Netflix『ウンジュンとサンヨン』キャスト、1話~15話(最終回)までのあらすじと感想 *ネタバレあり

出典:Netflix

2025年9月12日、全15話一挙配信のNetflix 韓国ドラマ『ウンジュンとサンヨン』。

キム・ゴウンさんとパク・ジヒョンさん主演。

ドラマ作家のリュ・ウンジュン、映画製作者のチョン・サンヨン。小学校時代から親友でありライバルであった2人は、あることで絶交し、疎遠になっていた。しかし、突然、ウンジュンはサンヨンから呼び出され、重い病を知らされる。二人の女性のどんなドラマが展開されるのかとても楽しみです。

あらすじを紹介しながら、感想を書いていきます。

*ネタバレあり

『ウンジュンとサンヨン』登場人物()はキャスト

〔主要人物〕

リュ・ウンジュンキム・ゴウン):ドラマ作家

チョン・サンヨン(パク・ジヒョン):映画会社ツバメ代表

キム・サンハクキム・ゴヌ):ウンジュンの恋人、映画監督

チェPD(チュ・ミンギョン):ウンジュンの仕事仲間

チョン・サンハク(キム・ジェウォン):サンヨンの兄

ユン・ヒョンスク(ソ・ジョンヨン):サンヨンの母、ウンジュの小学校時代の先生

チャン・スヨン(チャン・ヘジン):ウンジュンの母

キョン・スンジュ(イ・サンユン):ウンジュンやサンヨンの仕事仲間、監督

第1話 あらすじ

ドラマ作家のリュ・ウンジュンは、仕事仲間のチェPDから、百想芸術大賞の受賞式の動画を見るように言われた。そこで、映画制作者のチョン・サンヨンが、「すべては、友人のリュ・ウンジュンのおかげ」とあいさつしていた。

ウンジュンは、チェPDに、「彼女とは絶交した」と言った。ウンジュンは、サンヨン成功に複雑な感情を持っていた。彼女の出世作の映画「青の起源」は、実はウンジュンのアイデアだったから。

ウンジュンはチェPDに、”小学校時代のことを書いた”という脚本のドラフトを渡した。


1992年 4年生2学期 イルヨン小学校。

ウンジュンの4年生のクラスに12人も転校生が入ってきた。全員新しい団地の住人だった。

その中にチョン・サンヨンがいた。ソウルの有名な私立校に通っていた、おじいさんが大臣まで務めた有名な方だと先生が紹介した。

ウンジュンは牛乳配達をしている母と新しい団地に行った。母が部屋の掃除をするから。ウンジュンはその部屋に入って驚いた、とて明るくて広くて、家の中に2つも浴室があった。

ウンジュンの家は、母と弟と彼女の3人暮らしで、父親はいなかった。

学校では土曜日に学級委員長の投票があり、サンヨンが選ばれた。先生がいない時は、委員長が先生代わりで、叩いてもいい棒が渡された。

自習時間に、ウンジュンの隣の男子が彼女にちょっかいをだし、彼女は注意した。委員長のサンヨンは、2人を教室の前に呼び出し、棒で手のひらを叩いた。

ウンジュンは痛くて悔しくて、家に帰っても泣いていた。

ウンジュンは長い間、気が晴れず、5年になりクラスが変わっても、サンヨンを見ると闘志に燃えた。学級対抗ドッジボールでサンヨンを狙って打ったが、ボールが彼女の頭に当たってしまった。

サンヨンは保健室に行った。作文のユン先生が入ってきた。ウンジュンは謝って、仲直りの握手の手を出したが、サンヨンは「わざとだ」と怒って保健室から出て行った。

翌日の特別授業は、ユン先生の作文だった。ウンジュンはユン先生が好きだった。

1年前、ユン先生が、「お父さんがいない空っぽの場所を、好きなもので埋め尽くしたら、天国のお父さんもウンジュンを誇りに思うはず」と話してくれたのだ。

ウンジュンはケガをした母親に代わって団地の牛乳配達をした。

自転車での帰り道、戻ってきたサンヨンと彼女の父を見て、逃げるようにその場を離れた。

学校で1組の男子から、「牛乳配達をしてるんだろ」とからかわれたので、サンヨンが告げ口したと思い、彼女に喰ってかかった。

サンヨンは、「知らない。ドッジボールもわざとぶつけた」と言うと、ウンジュンは「先に叩いたのはあなた、4年の時 棒で叩いた」と言った。サンヨンは「私はあなたを叩いた日、お母さんに叩かれた、ユン先生に」と言った。

サンヨンは新しい学校に引っ越して行った。

学校の帰り、ウンジュンはユン先生から頼まれごとをして、先生の団地の部屋に入った。その部屋は、母と掃除に来た部屋だった。

壁には立派な家族写真が飾られていた。サンヨンがユン先生の娘だと知ってたのに、がっかりした。サンヨンが完璧に見えて、決して勝てない存在に感じた。

そこにサンヨンの兄のサンハクが戻ってきた。


原稿はここまでだった。チェPDはこの原稿が気に入った。

ウンジュンはサンヨンからの電話で呼び出された。サンヨンは、「私、死ぬみたい。がんの末期、まだ43歳なのに。お願いしたいことがある」と言って、封筒をだした。中にはチューリッヒ行きの航空券と安楽死のパンフレットが。「一緒についてきてくれない?」と彼女はウンジュンに言った。

第1話 感 想

1話目からかなり面白いです。

成人になり、ドラマ作家になったリュ・ウンジュンと、映画会社代表のチョン・サンヨン、2人とも成功していますね。

1話で、2人が1992年、小学4年の時に出会った時のことが描かれました。

子供の頃の2人の家庭環境は全く違っています。ウンジュンは、お父さんを亡くしていて母と弟の3人暮らし。一方、サンヨンは出来たばかりの立派な団地(浴室が2つもある)に引っ越してきた裕福な家庭の子供。そして極めつけは、ウンジュンが大好きはユン先生が、彼女のお母さん。

小学生のウンジュンが感じている、もやもやした感じを、子役が見事に表現していました。


この段階では、ウンジュンとサンヨンは、少しも親しくなっていません。

そして、話は現在に戻り、ウンジュンは、絶交したサンヨンから呼び出され、「安楽死するので、スイスに一緒に行ってほしい」と頼まれるという衝撃な場面で、1話終了。

絶交したにもかかわらず、サンヨンが、なぜ自分の人生の最後のお願いをウンジュンに託すことにしたのか? 2人にはどんな特別な関係があったのか?どんなドラマが展開されるのか、とても楽しみです。

第2話 あらすじ

ウンジュンは、サンヨンの突然のお願い、”安楽死のためにスイスに付き添ってほしい”を断った。数日後、税理士から呼び出され、サンヨンからウンジュンにビルが贈与されたと聞いた。ウンジュンの心はざわつき、イライラしていた、そんな時は彼女は書く、脚本の続きを書き始めた。


1996年、中学2年生。

ウンジュンサンヨンと同じ中学になった。彼女は成績が上がり学年10位になったが、1位は不動のサンヨンで、しかも全科目100点だった。

合宿の特技発表会で、ウンジュンのダンスチームに、急遽サンヨンが入ることになった。それをきっかけに2人は親しくなった。


ウンジュンは、サンヨンの立派な団地に招待された。たくさんのカメラがあった。サンヨンの兄サンハクのものだった。サンハクは映画を知り尽くしていたが、模試で全国12位になる程秀才でもあった。

ウンジュンはユン先生と会えて嬉しかった。夕食もご馳走になった。

帰りはサンハクが家に送ってくれた。

しかし、ウンジュンは自分の家を知られたくなかった。門が半地下への入り口だったから。

ウンジュンがサンハクに大学の志望の学科を聞くと、「写真学科だ」と彼は言った。そして持ってきたカメラで路地を写して、「きれいだ」と言った。

ウンジュンは、「きれいじゃない、住めばわかるはず」と強く言った。

「ごめん、よく知りもしないで」とサンハクが謝ると、ウンジュンは「ひねくれてるから堂々とできない」と言った。

彼は「僕もだ、人に見せたくないことも話したくないこともある」と言った。

そして、カメラを彼女に渡して、路地を見せてくれた。レンズ越しの路地は美しかった。


サンハクは、ソウル大学の経営学科に合格した、写真学科ではなく。

ウンジュンはサンヨンの家で、サンハクから勉強を教えてもらうことになった。

9ヶ月後の1997年 秋、ウンジュンはいい成績をとった。

サンハクから”厭世的(世の中を悲観する”)”という言葉を教えてもらい、ことあるごとに”厭世的”を使っていた。

ある日、ウンジュンはサンハクから、新しい”ライカのカメラ”を見せてもらった。昔ロシアが宇宙開発をした時に、宇宙船に1匹の犬を乗せて打ち上げた、その犬が”ライカ”だと教えてくれた。

「写真を撮るのは時間採取なんだ、シャッタースピード60で撮ると、60分の1秒が詰まってる。止まってるように見えても1秒動いているんだ」と話してくれた。

サンヨンは、兄も母もウンジュンに優しくて、自分には冷たいと不満を持っていた。


サンヨンはテストの日に学校を休み、カツアゲされた。

雨の中、ウンジュンは彼女を見つけて、母の店に連れてきて食事を食べさせた。

そして、彼女はサンヨンを家に連れてきた。半地下が恥ずかしくて、今まで誰も友だちを呼んだことがなかった。サンヨンは、自分だけ家に呼んでくれたことに心を動かされ、「お母さんは私がキライだ」と打ち明けた。その時、母が迎えにきた。


サンヨンはウンジュンに、「お兄ちゃんがお父さんに叩かれた。来月7日に入隊する」と言った。彼女は「お母さんが反対して、彼女と別れた」とも言って、兄が隠している日記を見せた。

僕は君から逃げるつもりだ、でも、M、君を忘れられなければ、その時は君のもとに行く”と書かれていた。

その夜、ウンジュンは入隊するサンハクに手紙を書いて、父がくれた”四葉のクローバー”を貼った。

サンヨンの両親が留守の日、ウンジュンは彼女の家に泊まった。彼女は手紙をそっとサンハクの机に引き出しに入れた。

夜、サンハクが、ウンジュンに写真の撮り方を教えてくれた。

彼がウンジュンを撮り、カメラを受け取ったウンジュンはサンハクを撮った。

タイマーを教えてもらい、ウンジュンは10秒セットして、2人一緒の写真を撮った。シャッタースピードは60分の1に設定した。125分の1より60分の1の方が長いから。

サンハクは、カメラをウンジュンにあげると言ったが、ウンジュンは1週間だけ借りることにした。

その時が、サンハクを見た最後だった。


2001年春、ウンジュンは大学生になった。

写真サークルの前にきて、「サークルに入ればこのフィルムを現像できますか?」と聞いた。

その時、部員たちの「サンハク!」と呼ぶ声に、ウンジュンは固まった。

第2話 感 想

中学生になり、ウンジュンとサンヨンが親しくなり、そこに、兄のサンハクが現れました。

最初視聴した時は、思春期のウンジュンのサンハクへの淡い恋心がこまやかに描かれていると感じました。ウンジュンがサンハクのカメラで路地を見る映像、美しいです。

私は実は、このドラマをもう少し先まで視聴していて、そこで色々なことが明らかになるのですが、この2話が、後々すごく重要な意味を持っていることに気づきます。

サンハクが、ウンジュンを家に送っていく場面で、彼が「僕もだ、人に見せたくないことも話したくないこともある」と言ったことや、彼の日記に書かれたことの意味を。

それが分かると、一層 切なくてたまりません。

第3話 あらすじ

男子学生が写真サークルに来て、ウンジュンの持ってきたフィルム”トライ-X” を見て、「経営学部2年、キム・サンハク」と自己紹介した。ウンジュンは動揺し、フィルムを置いたままその場から走って逃げた。

