在ホテルに来た。「離婚はしない。あなたは私なしでは生きられない。あなたを全肯定し、SNSで”御手洗”の名前を売り病院のイメージアップに貢献した」と夫をベッドに押し倒した。

御手洗家の前では、治と真希子が記者たちの前で、”誹謗中傷で深く傷ついたが、これからも支え合っていく夫婦”を演じていた。杏子は「私たちはまたあの人に捨てられたんだ」と柚子に言った。


真希子のアカウントに、”ゴミだらけの部屋’ ”真希子の昼寝姿” ”料理をつくる家政婦”等の写真が次々にアップされ、全部”ウソだった”とバレた。誰かが真希子のアカウントが乗っ取ったのだ。

真希子は皐月の病院に行った。

皐月は”渡さん”と真希子を迎え、懐かしそうに真希子のことを褒めたが、「御手洗さん」と言う真希子に「”御手洗さん”はあなたでしょ」と。「ネットで偶然あなたの記事を見て驚いた。”御手洗真希子”、それで調べた、13年前の火事のことも。あなたが認めたと聞いたが、結局(治の)あの会見。この12年間、お互いの人生を交換したみたい。私にとって家族はあそこにしかなかった、でもあなたに全部奪われた」

二人はお互いに「大嫌いだった」と言い合った。


御手洗家の周りには、マスコミや野次馬が大勢つめかけ、真希子が戻ってきたら一斉にそちらに向かった。

🔥御手洗家はまた燃えている🔥

炎上させたのは皐月、彼女が真希子のアカウントを乗っ取ったのだ。


2週間後、御手洗家の塀には落書き、家の周りにはまだカメラを持った人たちが。真希子への誹謗中傷コメントは後をたたない。ネットには、希一と真二への中傷記事まであがっていた。

夜、希一はカーテンを開けてコンパスで空を眺めていた。真希子は希一に「地下に隠れて、必ず守ってあげるから」と必死で言ったが、希一は「この家を出る、今まで育ててくれてありがとう」と言い、2階から飛び降りた。

希一は足を引きずり公園のベンチで寝転んだ。星が見えた!杏子が来た。御手洗家から人が飛び降りたと言う投稿を見て捜しに来たのだ。探希一は「誰に何て言われてもいい。でもあんたにだけは嫌われたくない」と杏子の腰に手を回した。

朝、希一は杏子の家で、彼女が作った朝ごはんを一緒に食べた。(美味しそうですね!)

杏子は「今後のことが決まるまで、ここにいてください」と彼に言った。


御手洗家に警察が来て、真希子が連行された。治が14年前の放火の犯人だと通報したのだ。希一は真二からメールで知らされた。

警察は真希子に、放火事件として再捜査することになったと説明した。捜査資料に”出火直後に勝手口で少年らしき人影を見た”と証言があった。当時あの辺りで窃盗を繰り返してボヤ騒ぎを起こしていた不良グループの中に息子さん(希一)もいたと写真を見せられた。真希子は突然「私がやりました」と言った。

希一は、杏子を誘い出かけた。雨の中二人は山道を歩いた。希一が急に「このまま俺と一緒に逃げてくれる?」と言った。

感 想

真希子のアカウントを乗っ取ったのが、皐月さんだったとは。真希子がお見舞いに来た時も、静かなトーンで、なかなか怖かったですよね。もう治さんには愛想がつきたのでは?と思いますが。

真希子が、希一を地下に隠れていろと言うのを聞いて、映画「パラサイト」を思い出しました(ハハハ)。警察で「私がやりました」と言ったのも、希一を守るためのようです。

杏子が希一に作ってあげた朝ごはんもとてもとても美味しそうでしたね❤️

第8話 あらすじ

真希子は警察で「私がやりました」と言ったが、参考にお呼びしただけと家に返された。


希一は杏子に「(一緒に逃げては)冗談、もうすぐだよ」とさらに山道を歩いた。「着いたよ」そこからは空だけが見えた。「都内でもこんなに星が見えるんだ」杏子は感激した。

希一はコンパスを出した。そして杏子の手を握りコンパスを彼女に返した。「やっぱり、それは杏子ちゃんが持ってて」と言って。

その夜、希一は警察に自首した。


翌朝、真希子は警察から、希一さんが自首されたので、今日は結構です、と電話を受けた。

杏子と柚子は、希一が放火犯人だとは信じらない。御手洗家に行き、真希子に本当のことを聞いた。

あの日、皐月のクローゼットにいたのは、盗んだ服や宝石を返すため。それを柚子に見られた。でもセーターを返し忘れてた、やっぱり自首しようと警察に向かったが、「火事だ!」と聞いて現場に行った。”神様ありがとう、私の罪をなかったことにしてくれて”と。でも家に帰ってから、私の罪を無かったことにしたのは、希一なんじゃないかって思った。あの子の人生をダメにしたのは私、、