ウンジュンは授業に出たが、フィルムを忘れたことに気づき、走って写真サークルに戻った。入れ違いにウンジュンを探していたキム・サンハクが戻って来て、フィルムを彼女に返した。

ウンジュンは、サークル申込書を書いた。

中学2年のあの日、ウンジュンは、地下鉄で、白黒フィルムを現像できる写真店がある街に来た。サンヨンからポケベルがなり、ウンジュンは公衆電話から彼女に電話した。

電話は聞こえづらかった、、、「お兄ちゃんが死んじゃった」とサンヨンの震える声が聞こえた、、、。

サンハクは、ウンジュンがカメラを借りた日の夜明け前に家を出て、3日後に山で発見された。


ウンジュンは中古品のカメラを買った。サンハクがそのカメラをチェックして、状態はいいと言った。ウンジュンは、「カメラの使い方は分かるが、フィルムの入れ方は知らない」と言うと、いうと、サンハクは、トライーXのフィルムを入れ、ウンジュンを写した。

「これは時間を集めること」とサンハクは言った。サンハク兄さんが言ってたのと同じことを。

ウンジュンは、サンハクに研究班に勧められた。

写真サークルの新入生歓迎会が開かれた。

翌日、ウンジュンは飲みすぎて記憶がなかった。先輩からの電話で、「”絶対あの人とはつきませんよ”とサンハクを名指しで何度も叫んでいた」と聞き、落ち込んだ。

サンハクとウンジュンは気まずかった。

しかし、ウンジュンは、サンハクから目が離せなかった。こっそり彼の写真を撮った。

ウンジュンは撮影旅行を断ったが、部員から、ウンジュンのせいで、サンハク先輩が行かないと聞き、申し訳なく思った。

ウンジュンは部室の前でサンハクに会った。彼はウンジュンが自分を嫌っていると思っていた。

ウンジュンは、「先輩を嫌ってない、先輩の名前が昔の知り合いと同じ名前だったから過剰に反応してしまった。その人を好きだったので、思い出しちゃって」と言った。

サンハクは、誤解だったと分かり、「明日の撮影旅行に行こう、僕より早くきたらアイスをおごる」と笑顔で言った。

翌日、ウンジュンは早くバス停についた。しかしサンハクは来ない、電話しても出ない。バスが発車してしまった。彼女は不安でたまらなくなった。

ロッジに到着した時、サンハク先輩が待っていた、飛行機で来たらしい。

ウンジュンは彼の姿を見た途端、走り出した。彼が追いかけてきたが、ウンジュンは泣いていた。

「死んじゃったかと思った」と言って、涙が止まらなくなった。サンハクは、彼女が泣くのを見て多くを理解した、あのフィルムの持ち主のことも。

彼はウンジュンに「つきあってくれ、君が好きなんだ」と言った。こうして2人は付き合うことになった。


2002年春。

サンハクとウンジュンは、順調に交際していた。

ウンジュンは、サンハクの昔の展示会の写真の中に、サンヨンに似た人を見つけたが、思い違いだと思った。

サンハクが、今年の新入部員のことを面白そうに話した。「”お金はないが写真は撮れますか?”と聞いたが、持っていたカメラはライカM3、夢のカメラ。 ”入部動機は教えられない”って書いてあって、みんな大笑いだった」と。

歓迎会、ウンジュンは遅れてきた。「工学部、チョン・サンヨンです。兄が一人います」と新入部員があいさつした。

第3話 感 想

サンヨンのお兄さんのサンハクさんは亡くなっていました。

年月は流れ、ウンジュンは中2から大学生になった。しかし、その間、サンハク兄さんのトライーXという白黒のフィルムは現像されないまま、ウンジュンはずっと持っていました。

そしてウンジュンは、写真サークルで、もう一人の”サンハク”と出会って、彼と恋人になった。

トライ-X、ライカM3、そして最後に、チョン・サンヨンの登場。

サンハク兄さんの存在が、このドラマの根底に静かな音楽のように流れている気がします。

第4話 あらすじ

サークルの飲み会で、ウンジュンとサンヨンは偶然の再会を喜びあった。サンヨンは、先輩の名前が「キム・サンハク」と聞いても平気に見えた。

サンヨンは部員から質問責めに。「高校は中退した、ライカは兄のカメラ、兄は25歳でまだ大学生」と(兄が生きているかのように)淡々と話した。

サンヨンは、ウンジュンとキム・サンハクが付き合ってると聞き、驚いた。

ウンジュンはサンハクに、一度もサンヨンの話をしたことがなかった。


別の日、ウンジュンとサンヨンはランチを食べた。

サンヨンの家は破産し、両親は離婚、彼女とアン先生は江凌(カンヌン)へ引っ越していた。アン先生が学校を辞めたと聞いてウンジュンは驚いた。ウンジュンは、同じ町の別の家に引っ越し、母は餅屋をやっていると近況を話した。

サンヨンはバイトを掛け持ち、サークル活動をする暇がなかった。

ある日、ウンジュンはサンヨンと一緒に、彼女のアパートに行った。そこは、共同の汲み取り式のトイレしかない狭いアパートだった。しかもトイレは午後10時に閉まる。サンヨンは、「昔トイレが無駄に2つもあったから、今はないんだ」と軽く言った。


サンヨンはウンジュンの母のおかげで、家庭教師が決まった。

サンヨンが家庭教師を始めてから、ウンジュン、サンハク、サンヨンの3人はいつも一緒にあそんだ。

サンヨンは、サンハクの”椅子の写真”をもらった。

サンハクとサンヨンは映画に造詣が深く、話が合った。

ある日、ウンジュンはサンヨンに、「気になってる人とかいる?」と聞くと、「好きな人ならいる。江凌にいた時、チャットで知り合った。こっそり付け回したけど、告白しなかった、彼女がいたから」と彼女は答えた。


サンヨンが徹夜で同じ写真を100枚ほど現像した。部員たちは彼女の写真をすごく褒めて、それぞれ感想を言い合っていた。

ウンジュンは、昔の感情を思い出した、”サンヨンといると自分が平凡でつまらない存在だと思い知らされる”。

彼女が落ち込んでいると、サンハクが「君には僕がいるだろう」と励ますつもりで言ったが、ウンジュンは気にさわった、「先輩が私の全てじゃない」と怒った。

翌朝、ウンジュンは反省し、サンハクと仲直りした。

その年の6月は、韓国がサッカーワールカップでベスト4に進出。ウンジュンたちも赤いTシャツで、PV観戦で応援した。

しかし、1人、サンヨンは白けていた。

「自分を取り繕うとするけど結局ついていけなくて立ち止まっちゃう瞬間がある」と彼女はウンジュンに話した。

ウンジュンは、お兄さんのことをまだ生きているように話す理由を聞いた。サンヨンは、「兄が死んだことを知らない人がいる、当然生きてると思っていて何も考えてない人もいる、私も兄のことは考えない」と話した。


ウンジュンは、母の許しを得て、サンヨンと一緒に住むことにした。

サンハクは3週間後に入隊する。その前に、写真部は江凌に合宿に来た。

ウンジュンはユン先生に会いたいと言ったが、サンヨンは拒否。

しかしサンハクから、「ウンジュンが、ユン先生を世界一尊敬している」と聞いて気が変わり、先輩も一緒に、と強引に母の家に行った。

アン先生は、戸惑ったが、ウンジュンを見てすごく喜んだ。

サンハクが自己紹介しようとすると、「サンハクさんだよ。兄もサンハクって言うんです」とサンヨンが言ったので、アン先生は一瞬 こわばった。

帰り際、先生がウンジュを呼び止めた。先生は、ウンジュンが中2の時、サンハクお兄さんの机に入れた手紙を出した。「サンハクは読まなかったようだが、大切なお父さんのクローバーをありがとう」と先生が言った。ウンジュンは、「ごめんなさい」と涙を流した。

サンヨンは外でイライラしていた。「母にとってウンジュンは愛弟子、母は子供にもえこひいきを、兄だけを愛していた」と尖った声で言うと、サンハクは「つらかっただろう」と慰めた。

第4話 感 想

視聴していて、なぜか心がざわつきます。

5年ぶりに、再会したウンジュンとサンヨン。

サンハクお兄さんが亡くなったことで、ウンジュンから”完璧”に見えていたサンヨンの家族は、離散していた。

歓迎会で質問されても、ウンジュンとのランチの時も、淡々と話すサンヨンですが、その5年間はどんな時間だったのか?ウンジュンは、サンヨンが何も言わず引っ越し、その後 連絡もなかったのは、自分に怒ってるのでは?と気にしてたけど、サンヨンにすれば、誰にも連絡なんてしたくなかったはず。

お兄さんが亡くなったことで、サンヨンと家族が受けたショックと影響は、ウンジュンが受けたショックとは、次元が違うと思んです。もちろん、ウンジュンも深く傷を負ったのですが。

そして、サンヨンはバイトに明け暮れ、共同の汲み取り式のトイレしかないアパートに住んでいる、衝撃でした。サンヨンがそのアパートにウンジュンを呼んだのは、彼女が強いから?

ウンジュンとサンハクに、サンヨンが加わり3人で遊ぶようになり、楽しそうな映像が流れてましたが、なんだか、危うくて仕方なかったです。

サンヨンとサンシクの映画の会話、サンヨンが現像した才能ある写真、ウンジュンに、子供の時に感じたと同じ苦い思いが込み上げる。「僕がいるから大丈夫」って、ウンジュンには慰めになりません。彼女の気持ちを思うと胸が痛かったです。

一方、サンヨンは、母をわざと傷つけるつもりで、ウンジュンたちを突然母に会わせた。しかし、ウンジュンが母と長く話してるの外て待ちながらイライラしている。母が子供の時から自分を愛していなかったと感じているから。ウンジュンには、サンヨンのこんな気持ちは分からないでしょうね。

サンヨンは「兄のことは考えない」と言いながらも、「自分を繕おうとするけど、ついていけない」には、無意識にせよ、兄の死がいつも心にあること表しています。サンヨン、相当、複雑で難しいです。

こんな二人が一緒に住むって、無謀!と言いたい。この2人は親友なのか?一緒にいれば、お互いに傷つく人たちだと思えます。

ドラマを見ていて、こんなに心がざわつくのは、珍しいです。

第5話 あらすじ

ウンジュンはサンハクに、アン先生から返したもらった手紙を見せた。「サンハクお兄さんは自殺した、亡くなる前日、サンヨンの家に泊まっていて、夜中にお兄さんからカメラの使い方を教えてもらった。お父さんからもらったクローバーをあげた、死んだ人からもらったものをあげたから、、、」と泣いた。


ウンジュンとサンヨンは引っ越した。

サンハクの入隊直前、サンハクとウンジュンは1泊旅行に出かけた。「僕が除隊したらまたここに来よう」とサンハクは願い事を言った。

サンハクは入隊した。

ーー3ヶ月後ーー

サンヨンは相変わらず、ユン先生からの電話に出ない。ウンジュンにユン先生から電話があったので、彼女はサンヨンに、先生に電話してと言った。

サンヨンは母に電話し、「私が出ない時 ウンジュンにかけるのやめて」と冷たく言って切った。ウンジュンは気を悪くしたが、「ユン先生にはあんたしかいない」と言うと、サンヨンは、「あんたに何が分かるわけ?母親は子を亡くしたつらさを、残された子のために乗り越えようとするでしょ、でもうちのお母さんは違う、、、あんたには絶対わからない」と感情的になった。

2人は3日間、口をきかなかった。

ウンジュンは、あのフィルム(トライーX) を現像した。

彼女は、現像した写真をサンヨンに渡した。「あんたのお兄さんの写真」と言って。

サンヨンは、自分の部屋で写真を見て、ただただ泣いた。


サンヨンは母にその写真を見せた。母は震えながら見た。知らない女性の写真があった。

「この人、お兄ちゃんが愛した人、なぜ自殺したの?私のせいよね」とサンヨンは母に聞いた。

彼女は中2の時、母に、「認めてあげてよ、恋人を忘れていない」と言って兄の日記を見せた。父と母が言い争い、母が「日記にあのことばかり書いてあるのを見たら、ほっとけるわけないでしょ」と泣いていたのだ。

サンヨンは「いい年した息子の恋愛に、親が大騒ぎするのはおかしい。だけどサンハクは自殺した、私のせいで」と言うと、母は泣きながら、「違う!サンヨン、そうじゃないの」と。

「じゃあ、なぜ死んだのか言ってよ」と叫んだが、母は答えない。

サンヨンは「彼女を捜して、聞き出す」と泣きながら言った。


サンハクは軍隊の休暇を取った。

ウンジュンがバイトだったので、サンヨンと2人で山に散歩に行った。

この時、サンヨンは始めて、自分から「兄は死んだ」と話した。

夕方、2人でウンジュンを迎えに行った。サンハクはウンジュンを見て走ってハグした。

サンヨンは2人から離れた。


〔1989年 秋〕

サンヨンは学校をやめて、母と2人で江凌に引っ越してきた。彼女は何もせず、引きこもっていた。

しかし1つだけ、兄のチャットのアカウントにログインするためにパスワードを探していた。

ライカ(LAIKA)1957” のカメラを見つけて、それを入れるとログインできた。

チャットルームには、兄(ムーニー)当てに、マンタからチャットが来ていた。 ”明日7時から集まるから、必ず来て”と。

翌日、サンヨンはその店に行った。

チャットグループらしき人たちの会話が聞こえた。ムーニー(兄)の悪口を言っていた。「ディランが休んでるのは、ムーニーが彼女にしつこく言い寄ったから」だと。マンタだけは「ムーニーさんはそんな人じゃない」と怒りメンバーを殴った。

サンヨンは家に戻り、兄のフリをして、マンタに、”僕は元気だ”と返信した。

それ以来、サンヨンは兄がどこかで生きてることにした。写真同好会に加入、ニックネームは”どこか”。マンタに招待され、彼とのチャットが彼女の支えとなった。バイトも始めた。

浪人生になったマンタから連絡が途絶えた。

久しぶりに連絡があった。展示会のお知らせで、サンヨンはその展示会に行った。

そこでマンタを見て、彼が”トンガン大学”に合格したことと、彼の名前が”キム・サンハク”だと知ったのだ。

だから、サンヨンは彼と同じ大学に入学し、写真サークルに入部した。

しかし、ウンジュンとキム・サンハクが付き合ってると聞いて、落胆した。


サンハクは、サンヨンと山に行った時、「残される側の気持ち、少しなら理解できる。昔、仲良くしてくれたある兄さんが突然姿を消したんだ。僕は兄さんが大好きだった」と話した。

サンヨンは、「もらい物だけど」と言って、黒い腕時計をサンハクにプレゼントした。実はサンヨンが買ったものだった。彼はすごく喜び、すぐに左手首に付けた。

この日、サンヨンは気づいた、自分がサンハクを好きで、その気持ちを隠せないことを。


ウンジュンはサンハクの時計に気づいた。「山に行った時、サンヨンにもらった」と彼は言った。ウンジュンは、「よかった。サンヨン、山を怖がっていた、お兄さんが山で亡くなったから」と話した。

「サンヨンが、お兄さんのこと話してくれた」とサンハクが言うと、「サンヨンがその話を誰かにするのは初めて。私にも話してほしかった」とウンジュンは言った。

ウンジュンは、サンハクに、現像したトライーXの写真を見せた。

数枚見ていくうちに、サンハクの手が止まった。チョン・サンハクの写真を見て、「この人がサンヨンのお兄さん?知ってる人だ」と言った。


ウンジュンと別れた後、サンハクはサンヨンを呼び出した。

「お兄さんの写真を見た、君だろ、ムーニー兄さんとして返事をくれたのは」と言った。

第5話 感 想

冒頭で、ウンジュンがサンハクに、アン先生から返してもらった手紙を見せて、「死んだお父さんからもらったクルーバーをあげたから」と、サンハク兄の自殺が、自分のせいだと思って泣く場面があります。私はこのエピソードに、ウンジュンの人柄が現れていると思いました。良く言えば、純粋で素直でいい人、悪く言えば、ナイーブ(子供っぽい)。

こういうウンジュンだから、サンヨンと一緒に住むことを提案したんでしょうね。

サンヨンは全く反対だから。彼女が母にすごく冷たく当たるのは、母は、子供の頃から自分を愛していなかった上に、兄の自殺の原因が、自分で、母はそのことでサンヨンを憎んでいると思っているからなのではと思います。

サンハクさんが亡くなった時の、父と母の言い争いの回想があり、母が「日記にあのことばかり書いてあるのを見たら、、」と言った、母は、息子の秘密を知っていたようです。


高校を中退して、母と江凌に引っ越したサンヨンは、何もせずに引きこもっていた。死んだような日々だった彼女を生き返らせたのは、兄のアカウントで知り合った写真同好会の”マンタ”でした。

サンヨンは、彼に会うために、同じ大学に入り、写真部に入部したが、 ”マンタ=キム・サンハク”は、ウンジュンの恋人だった、という巡り合わせ。

サンヨンが、サンハクに”兄が死んだ”と話したこと、怖かった山に彼と行ったこと、彼に黒い時計をプレゼントしたこと、ウンジュンは「サンヨンのために、よかった」と言いながらも、何か引っかかっている。これらの小さな出来事の散りばめ方が、秀逸だなと思います。

しかも、ウンジュンは、キム・サンハクとチャン・サンハクの関係を知らない。

第6話 あらすじ

サンヨンは、”ベンチに座っている写真の女性”のことを聞いた。「”ディラン”という同好会の人」とサンハクが答えた。彼女は、「兄のことで聞きたいことがあるので、連絡先が知りたい」とお願いした。


翌日、サンハクはサンヨンを呼び出して、「西遊記 ~はじまりのはじまり~ 」と「西遊記2~妖怪の逆襲~」のビデオを返した、ムーニー兄さんから借りてたと言って。

「笑えるけど悲しい。この映画で兄さんと仲良くなった。僕の”マンタ”も、兄さんの ”ムーニー”もこの映画から取った」と言った。

「ディランの連絡先は同好会の人が調べている。僕のIDがマンタだとなぜ分かった?」と聞くと、サンヨンは、「兄のチャットに入ったら、マンタと言う人だけが兄の味方だった。だからマンタの書き込みを検索して、その時、キム・サンハクと見たのかな?」とごまかした。

「初対面の時から僕を知ってたなら、もっと親切にしたのに」と彼が言うと、サンヨンは「親切は いりません」とクールに言い、コーヒー代をテーブルに置いて出た。


その日、サンハクとウンジュンは外泊した。翌朝、サンハクはウンジュンを送ってきた。

サンヨンは彼と玄関で会った時、「女性を捜していることはウンジュンには秘密に。マンタと連絡していたことも」とお願いした。

ウンジュンは、軍隊に戻るサンハクに、”ディレクターズ ビューファインダー”のミニサイズをプレゼントした。サンハクは感動したが、「残念ながら軍隊に持ち込めない、時計以外は」と言った。

ウンジュンは明日軍隊に戻るサンハクをバス停で送った。

その後、サンハクはサンヨンに偶然会った。彼は、「ディランさんの件で、知り合いに会いに行く」とサンヨンを誘った。

そして、サンヨンにとって、忘れられない夜が始まった。

サンハクの昔の同好会の人は、まだディアンの居場所を調べている途中と言い、3人はムーニー兄さんの話で盛り上がった。

その後、サンハクとサンヨンは、一緒に歩いた。

サンハクは、「兄さんの写真は妹への愛で溢れていた」と言った。サンヨンはうれしかった。

二人は話が尽きず、地下鉄の駅をもう一駅、もう一駅と歩き続きた。

サンハクは、西遊記の映画のセリフの中国語を覚えていて空で言った。「兄さんはチャウ・シンチーの映画、特に”西遊記”の2作目が好きだった」とサンハクは教えくれた。

サンヨンは、「あのビデオは兄が先輩にあげた物。ウンジュンにはライカをあげた。あのフィルムはライカに入っていた。兄の遺言だった。私には何もなかった、だからウンジュンには内緒に、私が一番に知りたいから」と言った。

サンハクは、結局、歩いてサンヨンを家まで送った。

「マンタが好きでした」と彼女は、サンハクが帰る後ろ姿に向かって言った。

「先輩じゃない、マンタが好きだったんです。感謝してます、マンタがいなかったら、私は今も引きこもってた。マンタの中で兄が生きていてうれしかった」と彼女は涙ぐんで言った。

その夜、サンハクはアルバムから、”ムーニー兄さん”の写真を選んだ。その時、展示会の写真の片隅に、サンヨンが写っているのに気づいた。そして、あの夜のミーティングの店にも彼女が来てたことを思い出した。

サンハクは軍隊に戻る日、ウンジュンとの食事の後、工学部のサンヨンの郵便受けに、ムーニー兄さんの写真を入れた。


サンハクは軍隊に戻った。ウンジュンは頻繁に手紙を書き、”オレンジ色”の封筒は軍隊で有名になった。

サンハクにサンヨンから手紙が来て、 ”西遊記”を見たと書いてあった。

ウンジュンはサンヨンに用があり工学部の入り口で待っていた。サンヨン宛の郵便物が落ちた。それはサンハクがサンヨンに宛てた手紙だった。サンヨンに渡すと、「先輩に頼みごとをした」と彼女は言った。

サンヨンは、ディランのことを調べてくれている先輩から連絡を受けて、カメラ店に行った。「ディランの連絡先、本名はムン・ジヨン。でもまずサンハクと話したいらしい」と彼はメモを渡して言った。


ウンジュンに、サンハクから電話があった。彼女は、彼のサンヨン宛の封筒を見てから、彼に手紙を書いていなかった。

彼女は「サンヨンへの手紙をなぜ大学に?何を頼まれたの?すごく不愉快。手紙は家に送って、絶対見ないから」と言って切った。

ウンジュンは、母の店のお餅とスープを、サンヨンのお土産に持って帰った。彼女に親切だった。


ある日、ウンジュンは展示会の印画紙を買うために、写真屋に行った。

店の男性(ディランのことを調べてくれた人)が、「サンヨンって子も参加する?あの子がいなきゃ、サンハクは進学できなかった。兄貴の代わりにメッセージを送ったんだよ、チャットで”自分は元気”ってな」と言った。

「好きな人はいる、江凌にいた時、チャットで知り合った人」、先輩の展示会の写真の片隅に写っていたサンヨンの写真

ウンジュンは全てがつながった。彼女はサンヨンに「サンハク先輩が好きなの?」と聞いた。

第6話 感 想

脚本が素晴らしいと思います。

ウンジュンが、軍隊に戻るサンハクに、”ディレクターズ・ビューファインダー”のミニサイズをプレゼントしますが、サンハクは軍隊にもっていけない。

一方、サンヨンがプレゼントした黒い時計は、サンハクの左腕にはめられて、彼の生活の一部になる。この対比、細かいことだけど、見事だと思います。


6話もサンヨン中心の物語でした。

まず、サンハクがサンヨンを呼び出して、「西遊記」の2つのビデオを返す。

そして、サンハクは軍隊に戻る前日、偶然、サンヨンと会い、”ディラン”を探してくれている先輩と3人で、”ムーニー”の話で盛り上がった。

その後、サンヨンはサンハクと大好きな兄や西遊記の話をしながら、一晩中歩いて、家まで送ってもらった。サンヨンが本当に幸せそうに笑っていました。”サンヨンにとって忘れられない夜”とありましたが、その通りだったと思う。彼女のこれまでの人生で一番幸せな時間だったかもしれません。