真希子はタバコに火をつけようとして、ライターを飛ばし、テーブルの上のものが燃え上がった。真二が、上着を脱いでテーブルの上に上り、必死で火を消した。彼は火傷を負ったが、突然、

「ごめんなさい、僕です。あの日、御手洗家に火をつけたのは」と告白を始めた。

あの日、家で皐月のセーターを見つけて返しに来た。御手洗家には誰もいなかった。カレーの美味しそうな匂いがして、ガスに火をつけた、その火がふきんに移って、火が大きくなり、セーターをかぶって勝手口から逃げた。”大丈夫、きっとだれか気づいてくれる”と言い聞かせたが、大丈夫じゃなかった。

ここに来てからは、みんなに認められる医者になれば、罪が償えると勝手にすり替えて、だけど、おばさん(病気の皐月)を見て起こした事実は変わらないと思い知って、怖くなって、と。

「真二よく考えて。真希子さんと希一さんがなぜ罪を被ったのか。私たちの母に謝って」と杏子は言った。


真二は皐月の病院に行って「ごめんなさい、あの家に火をつけたのは僕です」と土下座して謝った。

「私はあなたを許しません。一生恨みます。それは、その人のことをずっと心の中に住まわせる、と言うこと。あなたのことを真剣に考えている存在がいるってこと忘れないで」と皐月は言った。


希一は釈放された。真希子が警察の前で待っていた。一緒に歩いていた時、杏子が来た。

「真希子さん、希一さんを私にください」と杏子は突然言った。驚く真希子と希一!

「私は希一さんが好きです。だから希一さん、一緒に暮らしましょう」

希一が「俺なんか、もう終わってるし」とかなんとかまたうじうじ、、杏子は「しっかりしなよ」と言ってコンパスを出し「”頑張れ”って私この先ずっと私が励まします、一生、希一さんの隣で」と言った。

希一は杏子を抱きしめて「好きだ。末長くよろしくお願いします」と言った。

真希子は「杏子さん、ご苦労様」と歩きだした。(その顔に涙?)


3ヶ月後、御手洗真希子は、チャンネルを開設。離婚したが”御手洗”のままで。

真二は当時14歳未満だったので、刑事責任を問われなかった。彼は御手洗治にここで働かせてほしいと頼んだ。大学に戻れそうだ。”いい医者になってね”と柚子からメールで励まされた。

穏やかな日常が戻った。母皐月は退院して、柚子と暮らしている。柚子はは派遣会社に就職して、持ち前のコミュ力で頑張っている。

杏子はクレアと働き出した。クレアの衣装デザインの会社で。

杏子は希一と暮らしている。希一も就職したようだ。

ーー完ーー

感 想

ドンデン返し、火事の犯人は”真二”でした。

火をつけた、と言うより、過失ですね。小学生の真二には、火が大きくなって怖かったでしょうし、その秘密を持ち続けていることも怖かったでしょう。その罪滅ぼしで、彼はすごくいい子だったのか、、。

ドラマを見た全体の感想は以下に続きます。

ドラマを見終えた感想

原作の漫画を読んだこともなく、全くストリーを知らずに観ました。日本の復讐劇ってどんな感じかな?って興味もありで(復讐劇は、韓国ドラマでいっぱい見たので)。

正直、復讐劇やミステリーとしては、期待したほどでもなかったです。

真希子さんが、すごい悪女でもなかった気がします。杏子が言ってたように、弱い人だったのかも。しかし、またYouTubeで復活していたし、そう言う意味では、たくましく生きていく人ですね。

私には、このドラマの一番の見どころは、希一と杏子の関係でした。引きこもりで「俺なんか終わってる」と自虐のことばしか出ない彼を、杏子が再生させました。子供の頃の憧れ、彼からもらった”方位コンパス”が本当にいい仕事をしていました。

8話の「希一さんを私にください」からの一連の、杏子が希一に言う言葉は、最高のプロポーズでした。杏子は賢くて行動力もある女性です。希一さんと話す時は、素直さと可愛いさまでプラスされました。

柚子ちゃんもとても愛らしくて賢い妹でしね。

杏子が暗闇に飛び込んで、希一さんという大切なものを見つけた、あと味の爽やかなドラマでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

Drama
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