サンハクが、西遊記のセリフを中国語で言う場面がありますが、その意味は明かされません。サンヨンは将来、映画制作会社の代表になるので、きっと、この映画とセリフも需要な意味を持ってくるのだろうと思います。


一方、ウンジュンは、ずっと”カヤの外”という位置でした。サンハクがサンヨンに手紙を出したと知り、彼女はサンハクに怒ったが、サンヨンには気にしていない風で接した。

しかしサンヨンがずっと前からサンハクを知っていて、チャットしてたことを知ってしまった。

サンハクとサンヨンが、自分が知らない秘密を共有している、それも、サンハクお兄さんのことで。ウンジュンにすれば、耐え難いと思いますが、、、。

第7話 あらすじ

ウンジュンは、サンヨンに「サンハク先輩が好きなの?チャットで知り合った好きな人は先輩だよね?」と聞いたが、サンヨンは否定し、好きだったのはギタリストだとウソを言った。

「先輩にメッセージを送ったのは?」と聞くと、「連絡したのは1回だけ、お兄ちゃんのふりをして。マンタが先輩だと思わなかった」とサンヨンは言った。

「先輩を好きだったことは?」「ない」

「先輩に何を頼んだの?」「お兄ちゃんのこと、今は言えない」

「いつか話してくれる?」「答えがわかったら」と。

「じゃあ信じる」とウンジュンは言った。しかしウンジュンは、彼女は、工学部のサンヨンの郵便受けチェックせずにはいられなかった。


ウンジュンは突然、サンヨンから彼氏を紹介された。

サンヨンは、彼氏に、「ウンジュンは唯一友だち。この子は変わっている、コンプレックスがない、劣等感も」と言った。

ウンジュンは、「コンプレックスも劣等感もある、この子に、何でもできる」とサンヨンのことを言った。

「ライバル?」と彼に聞かれ、「ライバル意識はない、勝つなんて」と言った。

サンヨンは、自分のことを「コンプレックス、劣等感の塊よ。本当に劣等感を持ってるから話せない」と言った。


ウンジュンは、軍隊にサンハクの面会に来た、たくさんのご馳走をもって。彼はうれしくて走ってきた。「生き返った気分だ」と彼は言った。ウンジュンは、サンハクの腕時計が気になった。

サンヨンが、ウンジュンの母のお餅屋の手伝いに来た。ウンジュンは彼女が気を遣っていることに気づいた。

ようやく元通りになったと思えた。


写真部の展示会がもうすぐ始まる。

サンヨンが、「先輩が撮ったウンジュンの写真が好きだ」と言った。ウンジュンは、私が先、と自分が撮った先輩の写真を見せると、彼女は2つ並べて、「セットみたい」と言った。

ウンジュンは、展示会の写真を入れ替えた。


サンハクはサンヨンから、”ディランさんの連絡先がわかったが、先に先輩に先に会いたいと。力を貸してほしい”と手紙をもらった。彼は、ディランに電話した。

ディランがサンハクの面会に来た。彼女は、ムーニーの手紙をサンハクに見せ「私は妹さんに会うべき?」と聞いた。


ウンジュンたちは、展示会の準備で忙しかった。

サンヨンが電話している時に、突然、サンハクが来た。彼は、サンヨンにディランの居場所のメモを渡して「会いに行け、明日しか時間がない」と言った。

その後、彼は部室に入った。ウンジュンはすごく喜んだ。

翌日は展示会の準備だったが、サンヨンは来なかった。

ウンジュンの出品作は、ウンジュンとサンハクがそれぞれを2枚ずつ撮った4枚のセットの写真だった。


サンヨンは長距離バスに乗って、山の中の”ムン・ジヨン”の家に行った。

サンヨンは、「兄はあなたが好きだった、兄の日記はあなたへの手紙だった、”M”と書いてあった」と言った。

ジヨンは封筒を出し「私とムーニーは友達だった。ムーニーにもらった手紙よ」と言った。

封筒には、”ディランへ、Mより”とあった。

ジヨンは、長い髪の後ろ姿の女性がベンチに座っている写真を差し出した。それは兄だった。


ジヨンからサンハクに、サンヨンが消えたと電話、彼は誰にも言わずに車で出かけた。ウンジュンが心配してサンハクに電話したが、「急用だ、運転中だから掛け直す」と言って切った。

サンヨンは山の中を1人で歩いていた。サンハクは山に行きサンヨンを探した。

彼女は湖が見える湖畔で、兄の写真を抱きしめて、泣き崩れた。

ディランへ、僕はいつも恐れていた。その日が来ることを。本当の自分がバレてしまう日をこれほど耐え難く、怖いものなんだと。君は友達以上の存在だ。君はこの僕に、僕がいていい世界をくれた” (ムーニーの手紙)。

サンハクはサンヨンを見つけた。

サンハクもサンヨンも、ウンジュンの電話に出なかった。サンハクは、ウンジュンの”電話に出て”のメールを無視し、電源を切った。

サンヨンは「思い出せば、たくさんヒントがあった。可愛い女の子の写真は兄。兄はままごと遊びが好きなのに、父は兄をサッカー部に入れて、兄が行くのを嫌がると手を挙げた」と泣きながら話した。


ウンジュンは、サンヨンの部屋に入って、サンハクが彼女に送った手紙を読み、彼女の日記を読んだ。日記に挟まっていたサンハクの写真、サンハクと偶然あった日、”忘れられない夜”になった日のこと、告白してしまったこと。

サンハクが、サンヨンを家に送って戻ったのは、朝だった。


展示会が始まった。

ウンジュンは1日中笑っていた。サンハクが展示会に現れたが、口をきかなかった。

サンハクが追いかけてきた。ウンジュンは「1つだけきく、携帯の電源は、自分で切ったの?」と。

「そうだよ。サンヨンを探しに行った」と彼は答えた。

「呼ばれたの?」「いいや自分から」

「なんで?サンヨンが好き?」

「気持ちが揺れた、サンヨンに」と彼は答えた。

「、、、、別れよう」とウンジュンは言った。

第7話 感 想

サンヨンに「先輩を好きなの?」と聞き、彼女が否定した時、「疑いたくない、信じたい」と言ったウンジュン。この時、ウンジュン、人が良すぎよと思いました。

サンヨンに彼氏ができて、”劣等感”の話をする場面は面白かったです。サンヨンは、ウンジュンに”劣等感”を持っている。彼女が、いい人間だからなのかと思いました。

サンヨンはディランに会って、お兄さんの秘密を知った。サンヨンは衝撃を受けて、サンハクは、サンヨンの衝撃を思うと心配せずにいられない。ウンジュンのことを考えることができなかった。

ウンジュンは、消えたサンハクとサンヨンを疑い、サンヨンの日記を読んでしまいました。人の日記を読んではいません、知った内容にも傷つくし、そういう行為をしてしまった自分にも傷つくから。

ウンジュンがサンハクに鋭い質問をしましたが、これができるのも、彼の返事を聞いて、「別れよう」と言えるのも、彼女はすごく強い人だと思いました。

7話は、お兄さんの秘密が分かる重要な回だったのですが、それ以上に、ウンジュンとサンハク、サンヨンの関係が崩れた衝撃の回でした。

第8話 あらすじ

サンハクは、ウンジュンに別れを告げられ、「時間がほしい」と言ったが、彼女は拒否した。

サンヨンはウンジュンが、自分の部屋に入り、サンハクからの手紙や自分の日記を読んだ事を知った。

翌日、ウンジュンは展示会の受付を休み、行方ゆくえをくらました。

次の日の朝、ウンジュンはアパートに戻った。サンヨンは彼女に、「先輩は私に同情しただけ。先輩はあなたが好き」と言ったが、ウンジュンは、「私が聞きたいのはあなたの話、ずっと待ってた。先輩のことは、 私と先輩の問題」と言った。

ウンジュンは、”しばらく実家に帰る”とメモを残してアパートを出た。


サンヨンは、ウンジュンに会いに彼女の実家に行き、兄の秘密を話した。

「兄の心は女性だった、先輩はそのことを知ってた、だから心配して(あの日、私を捜しに)来た。私には兄じゃなくて、姉がいたってこと、それでも先輩が許せない?」とサンヨンは聞いた。

ウンジュンは「知らないでしょ、先輩は私にとって特別で、どんな時間を過ごしたか。そんな人に傷つけられた」と答えた。


サンハクもウンジュンに会いに、彼女の実家に来た。

「僕を許してくれないか?」と彼は言った。

ウンジュンが「なぜサンヨンに惹かれたの?」と聞くと、「胸が痛かった」と彼は答えた。

「サンヨンに聞いた、お兄さんのこと。先輩が心が痛むのは分かるよ。でも私はもう信じる自信がない。毎日 工学部まで走って郵便受けを見に行った。先輩を好きになりすぎた。もう前みたいに戻れない」とウンジュンは言った。

サンハクは、待ちたいと言ったが、ウンジュンは「考えるのがつらい、終わらせたい」と。

こうして2人は別れた。


サンハクは軍隊に戻る前日、また偶然 サンヨンに会った。

その時、サンヨンに、お母さんが倒れてソウルの病院に運ばれたと電話があり、2人でタクシーで病院に行った。

お母さんは大丈夫だったが、病院代がなく、サンハクが立て替えた。

サンヨンはサンハクと夕食を食べた時、彼に”口座番号”を書いてもらい、「2ヶ月以内に、病院代とタクシー代を振り込む、先輩には二度と会わない」と言った。

「私のせいなんです」と言ってサンヨンは泣いた。兄の秘密を知った後、彼女は母に会って兄の写真を見せて、「知ってたんでしょ、お母さんが殺した」と言ったのだ。


2003年3月、新年度が始まった。

ウンジュンはアパートに戻り、サンヨンに「休学する」と言った。

サンヨンは、部屋を探すと言ったが、ウンジュンは「今まで通り家賃を支払う。子供の頃のよく払ってもらった。あなたと再会して、今 手助けできるのが嬉しい、だからここにいて」と。

ウンジュンは実家に引っ越した。

しかし、サンヨンはウンジュンから家賃が振り込まれる度に屈辱を感じた。

サンヨンの母がまた緊急で病院に運ばれた。サンヨンは医者から「すでに骨や肺 脳にも転移している、余命3ヶ月」と言われた。母は自分が、がんだと知っていたが、娘に言わなかったのだ。サンヨンは「お母さんは最後までひどすぎる」と泣いた。母は「孤独にして ごめんね」と謝った。

サンヨンは、ウンジュンに電話したが、彼女は出なかった上に、電源を切った。彼女は絶望した。その時ウンジュンは映画館にいたから電源を切ったのだが、サンヨンに折り返しの電話をしなかった。


ウンジュンはサンヨンから、話があると呼び出された。

サンヨンはお金が入った封筒を出し「部屋を出た、50万ウォンしか入っていない。保証金は急用に使った。相談せずにごめん」と言った。

ウンジュンが「もしかして、先輩のせい?」と聞いたことが、サンヨンを怒らせた。ウンジュンが、休学の理由やどんな急用だったのかと聞いても、サンヨンは答えなかった。

サンヨンはただ、「時間はかかるがお金は返す」と言うと、ウンジュンが「お金は後で、あげるつもりだったし」と言い、サンヨンを一層怒らせた。

「どこまで侮辱するつもり?家賃をもらう度に、どれほど惨めになったか。人の日記を読んで、先輩と別れたのは私のせいだと思ってるくせに。いい子ぶらないで、忘れられない先輩とよりを戻して。お金は早めに返す、もう会わない」と言って出て行った。

サンヨンはバイトに明け暮れた。

ウンジュンの母が、サンヨンから渡されたとウンジュンに封筒を見せた。200万ウォン以上入っていた。

ウンジュンは封筒を持って走ったが、サンヨンはバスに乗って去ったところだった。

”もういい、あんたと一緒に過ごした時間が無意味だというなら、二度と会わない”とウンジュンは誓った。

こうして、ウンジュンはサンヨンと絶交した。


「現在〕

ウンジュンは、ここで原稿を一旦終えた。

ドアのチャイムが鳴ったので開けると、スーツケースをもったサンヨンが立っていた。

第8話 感 想

ウンジュンとサンハクの別れの場面、つらかったですね。

ウンジュンは、サンハクが自分を思っていることも、彼がサンヨンを見て胸が痛んだことも理解できたけれど、彼女自身が、今までのように彼を信じられないことがきつかったのでしょう。毎朝、工学部まで走って郵便受けを調べたり、サンヨンの日記を読んでしまった自分、そういうことをしてしまった自分に、自身が深く傷ついたように思いました。

サンハクは、誠心誠意、ウンジュンに謝ったけれど、ウンジュンの気持ちを変えることはできなかった。

ウンジュンとサンハク、お互いに大好きだったのに、別れ、という結末を避けることができませんでした。


サンヨンは、兄の秘密を知ってからも、次々とつらいことが襲いかかってきます。

母に「お母さんがお兄ちゃんを殺した」とひどい言葉を浴びせてしまい、母は(多分心労で)倒れた。その病院代を払うお金もなく、たまたま居合わせたサンハクに払ってもらった。惨めですよね。

そして、お母さんが末期がんだと知り、たった一人の友だちのウンジュンに話したかったけど、彼女は電話の電源を切った。サンヨンの孤独感は計り知れません。

なぜ、彼女はこれほどつらい目に遭わなくてはならないのでしょうか?(作家に聞きたいです)。

サンヨンは母の看病のために休学し、その母が亡くなり、アパートを引き払った時に返却された保証金で、母の入院費を支払ったのでしょう。

そしてウンジュンを呼び出して、お金を一部返すのですが、そこで二人は激しい言い争いなりました。

サンヨンがすごく酷いことを言ってるように見えたけど、私は、サンヨンの言い分も、彼女の気持ちもよく理解できると思いました。

サンヨンが一番ウンジュンを必要としたのは、母が末期がんだと知った時だったと思います。その電話にウンジュンが出なかった、その行き違いは本当に悲しかったです。

そして、サンヨンの母のアン先生、このお母さんは、息子が自殺してから、どんな思いで生きてきたのでしょうね?多分、”なぜ、ありのままの息子を受け入れることができなかったのか?”と自分を責めただろうと思うと胸が痛いです。

第9話 あらすじ

サンヨンは、スーツケースを持って、ずかずかとウンジュンのオフィス兼住まいに上がり込み、「3泊だけ泊めて」と言った。

ウンジュンはうんざりしたが、サンヨンはご飯を食べて、薬を飲んだ。そして、薬を飲んだら20分以内に寝なきゃならないとソファで横になった。ウンジュンは仕事の邪魔になるので、彼女をベッドに寝かせた。


11年前の2013春のある日も、何の前ぶれもなく、サンヨンがウンジュンの前に現れたのだ。

ウンジュンは、JDエンターテイメントで映画制作のPD(プロデューサー)をしていた。

彼女は機嫌が良かった。チュ監督と2年間あたためてきた映画「グッドマン」で、ついにチュ監督と正式に監督契約を結ぶ段階に来ていたから。契約は”投資審査”の後で、審査日は来週だった。

ウンジュンはチュ監督と撮影監督の件でミーティング。監督は、キム・サンハク監督を推した。ウンジュンの元彼のキム・サンハクだ。

彼女は気まずかったが、仕事だから、彼に電話した。番号は昔と同じだった。サンハクはすぐにウンジュンだと気づいた。

翌日、ウンジュンはサンハクと数年ぶりに会った。

ウンジュンは、「チュ監督のご希望です、ぜひご検討ください」とシナリオを渡し、主演や今後のスケジュールを大まかに話した。

キム監督は「早めに返事をする」と言ってから、「お母さんは元気か?」と聞いた。

ウンジュンは先輩のオPDに、キム・サンハク監督は元カレと話した。


キム・サンハク監督からは、すぐに”承諾”の返事がきた。

ウンジュンは、キム監督とチュ監督と顔合わせのミーティングをした。

その席で、ウンジュンは大学を中退して映像学校に行き、キム・サンハクは兵役後、映画アカデミーに行ったと話がでた。


「グッドマン」制作投資会議が開かれた。

しかし、そこでウンジュンが予想もしていなかった事態が起きた。

上層部の判断で、監督がチュ監督からキョン・スンジュ監督に変更されたのだ。

もちろん、ウンジュンは納得できない。企画からシナリオまでチュ監督が自腹を切って書いていた。しかも、何の相談もなく、シナリオがキョン監督に渡されていた。


翌日、ウンジュンは本部長に呼ばれた。

そこにチョン・サンヨンがいた。「グッドマン」の共同プロデューサーとして加わると本部長が紹介。サンヨンがメインPDになるのがキョン監督の条件だった。

ウンジュンは怒りが抑えられず、「チュ監督に会いに行きます」と言って、辞表を出した。

チュ監督はもちろん怒った、ウンジュンは申し訳なくて言葉がなかった。監督はシナリオの返却を求めたが、原作があるので無理だと彼女は答えた。

ウンジュンが、JDを辞めたというと、監督はリュPDは悪くないと一層怒った。


翌日、ウンジュンは(会社を辞めたので)家にいたが、サンヨンが来た。

ウンジュンは外で話した。

「あなたが担当だと知らなかった。戻ってメインPDをやって」とサンヨンは、ウンジュンの社員証を出した。

ウンジュンが何も言わずに帰ろうとした時、「お母さんが死んだ」とサンヨンが言った。ウンジュンは驚き、話を聞いた。

「話そうとしたけどあなたが電話を無視した、最後に会う前だよ。可愛い教え子に会わせてあげたったけど、3ヶ月も経たずに死んだ」とサンヨンは淡々と言った。

「遺灰を海にまいた、1人で。お母さんチャンスを利用する、戻って。あんたのためじゃない。キョン監督はシナリオを勝手に変える、ふせがないと」とサンヨンは言った。

「あの時の急用は、お母さんの治療費だった?それなのにお金を返した、なぜ?」とウンジュンは聞いたが、「それが私」とサンヨンは答えた。

ウンジュンは会社に戻った。「私が譲って、チョンPDと共同プロデューサーをする」と宣言して。

第9話 感 想

9話でドラマが別のフェーズに移りました。

月日が流れて、ウンジュンは映画制作のPDになっていた。そこで、撮影監督になったキム・サンハクと再会し、そしてチョン・サンヨンとも再会してしまうという流れです。

ウンジュンとサンヨンが同じ映画の共同PDになるって、波乱しか見えませんが。

ここでウンジュンは初めて、アン先生が亡くなったことを知りました。

この3人が、大学生から社会人になったことが、髪型と服装の少しの変化で、全く違和感なくて表現されていて驚きました。

第10話 あらすじ

ウンジュンとサンヨンは、共同PDとして一緒に働き出した。

ウンジュンはオPDから、キョン・スンジュ監督とサンヨンが、できてると聞いた。

キム・サンハクは、チュ監督から、「グッドマン」の監督がキョン監督になり、チャン・サンヨンが共同PDとして仕事に加わったとを聞いた。


サンヨンが、キョン監督と知り合ったのは2003年、バイトから制作会社に入ったようだ。彼女は大学を中退していた。

キョン監督が、撮影監督としてキム・サンハクを希望したので、ウンジュンは彼に会って打診したが、サンハクは断った。

ウンジュンは自分が立てた予算のことで、サンヨンから徹底的にダメ出しを受けた。1週間かけて組んだ予算。また、サンヨンには勝てないのかと思った。

ウンジュンはチーム長の指示で、サンハクに打合せに参加をお願いをした。彼女は「断ってもらってもいい」と言った。

打合せには、キョン監督、ウンジュン、サンヨンが同席した。

ウンジュンは、サンヨンがサンハクをずっと見つめていることに気づいた。

キョン監督はサンハクを気に入ったが、サンハクは断った。


翌日、サンヨンは監督の指示でサンハクに会って説得しようとしたが、サンハクは、そっけなく断った。

ウンジュンは、誰かの机にあった”荒れ地”の絵コンテ集をみた。サンハクが描いたものだった。

彼女はサンハクを呼び出し、「一緒に仕事をしよう、”グッドマン”をいい作品にしたい。荒れ地の絵コンテを見た」と言った。

サンハクは承諾した。


ウンジュンは、キョン監督が直したシナリオが納得いかない。

シナリオ会議で、削除された2つのシーンの見直しを提案したが、サンヨンが即否定した。

ウンジュンは、「観客の心に残るのは感情、笑いや快感、恐怖といった感情を登場人物から受け取る、感情は積み重なって強くなる」と言った。

監督はウンジュンの案を受け入れた。ウンジュンは満足した。

監督は、サンヨンはウンジュンが正しいと分かってて反対したことを見抜いていた。


キョン監督は、スタッフミーティングで、撮影監督が素晴らしい、すでに1/3ほど進んでいるとサンハクを褒めた。

チーム長が内緒でサンハクの絵コンテを見ていたので、ウンジュンも見せてもらった。彼女は楽しくなった。

ウンジュンがバス停で待っていると、偶然サンハクが車できて家に送ってくれた。

彼は彼女がご機嫌だと気づいた。「絵コンテを見た、良かった。チュ監督とシナリオの準備をしてたでしょ、絵コンテを見たら、紙の文字が動き出したみたいだった」と嬉しそうに話した。

ウンジュンが車を降りた時、サンハクは「君に再会できて嬉しかった」と言った。

でもウンジュンは「私は嬉しくなかった」と言った。

第10話 感 想

サンハクは分かりやすいです。ウンジュンに協力したいと思っている。しかしサンヨンとは距離を取ってる感じ。

ウンジュンは、今のところ、「グッドマン」をいい映画にしたいというのが最優先事項って感じかな?サンハクとは気まずくはないけど、必要以上に近寄らないようにしてる感じです。

サンヨンの部屋には、昔のサンハクの”椅子の写真”が飾らていました。彼女はまだサンハクを思っている。ウンジュンの言うことわざと反対したり、相変わらず複雑です。

第11話 あらすじ

監督、チーム長、ウンジュン、サンヨンの4人は、初めて、主演のスンジェと会食をした。

サンヨンはスンジェの話から、彼がアクションでスタントを使いたがっていると推察して、可能だと言った。彼はサンヨンに「タメ口でいい」と気を許した。チーム長はサンヨンの力量に感心した。

ウンジュンは落ち込んで帰った。母が公園で待っていたので一緒に歩いた。母はまた「サンヨンにご飯を食べさせなきゃ」と言った。

サンヨンがアパートに戻ると、父が待っていて、また金を無心した。サンヨンは冷たくあしらったが。


ウンジュンはシナリオの読解力が高い。キョン監督も、ウンジュンが見直したシーンが生き返ったと高く評価し、「終わるまでここで一緒に仕事、シナリオの相談がやりやすい」と言った。サンヨンはそれを聞き複雑な表情に。


撮影のロケハンが始まり、監督、撮影監督、PD他、主なスタッフが参加した。

ウンジュン、サンハク、サンヨンは同じ車での移動。運転はユチャン、サンハクは、彼がウンジュンに冗談を言い、彼女を気遣うのが気になった。サンヨンはサンハクをずっと見ていた。

その日の宿泊は、ウンジュンとサンヨンが同室になった。

ウンジュンは、サンヨンが風邪っぽいことに気づいた。彼女はホテルの売店で、風邪薬を聞いたが、なかった。その話をサンハクが聞いていた。ウンジュンは、教えてもらった薬局まで(結構遠い)走ったが、すでに閉まっていた。ホテルに戻った時、サンハクが汗だくで戻ってきて、風邪薬をウンジュンに渡した。薬の袋には別の薬局の名前が書いてあった。

ウンジュンは、サンヨンにその薬を飲ませた。

翌朝、サンヨンの具合は良くなった。彼女がお礼を言うと、ウンジュンは、風邪薬は先輩が買ってきてくれたと言った。

車で移動中、ウンジュンとサンヨンは、サンハクが買ってくれた薬屋の看板に気づいた。そこはホテルからかなり離れていた。

ハイヌリ”がサービスを廃止するとあるスタッフが言った。サンヨンが兄のフリをして、マンタ(サンハク)とチャットしていたサービスだった。

古い建物のロケハンを終えた時、突然雨が降ってきて、全員ホテルに行き休憩した。


ホテルから海が見えた。サンヨンが母の遺灰をまいた海だった。

遺灰をまいた夜、サンヨンはケイタイから3人の親しい人の電話番号を消した、母、ウンジュン、キム・サンハクの3人だった。

最後に“ハイヌリ”のチャットを削除してた時、新しいチャットに気づいた。マンタ(サンハク)からだった。

”サンヨンへ、ギルバート・グレイプが家と共に燃やしたのは、重荷だった過去だけだ。自分を燃やしてはいけない。新たな1歩を踏み出した時は愛する人と一緒で、誰も捨てることはなかった。自分を焼き尽くすな” と。

サンヨンは、泣いた。彼女はこのチャットに救われた。


撮影監督(サンハク)が、ビルの塀を超えたとの電話があった。

ウンジュンが駆けつけ、謝罪し、撮影許可証を見せた。そこはロケハンが終わっていたビルだったが、サンハクは確認したいことがあったので再度きたのだ。彼はバッグからファインダーを出した。ウンジュンに見覚えがあった。

ディレクターズ ビューファインダーのミニサイズ”、大学の時、兵役の休暇で戻ってきたサンハクに、ウンジュンがプレゼントした物、だけど、軍隊に持込みは禁止だと聞き、彼女はすごく落胆したのだった。

サンハクはウンジュンに見てみる?とファインダーを渡した。ウンジュンがそれを覗くと、学生時代の彼が見えた。


その夜のスタッフ飲み会にウンジュンは欠席、サンヨンが部屋に迎えにきた。

「おばさんは元気?すいとんが食べたい」と言った。

ウンジュンが、「ユン先生に会いに行く?」と聞くと、「一度も会いに行ってない」とサンヨンは答えた。

サンヨンは、「先輩と気まずいのをみんなに見せつけないで、飲み会も仕事」と言い、ウンジュンを飲み会に出席させた。

”真実ゲーム”が始まった。答えたくなければお酒を飲む。

監督がサンヨンに「ここに好きな人は?」と聞くと、サンヨンは、お酒を飲んだ。

そして彼女は、サンハクに「私が告白したらオーケーを?」と聞いた。サンハクは「いいや」と否定した。

飲み会の後、サンハクはウンジュンに、「努力してる、君を見ないように。でも見てしまう、惹かれるんだ」と言った。サンヨンが聞いていた。

彼女は、ウンジュンが一人になった時、「先輩を好きになっても?いいなら、身を引いて」と言った。

第11話 感 想

10話も地味な回でした。しかし登場人物の行動や心理が丁寧に描かれることで見えるものがたくさんありました。素晴らしい脚本だと思います。

まずはじめ、ウンジュンは、主演のスンジェとの初顔合わせの時、サンヨンが彼の心を掴んだことが面白くない。またサンヨンは、監督がウンジュンにシナリオの件で相談しているのが面白くない。そういう2人の立ち位置が描かれました。

そして映画のロケハン。ここでの小さな出来事は風邪薬。サンハクがかなり遠くの薬局まで風邪薬を買いに行き、汗だくで戻ってきたのは、ウンジュンのため、サンヨンのためではなかった。

”ハイヌリ”廃止の話題もさりげなく挿入された。

その夜のホテルがサンヨンが母の遺灰をまいた海の近くで、その夜の回想シーン。サンヨンが電話に登録していた番号は3つだけで、母、ウンジュン、サンハク、しかし母の死と共にそれを消した、サンヨンの孤独に胸が締めつけられます。彼女もこの世と縁を断とうとしていたのでしょう。しかしマンタ(サンハク)からの、チャットに彼女は救われました。映画『ギルバート・グレープ』を引用したサンハクの人間性が溢れる温かいメッセージでした。

そして、”ディレクターズ ビューファインダーのミニサイズ”が出てきた時は、ここでこれが再登場か‼️、私はうなったし、めっちゃ嬉しくなりました。サンハクがずっとすごく大事にしていたことが伝わったから。サンヨンからもらった黒の時計はもう持っていないことも想像できました。

サンハクがウンジュンに「君から目が話せない、惹かれている」と告白しますが、ここまで描かれがサンハクを見てると、この告白に納得できます。

ウンジュンも心が揺れたように見えましたが、サンヨンが牽制してきました。彼女が、死にそうな自分を二度も救ってくれたサンハクを好きになるのは当然かもとも思えますが、サンヨンには、不幸のオーラがまとわりついている感じです。

ウンジュンのお母さんは、娘がサンヨンと不仲になった後も、ずっとサンヨンを気にかけていますし、サンヨンもウンジュンのお母さんを懐かしがっています。この場面があったのもすごく良かったです。

第12話 あらすじ

ウンジュンは、「先輩が好きなら、本人に告白を」と言うと「そうする」とサンヨンは答えた。


翌日、サンヨンとウンジュンの間には緊張感が漂っていた。

次のロケハン先は、小学5年の時に、サンヨン一家が引っ越してきた団地。再開発で、そこの取り壊しが決まっている。ロケハンは、サンヨン家族が住んでいた部屋だった。ウンジュンは想像以上にすさんでいることに心を痛めた。

サンハクは、さっきの場所を希望した。ウンジュンもサンハクに同意したが、サンヨンは、ここがいいと思うと言い、キョン監督がここに決めた。


ロケハンが終わり、ウンジュンたちはオフィス仕事に戻った。

ウンジュンはチュ・ドンヒャン監督と次の映画の件で話していた時、サンヨンと廊下ですれ違った。彼女は「チュ監督ですね」と挨拶したので、ウンジュンは、「共同PDのチョン・サンヨン」と監督に紹介した。


ウンジュンはオPDと飲んでいた。

オPDは、「キム監督と別れたのは、サンヨンのせいね。キム・サンハクはいい人そう」と言った。

ウンジュンは、「いい人よ、初対面なら惹かれてた。先輩と別れた時すごくつらかった。でも最後まで許せなかったのは私自身、他人の机をあさって日記を読んだこと。自分を好きになってこそ、相手からも好かれると思う」と話した。


ウンジュンは夜の撮影現場に行った。

誰かがコードを引っ掛けて、ライトが倒れた、サンハクが咄嗟とっさにウンジュンをかばって倒れて、ケガをした。PD二人(ウンジュンとサンヨン)が、サンハクを病院に連れて行った。

ウンジュンは、「かばうなんて、先輩がいないと撮影できないのに」と言うと、サンハクは「考える前に体が動いた」と言った。サンヨンがその会話を聞いていた。


翌日の夜、サンヨンはサンハクを呼び出して、「先輩が好きです。17歳の時から今までずっと」と告白したが、サンハクは「好きな人がいる」と言った。

「ウンジュン?あの子にその気はない。 ”燃え尽きるな”とあんなメッセージをくれなきゃ、私は焼かれて消えたのに。私は先輩がすべて」とサンヨンはなおもすがったが、サンハクは「ごめん」と言って去った。


キョン監督、キム・サンハク撮影監督、ウンジュン、サンヨンの4人で食事。

監督がウンジュンに、「テオがスジンに言う最後のセリフ、”君だったのか”に直そうかと。彼(サンハク)のアイデアだ。君たちは感性が似てる」と言った。サンヨンは無言で聞いていた。

食事の後、サンハクとウンジュンは少し歩いた。ウンジュンは、サンハクが思いついた最後のセリフを褒めた。

「映像学校に行けたのは、先輩のおかげかも、当時日記を書きまくっていて、実地試験に合格した」とウンジュンが言うと、「僕は君のおかげ、君が映像学校に入ったから」と言って、二人で笑った。

そして彼は、「また君と始めたい、初めてのように」とウンジュンに告白した。ウンジュンは、何も答えられなかった。


サンヨンは、”安全撮影祈願”の出席リストを受け取った。 ”脚本 チュ・ドンヒァンは不参加”を見て、彼女はチュ監督の事務所に向かった。

ウンジュンは、JDのロビーでサンヨンの父親が大声を出し暴れているのに気づいて、声をかけた。彼女は戻ってきたサンヨンに、「また来るかも、連絡したほうがいいかも」と話した。


『”グッドマン” 安全撮影祈願』が、監督および関係者が集まり行われ、その後で会食があった。

「終わったら話そう、向かいのカフェで」とウンジュンはサンハクに言ったのを、またサンヨンが聞いていた。

会食に戻り、サンヨンはすごくお酒を飲んだ。

ウンジュンは、カフェに向かおうとして、酔っ払いぼんやり座っているサンヨンに気づいた。

結局、サンハクとウンジュンが、サンヨンをタクシーに乗せ、ウンジュンに家まで運びベッドに寝かせた。そしてサンハクは帰った。

ウンジュンがサンヨンの様子を見に行った時、サンヨンは、「先輩を愛してる、だから行かないで」とウンジュンの手をつかんだ。

第12話 感 想

ウンジュンとサンハクが歩きながら話すシーン、久々にホッとしました、二人とも嬉しそうで。サンハクが「また君と始めたい」と告白して、ウンジュンもまんざらでもない感じだったので、この2人はまた付き合うことになるのでは?と期待したんですが。

サンヨンは、サンハクにド直球で告白したけど、受け入れてもらえなかった。彼女は、サンハクがウンジュンにしか興味がないことは分かってるけど、ウンジュンとサンハクがもう一度 付き合うのは、どうしても阻止したいのでしょうね?

第13話 あらすじ

サンヨンは「最初に(先輩を)好きになったのは私だったのに、あなたがいたから諦めた。私には誰もいない、先輩とつきあわないで」と訴えた。ウンジュンは「これは愛じゃない、執着と病気だよ」と言ったが、サンヨンは、「先輩とつきあわないで」と泣きながら言い続けた。


翌日、ウンジュンはサンハクに、「私は無理そう、私も初対面だったらと思った、、」と言うと、サンハクは彼女の気持ちを理解し受け入れてくれた。

サンヨンはオフィスでも会議でもウンジュンを無視した。


サンヨンはまた父にお金を無心されたが、何とかすると言った。父は新しい靴を履いていた、ウンジュンがあげたお金で買ったと知った。


ウンジュンは、次の映画の件で、チュ・ドンヒァン監督のオフィスに打合せに行った時、 ”紅茶”を見て、サンヨンが来たと分かった。チョンPDに会ったか?と聞くと、数日前に訪ねてきたと彼は答えた。


サンヨンはウンジュンに、父が借りたお金を返却し、二度と関わらないでと言った。

ウンジュンは彼女に、チェ監督に会って、あらすじも読んだのかと聞いた。サンヨンは、監督が送ってくれたと。ウンジュンはサンヨンのやり方に腹を立てた。


撮影が始まったが、主演のスンジェが初日から遅刻し、合間に別会社のCM撮影を入れ、撮影スケジュールに支障をきたしていた。

翌日もスンジェがすごく遅れてきた。知らされた住所が違っていたと怒り、話も聞かず、連絡したスタッフのホチョルを殴った。

キム・サンハクが止めようとスンジェの腕をつかみ、「彼に謝罪を」と言った。スンジェは、今度はサンハクに激怒して、現場を去った。

事務所で対策が話し合われた。スンジェ側は、サンハクを交代させろと要求していた。

サンヨンは、「ホチョルに謝罪させる」と言い、すでに彼に話をつけていた。ウンジュンは、「彼は被害者、絶対謝らせない。現場が反発する」と強く反対したが、サンヨンは「この映画に替えがきかないのは、スンジェだけ」と譲らなかった。

撮影は中止になった。サンハクは、ホチョルが謝罪すると聞き、自分が謝罪するとウンジュンに連絡した。

翌日、サンハクは、チーム長、ウンジュン、サンヨンと共にスンジェの病院に行き謝罪した。しかしスンジェは、謝罪を受け入れなかった、サンヨンが彼のベッドの横で土下座し謝り、スンジェが現場に戻ることを承諾した。

ウンジュンはサンヨンのやり方が気に入らなかった。


翌日、スタッフ全員がボイコットを敢行、「条件はスンジェの謝罪とチョンPDの降板」。それを聞き、サンヨンは降板すると言って現場を去った。

サンヨンはJDも辞めた。

ウンジュンはサンヨンを引き留めようとしたが、サンヨンは「あなたはただ運がいいだけ」と言い捨てた。ウンジュンは「自分はツイてないと思ってるようだけど、それは自分のせいよ。捨てたでしょ、味方だった人たちを。あなたを孤独にしたのは、あなたよ」と言った。

サンヨンはサンハクに、「二度と会わないようにしましょう。先輩と私は完全な他人です」と言って、彼から去った。


サンヨンは、ハン監督チュ・ドンヒァン監督を取り次いだ。数日後、チュ監督のオフィスを訪れた。

その夜、サンヨンはウンジュンの家の近くの公園に、ウンジュンの母を呼び出した。「おばさん、私は嫌な女だけど、ハグしてください」と言った。母は何も聞かず彼女をハグした。「サンヨン、またおいで」と母は言った。サンヨンは泣きながら帰った。


ウンジュンは、オPDから電話を受けた。

「持って行かれた。サンヨンハン・ジェジュン監督と立ち上げた会社に、株を所有する条件でJDが100億を投資した。それでチュ監督もサンヨンについていった。 ”青春ロマンス”の制作が彼女の条件だった」と。

ウンジュンはサンヨンの会社に行った。会社名は”つばめ”だった。

ウンジュンは「これは泥棒よ、他人の企画でしょ」と言うと、サンヨンは「あなたの企画を奪ったの。平気なあなたが嫌い、傷ついてほしいの、私みたいに」と言った。

第13話 感 想

ウンジュンが、サンハクに断ったのは、サンヨンの「先輩と付き合わないで」という言葉の影響があったと思います。付き合ってほしかったけど。

それにしても、サンヨンさん、病気ですよね、サンハク先輩への執着、ウンジュンへの劣等感、恨み?でも罪悪感もあるから、ウンジュンのお母さんに会いに行って、「ハグしてください」と言ったのか?

ウンジュンは、チェ監督と進めていた企画 ”青春ロマンス”をサンヨンに奪われた、意図的に。サンヨンの「傷ついてほしい」という呪いのような言葉と共に。

第14話 あらすじ

「あなたに壊れてほしいの、私みたいに」とサンヨンは言った。

「企画料は払う、クレジットに名前も載せる。人生で学んだ、人はお金の誘惑に負ける、説得するのが楽だったのはチュ監督。興味はある、あなたが監督の心を取り戻せるか」と彼女は続けた。

ウンジュンはチュ監督に何度も電話したが返事はなく、オフィスにも行ったが、居留守を使われた。

ウンジュンは外で待ち、オフィスに戻った監督をやっとつかまえた。しかし監督は「リュPD も了承してると思った。法的な問題はないはず。君にも企画料を払えと言った」と言い訳した。サンヨンのことば通り、チュ監督は、JDより契約金を多く出すサンヨンを選んだのだった。


ウンジュンはサンヨンのオフィスに行った。

サンヨンは、「企画料6000万、あなたと私で3000万ウォンずつ」言って契約書を出した。映画のタイトルは”青の起源”に変更されていた。

ウンジュンはその契約書を破り、「泥棒女のままでいて」と言った。サンヨンは「さすがのあなたも変わるのね」と嬉しそうに笑った。

「本当に哀れね」とウンジュンが言うと、「目を覚ましてよ、あなたは裏切られたの、罵らなきゃ”悪い女だと”」とサンヨンは言った。

ウンジュンが「絶対許さない」と言うと、「映画1本取られたぐらいで、自分は何を奪ったか考えてない」とサンヨンは反発した。

「私はあなたが嫌い。たとえ成功を収めても、あなたは永遠に哀れな泥棒女よ。誰からも見放されるはず」とウンジュンは言って、サンヨンから去った。


ウンジュンは、撮影現場に戻ったが、全てが遠くに見えた。暗いトンネルの入り口だった。


〔現在〕

ウンジュンがソファでうたた寝をしてると、サンヨンがパソコンの脚本を読んでいた。ウンジュンが怒ってサンヨンの腕を持つと、彼女はひどく痛がった。

ウンジュンはサンヨンに「帰って」と怒った。会社のスタッフが迎えに来た。

サンヨンは、「28日よ、その前に一度だけ私の話を聞いてくれない?お母さんに会いに行かない?」言ったが、ウンジュンは無視した。


翌日、ウンジュンは、昨日サンヨンを迎えにきたチン・ユミから連絡を受けた。

ユミは、1ヶ月前にサンヨンから会社を譲ると言われたそうで、彼女が自殺を考えているのでは?と心配していた。

サンヨンの病状を聞くと、「深刻、長くて3ヶ月だろうと。骨への転移があるので痛めやすい。代表に会ってあげてください」とユミはウンジュンに頼んだ。


ウンジュンはサンヨンの家に行き、「ハン監督は知ってるの?夫にも話せないことをなぜ私に」と言うと、サンヨンは、「また友だちになりたい。私は病気なの、もう時間がない。ごめん」と言った。ウンジュンは「謝らないで。ユミさんとハン監督に話して」と言ってすぐに帰った。


ウンジュンは、母の家を訪ねた。母はお餅屋は閉めて引退しアパートに住んでいる。

「サンヨンは元気?」と母は聞いた。

「あの子からから連絡があったら会うのよ。あなたが会社を辞める半年ほど前かな、あの子が会いに来た、 ”悪い女だけどハグして”と。ハグしてあげた、あの子は私の目も見られなかった」と母は言った。

家に戻ると、サンヨンがドアの前で待っていて、土下座した。ウンジュンは彼女を家に入れた。

謝りたいの。あなたは生きてる、お母さんやお兄ちゃんに言えなかったことば、 ”ごめん”、あなたに伝えられる」と彼女は言った。

「健康で成功している時に、私を思い出した?あなたの映画が大ヒットした時、私に悪いと思った?謝りたいならその時すべきだった、病気になる前に。私があなたを責められる時に」とウンジュンは言った。

「こうでもならなきゃ、会えなかった、あまりにも申し訳なくて。好きなだけならよかったのに憎かった、ごめんね」と言って、サンヨンは封筒を置いて帰った。


ウンジュンは、オPDから電話を受けてネットを見た。

「私の出世作”青の起源”は偽りだ。別のPDのもので、元のタイトルは”青春ロマンス”だった。人生の宿題を終わらせたい」というサンヨンの投稿記事だった。

ウンジュンはオPDに会って、「サンヨンに謝られた、彼女は病気なの」と話した。彼女はサンヨンがハン監督と離婚してたことを初めて知った。

ウンジュンは、サンヨンが置いていった封筒を開けた。

”私の人生について”という彼女の文章が入っていた。

人生というのは開けるのがつらい箱だ。振り返ってみると残る名前は数人だけ。母、チョン・サンハク、そして、リュ・ウンジュン。

みんなウンジュンが好きだった、私もだ。好きなだけならよかったのに憎かった。ありのままの私では、母を喜ばせることも、兄を笑わせることもできなかったから。

だけど、私にはあなただけだっ

あなたみたいに愛されたかったから、あなたのようになれなかったから、誰かに与えることも受け取ることもできなかった。

あなたへの愛情も憎しみも、つらいものだった。だから壊した、あなたを壊したくて、自分を壊したくて

ウンジュンは泣いた、私もつらかったと。

”先生に会いに行こう。私が行きたいから”とサンヨンにメールした。サンヨンはメールを受け取り、笑顔になった。

当日は快晴だった。ウンジュンがサンヨンの家に迎えに行くと、家の前に救急車が止まっていた。サンヨンは意識不明で救急車に乗せられた、ウンジュンは一緒に救急車に乗った。

第14話 感 想

サンヨンは、ウンジュンを傷つけるために、用意周到で、ウンジュンの企画映画、”青春ロマンス”を盗んだ。チュ監督はお金でサンヨンになびいた。サンヨンは”青の起源”が出世作となり、その後映画製作者として大成功した。

一方、ウンジュンは、この事件が元で映画業界を離れ、ドラマの脚本家になった。彼女は、もう二度と、人生でサンヨンとか関わらないと決めて生きてきたはず。 ”暗いトンネルの入り口だった”という表現で、ウンジュンが受けた苦悩の深さと、その傷から立ち直るのに長い年月が必要だったことが分かるし、まだ傷は完全に癒えてはいないように思います。

ウンジュンの”サンヨンとはもう決して関わらない”という気持ちは強固だったけど、サンヨンの「謝りたいの。お母さんやお兄ちゃんに言えなかったことば、 ”ごめん”、あなたに伝えられる」という言葉や、母から、サンヨンが尋ねてきたことを初めて聞いたこと、サンヨンがネットで、”青の起源は偽り”と告白したことで、ウンジュンは、サンヨンと向かい合うことにしたのだと思いました。

サンヨンが置いていった”私の人生について”という手紙、泣けてしかたなかったです。

”人生というのは開けるのがつらい箱だ。振り返ってみると残る名前は数人だけ。母、チョン・サンハク、そして、リュ・ウンジュン。 

まずこの最初の1行が胸に刺さりました。私も自分の人生を振り返った時、何人の名前が残るのだろうかと思って。サンヨンにとって3人のうち、2人はもうこの世にいない。そして残る一人のリュ・ウンジュン、彼女を好きだったのに憎み壊した、サンヨンのその苦しみと後悔が胸に迫ってきました。

一方ウンジュンも、たくさんの人に好かれていたとしても、人生を振り返って残る名前は6人ぐらいなのでは? ”お母さん、アン先生、チョン・サンハク、キム・サンハク、そしてチャン・サンヨン”。

あの手紙を読んだ後、ウンジュンが、”私もつらかった”と独り言を言って泣きましたが、それを言えたことで、ウンジュンも長年のつかえがとれたような気がしました。ウンジュンもサンヨンとあんな別れ方をしてつらかった、その本心さえ、彼女は封印して生きていたのだと思いました。

なぜ人は、大好きで大切な人を、ひどく傷つけたり憎んだりしてしまうのでしょうね、そして自分もひどく傷つき、後悔してしまうのです、、、。

第15話(最終回)あらすじ

サンヨンは救急車で病院に運ばれ、一命を取り留めた。医師はウンジュンに、回復の見込みはなく本人も治療を望んでいないと言った。

ウンジュンは病室のサンヨンに、「韓国にいて、そうしたらそばにいる」と言った。サンヨンは頷いた。

サンヨンの体調がいい日に、ウンジュンの車で、アン先生に会いに行った、サンヨンが先生の遺灰をまいた海に。しかし、彼女は20年ぶりで、はっきりと場所は分からなかった。

サンヨンは、「あなたが来たからお母さんは喜んでいる」、ウンジュンは「あなたが来たからアン先生は喜んでいる」とお互いに言い合った。

サンヨンが「なぜ私を受け入れた?」と聞いたが、ウンジュンは「自分でも分からない」と言った。

「ごめんね、私が間違っていた」とサンヨンはまた謝った。

サンヨンの家で、彼女はウンジュンにライカのカメラを返した。それは、兄がウンジュンにあげたものだったから。ウンジュンは、大切にすると言った。


ウンジュンは翌日も、サンヨンの家に行った、母の手作りのすいとんを持って。

しかし、サンヨンはほんの少し食べると気分が悪くなり激しく吐いた。

ウンジュンは自分のラップトップが動かなくなり、サンヨンのPCを借りた。

フリーデンから、”付添人の要請を承認”というメールが入った。サンヨンのスイスに行くという決心は変わっていなかったのだ。

ウンジュンは、「まだ時間がある」と言ったが、

「私が私であるうちに行きたい。韓国にいたらそばにいてくれると分かってる、でもそうさせたくない。苦痛の果てに死んでいく人を見守しかないのが、どんな気持ちか知ってるから。私は死ぬ、受け入れるのはつらかった、私も生き行きたい、でも可能性はない。もう苦しまず、尊厳を保ったまま死にたいと思うのは、そんなにわがままかな」とサンヨンは言った。


ウンジュンはスイスについて行くべきかどうか、オPDに相談した。彼女は、「行かないで、これは他人の死に踏み込むことなの、一生苦しむことになるかも」と反対した。


ウンジュンはサンヨンの家に行った。彼女はひどく苦しんでいた。ウンジュンは”サンヨンを独りでは逝かせられない”と思った。

「チケットは往復を買ってね、あなたと私2人とも」とウンジュンは頼んだ。

「じゃあ、旅行するつもりで笑って出かけよう」とサンヨンは言った。

「私は一緒に戻って来たいと望んでいる。一緒に戻ってくるのが旅行でしょ」とウンジュンは言った。

”そこに行くことがどれほど恐ろしく、怖いことなのか”、ウンジュンは、行くと言ってから分かった。

”帰りは1人かもしれない” という心の準備が、ウンジュンにはまだ出来ていなかった。でも空港に行った。答えは出ないと分かってるから、でもサンヨンの時間を一緒に過ごそうと決めたから。


スイスのチューリッヒのホテルの下をリマト川が流れていた。スイートルームの壁紙は鶴だった。

サンヨンは病院の面談に行った。

「このプロセスはいつでも辞められる。本当に安楽死を望みますか?」と医師が聞いた。

「はい」とサンヨンは答え、4日後に決定した。それまで医師との面談は2回あり、2回目は前日の夜と決まっている。

ホテルの廊下に鶴の絵があった。

サンヨンが、「また鶴だ。私はツバメで、お兄ちゃんは鶴なの。“ハク”の漢字が鶴」と言った。

2人は夕食を食べた。

ウンジュンがサンヨンに、なぜハン監督との結婚したのか、急に結婚したのが衝撃だったと聞いた。

「成功しててお金持ちで私を愛してくれたから。この人だけは一生愛してくれると思ったけど、1年もせず”別れたい”と、私に温かさないから。それからすごく努力した、6年も。”誰からも見放される”、そのことばが呪いのように私の30代を支配した。証明したかった、私も愛されてるんだと。子供も欲しかったけど授からなくて、病気になった」とサンヨンは言った。

ウンジュンは動揺し沈黙した。サンヨンに最後に会った時に、自分が彼女に言ったことばだった。


翌日は、レンタカーで出かけた。本当に旅行に来たようにワクワクした。

サンヨンは、いつからか全てに挨拶するようになったどんな瞬間も大切だから

アルプスが見えるベンチに座って、2人で写真を撮った。サンヨンは自撮り棒を持ってきていた。

ホテルにもどって、「よかった、一緒に来て」とウンジュンは言った。

「だから、自分を絶対責めないでね。カウンセラーが言ってた、罪悪感は心に深く根付く感情だと。つらい時、罪悪感を生み出す人もいると」とサンヨンは言った。

ウンジュンは眠れなかった。サンヨンは、ずっとつらくて罪悪感を生み出しながら生きてきたのかなと思うと。

その夜、サンヨンは苦しんだ。


翌日、サンヨンは ”青いおうち” を見に行くと言った。

そこは、サンヨンが人生を終えようとする場所。二人はその家の前に立った。

帰り道、ウンジュンは、サンヨンの心変わりを願っていた。

最後の面談で、医師が「気持ちに変化は?」と聞いたが、サンヨンは「ありません」と答えた。医師は書類に署名した。


ホテルに戻り、ウンジュンはサンヨンに、大丈夫かと聞いた。

「すごく怖かった、あの青いドアが。イグアズの滝を見てるようだった。これまでで一番強烈なもの。圧倒されたが、嫌じゃなかった。 ”私はここにいる、これでいい”と。それで心が落ち着いた」とサンヨンは言った。

ウンジュンは何も言わなかった。

「今すごく幸せだよ、あなたといるから。これまでは苦痛に襲われると、2つの死に方を考えてた。お母さんの死に方か、お兄ちゃんの死に方、でもスイスのことを知ってから、ホッとした。お兄ちゃんもそれが運命だったのなら、スイスがあれば良かったのになと、お母さんもね。

でも私はここにいる、あなたがいるから寂しくもない。ウンジュン、私より幸せに死ねる人はいないよ。だから私たちは最後の夜を笑って過ごそう」とサンヨンは言った。

2人はおしゃれをしてレストランに行った。サンヨンはいっぱい笑った。

2人でベッドに横になって、「今日は寝りたくないな」とサンヨンが言うと、「私も」とウンジュン。

「全部あなたのおかげ」とウンジュンは言った。

「子供の頃 本を読み始めたのも、映画に興味を持ったのも、大学を辞めて映画学校に行ったのも、会社を飛び出して脚本家になったのも、全部あなたのおかげだよ」と。

「すごい、私がウンジュンを作った」とサンヨンが言って、2人で笑った。

「私もよ。ひねくれたのはあなたのせい。成功できたのも、あなたのを盗んだから。結婚したのもあなたの呪いのせい。あなたのような人は、あなたしかいない」とサンヨン。

「それは、あなたも一緒だよ」とウンジュンは言った。

「どうしてかな、友達はあなただけなのに、なぜ失ったのかな」とサンヨン。

「でも、結局取り戻せた」とウンジュンは言った。

「ほんと?、私が恋しくなる?」とサンヨンが聞くと、

「もちろん、会いたくなるはず」とウンジュンは答えた。

「受け入れてくれたんだ、やっとあなたが。お母さんが喜んでる、私たちをみて。ハグしてくれるよね」とサンヨンは言って微笑んだ。

「もちろん」と言ってウンジュンは、しばらくそのままでいた。

静かに起き上がり、眠ったサンヨンを見ると堪えられなくなりベランダに出て、泣いた、、、。


翌朝、サンヨンがウンジュンを起こした。

2人でベランダに出て、最後の太陽が昇るのを見た。

「すてき、韓国だったらよかったのに、そこで最後の太陽を見たかったな」とサンヨンは言った。

サンヨンはウンジュンに鍵を渡した。「私の机の一番上の引き出しの鍵、そこに私の日記がある、ぜひ使って。面白かった、私たちの物語。あれを書き上げたら、私は物語の中で永遠に生きていられる」と。

サンヨンはここでお別れしようと言ったが、ウンジュンは、

「”ついてきて”と言って、反対のことを言わずに。ついてきてほしい?」と聞くと、

「うん」とサンヨンは言った。

2人は青いドアの前に立ち、手を繋いで中に入った。

「最後のバルブは自分で開けます。薬が投与されると30秒以内に眠りにつくでしょう。すぐ昏睡状態になり、やがて呼吸が止まり死に至ります」と医師が言った。

「散歩に行ってもいいですよ、いくらでも待ちます」と言われたが、サンヨンは、「準備はできている」と答えた。

ベッドに横になったサンヨンに、ウンジュンは、「大丈夫?怖くない?」と聞いた。

「怖くない」と答えて、「抱きしめて」とサンヨンは言った。

ウンジュンはサンヨンを抱きしめた。

「今度あったら、いい友達になるね」とサンヨンが言い、「うん、また会おう」とウンジュンは答えた。

ベッドに横になったサンヨンに質問があり、その様子が撮影された。

ウンジュンは、サンヨンの手を握り寄り添った。

サンヨンは、バブルを開けた、ためらうこともなく。

ウンジュンは、サンヨンの頭を撫でて「よく頑張ったね。もう大丈夫だよ」と最後まで声をかけた。


ウンジュンは、アン先生の海に来た。

”長い時間がかかった、あなたの写真を机に置けるようになるまで。あなたに挨拶できるようになるまで、さよなら、大好きで、うんと憎んだ 私の友達、チョン・サンヨン”。

ーー完ーー

『ウンジュンとサンヨン』最終回まで視聴した感想

15話の最終回を1回目視聴した時、あらすじは書けないと思いました。あまりにもつらくて。

しかし、14話まであらすじを書き、15話も書かなくてはこのドラマが終わらないと思い、書き始めたら、とても長くなりました。

何が起きたのかという事実だけを書けばすごく短く終わったと思いますが、そうは出来ませんでした。ウンジュンとサンヨンのすべてのセリフを書かなければ、何も書かないのと同じだと思えました。(と言っても、全ては書けませんが。)

まず、リュ・ウンジュンを演じたキム・ゴウンさんチョン・サンヨンを演じたパク・ジヒョンさんに心からの称賛の拍手を送りたいです。

特に最終回の登場人物はこの2人だけで、ウンジュンが、サンヨンのスイスで安楽死に付き添っていくという、非常に繊細で難しい状況、その時の2人の会話と心情が丁寧に描かれました。胸に迫りました。

サンヨンは、なぜ安楽死を選んだか、母や兄のこと、ウンジュンへの謝罪、罪悪感など、ウンジュンにすべてを話したいという思いがあったと思います。ウンジュンは静かに聞いていました。

パク・ジヒョンさんは、死が迫り、初めて自分をさらけ出し、素直にウンジュンに話すことが出来たサンヨンそのものでした。すごく悲しいのに、なんだか晴れやかな表情を浮かべていたようにも見えました。大学生や社会人の時のつらくて暗い表情ではなくて。

そして、キム・ゴウンさん、サンヨンの最後の時間を共に過ごすと決め、彼女に寄り添うウンジュンを、震えるほどの魂を込めて演じられたと思います。過剰な演技ではなく、静かに淡々と。こうして書いていても、ウンジュンの表情やたたずまいを思い出すと、胸にせまって涙が込み上げてきます。

このドラマの監督が、チョ・ヨンミン監督だったと視聴後知りました。『愛と、利と』の監督、私の大好きなドラマです。人物の心情描写の細やかさ、映像の美しさはもちろん、音楽の使い方が独特だとの印象でした。この『ウンジュンとサンヨン』でも同じように感じました。私が好きなはずだと。

人って、好きなのに憎み、劣等感を持ったり、ひがんだり、そして傷つけあい、罪悪感に苦しむ、、、大変です。特に若い時は、そういう感情からのがれることはできないように思います。

しかし、死が迫ったサンヨンは、全てのものに挨拶していました。自分の時間が限られていると知った時、世界は美しさに満ちていることに気づくのでしょう。

ウンジュンとサンヨン、小学生から40代までの2人の女性の物語が終わりました。決して綺麗事ではなく、二人ともつらく苦しい時間だったけれど、サンヨンにとっては、最後に看取ってほしいのはウンジュンしかいなかったし、ウンジュンにとってもサンヨンを看取るのは彼女しかいなかった、そのことがすごく納得できました。ウンジュンは一人で戻ってきて、それから机に2人の写真を置けるまでの長い時間、どんな気持ちで過ごしたでしょう。それを言葉にはできませんね。

このドラマを視聴しながら、心に、様々な思いや感情が渦巻きました。二人の人生を少し擬似体験したように。

『ウンジュンとサンヨン』は、心に深く残る、決して忘れることができないドラマになりました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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